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さいたま市見沼田圃基本計画 アクションプラン (平成 29 年度~平成 33 年度) 平成 30 年 3 月
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さいたま市見沼田圃基本計画 - Saitama1 第1章 見沼田圃基本計画の概要とアクションプラン 1.見沼田圃基本計画アクションプランとは...

Apr 22, 2020

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さいたま市見沼田圃基本計画アクションプラン

(平成 29年度~平成 33年度)

平成 30 年 3月

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目 次

第1章 見沼田圃基本計画の概要とアクションプラン 11.見沼田圃基本計画アクションプランとは 1

2.見沼田圃基本計画の概要 3

第2章 アクションプラン(平成 24年度~平成28年度)の総括 121.重点的・優先的に取り組む施策の進捗状況 12

2.市民プロジェクトの成果 13

3.アクションプラン(平成 24年度~平成 28 年度)の総括 14

第3章 アクションプラン(平成29年度~平成33年度)の考え方 151.アクションプランの考え方 15

2.アクションプランの体系 17

第4章 アクションプラン(平成29年度~平成33年度)事業等 191.重点的・優先的に取り組む施策 (37 事業) 19

土地利用 ― 農・自然とふれあう魅力ある田園空間の保全・改善 20

自然環境 ― 斜面林や見沼代用水など貴重な緑地・水辺環境の保全・整備 21

農 ― 都市との関わりによる持続可能な農コミュニティの実現 25

歴史・文化 ― 見沼田圃の歴史や農村文化の保全・伝承 29

観光・交流 ― 来訪者の散策・レクリエーションの場としての環境整備 30

教育・市民活動 ― 市民の憩いの場としての積極的な利活用の促進 36

2.市民プロジェクト 38

第5章 アクションプランの進行管理 44

資料編 451.平成 28年度までに「達成」した事業 45

2.平成 28年度までに「概ね順調」の事業 46

3.平成 28年度までに「遅れ」の事業 47

4.アクションプラン事業一覧 48

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第1章 見沼田圃基本計画の概要とアクションプラン

1.見沼田圃基本計画アクションプランとは

(1)見沼田圃基本計画アクションプランの目的と策定趣旨

さいたま市は、首都圏に残された平地的大規模緑地空間である見沼田圃について、各部門の

諸施策を体系的に取りまとめた地域総合計画として、平成23年に「さいたま市見沼田圃基本

計画」を策定しました。

見沼田圃基本計画では、「農・自然・歴史とふれあう、憩いのふるさと“みぬま”」を見沼田

圃づくりのテーマとして掲げ、「農業生産の場を維持しながら、来訪者の憩いの場、自然や農

村文化とのふれあいの場として、良好な環境や歴史・文化を未来の子どもたちに残し、さいた

ま市民の「しあわせ倍増」へ」を見沼田圃づくりの目標として定めています。

この目標を達成していくためには、土地利用、自然環境、農、歴史・文化、観光・交流、教

育・市民活動の分野別施策等を着実に実行していくことが必要です。また、将来の見沼田圃の

保全・活用・創造を図っていくためには、行政もさることながら営農者や多くの市民、広域か

らの来訪者など、より多様で多くの方々の関わりの中で、見沼田圃全域を対象として、多くの

課題解決につながる横断的な取り組みを、社会的機運の盛り上げにより持続的に行っていく必

要があります。

「見沼田圃基本計画アクションプラン」(以下「アクションプラン」)は、見沼田圃基本計画

に掲げた分野別施策のうち、重点的・優先的に取り組む施策について、それぞれの具体的内容

や方法等を明らかにするために策定しました。また、地区・分野を横断する象徴的な取り組み

となる「市民プロジェクト」の内容・実施体制等について定めています。

(2)アクションプランの計画期間

アクションプランは、平成24年度から平成28年度を計画期間として、各事業の推進を図

ってきました。計画期間が終了したことを受け、新たに平成29年度から平成33年度の5か

年を計画期間とするアクションプランを策定します。

見沼田圃基本計画(平成23年)

アクションプラン

(平成24年度~平成28年度)

アクションプラン

(平成29年度~平成33年度)

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■アクションプランの位置づけ

<国>

首都圏の都市環境インフラの

グランドデザイン

<埼玉県>

見沼田圃の保全・活用・創造の

基本方針

彩の国豊かな自然環境づくり計画

<各種部門別計画>

都市計画マスタープラン

緑の基本計画

都市景観形成基本計画

農業振興ビジョン

環境基本計画

水環境プラン など

さいたま希望(ゆめ)のまちプラン

<総合振興計画>

見沼グリーンプロジェクト

(見沼新時代へ/提言書)

<各部門の諸施策の方針を体系的に取りまとめた地域総合計画>

さいたま市見沼田圃基本計画 見沼田圃及び周辺地域の農地・緑地等の「保全」「整備」を図りな

がら、多様なニーズに対応した「活用」の取り組みを推進し、魅力

ある田園空間としての再生、地域の活性化を図る。

44の分野別施策

見沼田圃づくりのテーマ・目標

見沼田圃の6つの将来像

<重点的・優先的に取り組む実施計画>

さいたま市見沼田圃基本計画アクションプラン 見沼田圃基本計画より、地区・分野を横断する取り組み、象徴的

な取り組みを市民プロジェクトと定めるとともに、重点的・優先

的に取り組む施策を抽出し具体的な内容を整理し、基本計画の着

実な実施を図る。

重点的・優先的に取り組む施策

地区・分野を横断する市民プロジェクト

さいたま市成長加速化戦略

しあわせ倍増プラン

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2.見沼田圃基本計画の概要

(1)計画の目的

■見沼田圃基本計画の目的

これまでの土地利用規制や農業振興策の推進を基本としつつ、見沼田圃の「保

全」及び「活用」に係る様々な取り組みを一体的に推進することで、見沼田圃

の良好な環境を保全・再生し、魅力ある田園空間としての再生、地域の活性化

につなげる

■これからの見沼田圃

協働

交流

耕作者土地所有者

営農活動行政

(国・県・市)

土地利用規制環境整備 等

農業や自然を保全■これまでの見沼田圃

来訪者(主に市民)

参加・活動(体験、散策等)

魅力ある田園空間としての再生、地域の活性化

連携

交流

農業や自然を「活用」

しながら保全

行政(国・県・市)

土地利用規制環境整備 等

耕作者土地所有者

営農活動

来訪者(市民)

積極的に参加・活動(体験、散策等)

来訪者(首都圏)

参加・活動(体験、散策等)

来訪者(国内外)

参加・活動(体験、散策等)

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(2)計画の対象区域

①見沼田圃エリア

埼玉県が定める「見沼田圃の保全・活用・創造の基本方針」による土地利用規制区域です。土地利

用の方向性を明確にし、治水機能を保持しつつ、農地、公園、緑地等として土地利用を図るとともに、

自然環境の保全・創造に配慮し、良好な緑地環境の保全を図るエリアとします。

②緩衝エリア

斜面林や見沼代用水を含む見沼田圃エリアの周囲約 100mの範囲を緩衝エリアとし、開発の抑制

や緩衝帯となる緑地の保全などにより、見沼田圃と一体となった緑地空間の形成や利活用を図るエリ

アとします。

③ふるさとエリア

見沼田圃エリアに隣接して農地や斜面林が残っており、良好な緑地空間として保全すべき谷戸を含

むエリアです。一部は公園・緑地となっており、見沼田圃と一体となった緑地のネットワークの形成

や利活用拠点の整備なども含めて、柔軟に保全・活用を図るエリアとします。

④周辺の主要施設

計画策定にあたっては、上記エリア内における保全・活用だけでなく、周辺の公園や自然資源、歴

史資源、鉄道駅等との連携・ネットワーク化等についても合わせて検討していきます。

■見沼田圃基本計画の計画対象区域

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(3)見沼田圃づくりのテーマ・目標

これからの見沼田圃づくりにおける共通の理念として、以下のテーマを掲げています。

■見沼田圃づくりのテーマ

農・自然・歴史とふれあう、憩いのふるさと“みぬま”

見沼田圃づくりのテーマに基づいて、以下の目標を定めています。

■見沼田圃づくりの目標

農業生産の場を維持しながら、

来訪者の憩いの場、自然や農村文化とのふれあいの場として、

良好な環境や歴史・文化を未来の子どもたちに残し、

さいたま市民の「しあわせ倍増」へ

農業生産の場

都市部への食料供給地として農業生産機能を維持・再生するとともに、耕作者・

消費者・行政との連携により、観光農園、市民農園等として農地の有効活用を推進

し、身近に農を感じられる新たなライフスタイルを提供していきます。

来訪者の憩いの場

緑地や公園、田園風景・眺望など、豊かな自然や歴史的遺産等を活用して、来訪

者が心の安らぎと潤いをおぼえるような場所を守り、増やすことにより、それらを

目当てに市内外から多くの人が訪れるような場所にします。

自然・農村文化とのふれあいの場

多様な野生生物の生息地であるたんぼや斜面林、河川・用水などを保全しながら、

それらを活用した体験、学習、交流、レクリエーションなど、農業や農村文化とふ

れあえる場所を増やしていきます。

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(4)見沼田圃の将来像

見沼田圃づくりのテーマ・目標に基づいて、見沼田圃の保全・整備及び活用に係る諸施策を

市民と行政が一体となって取り組むことによって創出が期待される「見沼田圃の将来の姿」を

以下のとおり設定しています。

①農を元気にする/首都圏に位置するメリットを活かした元気で魅力ある農が行われています

・農産物のブランド化・高付加価値化、地産地消の推進などにより農業者の経営基盤が安定

し、持続可能で元気な農業が営まれています。

・首都圏の農業生産の場として農地の保全・活用が図られています。

・市民農園や観光農園、援農ボランティアなど農の魅力を体験できる場が充実し、農業者と

来訪者・参加者の交流が盛んになっています。

②地域を楽しくする/首都圏各地から大勢の人が見沼田圃を訪れています

・農業体験や自然観察、散策、レクリエーションなどの場が充実し、市内や首都圏各地はも

とより国内外から大勢の人が見沼田圃を訪れています。

・案内板や休憩施設等が充実しており、訪れた人が徒歩の散策や自転車で回遊しながら、点

在する自然、田園風景や歴史資源等を楽しんでいます。

③心を豊かにする/多くの人々が健康で豊かなライフスタイルを楽しんでいます

・見沼田圃の農・自然・歴史等に関する体験・学習等により市民や来訪者・参加者の理解・

愛着が深まっており、それらの活動を通じて心身ともに健康で豊かなライフスタイルを楽し

んでいます。

・農業者も、市民や来訪者・参加者とのふれあいを通じて、精神的・経済的に豊かな生活を

送っています。

④子どもを育てる/子どもたちが見沼田圃で様々なことを学んでいます

・見沼田圃の農地・緑地・水辺空間等を活用した環境学習・農業体験・食農教育など様々な

教育活動が行われ、好奇心や創造力のある心豊かな子どもたちが育っています。

・見沼田圃及び周辺に点在する歴史的資源や、地域の伝承・伝統などの農村文化を学べる場

が充実しています。

⑤みどりを増やす/見沼田圃の中に緑地や水辺など市民の憩える場所が増えています

・農地、斜面林、河川など貴重な緑地・水辺空間の保全・再生が進められ、「市民の憩える場

所」がたくさん増え、多くの市民が、心の安らぎや潤いを求めて見沼田圃を訪れています。

・新たな公園や緑地が整備され、学校や道路など公共施設の緑化も進められて、見沼田圃全

体で、みどりが増えています。

⑥地球環境を守る/農地、斜面林、水辺空間など貴重な自然環境が守られています

・多様な野生生物の生息・成育空間となる農地、斜面林、水辺空間などの保全や再生が進め

られるとともに、緑道や遊歩道、水路などが整備されて、豊かな生態系ネットワークが形成

されています。

・周辺市街地のヒートアイランド現象を緩和するクールアイランドとしての効果を発揮して

います。

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(5)見沼田圃づくりの基本方針

見沼田圃づくりのテーマ・目標及び将来像の実現に向けた諸施策の基本方針について、6つ

の行政分野ごとに整理しています。

(1)農・自然とふれあう魅力ある田園空間の保全・改善・・・・・・・【土地利用】

○開発や宅地化など土地利用規制の適切な規制・誘導

○公有地化による荒地化した農地の管理や緑地としての復元

○地区内道路への通過交通の流入を抑制するための交通規制の強化や、ゴミの不法投棄対策の強化

○河川改修や調節池の整備による治水機能の強化や公共施設における遊水機能の確保・強化

○学校、公園、グラウンドなどにおける避難場所・災害復旧拠点としての機能確保・強化

(2)斜面林や見沼代用水など貴重な緑地・水辺環境の保全・整備・・・・【自然環境】

○斜面林等の緑地の保全・復元や、公園や学校、公共施設など公共空間の緑化の推進

○農地、斜面林、河川、見沼代用水等が一体となった良好な田園景観の保全

○多様な野生生物の生息・生育空間である樹林地、農地、水辺空間等の保全・創出による生態系ネッ

トワークの形成、新たな生息・生育空間の創出

○芝川、加田屋川の河川改修と併せた水辺環境の保全・再生や水質の維持・改善

○見沼代用水の環境、景観、観光、教育など多面的な利用を促進するための年間を通した通水

(3)都市との関わりによる持続可能な農コミュニティの実現・・・・・・・・【農】

○首都圏に位置するというメリットを活かした農産物のブランド化や高付加価値化、環境保全型農

業などの先進的な取り組みや、市民農園、観光農園など都市住民向けの農園整備の促進

○農業に対する関心・理解を高めるための農業者との交流や農業体験などの機会・場の充実

○生産者・消費者・行政の連携による地産地消の取り組みの推進

○優良農地の保全や生産性の維持・向上に必要な良質な水・土の確保に向けた、見沼代用水からの農

業用水の取水量の一定量維持、先進的な土づくり等の取り組みに対する支援

○農地の賃貸・売買などの流動化や営農意欲のある農家等への農地の集約化の促進・支援

○後継者に対する支援の充実や負担の軽減、新規就農者の就農支援や援農ボランティアなど新たな担

い手の確保・育成

(4)見沼田圃の歴史や農村文化の保全・伝承・・・・・・・・・・・【歴史・文化】

○見沼田圃の歴史や大宮氷川神社、見沼通船堀等の歴史・文化遺産を地域の資産として大切に守り、

後世へと伝えていくための適切な保護・維持管理体制の充実

○龍神伝説などの説話や伝承、獅子舞といった伝統行事などの農村文化を次世代に継承するための調

査・研究・保護体制の充実や、伝統行事の後継者など人材や活動団体の育成

○資料館や案内板・説明板などの整備、歴史・文化に関するイベント等の充実、映画・芸術等の創作

活動の場としての活用

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(5)来訪者の散策・レクリエーションの場としての環境整備・・・・・【観光・交流】

○既存の公園・緑地の機能の充実や新たな公園整備の推進

○休憩施設やトイレ、農産物直売所やレストラン等の充実

○「見沼田圃の散歩みち」や見沼代用水沿い等における遊歩道やサイクリングロード等の充実、最寄

駅を拠点としたレンタサイクルの導入や案内板、案内標識の充実

○ホームページ、広報・啓発活動、イベントなど情報発信の充実

(6)市民の憩いの場としての積極的な利活用の促進・・・・・・・【教育・市民活動】

○農地や緑地、水辺空間等を活用した小中学校における自然観察や農業体験など教育活動の取り組み

推進

○市民農園や観光・レクリエーション農園、教育ファーム、エコツーリズムなど、農を通じた新たな

ライフスタイルの提供の促進

○農業、自然を活用した環境保全、環境調査、レクリエーション、援農、環境学習、農業体験などの

多様な市民活動の促進

■「基本方針」と「将来像」の関係(概念図)

見沼田圃の将来像

見沼田圃づくりの基本方針

農を元気にする

首都圏に位置するメリットを活かした元気で魅力ある農が行われています

地域を楽しくする

首都圏各地から大勢の人が見沼田圃を訪れています

心を豊かにする

多くの人々が健康で豊かなライフスタイルを楽しんでいます

子どもを育てる

子どもたちが見沼田圃で様々なことを学んでいます

みどりを増やす

見沼田圃の中に緑地や水辺など市民の憩える場所が増えています

地球環境を守る

農地、斜面林、水辺空間など貴重な自然環境が守られています

【歴史・文化】見沼田圃の

歴史や農村文化の保全・伝承

【観光・交流】来訪者の散策・レクリーションの場としての環境整備

【農】都市との関わりによる持続可能な

農コミュニティの実現

【自然環境】斜面林や見沼代用水など貴重な緑地・水辺環境の保全・整備

【教育・市民活動】市民の憩いの場としての積極的な利活用の促進

【土地利用】農・自然とふれあう魅力ある田園空間の

保全・改善

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(6)地区別施策の方向性

計画対象区域を8つのエリアに区分し、見沼代用水西縁・芝川、見沼代用水東縁・加田屋川

の2地区を加えた計10地区を対象として、各地区で重点的に取り組むべき施策を示していま

す。

■ゾーニング図

■市民の森エリア

市民の森や市民農園・緑道を核とした緑地の保全・充実を図りながら、その活用を図る。

・市民の森や市民農園などの充実

・東武野田線北側のまとまった水田環境の保全

・土呂駅からのアクセスルートにおける案内サイン等の充実 など

■大宮公園エリア

屋外レクリエーション利用に対応するオープンスペースとして機能の一層の充実を図る。

・大宮公園や大和田緑地公園を核とした緑地の連続性の確保によるネットワーク化

・大宮第二公園等における遊水機能・防災機能の強化

・大宮公園駅、大和田駅からのアクセスルートにおける案内サイン等の充実 など

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■新都心東エリア

防災面、屋外レクリエーション利用等に対応した質の高い公的緑地空間を新たに創出する。

・合併記念見沼公園を中心とした「(仮称)セントラルパーク」構想実現に向けた環境整備

・農地の荒地化や残土・資材置場等としての利用を抑制する土地利用の規制・誘導

・上山口新田の良好な水田環境の維持 など

■中部エリア

一団となった農地と一体的に残された田園景観の保全・活用を図る。

・農業生産の中心地として一団の優良農地の保全

・見沼代用水西縁沿いや地区北側に点在する斜面林・屋敷林の保全・ネットワーク化

・地区内道路への自動車交通の流入抑制 など

■七里・加田屋エリア

公園緑地や斜面林を核として見沼の原風景として良好な田園景観の保全・活用を図る。

・加田屋新田を中心とした水田環境の保全・復元

・大谷ホタルの里や染谷ふるさとの緑の景勝地など、地区西側に点在する斜面林の保全・ネットワーク

化 など

■トラスト保全1号地エリア

まとまった斜面林や公園緑地を核とした良好な自然環境の保全・充実を図る。

・トラスト保全1号地を中心とした斜面林や台地上の屋敷林の保全・ネットワーク化

・点在する農地の保全・復元および耕作放棄地の解消

・見沼自然公園、さぎ山記念公園や県民ふれあい農園などの充実・利活用の促進 など

■第1調節池エリア

屋外レクリエーション利用の場、見沼田圃の歴史を伝える場としての充実を図る。

・芝川第1調節池における生態系への配慮、レクリエーションの場としての活用要請

・見沼通船堀公園予定地の整備促進

・県民ふれあい農園の充実・利活用の促進 など

■ふるさとエリア

見沼田圃と一体となった緑地空間の保全・ネットワーク化を図る。

・見沼田圃と一体的な谷戸の農地や斜面林、屋敷林、社寺林など点在する樹林地の保全・ネットワーク

・民家や蔵など既存の建物等を活用した休憩施設、利活用拠点等の整備 など

■見沼代用水西縁・芝川

斜面林等を保全しながら、拠点となる公園・緑地を結ぶ緑道等により利用の充実を図る。

・河川改修と合わせた河川沿いの湿性植物の生育環境の保全・復元

・河川沿いの特定外来生物(植物)の駆除

・緑道による公園・緑地等のネットワーク形成 など

■見沼代用水東縁・加田屋川

現存する自然環境の保全・活用を図りながら、自然とのふれあいの場の充実を図る。

・見沼代用水の原形復元の拡大、河川沿いの湿性植物の生育環境の保全・復元

・河川沿いの特定外来生物(植物)の駆除

・緑道による公園・緑地等のネットワーク形成 など

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■施策の展開イメージ図

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第2章 アクションプラン(平成24年度~平成28年度)の総括

1.重点的・優先的に取り組む施策の進捗状況

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)では、見沼田圃基本計画に掲げた44の

分野別施策のうち、重点的・優先的に取り組む18施策を抽出し、各施策に関連する事業(33

事業)を設定するとともに、各事業の目標を定めました。

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)において位置づけている重点的・優先的

に取り組む 18 施策・33 事業について、平成 24 年度から平成 28年度までの各事業が掲げ

ている計画目標に対する進捗状況を、「達成」「概ね順調」「遅れ」の 3 段階で進捗状況を判定

しました。評価結果は、以下のとおりです。

■平成24年度~平成28年度までの事業の進捗状況

判定 考え方 平成 28年度末

時点

達成 計画目標の内容を達成したもの ・ 複数の目標指標からなる事業は、すべての目標を達成したもの

・ 計画目標を達成により既に終了した事業は、本項目に含む

18事業

概ね順調

計画目標までに計画・予定した事業量等を 7 割以上に達したも

の ・ 複数の目標指標からなる事業は、1つでも「達成」に達していなけ

れば本項目に該当する

13事業

遅れ 目標に達していないもの ・ 計画目標を達成しないまま既に終了した事業は、本項目に含む

2事業

※ 数値目標以外の場合は、取り組み内容や成果を総合的に判定しています。

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2.市民プロジェクトの成果

見沼田圃づくりのテーマや目標を達成していくためには、行政はもちろんのこと、営農者や

多くの市民、広域からの来訪者など、より多様で多くの方々の関わりの中で、見沼田圃全域を

対象とした、多くの課題解決につながる横断的な取り組みを、社会的機運の盛り上げにより持

続的に行っていく必要があります。

こうした地区・分野を横断し、基本方針を推進するための牽引役となるプロジェクトを「市

民プロジェクト」と位置づけ、その内容・実施体制等について定めています。

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)の計画期間中においては、3つの「市民

プロジェクト」(1『地域資源情報発信』、2『見沼散策環境向上』、3『新たな交流の場の創

出』)を選定し、内容や展開方法を整理しました。

市民プロジェクトの成果について整理します。

①プロジェクト1「地域資源情報発信」

概要

見沼田圃の多様な地域資源情報を発信するため、市民と連携して既存の情報を整理

するとともに、情報を調査・収集してデータベース化し、ホームページやガイドブ

ック等で見沼田圃のブランド力を発信します。

目標 ホームページ、ガイドブックなどによる継続的な情報発信

成果

「見沼たんぼのホームページ」による地域資源やイベント情報等の発信

「見沼たんぼ見どころガイド」の編集・発行

PR 映像「見沼たんぼの魅力」の作成・公開

②プロジェクト2「見沼散策環境向上」

概要

見沼田圃における散策の環境向上に向け、市民と連携して散策ネットワークを考

え、歩行者が快適に散策を楽しめるように、車止めによる一般車両の通行規制等を

行います。

目標 歩行者・自転車ネットワーク構想図の策定、憩いの場を5箇所整備

成果

歩行者・自転車ネットワーク構想図の策定

車止めによる一般車両の通行規制等の協議を実施

憩いの場を18箇所整備

散策環境向上のためのワークショップを実施

③プロジェクト3「新たな交流の場の創出」

概要 誰もがいつでも立ち寄れる見沼田圃とするため、既存施設等を利用し、情報発信や

休憩、農産物直売等の機能を持たせた、新たな交流の場を創出します。

目標 新たな交流の場を1箇所設置

成果 さぎ山記念公園内のさぎ山記念館を拠点とした「見沼・さぎ山交流ひろば」の

運営を開始

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3.アクションプラン(平成 24年度~平成28年度)の総括

これまで取り組んできたアクションプラン(平成24年度~平成28年度)では、優先的・

重点的に取り組む施策においては「達成」と「概ね順調」の割合が全体の9割を超え、各施策

において一定の成果をあげることができました。また、市民プロジェクトについても、官民協

働による各事業の推進により、今後更なる交流の拡大が期待される「見沼・さぎ山交流ひろば」

の運営を開始しました。

一方、優先的・重点的に取り組む施策に、市内全域を対象とした事業が含まれており、見沼

田圃における取り組みや成果が見えづらいということが課題として挙げられます。

今後のアクションプラン(平成29年度~平成33年度)においては、これまでの施策を発

展的に推進していくことや、市内全域を対象とした事業については、その概要や目標設定にお

ける見直しの可能性について検討を行う必要があります。

散策環境向上のためのワークショップ 「見沼・さぎ山交流ひろば」の運営

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第3章 アクションプラン(平成29年度~平成33年度)の考え方

1.アクションプランの考え方

(1)アクションプラン対象事業の考え方

アクションプラン(平成29年度~平成33年度)では、見沼田圃は大半が農地をはじめと

した民有地であるため、農業者などのそれぞれの土地の所有者の協力により、見沼田圃の将来

像が実現されます。その意味で、見沼田圃基本計画を推進するうえで、アクションプランとそ

の事業はその一部を担うものであり、「市民プロジェクト」を含め多くの主体の不断の取り組

みが重要となります。

このようなことから、アクションプラン(平成29年度~平成33年度)では、見沼田圃の

将来像の実現を目指すことを基本としつつ、直接該当する事業がなかった「土地利用」の項目

について、土地利用に係る必要な調査等の検討を行うとともに、新規の事業を積極的に位置づ

けるものとします。さらに、農業者を含め、市民や市民団体との協働による計画の推進を念頭

に置き、その象徴となる「市民プロジェクト」も引き続き位置づけるものとします。

また、見沼田圃の将来像の実現に向けた事業等が創設された場合や事業等が終了した場合、

新たな目標が設定し直された場合は、各年度の中で、見直し・反映を行うものとします。

出典:「私の好きな見沼たんぼ」写真コンクール

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(2)アクションプラン対象事業設定の考え方

アクションプラン(平成29年度~平成33年度)における対象事業を設定するに当たって

の基本的な考え方を示します。

見沼田圃基本計画に示された見沼田圃づくりの基本方針は踏襲する。

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)に掲載していた事業は基本的に引き続き

推進するものとして掲載し、達成済みの事業で継続されない事業や、達成してPR活動や維

持管理などの通常業務となった事業は除く。

内容が変更された事業や統合された事業については整理・反映を行う。

見沼田圃に特化した事業や目標設定について検討を行う。

見沼田圃の将来像の実現にかかわる新規事業を積極的に位置づける。

他の計画等に位置づけのある事業については、整合を図る。

見沼田圃を拠点として活動している市民や市民団体、農業関係者からの意見等を踏まえる。

土地利用に係る必要な調査等の検討を行う。

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)における「市民プロジェクト」は、これ

までの進捗状況や成果を踏まえ、継続的に取り組むとともにさらなる発展的な展開を目指

し、概要や活動内容を見直し位置づける。

以上を踏まえ、アクションプラン(平成29年度~平成33年度)では37事業と、地区や

分野を横断し、農業者を主体とした市民や市民団体との協働による計画推進の象徴となる事業

である市民プロジェクトを位置づけます。(➔資料編参照)

アクションプラン アクションプラン

33事業 37事業

市民プロジェクト 市民プロジェクト

H24 H28 H29 H33 H34

新規事業

見沼田圃

基本計画

(H23.1)

継続する

事業新たな計画

目標の設定

■アクションプラン対象事業の推進の考え方

37事業 市民プロジェクト

■37事業と市民プロジェクトの関係

37事業のうち、農業者を主体とした市民や市

民団体との協働による計画推進の象徴となる

事業として、市民プロジェクトを位置づけます

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【将来像】 【基本方針】

2.アクションプランの体系

農業生産の場を維持しながら、来訪者の憩いの場、自然や農村文化とのふれあいの場として、

良好な環境や歴史・文化を未来の子どもたちに残し、さいたま市民の「しあわせ倍増」へ

農・自然・歴史とふれあう、憩いのふるさと“みぬま”

土地利用

農・自然とふれあう魅力あ

る田園空間の保全・改善

自然環境

斜面林や見沼代用水など

貴重な緑地・水辺環境の

保全・整備

都市との関わりによる持

続可能な農コミュニティ

の実現

歴史・文化

見沼田圃の歴史や農村

文化の保全・伝承

観光・交流

来訪者の散策・レクリエー

ションの場としての環境

整備

教育・市民活動

市民の憩いの場としての

積極的な利活用の促進

【テーマ】 【目標】

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(1)拠点となる公園・緑地の整備 ①合併記念見沼公園を中心とした整備の推進 ②既存の公園・緑地の充実 ③計画公園・緑地の整備 ④生態系の保全再生、スポーツなどの社会的ニーズに合わせた改修

⑤芝川第一調節池の生態系配慮、レクリエーションの場としての活用要請 (2)利活用の拠点の整備 ①民家や蔵など既存の建物等を活用した拠点の整備②新たな施設による利活用拠点の整備

③来訪者が憩える休憩施設等の整備(3)歩行者・自転車ネットワークの形成

①広域的な散策ネットワークの形成 ②案内サインの整備③見沼代用水沿いの遊歩道整備 ④見沼田圃の周遊歩道、サイクリングロードの整備 ⑤コミュニティサイクルの活用

(4)PR・情報発信の充実

観光・交流

(1)斜面林の保全 ①特別緑地保全地区、自然緑地・保存緑地等の指定の推進 ②県の「見沼田圃公有地化推進事業」の対象の拡大

(2)水辺環境の保全・回復 ①見沼代用水の通水の維持・活用 ②湿地や水辺の自然植生の保全・復元の促進 (3)公園・緑地等のネットワークの形成 ①ネットワーク形成に向けた配置計画に基づく公園・緑地等の整備

②緑道による公園・緑地等のネットワーク形成 ③並木道や水路等を活用したネットワークの形成

(4)景観農業振興地域整備計画など田園環境保全の総合的な計画策定 (5)広域的なエコロジカルネットワークの形成 ①大規模で多様性に富んだ緑地空間の保全

②斜面林や農地、用水、河川を主体としたネットワーク形成 ③特定外来生物の駆除(6)植生、動物相などの自然環境調査の定期的実施

自然環境

(1)土地利用の管理 ①土地利用の規制・誘導ルールの検討 ②荒れ地や耕作放棄地などの環境管理の検討 (2)防災施設の整備・機能強化 ①治水・遊水施設の整備・機能強化 ②防災施設の整備・機能強化 (3)地区内の環境阻害要素の解消

①歩行空間の整備や交通規制の検討 ②ゴミの不法投棄対策の強化

土地利用

歴史・文化

(1)歴史・文化遺産の保全・活用 ①歴史・文化遺産の保全 ②来訪者の憩いの場としての歴史・文化遺産の活用

(2)農村文化の保護・伝承

(1)農地の保全 ①耕作放棄地の解消・活用 ②市民と農業者の協働による環境管理

(2)市民との連携による農業の振興 ①後継者・担い手に対する支援 ②都市型農業の確立に向けた支援③地産地消の推進 ④農業に関する啓発活動の推進

(1)教育の場としての活用 (2)市民活動団体の活動支援 (3)市民農園・観光農園等の充実

教育・

市民活動

【分野別施策】 ※緑色の文字で示した施策がアクションプランの対象として抽出した施策を表しています。

プロジェクト1 『地域資源情報発信』

プロジェクト2 『見沼散策環境向上』

プロジェクト3 『見沼・さぎ山交流ひろばの活用』

【市民プロジェクト】

(地区・分野横断的)

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第4章 アクションプラン(平成29年度~平成 33年度)事業等

1.重点的・優先的に取り組む施策 (37 事業)

見沼田圃基本計画に示された多くの施策を着実に実施していくためには、重点的・優先的に

取り組むべき施策から段階的に取り組んでいく必要があります。

見沼田圃基本計画アクションプラン(平成29年度~平成33年度)では、アクションプラ

ン(平成24年度~平成28年度)に掲載していた事業は基本的に引き続き推進するものとし、

見沼田圃の将来像実現に関わる新規事業を積極的に位置づけることを方針とし、基本計画の

44の分野別施策から重点的・優先的に取り組む施策として37事業を選定しました。

※第4章の各項目の番号は、P18の

分野別施策の番号に対応しています。

出典:「私の好きな見沼たんぼ」写真コンクール

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土地利用 - 農・自然とふれあう魅力ある田園空間の保全・改善

(1)土地利用の管理

①土地利用の規制・誘導ルールの検討

無秩序な開発や宅地化の進行を抑制し、見沼田圃の良好な農地・緑地などを維持・保全する

ため、開発や宅地化など土地利用を適切に規制・誘導するための仕組み・制度・ルールづくり

について検討を進めます。

社会情勢等の変化に対応するため、現行の「見沼田圃の保全・活用・創

造の基本方針」を運用していくうえでの土地利用にかかる課題を整理する。

②荒れ地や耕作放棄地などの環境管理の検討

長期にわたり担い手がいない、荒廃が進行している荒れ地や耕作放棄地は、周辺の環境に悪

影響を与えるとともに、農地としての復元が困難であるため、土地所有者と関係各課の協議に

より、法令を遵守しながら湿地や草地などとして管理することについて検討を進めます。

埼玉県では、「見沼田圃の保全・活用・創造の基本方針」による土地利

用規制の代替え措置として、荒れ地化の拡大や新たな開発の誘発を防止す

る目的の「見沼田圃公有地化推進事業」を進めている。

しかし、地元地権者等から、公有地化事業の買い取り基準が厳しいとの

意見があるため、公有地化推進事業の農地買取り制度について、良好な環

境を守るために柔軟な運用を県に対し継続して要望する。

(2)防災施設の整備・機能強化

①治水・遊水施設の整備・機能強化

芝川や加田屋川などの河道改修や芝川第1調節池の整備を進め、大雨時の洪水対策に備える

とともに、公園等の公共施設整備に合わせた遊水地の整備や既存の遊水地の機能強化を進めま

す。

大雨時の洪水対策に備えるよう、芝川などの河道改修や芝川第1調節池

の整備について、管理者である埼玉県に要望する。

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自然環境 - 斜面林や見沼代用水など貴重な緑地・水辺環境の保全・整備

(1)斜面林の保全

①特別緑地保全地区、自然緑地・保存緑地等の指定の推進

開発の影響により減少し続けている斜面林の保全・維持に向けた具体的な取り組みを行いま

す。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

1 公開型緑地の整備

見沼代用水と一体となった斜面林を活用し、散策路や休憩施設などを備えた水と緑に親しむことができる公開型緑地を整備します。

〔みどり推進課〕

自然緑地:2か所 特 別 緑 地 保 全 地区:5か所

推進

2 斜面林の保全

ボランティア活動など市民との協働による保全手法を構築します。

〔みどり推進課〕

5か所保全 みどり愛護会4支部

推進

大和田緑地公園特別緑地保全地区

(見沼区)みどり愛護会による保全活動

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(3)公園・緑地等のネットワークの形成

①ネットワーク形成に向けた配置計画に基づく公園・緑地等の整備

緑の基本計画における緑の配置方針に基づき、市全域のネットワークの一部として見沼田圃

の水と緑のネットワークを形成する視点から、新たな公園・緑地等の整備を推進します。

№事 業 名

概 要 〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

28

新規

見沼散策の拠点整

地域住民と協働で県の公有地の活用方法を検討したワークショップの結果を踏まえ、(仮称)三崎広場を整備します。

〔見沼田圃政策推進室〕

見沼田圃内の散策の拠点となる広場の整備に向けたワークショップを実施した

見沼田圃内に散策の拠点を1か所整備する

29

新規

環境広場の公園化

に向けた整備

さいたま市の最終処分場として、平成 8 年から一般廃棄物の埋立を行っている「環境広場」については、現在も埋立処分を継続していますが、埋立の終了後には跡地を公園として整備することとなっています。このため、公園整備の具体的な手続き等について、関係課所と検討を行います。

〔環境施設管理課〕

埋立業務を継続中 ※ 埋立実施率 91.2%

埋立業務の終了及び公園化に向けた埋立跡地整備の検討

(仮称)三崎広場整備予定地

拠点整備イメージ(見沼弁財天)

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③並木道や水路等を活用したネットワークの形成

公園緑地や堤防の並木の植栽、水路を活用し、水と緑のネットワークの形成を推進します。

№事 業 名

概 要 〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

30

新規

見沼田んぼ桜回廊

の活用

市民と行政が協力して、見沼田んぼをステージとした地域資源としての桜回廊の活用を図ります。

〔見沼田圃政策推進室〕

サポーター制度等の検討

サポーター制度の運用開始

加田屋地区の桜回廊

「サクラサク見沼田んぼプロジェクト」をPRする案内板

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(5)広域的なエコロジカルネットワークの形成

②斜面林や農地、用水、河川を主体としたネットワーク形成

見沼代用水からの通水、耕作放棄水田への湛水、年間を通した通水などにより、農地、用水、

河川を主体としたネットワークの再生を図ります。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

1公開型緑地の整備

〈再掲〉

見沼代用水と一体となった斜面林を活用し、散策路や休憩施設などを備えた水と緑に親しむことができる公開型緑地を整備します。

〔みどり推進課〕

自然緑地:2か所 特 別 緑 地 保 全 地区:5か所

推進

2斜面林の保全

〈再掲〉

ボランティア活動など市民との協働による保全手法を構築します。

〔みどり推進課〕

5か所保全 みどり愛護会4支部

推進

3水辺のサポート制

水と緑の空間を保全するため、市内の河川や遊水地などで環境美化活動を行う自治会や市民団体、企業等を支援します。

〔環境対策課〕

水辺のサポート制度の参加者:2,128名(平成28年度)

参加者:12,800 名(平成29年度~平成32年度)

4 水環境保全事業

さいたま市水環境プランに基づき、公共用水域の水質改善、地下水の涵養、雨水の有効利用、水害防止などの取り組みを進めます。

〔環境対策課〕

①河川調査地点数:23地点/年度 ②市内小学校への雨水貯留タンクの設置:84基

①河川調査地点数:23地点/年度 ②市内小学校への雨水貯留タンクの設置:104基(平成29年度)

③特定外来生物の駆除

生態系ネットワークの保全・回復に向け、在来種への悪影響が懸念される特定外来生物の捕

獲等の対策を推進します。

また、市民生活に被害を及ぼす有害鳥獣についても、被害を軽減するための助言や捕獲等に

よる対策を推進します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

5 自然環境保全事業

自然とふれあえる緑と水の空間の保全、再生、創出による、多様な生態系の保全を図るため、市民との協働による身近な自然環境の保全に向けた取り組みを推進します。

〔環境対策課〕

①特定外来生物(アライグマ等)被害に関する相談への対応率100% ②有害鳥獣(特定外来生物を除く)被害に関する相談への対応率100%

①特定外来生物(アライグマ等)被害に関する相談への対応率 100%(平成29年度末) ②有害鳥獣(特定外来生物を除く)被害に関する相談への対応率 100%(平成29年度末)

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農 - 都市との関わりによる持続可能な農コミュニティの実現

(1)農地の保全

①耕作放棄地の解消・活用

農業生産の場としての機能を維持するために不可欠である耕作放棄地の解消・活用に取り組

むとともに、耕作放棄地を増やさないための取り組みを検討します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

6農地流動化対策

の推進

利用権設定による農地の貸し借りを推進し、担い手不足による農地の荒廃を防止します。

〔農業振興課・農業政策課〕

利用権設定面積:42.7ha (見沼田圃地内)

推進

7学校教育ファーム・

市民農園整備事業

児童生徒が農業を体験できる学校教育ファームの実施や、市民が自然に親しみながら農業を体験できる市民農園の整備をします。

〔健康教育課・農業政策課〕

学校教育ファーム事業「ふれあい・夢ファーム」実施校(見沼田圃エリア内)20校 (H26~H28 累計) 〔健康教育課〕

学校教育ファーム事業「ふれあい・夢ファーム」実施校(見沼田圃エリア内)27校 (H26~H29累計)

市民農園利用区画数2,889 区画(平成28年度末) ※参考 うち見沼田圃地内 17農園[農業政策課]

市民農園利用区画数 2,700 区画(平成32年度)

8遊休農地解消の

推進

優良農地の確保・有効活用を図るため、遊休農地の発生防止・解消に向けた取り組みを行います。

〔農業振興課〕

H28年度遊休農地解消面積:4.0ha/年(市全体) H28年度末遊休農地面積:9.4ha (見沼田圃地内)

推進

9農環境の保全と改

「農業生産の場としての農地」を維持するために、優良農地の保全に向けた取り組みや生産性の向上のための改善を行います。

〔農業環境整備課〕

多面的機能支援事業の実施 (取組組織数)2地区 (取組農地面積)16ha

多面的機能支援事業の実施 (取組組織数)5地区 (取組農地面積)100ha

学校教育ファーム

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(2)市民との連携による農業の振興

①後継者・担い手に対する支援

後継者の育成支援の充実を進めるとともに、新たな担い手の確保に向けた取り組みを推進し

ます。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

10都市農業担い手育

成事業

都市農業の充実を図るため、農業後継者の育成や地域の担い手を認定農業者として育成し、農業経営規模の拡大を図るとともに、特色ある都市農業の振興を図ります。 また、新規就農者が参入しやすい環境整備、就農に向けた情報発信、農業生産法人などの営農組織化の支援を行います。

〔農業政策課〕

新規就農者数(市全体):10 人(累計29人)

新規就農者総数(市全体):95 人(平成 26 年度~平成32年度累計)

さいたま市農業青年協議会による農産物即売会の様子

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③地産地消の推進

新鮮で安全・安心な農産物の生産と消費の拡大を図る地産地消の取り組みを推進します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

11 地産地消事業

農産物を市内で生産消費する仕組みを整備するとともに、消費者に安全・安心な農産物を供給するため、生産者に対し、特別栽培農産物の生産等を促します。また、市内の特色ある農産物を原料とした加工品を開発し、市のブランドとして育てます。

〔農業政策課〕

①特別栽培農産物数:271件 ②商品開発数:14事業所 (市全体)

(H32) ①特別栽培農産物数:245件 ② 商 品 開 発 店 舗数:24事業所 (市全体)

12農情報ガイドブッ

ク・マップ作成事業

生産者、消費者、事業者が連携し市内で生産された農産物を市内で消費し、新鮮で安全・安心な農産物の生産と消費の拡大を図ります。市内産の農産物を消費者へ積極的にPRします。

〔農業政策課〕

農情報ガイドブック 8,000 部発行

引続き、農情報ガイドブックの発行を行う

31

新規

農業交流施設の整

地産地消の推進のため、農産物直売所、農業研修施設などの施設を軸に、市民農園や観光農園等と連携した、農業交流施設を整備します。

〔農業政策課〕

基本計画を策定 予定敷地の測量を実施 農業交流ソフト事業

農業交流ソフト事業 基本設計・実施設計

「農情報ガイドブック(トレトリ)」<平成29年度版〉

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④農業に関する啓発活動の推進

農業に対する市民の関心・理解を高めるための取り組みを支援するとともに、食育や食農教

育のための取り組みを推進します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

13 食育推進事業

市民の心と身体の健康と、豊かな人間性、自然への感謝の気持ちを育むことを目指し、市民、地域、各種団体などと行政が協働し、食育に取り組みます。 また、学校における食育の重要性をアピールするため、食育リーフレットなどによる啓発や食育研究指定校を毎年委嘱し研究発表を行うほか、市内の地元シェフによる学校給食を実施するなど、食育の推進を図るとともに、地元生産者との情報交換会を各区で実施し、学校給食における地場産物の活用を推進します。

〔健康教育課・健康増進課〕

①食育研究指定校 新たに 2 校を指定 ②給食における県内 地 場 産 物 活 用率:29.1% ③情報交換会等を実施し、給食における 米飯 の 実 施回数:3.3 回/週 ④地元シェフによる学校給食実施校新たに20校で実施〔健康教育課〕

推進

市の食育ポータルサイト「さいたま市食育なび」による情報発信 〔健康増進課〕

市の食育ポータルサイト「さいたま市食育なび」による情報発信

14 食農教育の推進

市民が食を知り理解する食育や、次世代を担う子どもたちに食の大切さを知ってもらうための食農教育を進めるため、イベントや体験学習を通しての取り組みを関係機関と連携して実施します。

〔農業政策課〕

地場産農産物料理講習会5回開催

引続き、地場産農産物料理講習会を開催する

15 価値と魅力の共有

農の持つ伝統的な文化や豊かな自然を都市住民に伝え、農のある暮らしの豊かさを共有できるように、PRなどの施策を実施します。

〔農業政策課〕

農業祭(市民の森・見沼グリーンセンターにて開催) コスモスまつり(見沼田圃基本計画対象区域内 3 か所で開催)

農業の魅力を発信するイベントを実施する

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歴史・文化 - 見沼田圃の歴史や農村文化の保全・伝承

(1)歴史・文化遺産の保全・活用

①歴史・文化遺産の保全

数多くの歴史・文化遺産を守り、後世へと伝えていくため、適切な保全・維持管理体制の充

実を図ります。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

16

歴史的・自然的資

源の保存・整備事

貴重な歴史・文化遺産を次世代へ継承するため、調査や指定などをして文化遺産の保護保全を進めます。また、県指定史跡馬場小室山遺跡などの歴史的資源やクマガイソウなどの自然的資源の保存・整備を実施していきます。

〔文化財保護課〕

①7件の新指定(市全体) ②保存活用のための検討会を実施。整備事業については未着手。

①貴重な歴史・文化遺産の調査や指定の継続(市全体) ②歴史的・自然的資源の保存・整備検討の継続(市全体)

②来訪者の憩いの場としての歴史・文化遺産の活用

見沼田圃及び周辺に点在する歴史・文化遺産について、案内看板や説明板の設置、簡易な休

憩施設の設置などを通して、来訪者が見沼田圃の歴史・文化遺産を気軽に巡ることができる環

境を提供し、歴史・文化の普及・啓発を図ります。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

17 歴史的資源の活用

貴重な歴史的資源である見沼通船堀や鈴木家住宅を始めとする見沼たんぼ周辺の文化財への案内看板を設置し、憩える場所として歴史・文化遺産の活用を図ります。

〔文化財保護課〕

①休憩施設 1 か所設置済み ②案内看板 1 基新設、10 か所文面張替済み

①平成30年度末までに東縁通船堀再整備 ②平成33年度末までに西縁通船堀再整備

①鈴木家住宅附属建築物の公開 ②見沼通船堀休憩施設の改修 ③東縁通船堀再整備に着手

鈴木家住宅

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観光・交流 - 来訪者の散策・レクリエーションの場としての環境整備

(1)拠点となる公園・緑地の整備

①合併記念見沼公園を中心とした整備の推進

(仮称)セントラルパークの先行整備地区として開設された合併記念見沼公園を中心として

段階的に整備を進めながら、見沼田圃の田園景観、生息生育環境のネットワーク、市民利用の

ネットワークを広げて、将来的には(仮称)セントラルパークの水と緑のネットワークの核と

しての整備を目指します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

32

新規

(仮称)セントラルパ

ーク整備事業

見沼田圃の自然・歴史・文化を次世代に引き継ぐとともに、広域的な防災拠点の整備を行います。

〔都市公園課〕

環境アセスメント調査(調査計画書の作成、公告、縦覧)の実施

推進

③計画公園・緑地の整備

現在までに計画されている公園・緑地について、見沼田圃の田園景観や生態系との調和を図

るとともに、市民のレクリエーションの場として整備及び検討を行います。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

18

加田屋周辺地区自

然環境公園整備事

見沼田圃の原風景とも言える加田屋周辺地区の田んぼや斜面林などは貴重な環境資源であることから、保全とともに緑の核となる整備を推進します。

〔都市公園課〕

加田屋地区周辺の自然環境を踏まえ、公園整備における課題を整理し、染谷公園基本構想を作成

推進

19見沼通船堀公園

整備事業

国指定史跡の見沼通船堀と周辺の斜面林を取り込み、見沼田圃の環境に調和した、歴史と自然にふれあえる総合公園を整備します。

〔都市公園課〕

未買収地の用地買収を推進

推進

32

新規

(仮称)セントラルパ

ーク整備事業

〈再掲〉

見沼田圃の自然・歴史・文化を次世代に引き継ぐとともに、広域的な防災拠点の整備を行います。

〔都市公園課〕

環境アセスメント調査(調査計画書の作成、公告、縦覧)の実施

推進

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31

(2)利活用の拠点の整備

②新たな施設による利活用拠点の整備

見沼田圃及び周辺における観光振興や農業振興に寄与する施設の整備について検討します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

31

新規

農業交流施設の整

〈再掲〉

地産地消の推進のため、農産物直売所、農業研修施設などの施設を軸に、市民農園や観光農園等と連携した、農業交流施設を整備します。

〔農業政策課〕

基本計画を策定 予定敷地の測量を実施 農業交流ソフト事業

農業交流ソフト事業 基本設計・実施設計

33

新規

体験型観光農園の

推進

農業者による見沼の自然や農を PR するイベントの開催や、観光農園や栽培収穫体験農園の開設を支援します。

〔農業政策課〕

観光農園・栽培収穫体験農園7カ所

観光農園・栽培収穫体験農園15カ所

③来訪者が憩える休憩施設等の整備

来訪者をもてなすための施設の整備を推進するとともに、地元住民によるもてなしの取り組

みを検討します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

1公開型緑地の整備

〈再掲〉

見沼代用水と一体となった斜面林を活用し、散策路や休憩施設などを備えた水と緑に親しむことができる公開型緑地を整備します。

〔みどり推進課〕

自然緑地:2か所 特 別 緑 地 保 全 地区:5か所

推進

20ビューポイント等へ

の休憩施設設置

市民が見沼田圃の「歴史」や「豊かな自然環境」を感じ、憩える場所として見沼代用水や見沼通船堀沿いに休憩施設を増やします。

〔見沼田圃政策推進室〕

憩いの場を4か所整備

憩いの場の整備を継続する

31

新規

農業交流施設の整

〈再掲〉

地産地消の推進のため、農産物直売所、農業研修施設などの施設を軸に、市民農園や観光農園等と連携した、農業交流施設を整備します。

〔農業政策課〕

基本計画を策定 予定敷地の測量を実施 農業交流ソフト事業

農業交流ソフト事業 基本設計・実施設計

28

新規

見沼散策の拠点整

〈再掲〉

地域住民と協働で県の公有地の活用方法を検討したワークショップの結果を踏まえ、(仮称)三崎広場を整備します。

〔見沼田圃政策推進室〕

見沼田圃内の散策の拠点となる広場の整備に向けたワークショップを実施した

見沼田圃内に散策の拠点を1か所整備する

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32

(3)歩行者・自転車ネットワークの形成

②案内サインの整備

アクセス性や回遊性向上を図るため、案内板や案内標識の設置を推進するとともに、劣化し

ている既設の案内誘導サインを交換し、仕様の統一化を進めます。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

21

見沼田圃の散歩み

ち案内板・案内標

識の設置

駅や公園などに見沼田圃の魅力を紹介する案内板を設置するとともに、「見沼田圃の散歩みち」のルート上の分岐等で分かりづらい箇所に案内標識を設置します。

〔見沼田圃政策推進室〕

案内板7基設置、案内標識7基改修

案内板、案内標識の設置を継続する

③見沼代用水沿いの遊歩道整備

散策環境の快適性・利便性の向上を図るため、水と緑を感じながら安全に歩くことができる

歩行空間の確保について推進します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

22

見沼代用水管理用

通路の安全な歩行

空間の確保

散策環境の快適性・利便性の向上を図るため、見沼代用水管理用通路等について、安全な歩行空間を確保するための取り組みを推進します。

〔見沼田圃政策推進室〕

見沼代用水管理用通路の一部車止め設置に係る関係機関との協議を実施

見沼代用水管理用通路の一部車止め設置に係る関係機関との協議を継続し、実施に向けた検討を行う

30

新規

見沼田んぼ桜回廊

の活用

〈再掲〉

市民と行政が協力して、見沼田んぼをステージとした地域資源としての桜回廊の活用を図ります。

〔見沼田圃政策推進室〕

サポーター制度等の検討

サポーター制度の運用開始

見沼田圃の散歩みち案内板

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33

④見沼田圃の周遊歩道、サイクリングロードの整備

見沼田圃においてサイクリングロードを改修するとともに整備を進め、見沼田圃全体を徒歩

と自転車で周遊できるコースの整備を検討します。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

34

新規

サイクリングコース

の環境整備

見沼代用水東縁の緑のヘルシーロードなどを活用し、市内の豊かな自然や地域資源を活かした、サイクリングを楽しめるレクリエーションルートを設定し、サイクリングの安全性、快適性を高めるための環境整備を行います。

〔自転車まちづくり推進課〕

レクリエーションルート(緑のヘルシーロード)に設置するサインの検討中

平成32年度までに整備

35

新規

サイクルサポート施

設の認定・設置

レクリエーションルート沿道などで、サイクリストが利用するための、サイクルサポート施設の認定・設置を検討します。自転車専用ラックや、トイレ、空気入れなど、ニーズに応じた設備の導入を行います。

〔自転車まちづくり推進課〕

サイクルサポート施設の認定基準を策定

平成 29年度までに、サイクルサポート施設の認定・設置

サイクリングコースの環境整備のイメージ

サイクルサポート施設のイメージ

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⑤コミュニティサイクルの活用

見沼田圃の観光交流の促進に向け、来訪者の回遊性向上を図るため、見沼田圃への最寄り駅

及び主要施設に設置した、どの場所でも貸出・返却できる「さいたま市コミュニティサイクル」

の活用を図ります。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

27コミュニティサイクル

の活用

観光交流の促進に向け、来訪者の回遊性向上を図るため、見沼田圃への最寄り駅及び主要施設に設置した、どの場所でも貸出・返却できる「さいたま市コミュニティサイクル」の活用を図ります。

〔自転車まちづくり推進課〕

コミュニティサイクル利用者に対する見沼田圃の魅力情報発信 (例)観光国際課作成の半日観光ルート「見沼田圃と通船堀ルート」の案内を各ポート及びHPに掲載した。

推進 さいたま市コミュニ テ ィ サ イ ク ルWEB サイトやサイクルポート等にて、見沼田圃内イベントや季節の見どころ等の情報発信を実施

コミュニティサイクルのイメージ

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35

(4)PR・情報発信の充実

観光・交流の促進を図るため、情報発信のさらなる充実を図ります。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

23見沼・さぎ山交流

ひろばの活用

平成 28 年度創設された情報発信や休憩、農産物直売等の機能をもたせた新たな交流の場「見沼・さぎ山交流ひろば」の、運営補助やイベントの開催、交流拠点のサテライト施設の整備を行います。

〔見沼田圃政策推進室〕

①見沼・さぎ山交流ひろば参加人数 約 2,300 人 ②見沼・さぎ山交流ひろばの運営開始

①見沼・さぎ山交流ひろば参加人数 約 3,000 人 (平成32年度) ②見沼・さぎ山交流ひろばの交流拠点のサテライト施設を1箇所整備

24見沼田圃のPR・情

報発信

見沼田圃のPR・情報発信の充実を図るため、見沼たんぼのホームページや見どころガイド、PRビデオを活用し、市内外へ見沼田圃の情報や魅力を発信していきます。また、見沼田圃を活用した観光ルートづくりを行います。

〔見沼田圃政策推進室・観光国際課〕

見沼たんぼ見どころガイド ①20,000 部/年発行 ②配布箇所数 110箇所 ③ホームページアクセス数:487,969件(累計)④観光ルートづくりに向けた方向性の検討

見沼たんぼ見どころガイド: ①20,000 部/年発行 ②配布箇所数 120箇所 ③ホームページアクセス数:900,000件(累計)④観光ルートマップ等の作成と配布 (平成31年度)

36

新規

さいたマーチ~見

沼ツーデーウオーク

見沼田んぼの自然環境や地

域資源を広く紹介するととも

に、自然に親しみ、豊かな心

と身体の健康づくりを目指す

ウオーキングイベントとし

て、「さいたまスポーツコミ

ッション」を事務局とするさ

いたマーチ実行委員会にて開

催します。

〔スポーツ政策室〕

参加者数 5,630人

参加者数 10,000 人 (平成32年度)

「私の好きな見沼たんぼ」写真コンクール

作品募集ポスター

「私の好きな見沼たんぼ2016」写真コンクール

金賞 「見沼の夜明け」

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36

教育・市民活動 - 市民の憩いの場としての積極的な利活用の促進

(1)教育の場としての活用

次世代を担う子どもたちの教育活動の一環として、見沼田圃の農地、緑地や水辺空間等を活

用した教育活動を推進するとともに、既存の学習施設を生涯学習の拠点として活用・充実を図

ります。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

7

学校教育ファーム・

市民農園整備事業

〈再掲〉

児童生徒が農業を体験できる学校教育ファームの実施や、市民が自然に親しみながら農業を体験できる市民農園の整備をします。

〔健康教育課・農業政策課〕

学校教育ファーム事業「ふれあい・夢ファーム」実施校(見沼田圃エリア内)20校 (H26~H28累計) 〔健康教育課〕

学校教育ファーム事業「ふれあい・夢ファーム」実施校(見沼田圃エリア内)27校 (H26~H29累計)

市民農園利用区画数2,889 区画(平成28年度末) ※参考 うち見沼田圃地内 17農園[農業政策課]

市民農園利用区画数 2,700 区画(平成32年度)

25小・中学校における

農業体験の推進

市内小・中学校の児童生徒を対象に、田植え・稲刈り等の農作業体験を通じて、食の大切さや農業理解を深めてもらうための食農教育を推進します。

〔農業政策課〕

実施学校数30校 40校(H32)

26

環境教育推進事業

(環境教育資料作

成)

環境教育資料を作成し、市立各小・中学校での環境教育における活用を通して、児童生徒が環境に対する理解を深めるとともに、環境への責任ある行動がとれるようにします。

〔指導1課〕

環境教育資料として「自然観察ハンドブック<小学校>」を作成した。8500冊を作成し、各学校へ82冊ずつ配付した。

・環境教育資料(中学校用)の作成および改訂 ・環境教育資料(小学校用)の改訂

37

新規

環境教育の推進

(生きものとのふれ

あい)

見沼田んぼなど身近な環境に生息する動植物や生物多様性など、自然や環境について学び、実際に生きものとのふれあい体験を通して自然環境への関心を高めるなど、環境教育の推進に努めます。

〔大宮南部浄化センター〕

ヤゴの救出作戦(職員で実施) 「身近な環境について学ぼう」出前講座の開設準備

ヤゴの救出作戦を15校以上出前講座とセットで2校以上

環境教育資料「みぬま」「さくらそう」「けやき」

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37

(2)市民活動団体の活動支援

見沼田圃の農業、自然を活用した環境保全、環境調査、レクリエーション、援農、環境学習、

農業体験など、見沼田圃をテーマとした多様な市民活動の促進を図るため、市民活動団体の取

り組み内容に関する情報発信や、活動団体間の連携などに対する支援を行います。

事 業 名 概 要

〔担当課室〕

現 況 (平成28年度現在)

目 標 (平成33年度末)

23

見沼・さぎ山交流

ひろばの活用

〈再掲〉

平成 28 年度創設された情報発信や休憩、農産物直売等の機能をもたせた新たな交流の場「見沼・さぎ山交流ひろば」の、運営補助やイベントの開催、交流拠点のサテライト施設の整備を行います。

〔見沼田圃政策推進室〕

①見沼・さぎ山交流ひろば参加人数 約 2,300 人 ②見沼・さぎ山交流ひろばの運営開始

①見沼・さぎ山交流ひろば参加人数 約 3,000 人 (平成32年度) ②見沼・さぎ山交流ひろばの交流拠点のサテライト施設を1箇所整備

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2.市民プロジェクト

見沼田圃全域の課題解決につながる横断的な取り組みを、多様な主体が持続的に行い、見沼

田圃づくりのテーマや目標を達成していくために、地区・分野を横断し、基本方針を推進する

ための牽引役として設定した「市民プロジェクト」について、アクションプラン(平成24年

度~平成28年度)に引き続き、改めて対象となるプロジェクトを選定します。

(1) プロジェクトの選定

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)で位置づけた「市民プロジェクト」につ

いて、アクションプラン(平成29年度~平成33年度)では、これまでの成果を進捗状況や

市民意見を踏まえ、市民プロジェクトの成果をより発展させていくことを目指し、事業概要や

活動内容の見直しを行い、新たに「地域資源情報発信」「見沼散策環境向上」「見沼・さぎ山交

流ひろばの活用」として位置づけ、具体的に展開していきます。

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)の市民プロジェクトとアクションプラン

(平成29年度~平成33年度)の市民プロジェクトの関係は、以下の通りです。

市民プロジェクト2

見沼散策環境向上

市民プロジェクト3

新たな交流の場の創出

市民プロジェクト2

見沼散策環境向上

市民プロジェクト3

見沼・さぎ山交流ひろばの活用

アクションプラン

(平成 29年度~平成 33年度)

市民プロジェクト

アクションプラン

(平成 24年度~平成 28年度)

市民プロジェクト

市民プロジェクト1

地域資源情報発信

市民プロジェクト1

地域資源情報発信

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【概要】

見沼田圃の多様な地域資源情報を発信するため、市民と連携して既存の情報を整理する

とともに情報を調査・収集してデータベース化し、ホームページやガイドブック、PR映

像、観光ルートづくり等で見沼田圃のブランド力を発信します。

【5年後の姿】

【活動内容】

見沼田圃を活用した観光ルートづくり

「見沼たんぼのホームページ」の運営

「見沼たんぼ見どころガイド」の編集・発行

PR 映像「見沼たんぼの魅力」の活用

見沼田圃のPR(※1)

【期待される効果】

新鮮で独自性の高い情報の持続的な収集・発信体制の確立

見沼田圃のイベント来訪者数の増加

直売所の農産物の拡販

様々な体験農園の利用促進

教育などでの地域資源の活用促進

【事業計画(工程表)】

市民

プロジェクト1 H29 H30 H31 H32 H33

地域資源情報発

[観光ルートづくり] 方向性の検討 資源調査・ルー

ト案作成

マップ等の作

成・配布

継続的な情報

発信

【担当課室】

見沼田圃政策推進室、観光国際課(※1)

市民プロジェクト1 『地域資源情報発信』

見沼田圃の様々な魅力をホームページ、ガイドブックなどにより、

継続的に情報発信する

見沼たんぼのホームページ 見沼たんぼ見どころガイド

ホームページ、ガイドブック、PR 映像などによる継続的な情報発信

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40

【概要】

見沼田圃における散策の環境向上に向け、市民と連携して散策ネットワークを考え、歩

行者が快適に散策を楽しめるように、散策の拠点となる広場の整備や、車止めによる一般

車両の通行規制等を行います。また、見沼田んぼをステージとした桜回廊の活用を図るた

めの事業検討を行います。

【5年後の姿】

【活動内容】

見沼散策環境向上における拠点整備のモデル事業としての(仮称)三崎広場の整備

子どもや散策する人、農家の方が憩える空間の整備

見沼田圃の散歩みち案内板・案内標識の設置

車止めの整備に向けた協議の実施

鉄道駅からのアクセスルートの確保

桜回廊のサポーター制度の運用

【期待される効果】

見沼田圃来訪者の増加

市のブランド力の向上

散策促進に伴う市民の健康増進

公有地活用のモデル事業の展開

散策の安全性の向上

【事業計画(工程表)】

市民

プロジェクト2 H29 H30 H31 H32 H33

見沼散策環境向

設計 地盤改良 基盤整備 施設整備

【担当課室】

見沼田圃政策推進室

市民プロジェクト2 『見沼散策環境向上』

見沼散策の拠点となる広場を1箇所整備する

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41

【概要】

平成28年度創設された見沼田圃に関する情報発信や訪れる市民等の休憩、農業者の協

力による農産物直売等の機能をもたせた新たな交流の場「見沼・さぎ山交流ひろば」につ

いて、市民活動団体等の運営補助やイベントの開催のほか、さらなる発展的な事業展開を

行います。

【5年後の姿】

【活動内容】

見沼・さぎ山交流ひろばの運営補助

「みぬま秋フェス」等のイベントの開催

見沼の情報発信を目的としたサテライト施設の整備

【期待される効果】

見沼田圃の情報発信力向上

市民団体等の連携促進

見沼田圃を活用したイベントの企画

高齢者や子育てママたちの居場所づくり

農業者との交流

多世代交流の促進

交流人口の拡大、地元産農産物の拡販と観光ガイドの拡充

地域間交流の促進

【事業計画(工程表)】

市民

プロジェクト3 H29 H30 H31 H32 H33

見沼・さぎ山交流

ひろばの活用

候補地の整

整備方針の

決定

運営実験の

実施

サテライト

施設の設置

サテライト

施設の運営

【担当課室】

見沼田圃政策推進室

既存施設を活用した、見沼・さぎ山交流ひろばの交流拠点のサテ

ライト施設を1箇所整備する

市民プロジェクト3 『見沼・さぎ山交流ひろばの活用』

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平成28年度みぬま秋フェスの様子

平成 28年度みぬま秋フェスの様子

「見沼・さぎ山交流ひろば」への参加

を呼びかけるチラシ

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■プロジェクトにより期待される効果

市民プロジェクト2

見沼散策環境向上

市民プロジェクト3

見沼・さぎ山交流ひろば

の活用

市民プロジェクト1

地域資源情報発信

●効果

総合的な情報発信による来場者数

の増加

●5年後の姿

見沼田圃の様々な魅力をホームペ

ージ、ガイドブックなどにより、

継続的に情報発信する

●効果

歩行者・自転車ネットワークの創

出により見沼の魅力アップ

●5年後の姿

見沼散策の拠点となる広場を1箇

所整備する

休憩、購買など

の魅力のアップ

散策に伴う立ち寄り

などの利用者拡大

●効果

交流の拡大による市民活動活性化

●5年後の姿

既存施設を活用した、見沼・さぎ

山交流ひろばの交流拠点のサテラ

イト施設を1箇所整備する

サイン情報、マップ

などの情報提供

地域資源の紹介

地域情報の提供

地域の活動等の

情報の提供

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アクションプランの

進行管理

P(Plan) 施策の計画

D(Do) 施策の実行

A(Action) 改善

C(Check) 進行管理・評価

関係課所室

第5章 アクションプランの進行管理

アクションプラン(平成 24 年度~平成 28 年度)と同様に、アクションプラン(平成 29

年度~平成33年度)においても、年度ごとに進捗を報告するものとします。なお、年度の中

で事業が終了した場合や、新事業が設定された場合等は、年次報告の中で新たに精査するもの

とします。

■アクションプランの進行管理

進行管理の項目 進行管理の内容

施策の計画(PLAN) アクションプランを策定します。

施策の実行(DO) アクションプランに基づき、具体施策(事業)を行います。

進行管理・評価(CHECK)

見沼田圃に関連する庁内関係局からなる見沼グリーンプロジェクト推進会議等により、アクションプラ

ンに掲げられた事業等の進捗状況や情報の共有化等

を図るとともに、農業者等との意見交換を行います。

改善(ACTION)

進行管理・評価を踏まえ、事業の改善を図り、アクションプランの具体的内容や方法等を定めます。

総合振興計画新実施計画との整合を図ります。

公表(PUBLICATION) アクションプランの進行状況は、市ホームページ等により公表します。

P(Publication)

公表

見沼グリーンプロジェクト

推進会議等

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45

資料編

1.平成 28年度までに「達成」した事業

アクションプラン(平成24年度~平成28年度)に掲げた事業で達成した事業は、以下の

とおりです。

なお、一部の事業は、引き続きアクションプラン(平成29年度~平成33年度)の事業に

位置づけています。

アクションプラン事業の名称

成 果

1 特別緑地保全地区の指定検討 9 地区 うち見沼田圃基本計画対象区域内 5地区

3水と緑に親しむことができる市民の憩

いの場所の整備 累計 3か所整備(平成 24年度末)

5 高沼用水路整備事業 ①整備総延長 800m

②憩える場所の整備数 2か所

6 水辺のサポート制度 水辺のサポート制度の参加者:2,128 名

9学校教育ファーム・市民農園整備事

①学校教育ファーム

全ての小中学校160校で実施(小学校103校、中学校57校)

見沼田圃エリア内実施校数(小学校 64校、中学校 25校)

②見沼田圃エリア内市民農園数9か所(平成 24年度末)

10 遊休農地解消の推進 遊休農地解消面積:4.0ha(市全体) 合計 54.4ha

14 農情報ガイドブック・マップ作成事業 農情報ガイドブック 8,000部発行

16 食農教育の推進 地場産農産物料理講習会 5回開催

18 見沼たんぼでの協働と農業活性化 農業ネットワークの拡充(推進)

20 歴史的資源の活用 ①休憩施設 1か所設置済み

②案内看板 1基新設、10 か所文面張替済み

23 ビューポイント等への休憩施設設置 ベンチ7か所設置(しあわせ倍増プラン)

26見沼の自然・歴史を活用した魅力づ

くり

平成26年度に来訪者の利便性向上を図るため、さいたま市内

半日観光ルート案内看板(1基)の整備を行いました。また、半

日観光ルートの一つである「見沼田圃と通船堀ルート」を掲載し

たマップを市内外で配布しました。

27

市民活動団体情報共有化事業

(見沼たんぼ・さいたま市&市民ネット

ワーク)

ホームページアクセス数 487,969 件(累計)

28 見沼田圃の PR・情報発信 ①見沼たんぼ見どころガイド 20,000 部/年配布

②PR映像「見沼たんぼの魅力」の作成・公開

30 児童体験農園事業の推進 参加小学校数 30校

31 環境教育推進事業

計画を変更し、環境教育資料として「自然観察ハンドブック<小

学校>」を 8500 冊作成し、市立各小学校へ82冊ずつ配付し

た。

32 市民による支援と協働 見沼田圃エリア内市民農園数9か所

(平成 24年度末)

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アクションプラン事業の名称

成 果

33 コミュニティサイクルの導入の検討

大宮駅を中心とした半径約 3 ㎞圏内を事業エリアとして平成

25年 5月にコミュニティサイクルを導入した。見沼田圃の最寄り

駅及び主要施設としては、さいたま新都心駅東口、合併記念見

沼公園等にサイクルポートを設置した。

2.平成 28年度までに「概ね順調」の事業

アクションプラン(平成 24 年度~平成 28 年度)に掲げた事業で「概ね順調」の事業は、

以下のとおりです。

アクションプラン事業の名称

成 果

2 自然緑地の保全・整備事業 23 地区

4 斜面林の保全 みどり愛護会と実施

7 自然環境・水環境保全事業

・環境基準適合率 87.0%(市全体) ・市内小学校への雨水貯留タンクの設置 累計 83校 84 基 ①特定外来生物(アライグマ等)被害に関する相談への対応率100%

②有害鳥獣(特定外来生物を除く)被害に関する相談への対応

率 100%

8 農地流動化対策の推進 利用権設定面積 116ha(市全体)

11 農環境の保全と改善 補修修繕件数:75件

13 地産地消事業

①特別栽培農産物数:271件 ②エコファーマー:72 人 ③商品開発店舗数:14 事業所 (市全体)

15 食育推進事業

①食育研究指定校 新たに 2校を指定 ②給食における県内地場産物活用率:29.1% ③情報交換会等を実施し、給食における米飯の実施回数:3.3回/週 ④地元シェフによる学校給食実施校新たに 20校で実施

17 価値と魅力の共有 農業祭(市民の森・見沼グリーンセンターにて開催) コスモスまつり(見沼田圃基本計画対象区域内 3か所で開催)

19歴史的・自然的資源の保存・整備事

①7件の新指定(市全体) ②馬場小室山遺跡の保存活用のための検討会を実施。整備事業については未着手。 ③見沼通船堀閘門の修繕や附属建物の管理を実施。東縁通船堀の堀の中の再整備工事に着手。進捗率は 14%。

21 加田屋地区自然環境公園整備事業加田屋地区周辺の自然環境を踏まえ、公園整備における課題を整理し、染谷公園基本構想を作成しました。

22 見沼通船堀公園整備事業 未買収地の用地買収を進めました。

24見沼田圃の散歩みち案内板・案内

標識の設置 案内板12基設置、案内標識12基改修

29 学校環境緑化コンクール 参加校 36 校 H24 13 校、H25 9 校 H26 7 校、H27 3 校、H28 4 校

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3.平成 28年度までに「遅れ」の事業

アクションプラン(平成 24 年度~平成 28 年度)に掲げた事業で「遅れ」の事業は、以下

のとおりです。

アクションプラン事業の名称

成 果

12 都市農業担い手育成事業

①認定農業者 199人(うち見沼田圃エリア内 55人) ②実施方針策定(策定済) ③新規就農者数年間平均9人(市全体 平成24年度~平成28年度累計47人)

25見沼代用水管理用通路の安全な歩

行空間の確保 関係機関との協議を実施

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4.アクションプラン事業一覧

■事業一覧(事業番号対応表)

アクションプラン(H24~H28)

掲載事業名

アクションプラン(H29~H33)

掲載事業名

担当課室 備考

1特別緑地保全地区の指定検

1 公開型緑地の整備 〔みどり推進課〕

「公開型緑地の整

備」と統合

2 自然緑地の保全・整備事業 「公開型緑地の整

備」と統合

3水と緑に親しむことができる市

民の憩いの場所の整備 事業名変更

4 斜面林の保全 2 斜面林の保全 〔みどり推進課〕

5 高沼用水路整備事業 削除 〔河川課〕 計画対象区域外

事業のため

6 水辺のサポート制度 3 水辺のサポート制度 〔環境対策課〕

7 自然環境・水環境保全事業 4 水環境保全事業 〔環境対策課〕 「自然環境・水環

境保全事業」の分

化5 自然環境保全事業 〔環境対策課〕

8 農地流動化対策の推進 6 農地流動化対策の推進 〔農業振興課〕

〔農業政策課〕

9学校教育ファーム・市民農園

整備事業 7学校教育ファーム・市民農園

整備事業

〔健康教育課〕

〔農業政策課〕

10 遊休農地解消の推進 8 遊休農地解消の推進 〔農業振興課〕

11 農環境の保全と改善 9 農環境の保全と改善 〔農業環境整備課〕

12 都市農業担い手育成事業 10 都市農業担い手育成事業 〔農業政策課〕

13 地産地消事業 11 地産地消事業 〔農業政策課〕

14農情報ガイドブック・マップ作

成事業 12

農情報ガイドブック・マップ作成

事業 〔農業政策課〕

15 食育推進事業 13 食育推進事業 〔健康教育課〕

〔健康増進課〕

16 食農教育の推進 14 食農教育の推進 〔農業政策課〕

17 価値と魅力の共有

15 価値と魅力の共有 〔農業政策課〕 18

見沼たんぼでの協働と農業活

性化 「価値と魅力の共

有」と統合

19歴史的・自然的資源の保存・

整備事業 16

歴史的・自然的資源の保存・

整備事業 〔文化財保護課〕

20 歴史的資源の活用 17 歴史的資源の活用 〔文化財保護課〕

21加田屋地区自然環境公園整

備事業 18

加田屋周辺地区自然環境公

園整備事業 〔都市公園課〕 事業名変更

22 見沼通船堀公園整備事業 19 見沼通船堀公園整備事業 〔都市公園課〕

23ビューポイント等への休憩施設

設置 20

ビューポイント等への休憩施設

設置

〔見沼田圃政

策推進室〕 市民プロジェクト

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アクションプラン(H24~H28)

掲載事業名

アクションプラン(H29~H33)

掲載事業名

担当課室 備考

24見沼田圃の散歩みち案内板・

案内標識の設置 21

見沼田圃の散歩みち案内板・

案内標識の設置

〔見沼田圃政

策推進室〕 市民プロジェクト

25見沼代用水管理用通路の安

全な歩行空間の確保 22

見沼代用水管理用通路の安

全な歩行空間の確保

〔見沼田圃政

策推進室〕 市民プロジェクト

26見沼の自然・歴史を活用した

魅力づくり 削除 〔観光国際課〕

市内半日観光ル

ートの一つとして

PR を継続

27

市民活動団体情報共有化事

業(見沼たんぼ・さいたま市&

市民ネットワーク)

23見沼・さぎ山交流ひろばの活

〔見沼田圃政

策推進室〕 事業名変更

市民プロジェクト

28 見沼田圃のPR・情報発信 24 見沼田圃のPR・情報発信

〔見沼田圃政

策推進室〕

〔観光国際課〕

市民プロジェクト

29 学校環境緑化コンクール 削除 〔指導1課〕 各学校の取り組みと

して、授業を継続

30 児童体験農園事業の推進 25小・中学校における農業体験

の推進 〔農業政策課〕 事業名変更

31環境教育推進事業

(環境教育資料作成) 26

環境教育推進事業

(環境教育資料作成) 〔指導1課〕

32 市民による支援と協働 削除 〔農業政策課〕 「学校教育ファー

ム・市民農園整備

事業」と統合

33コミュニティサイクルの導入の

検討 27 コミュニティサイクルの活用

〔自転車まちづ

くり推進課〕 事業名変更

新規事業

28 見沼散策の拠点整備 〔見沼田圃政

策推進室〕 市民プロジェクト

29環境広場の公園化に向けた

整備

〔環境施設管

理課〕

30 見沼田んぼ桜回廊の活用 〔見沼田圃政

策推進室〕 市民プロジェクト

31 農業交流施設の整備 〔農業政策課〕

32(仮称)セントラルパーク整備

事業 〔都市公園課〕

33 体験型観光農園の推進 〔農業政策課〕

34 サイクリングコースの環境整備〔自転車まちづ

くり推進課〕

35サイクルサポート施設の認定・

設置

〔自転車まちづ

くり推進課〕

36さいたマーチ~見沼ツーデー

ウオーク~

〔スポーツ政策

室〕

37環境教育の推進(生きものとの

ふれあい)

〔大宮南部浄

化センター〕

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さいたま市見沼田圃基本計画アクションプラン (平成 29年度~平成 33年度)

発行日 平成 30年 5月

さいたま市 都市局 都市計画部 見沼田圃政策推進室

〒330-9588 さいたま市浦和区常盤 6丁目 4番 4号

TEL : 048-829-1413 FAX : 048-829-1979

e-mail : [email protected]

この印刷物は 500 部作成し、1部当たりの印刷経費は 616 円です。