2.地域包括ケアシステムについて 平成26年 7 月 30 日 第 2 回 岐阜市高齢者 福祉計画推進委員会 資料 3 (1)地域包括ケアシステムの構築 (2)地域ケア会議の推進 ・・・・・・・・・・ P 1 ・・・・・・・・・・ P 4 目次
2.地域包括ケアシステムについて
平成 2 6 年 7 月 3 0 日
第2回 岐阜市高齢者
福祉計画推進委員会
資料 3
(1)地域包括ケアシステムの構築
(2)地域ケア会議の推進
・・・・・・・・・・ P 1
・・・・・・・・・・ P 4
目次
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2.地域包括ケアシステムについて
いつまでも元気に暮らすために・・・
生活支援・介護予防
住まい
※ 地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(中学校区)を単位として想定していく
■在宅系サービス: ・訪問介護 ・訪問看護 ・通所介護 ・小規模多機能型居宅介護 ・短期入所生活介護 ・24時間対応の訪問サービス ・複合型サービス (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等
・自宅 ・サービス付き高齢者向け住宅 等 相談業務やサービスの
コーディネートを行います。
■施設・居住系サービス ・介護老人福祉施設 ・介護老人保健施設 ・認知症共同生活介護
・特定施設入所者生活介護
等
日常の医療: ・かかりつけ医、有床診療所 ・地域の連携病院 ・歯科医療、薬局
老人クラブ・自治会・ボランティア・NPO 等
・地域包括支援センター (岐阜市内18か所設置) ・ケアマネジャー
通院・入院 通所・入所
病院: 急性期、回復期、慢性期
病気になったら・・・
医 療
介護が必要になったら・・・
介 護
■介護予防サービス
地域包括ケアシステムとは
重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることが出来るよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が連携し、一体的に提供されるシステム
(1)地域包括ケアシステムの構築
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国資料より作成
2.地域包括ケアシステムについて
介護保険制度改正後の主な内容 (平成26年6月25日公布)
地域包括ケアシステムの構築に必要な4つの施策
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国資料より作成
2.地域包括ケアシステムについて
(2)地域ケア会議の推進
介護保険制度改正で充実・強化する内容
介護保険法で制度的に位置づけ
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地域包括ケアシステム構築のために強化する項目
国資料より作成
2.地域包括ケアシステムについて
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(2)地域ケア会議
1) 「地域ケア会議」の5つの機能
地域ケア会議とは、適切な支援を図るために必要な検討を行うとともに、地域において自立した日常生活を営むために必要な支援体制に関する検討を行うこと。
国資料
2.地域包括ケアシステムについて
(2)地域ケア会議 2)地域ケア会議の具体例 (個別課題から政策形成までの展開例)
個別課題
地域課題の解決 地域課題の把握
個別課題の解決
総合相談、ケアマネ支援等により把握
閉じこもり、食生活の偏りによる低栄養の高齢者
認知症高齢者の徘徊と家族介護負担
配食サービスの利用、かかりつけ医との連携
交番や地域関係者の連携、近隣住民の協力
自立支援に資するケアマネジメント支援
地域の身近な場所で高齢者の居場所づくり
医療職と介護職の合同研修等、連携強化策
認知症の普及啓発と関係者のネットワークづくり
(地域づくり、資源開発、政策形成)
個別支援に活かす 個別から地域を見る
ハイリスク高齢者、認知症高齢者の早期発見
医療と介護の連携強化が必要
地域住民の理解と協力が必要
ニーズ把握と優先順位の判断 緊急性、ニーズ量、実行可能性、効果見込み等を検討して、必要なサービスメニューと量を確保(事業化、施策化)
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2.地域包括ケアシステムについて
3)「地域ケア会議」を活用した個別課題解決から地域包括ケアシステム実現までのイメージ
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(2)地域ケア会議
国資料
2.地域包括ケアシステムについて
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(2)地域ケア会議 4)岐阜市の地域ケア会議の現状 ①地域ケア会議の開催方法
目的 1 医療、介護等の多職種が協働して高齢者の個別課題の解決を図るとともに、介護支援専門員の 自立支援に資するケアマネジメントの実践力を高める。 2 個別ケースの課題分析等を積み重ねることにより、地域に共通した課題を明確化する。 3 共有された地域課題の解決に必要な資源開発や地域づくり、さらには、介護保険事業計画への 反映などの政策形成につなげる。
岐阜市で取り組んでいる方法 1 事例検討会を充実させ、地域課題発見の視点を取り入れる。 2 処遇困難事例の検討に、様々な立場からの知恵やノウハウを集結させながら解決に向かう視点 を取り入れる。 3 地域包括支援センターが開催する地域関係者との連絡会議に、地域課題の共有や好事例を紹介 し、地域での共有を図る。 4 他の様々な会議等において、地域の関係者とともに地域支援や基盤整備に関する検討を行う。 5 地域づくりを目的に、テーマを決めての検討会等の開催 等
既存の会議で地域ケア会議の機能を果たしている場合は、その会議の活用・充実を図る (5つの機能をひとつの会議に盛り込まなくても可)
5) 平成25年度 岐阜市地域ケア会議開催状況
2.地域包括ケアシステムについて
1 岐阜市地域包括支援センターの開催状況 ■平成25年度に開催された回数(岐阜市地域包括支援センター運営協議会報告書より)
(個別ケア会議) 53回 (地域ネットワーク会議) 47回 ■参加職種 医療関係者(医師、歯科医師、薬剤師) 地域の各種団体(自治会、民生委員、老人クラブ、地域NPO、地区組織) 警察署、消防署、市民健康センター、ふれあい保健センター、社会福祉協議会、 日赤奉仕団、介護サービス事業所(ケアマネジャー、グループホーム、デイサービス)、 病院ソーシャルワーカー、小学校長、 2 岐阜市認知症地域支援体制構築推進会議 全体会議 年 1回 ワーキング会議 年 2回 個別ケース会議 年 9回
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(2)地域ケア会議
2.地域包括ケアシステムについて
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(2)地域ケア会議
【課題】 1 「地域包括ケアシステム」や「地域 ケア会議」について知っている人 の増加することが必要である。 2 地域の役員は地域で開催する会 議と出席者が重なることが多く 出席し難い場合がみられる 3 医療・保健・福祉等の専門機関や 民間機関、ボランティア等が参加 する地域ケア会議を開催する。
【今後の方向性】 1 地域包括ケアシステムの構築や地域 ケア会議について広報等で広く周知 していく。また、各地域ごとの周知 は地域包括支援センターが行う。 2 地域等の既存の会議や研修会等 を利用することも検討し、会議の 活用・充実を図る。 3 会議を行う前に会議に関係すると考 えられる組織や人々に、地域ケア会 議について具体的に周知し、理解と 協力を得ていく。
「地域包括ケアシステム」を推進するために地域ケア会議の課題と今後の方向性
1 開催方法
2.地域包括ケアシステムについて
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(2)地域ケア会議
【課題】 地域ケア会議で抽出された 地域課題から、新しい地域の 社会資源の形成や政策形成に 繋げていく必要がある。
【今後の方向性】 ・各地域包括支援センターの地域 ケア会議で検討された内容を 市が集約し整理する。 ・今後の地域づくりに活用すること ができる内容は、地域へフィード バックする。 ・行政として取り組むべき内容は 今後の政策形成に生かしていく。
「地域包括ケアシステム」を推進するために地域ケア会議の課題と今後の方向性
2 政策形成に生かす
第1回委員会での意見より 地域包括ケアシステムを構築していくためには地域への説明が重要
2.地域包括ケアシステムについて
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地域包括ケアシステムの地域への説明
現状:地域包括ケアシステムを地域へ説明するために取り組んでいること ・地域包括ケアシステムとは何かを地域包括支援センター運営協議会や、 地域の役員会(自治会役員会や民生委員会等)などで説明している。
今後取り組むこと:地域包括ケアシステムの構築や地域ケア会議について広報等 で広く周知していく。また、各地域ごとの周知は地域包括支 援センターが行う。