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2019. 3
やってみよう!
3D点群ツール 編測量編測量編
やってみよう★ 3D 点群ツール編
1 やってみよう★ 3D 点群ツール編
やってみよう for Wingneo INFINITY【3D 点群ツール編】 3D 点群ツールに取り込んだ点群データを WingneoINFINITYに取り込む手順を説明します。
※3D 点群ツール
固定式レーザースキャナや MMS(モービル・マッピング・システム)で取得された大量点群データを、高精度かつ高
速に、汎用的データとして処理するソフトウェアです。
点群データの水平・高さの調整および追加読み込み・合成・削除・色変更等の処理が可能です。
PC の推奨スペック
対応 OS :Windows 7 ServicePack1 (64bit)の全エディション/Windows 8.1 Pro/Windows 10 Pro
CPU: :Intel Core 2 Duo 2.4GHz以上
メモリ :4GB 以上推奨
グラフィックボード :OpenGL3.0 以上に対応した VRAM(ビデオメモリ)512MB 以上を搭載した PCI-Express
接続のグラフィックボード
※3D 点群ツールの操作方法については、3D 点群ツールのマニュアルを参照してください。
メニューバー[ヘルプ]-[マニュアル]で PDFのマニュアルが表示されます。
目次
やってみよう for Wingneo INFINITY【3D 点群ツール編】 ................................................... 1 目次 ........................................................................................................................................................ 1 CAD から 3D 点群ツールの起動 ................................................................................................................. 2 3D 点群ツールの操作方法 ......................................................................................................................... 4 3D 点群ツールより WingneoINFINITY へ背景画像出力 ............................................................................ 6 WingneoINFINITY で 3D 点群ツールデータの取り込み ............................................................................. 8 3D 点群編集[削除](オプション) .................................................................................................................. 9 3D 点群編集[穴埋めコマンド](オプション) ..................................................................................................13 3D 点群編集[部分点群](オプション) ..........................................................................................................14
やってみよう★ 3D 点群ツール編
2 やってみよう★ 3D 点群ツール編
CADから 3D 点群ツールの起動
WingneoINFINITYプログラム DVD に格納されたデータを使用しますので PC に DVD を挿入してください。
① [ツール]-[汎用 CAD]をクリックして CAD を起動します。
② [新規作成]画面が表示されます。
[OK]をクリックします。
③ [ファイル]-[ツール]-[3D 点群ツール]をクリックします。
④ [フォルダの参照]画面が表示されます。
DVD ドライブの以下の階層フォルダを指示して[OK]をクリックします。
DVD ドライブ:\training-data\MMS
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3 やってみよう★ 3D 点群ツール編
⑤ [点群の読込]画面が表示されます。
そのまま[OK]をクリックします。
⑥ 点群の読込中のバーが表示されます。
⑦ 読み込みが完了すると、「MMS-3D 点群ツール」が起動します。
「全データ」にマウスカーソルを合わせて右クリックします。
※上図は背景色を白に設定しています。
設定方法、メニューバーの[設定]-[背景色]をクリックして白に設定します。
図が表示されない場合は、「カラー」に設定されているか確認してください。
⑧ 「点の数」をクリックして点群データを確認します。
(サンプルデータは、5,733,255 点です。)
⑨ 表示設定は、[閉じる]をクリックします。
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3D 点群ツールの操作方法
3D 点群ツールのビュアー操作を説明します。
画面を回転させたり移動したりして点群描画を確認してください。
メニューバーの[表示]-[表示モード]をクリックして[上空表示][平面表示][側面表示][走行表示]を切り替えます。
をクリックしても切り替えできます。
[上空表示]
点群を上空から眺めた状態の表示モードです。
操作
左ボタンドラッグ :平行移動
[Shift]+左ボタンドラッグ :矩形指定による拡大
右ボタンドラッグ :現在の視点における目標点を中心として 3 次元の回転
[Shift]+右ボタンドラッグ :画面中心を軸とした回転
[Ctrl]+右ボタンドラッグ :現在選択されている点を中心とした 3 次元の回転
マウスホイール :マウスカーソルの位置を中心とした拡大・縮小
[Shift]+矢印キー :平行移動
[Ctrl]+矢印キー :現在の視点における目標点を中心として 3 次元の回転
※[表示]-[初期表示]で元の表示に戻ります。
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5 やってみよう★ 3D 点群ツール編
[平面表示]
点群を XY平面上で表現したモードです。
操作
左ボタンドラッグ :平行移動
[Shift]+左ボタンドラッグ :矩形指定による拡大
[Shift]+右ボタンドラッグ :画面中心を軸とした回転
マウスホイール :マウスカーソルの位置を中心とした拡大・縮小
[Shift]+矢印キー :平行移動
※[表示]-[初期表示]で元の表示に戻ります。
[側面表示]
点群を横から見た状態のモードです。
操作
左ボタンドラッグ :平行移動
[Shift]+左ボタンドラッグ :矩形指定による拡大
右ボタンドラッグ :現在の視点における目標点を中心とした XY平面上の回転
[Ctrl]+右ボタンドラッグ :現在選択されている点を中心とした XY平面上での回転
マウスホイール :マウスカーソルの位置を中心とした拡大・縮小
[Shift]+矢印キー :平行移動
[Ctrl]+矢印キー :現在の視点における目標点を中心とした XY平面上の回転
※[表示]-[初期表示]で元の表示に戻ります。
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6 やってみよう★ 3D 点群ツール編
[走行表示]
走行車両の視点から走行方向を見たような状態のモードです。(視点や方向はマウス操作で変更できます。)
※MMS走行軌跡のあるデータのみ表示できます。
操作
左ボタンドラッグ :現在の視点における目標点を中心とした回転
[Shift]+左ボタンドラッグ :矩形指定による拡大
右ボタンドラッグ :視点を中心とした回転
[Shift]+右ボタンドラッグ :画面中心を軸とした回転
右+左ボタンドラッグ :視点の前後移動
(中央ボタンドラッグ)
マウスホイール :マウスカーソルの位置を中心とした拡大・縮小
[Shift]+矢印キー :現在の視点における目標点を中心とした回転
[Ctrl]+矢印キー :視点中心の回転
※[表示]-[初期表示]で元の表示に戻ります。
3D 点群ツールよりWingneoINFINITYへ背景画像出力
① メニューバー[ツール]-[WingneoINFINITYへ画像出力]をクリックします。
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7 やってみよう★ 3D 点群ツール編
② [WingneoINFINITYへ点群画像を出力]画面が表示されます。
そのまま[作成開始]をクリックします。
※「画像 1 ピクセルあたりの地理座標での長さ」を小さく設定するほどデータサイズが大きくなりメモリ消費しま
す。
※出力先に画像ファイルが残っている場合は、右の画面が表示されます。[はい]をクリックします。
③ 画像ファイル書き込み中の画面が表示されます。
④ 処理が完了すると元の画面に戻ります。
⑤ [ファイル]-[アプリケーションの終了]で 3D 点群ツールを終了します。
※デュアルディスプレイを利用している場合は、3D 点群ツールウィンドウと CAD ウィンドウを並べて表示させて
利用することができます。
⑥ [保存の確認]画面が表示されます。
「保存しないボタンを有効にする」にチェックを付けて[保存しない]をクリックして終了します。
※[保存する]をクリックして書き込む場合は、データの書き込みができるドライブより読み込んでください。
今回は、DVD より読み込んでいますので書き込みはできません。
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WingneoINFINITYで 3D 点群ツールデータの取り込み
① WingneoINFINITYのCAD画面でメニューバー[ファイル]-[ツール]-[3D点群ツール取り込み]をクリックします。
② ファイル選択の画面が表示されます。
ファイルを全て選択して[開く]をクリックします。
※ファイルを全選択する方法
1 つのファイルを選択した後、[Ctrl]+A でファイルの全選択になります。
③ CAD に点群データが表示されます。
※「座標系の自動縮尺調整を行いますか?」とメッセージが表示される場合があります。[OK]をクリックすると、
画面中央に点群データが表示されます。
※図面書き込みしていない場合は、図面の書き込み画面が表示されますので書き込みしてください。
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9 やってみよう★ 3D 点群ツール編
※表示方法が上図と違う場合は、メニューバー[図面設定]-[表示設定]を確認してください。
色設定の用紙色 :白
画像・ラスタ 「ラスタ」 :ラスタ・枠を表示
点群データの画像は、点群座標の平面直角座標系を維持したワールドファイルを持っています。
既存の現況と重ねたり、CAD 機能を利用して画像をトレースして現況図の作成を行います。
3D 点群編集[削除](オプション)
3D 点群ツールで点群の編集[削除]を行います。
① 2 ページの操作で 3D 点群編集ツールを起動します。
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10 やってみよう★ 3D 点群ツール編
② 下図、枠範囲を拡大します。
[Shift]+左ドラッグで範囲を指示すると拡大されます。
③ 矩形指示した個所が拡大されます。
④ 下図[点群選択・編集コマンド]をクリックして、[選択][矩形指定]に切り替えます。
※3D 点群編集オプションが無い状態で編集コマンドを起動すると下図のエラーメッセージが表示されます。
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11 やってみよう★ 3D 点群ツール編
⑤ 下図、[1 点目][2 点目]と領域を指定します。
領域が赤く選択状態になります。
⑥ 画面上で右クリックし、[その他の表示設定]-[表示モード]-[側面表示]をクリックします。
⑦ [選択解除]に切り替えて下図[1点目][2 点目]と指示して道路面の指示を解除します。
樹木など路面より上のデータのみ選択状態になります。
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12 やってみよう★ 3D 点群ツール編
⑧ [選択点削除]をクリックします。
⑨ 確認画面で[はい]をクリックすると、選択された点群(樹木など)が削除されます。
⑩ 画面上で右クリックし、[その他の表示設定]-[表示モード]-[平面表示]をクリックします。
⑪ 平面図より樹木などの点群データが削除されていることが確認できます。
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13 やってみよう★ 3D 点群ツール編
3D 点群編集[穴埋めコマンド](オプション)
3D 点群ツールで点群の編集[穴埋め]を行います。
① 穴埋め個所を矩形指示で拡大します。
[Shift]+左ドラッグで範囲を指示すると拡大されます。
② [表示]-[点の表示色]-[標高]をクリックします。(右クリックでもメニューが表示されます。)
③ 標高で色分けされます。
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14 やってみよう★ 3D 点群ツール編
色は、メニューバーの[設定]-[色分け設定]-[標高]で確認できます。(下図)
④ [穴埋めコマンド]をクリックして下図、五角形の領域を指示します。
最後に[確定]をクリックします。
⑤ [登録]をクリックして確定します。
※穴の開いている領域を、その周囲の点も少し含めて指定することにより、既存の点から平均的な平面を
算出し、その平面上に指定された間隔で点を発生させます。
3D 点群編集[部分点群](オプション)
3D 点群ツールで部分的に点群を抜きだして出力します。
2 ページの操作で 3D 点群編集ツールを起動します。
① 下図[点群選択・編集コマンド]をクリックします。
[選択][矩形指定]に切り替えます。
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15 やってみよう★ 3D 点群ツール編
② 下図、[1 点目][2 点目]と領域を指定します。
領域が赤く選択状態になります。
③ [部分点群]をクリックします。
④ 選択した領域のみ抜き出されます。
他の編集コマンドについては、[ヘルプ]-[マニュアル]を参照して操作してみてください。
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16 やってみよう★ 3D 点群ツール編
参考: 点群テキストを出力し、Wingneo 3DAdvance(3D-Map)に取り込むことができます。
点群テキスト出力
[ファイル]-[点群のテキスト(任意形式)書込]をクリックして点群データをテキストに書き込みます。
Wingneo 3DAdvance(3D-Map)2011 点群テキストの取込
① 「ツールスペース」を表示します。
② 左側の点群を右クリックして[点群を作成]をクリックします。
③ [次へ]をクリックします。
④ ラジオボタンの「新規点群データベースを作成」を選択し、点群のファイル形式を
選択で[XYZ_RGB(comma delimited)]を選択します。
⑤ 新規点群データベースに読み込むファイルの右にある「+」をクリックして
点群テキストファイルを選択します。
⑥ [完了]をクリックして取り込みされます。
※Wingneo 3DAdvance の操作方法については、AutoCAD マニュアルを参照してください。
やってみようfor Wingneo INFINITY【3D点群ツール編】 目次 CADから3D点群ツールの起動 3D点群ツールの操作方法 3D点群ツールよりWingneoINFINITYへ背景画像出力 WingneoINFINITYで3D点群ツールデータの取り込み 3D点群編集[削除](オプション) 3D点群編集[穴埋めコマンド](オプション) 3D点群編集[部分点群](オプション)