2005/10/26 第２回クリアランス技術検討WG － －
Welcome message from author
This document is posted to help you gain knowledge. Please leave a comment to let me know what you think about it! Share it to your friends and learn new things together.
Transcript
2005/10/26第２回クリアランス技術検討WG
短半減期核種によって汚染された廃棄物の取り扱いについて
－ 三共㈱におけるケーススタディ －
三共㈱ 反保浩一
資料２－２－１
GROUP
－1－
概要概要
１．実績による核種ごとの廃棄物濃度と１．実績による核種ごとの廃棄物濃度と11年減衰後濃度の試算年減衰後濃度の試算
(1)(1)廃棄物濃度分布（ドラム缶ごと）の試算廃棄物濃度分布（ドラム缶ごと）の試算
(2)(2)受入量等からの平均濃度の試算受入量等からの平均濃度の試算
２．短半減期核種分離イメージ（例）２．短半減期核種分離イメージ（例）
３．品質マネジメントイメージ（例）３．品質マネジメントイメージ（例）
GROUP
－2－
廃棄物中廃棄物中RIRI濃度算出のための関係既知数量濃度算出のための関係既知数量
受入量受入量
貯蔵施設
使用量使用量
取り分け取り分け
可燃物可燃物 不燃物不燃物 難燃物難燃物 動物動物 非圧非圧
液体液体
廃棄量廃棄量
固体廃棄物（分類廃棄）固体廃棄物（分類廃棄）
日本アイソトープ協会
日本アイソトープ協会
日本アイソトープ協会
受入記録
（年月日、RI種類・数量等）
使用記録
（年月日、氏名、目的、方法、場所、RI種類・数量等）
廃棄記録
（年月日、氏名、方法、場所、RI種類・数量等）
※いずれも法定帳簿
RIRI使用事業所使用事業所
受入から集荷まで減衰補正 廃
棄量
廃棄量
集荷引渡
GROUP
－3－
１．（１．（11）廃棄物中短半減期）廃棄物中短半減期RIRI濃度分布試算の計算条件濃度分布試算の計算条件
計算対象廃棄物：2003年下期～2004年（1.5年）全固体協会引取廃棄物（フィルターを除く50Lドラム缶540本）
対象核種：半減期90日以下の使用実績のある核種（32P, 33P, 51Cr, 125I, 35S）
計算条件：(1) 放射能は実験者廃棄入力数値を使用（受入から集荷まで
の半減期補正した廃棄量）(2) ドラム缶内容物重量
可燃･難燃：8kg, 動物：10kg, 不燃：25kg, 非圧：実重量とし、 １ドラム缶内に複数核種が存在する場合は、内容物重量を核種数で割って濃度を算出
(3) １年減衰については、単純な半減期減衰計算のみ
※ ・弊社では年２回廃棄物集荷・核種分別廃棄は実施していない
計算対象廃棄物：計算対象廃棄物：20032003年下期～年下期～20042004年（年（1.51.5年）全固体協会引取廃棄物年）全固体協会引取廃棄物（フィルターを除く（フィルターを除く50L50Lドラム缶ドラム缶540540本）本）
対象核種：対象核種：半減期半減期9090日以下の使用実績のある核種日以下の使用実績のある核種（（3232P, P, 3333P, P, 5151Cr, Cr, 125125I, I, 3535SS））
計算条件：計算条件：(1) (1) 放射能は実験者廃棄入力数値を使用（受入から集荷まで放射能は実験者廃棄入力数値を使用（受入から集荷まで
の半減期補正した廃棄量）の半減期補正した廃棄量）(2) (2) ドラム缶内容物重量ドラム缶内容物重量
可燃･難燃：可燃･難燃：8kg, 8kg, 動物：動物：10kg, 10kg, 不燃：不燃：25kg, 25kg, 非圧：実重量非圧：実重量とし、とし、 １ドラム缶内に複数核種が存在する場合は、内容物１ドラム缶内に複数核種が存在する場合は、内容物重量を核種数で割って濃度を算出重量を核種数で割って濃度を算出
(3) (3) １年減衰については、単純な半減期減衰計算のみ１年減衰については、単純な半減期減衰計算のみ
※※ ・弊社では年２回廃棄物集荷・弊社では年２回廃棄物集荷・核種分別廃棄は実施していない・核種分別廃棄は実施していない
GROUP
－4－
33P (T1/2=25.34day)
0
20
40
60
80
100
120
140
0.01未
満
0.01-
0.1
0.1-1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数 保管開始時
１年減衰後
33P (T1/2=25.34day)
0
20
40
60
80
100
120
140
0.01未
満
0.01-
0.1
0.1-1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数 保管開始時
１年減衰後
32P (T1/2=14.26d)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
0.01
未満
0.01-
0.1
0.1-
1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,00
0-10
,000
10,00
0-10
0,000
100,0
00以
上Bq/g
件数保管開始時
１年減衰後
32P (T1/2=14.26d)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
0.01
未満
0.01-
0.1
0.1-
1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,00
0-10
,000
10,00
0-10
0,000
100,0
00以
上
Bq/g
件数保管開始時
１年減衰後
廃棄物中短半減期廃棄物中短半減期RIRI濃度分布計算結果（濃度分布計算結果（3232P,P,3333PP））
RS-G-1.7値 RS-G-1.7値
(1,000Bq/g) (1,000Bq/g)
廃棄物集荷時点濃度を保管開始時として設定
GROUP
－5－
51Cr (T1/2=27.7day)
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
0.01未
満
0.01-
0.1
0.1-
1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数 保管開始時
１年減衰後
51Cr (T1/2=27.7day)
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
0.01未
満
0.01-
0.1
0.1-
1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数 保管開始時
１年減衰後
３５S (T1/2=87.51day)
0
20
40
60
80
100
120
140
0.1未
満
0.1-
1
1-10
10-1
00
100-
1,00
0
1,00
0-10
,000
10,0
00-1
00,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数１年減衰後
保管開始時
３５S (T1/2=87.51day)
0
20
40
60
80
100
120
140
0.1未
満
0.1-
1
1-10
10-1
00
100-
1,00
0
1,00
0-10
,000
10,0
00-1
00,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数１年減衰後
保管開始時
RS-G-1.7値
廃棄物中短半減期廃棄物中短半減期RIRI濃度分布計算結果（濃度分布計算結果（5151Cr,Cr, 3535SS ））
RS-G-1.7値
(100Bq/g) (100Bq/g)
GROUP
－6－
125I (T1/2=59.4day)
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
0.1未
満
0.1-1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上Bq/g
件数 保管開始時
１年減衰後
125I (T1/2=59.4day)
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
0.1未
満
0.1-1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数 保管開始時
１年減衰後
廃棄物中短半減期廃棄物中短半減期RIRI濃度分布計算結果（濃度分布計算結果（ 125125I I ））
RS-G-1.7値
125I
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
0.1未
満
0.1-
1
1-10
10-1
0010
0-1,
000
1,00
0-10
,000
10,00
0-10
0,000
100,0
00以
上
(Bq/g)
件数保管開始時
１年減衰後
〈B社（125I専用施設）の例〉
製造部門
0
1
2
3
4
5
6
7
0.1未
満
0.1-1
1-10
10-1
0010
0-1,0
001,
000-
10,00
0
10,00
0-10
0,000
100,
000以
上
(Bq/g)
件数
保管開始時
1年減衰
全体
部門別
(100Bq/g)
分析部門
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
0.1未
満
0.1-1
1-10
10-1
0010
0-1,0
001,0
00-1
0,00
0
10,0
00-1
00,00
010
0 ,000
以上
(Bq/g)
件数
保管開始時
1年減衰
GROUP
－7－
125I(T1/2=59.4day)
0
50
100
150
200
250
300
350
0.00
1未満
0.001
-0.1
0.01
-0.1
0.1-1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数
保管開始時
１年減衰後
２年減衰後
３年減衰後
125I(T1/2=59.4day)
0
50
100
150
200
250
300
350
0.00
1未満
0.001
-0.1
0.01
-0.1
0.1-1
1-10
10-1
00
100-
1,000
1,000
-10,0
0010
,000-
100,0
00
100,0
00以
上
Bq/g
件数
保管開始時
１年減衰後
２年減衰後
３年減衰後
廃棄物中短半減期廃棄物中短半減期RIRI濃度分布計算結果（濃度分布計算結果（ 125125I I ）長期減衰）長期減衰
RS-G-1.7値(100Bq/g)
<１年以上減衰後の濃度分布の試算>
GROUP
－8－
１．１． （（22）廃棄物中短半減期）廃棄物中短半減期RIRI平均濃度試算の計算条件平均濃度試算の計算条件
計算対象廃棄物：2003年下期～2004年（1.5年）全固体協会引取廃棄物（フィルターを除く50Lドラム缶540本）
対象核種：半減期90日以下の使用実績のある核種（32P, 33P, 51Cr, 125I, 35S）
計算条件：(1) 放射能は受入量及び廃棄量（受入から集荷までの半減期
補正した廃棄量）(2) ドラム缶内容物重量
安全側に考え廃棄実績ドラム缶内容物を一律１kgで計算(3) １年減衰については、単純な半減期減衰計算のみ
計算対象廃棄物：計算対象廃棄物：20032003年下期～年下期～20042004年（年（1.51.5年）全固体協会引取廃棄物年）全固体協会引取廃棄物（フィルターを除く（フィルターを除く50L50Lドラム缶ドラム缶540540本）本）
対象核種：対象核種：半減期半減期9090日以下の使用実績のある核種日以下の使用実績のある核種（（3232P, P, 3333P, P, 5151Cr, Cr, 125125I, I, 3535SS））
計算条件：計算条件：(1) (1) 放射能は放射能は受入量受入量及び及び廃棄量廃棄量（受入から集荷まで（受入から集荷まで の半減期の半減期
補正した廃棄量）補正した廃棄量）(2) (2) ドラム缶内容物重量ドラム缶内容物重量
安全側に考え廃棄実績ドラム缶内容物を一律１安全側に考え廃棄実績ドラム缶内容物を一律１kgkgで計算で計算(3) (3) １年減衰については、単純な半減期減衰計算のみ１年減衰については、単純な半減期減衰計算のみ
GROUP
－9－
廃棄物廃棄物RIRI平均濃度の試算平均濃度の試算
〈〈計算データ計算データ〉〉
〈〈計算結果計算結果〉〉
核種 ３２P ３３P ５１Cr １２５I ３５S 備考T1/2(Day) 14.26 25.34 27.7 59.4 87.51
RS-G-1.7(Bq/g) 1000 1000 100 100 100
受入（購入＋譲受）(kBq) 352,425 906,500 370,000 521,827 5,372,400 法定記録
出庫使用(kBq) 188,366 770,649 214,080 389,997 5,675,472 法定記録
廃棄放射能(kBq) 4,178 22,150 27,704 81,430 783,982 法定記録
出庫件数 65件 205件 37件 1,290件 789件
ドラム缶数（延べ本数） 81 149 56 326 309
平均濃度(Bq/g) 4351 6084 6607 1601 17386 受入量/(ドラム数(kg)）
１年減衰後(Bq/g) 8.61E-05 2.81E-01 7.15E-01 2.26E+01 9.66E+02
RS-G-1.7比率（受入量） 8.61E-08 2.81E-04 7.15E-03 2.26E-01 9.66E+00
平均濃度(Bq/g) 52 149 495 250 2,537 廃棄量/(ドラム数(kg)）
１年減衰後(Bq/g) 1.02E-06 6.87E-03 5.35E-02 3.53E+00 1.41E+02
RS-G-1.7比率（廃棄量） 1.02E-09 6.87E-06 5.35E-04 3.53E-02 1.41E+00
受入量から算出
廃棄量から算出
※1 受入量と使用量の違いの要因：一部使用で残り廃棄、計算前期受入物の使用
※2 使用量と廃棄量の違いの要因：受入から集荷までの減衰補正、液体廃棄物への廃棄
GROUP
－10－
1.00E-09 1.00E-07 1.00E-05 1.00E-03 1.00E-01 1.00E+01
３２P
３３P
５１Cr
１２５I
３５S
比率
RS-G-1.7比率（受入量）
RS-G-1.7比率（廃棄量）
1.00E-09 1.00E-07 1.00E-05 1.00E-03 1.00E-01 1.00E+01
３２P
３３P
５１Cr
１２５I
３５S
比率
RS-G-1.7比率（受入量）
RS-G-1.7比率（廃棄量）
廃棄物廃棄物RIRI平均濃度の計算結果（平均濃度の計算結果（RSRS--GG--1.71.7値との比較）値との比較）
〈〈１年減衰保管後の廃棄物濃度比１年減衰保管後の廃棄物濃度比〉〉
1/100,000,000
1/10,000
1/100
1/10
GROUP
－11－
短半減期核種専用実験室（長半減期核種使用混在施設）
２．短半減期核種廃棄物分離イメージ（例）２．短半減期核種廃棄物分離イメージ（例）
短半減期核種専用施設
短半減期核種専用区域
実験室
貯蔵室
廃棄物
保管室
実験室
貯蔵室
廃棄物保管室
専用実験室
実験室
実験室
専用実験室
減衰保管場所
減衰保管後のサーベイ・濃度、封印の確認・測定によるBGの確認
減衰保管場所の明確な区域分離（他核種廃棄物混入防止措置）
・明確な区画と掲示、教育の徹底・廃棄物減衰用容器等の区別等
数量と保管期間の保証・記録と表示の徹底、封印等・責任者の明確化等
※貯蔵設備、実験室、保管廃棄設備が分離
実験室等の明確な分離（他核種混入防止措置）
・掲示、教育等の徹底・実験機器類の区別・廃棄物用容器・袋等の区別・その他（従事者の区別等）
・動線の特定
GROUP
－12－
３．短半減期核種分離減衰に係る品質マネジメントイメージ３．短半減期核種分離減衰に係る品質マネジメントイメージ
マネジメント項目（例）
►分別管理組織体制（責任者）
►分別・減衰方法、基準
・廃棄物中RI濃度
（核種、数量、重量）
・減衰期間、保管管理
►教育・訓練
マネジメント項目（例）マネジメント項目（例）
►►分別管理組織体制（責任者）分別管理組織体制（責任者）
►►分別・減衰方法、基準分別・減衰方法、基準
・廃棄物中・廃棄物中RIRI濃度濃度
（核種、数量、重量）（核種、数量、重量）
・減衰期間、保管管理・減衰期間、保管管理
►►教育・訓練教育・訓練
所内ルールの明確化と徹底
►予防規程、細則、マニュアル等
への追加変更
所内ルールの明確化と徹底所内ルールの明確化と徹底
►►予防規程、細則、マニュアル等予防規程、細則、マニュアル等
へのへの追加変更追加変更
記録の例
►法定帳簿（受入・使用・廃棄）
⇒使用場所（核種）による分離
►対象廃棄物保管（封印）に関する記録
►減衰後の評価及び測定結果
記録の例記録の例
►►法定帳簿（受入・使用・廃棄）法定帳簿（受入・使用・廃棄）
⇒使用場所（核種）による分離⇒使用場所（核種）による分離
►►対象廃棄物保管（封印）に関する記録対象廃棄物保管（封印）に関する記録
►►減衰後の評価及び測定結果減衰後の評価及び測定結果
►システムの監視・評価・改善►►システムの監視・評価・改善システムの監視・評価・改善
Related Documents
