姿を現した違法辰巳ダム (2012.2.16 試験湛水で満水の様子) 辰巳ダム裁判 4周年集会 平成 24 年 7 月 8 日 ( 日 ) 午後1時半~4時 会場:石川県教育会館2F(香林坊大和裏) ◆記念講演 関 良基 先生 (拓殖大学政経学部准教授) ◆裁判報告 久保田康宏 弁護士 (辰巳ダム裁判治水担当) せ き よ し き ●講師紹介 「過大な想定洪水と基本高水」 「辰巳ダムの過大な基本高水」 ◆関 良基先生 1969年生まれ。拓殖大学政経学部准教授。森 林政策学。八ッ場ダムの根拠となっている基本高 水の虚構ならびに貯留関数法という計算モデル自 体の信頼性が低いことを指摘。関心領域は、「コ ンクリートから緑の公共事業への転換」で、次代 の若手の理論的リーダーの一人。 ◆久保田康宏先生 辰巳ダム裁判弁護団の治水担当弁護士で若手の ホープの一人。治水の準備書面で力作を披露。辰 巳ダムで用いられた貯留関数法による基本高水に ついて過大になった問題を指摘し、国のマニュア ルで求められている検証を怠っていると行政裁量 の逸脱濫用を追及。 関先生は、次にように指摘する。 「基本高水」という記号は、ダム業界の側か ら見ると「ダムを造り続けるための打ち出の 小槌」のようなものである。一方、納税者か ら見ると、基本高水が現実から乖離した過大 な値に設定されているとすれば「税金を吸い 込むブラックホール」になる。(『世界』10 月号「基本高水はなぜ過大なのか」) 参加協力費:500円 辰 巳 ダ ム は 不 要 で ム ダ 遣 い 。 裁 判 の 中 で ま す ま す 明 確 に 。 全国のダム建設に共通する過大 な洪水量を決めるゴマカシとは。 関良基(せきよしき) 1969 信州上田生まれ 1994 京都大学農学部卒 1996 同大学院農学研究科熱帯農学専攻博 士課程修了 2000 同大学院農学研究科森林科学専攻博 士課程修了 2002 学位取得。博士(農学) 早稲田大学アジア太平洋研究センター助手 など。現在、拓殖大学政経学部准教授 主催:辰巳ダム裁判原告団 《問い合わせ》 090-2837-1639(中) ▲