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大学生における飲酒行動と態度に関する研究
北田豊治
1.目的
過度の飲酒やアルコールに付随する様々な問題は世界中に拡がりをみせている 。 青少年の喫
煙や飲酒は、発育発達に悪影響を与えるだけではなく、将来的に様々な危険行動へのリスクを
高めることが報告されている 1 ) 。 また、その危険性は早期から継続的に行っているほど高いこ
とも指摘されている 2) 。
現在の健康づくりは積極的な一次予防の推進が重視されている 。 日本においては未成年者の
飲酒は法律により禁止されているにも関わらず、飲酒の風習は社交の面でも、儀式の面でも、
社会生活を営むうえで切り離せないものとなっている 3)。未成年者の飲酒に対する保護者の態
度として「絶対に飲ませない」は 7.1 %であり、「少しだけなら良い」、「大人と同様に良い」と
考えている保護者が77.3%であることが報告されており、飲酒における寛容さが示唆されてい
る 4)。日本の高校生対象の全国調査における飲酒経験者は男子85 .6%、女子80.9% と報告され
ている 5) 0 Kande16) はアメリカの高校生が最初に手を染める薬物として、たばこ 、 ビール、ワ
イン、強い酒、大麻をあげている 。 日本の高校生では、酒とたばこと、これから有機溶剤に至
る経路に注意を払う必要があることが指摘されている 7) 。
体内に入ったアルコールは、肝臓でアルコール脱水素酵素 (ADH) によってアセトアルデ
ヒドに変えられ、アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素 (ALDH) によっ
て酢酸に変化する 。 ALDH には 2 種類あって、反応速度が遅く、アルデヒド濃度の高い条件
で働く I と、反応速度が速く、処理能力の高い 11 とがある 。 ALDH 1 は、すべての人が持って
いるが、 ALDH 11 は持っている人と持っていない人がいる(アジア系は ALDH 11 を持たない
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率が高く、ヨーロッパ系は低い)0 ALDH 11 を持たない場合には、体内にアセトアルデヒドが
溜まるため、少量の酒を飲んだだけでも顔が赤くなったり、吐き気や頭痛などの症状が現れ
る。したがって、このような人は酒に弱いということになる 8) 。
Bandura9) は、人間が行動を起こす先行条件として結果予期と効力予期というこつの認知を
想定している。結果予期とは、自分がその行動を実行した場合どのような結果が得られるかと
いう予想である。これに対して効力予期とは、自分がその行動をどの程度効果的に実行できる
かという自信であり、自己効力感ともよばれている。これまでのセルフェフィカシーの研究で
は、ウェイトコントロール、アルコール依存症や運動行動などさまざまな保健行動を予測する
指標となりうることが報告されている 10) , 11) , 12) 。
本研究は、愛知県内の 4 年制大学大学生を対象に日常の飲酒態度や飲酒に関連する行動につ
いて調査を行った。また、エタノールパッチテストを実施し、アルコール耐性の違いと飲酒行
動の関連性について検討し、飲酒と健康を考えるうえでの基礎資料を得ることを目的とした。
11. 方法
調査対象者は愛知県内の 4 年制大学の学友会(運動系クラブ、文化部クラブ)に所属する
リーダーの学生88名(男性71 名、女性 17名)であった。調査は大学学生課主催のリーダー
シップトレーンニング講習会中の「飲酒と健康」の講義の中で、行った。調査項目は飲酒量と飲
酒頻度、飲酒に関連した行動、飲酒に対するイメージなどとした。アルコール摂取量について
はアルコール度数から純アルコール量に換算した 13) , 14)。また、アルコール耐性をみるために
エタノールパッチテストを行った。調査は集合調査法により行い、アルコール耐性についての
判定は口頭で対象者に説明した後実施した。エタノールパッチ紳創膏を上腕の内側に貼り、 7
分後にはがした時の皮膚の状態を観察して判定し、 ALDH2正常型(以下「酒に強い体質群」
とする)と ALDH2部分欠損型・完全欠損型(以下「酒に弱い体質群」とする)に分類した。
統計処理には x 2検定、分散分析を用い多重比較を行った。統計プログラムパッケージ PASW
Statistics 17.0 を用い、いずれも 5%を有意水準をとした。
ill. 結果
1.飲酒の実態
「全く飲まない」と回答したものは全体の 10.2%であった。定期的に飲酒するもの (íよく飲
む、時々飲む」で以下「定期飲酒群」とする)は全体の 6 1.4% (男性63.4%、女性 52.9%) で
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大学生における飲酒行動と態度に関する研究
あった。非飲酒群 (1 まったく飲まない、あまり飲まない」は全体の 38.6%であった。両親の
定期的飲酒については父親80.6%、母親44.9% であった。定期飲酒群は非飲酒群よりも、「母
親の定期的飲酒」の割合が高いことが示された。父親の飲酒との聞には関連が見られなかっ
た。
初飲年齢は「中学生」、「高校生」が高く、大学に入学してからと回答したものは 13.6% で
あった(図 1 ) 。 初めての飲酒相手は「親」、「友人」の順で、高かった(図 2 )。
その他 無回答無回答
7 (8.0%) 自分独り 1 (1.1 %) ¥ 7 (8.0%) 1 (1.1%)
兄弟姉妹1 (1.1%)
覚えていない
高校卒業から. r 中学生 4 (4.5%) 大学入学まで 1の間 12 (13.6%)
図 1 初飲の時期 (n=88) 図 2 初飲の相手 (n=88)
初飲の理由として「興味本位」が60.0% と最も高く、ついで「卒業・入学を機に (22.5 %) J
であった。
普段の飲酒場所としては「居酒屋」が5 1.9% と最も高く、飲酒の機会としては「友人づきあ
いで」が78.8% と最も高く、学生は友人と集団で飲酒する傾向がみられた。
よくある飲酒の理由として高かったものは 「友情を深めるため」、「思い切り騒げるから」で
あった。コンパなどに参加する場合は「一次会で帰る」は 26.3%であり、「とことん最後まで」
が60.0% と高かった。とくに定期飲酒群においては「とことん最後まで」が79.2%と非飲酒群
の 22.2% よりも高かった。
定期的に飲酒している大学生の一回の飲酒量(純アルコール)の平均値は 36.5 ::i:: 20.0g であ
り、飲酒頻度と比べると、飲酒頻度の高い方が一回の飲酒量も多くなる傾向がみられた。
一気飲みについては全体の 75.3%が経験しており、定期飲酒群 (84.0%) が非飲酒群 (59.3%)
よりも高いことが示された。全体の 82. 1 %が一気飲みは悪いことであると認識しているものの、
一気飲みをするような雰囲気になった場合には47.4%の者が「人付き合いの関係上仕方なく飲
む」と回答した。定期飲酒群の 47.1 %が「できればやりたくない」と回答した反面、 45.1 %の
者が「たまにならやってみたい」とも回答しており、定期飲酒群は理解していながらも周囲の
雰囲気に流されている様子が示された。非飲酒群においては「できればやりたくないと回答し
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たものの割合が84.6% と高かった。
エタノールパッチテストの結果、アルコール耐性の低い者いわゆる「酒に弱い体質群」は全
体の 43.2%であった。酒に弱い体質群のうち「酒に弱い体質である」と自覚していた者は
92.1 %であった。酒に弱い体質でありながら「酒に強い体質である」と極めて危険な認識をし
ている者は酒に弱い体質群の 7.9%、対象者全体では 3.4%であった(表 1 )。
表 1 アルコールに対する自己認識とアルコール耐性
アルコールに対する自己認識合計
弱いと思う 強いと思う
酒に弱い体質 35 (92.1) 3 ( 7.9) 38 (100.0)
酒に強い体質 24 (48.0) 26 (52.0) 50 (100.0)
全体 59 (67.0) 29 (33.0) 88 (100.0)
人数(%)
2. 飲酒に対する態度
定期飲酒群においては47 .2%のものが「医師や看護師など健康教育に携わる職の者は、アル
コールを飲みすぎるべきではない」と考えていたが、非飲酒群においては 62 .9%であった。飲
酒が健康に及ぼす影響については悪い面の方が多いと考えているものが全体の 56.8%であった
(表 2 )。
表 2 飲酒が及ぼす健康への影響
健康への影響合計
悪い面の方が多い 良い面の方が多い
定期飲酒群 28 (51.9) 26 (48.1) 54 (100川
非飲酒群 22 (64.7) 12 (35.3) 34 (100.0)
全体 50 (56.8) 38 (43.2) 88 (100.0)
人数(%)
自分の限界量を知っているかどうかを尋ねたところ、飲酒限界量を知っていると回答したも
のは全体の 53.4%であった。「定期飲酒群J (47.2%) よりも「非飲酒群J (62 .9%) の方が限界
量を知っているものの割合が高いことが示された (p< . ol)。泥酔経験の有無については全体の
6 1.7%が経験しており、「定期飲酒群」の方が「非飲酒群」よりも泥酔経験者が多いことが示
された。
飲酒することにより、どのような結果が得られると思うか(結果予期)について尋ねたとこ
ろ、飲酒頻度が低いものは肯定的結果予期が低い傾向があり (F= 2.30, df=3/83 , p<.l)、否定
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大学生における飲酒行動と態度に関する研究
的結果予期は高いことが示された (F=3 .49, dfニ 3/83 , p<.05) 。 一方飲酒頻度が高いものは、肯
定的結果予期が高く 否定的結果予期が低いことが示された。すなわち、普段酒を飲まないも
のは酒を飲むことが自分にとって良い結果よりも、悪い結果をもたらすと考えていることが示
された(図 3 )。酒を飲み過ぎないという自己効力感について尋ねたところ、飲酒頻度が低い
ものほど、自己効力感も高くなることが示された。すなわち、酒をよく飲むものよりも、酒を
飲まないものの方が飲み過ぎないという自信感、いわゆる自己効力感が高いことが示された
(F=4.42, df3 /83 , p<.ol) (図 4) 。
飲酒に対するイメージとしては定期飲酒群の方が「明るい」、「陽気な」、「楽しい」、「やわら
かい」といった肯定的なイメージを持っていることが示された(図 5 )。
本
* 27.0 AU
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25.0 • 7.6
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6.8 iz-+62 7.0
6.0 5.0
26.0
24.0
23.0 4.0
22.0 * ト 3.0
21.0
灘 否定的結果予期 1・肯定的結果予期 I 2.0
*p<.05 ト1.0
20.0 .0
全く あまり飲まない 飲まない
時々飲む よく飲む
図 3 飲酒に対する結果予測(否定的結果予期と肯定的結果予期)
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*
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
.0
全く飲まないあまり飲まない 時々飲む よく飲む
*p<.05
図 4 Self-efficacy (酒を飲み過ぎない)
2 4
陰気な 11 ー・- 定期飲酒群(n=54)
1 4ぷ | 陽気な*非飲酒群
国企ー (n= 34)暗い 明るし)*
つまらない 楽しい*
かたい やわらかい*
格好悪い 格好良い
悪い 良い*
不健康な 健康な
冷たい 2.1 暖かい
* く 05
図 5 飲酒に対するイメージ
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大学生における飲酒行動と態度に関する研究
N. 考察
飲酒のきっかけについては先行研究においても「興味から (46.0%) J、「友人に勧められて
(31.1 %) J がその理由の上位にあるといわれている。また「親に勧められて」も 22.3% であり、
日本人の飲酒に対しての寛容さが示唆されている。本調査における純アルコール摂取量 (36.5
士 20.0g) は、ビール (350m1 缶)約 2 缶分に相当しており、石田ら 15) の調査とほぼ合致して
いた。国民健康づくり運動(健康日本21)では目標値として、 r 1 日に平均純アルコールで、約
60g を越え多量に飲酒する人の減少」、および「節度ある適度な飲酒としての 1 日平均純アル
コールは約20g 程度であるという知識の普及」を挙げている 16) 。
大学生の中には高校時代にエタノールパッチテストを受けたものもいるが、多くの学生は自
己の体質がわからないまま飲酒していることが指摘されている 17)。アルコールパッチテスト
は、皮膚につけると皮膚にあるカタラーゼによってアルコールが酸化され、アセトアルデヒド
が生成する。皮膚が赤くなるのは、アセトアルデヒド脱水酵素 II の活性が低いか、欠損してい
るためにアセトアルデヒドの蓄積で毛細血管が拡張するためである。アセトアルデヒド脱水酵
素 II の活性が高い場合にはアセトアルデヒドは早く代謝されるので皮膚は赤くならない 17)。大
学生を対象とした調査ではアルコール耐性の低い者が45.0%18)、医療系学生を対象とした
49.2%19) 、 43%15) との報告があり、本調査は先行研究とほぼ同分布であった。また、エタノー
ルパッチテストとアルコール耐性の自己認識については、酒に弱い体質でありながら「酒に強
い体質である」と極めて危険な認識をしている者は対象者全体の 3.4%であり、先行研究19) よ
りも若干低値を示した。
初飲年齢については 15.5歳17) という報告があり、小学校卒業までに 5 1.5%、中学校卒業まで
に 78.7%が飲酒経験を有しているともいわれている 4)。より早期に喫煙や飲酒を経験した者は、
その後の青年期や成人期においてそれらの頻度や量が重篤化しやすいといわれており 2) , 20)、久
保ら 1) は高校生対象の全国調査において飲酒の早期経験者は、喫煙やシンナー乱用、性交のみ
ならず、朝食欠食、シートベルト非着用、暴力行為、自殺願望なども出現しやすいと指摘して
いる。
先行研究における大学生の飲酒者の割合は 9 1.2% 17) 、 90.8%4) 、 93 .4% 15) 、 88 .4 %21) であった。
大学生の飲酒場所には「居酒屋」が多いことが報告されており 4)、朝野ら 18) は無所属の大学生
よりも部活やサークルに所属している学生は、飲酒頻度がやや多い傾向を示したことを報告し
ている。また、飲酒は「仲間と賑やかに」と考えている大学生が多いことも報告されている 3) 。
本調査はほぼ先行研究を支持する結果となった。社交的であり仲間関係を構築しやすい者は、
飲酒の誘いを断る自信をもち、飲酒を断ることができるようになるともいわれている 22) , 23) 。
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定期飲酒者の一気飲みについては先行研究 (65.1 %)4) よりも高い割合であることが示され
た。急性アルコール中毒の要因として一気飲みが非常に危険な行動であることは多くの研究で
報告されている 24) , 25) , 26)。大学生の特徴として、一気飲みは全体の 7 割以上が経験しており、
8 割以上のものが悪いことであると認識していた。 Rabow ら 27) は、大学生活上の集まりなどで
飲酒しない学生は、何度もアルコールを勧められ、飲酒しないことについて友達にからかわれ
たり、劣等感を持つと指摘している。本調査においては、一気飲みはできればやりたくないも
のの、一気飲みをするような雰囲気になった場合には、付き合い上仕方なく飲む状況が多いこ
とがうかがえた。
Bundula9) は社会的学習理論において人間の行動を規定する要因として、先行要因、結果要
因、認知要因の 3 つを提唱している。自己効力感とは、ある具体的な状況において適切な行動
を成し遂げられるという予期、および確信である。先行要因は結果予期 (efficacy expectancy)
と効力予期 (outcome expectancy) の 2 つに区分されており、結果予期とはある行動がどのよ
うな結果を生み出すのかという予期である。効力予期は、ある結果を生み出すために必要な行
動をどの程度うまく行うことが出来るのかという予期であり、この概念を self-efficacy とよび、
行動決定要因として重視している。本研究においては普段飲酒していないものの方が「酒を飲
みすぎない自信がある」割合が高いことが示された。飲酒しない者は定期飲酒者と比べて、飲
酒することは自分にとって良い結果よりも、悪い結果をもたらすと考える傾向にあることが示
唆された。
以上のことから、飲酒する際には自分のアルコールに対する体質を知ることはもとより、自
分自身の適量をしっかりと把握する必要があると考える。飲酒頻度については活気や活気を介
した衝動性と関連しており、気分の高揚を飲、酒以外の行動へつなげていくことの必要性が指摘
されている 28)。飲酒の予防対策のうち(特に一気飲み)、知識の注入のみならず、悪い誘いを
断るスキル、認知・態度・信念といった個人の心理的要因にも着目したソーシャルスキルト
レーニングプログラム介入の必要性が示唆された。
本研究の一部は 20th IUHPE Wor1d Conference on Health Promotion (2010 Geneva) にて発表した。
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