(1) 平成31年2月26日 長 野 県 P T A 新 聞 第231号 10 15 20 25 30 35 40 45 50 10 15 20 25 30 35 40 45 50 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 5 10 15 20 25 30 35 40 45 5 10 15 20 25 30 35 40 45 5 10 15 20 25 30 35 40 45 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 全国表彰………………………………2日P全国大会・関東ブロック大会…2県教委との教育懇談会………………3単位PTA訪問………………………4発 行 長野県PTA連合会 長野市旭町1098信濃教育会館内 TEL 026-235-4361 発行者/大 島 修 編集者/堀 紀美子 ホームページ http://www.pta-naganoken.net E-mail offi[email protected] Facebook https://sites.google.com/view/ naganopta-facebook/ 陽だまりのような安心感で満たされている居場所は、子どもたちの健全な育ちに欠かせないものである。そこで交わされる日常のあいさつや言葉がけに心を配りたい。中でも「ありがとう」という感謝の気持ちは言葉で直接伝えたい。気を付けたい言葉は、「どうしてそんなことができないの?」という、相手を追いつめる言葉である。感情のままつい言葉にしてしまうこともあるが、責める言葉は控えたい。もう一つは「早くして!」我が子に何度も言ってきてしまったこの言葉。「お母さんは急いでいるから、もう少し早くしてほしいんだけどな」と伝えれば、子どもも分かりやすかったはずだ。子どもを親の思い通りにしようとしないこと、親は子より偉いわけではないことを心に留めていたいと思う。今からでも決して遅くはない。気付いたときがチャンスである。そんな小さな心掛けから、子どもは個性を伸ばしていけるのかもしれない。陽だまりのような居場所は、子どもを甘やかすのではない。親が子どもに寄り添ってあげることができる場所でありたい。親は我が子に対して、それぞれに願いがあるが、我が子を信じる親の姿勢が必要ではないだろうか。原点である「家庭」から、子どもたちのために私たちは何ができるのか、学び合う機会を今後も大切にしていきたい。( S・M) 10 月13 日(土)に塩尻総合文化センターで「陽だまり懇談会」が開催された。今回は長野県PTA連合会結成70 周年記念事業として、県P子育て委員会と東筑摩塩尻PTA連合会が合同で行い、約100名が参加。毎回行われる『陽だまりカフェ』では、自由な雰囲気の中で、4つのテーマについて語り合った。今回初めての合同開催による陽だまり懇談会では、平成27 年度県P母親代表副会長の浅輪佳代子さんによる講話と、ワールドカフェ方式を基にした『陽だまりカフェ』が行われた。ワールドカフェとは、お茶やお菓子をいただきながら、一つのテーブルを少人数で囲み、カフェでおしゃべりをしているような雰囲気の中で対話を楽しむこと。以下は実際のテーマと出された意見である。子どもの個性を伸ばしていますか?・「がんばれ!」よりも「がんばってるね」と認める。・親よりも周りの大人の褒め言葉が、自己肯定感を高めるかもしれない。携帯・スマホ・ゲームの約束は守れていますか?・ルール決めは大変。親が一方的に決めるのではなく、自分で考えて決めさせている。・子どもの見本になるよう、親が使い方に気をつけたい。社会性を育む地域との関わりはとれていますか?・行事だけでなく、あいさつ等でも関わりがもてると思う。・子どもが減って共働きの家庭が増え、地域の行事が成り立たない。担任の先生とのコミュニケーションはとれていますか?・先生と子どもの信頼関係ができていて、大切なことが伝わっていれば大丈夫。・子どもたちの教育のために、先生方の働き方の現状を知る必要がある。友達とお茶を飲みながらおしゃべりを楽しむ。結論が欲しい訳ではない。ただ、話をして、相手の話に耳を傾け、共感して、気付き…。同じ歳の子どもを持つ親同士が集まる学級懇談会こそ、リラックスして語り合える、そういう場であってほしい。皆さんも『○年○組カフェ』を開店してみませんか。まとめ参加者の声『言葉の力』 ~浅輪佳代子さん講話~ 講師の浅輪さんは冒頭、参加 者がリラックスできるよう、ク イズなどで会場を和ませてくだ さった。 講話では、ご自身の子育てや PTA活動から得た経験につい て、様々な思いを語られた。 「『決して完璧を求めない こと』すべてを完璧にこなす 必要はありません。それは自 分に対しても他人に対して も同じです。不完全でも楽し むことが一番です。楽しいこ とばかりではなく、辛く悲 しいこともあります。しか し、そういう経験をしたから こそ『楽しい』という本当の 意味が分かると思います」浅 輪さんの『言葉』一つ一つか ら、とても大きな力をいただ くことができた。 ワールドカフェって? 知識や知恵は機能的な 会議室より、人々が自由 に対話を行う『カフェ』 のような空間の方が生ま れやすい!という考え方 に基づいた手法である。 ワールドカフェの進め方 ・1つのテーブルに3~ 6名。ホスト役1名。 ・20~30分×3ラウン ド。 ・テーマについて思った ことを付せんに書く。 話しながら付せんを模 造紙に貼る。 ・別のテーブルへ移動し て情報を共有する。 ワールドカフェのマナー ・相手の話をよく聞く。 ・出された意見を否定し ない。 ・お茶を飲み、お菓子を 食べながらリラックス した気分で会話を楽し む。 ・必ずしも正解や結論を 出す必要はない。 ○初対面の方々とコミュニケーションをとるのは難しいが、テーマづくりによって話しやすい雰囲気を作れることが分かってよかった。○ワールドカフェを学級懇談会に取り入れたらよいのではないか。○父親の参加も多く、それぞれの目線から意見を聞くことができた。○ざっくばらんに会話ができたのがよかった。○テーマが難しいと感じていたが、様々な意見や考え方を知ることができて、気付きがあり有意義だった。長野県PTA新聞 (231号 19-03).indd 1 2019/02/05 8:26:23