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Cisco Unity Connection ユニファイド メッセージング ガイド リ リース 11.x 初版: 年月日 最終更新: 年月日 シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/
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Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Aug 10, 2020

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Page 1: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x初版:年 月 日

最終更新:年 月 日

シスコシステムズ合同会社〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきま

しては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容

については米国サイトのドキュメントを参照ください。また、契約等の記述については、弊社販

売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

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目次

ユニファイドメッセージングの概要 1

ユニファイドメッセージングの概要 1

概要 1

シングルインボックス(Single Inbox) 2

シングルインボックスのボイスメールの保存に関する設定 2

ViewMail for Outlookを使用したシングルインボックス 2

ViewMail for Outlookを使用しない、または他の電子メールクライアントを使用

したシングルインボックス 3

Exchange/Office 365メールボックス内のセキュアなボイスメールへのアクセ

ス 3

Unity Connectionと Exchange/Office 365メールボックスとの間で同期されたボイ

スメールの音声テキスト変換 4

セキュアメッセージおよびプライベートメッセージのボイスメールの音声

テキスト変換 7

Outlookフォルダとの同期 7

[送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダの同期の有効化 8

削除済みメッセージの場所 9

Exchange/Office 365と同期されないメッセージのタイプ 9

シングルインボックスを無効にしてから再度有効にした場合の影響 10

開封確認、送信確認、および不達確認の同期 11

音声合成 12

予定表と連絡先の統合 14

予定表の統合について 14

連絡先の統合について 15

ユニファイドメッセージングの設定 17

ユニファイドメッセージングの設定 17

Exchangeサーバとの Unity Connection通信の概要 17

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x iii

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ユニファイドメッセージングの設定の前提条件 23

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト 24

Exchange 2013または Exchange 2016とのユニファイドメッセージングを設定

するためのタスクリスト 24

Exchange 2010とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリ

スト 26

Exchange 2007とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリ

スト 27

Office 365とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリス

ト 29

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク 30

Active Directoryでのユニファイドメッセージングの設定 30

権限の付与 31

Exchange 2013または Exchange 2016への権限の付与 31

Exchange 2010への権限付与 32

Exchange 2007への権限付与 33

ローカルコンピュータアカウントがWindows Authorization Accessグ

ループのメンバーであることの確認 34

ユニファイドメッセージングサービスアカウントへの権限の付与

(Exchange 2007のみ) 34

ユニファイドメッセージングサービスアカウントへのローカルでサ

インインするための権限の付与(Exchange 2007のみ) 35

認証と SSL設定の確認 36

Exchange 2013または Exchange 2016認証と SSL設定の確認 37

Exchange 2010認証と SSL設定の確認 38

Exchange 2007認証と SSL設定の確認 40

Unity Connection for Exchange 2013または Exchange 2016でのページビュー機

能の設定 42

Exchange 2010の EWS制限の設定 43

Exchange 2010 SP2 RU4以降での EWS制限の設定 43

ユニファイドメッセージングユーザの EWS制限の設定 44

Exchange 2010 SP2 RU3以前のリリースでの EWS制限の設定 45

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.xiv

目次

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ユニファイドメッセージングユーザの EWS制限の削除(Exchange 2010

SP2 RU3以前のリリース) 46

リモート Exchange Management PowerShellを使用した Office 365へのアクセス 47

Office 365へのアプリケーション偽装ロールの割り当て 48

メールサーバにアクセスするためのユニファイドメッセージングサービスの作

成 49

Unity Connectionでのユニファイドメッセージングサービスの作成 49

Exchangeおよび Active Directory用の CAパブリック証明書のアップロード 50

Microsoft証明書サービスまたは Active Directory証明書サービスのパブリッ

ク証明書のファイルへの保存 51

パブリック証明書の Unity Connectionサーバへのアップロード 52

Unity Connectionユーザに対して構成された設定 52

ユーザのユニファイドメッセージングアカウント 53

Unity Connectionに関連するユニファイドメッセージングアカウントとユー

ザアカウント 53

ユーザのユニファイドメッセージングアカウントの作成 53

ユニファイドメッセージング設定のテスト 54

ユニファイドメッセージング設定の概要の表示 54

Unity Connection用のユニファイドメッセージングアカウントの設定の

概要の表示 55

Exchangeと Unity Connectionを使用したシステム設定とユニファイドメッ

セージングのテスト 55

Unity Connectionの予定表へのアクセスのテスト 56

SMTPドメイン名設定の問題の解決 56

音声合成の設定 59

音声合成の設定 59

概要 59

音声合成を設定するためのタスクリスト 59

音声合成機能の設定 59

Office 365、Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007での TTSの設

定 60

予定表と連絡先の統合の設定 63

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x v

目次

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予定表と連絡先の統合の設定 63

概要 63

Exchangeまたは Office 365サーバとの予定表および連絡先の統合の設定 63

予定表および連絡先の統合のための Office 365、Exchange 2013、Exchange

2010、または Exchange 2007の設定 64

予定表および連絡先の統合のためのExchange 2013、Exchange 2010、また

は Exchange 2007の設定 65

Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007へのセキュアなア

クセスの設定 66

予定表と連絡先の統合用の Unity Connectionの設定 67

予定表と連絡先の統合用の Unity Connectionユーザの設定 68

Exchangeまたは Office 365サーバとの予定表統合のテスト 69

Cisco Unified MeetingPlaceまたは Cisco Unified MeetingPlace Expressとの予定表お

よび連絡先の統合の設定 69

予定表統合のための Cisco Unified MeetingPlaceの設定 70

予定表統合のための Cisco Unified MeetingPlace Expressの設定 71

予定表統合のための Unity Connectionの設定 73

予定表統合のための Unity Connectionユーザの設定 73

Cisco Unified MeetingPlaceまたは Cisco Unified MeetingPlace Expressとの予定

表統合のテスト 74

Exchangeメールボックスの移動と復元 75

Exchangeメールボックスの移動と復元 75

概要 75

Exchangeメールボックスの移動後のユーザ設定の更新 75

新しい Exchangeサーバへの Exchangeメールボックスの移動 76

Exchangeメールボックス移動後の Unity Connectionユニファイドメッセージング

アカウントの置換 77

Exchangeメールボックスの復元 78

Microsoft Exchangeメールボックスを復元するためのタスクリスト 78

Exchangeメールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする 79

シングルインボックスが無効な場合の同期キャッシュの動作 79

シングルインボックスが有効な場合の同期キャッシュの動作 80

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.xvi

目次

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Unity Connectionのシングルインボックスの無効化 80

ユーザ数が少ない場合の Exchangeメールボックスの復元 80

すべてのユニファイドメッセージングユーザの Exchangeメールボックスの

復元、または Unity Connection機能を考慮しない場合の Exchangeメール

ボックスの復元 81

Unity Connection機能が考慮される場合のユニファイドメッセージングサー

ビスに関連付けられている一部のユーザの Exchangeメールボックスの復

元 81

個々のユーザのシングルインボックスの無効化 82

すべてのユーザのシングルインボックスの無効化 82

一括管理ツールを使用した多数の選択ユーザのシングルインボックスの無効

化 83

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x vii

目次

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Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.xviii

目次

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第 1 章

ユニファイドメッセージングの概要

• ユニファイドメッセージングの概要, 1 ページ

ユニファイドメッセージングの概要

概要

ユニファイドメッセージング機能によって、さまざまなデバイスからアクセスできるボイスメー

ルや電子メールなどのさまざまなタイプのメッセージの単一のストレージが提供されます。たと

えば、ユーザは、コンピュータのスピーカを使用して電子メール受信トレイからボイスメールに

アクセスするか、または電話インターフェイスから直接ボイスメールにアクセスすることができ

ます。

以下のサポート対象のメールサーバでは、Unity Connectionと統合することでユニファイドメッセージングが実現します。

• Microsoft Exchange(2007、2010および 2013)サーバ

• Microsoft Office 365

• Cisco Unified MeetingPlace

Unity Connectionを ExchangeまたはOffice 365サーバと統合することで次の機能が提供されます。

• Unity Connectionと Exchange/Office 365メールボックスとの間のボイスメールの同期。

• Exchange/Office 365電子メールへの音声合成(TTS)によるアクセス。

•ミーティング関連のタスクを電話により実行する(たとえば、今後の会議のリストを聞いたり、会議への招待を受入/却下したりする)ことを可能にする、Exchange/Office 365の予定表へのアクセス。

• Exchange/Office 365の連絡先をインポートし、連絡先の情報を個人のコール転送ルールに使用したり、ボイスコマンドを使用して電話をかける際に使用したりすることを可能にする、

Exchange/Office 365の連絡先へのアクセス。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 1

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• Unity Connectionボイスメールの文字変換。

Unity Connectionと Cisco Unified MeetingPlaceとの統合により次の機能が提供されます。

•進行中の会議に参加する。

•会議参加者リストを再生する。

•会議主催者と会議参加者にメッセージを送信する。

•即時会議を設定する。

•会議をキャンセルする(会議主催者に限る)。

シングルインボックス(Single Inbox)Unity ConnectionとExchange/Office 365のメールボックスでのユーザメッセージの同期は、シングルインボックスと呼ばれます。シングルインボックスの機能がUnityConnectionで有効になると、ボイスメールは Unity Connectionのユーザメールボックスに最初に配信され、その後メールはExchange/Office 365サーバのユーザメールボックスに複製されます。Unity Connectionでシングルインボックスまたはユニファイドメッセージングの機能を設定する詳細については、ユニファイ

ドメッセージングの設定の章を参照してください。

(注) •単一受信トレイ機能は、IPv4アドレスと IPv6アドレスの両方でサポートされています。ただし、IPv6を介した単一受信トレイは、Office 365および Exchange 2007、2010、および 2013サーバでのみサポートされています。

•単一受信トレイ機能をユーザに対し有効にすると、Outlookのルールが単一受信トレイのメッセージで機能したりしなかったりする場合があります。

• Unity Connection 9.1(2)以降では、最大 6000のOffice 365のユーザをサポートしています。詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/supported_platforms/b_11xcucspl.htmlで、『Cisco Unity Connection 11.x Supported PlatformList』の「Specification for Virtual Platform Overlays」を参照してください。

シングルインボックスのボイスメールの保存に関する設定

Cisco ViewMail for Microsoft Outlookから送られてくるものも含め、すべてのUnity Connectionボイスメールが Cisco Unity Connectionに保存されてから、すぐに受信者の Exchange/Office 365メールボックスに複製されます。

ViewMail for Outlook を使用したシングルインボックスOutlookを使用してボイスメールの送信、応答、および転送を行い、メッセージをUnityConnectionと同期する場合は、次の点を考慮してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x2

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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•ユーザワークステーション上で ViewMail for Outlookをインストールします。ViewMail forOutlookがインストールされていない場合、Outlookから送信されたボイスメールは UnityConnectionで .wavの添付ファイルとして扱われます。ViewMail for Outlookのインストールの詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_release_notes_list.htmlで、最新リリースの『ReleaseNotes forCiscoViewMail forMicrosoft Outlook』を参照してください。

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングユーザの SMTPプロキシアドレスを必ず追加してください。Cisco Unity Connection Administrationで指定されたユーザの SMTPプロキシアドレスは、シングルインボックスが有効になっているユニファイドメッセージングアカ

ウントに指定された Exchange/Office 365電子メールアドレスと一致する必要があります。

•組織内の各ユーザの電子メールアカウントを Unity Connectionサーバドメインと関連付けます。

Outlookの [受信トレイ]フォルダには、Exchange/Office 365に保存されたボイスメールと他のメッセージの両方が含まれています。ボイスメールは、ユーザのWeb Inboxにも表示されます。

単一受信トレイのユーザには、Outlookのメールボックスに追加された [Voice Outbox]フォルダがあります。Outlookから送信された Unity Connectionボイスメールは [送信済みアイテム(SentItems)]フォルダに表示されません。

プライベートメッセージは転送できません。(注)

ViewMail for Outlook を使用しない、または他の電子メールクライアントを使用したシングルインボックス

ViewMail for Outlookをインストールしない場合、または他の電子メールクライアントを使用してExchange/Office 365の Unity Connectionボイスメールにアクセスする場合:

•電子メールクライアントは、ボイスメールを .wavの添付ファイルとして処理します。

•ユーザがボイスメールへの応答や転送を行うと、.wavファイルを添付したかどうかに関わらず、応答や転送も電子メールとして処理されます。メッセージルーティングは、UnityConnectionではなく Exchange/Office 365によって処理されます。したがって、メッセージは受信者の Unity Connectionメールボックスに送信されません。

•ユーザがセキュアなボイスメールを聞くことはできません。

•プライベートなボイスメールを転送できない場合があります。(ViewMail for Outlookは、プライベートメッセージが転送されないようにします)。

Exchange/Office 365 メールボックス内のセキュアなボイスメールへのアクセスExchange/Office365メールボックス内のセキュアなボイスメールを再生するには、ユーザはMicrosoftOutlookと Cisco ViewMail for Microsoft Outlookを使用する必要があります。ViewMail for Outlook

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 3

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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がインストールされていない場合、セキュアなボイスメールにアクセスしたユーザにはセキュア

メッセージを簡単に説明するデコイメッセージの本文テキストのみが表示されます。

Unity Connection と Exchange/Office 365 メールボックスとの間で同期されたボイスメールの音声テキスト変換

システム管理者は、Unity Connectionからユニファイドメッセージングサービスと SpeechView文字変換サービスを設定することで、シングルインボックスの音声テキスト変換機能を有効にでき

ます。

Unity Connectionのユニファイドメッセージングサービスの設定については、メールサーバにアクセスするためのユニファイドメッセージングサービスの作成を参照してください。

SpeechView文字変換サービスの設定については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/administration/guide/b_cucsag.htmlから入手可能な『System Administration Guide forCisco Unity Connection, Release 11.x』の「SpeechView」を参照してください。

「複数の転送メッセージの同期」サービスは、シングルインボックスが設定されている場合は

Unity Connectionでサポートされません。

単一受信トレイでは、ボイスメールの音声テキスト変換は次のようにExchangeと同期されます。

•送信者がWeb Inboxまたはタッチトーンカンバセーションユーザインターフェイスからユーザにボイスメールを送信し、ユーザがさまざまな電子メールクライアントでボイスメールを

表示した場合、ボイスメールの音声テキスト変換は表 1に示すように同期されます。

送信者がWeb Inboxまたはタッチトーンカンバセーションユーザインターフェイスからボイスメールを送信した場合

表 1:送信者が Web Inbox またはタッチトーンカンバセーションユーザインターフェイスからボイスメールを送信した場合

ViewMail for OutlookOutlook WebMailAccess/Outlook、VMOなし

Web Inboxシナリオ

音声テキスト変換のテ

キストが電子メールの

閲覧ウィンドウに表示

され、音声テキスト変

換パネルにも表示され

ます。

音声テキスト変換のテ

キストが電子メールの

閲覧ウィンドウに表示

されます。

音声テキスト変換のテ

キストが電子メールの

閲覧ウィンドウに表示

されます。

ボイスメールの正常な

配信

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x4

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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ViewMail for OutlookOutlook WebMailAccess/Outlook、VMOなし

Web Inboxシナリオ

「エラーまたは応答タ

イムアウト(Failure orResponseTimeout)」というテキストが電子

メールの閲覧ウィンド

ウに表示され、音声テ

キスト変換変換パネル

にも表示されます。

「エラーまたは応答タ

イムアウト(Failure orResponseTimeout)」というテキストが電子

メールの閲覧ウィンド

ウに表示されます。

「エラーまたは応答タ

イムアウト(Failure orResponseTimeout)」というテキストが電子

メールの閲覧ウィンド

ウに表示されます。

エラーまたは応答タイ

ムアウト

「メッセージの文字を

変換しています

(Transcription inProgress)」というテキストが音声テキスト変

換パネルに表示されま

す。

電子メールの閲覧ウィ

ンドウに何も表示され

ません。

「メッセージの文字を

変換しています

(Transcription inProgress)」というテキストが電子メールの閲

覧ウィンドウに表示さ

れます。

メッセージの文字を変

換しています

•送信者がViewMail for Outlook経由でUnity Connectionユーザにボイスメールを送信し、UnityConnectionユーザがさまざまな電子メールクライアント経由でボイスメールを表示する場合は、ボイスメールの音声テキスト変換が表 2に示すように同期されます。

送信者が ViewMail for Outlook経由でボイスメールを送信した場合

表 2:送信者が ViewMail for Outlook 経由でボイスメールを送信した場合

ViewMail for OutlookOutlook WebMailAccess/Outlook、VMOなし

Web Inboxシナリオ

音声テキスト変換のテ

キストが音声テキスト

変換ファイル

「Transcription.txt」に書き込まれ、音声テキ

スト変換パネルにも表

示されます。

音声テキスト変換のテ

キストが音声テキスト

変換ファイル

「Transcription.txt」に書き込まれます。

音声テキスト変換のテ

キストが電子メールの

閲覧ウィンドウに表示

されます。

ボイスメールの正常な

配信

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 5

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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ViewMail for OutlookOutlook WebMailAccess/Outlook、VMOなし

Web Inboxシナリオ

「エラーまたは応答タ

イムアウト(Failure orResponse Time-out)」というテキストがボイ

スメールに添付される

音声テキスト変換ファ

イル

「Transcription.txt」に書き込まれ、音声テキ

スト変換パネルにも表

示されます。

「エラーまたは応答タ

イムアウト(Failure orResponse Time-out)」というテキストがボイ

スメールに添付される

音声テキスト変換ファ

イル

「Transcription.txt」に書き込まれます。

「エラーまたは応答タ

イムアウト(Failure orResponseTimeout)」というテキストが電子

メールの閲覧ウィンド

ウに表示されます。

エラーまたは応答タイ

ムアウト

添付ファイル

「Transcription_pending.txt」が音声テキスト変換の

進行状況を示し、

「メッセージの文字を

変換しています

(Transcription inProgress)」というテキストも音声テキスト変

換パネルに表示されま

す。

添付ファイル

「Transcription_pending.txt」が音声テキスト変換の

進行状況を示します。

「メッセージの文字を

変換しています

(Transcription inProgress)」というテキストが電子メールの閲

覧ウィンドウに表示さ

れます。

メッセージの文字を変

換しています

ViewMail for Outlookを使用して作成され Unity Connectionによって受信されるボイスメールのメッセージ本文は空白かまたはテキストが含まれています。

(注)

•送信者がサードパーティの電子メールクライアントから Unity Connectionにボイスメールを送信した場合、受信者はボイスメールの音声テキスト変換を同期した後にさまざまなクライ

アントでそのボイスメールを表示できます。

SpeechView文字変換サービスを使用してユニファイドメッセージングユーザの Unity Connectionメールボックスと Exchange/Office 365メールボックスの間の新しいボイスメールを同期するには次の手順を実行します。

1 Cisco Personal Communications Assistantに移動し、[Messaging Assistant]を選択します。

2 [MessagingAssistant]タブで、[個人設定(Personal Options)]を選択し、[文字変換の受信まで保留(Hold till transcription received)]オプションを有効にします。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x6

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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デフォルトでは、[文字変換の受信まで保留(Hold till transcription received)]オプションは無効になっています。

(注)

3 [文字変換の受信まで保留(Hold till transcription received)]オプションを使用すると、UnityConnectionがサードパーティの外部サービスから文字変換のタイムアウト/エラーの応答を受信した場合にのみ、Unity Connectionと Exchange間のボイスメールの同期が有効になります。

セキュアメッセージおよびプライベートメッセージのボイスメールの音声テキスト変換

•セキュアメッセージ:セキュアメッセージは、UnityConnectionサーバのみに保存されます。セキュアメッセージは、ユーザが、[セキュアメッセージの文字変換を許可する(AllowTranscriptions of Secure Messages)]オプションが有効なサービスクラスに属している場合にのみテキストに変換されます。しかし、このオプションを使用すると、UnityConnectionサーバと統合されたExchangeサーバ上の変換されたセキュアメッセージの同期化はできません。

•プライベートメッセージ:プライベートメッセージの音声テキスト変換はサポートされていません。

Outlook フォルダとの同期ユーザのボイスメールは、Outlookの [受信トレイ]フォルダに表示されます。UnityConnectionは、次のOutlookフォルダ内のボイスメールをユーザのUnityConnectionの [受信トレイ(Inbox)]フォルダと同期します。

• Outlookの [受信トレイ(Inbox)]フォルダ内のサブフォルダ

• Outlookの [削除済みアイテム(Deleted Items)]フォルダ内のサブフォルダ

• Outlookの [迷惑メール(Junk Email)]フォルダ

Outlookの [削除済みアイテム(Deleted Items)]フォルダのメッセージは、Unity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに表示されます。ユーザがボイスメール(セキュアボイスメールを除く)を [受信トレイ(Inbox)]フォルダ以外にある Outlookフォルダに移動した場合、そのメッセージは Unity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに移動されます。しかし、メッセージのコピーは Outlookのフォルダにまだ存在しているため、この状態でもViewMail for Outlookを使用してメッセージを再生できます。ユーザが、Outlookの [受信トレイ(Inbox)]フォルダまたは Unity Connectionの [受信トレイ(Inbox)]フォルダと同期されているOutlookフォルダにメッセージを移動した場合に、さらに次の項目に該当する場合:

•メッセージがUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに入ったままである場合は、メッセージがそのユーザの Unity Connection受信トレイに再度同期されます。

•メッセージがUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに入っていない場合は、メッセージをまだOutlookで再生できますが、Unity Connectionには再同期されません。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 7

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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Unity Connectionは、Outlookの [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダ内のボイスメールをユーザの Exchange/Office 365の [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダと同期します。しかし、件名、プライオリティ、およびステータス(たとえば未読から既読)に加えられた変更は、

1時間に 1回のみ Unity Connectionから Exchange/Office 365に複製されます。ユーザが UnityConnectionから Exchange/Office 365へ、またはその逆にボイスメールを送信する場合、UnityConnectionの [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダ内のボイスメールは未読のままですが、Exchange/Office 365の [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダ内のボイスメールは既読としてマークされます。

デフォルトでは、Exchange/Office 365の [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダと UnityConnectionの [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダのボイスメールの同期は無効になっています。

[送信済みアイテム(Sent Items)] フォルダの同期の有効化

セキュアボイスメールでは動作が異なります。Unity ConnectionがセキュアボイスメールをExchange/Office 365のメールボックスに複製する場合、セキュアメッセージを簡単に説明するデコイメッセージのみが複製されます。UnityConnectionサーバ上には、ボイスメールのコピーだけが残ります。ユーザが ViewMail for Outlookを使用してセキュアメッセージを再生する場合、ViewMailは Unity Connectionサーバからメッセージを取得して再生するだけで、Exchange/Office365やユーザのコンピュータにはメッセージを保存しません。

ユーザが Unity Connectionの [受信トレイ(Inbox)]フォルダと同期されていない Outlookのフォルダにセキュアメッセージを移動すると、ボイスメールのコピーのみがUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに移動されます。このようなセキュアメッセージはOutlookでは再生できません。ユーザが、Outlookの [受信トレイ(Inbox)]フォルダまたはUnityConnectionの [受信トレイ(Inbox)]フォルダと同期されている Outlookフォルダにメッセージを移動した場合に、さらに次の項目に該当する場合:

•メッセージがUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダにある場合は、メッセージがそのユーザの Unity Connectionの受信トレイに再度同期され、メッセージがOutlookで再び再生可能になります。

•メッセージがUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに入っていない場合、メッセージはUnity Connectionには再同期されず、Outlookでのメッセージの再生は行えなくなります。

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)]の順に展開して、[メッセージング(Messaging)]を選択します。

ステップ 2 [メッセージングの設定(Messaging Configuration)]ページで、[送信済みメッセージ:保持期間(日)(Sent Messages: Retention Period (in Days))]フィールドに 0より大きい値を入力します。

ステップ 3 [保存]を選択します。ユーザがExchange/Office365のボイスメールボックスにボイスメールを送信すると、ボイスメールはExchange/Office 365サーバの [Sent Items]フォルダと同期されません。ボイスメールはUnityConnectionの [送信済みアイテム(Sent Items)]フォルダに残ります。

(注)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x8

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

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削除済みメッセージの場所

デフォルトでは、ユーザがUnityConnectionのボイスメールを削除すると、そのメッセージはUnityConnectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに送信され、Outlookの削除済みアイテムフォルダに同期されます。Unity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダからメッセージを削除すると(ユーザが手動で削除するか、またはメッセージエージングによる自動

削除を設定できます)、そのメッセージは Outlookの削除済みアイテムフォルダからも削除されます。

ユーザが、Outlookの任意のフォルダからボイスメールを削除すると、メッセージは完全には削除されませんが、[削除済みアイテム]フォルダに移動されます。Outlookでの操作により、UnityConnectionのメッセージが完全に削除されることはありません。

Web Inboxまたは Unity Connection電話インターフェイスを使用してメッセージを完全に削除するには、[削除された項目(Deleted Items)]フォルダに保存しないでメッセージを完全に削除するように Unity Connectionを設定する必要があります。

Unity Connectionが Exchange/Office 365と同期されている場合、メッセージは Unity Connectionの[削除された項目(Deleted Items)]フォルダに移動し、完全には削除されません。

また、Web Inboxを使用してUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダからメッセージを完全に削除することもできます。

(注)

Unity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダからメッセージを完全に削除するには、次の手順のいずれかまたは両方を実行します。

• Unity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダのメッセージを完全に削除するように、メッセージエージングを設定します。

•メールボックスが指定したサイズに達した場合にメッセージの削除をユーザに促す UnityConnectionのプロンプトが表示されるように、メッセージ割り当てを設定します。

Exchange/Office 365 と同期されないメッセージのタイプ次のタイプの Unity Connectionメッセージは同期されません。

•下書きメッセージ

•後で配信するように設定した未配信メッセージ

•ブロードキャストメッセージ

•受け入れていないディスパッチメッセージ

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 9

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

Page 18: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

受信者がディスパッチメッセージを受け入れると、ディスパッチメッセージ

は通常のメッセージになり、メッセージを受け入れたユーザのExchange/Office365と同期され、他のすべての受信者ではメッセージが削除されます。ユーザに他の未読メッセージがない場合であっても、配布リストのいずれかのユー

ザがディスパッチメッセージを受け入れるまで、配布リストの全ユーザのメッ

セージ待機インジケータはオンのままになります。

(注)

シングルインボックスを無効にしてから再度有効にした場合の影響

ユニファイドメッセージングを設定する場合は、1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを作成できます。各ユニファイドメッセージングサービスでは、特定のユニファイドメッセー

ジング機能のセットが有効になっています。各ユーザに対し 1つのユニファイドメッセージングアカウントを作成し、それをユニファイドメッセージングサービスに関連付けることができま

す。

単一受信トレイは次の 3つの方法で無効にできます。

•単一受信トレイを有効にしたユニファイドメッセージングサービスを完全に無効にします。これにより、サービスに関連付けられたすべてのユーザにおいて有効になっているユニファ

イドメッセージング機能(単一受信トレイを含む)がすべて無効になります。

•ユニファイドメッセージングサービスにおける単一受信トレイ機能のみを無効にします。これにより、そのサービスに関連付けられたすべてのユーザにおける単一受信トレイ機能の

みが無効になります。

•ユニファイドメッセージングアカウントにおける単一受信トレイを無効にします。これにより、関連付けられたユーザの単一受信トレイだけが無効になります。

これらのいずれかの方法を使用してシングルインボックスを無効にしてから再度有効にした場合

は、Unity Connectionにより、影響を受けるユーザの Unity ConnectionメールボックスとExchange/Office 365メールボックスが再同期されます。次の点に注意してください。

•シングルインボックスが無効になっている間に、ユーザが Exchange/Office 365のメッセージを削除しても、Unity Connectionの対応するメッセージを削除しなかった場合は、シングルインボックスを再度有効にすると、そのメッセージがExchangeメールボックスに再同期されます。

•シングルインボックスを無効にする前に、メッセージを Exchange/Office 365から物理的に削除(削除済みアイテムフォルダから削除)した場合は、シングルインボックスを再度有効

にした場合にUnity Connectionの [削除された項目(Deleted Items)]フォルダに残っている対応するメッセージが、Exchange/Office 365の削除済みアイテムフォルダに再同期されます。

•シングルインボックスが無効になっている間に、ユーザが Unity Connection内のメッセージを物理的に削除しても、Exchange/Office365で対応するメッセージを削除しなかった場合は、シングルインボックスを再度有効にすると、そのメッセージが Exchange/Office 365に残った

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x10

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

Page 19: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ままになります。ユーザは Exchange/Office 365から手動でメッセージを削除する必要があります。

•シングルインボックスが無効になっている間に、ユーザが Exchange/Office 365のメッセージのステータスを変更した場合は(たとえば、未読から既読など)、シングルインボックスを

再度有効にすると、Exchange/Office 365のメッセージのステータスが、対応する UnityConnectionメッセージの現在のステータスに変更されます。

•シングルインボックスを再度有効にすると、サービスに関連付けられたユーザの数およびユーザの Unity Connectionメールボックスおよび Exchange/Office 365メールボックスのサイズによっては、既存のメッセージの再同期が新しいメッセージの同期パフォーマンスに影響

することがあります。

•シングルインボックスを再度有効にすると、サービスに関連付けられたユーザの数およびユーザの Unity Connectionメールボックスおよび Exchange/Office 365メールボックスのサイズによっては、既存のメッセージの再同期が新しいメッセージの同期パフォーマンスに影響

することがあります。

開封確認、送信確認、および不達確認の同期

Unity Connectionでは、ボイスメールを送信した Unity Connectionユーザに開封確認、送信確認、および不達確認メッセージを送信できます。ボイスメールの送信者においてシングルインボック

スが設定されている場合は、該当する受信確認が送信者のUnityConnectionメールボックスに送信されます。受信確認はその後、送信者の Exchange/Office 365メールボックスに同期されます。

次の点に注意してください。

•開封確認:ボイスメールを送信するときに、送信者は開封確認を要求できます。

Unity Connectionが開封確認の要求に応答しないようにするには、次の手順を実行します。

◦ Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して [ユーザ(Users)]を選択するか、または [テンプレート(Templates)]を展開して [ユーザテンプレート(UserTemplates)]を選択します。

◦ [ユーザ(Users)]を選択した場合は、該当するユーザを選択し、[ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページを開きます。[ユーザテンプレート(User Templates)]を選択した場合は、該当するテンプレートを選択し、[ユーザテンプレートの基本設定の編集(Edit User Template Basics)]ページを開きます。

◦ [ユーザの基本設定の編集(EditUserBasics)]ページまたは [ユーザテンプレートの基本設定の編集(Edit User Template Basics)]ページで、[編集(Edit)] > [メールボックス(Mailbox)]を選択します。

◦ [メールボックスの編集(EditMailbox)]ページで、[開封確認要求へ応答する(Respondto Requests for Read Receipts)]チェックボックスをオフにします。

•送信確認:ViewMail for Outlookからボイスメールを送信する場合にのみ、送信者は送信確認を要求できます。送信確認要求に対する応答を Unity Connectionで無効にすることはできません。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 11

ユニファイドメッセージングの概要

シングルインボックス(Single Inbox)

Page 20: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

•不達確認(NDR):ボイスメールを配信できない場合、送信者は NDRを受信します。

メッセージが配信されない場合にUnity ConnectionがNDRを送信しないようにするには、次の手順を実行します。

◦ Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して [ユーザ(Users)]を選択するか、または [テンプレート(Templates)]を展開して [ユーザテンプレート(UserTemplates)]を選択します。

◦ [ユーザ(Users)]を選択した場合は、該当するユーザを選択し、[ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページを開きます。[ユーザテンプレート(User Templates)]を選択した場合は、該当するテンプレートを選択し、[ユーザテンプレートの基本設定の編集(Edit User Template Basics)]ページを開きます。

◦ [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページまたは [ユーザテンプレートの基本設定の編集(Edit User Template Basics)]ページで、[配信が失敗したメッセージに対し不達確認を送信する(Send Non-Delivery Receipts for Message Failed Delivery)]チェックボックスをオフにし、[保存(Save)]を選択します。

(注) •送信者がTUIを使用してUnityConnectionにアクセスした場合、NDRには元のボイスメールが含まれます。これにより、送信者は後で異なる受信者にメッセージを再送信できま

す。

•送信者がWeb Inboxを使用してUnity Connectionにアクセスした場合、NDRには元のボイスメールが含まれますが、送信者はこのメッセージを再送信できません。

• Exchangeに同期されている Unity Connectionボイスメールに対して、送信者が ViewMailfor Outlookを使用してアクセスした場合、NDRは、元のボイスメールではなくエラーコードのみを含む受信確認になります。したがって、送信者はボイスメールを再送信で

きません。

•送信者が外部の発信者である場合、NDRは、[配信できないメッセージ(UndeliverableMessages)]同報リストのUnityConnectionユーザに送信されます。[配信できないメッセージ(Undeliverable Messages)]同報リストに、未配信メッセージを定期的にモニタし、再ルーティングするユーザが 1人以上含まれていることを確認してください。

音声合成

音声合成機能を使用すれば、ユニファイドメッセージングユーザは電話機を使用して UnityConnectionにサインインしたときに電子メールを聞くことができます。

Unity Connectionは、次のメールボックスストアで音声合成機能をサポートしています。

• Office 365

• Exchange 2013

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x12

ユニファイドメッセージングの概要

音声合成

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• Exchange 2010

• Exchange 2007

Office 365、Exchange 2013、Exchange 2010および Exchange 2007経由の音声合成機能では、IPv4アドレスと IPv6アドレスの両方がサポートされています。ただし、IPv6アドレスは、Unity Connectionプラットフォームがデュアル(IPv4/IPv6)モードで互換性があり設定されている場合にのみ機能します。

(注)

UnityConnectionは、文字変換をテキストメッセージとしてSMSデバイスに配信するか、電子メールメッセージとして SMTPアドレスに配信するように設定できます。文字変換配信を有効にするためのフィールドは、メッセージ通知をセットアップするSMTPおよびSMS通知デバイスのページにあります。通知デバイスの詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/administration/guide/b_cucsag.htmlから入手可能な『System Administration Guide forCisco Unity Connection, Release 11.x』の「Notification」の章の「Configuring Notification Devices」を参照してください。

以下は、文字変換送信を効果的に使用するための考慮事項です。

• [送信元(From)]フィールドに、自席の電話以外から Unity Connectionにアクセスするためにダイヤルする番号を入力します。テキスト対応携帯電話を使用している場合は、メッセー

ジを聞くときに Unity Connectionにコールバックを開始できます。

• [メッセージテキストにメッセージ情報を含める(IncludeMessage Information inMessageText)]チェックボックスをオンにして、発信者名、発信者 ID(可能な場合)、メッセージの受信時刻などのコール情報を含める必要があります。チェックボックスをオフにすると、受信メッ

セージにコール情報が表示されません。

さらに、テキスト対応携帯電話を使用している場合は、発信者 IDが文字変換に含まれるときにコールバックを開始できます。

• [通知メッセージの対象(Notify Me Of)]セクションでボイスメッセージまたはディスパッチメッセージの通知をオンにすると、メッセージの受信時に通知があり、そのすぐ後に音声

テキスト変換が開始されます。文字変換が届く前の通知が不要な場合は、ボイスまたはディ

スパッチメッセージオプションを選択しないでください。

•文字変換を含む電子メールメッセージの件名は、通知メッセージと同じになります。したがって、ボイスメッセージまたはディスパッチメッセージの通知をオンにした場合は、文

字変換が含まれるメッセージを確認するためにメッセージを開く必要があります。

Unity Connectionで音声合成機能を設定する方法については、音声合成の設定の章を参照してください。

(注)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 13

ユニファイドメッセージングの概要

音声合成

Page 22: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

予定表と連絡先の統合

Unity Connectionで予定表と連絡先を統合する方法については、予定表と連絡先の統合の設定の章を参照してください。

(注)

予定表の統合について

予定表の統合機能を使用して、ユニファイドメッセージングユーザは電話越しに次のタスクを実

行できます。

•予定されている会議のリストを再生する(Outlook会議のみ)。

•進行中の会議に参加する(MeetingPlace会議とMeetingPlace Express会議のみ)。

•会議参加者リストを再生する。

•会議開催者にメッセージを送信する。

•会議参加者にメッセージを送信する。

•会議への招待を承諾または拒否する(Outlook会議のみ)。

•ただちに会議を設定する(MeetingPlace会議とMeetingPlace Express会議のみ)。

•会議をキャンセルする(会議開催者に限る)。

Unity Connectionは、次のメールサーバと統合すると、予定表アプリケーションをサポートします。

• Office 365

• Exchange 2013

• Exchange 2010

• Exchange 2007

• Cisco Unified MeetingPlace/Cisco Unified MeetingPlace Express

会議のリスト、参加、およびスケジュールについては、http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/11x/user/guide/phone/b_11xcucugphone.htmlから入手可能な『User Guidefor the Cisco Unity Connection Phone Interface, Release 11.x』の「Cisco Unity Connection Phone Menusand Voice Commands」の章を参照してください。

パーソナル着信転送ルールの使用方法については、http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/11x/user/guide/pctr/b_11xcucugpctr.htmlから入手可能な『User Guide for the Cisco UnityConnection Personal Call Transfer Rules Web Tool, Release 11.x』を参照してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x14

ユニファイドメッセージングの概要

予定表と連絡先の統合

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連絡先の統合について

Unity Connectionでは、ユーザは Exchangeの連絡先をインポートし、連絡先の情報を個人のコール転送ルールに使用したり、ボイスコマンドを使用して電話をかける際に使用することができま

す。UnityConnectionは、次のメールサーバと統合すると、連絡先アプリケーションをサポートします。

• Office 365

• Exchange 2013

• Exchange 2010

• Exchange 2007

Exchange連絡先のインポート方法については、『UserGuide for the CiscoUnity ConnectionMessagingAssistant Web Tool, Release 11.x』の「Managing Your Contacts」の章を参照してください。このドキュメントは、http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/11x/user/guide/assistant/b_11xcucugasst.htmlから入手可能です。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 15

ユニファイドメッセージングの概要

予定表と連絡先の統合

Page 24: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x16

ユニファイドメッセージングの概要

予定表と連絡先の統合

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第 2 章

ユニファイドメッセージングの設定

Cisco Unity Connectionは、Microsoft Exchange 2016、2013、2010、2007、Office 365、およびCiscoUnified MeetingPlaceと統合し、ユニファイドメッセージング機能を展開できます。

• ユニファイドメッセージングの設定, 17 ページ

ユニファイドメッセージングの設定Cisco Unity Connectionは、Microsoft Exchange 2016、2013、2010、2007、Office 365、および CiscoUnified MeetingPlaceと統合し、ユニファイドメッセージング機能を展開できます。

Exchange サーバとの Unity Connection 通信の概要Unity Connectionと Exchange間の通信を定義するユニファイドメッセージングサービスを追加する場合は、UnityConnectionが特定のExchangeサーバと直接通信を行うか、またはUnityConnectionが Exchangeサーバを検索するかを選択できます。

この選択により、Unity Connectionがアクセスできる Exchangeメールボックスが決まります。

•特定の Exchange 2007クライアントアクセスサーバを選択した場合、Unity Connectionは、Exchange組織内のすべての Exchange 2007メールボックスにアクセスできますが、Exchange2010メールボックス、Exchange 2013メールボックス、または Exchange 2016メールボックスにはアクセスできません。

•特定の Exchange 2010クライアントアクセスサーバを選択した場合、Unity Connectionは、Exchange組織内のすべての Exchange 2010メールボックスと Exchange 2007メールボックスにアクセスできますが、Exchange 2013メールボックスまたは Exchange 2016メールボックスにはアクセスできません。

•特定の Exchange 2013クライアントアクセスサーバを選択した場合、Unity Connectionは、Exchange組織内のすべての Exchange 2013メールボックス、Exchange 2010メールボックス、および Exchange 2007メールボックスにアクセスできますが、Exchange 2016メールボックスにはアクセスできません。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 17

Page 26: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

• Unity Connectionが Exchangeサーバを検索できるよう選択した場合、以下の 2つのオプションから選択する必要があります。

◦ Exchange 2007以降:UnityConnectionはExchange組織内のまたは単体としてのExchange2007、Exchange 2010、Exchange 2013、および Exchange 2016内のすべてのメールボックスにアクセスできます。

◦ Exchange 2003、2007以降:Exchange組織内のまたは単体としての Exchange 2007とExchange 2010内のすべてのメールボックスにアクセスできます。

• Unity Connectionが Exchangeサーバを検索できるように選択した場合、Exchangeサーバに権限を与える必要があります。該当するExchangeサーバに権限を付与するには、次の項を参照してください。

◦ Exchange 2013または Exchange 2016への権限の付与

◦ Exchange 2010への権限付与

◦ Exchange 2007への権限付与

ユニファイドメッセージングサービスを追加する際に、特定のExchangeサーバを選択する場合は、複数のユニファイドメッセージングサービスを追加し

て、Unity ConnectionによるExchange組織のすべてのメールボックスへのアクセスを可能にする必要がある場合があります。表3:Exchangeのバージョンに基づくユニファイドメッセージングサービスの追加では、複数のユニファイ

ドメッセージングサービスを追加する必要がある場合について説明します。

(注)

表 3:Exchange のバージョンに基づくユニファイドメッセージングサービスの追加

次のユニファイドメッセー

ジングサービスを作成

Unity Connection がアクセスするメールボックスがある Exchange のバージョン

Office 365Exchange 2016Exchange 2013Exchange2010

Exchange2007

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なしなしなしなし

• Exchange 2016に 1つ。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○○なしなしなし

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x18

ユニファイドメッセージングの設定

Exchange サーバとの Unity Connection 通信の概要

Page 27: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

次のユニファイドメッセー

ジングサービスを作成

Unity Connection がアクセスするメールボックスがある Exchange のバージョン

Office 365Exchange 2016Exchange 2013Exchange2010

Exchange2007

• Exchange 2016に 1つ。このサービスは、

Exchange 2013メールボックスにもアクセス

できます。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

なし○○なしなし

• Exchange 2016に 1つ。このサービスは、

Exchange 2013およびExchange 2010メールボックスにもアクセス

できます。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

なし○○○なし

• Exchange 2016に 1つ。このサービスは、

Exchange 2013、Exchange 2010、および Exchange 2007メールボックスにもアクセ

スできます。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

なし○○○○

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010メールボックスにもアクセス

できます。

なしなし○○なし

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 19

ユニファイドメッセージングの設定

Exchange サーバとの Unity Connection 通信の概要

Page 28: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

次のユニファイドメッセー

ジングサービスを作成

Unity Connection がアクセスするメールボックスがある Exchange のバージョン

Office 365Exchange 2016Exchange 2013Exchange2010

Exchange2007

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010メールボックスにもアクセス

できます。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なし○○なし

• Exchange 2007に 1つ。

なしなしなしなし○

• Exchange 2007に 1つ。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なしなしなし○

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010および2007メールボックスにもアクセスできま

す。

なしなし○○○

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010および2007メールボックスにもアクセスできま

す。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なし○○○

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x20

ユニファイドメッセージングの設定

Exchange サーバとの Unity Connection 通信の概要

Page 29: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

次のユニファイドメッセー

ジングサービスを作成

Unity Connection がアクセスするメールボックスがある Exchange のバージョン

Office 365Exchange 2016Exchange 2013Exchange2010

Exchange2007

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なしなしなしなし

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010メールボックスにもアクセス

できます。

なしなし○○○

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010メールボックスにもアクセス

できます。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なし○○なし

• Exchange 2007に 1つ。

なしなしなしなし○

• Exchange 2007に 1つ。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なしなしなし○

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010または2007メールボックスにもアクセスできま

す。

なしなし○○○

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 21

ユニファイドメッセージングの設定

Exchange サーバとの Unity Connection 通信の概要

Page 30: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

次のユニファイドメッセー

ジングサービスを作成

Unity Connection がアクセスするメールボックスがある Exchange のバージョン

Office 365Exchange 2016Exchange 2013Exchange2010

Exchange2007

• Exchange 2013に 1つ。このサービスは、

Exchange 2010または2007メールボックスにもアクセスできま

す。

• Unity Connectionがアクセスする Office 365サーバに 1つ

○なし○○○

• Unity Connectionが Exchangeサーバを検索できるように選択した場合、Unity Connectionは、メールボックスをExchangeの1つのバージョンから別のバージョンに移動したことを自動的に検出し、Unity Connectionのユーザ設定を自動的に更新します。

•特定の Exchangeサーバを選択した場合、Unity Connectionは、メールボックスを 1つのExchangeサーバから別のサーバに移動したことを検出する場合があり、新しい場所のExchangeメールボックスに自動的にアクセスします。UnityConnectionが新しいメールボックスを検出できない場合は、ユニファイドメッセージングサービスまたはユニファイドメッセージン

グアカウントを手動で更新する必要があります。

◦ユニファイドメッセージングサービスがアクセスするすべての Exchangeメールボックスを移動した場合:ユニファイドメッセージングサービスを更新して、別の Exchangeサーバにアクセスします。

◦ユニファイドメッセージングサービスがアクセスする Exchangeメールボックスの一部だけを移動した場合:ユニファイドメッセージングアカウントの設定を更新して、新

しい場所のメールボックスにアクセスするユニファイドメッセージングサービスを使

用します。

表 4:特定の Exchangeサーバの選択:Exchangeサーバ間のメールボックスの移動について、どのような場合に Unity Connectionが検出するかでは、Exchangeサーバ間でのメールボックスの移動がどのような場合にUnityConnectionによって自動的に検出されるかを示します。UnityConnectionがメールボックスの移動を検出できない場合に、UnityConnectionのユーザ設定を更新する方法については、Exchangeメールボックスの移動と復元の章を参照してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x22

ユニファイドメッセージングの設定

Exchange サーバとの Unity Connection 通信の概要

Page 31: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

表 4:特定の Exchange サーバの選択:Exchange サーバ間のメールボックスの移動について、どのような場合に Unity Connection が検出するか

次の Exchange バージョン間でのメールボックスの移動を Unity Connection が自動的に検出可能

選択する特定の

Exchange サーバ

2016 および2016

2013 および2016

2013 および2013

2010およ

び2016

2010およ

び2013

2010 および2010

2007およ

び2016

2007およ

び2013

2007およ

び2010

2007およ

び2007

なしなしなしなしなしなしなしなしなし○Exchange 2007サーバ

なしなしなしなしなし○なしなし○○Exchange 2010サーバ

なしなし○なし○○なし○○○Exchange 2013サーバ

○○○○○○○○○○Exchange 2016サーバ

• Unity ConnectionがDNSを使用するように設定されていない場合、特定の Exchangeサーバを選択する必要があります。これによって、この項で説明したように、組織内のすべての

Exchangeメールボックスにアクセスできない場合、複数のユニファイドメッセージングサービスを作成する必要があります。

特定のExchangeサーバを選択し、そのサーバが機能を停止した場合、UnityConnectionはExchangeメールボックスにアクセスできません。Unity Connectionで Exchangeサーバを検索できるように選択し、Unity Connectionが現在通信している Exchangeサーバが機能を停止した場合、UnityConnectionは別の Exchangeサーバを検索し、そのサーバを経由してメールボックスへのアクセスを開始します。

ユニファイドメッセージングの設定の前提条件

サポート対象のメールサーバでユニファイドメッセージングを設定する前に、次の前提条件を満

たす必要があります。

1 https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/requirements/b_11xcucsysreqs.htmlで、『System Requirements for Cisco Unity Connection Release 11.x』の「Requirements for UsingUnified Messaging Features」を確認してください。

2 ボイスメールユーザに十分なライセンスがあることを確認します。

a Cisco Unity Connection Administrationに移動し、[システム設定(System Settings)]を展開して、[ライセンス(Licenses)]を選択します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 23

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングの設定の前提条件

Page 32: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

b [ライセンス(Licenses)]ページの [ライセンスの使用状況(License Usage)]セクションで、[ボイスメールユーザの合計数(Total number of Voicemail Users)]をオンにします。

3 Unity Connectionが LDAPディレクトリと統合されている場合:Cisco Unity ConnectionAdministrationに移動し、次の項目について確認します。

• [システム設定(SystemSettings)]を展開し、[LDAPディレクトリの設定(LDAPDirectoryConfiguration)]を選択します。適切なLDAPディレクトリ設定を選択します。[LDAPディレクトリの設定(LDAPDirectoryConfiguration)]ページで、CiscoUnifiedCommunicationsManagerのユーザフィールドの [メール ID(Mail ID)]フィールドが [LDAP属性(LDAPAttribute)]のメールと同期していることを確認します。

これにより、[LDAPメール(LDAP mail)]フィールドの値が、LDAPをインポートしたユーザの [社内電子メールアドレス(Corporate Email Address)]フィールドに表示されるようになります。

• [ユーザ(Users)]を展開し、[ユーザ(Users)]を選択します。該当するユーザを選択します。[ユーザの基本設定の編集(EditUserBasics)]ページで、[企業電子メールアドレス(Corporate Email Address)]に入力します。

•ユーザページの[編集(Edit)]を選択し、[ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessaging Account)]を選択します。ユーザの [ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Account)]ページで、[Eメールアドレス(Email Address)]フィールドの値が指定されていることを確認します。

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Exchange 2013 または Exchange 2016 とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

ステップ 1 ユニファイドメッセージングを設定する前に、前提条件を満たしていることを確認します。ユニファイド

メッセージングの設定の前提条件を参照してください。

ステップ 2 ユニファイドメッセージングユーザが Exchange 2013または Exchange 2016と通信するための ActiveDirectoryアカウントを作成します。Active Directoryでユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成し、権限を付与する方法の詳細については、ActiveDirectoryでのユニファイドメッセージングの設定を参照してください。

ステップ 3 Unity Connectionが別の Exchange 2013または Exchange 2016サーバを検索して通信できるようにするか、または特定のサーバのホスト名または IPアドレスがわかっている場合に Unity Connectionがその特定のExchange 2013または Exchange 2016サーバと通信できるようにするかを決定します。次の手順を実行してください。

a) Exchange 2013または Exchange 2016への権限の付与

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x24

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Page 33: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

b) (オプション)Exchange 2013または Exchange 2016認証と SSL設定の確認c) Exchange 2010とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Unity Connectionは、関連するユニファイドメッセージングサービスで指定された設定に基づいて、HTTPプロトコルまたはHTTPSプロトコルのどちらを使用するかということと、証明書を検証するかを判断します。

(注)

ステップ 4 Unity Connectionが DNSを使用するように設定されていない場合は、次の CLIコマンドを使用して DNSを設定してください。

• set network dns

• set network dns options

Active Directory環境がそのレコードを発行している環境と同じ DNS環境を使用するように UnityConnectionを設定しないでください。

注意

CLIコマンドの詳細については、該当する『Command Line Interface Reference Guide for Cisco UnifiedCommunications Solutions』を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能です。

ステップ 5 (選択した設定のみ):次の条件のいずれかまたは両方で、Unity Connectionと Exchanged間および UnityConnectionと Active Directory間の通信を暗号化するため SSL証明書を Unity Connectionサーバ上にアップロードする必要があります。

•ステップ 3bで Exchangeが HTTPSを使用するように設定した場合は、Exchangeサーバの証明書を検証するようにユニファイドメッセージングサービスを設定します。

• Unity Connectionがさまざまな Exchangeサーバを検索して通信し、LDAPSを使用してドメインコントローラと通信し、ドメインコントローラの証明書を検証するように設定した場合。

異なる Exchangeサーバを検索して通信できるように Unity Connectionを設定した場合、UnityConnectionは基本認証を使用してActiveDirectoryサーバと通信します。デフォルトでは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントのユーザ名とパスワード、および Unity ConnectionとActive Directoryサーバ間の他のすべての通信はクリアテキストで送信されます。このデータを暗号化する場合は、セキュアな LDAP(LDAPS)プロトコルを使用してActive Directoryドメインコントローラと通信するようにユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。

注意

詳細については、Exchangeおよび Active Directory用の CAパブリック証明書のアップロードを参照してください。

ステップ 6 UnityConnection上で、1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを設定します。詳細については、権限の付与を参照してください。

ステップ 7 ユニファイドメッセージングのユーザの設定を更新します。詳細については、Unity Connectionユーザに対して構成された設定を参照してください。

ステップ 8 Unity Connectionユーザを通信するメールサーバとリンクさせるために 1つ以上のユニファイドメッセージングアカウントを設定します。詳細については、ユーザのユニファイドメッセージングアカウントを

参照してください。

ステップ 9 ユニファイドメッセージングの設定をテストします。詳細については、ユニファイドメッセージング設

定のテストを参照してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 25

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Page 34: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Exchange 2010 とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

ステップ 1 ユニファイドメッセージングを設定する前に、前提条件を満たしていることを確認します。ユニファイド

メッセージングの設定の前提条件を参照してください。

ステップ 2 Exchange 2010との通信にUnityConnectionユニファイドメッセージングユーザが使用するActiveDirectoryアカウントを作成します。ActiveDirectoryでユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成し、権限を付与する方法の詳細については、ActiveDirectoryでのユニファイドメッセージングの設定を参照してください。

ステップ 3 Unity Connectionが別の Exchange 2010サーバを検索して通信できるようにするか、または特定のサーバのホスト名または IPアドレスがわかっている場合に Unity Connectionがその特定の Exchange 2010サーバと通信できるようにするかを決定します。所定の手順に従います。

a) Exchange 2010への権限付与b) (オプション)Exchange 2010認証と SSL設定の確認c) 該当するバージョンに応じて:

• Exchange 2010 SP2 RU4以降での EWS制限の設定

• Exchange 2010 SP2 RU3以前のリリースでの EWS制限の設定

Unity Connectionは、関連するユニファイドメッセージングサービスで指定された設定に基づいて、HTTPプロトコルまたは HTTPSプロトコルのどちらを使用するかということと、証明書を検証するかを判断します。

(注)

ステップ 4 Unity Connectionが DNSを使用するように設定されていない場合は、次の CLIコマンドを使用して DNSを設定してください。

• set network dns

• set network dns options

Active Directory環境がそのレコードを発行している環境と同じ DNS環境を使用するようにUnity Connectionを設定しないでください。

注意

CLIコマンドの詳細については、該当する『Command Line Interface Reference Guide for Cisco UnifiedCommunications Solutions』を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能です。

ステップ 5 (選択した設定のみ):次の条件のいずれかまたは両方で、Unity Connectionと Exchanged間および UnityConnectionと Active Directory間の通信を暗号化するため SSL証明書を Unity Connectionサーバ上にアップロードする必要があります。

•ステップ3bでExchangeがHTTPSを使用するように設定した場合は、ステップステップ6でExchangeサーバの証明書を検証するようにユニファイドメッセージングサービスを設定します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x26

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Page 35: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

• Unity Connectionがさまざまな Exchangeサーバを検索して通信し、LDAPSを使用してドメインコントローラと通信し、ステップステップ 6でドメインコントローラの証明書を検証するように設定した場合。

異なる Exchangeサーバを検索して通信できるようにUnity Connectionを設定した場合、UnityConnectionは基本認証を使用して Active Directoryサーバと通信します。デフォルトでは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントのユーザ名とパスワード、および UnityConnectionと Active Directoryサーバ間の他のすべての通信はクリアテキストで送信されます。このデータを暗号化する場合は、ステップステップ 6でセキュアな LDAP(LDAPS)プロトコルを使用して Active Directoryドメインコントローラと通信するようにユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。

注意

詳細については、Exchangeおよび Active Directory用の CAパブリック証明書のアップロードを参照してください。

ステップ 6 UnityConnection上で、1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを設定します。詳細については、権限の付与を参照してください。

ステップ 7 ユニファイドメッセージングのユーザの設定を更新します。詳細については、Unity Connectionユーザに対して構成された設定を参照してください。

ステップ 8 Unity Connectionユーザを通信するメールサーバとリンクさせるために 1つ以上のユニファイドメッセージングアカウントを設定します。詳細については、ユーザのユニファイドメッセージングアカウントを

参照してください。

ステップ 9 ユニファイドメッセージングの設定をテストします。詳細については、ユニファイドメッセージング設

定のテストを参照してください。

Exchange 2007 とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

ステップ 1 ユニファイドメッセージングを設定する前に、前提条件を満たしていることを確認します。ユニファイド

メッセージングの設定の前提条件を参照してください。

ステップ 2 Exchange 2007との通信にUnityConnectionユニファイドメッセージングユーザが使用するActiveDirectoryアカウントを作成します。ActiveDirectoryでユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成し、権限を付与する方法の詳細については、ActiveDirectoryでのユニファイドメッセージングの設定を参照してください。

ステップ 3 Unity Connectionが別の Exchange 2007サーバを検索して通信できるようにするか、または特定のサーバのホスト名または IPアドレスがわかっている場合に Unity Connectionがその特定の Exchange 2007サーバと通信できるようにするかを決定します。所定の手順に従います。

a) Exchange 2007への権限付与b) (オプション)Exchange 2007認証と SSL設定の確認c) Exchange 2010 SP2 RU3以前のリリースでの EWS制限の設定

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 27

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Page 36: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Unity Connectionは、該当するユニファイドメッセージングサービスの設定に基づいて、HTTPプロトコルまたはHTTPSプロトコルのどちらを使用するかということと、証明書を検証するかを判断します。

(注)

ステップ 4 Unity Connectionが DNSを使用するように設定されていない場合は、次の CLIコマンドを使用して DNSを設定してください。

• set network dns

• set network dns options

Active Directory環境がそのレコードを発行している環境と同じ DNS環境を使用するようにUnity Connectionを設定しないでください。

注意

CLIコマンドの詳細については、該当する『Command Line Interface Reference Guide for Cisco UnifiedCommunications Solutions』を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能です。

ステップ 5 (選択した設定のみ):次の条件のいずれかまたは両方で、Unity Connectionと Exchanged間および UnityConnectionと Active Directory間の通信を暗号化するため SSL証明書を Unity Connectionサーバ上にアップロードする必要があります。

•ステップ3bでExchangeがHTTPSを使用するように設定した場合は、ステップステップ6でExchangeサーバの証明書を検証するようにユニファイドメッセージングサービスを設定します。

• Unity Connectionがさまざまな Exchangeサーバを検索して通信し、LDAPSを使用してドメインコントローラと通信し、ステップステップ 6でドメインコントローラの証明書を検証するように設定した場合。

異なる Exchangeサーバを検索して通信できるようにUnity Connectionを設定した場合、UnityConnectionは基本認証を使用して Active Directoryサーバと通信します。デフォルトでは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントのユーザ名とパスワード、および UnityConnectionと Active Directoryサーバ間の他のすべての通信はクリアテキストで送信されます。このデータを暗号化する場合は、ステップステップ 6でセキュアな LDAP(LDAPS)プロトコルを使用して Active Directoryドメインコントローラと通信するようにユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。

注意

詳細については、Exchangeおよび Active Directory用の CAパブリック証明書のアップロードを参照してください。

ステップ 6 UnityConnection上で、1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを設定します。詳細については、権限の付与を参照してください。

ステップ 7 ユニファイドメッセージングのユーザの設定を更新します。詳細については、Unity Connectionユーザに対して構成された設定を参照してください。

Unity Connectionユーザを通信するメールサーバとリンクさせるために 1つ以上のユニファイドメッセージングアカウントを設定します。詳細については、ユーザのユニファイドメッセージングアカウントを

参照してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x28

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Page 37: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Office 365 とのユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

ステップ 1 ユニファイドメッセージングを設定する前に、前提条件を満たしていることを確認します。ユニファイド

メッセージングの設定の前提条件を参照してください。

ステップ 2 Office 365との通信に Unity Connectionユニファイドメッセージングユーザが使用する Active Directoryアカウントを作成します。Active Directoryでユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成し、権限を付与する方法の詳細については、ActiveDirectoryでのユニファイドメッセージングの設定を参照してください。

ステップ 3 (Unity Connection 11.5(1)以降のみ)Office 365クライアントアクセスサーバにサインインするためにUnity Connectionで使用する認証のタイプを決定して選択します。これを行うには、Cisco Unity ConnectionAdministration上で [システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)] > [Connection管理(Connection Administration)]に移動して、次のいずれかを選択します。

•基本:デフォルト認証モード。

• NTLM:NTLM認証モードに切り替える前に、同じモードがOffice 365サーバで設定されていることを確認してください。

ステップ 4 Office 365サーバ上で次のタスクを実行して、Unity Connectionが別の Office 365サーバを検索して通信できるようにする自動検出機能を有効にします。

a) リモート Exchange Management PowerShellを使用した Office 365へのアクセスb) Office 365へのアプリケーション偽装ロールの割り当て

Unity Connectionは、HTTPSプロトコルを使用して、該当するユニファイドメッセージングサービスの設定に基づいて証明書を検証します。

(注)

ステップ 5 同期スレッドは、Unity ConnectionとOffice 365サーバとの間の遅延に基づいて設定する必要があります。詳細については、次のURLから入手可能な『DesignGuide forCiscoUnityConnection, Release 11.x』の「SingleInbox」の章の「Latency」を参照してください。https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/design/guide/b_11xcucdg.html

ステップ 6 DNSを設定するには、次の CLIコマンドを実行します。

• set network dns

• set network dns options

Active Directory環境がそのレコードを発行している環境と同じ DNS環境を使用するようにUnity Connectionを設定しないでください。

注意

CLIコマンドの詳細については、該当する『Command Line Interface Reference Guide for Cisco UnifiedCommunications Solutions』を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能です。

ステップ 7 (選択した設定のみ):SSL証明書を Unity Connectionサーバにアップロードして、Unity ConnectionとOffice 365間の通信、または Unity Connectionと Active Directory間の通信を暗号化します。証明書をアップロードすることで、次のことを行うことができます。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 29

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスクリスト

Page 38: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

• Exchangeサーバの証明書を確認します。これを行うには、UnityConnection\\Administrationで [Exchangeサーバの証明書を確認する(Validate Certificates for Exchange Servers)]チェックボックスをオンにします。

•異なる Office 365サーバを検索し通信するように Unity Connectionを設定した場合のセキュア通信。

•ドメインコントローラと通信し、ドメインコントローラの証明書を検証するには、LDAPSを使用します。

詳細については、Exchangeおよび Active Directory用の CAパブリック証明書のアップロードを参照してください。

ステップ 8 UnityConnection上で、1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを設定します。詳細については、権限の付与を参照してください。

ステップ 9 ユニファイドメッセージングのユーザの設定を更新します。詳細については、Unity Connectionユーザに対して構成された設定を参照してください。

ステップ 10 Unity Connectionユーザを通信するメールサーバとリンクさせるために 1つ以上のユニファイドメッセージングアカウントを設定します。詳細については、ユーザのユニファイドメッセージングアカウントを

参照してください。

ステップ 11 ユニファイドメッセージングサービスをテストします。詳細については、ユニファイドメッセージング設定のテストを参照してください。

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Active Directory でのユニファイドメッセージングの設定Unity Connectionでは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントと呼ばれる ActiveDirectoryアカウントを使用して、Exchangeまたは Office 365メールボックスにアクセスします。アカウントを作成後、UnityConnectionがユーザの代わりに操作を行うために必要な権限をアカウントに与えます。

Office 365、Exchange 2016、Exchange 2013、Exchange 2010、および Exchange 2007の場合、処理はExchange Web Services(EWS)を通じて行われます。Exchangeメールボックスへのメッセージのアップロード

• Exchange内のメッセージの変更の追跡

• Unity Connectionで行われた変更によるメッセージの更新

•メッセージが Unity Connectionで削除された場合の Exchangeでのメッセージの削除など。

Unity Connectionが通信する Exchangeサーバを含む Active Directoryフォレストに 1つまたは複数のドメインユーザアカウントを作成する必要があります。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x30

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 39: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Active Directoryでユニファイドメッセージングを設定する場合は、次の点に注意してください。

•アカウントには、Unity Connectionのユニファイドメッセージングサービスアカウントであることがわかる名前を付けます。

•(Exchangeサーバのみ)ドメインユーザアカウントのメールボックスを作成しないでください。アカウントのメールボックスを作成した場合、ユニファイドメッセージングは適切に

機能しません。

Office 365サーバの場合は、ドメインユーザアカウントのメールボックスを作成する必要があります。

(注)

•管理者グループにはアカウントを追加しません。

•アカウントを無効にしないでください。無効にすると、UnityConnectionがアカウントを使用して Exchangeまたは Office 365メールボックスにアクセスできなくなります。

•会社のパスワードセキュリティ要件を満たすパスワードを指定します。

パスワードは AES 128ビットの暗号化方式によって暗号化され、UnityConnectionデータベースに保存されます。パスワードの暗号化キーはルートアクセスによってのみアクセスでき、ルートアクセスを使用するには CiscoTACのサポートが必要です。

(注)

•クラスタ用にユニファイドメッセージングを設定すると、Unity Connectionは、自動的に両方のUnity Connectionサーバに同じユニファイドメッセージングサービスアカウントを使用します。

•サイト間ネットワーキングまたはサイト内ネットワーキングにユニファイドメッセージングを設定すると、複数の Unity Connectionサーバで同じユニファイドメッセージングサービスアカウントを使用できます。ただし、これは要件ではないので、機能や性能には影響を与え

ません。

権限の付与

Exchange 2013 または Exchange 2016 への権限の付与

ステップ 1 エンタープライズ管理グループのメンバーであるアカウントか、または設定コンテナのExchangeオブジェクトで権限を付与できるアカウントを使用して、Exchange管理シェルがインストールされているサーバにログインします。

ステップ 2 Exchange管理シェルで次のコマンドを実行し、Exchange 2013または Exchange 2016のユニファイドメッセージングサービスアカウントにアプリケーション偽装管理ロールを割り当てます。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 31

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 40: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

New-ManagementRoleAssignment -Name: <RoleName> -Role:ApplicationImpersonation -User:' <Account>,where:

• RoleNameは、割り当てるロールの名前です(Unity ConnectionUMServicesAcctなど)。get-ManagementRoleAssignmentを実行すると、RoleNameに入力する名前が表示されます。

• Accountは、domain\alias形式のユニファイドメッセージングサービスアカウントの名前です。

複数のユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成した場合は、残りのアカウントに対して

ステップステップ 2を繰り返します。各ユニファイドメッセージングサービスアカウントの RoleNameには、異なる値を指定します。

Exchange 2013または Exchange 2016のユニファイドメッセージングサービスアカウントを設定する場合は、ユニファイドメッセージングサービスアカウントにアプリケーション偽装管理

ロールを割り当てる必要があります。

(注)

Exchange 2010 への権限付与

ステップ 1 エンタープライズ管理グループのメンバーであるアカウントか、または設定コンテナのExchangeオブジェクトで権限を付与できるアカウントを使用して、Exchange管理シェルがインストールされているサーバにログインします。

ステップ 2 Exchange管理シェルで次のコマンドを実行し、Exchange 2010のユニファイドメッセージングサービスアカウントにアプリケーション偽装管理ロールを割り当てます。New-ManagementRoleAssignment -Name: <RoleName> -Role:ApplicationImpersonation -User:' <Account>,where:

• RoleNameは、割り当てるロールの名前です(Unity ConnectionUMServicesAcctなど)。get-ManagementRoleAssignmentを実行すると、RoleNameに入力する名前が表示されます。

• Accountは、domain\alias形式のユニファイドメッセージングサービスアカウントの名前です。

複数のユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成した場合は、残りのアカウントに対して

ステップステップ 2を繰り返します。各ユニファイドメッセージングサービスアカウントの RoleNameには、異なる値を指定します。

Exchange2010のユニファイドメッセージングサービスアカウントを設定する場合は、ユニファイドメッセージングサービスアカウントにアプリケーション偽装管理ロールを割り当てる必要があります。

CLIコマンドの詳細については、該当する『Command Line Interface Reference Guide for Cisco UnifiedCommunications Solutions』を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能です。

ステップ 3 (選択した設定のみ):次の条件のいずれかまたは両方で、Unity Connectionと Exchanged間および UnityConnectionと Active Directory間の通信を暗号化するため SSL証明書を Unity Connectionサーバ上にアップロードする必要があります。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x32

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 41: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ステップ 3bで Exchangeが HTTPSを使用するように設定した場合は、Exchangeサーバの証明書を検証するようにユニファイドメッセージングサービスを設定します。

• Unity Connectionがさまざまな Exchangeサーバを検索して通信し、LDAPSを使用してドメインコントローラと通信し、ドメインコントローラの証明書を検証するように設定した場合。

異なる Exchangeサーバを検索して通信できるようにUnity Connectionを設定した場合、UnityConnectionは基本認証を使用して Active Directoryサーバと通信します。デフォルトでは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントのユーザ名とパスワード、および UnityConnectionと Active Directoryサーバ間の他のすべての通信はクリアテキストで送信されます。このデータを暗号化する場合は、セキュアな LDAP(LDAPS)プロトコルを使用してActive Directoryドメインコントローラと通信するようにユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。

注意

詳細については、Exchangeおよび Active Directory用の CAパブリック証明書のアップロードを参照してください。

ステップ 4 UnityConnection上で、1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを設定します。詳細については、メールサーバにアクセスするためのユニファイドメッセージングサービスの作成を参照してください。

ステップ 5 ユニファイドメッセージングのユーザの設定を更新します。詳細については、Unity Connectionユーザに対して構成された設定を参照してください。

Unity Connectionユーザを通信するメールサーバとリンクさせるために 1つ以上のユニファイドメッセージングアカウントを設定します。詳細については、ユーザのユニファイドメッセージングアカウントを

参照してください。

Exchange 2007 への権限付与

Exchangeメールボックスが Exchange 2007サーバにある Unity Connectionユーザにユニファイドメッセージングを設定する場合は、それらのサーバのローカルコンピュータアカウントがWindowsAuthorization Accessグループのメンバーであることを確認します。次に、Exchange 2007のユニファイドメッセージングサービスアカウントへの適切な権限を付与します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 33

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 42: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ローカルコンピュータアカウントがWindows Authorization Access グループのメンバーであることの確認

ステップ 1 ドメイン管理者ユーザアカウントを使用して、ActiveDirectoryユーザとコンピュータがインストールされているサーバにログインします。

ステップ 2 Windowsの [スタート(Start)]メニューで、[管理ツール(Administrative Tools)] > [Active Directoryユーザとコンピュータ(Active Directory Users and Computers)]を選択します。

ステップ 3 左ペインで Unity Connectionがアクセスできる Exchange 2007クライアントアクセスサーバを含むドメインの名前を展開し、[ビルトイン(Builtin)]を選択します。

ステップ 4 右ペインで [Windows Authorization Access Group]を右クリックし、[プロパティ]を選択します。

ステップ 5 [Windows Authorization Access Group Properties]ダイアログボックスで、[メンバー(Members)]タブを選択してから [追加]を選択します。

ステップ 6 [ユーザ、連絡先、コンピュータ、またはグループの選択(Select Users, Contacts, Computers, or Groups)]ダイアログボックスで、[オブジェクトの種類(Object Types)]を選択し、[コンピュータ(Computers)]チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 [OK]を選択し、ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 8 [ユーザ、連絡先、コンピュータ、またはグループの選択(Select Users, Contacts, Computers, or Groups)]ダイアログボックスに、すべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバの名前を入力し、[名前の確認(Check Names)]を選択します。

ステップ 9 [OK]を選択し、ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 10 Unity Connectionがアクセスできる Exchange 2007クライアントアクセスサーバを含む他のドメインに対してステップステップ 3~ステップステップ 9を繰り返します。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントへの権限の付与(Exchange 2007 のみ)

ステップ 1 エンタープライズ管理グループのメンバーであるアカウントか、または設定コンテナ内の Exchangeオブジェクトに対して権限を付与できるアカウントを使用して、Exchange管理シェルにサインインします。

ステップ 2 Exchange Management Shellで次のコマンドを実行し、Exchange 2007のユニファイドメッセージングサービスアカウントに必要な権限を付与します。Add-ADPermission -Identity (PermissionLevel).DistinguishedName -User (Get-User -Identity Account |select-object).identity -ExtendedRight ms-Exch-EPI-Impersonation

Add-ADPermission -Identity (PermissionLevel).DistinguishedName -User (Get-User -Identity Account |select-object).identity -ExtendedRight ms-Exch-EPI-May-Impersonate

Add-ADPermission -Identity (PermissionLevel).DistinguishedName -User (Get-User -Identity Account |select-object).identity -ExtendedRights Receive-As

引数の説明

• PermissionLevelは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントに、個々のサーバにアクセスする権限を与えるか、または組織内のすべての Exchange 2007サーバにアクセスする権限を与えるかによって決定されます。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x34

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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◦個々の Exchangeサーバにアクセスする権限をユニファイドメッセージングサービスアカウントに付与するには、PermissionLevelをGet-ExchangeServer -IdentityServerNameに置き換えます。ここで、ServerNameは、ユニファイドメッセージングサービスアカウントがアクセスできるExchange 2007サーバの名前です。

◦ユニファイドメッセージングサービスアカウントに、Exchange組織内のすべての Exchange2007サーバにアクセスする権限を与えるには、PermissionLevelを Get-OrganizationConfigに置き換えます。

Add-ADPermissionコマンドレットおよび Identityパラメータの詳細については、Exchange 2007のヘルプを参照してください。

• Accountは、domain\alias形式のユニファイドメッセージングサービスアカウントの名前です。

ステップ 3 複数のユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成している場合は、残りのアカウントとア

クセスする追加の Exchange 2007サーバそれぞれに対してステップ 2を繰り返します。

ステップ 4 ステップステップ 2で個々の Exchangeサーバに権限を設定し、複数の Exchange 2007サーバがある場合は、次のサーバでステップステップ 1~ステップステップ 3を繰り返します。

• Unity Connectionがアクセスできる他のすべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバ。

• Unity Connectionでアクセスできるようにするメールボックスをホームとするすべての Exchange 2007メールボックスサーバ。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントへのローカルでサインインするための権限の付与(Exchange2007 のみ)

ステップ 1 UnityConnectionがアクセスできるExchange2007クライアントアクセスサーバで、ローカル管理者グループのメンバーであるアカウントを使用してサインインします。

ステップ 2 Windowsの [スタート(Start)]メニューで、[管理ツール(Administrative Tools)]を展開して、[ローカルセキュリティポリシー(Local Security Policy)]を選択します。

ステップ 3 左ペインで、[ローカルポリシー(Local Policies)]を展開して、[ユーザ権利の割り当て(User RightsAssignment)]を選択します。

ステップ 4 右ペインで [ローカルログオンを許可する(Allow Log on Locally)]を右クリックし、[プロパティ(Properties)]を選択します。

ステップ 5 [ローカルログオンを許可するプロパティ(Allow Log on Locally Properties)]ダイアログボックスの [ローカルセキュリティの設定(Local Security Setting)]タブで、[ユーザまたはグループの追加(Add User orGroup)]を選択します。通信する Exchange 2007サーバの Active Directoryで作成したユニファイドメッセージングサービスアカウントの名前を入力します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 35

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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サイト内ネットワーキングまたはサイト間ネットワーキングが設定されている場合や、複数の

ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成した場合は、この Exchange 2007クライアントアクセスサーバにアクセスする Unity Connectionサーバのユニファイドメッセージングサービスアカウントの名前を入力します。

(注)

ステップ 6 [名前の確認(Check Names)]と [OK]を選択し、[ユーザ、コンピュータ、またはグループの選択(SelectUsers, Computers, or Groups)]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 7 [OK]を選択して、[ローカルログオンを許可するプロパティ(Allow Log on Locally Properties)]ダイアログボックスを閉じてから [ローカルセキュリティ設定(Local Security Settings)]を閉じます。

ステップ 8 次のサーバでステップステップ 1~ステップステップ 7を繰り返します。

• Unity Connectionがアクセスできる他のすべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバ。

• Unity Connectionでアクセスできるようにするメールボックスをホームとするすべての Exchange 2007メールボックスサーバ。

認証と SSL 設定の確認ユニファイドメッセージングのために Unity Connectionがアクセスする Exchangeサーバを選択した後、目的の認証モード(基本、ダイジェスト、またはNTLM)およびWebベースのプロトコル(HTTPSまたはHTTP)を使用するようにExchangeサーバが設定されていることを確認します。

Unity Connectionは、ユーザがユニファイドメッセージングの設定に NTLM認証モードを選択した場合、NTLMv2ベースの認証をサポートします。

Exchangeサーバで認証モードおよびWebベースプロトコルを設定した後、1つ以上の UnityConnectionユニファイドメッセージングサービスを作成します。サーバで指定したものと同じ認証モードとWebベースプロトコルを選択します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x36

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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Exchange 2013 または Exchange 2016 認証と SSL 設定の確認

ステップ 1 Exchange 2013または Exchange 2016クライアントアクセスサーバにログインするために Unity Connectionで使用する認証のタイプ(基本またはNTLM)を決定します。同じタイプの認証を使用するように、すべての Exchange 2013または Exchange 2016クライアントアクセスサーバを設定する必要があります。

ステップ 2 Unity Connectionと Exchange 2013または Exchange 2016クライアントアクセスサーバの通信に対して SSL暗号化を行うかどうかを決定します。行う場合、すべての Exchange 2013または Exchange 2016クライアントアクセスサーバで同じ SSL設定を指定する必要があります。

ステップ 3 Unity Connectionがアクセスする Exchange 2013クライアントアクセスと同じサーバへのアクセス権があるサーバにログインします。ローカル管理者グループのメンバーであるアカウントを使用します。

ステップ 4 Windowsの [スタート(Start)]メニューで、[プログラム(Programs)] > [管理ツール(AdministrativeTools)] > [インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ(Internet Information Services(IIS) Manager)]を選択します。

ステップ 5 設定を確認する最初の Exchange 2013クライアントアクセスサーバの場合、左ペインで [<servername>] >[サイト(Sites)] > [既定のWebサイト(Default Website)]の順に展開します。EWSと自動検出の両方の認証設定を確認する必要があります。

ステップ 6 [既定のWebサイト(Default Website)]で、[自動検出(Autodiscover)]を選択します。a) 中央のペインの [IIS]セクションで、[認証]をダブルクリックします。

[状態(Status)]カラムで、Exchangeクライアントアクセスサーバにログインするためにユニファイドメッセージングサービスアカウントで使用する認証のタイプに対して [Enabled(有効)]と示されていることを確認します。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成する場合は、同じタイプの認証を使用するよ

うに Unity Connectionを設定します。Unity Connectionは次のタイプの認証のみをサポートします。

•基本

• NTLM

b) 設定を変更した場合は、右ペインで [適用する]を選択します。c) 左ペインで再び [自動検出(Autodiscover)]を選択します。d) 中央のペインの IISセクションで、[SSL設定(SSL Settings)]をダブルクリックします。e) [SSL設定(SSL Settings)]ページで、[SSLが必要(Require SSL)]チェックボックスがオンになっている場合:

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングサービスを作成するときに、Webベースのプロトコルに対して HTTPSを選択する必要があります。

• Exchangeサーバから SSL証明書をダウンロードし、Unity Connectionサーバにインストールする必要があります。

f) 設定を変更した場合、右ペインで [適用(Apply)]を選択します。

ステップ 7 [既定のWebサイト(Default Website)]で、[EWS]を選択します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 37

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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a) 中央のペインの IISセクションで、[認証(Authentication)]をダブルクリックします。[状態]カラムで、Exchangeメールボックスにサインインするためにユニファイドメッセージングサービスアカウントで使用する認証のタイプに対して [有効(Enabled)]と示されていることを確認します。ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成する場合は、同じタイプの認証を使用す

るように Unity Connectionを設定します。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントは、自動検出に対して指定した EWSに同じタイプの認証を使用する必要があります。

注意

b) 設定を変更した場合、右ペインで [適用(Apply)]を選択します。c) 左ペインで再び [EWS]を選択します。d) 中央のペインの IISセクションで、[SSL設定(SSL Settings)]をダブルクリックします。e) [SSLが必要(Require SSL)]チェックボックスがオンの場合、次の手順を実行します。

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングサービスを作成する場合は、Webベースのプロトコルに対して HTTPSを選択する必要があります。

• Exchangeサーバから SSL証明書をダウンロードし、Unity Connectionサーバにインストールする必要があります。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントは、ステップ eで自動検出に対して指定した EWSに対し同じ SSL設定を使用する必要があります。

注意

f) 設定を変更した場合は、右ペインで [適用する]を選択します。

ステップ 8 Unity Connectionがアクセスできる他の Exchange 2013または Exchange 2016クライアントアクセスサーバに対してステップステップ 5~ステップステップ 7を繰り返します。

ステップ 9 IIS Managerを閉じます。

Exchange 2010 認証と SSL 設定の確認

ステップ 1 Exchange 2010クライアントアクセスサーバにログインするために Unity Connectionで使用する認証のタイプ(基本、ダイジェスト、またはNTLM)を決定します。次のサーバで同じタイプの認証が使用されるように設定する必要があります。

•すべての Exchange 2010クライアントアクセスサーバ。

•すべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバ(Unity Connectionからアクセスできるようにする Exchange 2007メールボックスがある場合)。

ステップ 2 Unity Connectionと Exchange 2010クライアントアクセスサーバの通信に対して SSL暗号化を行うかどうかを決定します。行う場合、次のサーバで同じ SSL設定を指定する必要があります。

•すべての Exchange 2010クライアントアクセスサーバ。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x38

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 47: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

•すべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバ(Unity Connectionからアクセスできるようにする Exchange 2007メールボックスがある場合)。

ステップ 3 Unity Connectionにある同じ Exchange 2010クライアントアクセスサーバにアクセスできるサーバにサインインします。ローカル管理者グループのメンバーであるアカウントを使用します。

ステップ 4 Windowsの [スタート(Start)]メニューで、[プログラム(Programs)] > [管理ツール(AdministrativeTools)] > [インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ(Internet Information Services(IIS) Manager)]を選択します。

ステップ 5 設定を確認する最初の Exchange 2010クライアントアクセスサーバの場合、左ペインで [<servername>] >[サイト(Sites)] > [既定のWebサイト(Default Website)]の順に展開します。自動検出と EWSの両方の認証設定を確認する必要があります。

ステップ 6 [既定のWebサイト(Default Website)]で、[自動検出(Autodiscover)]を選択します。a) 中央のペインの [IIS]セクションで、[認証]をダブルクリックします。

[状態]カラムで、Exchangeクライアントアクセスサーバにログインするためにユニファイドメッセージングサービスアカウントで使用する認証のタイプに対して [有効(Enabled)と示されていることを確認します。ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成する場合は、同じタイプの認証

を使用するように Unity Connectionを設定します。

Unity Connectionは次のタイプの認証をサポートします。

•基本

•ダイジェスト(Digest)

• NTLM

b) 設定を変更した場合、右ペインで [適用(Apply)]を選択します。c) 左ペインで再び [自動検出(Autodiscover)]を選択します。d) 中央のペインの IISセクションで、[SSL設定(SSL Settings)]をダブルクリックします。e) [SSLが必要(Require SSL)]チェックボックスがオンの場合、次の手順を実行します。

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングサービスを作成する場合、Webベースのプロトコルに対して HTTPSを選択する必要があります。

• Exchangeサーバから SSL証明書をダウンロードし、Unity Connectionサーバにインストールする必要があります。

f) 設定を変更した場合、右ペインで [適用(Apply)]を選択します。

ステップ 7 [既定のWebサイト(Default Website)]で、[EWS]を選択します。a) 中央のペインの [IIS]セクションで、[認証]をダブルクリックします。

[状態]カラムで、Exchangeメールボックスにログインするためにユニファイドメッセージングサービスアカウントで使用する認証のタイプに対して [有効(Enabled)]と示されていることを確認します。ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成する場合は、同じタイプの認証を使用するよ

うに Unity Connectionを設定します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 39

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 48: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ユニファイドメッセージングサービスアカウントは、で自動検出に対して指定した EWSに同じタイプの認証を使用する必要があります。

注意

b) 設定を変更した場合、右ペインで [適用(Apply)]を選択します。c) 左ペインで再び [EWS]を選択します。d) 中央のペインの IISセクションで、[SSL設定(SSL Settings)]をダブルクリックします。e) [SSLが必要(Require SSL)]チェックボックスがオンの場合、次の手順を実行します。

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングサービスを作成する場合は、Webベースのプロトコルに対して HTTPSを選択する必要があります。

• Exchangeサーバから SSL証明書をダウンロードし、Unity Connectionサーバにインストールする必要があります。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントは、手順 eで自動検出に対して指定した EWSに対し同じ SSL設定を使用する必要があります。

注意

f) 設定を変更した場合、右ペインで [適用(Apply)]を選択します。g) Exchange 2010 Service Pack 1以降がインストールされている場合、ステップ 8に進みます。

Exchange 2010 Service Pack 1以降がインストールされていない場合、Exchangeの EWSと自動検出のweb.configファイルを編集し、IIS Managerでの設定に一致させます。

• EWSの場合、Microsoft TechnetWebサイトの「Enable or Disable SSL on ExchangeWeb Services VirtualDirectories」を参照してください。

•自動検出に相当する文書は存在しませんが、EWS文書での該当する手順を使用して、\ExchangeServer\V14\ClientAccess\Autodiscoverディレクトリにある web.configファイルを編集できます。

ステップ 8 Unity Connectionがアクセスできる他の Exchange 2010クライアントアクセスサーバの場合、ステップステップ 5~ステップステップ 7を繰り返します。

ステップ 9 [IIS Manager]を閉じます。

Exchange 2007 認証と SSL 設定の確認

ステップ 1 Exchange 2007クライアントアクセスサーバにログインするために Unity Connectionで使用する認証のタイプ(基本、ダイジェスト、またはNTLM)を決定します。次のサーバで同じタイプの認証が使用されるように設定する必要があります。

•すべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバ。

•すべての Exchange 2010クライアントアクセスサーバ(Unity Connectionからアクセスできるようにしたい Exchange 2010メールボックスがある場合)。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x40

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 49: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ステップ 2 Unity Connectionと Exchange 2007クライアントアクセスサーバの通信に対して SSL暗号化を行うかどうかを決定します。行う場合、次のサーバで同じ SSL設定を指定する必要があります。

•すべての Exchange 2007クライアントアクセスサーバ。

•すべての Exchange 2010クライアントアクセスサーバ(Unity Connectionからアクセスできるようにしたい Exchange 2010メールボックスがある場合)。

ステップ 3 Unity Connectionにあるものと同じ Exchange 2007クライアントアクセスサーバにアクセスできるサーバにサインインします。ローカル管理者グループのメンバーであるアカウントを使用します。

ステップ 4 Windowsの [スタート(Start)]メニューで、[プログラム(Programs)] > [管理ツール(AdministrativeTools)] > [インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ(Internet Information Services(IIS) Manager)]を選択します。

ステップ 5 設定を確認する最初の Exchange 2007サーバの場合、左ペインで [<servername>] > [サイト(Sites)] > [既定のWebサイト(Default Website)]の順に展開します。EWSと自動検出の両方の認証設定を確認する必要があります。

ステップ 6 [既定のWebサイト(Default Website)]で、[自動検出(Autodiscover)]を右クリックします。a) [自動検出]ペインで、[プロパティ]を選択します。b) [Autodiscover Properties]ダイアログボックスで、[ディレクトリセキュリティ(Directory Security)]タブを選択します。

c) [認証とアクセス制御(Authentication and Access Control)]セクションで、[編集]を選択します。d) [認証方法(Authentication Methods)]ダイアログボックスで、Exchangeサーバを検出するためにユニファイドメッセージングサービスアカウントで使用する認証のタイプのチェックボックスがオンであ

ることを確認します。ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成する場合は、同じタイ

プの認証を使用するように Unity Connectionを設定します。Unity Connectionは次のタイプの認証のみをサポートします。

•基本

•ダイジェスト(Digest)

• NTLM

e) [OK]を選択します。f) [セキュリティで保護された通信(Secure Communications)]セクションで、[編集]を選択します。g) [セキュリティで保護された通信(Secure Communications)]ダイアログボックスで、[Require Secure

Channel (SSL)]チェックボックスがオンになっている場合は、次の手順を実行します。

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングサービスを作成する場合は、Webベースのプロトコルに対して HTTPSを選択する必要があります。

• Exchangeサーバから SSL証明書をダウンロードし、Unity Connectionサーバにインストールする必要があります。

h) [OK]を 2回クリックします。

ステップ 7 [既定のWebサイト(Default Website)]で、[EWS]を右クリックします。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 41

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 50: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

a) [EWS]タブで、[プロパティ]を選択します。b) [EWS Properties]ダイアログボックスで、[ディレクトリセキュリティ(Directory Security)]タブを選択します。

c) [認証とアクセス制御(Authentication and Access Control)]セクションで、[編集]を選択します。d) [認証方法(Authentication Methods)]ダイアログボックスで、Exchangeサーバを検出するためにユニファイドメッセージングサービスアカウントで使用する認証のタイプのチェックボックスがオンであ

ることを確認します。ユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成する場合は、同じタイ

プの認証を使用するように Unity Connectionを設定します。ユニファイドメッセージングサービスアカウントは、ステップ dで自動検出に対して指定した EWSに対し同じタイプの認証を使用する必要があります。

注意

e) [OK]を選択します。f) [セキュリティで保護された通信(Secure Communications)]セクションで、[編集]を選択します。g) [セキュリティで保護された通信(Secure Communications)]ダイアログボックスで、[Require Secure

Channel (SSL)]チェックボックスがオンになっている場合は、次の手順を実行します。

• Unity Connectionでユニファイドメッセージングサービスを作成する場合は、Webベースのプロトコルに対して HTTPSを選択する必要があります。

• Exchangeサーバから SSL証明書をダウンロードし、Unity Connectionサーバにインストールする必要があります。

ユニファイドメッセージングサービスアカウントは、ステップ gで自動検出に対して指定したEWSに対し同じ SSL設定を使用する必要があります。

h) [OK]を 2回クリックします。

ステップ 8 Unity Connectionがアクセスできる他の Exchange 2007クライアントアクセスサーバの場合、ステップ 5~ステップ 7を繰り返します。

ステップ 9 [IIS Manager]を閉じます。

Unity Connection for Exchange 2013 または Exchange 2016 でのページビュー機能の設定任意のユニファイドユーザの Exchangeメールボックスにボイスメールや受信を含む 1000以上のメッセージがある場合は、Unity Connectionサーバで EWSページビュー検索機能を有効にします。

メッセージに対するページビュー機能を有効にする場合、

「System.Messaging.MbxSynch.MbxSynchUsePaging」パラメータの値を 1に設定する必要があります。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x42

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 51: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

次の手順を実行して、ページビュー機能を設定します。

ステップ 1 次の CLIコマンドを実行します。

run cuc dbquery unitydirdb execute procedurecsp_ConfigurationModifyBool(pFullName='System.Messaging.MbxSynch.MbxSynchUsePaging',pvalue=1)

UnityConnectionクラスタが設定されている場合は、パブリッシャサーバまたはサブスクライバサーバ上でコマンドを実行できます。

(注)

ステップ 2 ページビュー検索機能でUnity Connectionが管理できるボイスメールアイテムの最大数の制限を設定するには、次の CLIコマンドを実行します。

run cuc dbquery unitydirdb execute procedurecsp_ConfigurationModify(pFullName='System.Messaging.MbxSynch.MbxSynchVoiceMailCountLimit',pvalue="newvalue")

ここで、new valueは、ページングパラメータが有効になった後で表示できるボイスメール数の制限の値を指定します。Unity Connectionは、デフォルトで Unity Connectionサーバおよび Exchangeサーバのメッセージ同期の遅延を避けるため、メールボックスごとに最初の25000件のボイスメールを管理します。この音声メール数の上限は最大 75000まで増やすことができます。

デフォルトでは、パラメータ「System.Messaging.MbxSynch.MbxSynchUsePaging」の値は 1に設定されます。

(注)

Exchange 2010 の EWS 制限の設定

Exchange 2010 SP2 RU4 以降での EWS 制限の設定

Microsoftはデフォルトではクライアントスロットルポリシー機能を有効にしました。すでに設定されているスロットルポリシーが存在しない場合、Microsoft Exchangeはすべてのユーザにデフォルトポリシーを適用します。デフォルトのスロットルポリシーは、Unity Connectionなどの偽装を使用する企業アプリケーションではなく、エンドユーザの負荷に対応して設定されます。ユニ

ファイドメッセージングに設定されたUnity Connectionユーザが Exchange 2010にメールボックスを持っている場合、新しいメールボックスのポリシーを作成し、ユニファイドメッセージング

ユーザのメールボックスアカウントに適用することによって、ユニファイドメッセージングユー

ザメールボックスの Exchange 2010 EWS制限を設定します。EWS制限を設定しない場合、メッセージが同期化されず、ステータスの変更(未読から既読への変更など)、件名行の変更、およ

びプライオリティの変更は複製されない場合があります。さらに、Exchangeの予定表と連絡先にアクセスしようとすると障害が発生する可能性があります。

Exchange2010SP2RU4より前のバージョンでは、スロットル制限はコーリングアカウント(この例ではサービスアカウント)に対して計算されました。2010 SP2 RU4以降、この制限は変更されました。チャージは、コーリングアカウントの代わりにターゲットメールボックスに

対して計算されるようになりました。

(注)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 43

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 52: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

FindItemコールのページビュー機能を必ず有効にしてください。ページビュー機能を有効にする方法の詳細については、Unity Connection for Exchange 2013または Exchange 2016でのページビュー機能の設定を参照してください。ページビュー機能が無効の場合、以下の手順に従っ

て、EWS制限を設定します。

(注)

ユニファイドメッセージングユーザの EWS 制限の設定

ステップ 1 ExchangeManagement Shellがインストールされているサーバにサインインします。エンタープライズ管理グループのメンバーであるアカウント、または設定コンテナ内の Exchangeオブジェクトで権限を付与する権限を持つアカウントのいずれかを使用して、ログインします。

ステップ 2 以下のEWS接続で、Exchangeメールボックスにボイスメールや受信も含めて 1000を超えるメッセージが含まれる場合に新規ポリシーを作成します。10000メッセージを持つExchangeメールボックスの場合、新規スロットルポリシーは次のようになります。New-ThrottlingPolicy -Name "<ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicy>" -EWSPercentTimeInCAS 300-EWSPercentTimeInMailboxRPC 200 -EWSFindCountLimit 10000 -EWSPercentTimeinAD 100

ここで、ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicyは、ポリシーに割り当てる名前です。スロットルのポリシーパラメータの詳細については、表 5:ユーザのメールボックスに 10000件のアイテムが含まれる場合の推奨スロットルポリシーパラメータ値を参照してください。

すべてのユニファイドメッセージングユーザメールボックスに新規ポリシーを適用します。各ユーザ

メールボックスで、次のコマンドを実行します。

Set-ThrottlingPolicyAssociation -Identity "<ConnectionUnifiedMessagingusermailbox>" -ThrottlingPolicy"<ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicy>"

引数の説明

• ConnectionUnifiedMessagingusermailboxはユーザメールボックスの名前です。

• ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicyは、ステップステップ 2で作成したポリシーの名前です。

ステップ 3 メールボックスが新しいポリシーを使用していることを確認します。Get-ThrottlingPolicyAssociation -Identity "<ConnectionUnifiedMessagingusermailbox>" | findstr "ThrottlingPolicy"

ステップ 4 CASロールを持つ各 Exchange 2010サーバで、Microsoft Exchange RPC Client Accessサービスを再起動します。

表 5:ユーザのメールボックスに 10000 件のアイテムが含まれる場合の推奨スロットルポリシーパラメータ値

説明使用されるポリ

シー値

フィールド

Exchange Webサービスのユーザがクライアントアクセスサーバコード(PercentTimeInCAS)の実行に費やすことができる分の割合を指定しま

す。

300EWSPercentTimeInCAS

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x44

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 53: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

説明使用されるポリ

シー値

フィールド

Exchange Webサービスのユーザがメールボックスリモートプロシージャコール(RPC)要求(PercentTimeInMailboxRPC)の実行に費やすことができる分の割合を指定します。

200EWSPercentTimeInMailboxRP C

一度に 1人のユーザに対してClient Accessサーバ上のメモリに存在することのできる、FindItemまたはFindFolder操作からのアイテムの最大数を定義します。

導入メールボックスに10,000件以上のメッセージがある場合、このパラメー

タを調整できます。

(注)

10000EWSFindCountLimit

クライアントアカウントの代わりに ActiveDirectoryリソースにアクセスする場合に ClientAccessサーバが1分あたりに費やすことができる最大時間を指定します。

100EWSPercentTimeinAD

Exchange 2010 SP2 RU3 以前のリリースでの EWS 制限の設定

ユニファイドメッセージングに設定されたUnity Connectionユーザが Exchange 2010にメールボックスを持っている場合、新しいメールボックスのポリシーを作成し、ユニファイドメッセージン

グサービスアカウントに適用することによって、ユニファイドメッセージングサービスアカウ

ントの Exchange 2010 EWS制限を設定します。EWS制限を設定しない場合、メッセージが同期化されず、ステータスの変更(未読から既読への変更など)、件名行の変更、およびプライオリティ

の変更は複製されない場合があります。さらに、Exchangeの予定表と連絡先にアクセスしようとすると障害が発生する可能性があります。

Exchange 2010 Service Pack 1よりも前のバージョンでは、EWS制限はデフォルトではオフでした。ServicePack1(デフォルトで制限をオンにする)がインストールされていない場合、次の手順を実行することを推奨します。この手順を実行しない場合、ServicePack1をインストールすると、Unity Connectionの機能が影響を受けます。

(注)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 45

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 54: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ユニファイドメッセージングユーザの EWS 制限の削除(Exchange 2010 SP2 RU3 以前のリリース)

ステップ 1 ExchangeManagement Shellがインストールされているサーバにサインインします。エンタープライズ管理グループのメンバーであるアカウント、または設定コンテナ内の Exchangeオブジェクトで権限を付与する権限を持つアカウントのいずれかを使用して、ログインします。

ステップ 2 制限のない EWS接続を持つ新しいポリシーを作成します。New-ThrottlingPolicy -Name "<ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicy>" -EWSMaxConcurrency $null-EWSMaxSubscriptions $null -EWSPercentTimeInCAS $null -EWSPercentTimeInMailboxRPC $null-EWSFindCountLimit $null -EWSPercentTimeinAD $null

ここで、ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicyは、ポリシーに割り当てる名前です。

ステップ 3 ユニファイドメッセージングサービスアカウントおよびユーザメールボックスに新しいポリシーを適用

します。Set-ThrottlingPolicyAssociation -Identity "<ConnectionUnifiedMessagingServicesAccount>" -ThrottlingPolicy"<ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicy>"

引数の説明

• ConnectionUnifiedMessagingServicesAccountは、ActiveDirectoryでのユニファイドメッセージングの設定で作成したアカウントの名前です。

• ConnectionUnifiedMessagingServicesPolicyは、ステップ 2で作成したポリシーの名前です。

Set-ThrottlingPolicyAssociationコマンドは、Exchange 2010のバージョン 14.00.0639.021ではサポートされていません。Exchange 2010のバージョン 14.00.0639.021を使用しているユーザは、既存のスロットリングポリシー設定を変更できないため、ここではデフォルトのポ

リシーが適用されます。

(注)

ステップ 4 メールボックスが新しいポリシーを使用していることを確認します。Get-ThrottlingPolicyAssociation -Identity "<ConnectionUnifiedMessagingServicesAccount>" | findstr"ThrottlingPolicy"

ステップ 5 複数のユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成した場合は、残りのアカウントに対して

ステップステップ 3とステップステップ 4を繰り返します。

ステップ 6 CASロールを持つ各 Exchange 2010サーバで、Microsoft Exchange RPC Client Accessサービスを再起動します。

表 6:スロットルポリシーパラメータの説明と値

説明使用されるポリシー値フィールド

Exchange Web Servicesユーザが Exchangeサーバに対して一度に実行可能な同時接

続数を指定します。

NullEWSMaxConcurrency

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x46

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 55: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

説明使用されるポリシー値フィールド

ユーザが特定の Client Accessサーバ上で一度に保持できるアクティブなプッシュ

およびプルサブスクリプションの最大数

を指定します。

NullEWSMaxSubscriptions

ExchangeWebサービスのユーザがクライアントアクセスサーバコード

(PercentTimeInCAS)の実行に費やすことができる分の割合を指定します。

NullEWSPercentTimeInCAS

ExchangeWebサービスのユーザがメールボックスリモートプロシージャコール

(RPC)要求(PercentTimeInMailboxRPC)の実行に費やすことができる分の割合を指定しま

す。

NullEWSPercentTimeInMail boxRPC

一度に1人のユーザに対してClientAccessサーバ上のメモリに存在することのでき

る、FindItemまたは FindFolder操作からのアイテムの最大数を定義します。

NullEWSFindCountLimit

クライアントアカウントの代わりに

Active Directoryリソースにアクセスする場合に Client Accessサーバが 1分あたりに費やすことができる最大時間を指定し

ます。

NullEWSPercentTimeinAD

リモート Exchange Management PowerShell を使用した Office 365 へのアクセス

ステップ 1 管理者としてWindows PowerShellを実行し、次のコマンドを実行します。Set-ExecutionPolicy Unrestricted

ステップ 2 Windows PowerShellエンドポイントで次のコマンドを実行し、ポップアップウィンドウで認証のためにOffice365管理者アカウントのクレデンシャルを入力します。$LiveCred = Get-Credential

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 47

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 56: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ステップ 3 Office 365とのリモートWindows PowerShellセッションを確立するには、New-PSSessionWindows PowerShellcmdletを使用して、http://ps.outlook.com/powershellのジェネリックリモートWindows PowerShellエンドポイントに接続します。次のコマンドを実行して、リモート Exchangeシェルセッションを作成します。$Session = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUrihttps://ps.outlook.com/powershell/ -Credential $LiveCred -Authentication Basic -AllowRedirection

Office 365ExchangeOnlineとの接続に使用するユーザアカウントはリモートシェルが有効になっている必要があります。

(注)

ステップ 4 次のコマンドを実行して、すべてのリモート Exchangeシェルコマンドをローカルクライアント側セッションにインポートします。Import-PSSession $Session

これが失敗してエラーメッセージが表示される場合、リモート PowerShell scripts.Run Get-ExecutionPolicyの実行を許可するように実行ポリシーを設定する必要がある場合があります。返される値がRemoteSigned以外の場合、Set-ExecutionPolicy RemoteSignedを実行して値を RemoteSignedに変更する必要があります。

http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj984289%28v=exchg.150%29.aspx

Import-PSSessionを使用するには、現在のセッションの実行ポリシーを Restrictedまたは All signedにすることはできません。Import-PSSessionが作成する一時モジュールに、これらのポリシーで禁じられる署名されないスクリプトファイルが含まれるためです。ローカルコンピュータに対する実行ポリシーを変更

せずに Import-PSSessionを使用するには、Set-ExecutionPolicyの Scopeパラメータを使用して、単一プロセスに対して制限のより少ない実行ポリシーを設定します。

http://community.office365.com/en-us/forums/158/t/71614.aspx.

Office 365 へのアプリケーション偽装ロールの割り当て

ステップ 1 Office 365で偽装を設定するためには、Windows PowerShellスクリプトを実行する必要があります。

ステップ 2 New-ManagementRoleAssignment cmdletを実行する権限が必要です。管理者には、デフォルトでこの権限が付与されています。

サービスアカウントに組織内のすべてのユーザを偽装する権限を付与するには、

「New-ManagementRoleAssignment」Exchange管理シェル cmdletを使用します。

new-ManagementRoleAssignment -<Name>:RoleName -<Role>:ApplicationImpersonation -<User>:Account

引数の説明

• Nameパラメータには、新しいロール割り当ての名前を指定します(ConnectionUMServicesAcctなど)。get-ManagementRoleAssignmentを実行すると、RoleNameに入力する名前が表示されます。

• Roleパラメータは、ApplicationImpersonationロールが Userパラメータによって指定されたユーザに割り当てられることを示します。

• Userは、alias@domain形式のユニファイドメッセージングサービスアカウントの名前です。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x48

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 57: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

次に例を示します。

New-ManagementRoleAssignment –Name "ConnectionUMServicesAcct" –Role "ApplicationImpersonation"–User [email protected]

ステップ 3 複数のユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成した場合は、残りのアカウントについて

ステップステップ 2を繰り返します。各ユニファイドメッセージングサービスアカウントの RoleNameには、異なる値を指定します。

Active Directory Synchronization機能があり、ローカルの Exchangeサーバから Office 365に移行している場合、さらなるユーザ管理は、企業内 Active Directory Servicesを通して実行され、Office365と自動的に同期されます。アプリケーション偽装管理ロールがオフィス 365サーバに付与されることを必ず確認してください。

注意

メールサーバにアクセスするためのユニファイドメッセージングサービスの作成

サポート対象のメールサーバにアクセスするために Unity Connectionで 1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを作成するには、次の手順を実行します。

HTTPSを使用するようにサポート対象のメールサーバを設定した場合は、メールサーバの証明書を検証するようにユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。メー

ルサーバに SSL証明書を発行した証明機関から、Tomcat-trustおよび Unity Connection-trustの両方のロケーションに証明書をアップロードする必要があります。SSL証明書のアップロードについては、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/security/b_11xcucsecx.htmlから入手可能な『Security Guide for CiscoUnity Connection Release 11.x』の「UsingSSL to Secure Client/Server Connections」の章を参照してください。

(注)

Unity Connection でのユニファイドメッセージングサービスの作成

個々のメールサーバと通信するように Unity Connectionを設定している場合は、各メールサーバに対しユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ユニファイドメッセージング(Unified Messaging)]を展開して、[ユニファイドメッセージングサービス(Unified Messaging Services)]を選択します。

ステップ 2 [ユニファイドメッセージングサービスの検索(Search Unified Messaging Services)]ページで、[新規追加(Add New)]を選択し、新しいユニファイドメッセージングサービスを作成します。また、作成済みのユニファイドメッセージングサービスを選択して設定を変更することもできます。[新しいユニファイド

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 49

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

Page 58: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

メッセージングサービス(New Unified Messaging Services)]ページ、または [ユニファイドメッセージングサービスの編集(Edit Unified Messaging services)]ページが表示されます。

ステップ 3 必要なフィールドに値を入力してユニファイドメッセージングサービスを設定し、[保存(Save)]を選択します(各フィールドの詳細については、選択したメールサーバに応じて [ヘルプ(Help)]> [このページ(This Page)]を参照)。個々のメールサーバと通信するようにUnity Connectionを設定している場合は、各メールサーバに対しユニファイドメッセージングサービスを設定する必要があります。

Exchange および Active Directory 用の CA パブリック証明書のアップロードユニファイドメッセージングサービスを作成した際、Exchangeサーバまたは Active Directoryドメインコントローラ(DC)の証明書を検証するよう選択した場合は、ExchangeサーバおよびDCの証明書に署名をした証明機関(CA)からパブリック証明書をアップロードする必要があります。

パブリック証明書を使用して、Unity Connectionは Exchangeサーバまたは DCと通信でき、ユニファイドメッセージングが正しく機能します。

1 Exchangeサーバの証明書を検証するオプションを選択したが、次のサーバの中にSSL証明書がまだインストールされていない場合:証明書を入手してインストールします。

• Exchange 2016、Exchange 2013、または Exchange 2010クライアントアクセスサーバ。

• Exchange 2007クライアントアクセスサーバ(Unity Connectionからアクセスできるようにしたい Exchange 2007メールボックスがある場合)。

また、ActiveDirectoryドメインコントローラの証明書を検証するオプションを選択しており、SSL証明書がまだ DCにインストールされていない場合は、証明書を入手してインストールします。

2 リストに示されているサーバにインストールした SSL証明書の発行に、外部の CA(ベリサインなど)を使用した場合で、CAのパブリック証明書を .pem形式で保持している場合:そのファイルを Unity Connectionサーバにアクセス可能なネットワーク上のロケーションに保存します。その後で、タスク 6に進みます。

3 Microsoft証明書サービスまたは Active Directory証明書サービスを使用して SSL証明書を発行した場合、または外部 CAを使用していて、.pem形式の CAのパブリック証明書がない場合:OpenSSLまたは、パブリック証明書を .pem形式に変換できるその他のアプリケーションをダウンロードしてインストールします。これは、Unity Connectionが、他の形式のパブリック証明書をアップロードできないためです。

4 Microsoft証明書サービスを使用して SSL証明書を発行した場合:Microsoft証明書サービスまたは Active Directory証明書サービスのパブリック証明書のファイルへの保存を実行します。

5 Microsoft証明書サービス、Active Directory証明書サービス、または外部の CAを使用していて、.pem形式のパブリック証明書を保持していない場合:ダウンロードしたアプリケーション

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x50

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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を使用してパブリック証明書を .pem形式に変換し、そのファイルをUnity Connectionサーバにアクセス可能なネットワーク上の場所に保存します。

6 パブリック証明書をUnityConnectionサーバにアップロードします。詳細については、パブリック証明書の Unity Connectionサーバへのアップロードを参照してください。

Microsoft 証明書サービスまたは Active Directory 証明書サービスのパブリック証明書のファイルへの保存

ステップ 1 Microsoft証明書サービスをインストールし、次に示すサーバの SSL証明書を発行したサーバにサインインします。

• Exchange 2016、Exchange 2013、または Exchange 2010クライアントアクセスサーバ。

• Exchange 2007クライアントアクセスサーバ(Unity ConnectionからアクセスできるようにしたいExchange 2007メールボックスがある場合)。

• Unity Connectionサーバがアクセスする Active Directoryドメインコントローラ。

ステップ 2 Windowsの [スタート(Start)]メニューで、[プログラム(Programs)] > [管理ツール(AdministrativeTools)] > [証明機関(Certification Authority)]を選択します。

ステップ 3 [Certification Authority MMC]の左ペインでサーバ名を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 4 [全般(General)]タブの [<サーバ名>のプロパティ(<servername> Properties)]ダイアログボックスで、[証明書の表示(View Certificate)]を選択します。

ステップ 5 [証明書]ダイアログボックスで、[Details]タブを選択します。

ステップ 6 [Details]タブで [Copy to File]を選択します。

ステップ 7 [証明書のエクスポートウィザードの開始(Welcome to the Certificate Export Wizard)]ページで、[次へ(Next)]を選択します。

ステップ 8 [エクスポートファイルの形式(Export File Format)]ページで [次へ(Next)]をクリックして、デフォルト値 [DER Encoded Binary X.509 (.CER)]を受け入れます。

ステップ 9 [エクスポートするファイル(File to Export)]ページで、Unity Connectionサーバにアクセス可能なロケーション、およびファイル名を含めたパブリック証明書のフルパスを入力します。

ステップ 10 [次へ(Next)]を選択します。

ステップ 11 [証明書のエクスポートウィザードの完了(Completing the Certificate Export Wizard)]ページで、[完了(Finish)]を選択します。

ステップ 12 [OK]を 3回選択してメッセージボックスと 2つのダイアログボックスを閉じます。

ステップ 13 [Certification Authority MMC]を閉じます。

ステップ 14 ステップステップ 1にリストされているすべてのサーバの SSL証明書を同じMicrosoft証明書サービスのインストールを使用して発行した場合は、この手順で終了です。この項のタスクリストに戻ります。

ステップステップ 1にリストされているすべてのサーバの SSL証明書をMicrosoft証明書サービスの異なるインストールを使用して発行した場合は、ステップステップ 1~ステップ 13を繰り返し、Microsoft証明書サービスの各インスタンスに対してパブリック証明書を1つずつ取得します。終了したら、この項のタスクリストに戻ります。

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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パブリック証明書の Unity Connection サーバへのアップロード

ステップ 1 [Cisco Unifiedオペレーティングシステムの管理(Cisco Unified Operating System Administration)]で、[セキュリティ(Security)]を展開し、[証明書の管理(Certificate Management)]を選択します。

ステップ 2 [証明書の管理(Certificate Management)]ページで、[証明書のアップロード(Upload Certificate)]を選択します。

ステップ 3 [証明書の名前(Certificate Name)]リストで、[tomcat-trust]を選択します。

ステップ 4 (任意)[説明(Description)]フィールドに説明を入力し、[参照(Browse)]を選択します。

ステップ 5 .pem形式でパブリック証明書を保存した場所を参照し、変換した証明書のうち 1つを選択します。

ステップ 6 [ファイルのアップロード(Upload File)]を選択します。

ステップ 7 ステップステップ 2~ステップ 6を繰り返します。ただし、[証明書の名前(Certificate Name)]リストで[Unity Connection-trust]を選択します。

ステップ 8 複数の証明機関から取得したパブリック証明書を保持している場合は、残りの証明書に対してもステッ

プステップ 2~ステップ 7を繰り返します。

Unity Connection ユーザに対して構成された設定

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[サービスクラス(Class of Service)]を展開し、[サービスクラス(Class of Service)]を選択します。[サービスクラスの検索(Search Class of Service)]ページで、ユニファイドメッセージングを設定するユーザに割り当てられたサービスクラスを選択します。(各フィー

ルドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)]を参照)。

ステップ 2 [サービスクラスの編集(Edit Class of Service)]ページの [ライセンス済み機能(Licensed Features)]セクションで、[IMAPクライアントやシングルインボックスを使用したボイスメールへのアクセスをユーザに許可する(Allow Users to Access Voicemail Using an IMAP Client and/or Single Inbox)]チェックボックスをオンにします。

ステップ 3 メッセージエージングまたはメッセージ割り当てを設定する必要があります。詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/administration/guide/b_cucsag.htmlから入手可能な『System Administration Guide for Cisco Unity Connection, Release 11.x』の「Message Storage」の章を参照してください。

WebInboxからメッセージを完全に削除する場合は、[メッセージオプション(MessageOptions)]セクションで [削除済みアイテムフォルダに保存せずにメッセージを削除する(DeleteMessagesWithout Saving to Deleted Items Folder)]チェックボックスをオンにします。

(注)

ステップ 4 (音声合成機能の場合のみ):[ライセンス済み機能(Licensed Features)]セクションで、[詳細機能へのアクセスを許可する(Allow Access to Advanced Features)]および [テキスト/スピーチ(TTS)を使用した

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x52

ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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Exchange電子メールへのアクセスを許可する(Allow Access to Exchange Email by Using Text to Speech(TTS))]チェックボックスをオンにします。

ステップ 5 [保存(Save)]を選択します。

ユーザのユニファイドメッセージングアカウント

Unity Connection に関連するユニファイドメッセージングアカウントとユーザアカウント

ユニファイドメッセージングアカウントは、Unity Connectionユーザをユニファイドメッセージングサービスに結びつけます。ユニファイドメッセージングアカウントは、オブジェクトをユー

ザアカウントから分離します。

•ユーザアカウントを作成する際、Unity Connectionはそのユーザのユニファイドメッセージングアカウントを自動的には作成しません。

• 1人のユーザに複数のユニファイドメッセージングアカウントを作成できますが、1人のユーザのユニファイドメッセージングアカウントは互いに重複する機能を持てません。た

とえば、同じユーザに対して 2つのユニファイドメッセージングアカウントを作成し、両方のアカウントで単一受信トレイを有効にできません。

• 1人のユーザに対して複数のユニファイドメッセージングアカウントを作成することは、ユニファイドメッセージング機能を制御する 1つの方法です。たとえば、すべてのユーザに単一受信トレイを利用できるようにし、Exchangeメールに対するテキスト/スピーチアクセスを利用できるのは一部のユーザのみにしたい場合は、2つのユニファイドメッセージングサービスを作成します。つまり、1つのサービスでは単一受信トレイをアクティブ化し、もう一方のサービスではTTSをアクティブ化します。次に、すべてのユーザに対して、単一受信トレイへのアクセス権を持つユニファイドメッセージングアカウントを作成し、次にTTSを保持させたいユーザ向けのユニファイドメッセージングアカウントを別途作成します。

•ユニファイドメッセージングアカウントを追加する場合、関連するユーザアカウントはユニファイドメッセージングアカウントと対で更新されます。ユーザアカウントにユニファ

イドメッセージングアカウントの情報は含まれません。

•ユーザアカウントを削除すると、そのユーザのすべてのユニファイドメッセージングアカウントは削除されます。一方、ユニファイドメッセージングアカウントを削除しても、対

応するユーザアカウントは削除されません。ユーザアカウントは、ユニファイドメッセー

ジングアカウントへの参照を削除した場合にのみ更新されます。

ユーザのユニファイドメッセージングアカウントの作成

一括管理ツールを使用して、多数のユニファイドメッセージングアカウントを作成できます。

BATツールを使用してユニファイドメッセージングアカウントを作成、更新、および削除する方法については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/administration/

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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guide/b_cucsag.htmlから入手可能な『System Administration Guide for Cisco Unity Connection, Release11.x』の「Tools」の章の「Bulk Administration Tool」を参照してください。

後で、ユニファイドメッセージングアカウントの単一受信トレイを無効にする場合の同期動作に

ついては、Exchangeメールボックスの移動と復元の章を参照してください。

ステップ 1 Unity ConnectionAdministrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。[ユーザの検索(Search Users)]ページで、[新規追加(Add New)]を選択して新規ユーザを作成するか、またはユニファイドメッセージングアカウントを作成する該当のユーザを選択します。

ステップ 2 ユニファイドメッセージングアカウントを設定します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)]> [このページ(This Page)]を参照)。a) [編集(Edit)]メニューで、[ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]を選択します。

b) [ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]ページで、[新規追加(AddNew)]を選択します。

c) [新しいユニファイドメッセージングアカウント(New Unified Messaging Accounts)]ページで、必須フィールドに値を入力し、[保存(Save)]を選択します

ステップ 3 ユーザの設定をチェックするには、[テスト(Test)]を選択します。[タスクの実行結果(Task ExecutionResults)]ウィンドウにテスト結果が表示されます。テストの一部で失敗した場合は、メールサーバ、ActiveDirectory、UnityConnection、およびUnityConnectionユーザの設定を確認してください。

ユニファイドメッセージング設定のテスト

ユニファイドメッセージング設定の概要の表示

Unity Connectionサーバにおけるすべてのユニファイドメッセージングアカウントの設定の概要を表示できます。これには次の内容が含まれます。

•ユニファイドメッセージングの正常な機能を妨げる Unity Connectionの設定との整合性の問題を示す、各ユニファイドメッセージングアカウントにおける Unity Connectionの設定の現状。ユニファイドメッセージングアカウントのステータスアイコンを選択すると、[ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessagingAccount)]ページが表示され、問題や起こりうる問題がある場合は、そのページのステータスのエリアに表示されます。

• [ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Account)]ページの [接続のテスト(Test Connectivity)]ボタンを使用して、ユニファイドメッセージングアカウントに他のサーバとの接続があるかどうかを確認することもできます。

•アカウントに関連するユーザのエイリアス。ユニファイドメッセージングアカウントのエイリアスを選択すると[ユニファイドメッセージングアカウントの編集(EditUnifiedMessaging

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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Account)]ページが表示され、問題や起こりうる問題がある場合は、そのページのステータスのエリアに表示されます。

•ユニファイドメッセージングアカウントに関連付けられているユーザの表示名。

•ユニファイドメッセージングアカウントに関連付けられているユニファイドメッセージングサービスの名前。サービスの名前を選択すると、サービスの設定を示す [ユニファイドメッセージングサービス(Unified Messaging Services)]ページが表示されます。

•各ユニファイドメッセージングアカウントの現在のユニファイドメッセージングの設定。

Unity Connection 用のユニファイドメッセージングアカウントの設定の概要の表示

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ユニファイドメッセージング(Unified Messaging)]を展開して、[ユニファイドメッセージングアカウントステータス(Unified Messaging Accounts Status)]を選択します。

ステップ 2 列の値を昇順でソートするには、列の見出しを選択します。降順でソートするには、再度見出しを選択し

ます。

ステップ 3 次の設定を表示します。

•アカウントの [ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessaging Accounts)]ページを表示するには、アイコンを選択するか、該当する行の [エイリアス(Alias)]列の値を選択します。

•アカウントの [ユニファイドメッセージングサービス(UnifiedMessaging Services)]ページを表示するには、該当する行の [UMサービス(UM Services)]列の値を選択します。

Exchange と Unity Connection を使用したシステム設定とユニファイドメッセージングのテスト

UnityConnectionシステムのテスト(ユニファイドメッセージング設定のテストなど)を実行できます。テストでは、構成の問題があればそれを示すサマリーデータが作成されます。たとえば、

構成の問題を持つ指定したユニファイドメッセージングサービスに割り当てられているアカウン

トの数などです。

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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次の手順を実行して、システム設定とユニファイドメッセージング設定を確認します。

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ツール(Tools)]を展開し、[タスク管理(Task Management)]を選択します。

ステップ 2 [タスクの定義(Task Definitions)]ページで、[システム設定の確認(Check System Configuration)]を選択し、[今すぐ実行(Run Now)]を選択します。

ステップ 3 [更新(Refresh)]を選択して、最新の結果へのリンクを表示します。

ステップ 4 結果を確認し、問題があれば解決して、問題がすべて解決するまで [システム設定の確認(Check SystemConfiguration)]のタスクを繰り返します。

Unity Connection の予定表へのアクセスのテスト

予定表にUnityConnectionを設定した場合は、次の手順を実行して予定表へのアクセスをテストします。

ステップ 1 Outlookにログインします。

ステップ 2 [検索]メニューで [予定表]を選択します。

ステップ 3 [ファイル(File)]メニューで、[新規(New)] > [会議出席依頼(Meeting Request)]の順に選択します。

ステップ 4 必須フィールドに値を入力し、現在時刻の新しい会議をスケジュール設定し、Unity Connectionにアカウントがあるユーザを招待します。[送信(Send)]を選択します。

ステップ 5 ステップ 4で Outlook会議に招待したユーザの Unity Connectionメールボックスにログインします。

ステップ 6 ユーザアカウントが音声アクセスに設定されている場合は、「Play Meetings」と発音します。ユーザアカウントが音声アクセスに設定されていない場合は、6を押し、プロンプトに従って会議を一覧表示します。Unity Connectionが会議に関する情報を読み取ります。

SMTP ドメイン名設定の問題の解決

シングルインボックスのユーザがボイスメールを受信すると、メッセージは Unity Connectionからメールサーバに同期されます。送信者や受信者の電子メールアドレスには、userid@CUC-hostnameのようなUnity Connectionドメイン名があります。このため、Microsoft Outlookや IBM Lotus Notesなどの電子メールクライアントは、UnityConnectionアドレスを「最近の連絡先」としてアドレス帳に追加します。ユーザが電子メールに返信したり、電子メール作成中に受信者を追加する場合、

ユーザは Unity Connectionアドレスの入力や選択が実行でき、これは NDRにつながる可能性があります。ボイスメールが単一受信トレイのユーザに対し Unity Connectionからメールサーバに同期されている場合に、送信者または受信者の電子メールアドレスを、たとえばuserid@corp-hostnameのように企業電子メールとして表示したい場合は、以下の手順をさらに実行する必要があります。

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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SMTPドメイン名設定の問題を解決するには、次の手順を実行します。

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[システム設定(System Settings)] > [SMTPの設定(SMTPConfiguration)]を展開し、[スマートホスト(Smart Host)]を選択します。

ステップ 2 [スマートホスト(Smart Host)]ページで、必須フィールドに値を入力し、[保存(Save)]を選択します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)]を参照)。

Microsoft Exchangeサーバは、スマートホストとして使用できます。

(注)

ステップ 3 ユーザの企業電子メールアドレスを設定します。

a) Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。[ユーザの検索(Search Users)]ページで、該当するユーザを選択します。

b) [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページで、[企業電子メールアドレス(Corporate EmailAddress)]フィールドの値を入力し、[保存(Save)]を選択します。

ステップ 4 CiscoUnityConnectionAdministrationで、[システム設定(SystemSettings)]を展開して、[全般設定(GeneralConfiguration)]を選択します。

ステップ 5 [全般設定(GeneralConfiguration)]ページで、受信者が見つからない場合にメッセージがスマートホストに送られるように [受信者が見つからない場合(When a Recipient Cannot Be Found)]リストから [スマートホストにメッセージをリレー(Relay message to smart host)]を選択し、[保存(Save)]を選択します。

ステップ 6 ユーザのメッセージアクションを設定します。

a) Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。[ユーザの基本情報の検索(Search Users Basics)]ページで、該当するユーザを選択します。

b) [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの [編集(Edit)]メニューで、[メッセージアクション(MessageActions)]を選択します。[メッセージアクションの編集(EditMessageActions)]ページで、[ボイスメール(Voicemail)]ドロップダウンリストから [メッセージを受信(Accept theMessage)]オプションを選択します。

[電子メール(Email)]、[ファクス(Fax)]、および [開封確認(Receipt)]ドロップダウンリストから [メッセージをリレー(Relay the Message)]オプションを必ず選択します。

(注)

ステップ 7 UnityConnectionエイリアスを企業電子メールアドレス IDに解決するように、メールサーバで受信者ポリシーを設定します。

• Exchange 2016、Exchange 2013、または Exchange 2010の場合は、次のリンクを参照してください。

http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb232171.aspx

• Exchange 2007の場合は、次のリンクを参照してください。

http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb232171(v=exchg.80).aspx

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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ユニファイドメッセージングの設定

ユニファイドメッセージングを設定するためのタスク

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第 3 章

音声合成の設定

• 音声合成の設定, 59 ページ

音声合成の設定

概要

音声合成(TTS)機能を使用して、ユニファイドメッセージングユーザは、電話機を使用してUnityConnectionにログインしたときに、電子メールを聞くことができます。音声合成の詳細については、音声合成(p. 1-10)を参照してください。

音声合成を設定するためのタスクリスト

Unity Connectionで音声合成機能を有効にすると、Exchangeまたは Office 365からアクセス可能な電話機から電子メールを再生できます。

音声合成機能の設定

ステップ 1 ここからの手順は、ユニファイドメッセージングユーザがアクセスする Exchangeサーバのバージョンに応じたものに従ってください。

• Office 365、Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007での TTSの設定

ステップ 2 既存の、または新しいユニファイドメッセージングサービスでUnity Connectionの音声合成を有効にします。メールサーバにアクセスするためのユニファイドメッセージングサービスの作成(p. 2-27)で説明した手順に従って、ユニファイドメッセージングサービスを設定します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 59

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[サービス機能(Service Capabilities)]の下の [音声合成(TTS)を使用してExchangeの電子メールにアクセスする(Access Exchange Email Using Text-to-Speech (TTS))]チェックボックスがオンになっていることを確認します。

(注)

Office 365、Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007 での TTS の設定次の所定の手順に従って、ユニファイドメッセージングのユーザがアクセスする各Exchangeサーバで SSL証明書を作成およびインストールします。

1 Exchangeサーバで Exchange管理シェルを開きます。

2 次のコマンドを入力します。

new-exchangecertificate -generaterequest -domainname <Exchange server> -friendlyname <friendlyname>-path c:\csr.txt

ここで、<Exchange server>はExchangeサーバの IPアドレスまたはホスト名で、<friendly name>は Exchangeサーバに付けるわかりやすい名前です。

Exchangeサーバのドメイン名として IPアドレスまたは完全修飾DNS名(推奨)を指定することで、Unity Connectionサーバが Exchangeサーバの pingを正常に実行できるようにする必要があります。そうしないと、ユーザが外部メッセージストアの電子メールにアクセスできませ

ん。

3 Enterキーを押すと、Csr.txtという名前の証明書署名要求(CSR)ファイルがルートディレクトリに作成されます。

4 CSRファイルを証明機関(CA)に送信します。CAは新しい証明書を生成して返送します。

CAパブリックルート証明書のコピー、またはパブリックルート証明書チェーンが必要です。この証明書は、Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007サーバを信頼するようUnity Connectionを設定するために必要です。

(注)

5 次のコマンドを入力します。

import-exchangecertificate -path <path>

ここで、<path>は CAが新しいサーバ証明書を保存するディレクトリの場所です。

6 Enterキーを押し、次のコマンドを入力します。

dir cert:\localmachine\my | fl

7 Enterキーを押し、「thumbprint」プロパティを強調表示し、クリップボードにコピーします。

8 次のいずれかの操作を実行します。

•電子メールにアクセスし、IMAPを使用して外部電子メールサーバから予定表データを使用するためにユニファイドメッセージングユーザのサービスクラスが設定されている場

合は、次のコマンドを入力します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x60

音声合成の設定

音声合成を設定するためのタスクリスト

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enable-exchangecertificate -thumbprint <thumbprint> -services "IIS,IMAP"

• IMAPを使用して外部電子メールサーバから予定表データにアクセスするためにユニファイドメッセージングユーザのサービスクラスが設定されていない場合は、次のコマンド

を入力します。

enable-exchangecertificate -thumbprint <thumbprint> -services "IIS"

• Enterキーを押します。

Office 365経由で TTSを使用する場合は、特別な設定をする必要がありません。

(注)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 61

音声合成の設定

音声合成を設定するためのタスクリスト

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Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x62

音声合成の設定

音声合成を設定するためのタスクリスト

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第 4 章

予定表と連絡先の統合の設定

• 予定表と連絡先の統合の設定, 63 ページ

予定表と連絡先の統合の設定

概要

Exchange、Office 365、またはCisco UnifiedMeetingPlaceサーバとUnity Connectionの予定表および連絡先の統合を設定できます。予定表と連絡先の統合の詳細については、予定表と連絡先の統合

(p. 1-11)を参照してください。

Exchange または Office 365 サーバとの予定表および連絡先の統合の設定

1 Exchange 2013、Exchange 2010、Exchange 2007および Office 365のすべての要件が満たされていることを確認するためのシステム要件を確認します。詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/requirements/b_11xcucsysreqs.htmlから入手可能な『System Requirements for Cisco Unity Connection, Release 11.x』の「Requirements for AccessingCalendar Information for Meetings」および「Requirements for Accessing Exchange ContactInformation」を参照してください。

2 予定表と連絡先の統合のためにUnity Connectionが統合されている Exchangeサーバを設定します。次の項を参照してください。

•予定表および連絡先の統合のための Office 365、Exchange 2013、Exchange 2010、またはExchange 2007の設定

•予定表と連絡先の統合用の Unity Connectionの設定

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 63

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3 予定表と連絡先の統合用に Unity Connectionを設定します。予定表と連絡先の統合用の UnityConnectionの設定を参照してください。

4 (パーソナル着信転送ルールだけを有効にする場合)パーソナル着信転送ルール機能を使用で

きるサービスクラスに、ユーザまたはテンプレートが割り当てられていることを確認します。

5 予定表と連絡先の統合用に Unity Connectionユーザを設定します。予定表と連絡先の統合用のUnity Connectionユーザの設定を参照してください。

6 予定表統合をテストします。ExchangeまたはOffice 365サーバとの予定表統合のテストを参照してください。

予定表および連絡先の統合のための Office 365、Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007 の設定

予定表と連絡先の統合のために Exchange 2013、Exchange 2010または Exchange 2007を設定するには、次のタスクを実行します。

1 [クライアントアクセスの役割(Client Access role)]が Exchange 2013、Exchange 2010またはExchange 2007サーバで有効になっていることを確認します。

2 予定表および連絡先の統合のための Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007の設定を実行します。

3 (任意)Exchangeサーバへのセキュアなアクセスに SSLを使用している場合は、Exchange2013、Exchange 2010、または Exchange 2007へのセキュアなアクセスの設定に記載されている手順に従ってください。

Exchangeサーバで SSLによるセキュアな IMAPをすでに設定していて、IMAPと IISの両方に対し証明書を有効にしている場合は、予定表および連絡先の統合のための Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007の設定に従ってください。

(注)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x64

予定表と連絡先の統合の設定

Exchange または Office 365 サーバとの予定表および連絡先の統合の設定

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予定表および連絡先の統合のための Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007 の設定

ステップ 1 Exchangeサーバで、[インターネットサービスマネージャ(Internet Services (IIS) Manager)]アプリケーションを開きます。

ステップ 2 [インターネットインフォメーションサービス(Internet Information Services)] > [<Exchange server name>]> [Webサイト(Web Sites)] > [既定のWebサイト(Default Web Site)]に移動します。

ステップ 3 [Exchange]を右クリックし、[プロパティ(Properties)]を選択します。

ステップ 4 [Exchangeのプロパティ(Exchange Properties)]ダイアログボックスで、[仮想ディレクトリ(VirtualDirectory)]タブを選択します。

ステップ 5 [このリソースのコンテンツがある場所を指定してください(Content For ThisResource ShouldComeFrom)]メニューから、[このコンピュータにあるディレクトリ(A Directory Located On This Computer)]を選択します。

ステップ 6 [ローカルパス(Local Path)]が \\.\BackOfficeStorage\<your-domain.com>\MBXに設定されていることを確認します。

ステップ 7 [読み取り(Read)]チェックボックスを選択します。

ステップ 8 [ディレクトリセキュリティ(Directory Security)]タブを選択します。

ステップ 9 [認証とアクセス制御(Authentication and Access Control)]メニューから、[編集(Edit)]を選択します。

ステップ 10 [認証方法(Authentication Methods)]ダイアログボックスの [認証済みアクセス(Authenticated Access)]セクションで、次の 1つ以上のオプションのチェックボックスをオンにします。

•統合Windows認証(Integrated Windows authentication)(NTLMとも呼ばれます)

•基本認証(Basic Authentication)

• Windowsドメインサーバでダイジェスト認証を使用する(Digest Authentication for Windows DomainServers)

ステップ 11 [OK]を選択します。

ステップ 12 [Exchangeのプロパティ(Exchange Properties)]ダイアログボックスで、[OK]を選択します。

ステップ 13 [インターネットインフォメーションサービス(Internet Information Services)] > [<サーバ名>] > [Webサービス拡張(Web Service Extensions)]に移動します。

ステップ 14 右側のペインで、[WebDav]を選択し、ステータスが [Allowed]になっていることを確認します。ステータスが [許可(Allowed)]になっていない場合は、[許可(Allow)]をクリックします。

ステップ 15 Exchangeサーバで、[Exchange管理コンソール(Exchange Management Console)]を開きます。

ステップ 16 [サーバの構成(Server Configuration)] > [メールボックス(Mailbox)]に移動します。

ステップ 17 予定表と連絡先の統合のために設定する各メールボックスに対して、次の操作を行います。a) 上の中央にあるペインで、メールボックス名を選択します。b) 下の中央にあるペインで、[WebDav]タブを選択します。c) [Exchange(既定のWebサイト)(Exchange (Default Web Site))]を右クリックし、[プロパティ(Properties)]を選択します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 65

予定表と連絡先の統合の設定

Exchange または Office 365 サーバとの予定表および連絡先の統合の設定

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d) [Exchange (DefaultWeb Site) Properties]ダイアログボックスで、[認証(Authentication)]タブを選択します。

e) [1つまたは複数の標準認証方法を使用する(Use One or More Standard Authentication Methods)]を選択し、ステップ 10での設定と同じ認証方式を選択します。

ステップ 18 [OK]をクリックします。

ステップ 19 [Exchange管理シェル(Exchange Management Shell)]を開きます。

ステップ 20 [Exchange管理シェル]で次のコマンドを入力します。iisbreset /noforce

ステップ 21 Enterキーを押します。

Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007 へのセキュアなアクセスの設定

ステップ 1 Exchangeサーバで、[Exchange管理シェル(Exchange Management Shell)]アプリケーションを開きます。

ステップ 2 次のコマンドを入力します。<Exchange server>は Exchangeサーバの IPアドレスまたは完全修飾ドメイン名で、<friendly name>は Exchangeサーバに付けるわかりやすい名前です。

• new-exchangecertificate -generaterequest -domainname<Exchange server>-friendlyname<friendly name>-path c:\csr.txt

Exchangeサーバのドメイン名として IPアドレスまたは完全修飾ドメイン名(推奨)を指定することで、Unity Connectionサーバが Exchangeサーバの pingを正常に実行できるようにする必要があります。それ以外を指定した場合は、予定表と連絡先の統合が正常に機能しない

ことがあります。

注意

ステップ 3 Enterキーを押します。Csr.txtという名前の証明書署名要求(CSR)ファイルがルートディレクトリに作成されます。

ステップ 4 CSRファイルを認証局(CA)に送信します。CAは新しい証明書を生成して返送します。CAパブリックルート証明書のコピー、またはパブリックルート証明書チェーンが必要です。この証明書は、Exchange 2007サーバを信頼するように Unity Connectionを設定するために必要です。

(注)

ステップ 5 この新しい証明書は、証明書のインポート先となるExchangeサーバがアクセスできる場所に保存します。

ステップ 6 Exchangeサーバで、[Exchange管理シェル(Exchange Management Shell)]アプリケーションを開きます。

ステップ 7 次のコマンドを入力します。<path>は CAから受け取った新しい証明書の絶対パスです。import-exchangecertificate -path <path>

ステップ 8 Enterキーを押します。

ステップ 9 次のコマンドを入力します。dir cert:\localmachine\my | fl

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x66

予定表と連絡先の統合の設定

Exchange または Office 365 サーバとの予定表および連絡先の統合の設定

Page 75: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

ステップ 10 Enterキーを押します。

ステップ 11 「thumbprint」プロパティを強調表示し、Ctrlを押した状態でCを押してクリップボードにコピーします。

ステップ 12 Unity Connectionが、IMAPを使用して Exchange 2007の電子メールと予定表データの両方にアクセスするように設定される場合は、次のコマンドを入力します。ここで、<thumbprint>はステップ 11でコピーした「thumbprint」です。enable-exchangecertificate -thumbprint <thumbprint> -services "IIS,IMAP"

Unity Connectionが、IMAPを使用するようには設定されないが、Exchange 2007の予定表データ使用するように設定される場合は、次のコマンドを入力します。ここで、<thumbprint>はステップ 11でコピーした「thumbprint」です。

enable-exchangecertificate -thumbprint <thumbprint> -services "IIS"

ステップ 13 Enterキーを押します。

ステップ 14 データをクリアテキストで送信する場合は、この手順の残りをスキップして、予定表と連絡先の統合用のUnity Connectionの設定に進んでください。そうでない場合は、IISマネージャアプリケーションを開きます。

ステップ 15 [IIS] > [<サーバ名>] > > [Webサイト(Web Sites)] > [既定のWebサイト(Default Web Site)]に移動します。

ステップ 16 [既定のWebサイト(Default Web Site)]を右クリックし、[プロパティ(Properties)]を選択します。

ステップ 17 [プロパティ]ダイアログボックスで、[ディレクトリセキュリティ(Directory Security)]タブを選択します。

ステップ 18 [セキュリティで保護された通信(SecureCommunications)]メニューから、[編集(Edit)]を選択します。

ステップ 19 [セキュリティで保護されたチャネルを要求(RequireSecureChannel)]チェックボックスをオンにします。

ステップ 20 [OK]を選択します。

ステップ 21 [プロパティ(Properties)]ダイアログボックスで、[OK]を選択します。

予定表と連絡先の統合用の Unity Connection の設定

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ユニファイドメッセージング(Unified Messaging)]を展開して、[ユニファイドメッセージングサービス(UnifiedMessagingServices)]を選択します。既存のユニファイドメッセージングサービスを変更するか、または [新規追加(Add New)]を使用して新しいサービスを作成できます。

ステップ 2 [ユニファイドメッセージングサービスの新規作成(New Unified Messaging Service)]ページの [タイプ(Type)]リストで、[Exchange/BPOS-D]を選択し、[有効(Enabled)]チェックボックスをオンにしてユニファイドメッセージングサービスを有効にします。

ステップ 3 必要なフィールドに詳細を入力し、[保存(Save)]を選択します。(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)]を参照)。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 67

予定表と連絡先の統合の設定

Exchange または Office 365 サーバとの予定表および連絡先の統合の設定

Page 76: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

[サービス機能(Service Capabilities)]メニューの下の [Exchangeの予定表と連絡先にアクセス]チェックボックスを必ずオンにしてください。

(注)

ステップ 4 [テスト(Test)]を選択すると、設定が正常に検証されたかどうかを示すメッセージが表示されます。検証に失敗した場合は、上記の設定手順に従って正常に実行されたことを確認してください。

予定表と連絡先の統合用の Unity Connection ユーザの設定予定表と連絡先の統合のために Unity Connectionサーバを設定後、該当するユーザを設定できます。

ユニファイドメッセージングに設定された Unity Connectionユーザそれぞれに対し ActiveDirectoryにユーザアカウントが必要です。また、Unity Connectionサーバと通信する Exchange2013、Exchange2010、または Exchange 2007で各ユーザアカウントに対応するメールボックスが必要です。

(注)

ステップ 1 Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。該当するユーザを選択します。

ステップ 2 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの [編集(Edit)]メニューで、[ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]を選択します。

ステップ 3 [ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]ページで、[新規追加(AddNew)]を選択します。

ユニファイドメッセージングサービスがユニファイドメッセージングアカウントを作成する

前に設定されていることを確認します。

(注)

ステップ 4 [新しいユニファイドメッセージングアカウント(New Unified Messaging Accounts)]ページで、次の詳細を選択します。

• [ユニファイドメッセージングサービス(Unified Messaging Service)]ドロップダウンで、予定表と連絡先の統合用の Unity Connectionの設定で作成したユニファイドメッセージングサービスを選択します。

• [アカウント情報(Account Information)]メニューから [この電子メールアドレスを使用(Use ThisEmail Address)]フィールドに、ユーザの Active Directoryでの Exchange電子メールアドレスを入力します。

ステップ 5 [サービス機能(Service Capabilities)]メニューで、[Exchangeの予定表および連絡先にアクセス(AccessExchange Calendar and Contacts)]チェックボックスをオンにして、[保存(Save)]を選択します。

ステップ 6 [テスト(Test)]を選択して、ユーザの予定表および連絡先の設定を確認します。[タスクの実行結果(TaskExecution Results)]ウィンドウにテスト結果が表示されます。テストの一部で失敗が発生した場合は、

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x68

予定表と連絡先の統合の設定

Exchange または Office 365 サーバとの予定表および連絡先の統合の設定

Page 77: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

Exchange 2013、Exchange 2010、または Exchange 2007、Active Directory、Unity Connection、およびユーザの設定を確認します。

ステップ 7 他のユーザに対して、ステップ 2~ステップ 6を繰り返します。

Exchange または Office 365 サーバとの予定表統合のテスト

ステップ 1 Outlookにログインします。

ステップ 2 [検索]メニューで [予定表]を選択します。

ステップ 3 [ファイル(File)]メニューで、[新規(New)] > [会議出席依頼(Meeting Request)]の順に選択します。

ステップ 4 必須フィールドに値を入力し、現在時刻の新しい会議をスケジュール設定し、Unity Connectionにアカウントがあるユーザを招待します。[送信(Send)]を選択します。

ステップ 5 Outlook会議に招待したユーザの Unity Connectionメールボックスにサインインします。

•ユーザアカウントが音声アクセスに設定されている場合は、「Play Meetings」と発音します。

•ユーザアカウントが音声アクセスに設定されていない場合は、6を押し、プロンプトに従って会議を一覧表示します。

Unity Connectionが Exchange 2013、2010、または 2007の会議に関する情報を読み取ります。

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

1 システム要件を確認し、CiscoUnifiedMeetingPlaceとUnity Connectionサーバのすべての要件が満たされていることを確認します。https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/requirements/b_11xcucsysreqs.htmlで、『System Requirements for Cisco Unity Connection Release11.x』の「Requirements for Accessing Calendar Information for Meetings」を参照してください。

2 Cisco Unified MeetingPlaceまたは Cisco Unified MeetingPlace Expressを設定します。次の項を参照してください。

•予定表統合のための Cisco Unified MeetingPlaceの設定

•予定表統合のための Cisco Unified MeetingPlace Expressの設定

3 Unity Connectionの設定予定表統合のための Unity Connectionの設定を参照してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 69

予定表と連絡先の統合の設定

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

Page 78: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

4 ステップ 2で HTTPSを使用するように Cisco Unified MeetingPlaceを設定し、ステップ 3でMeetingPlaceサーバの証明書を検証するようにユニファイドメッセージングサービスを設定した場合:UnityConnectionサーバのCiscoUnifiedCommunicationsOperating Systemで、MeetingPlaceサーバの SSL証明書を発行した証明機関から tomcat-trustロケーションおよび UnityConnection-trustロケーションの両方に証明書をアップロードします。SSL手順の詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/security/b_11xcucsecx.htmlから入手可能な『Security Guide for Cisco Unity Connection Release 11.x』の「Using SSL to SecureClient/Server Connections」の章を参照してください。

5 Unity Connectionユーザを設定します。予定表統合のためのUnity Connectionユーザの設定を参照してください。

6 予定表統合をテストします。CiscoUnifiedMeetingPlaceまたはCiscoUnifiedMeetingPlace Expressとの予定表統合のテストを参照してください。

7 会議の一覧表示、会議のスケジュール設定についてユーザに知らせるには、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/11x/user/guide/phone/b_11xcucugphone.htmlから入手可能な『User Guide for the Cisco Unity Connection Phone Interface(リリース 11.x)』の「PhoneMenusand Voice Commands」の章を参照してください。

予定表統合のための Cisco Unified MeetingPlace の設定

ステップ 1 管理者として Cisco Unified MeetingPlace Application Serverにサインインします。

ステップ 2 [ユーザの設定(User Configuration)] > [ユーザプロファイル(User Profiles)]の順に選択します。

ステップ 3 [新規追加(Add New)]を選択します。

ステップ 4 必須フィールドに次の値を入力して、特権サービスアカウントを作成します。

このフィールドは空欄のままにします。名

「Cisco Unity Connection」と入力します。姓

cucsvcまたは該当する別のユーザ IDを入力します。ユーザ ID(UserID)

適切なパスワードを入力します。ユーザパスワー

ド(Userpassword)

適切なプロファイル番号を入力します。プロファイル番

号(ProfileNumber)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x70

予定表と連絡先の統合の設定

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

Page 79: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

適切なプロファイルパスワードを入力します。プロファイルパ

スワード(ProfilePassword)

[システム管理者(System Administrator)]を選択します。ユーザの種類

(Type of User)

[ユーザ ID(User ID)]、[ユーザパスワード(User Password)]、[プロファイル番号(ProfileNumber)]、および [プロファイルパスワード(ProfilePassword)]フィールドに入力した値は、予定表統合のための Unity Connectionの設定で使用します。

(注)

ステップ 5 [保存(Save)]を選択します。

ステップ 6 Cisco Unified MeetingPlaceからログオフします。

ステップ 7 Webブラウザの [アドレス(Address)]フィールドに、SSLが有効になっていない場合は、次の URLを入力します(ここで、<サーバ>は、CiscoUnifiedMeetingPlaceサーバの IPアドレスまたはホスト名です)。http://<サーバ>/webservices/services/meetingservice?wsdl

SSLが有効になっている場合は、次の URLを入力します。

https://<サーバ>/webservices/services/meetingservice?wsdl

ステップ 8 Enterキーを押します。

ステップ 9 ログインするように指示されたら、特権サービスアカウントのユーザ IDとパスワードを入力します。「XFire Services」というタイトルのCiscoUnifiedMeetingPlaceWebサービス記述言語(WSDL)ダウンロードページが表示されます。

予定表統合のための Cisco Unified MeetingPlace Express の設定

ステップ 1 Cisco Unified MeetingPlace Expressにサインインし、[管理(Administration)]を選択します。

ステップ 2 [ユーザの設定(User Configuration)] > [ユーザプロファイル管理(User Profile Management)]の順に選択します。

ステップ 3 [新規追加(Add New)]を選択します。

ステップ 4 必須フィールドに次の値を入力して、APIユーザを作成します。

このフィールドは空欄のままにします。名

「Cisco Unity Connection」と入力します。姓

cucsvcまたは該当する別のユーザ IDを入力します。ユーザ ID(UserID)

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 71

予定表と連絡先の統合の設定

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

Page 80: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

適切なパスワードを入力します。ユーザパスワー

ド(Userpassword)

適切なプロファイル番号を入力します。プロファイル番

号(ProfileNumber)

[APIユーザ(API User)]を選択します。ユーザの種類

(Type of User)

[ユーザ ID(User ID)]、[ユーザパスワード(User Password)]、および [プロファイル番号(Profile Number)]フィールドに入力した値は、予定表統合のための Unity Connectionユーザの設定で使用します。

(注)

ステップ 5 [保存(Save)]を選択します。

ステップ 6 Cisco Unified MeetingPlace Expressからログオフします。Cisco UnifiedMeetingPlace Expressからログアウトしないと、Cisco UnifiedMeetingPlaceまたはCisco UnifiedMeetingPlace Expressとの予定表統合のテストでテストが失敗します。

ステップ 7 Webブラウザの [アドレス(Address)]フィールドで次の操作を実行します。

• SSLが有効になっていない場合は、次の URLを入力します(ここで、<server>は、Cisco UnifiedMeetingPlace Expressサーバの IPアドレスまたはホスト名です)。

http://<サーバ>.com/webservices/services/meetingservice?wsdl

• SSLが有効になっている場合は、次の URLを入力します。

https://<サーバ>.com/webservices/services/meetingservice?wsdl

ステップ 8 Enterキーを押します。

ステップ 9 ログインするように指示されたら、APIユーザのユーザ IDとパスワードを入力します。「XFire Services」というタイトルの Cisco Unified MeetingPlace Express WSDLダウンロードページが表示されます。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x72

予定表と連絡先の統合の設定

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

Page 81: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

予定表統合のための Unity Connection の設定

ステップ 1 Cisco Unity Connection Administrationで、[ユニファイドメッセージング(Unified Messaging)]を展開して、[ユニファイドメッセージングサービス(Unified Messaging Services)]を選択します。

ステップ 2 既存のユニファイドメッセージングサービスを変更するか、または [新規追加(Add New)]を選択して新しいサービスを作成します。

ステップ 3 [ユニファイドメッセージングサービスの新規作成(New Unified Messaging Service)]ページの [タイプ(Type)]リストで、[MeetingPlace 8.x]を選択し、[有効(Enabled)]チェックボックスをオンにしてCiscoUnified MeetingPlaceサーバとのユニファイドメッセージングを有効にします。

ステップ 4 必須フィールドに値を入力して [保存(Save)]を選択します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)]を参照)。

[サービス機能(ServiceCapabilities)]メニューの下で [ユーザMeetingPlace会議(UserMeetingPlaceMeetings)]および [MeetingPlaceスケジュール設定および参加設定(MeetingPlace Scheduling andJoining)]チェックボックスを必ずオンにします。

(注)

ステップ 5 Cisco Unified MeetingPlaceとの統合を確認するには、[テスト(Test)]を選択します。[タスクの実行結果(Task Execution Results)]ウィンドウにテスト結果が表示されます。テストの一部で失敗した場合は、Cisco Unified MeetingPlaceと Unity Connectionの設定を確認してください。

予定表統合のための Unity Connection ユーザの設定

設定する Unity Connectionユーザごとに、Cisco Unified MeetingPlaceにエンドユーザが必要です。

注意

ステップ 1 Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。該当するユーザを選択します。

ステップ 2 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの [編集(Edit)]メニューで、[ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]を選択します。

ステップ 3 [ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]ページで、[新規追加(AddNew)]を選択します。[新規ユニファイドメッセージングアカウント(New Unified Messaging Account)]ページが表示されます。

ステップ 4 [ユニファイドメッセージングアカウントの新規作成(New Unified Messaging Account)]ページで、CiscoUnifiedMeetingPlaceに対する [ユニファイドメッセージングサービス(UnifiedMessaging Service)]を選択します。必須フィールドに値を入力して [保存(Save)]を選択します(各フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)]を参照)。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 73

予定表と連絡先の統合の設定

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

Page 82: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

[サービス機能(Service Capabilities)]メニューの下で [MeetingPlaceスケジュール設定および参加設定(MeetingPlace Scheduling and Joining)]および [プライマリ会議サービス(PrimaryMeetingService)]チェックボックスを必ずオンにします。

(注)

ステップ 5 ユーザの予定表の設定を確認するには、[テスト(Test)]を選択します。[タスクの実行結果(TaskExecutionResults)]ウィンドウにテスト結果が表示されます。テストの一部で失敗が発生した場合は、CiscoUnifiedMeetingPlace、Unity Connection、およびユーザの設定を確認します。

ステップ 6 他のユーザに対して、ステップ 2~ステップ 5を繰り返します。

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表統合のテスト

ステップ 1 エンドユーザとして Cisco Unified MeetingPlaceにサインインします。

ステップ 2 [スケジュール(Schedule)]を選択します。

ステップ 3 必須フィールドに値を入力し、現在時刻の新しい会議をスケジュール設定し、Unity Connectionにアカウントがあるユーザを招待します。

ステップ 4 ステップ 3で Cisco Unified MeetingPlace会議に招待したユーザの Unity Connectionメールボックスにサインインします。

ステップ 5 ユーザアカウントが音声アクセスに設定されている場合は、「Play Meetings」と発音します。ユーザアカウントが音声アクセスに設定されていない場合は、6を押し、プロンプトに従って会議を一覧表示します。

ステップ 6 スケジュール設定した Cisco Unified MeetingPlace会議のアナウンスが再生されたときに、Joinと発音するか、電話のキーパッドの適切なキーを押して、会議に参加します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x74

予定表と連絡先の統合の設定

Cisco Unified MeetingPlace または Cisco Unified MeetingPlace Express との予定表および連絡先の統合の設定

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第 5 章

Exchange メールボックスの移動と復元

• Exchangeメールボックスの移動と復元, 75 ページ

Exchange メールボックスの移動と復元

概要

CiscoUnityConnectionでのユニファイドメッセージングユーザのメールボックスは、あるExchangeサーバから別のサーバに移動することができます。何らかの理由で、メールボックスをある

Exchangeサーバから別のサーバに移動することができます。最新のサポート対象バージョンのExchangeサーバを組織の既存のExchange環境に追加した後に、ユーザのメールボックスを最新のバージョンに移動する必要が生じた場合について考えてみましょう。

ユーザのメールボックスをExchangeのあるバージョンから別のバージョンに移動するには、UnityConnectionユーザの特定の設定を一部更新する必要があります。これにより、Unity Connectionはユーザメールボックスの移行を自動的に検出できるようになります。Unity Connectionがメールボックスの移行の検出に失敗した場合は、ユニファイドメッセージングユーザの既存のメール

ボックスを移行されたExchangeサーバ上の新しいメールボックスに手動で置き換える必要があります。

Exchange メールボックスの移動後のユーザ設定の更新ユニファイドメッセージングの設定の章で説明するように、管理者はExchangeで 1つ以上のユニファイドメッセージングサービスを作成できます。以下は、Exchangeメールボックスの移動後にUnity Connectionがユーザ設定を手動でどのように更新するかを識別する 2つの設定です。

• Unity Connectionは Exchangeサーバを検索します:Unity Connectionが Exchangeサーバを検索できるように選択した場合、Unity Connectionは、メールボックスが Exchangeの別のバージョンに移動された時期を自動的に検出し、UnityConnectionユーザ設定を自動的に更新します。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 75

Page 84: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

• Unity Connectionは特定の Exchangeサーバを選択します:特定の Exchangeサーバを選択すると、Unity Connectionはある Exchangeサーバから別のサーバへのメールボックスの移動を検出するか、または検出に失敗します。管理者は古いユニファイドメッセージングアカウン

トを特定の Exchangeサーバにアクセスするための新しいユニファイドメッセージングアカウントに手動で置き換える必要があります。

(注) • Unity Connectionがメールボックスの移動を自動的に検出できない場合は、Exchangeメールボックス移動後のUnityConnectionユニファイドメッセージングアカウントの置換を参照してください。

• Unity Connectionがメールボックスの移動を自動的に検出する場合は、新しい Exchangeサーバへの Exchangeメールボックスの移動を参照してください。

表 7:Unity ConnectionがExchangeサーバ間におけるメールボックスの移行を自動的に検出できる場合に、Exchangeサーバ間でのメールボックスの移動を Unity Connectionが自動的に検出できる場合と検出できない場合のシナリオを示します。

表 7:Unity Connection が Exchange サーバ間におけるメールボックスの移行を自動的に検出できる場合

次の Exchange バージョン間でのメールボックスの移動を UnityConnection が自動的に検出可能

選択する特定の Exchangeサーバ

2013 および2013

2010 および2013

2007 および2013

2010 および2010

2007 および2010

2007 および2007

なしなしなしなしなしありExchange 2007サーバ

なしなしなし○○○Exchange 2010サーバ

○○○○○○Exchange 2013サーバ

新しい Exchange サーバへの Exchange メールボックスの移動組織内では、Exchangeメールボックスを新しいサーバに移動することによって、Exchangeサーバを追加できます。Exchangeメールボックスがシングルインボックスに設定されている UnityConnectionユーザに関連付けられている場合は、メールボックスを移動する前に Unity Connectionに必要な権限を付与する必要があります。それ以外の場合は、UnityConnectionユーザは新しいロケーションからボイスメールにアクセスできません。これは、Unity Connectionが Exchangeサーバを検索できるようにした場合や、Unity Connectionが特定の Exchangeサーバと通信できるようにした場合にも当てはまります。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x76

Exchange メールボックスの移動と復元新しい Exchange サーバへの Exchange メールボックスの移動

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Exchangeサーバごとに必要な権限の付与については、Active Directoryでのユニファイドメッセージングの設定(p. 2-5)を参照してください。

新しいExchangeサーバにアクセスするには、新しいユニファイドメッセージングサービスアカウントを作成するか、または既存のユニファイドメッセージングサービスアカウントに必

要な権限を付与する必要があります。

(注)

Exchange メールボックス移動後の Unity Connection ユニファイドメッセージングアカウントの置換

次に、Unity Connectionが Exchangeメールボックスの移動を検出できず、Unity ConnectionユーザのExchangeメールボックスのロケーションを自動的に更新できない場合に、管理者が実行する必要のある手順を示します。

1 新しいメールボックスの場所にアクセスする新しいユニファイドメッセージングアカウント

を手動で作成します。

2 古いメールボックスの場所にアクセスしていたユニファイドメッセージングアカウントを削

除します。

ユーザがExchangeメールボックスを移動し、影響を受けるユーザのUnity Connection設定を更新している間、Unity Connectionでは、ボイスメールを対応する Exchangeメールボックスとの同期を行いません。

注意

Exchangeメールボックスを移動後に、Unity Connectionユニファイドメッセージングアカウントを置き換えるには、次の手順を実行します。

ステップ 1 Exchangeメールボックスの移動後のユーザ設定の更新を確認して、Unity Connectionが Exchange設定のメールボックスの移動を自動的に検出できるかどうかを判断します。

ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。

• Unity Connectionによりメールボックスの移動が検出される場合は、残りの手順を省略します。

• Unity Connectionによりメールボックスの移動が検出されない場合は、ステップ 3に進みます。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 77

Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックス移動後の Unity Connection ユニファイドメッセージングアカウントの置換

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ステップ 3 Exchangeメールボックスを、Unity Connectionにユニファイドメッセージングサービスが存在しないExchangeサーバに移行した場合は、サービスを作成します。詳細については、メールサーバにアクセスするためのユニファイドメッセージングサービスの作成(p. 2-27)を参照してください。

ステップ 4 ユーザに対し新しいユニファイドメッセージングアカウントを作成し、メールボックスが移動された新

しい Exchangeサーバにアクセスするユニファイドメッセージングサービスを選択します。詳細については、ユーザのユニファイドメッセージングアカウント(p. 2-30)を参照してください。

ステップ 5 メールボックスの移動元の古い Exchangeサーバにアクセスしていたユニファイドメッセージングアカウントを削除します。

a) Unity Connection Administrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。b) [ユーザの検索(Search Users)]ページで、ユーザのエイリアスを選択します。c) [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの [編集(Edit)]メニューから、[ユニファイドメッセージングアカウント(Unified Messaging Accounts)]を選択します。

d) [ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessagingAccounts)]ページで、削除するユニファイドメッセージングアカウントの左のチェックボックスをオンにします。[選択項目の削除(DeleteSelected)]を選択します。

ステップ 6 Exchangeメールボックスを移行した他のユーザに対してステップ 3~ステップ 5を繰り返します。

Exchange メールボックスの復元Unity Connectionの Exchangeメールボックスを復元するには、ユーザの現在のユニファイドメッセージングアカウントをバックアップする必要があります。ここでは、個々のユーザまたは複数

のユーザに対するユニファイドメッセージング機能を復元する方法を示します。復元時に最も重

要なことは、シングルインボックスを無効にして Exchangeと Unity Connection間の同期を停止することです。

Microsoft Exchange メールボックスを復元するためのタスクリスト1 選択したユーザ、またはユニファイドメッセージングサービスのシングルインボックスを無

効にします。Unity Connectionのシングルインボックスの無効化を参照してください。

2 Exchangeメールボックスを復元します。詳細については、該当するMicrosoft社の資料を参照してください。

3 適切なオプションを選択して、単一受信トレイを再度有効にします。

• Unity Connection\\ Administrationを使用して個別のユーザのシングルインボックスを無効にした場合は、個々のユーザのシングルインボックスの無効化を繰り返します。ただし、

[Unity Connectionメールボックスと Exchangeメールボックスを同期する(シングルインボックス)(Synchronize Unity Connection and Exchange Mailboxes (Single Inbox))]チェックボックスをオンにします。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x78

Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックスの復元

Page 87: Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリ …...ユニファイドメッセージングユーザのEWS制限の削除(Exchange2010 SP2RU3以前のリリース)46

•ユニファイドメッセージングサービスのシングルインボックスを無効にした場合は、すべてのユーザのシングルインボックスの無効化を繰り返します。ただし、必要に応じて、

[Connectionと Exchangeのメールボックスを同期する(シングルインボックス)(Synchronize Connection and Exchange Mailboxes (Single Inbox))]チェックボックスまたは[有効(Enabled)]チェックボックスをオンにします。

•一括管理ツールを使用してシングルインボックスを無効にした場合は、一括管理ツールを使用した多数の選択ユーザのシングルインボックスの無効化を繰り返します。ただし、

enableMbxSynchの値を 1に変更します。

Exchange メールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする

Exchangeメールボックスと他のユニファイドメッセージングサービス機能が復元されているUnityConnectionユーザのシングルインボックスを無効にする必要があります。シングルインボックスが無効になっていないと、UnityConnectionはバックアップが開始された時間から復元が完了するまでに受け取ったボイスメールを同期できません。

シングルインボックスが無効な場合の同期キャッシュの動作

UnityConnectionは、Exchangeにすでに転送されたボイスメールを追跡する同期キャッシュを維持します。単一受信トレイを無効にすると、同期キャッシュは自動的にクリアされます。

単一受信トレイが無効な場合の同期キャッシュの動作について理解するには、次の手順を実行し

ます。

1 Exchangeサーバのバックアップを取ります。

2 新しいボイスメールが届きます。

3 Unity Connectionは、ボイスメールを Unity Connectionユーザに関連付けられている Exchangeメールボックスと同期させます。

4 Unity Connectionは、そのメッセージが Exchangeと同期したことを示すよう、そのユーザの同期キャッシュを更新します。

5 Exchangeサーバのハードディスクに障害が発生します。

6 障害が発生したハードディスクに Exchangeメールボックスがある Unity Connectionユーザのシングルインボックスを無効にします。

7 Unity Connectionにより、そのユーザの同期キャッシュがクリアされます。

8 ハードディスクを交換し、ステップ 1で作成したバックアップから Exchangeを復元します。

9 そのユーザの単一受信トレイを再度有効にします。

10 Unity Connectionにより、同期キャッシュと現在 Exchangeにあるボイスメールが定期的に比較されます。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x 79

Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする

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11 キャッシュが空であるため、Unity Connectionにより、Unity Connectionメールボックスには存在するが、Exchangeメールボックスには存在しないボイスメールは、まだ Exchangeと同期していないという結論が出されます。

12 Unity Connectionにより、Unity ConnectionメールボックスがExchangeメールボックスと再同期され、同期キャッシュが再構築されます。

シングルインボックスが有効な場合の同期キャッシュの動作

Unity Connectionユーザのシングルインボックスを無効にせずに Exchangeメールボックスを復元すると、復元元のバックアップ後に受信されたすべてのボイスメールがUnityConnectionによって削除されます。単一受信トレイとの同期キャッシュの動作について理解するには、次の手順を実

行します。

1 Exchangeサーバのバックアップを取ることができます。

2 新しいボイスメールが届きます。

3 Unity Connectionは、ボイスメールを Unity Connectionユーザに関連付けられている Exchangeメールボックスと同期させます。

4 Unity Connectionは、そのメッセージが Exchangeと同期したことを示すよう、そのユーザの同期キャッシュを更新します。

5 Exchangeサーバのハードディスクに障害が発生します。

6 ハードディスクを交換し、1で作成したバックアップから Exchangeを復元します。

7 Unity Connectionにより、同期キャッシュと現在 Exchangeにあるボイスメールが定期的に比較されます。2で届いたボイスメールは、関連する Unity Connectionユーザの Exchangeメールボックス内には存在していません。

8 Unity Connectionにより、ボイスメールはすでに Exchangeと同期していて、Exchangeメールボックス内のメッセージとは再同期していないという結論が出されます。

Unity Connection のシングルインボックスの無効化Exchangeメールボックスを復元するときの最初のステップは、単一受信トレイの無効化です。復元する Exchangeサーバの数、または Unity Connection機能への復元の影響に応じて、次のいずれかの方法でシングルインボックスを無効にできます。

ユーザ数が少ない場合の Exchange メールボックスの復元

ユーザ数が少ない場合のExchangeメールボックスの復元では、UnityConnection\\Administrationを使用して個々のユーザアカウントのシングルインボックスを無効にできます。個々のユーザのシ

ングルインボックスの無効化を参照してください。

Cisco Unity Connection ユニファイドメッセージングガイドリリース 11.x80

Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする

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すべてのユニファイドメッセージングユーザの Exchange メールボックスの復元、または Unity Connection機能を考慮しない場合の Exchange メールボックスの復元

次のいずれかの条件で、すべてのユニファイドメッセージングユーザの単一受信トレイ機能を無

効にできます。

•ユニファイドメッセージングサービスに関連付けられているすべてのユーザのメールボックスの復元時。

•単一受信トレイ機能の停止によるユーザへの影響が少ない業務時間外における、ユニファイドメッセージングサービスに関連付けられている選択されたユーザのメールボックスの復

元時。

ユニファイドメッセージングサービスの単一受信トレイを無効にする方法には 2つあります。

• 1つのユニファイドメッセージングサービスのシングルインボックスのみを無効にする:シングルインボックスのみを無効にした場合は、Unity Connectionのカンバセーションが他のユニファイドメッセージング機能のオプションとして機能し続けます。Exchangeを使用できない間に、ユーザがこれらの機能の 1つを選択した場合、UnityConnectionの会話が、現在そのメッセージにはアクセスできない状態であることをアナウンスします。

•ユニファイドメッセージングサービス全体を無効にする:ユニファイドメッセージングサービスで他のユニファイドメッセージング機能(音声合成や連絡先の統合など)が有効に

なっていて、そのサービスを無効にした場合、Unity Connectionのカンバセーションはユニファイドメッセージングサービスが再度有効になるまでそれらの機能のオプションの再生

を停止するので、ユーザが混乱する可能性があります。

詳細については、すべてのユーザのシングルインボックスの無効化を参照してください。

Unity Connection 機能が考慮される場合のユニファイドメッセージングサービスに関連付けられている一部のユーザの Exchange メールボックスの復元

ユニファイドメッセージングサービスに関連付けられている多数のユーザのExchangeメールボックスを復元する場合、次の両方の条件に当てはまる場合は、一括管理ツールを使用して個々のユー

ザの単一受信トレイを無効にできます。

•ユニファイドメッセージングサービスが、メールボックスを復元しないユーザも含んでいる。

•メールボックスを復元しないユーザへの影響を最小化したい業務時間内にメールボックスを復元する。

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Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする

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個々のユーザのシングルインボックスの無効化

ステップ 1 Unity ConnectionAdministrationで、[ユーザ(Users)]を展開して、[ユーザ(Users)]を選択します。[ユーザの検索(Search Users)]ページで修正するユーザアカウントのエイリアスを選択します。

ステップ 2 [ユーザの編集(EditUsers)]ページの [編集(Edit)]メニューで、[ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessagingAccounts)]を選択します。ユーザの単一受信トレイを有効にしているユニファイドメッセージングアカウントを選択します。

ステップ 3 [Unity Connectionメールボックスと Exchangeメールボックスを同期する(シングルインボックス)(Synchronize Unity Connection and ExchangeMailboxes (Single Inbox))]チェックボックスをオフにします。

ステップ 4 [保存(Save)]を選択します。

ステップ 5 他のユーザに対してステップ 1~ステップ 4を繰り返します。

すべてのユーザのシングルインボックスの無効化

ユニファイドメッセージングサービス全体を無効にするには、[有効(Enabled)]チェックボックスをオフにします。

ステップ 1 Unity Connection Administrationで、[ユニファイドメッセージング(Unified Messaging)]を展開して、[ユニファイドメッセージングサービス(Unified Messaging Services)]を選択します。

ステップ 2 [ユニファイドメッセージングサービスの検索(Search Unified Messaging Services)]ページで、変更するユニファイドメッセージングサービスのエイリアスを選択します。

ステップ 3 このユニファイドメッセージングサービスに関連付けられているユーザの単一受信トレイを無効にする

には、[ConnectionとExchangeのメールボックスを同期する(シングルインボックス)(SynchronizeConnectionand Exchange Mailboxes (Single Inbox))]チェックボックスをオフにします。ユニファイドメッセージングサービス全体を無効にするには、[有効(Enabled)]チェックボックスをオフにします。

ステップ 4 [保存(Save)]を選択します。

ステップ 5 シングルインボックスを無効にする他のユニファイドメッセージングサービスについても、ステップ 1~ステップ 4を繰り返します。

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Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする

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一括管理ツールを使用した多数の選択ユーザのシングルインボックスの無効化

ステップ 1 CiscoUnityConnectionAdministrationで、[ツール(Tools)]を展開して、[一括管理ツール(BulkAdministrationTool)]を選択します。

ステップ 2 [操作の選択(Select Operation)]から [エクスポート(Export)]を選択します。

ステップ 3 [オブジェクトタイプの選択(SelectObject Type)]で、[ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessaging Accounts)]を選択します。

ステップ 4 ユニファイドメッセージングアカウントをエクスポートする CSVファイルのファイル名を入力します。

ステップ 5 [送信(Submit)]を選択します。

ステップ 6 画面の指示に従い、CSVファイルを保存します。

ステップ 7 CSVファイルを開きます。

ステップ 8 シングルインボックス機能を無効にするユーザに対し、enableMbxSynchの値を 0に変更します。

ステップ 9 Cisco Unity Connection Administrationで、[ツール(Tools)] > [一括管理ツール(Bulk Administration Tool)]の順に選択します。

ステップ 10 [操作の選択(Select Operation)]から [更新(Update)]を選択します。

ステップ 11 [オブジェクトタイプの選択(SelectObject Type)]で、[ユニファイドメッセージングアカウント(UnifiedMessaging Accounts)]を選択します。

ステップ 12 ステップ 8で更新した CSVファイルの名前を指定します。

ステップ 13 [送信(Submit)]を選択します。

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Exchange メールボックスの移動と復元Exchange メールボックスを復元する前にシングルインボックスを無効にする

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