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CANoe/CANalyzer アクティベーションとインストール バージョン 13.0 日本語
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CANoe/CANalyzer...CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 目次 ©VectorJapanCo.,Ltd. 13.0 -3-目次 1 イントロダクション 7 1.1 概要 8 1.2...

Aug 03, 2020

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Page 1: CANoe/CANalyzer...CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 目次 ©VectorJapanCo.,Ltd. 13.0 -3-目次 1 イントロダクション 7 1.1 概要 8 1.2 このユーザーマニュアルについて

CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール

バージョン13.0日本語

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 目次

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 3 -

目次

1  イントロダクション 7

1.1  概要 8

1.2  このユーザーマニュアルについて 9

1.2.1  規則 9

1.2.2  認証 10

1.2.3  保証 10

1.2.4  サポート 10

1.2.5  商標 10

2  ライセンスとアクティベーション 11

2.1  ライセンス 12

2.2  ライセンスのアクティベーション 12

2.3  CANoe/CANalyzerのライセンス設定 12

2.4  ライセンスがない場合のプログラムの起動 13

3  インストール 14

3.1  基本情報 15

3.2  システム要件 15

3.2.1  関連ハードウェア要件 15

3.2.2  システム構成 15

3.3  インストール要件 16

3.4  インストール手順 16

3.5  MOST 17

3.5.1  MOST150のインストール: Optolyzer G2 3150oの使い方 17

3.5.2  MOST50のインストール: Optolyzer G2 3050eの使い方 18

3.6  その他のCANoeオプション 18

3.7  使用言語の切替 19

3.8  テストの実行 19

3.9  トラブルシューティング 20

3.9.1  ハードウェア固有のエラーメッセージ 20

3.9.2  ソフトウェア固有のエラーメッセージ 20

4  MSIセットアップ 21

4.1  MSIセットアップの概要 23

4.2  セットアップの前提条件 24

4.2.1  概要 24

4.2.2  .NET Framework 3.5 SP1 24

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 目次

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 4 -

4.2.3  .NET Framework 3.5 SP1のWindowsアップデート 25

4.2.4  64ビットOS用のCANoe/CANalyzer再頒布可能パッケージ 25

4.2.5  Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージ 25

4.2.6  Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージ 26

4.2.7  Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージ 26

4.2.8  Microsoft Visual C++ 2017 (x64)再頒布可能パッケージ 27

4.2.9  汎用のC ランタイムの更新プログラム (KB3118401) 27

4.2.10  Windowsの更新プログラムKB2533623 27

4.2.11  Microsoft .NET Framework 4.7.1 27

4.2.12  Vector CANdela Persistors 28

4.2.13  Vector CANdelaStudio 13 (64ビット ) 29

4.2.14  Vector ODXStudio 7.0 (64ビット ) 29

4.2.15  Vector AUTOSAR Explorer 2 30

4.2.16  Vector FIBEX Explorer 3.3 30

4.2.17  Vector LDF Explorer 1.4 30

4.2.18  Vector ASAP2 Studio Viewer 1.4 31

4.2.19  64ビットOS用のVector CANoeCANalyzer用オプションScope 31

4.2.20  Vector AerospaceMessage Editor 31

4.2.21  Vector Shell Extensions 32

4.2.22  CodeMeter Runtime (x64) 32

4.2.23  Vector CANoe Test Report Viewer 33

4.2.24  Vector CANoe Test Report Viewer Selector 33

4.2.25  Vector Support Assistant 33

4.2.26  Vector Network Driver 34

4.2.27  Vector Security Manager 34

4.2.28  Vector License Client 34

4.2.29  Vector Platform Manager 35

4.2.30  Vector vTESTstudio Viewer 35

4.2.31  Vector CANdb++ 3.1 36

4.2.32  Japanese Language Kid 36

4.3  設定 37

4.3.1  カスタマイズ可能なプロパティ 37

4.3.1.1  パブリックプロパティ 37

4.3.2  Transforms 39

4.4  サンプルコンフィギュレーション 41

4.4.1  カスタマイズ可能なプロパティ 41

4.4.2  CANoe Sample Configurations 41

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 目次

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 5 -

4.4.3  CANalyzer Sample Configurations 42

4.4.3.1  インストール可能な機能 42

4.5  インストールの詳細 44

4.5.1  サイレントインストールの例 44

4.5.1.1  CANoe (64ビット )およびCANalyzer (64ビット )を同じPCへサイレントインストール 44

4.5.1.2  CANoe (64ビット )の複数インスタンスを同じPCへサイレントインストール 44

4.5.1.3  Install Japanese Language Kit 45

4.5.1.4  CANoe/CANalyzer用のインスタンス変換 46

4.5.2  サービスパックのインストール 49

4.5.2.1  前提条件 49

4.5.2.2  サイレントアップデート 49

4.5.3  ソフトウェア展開用の特殊な (トレース可能な)製品コード 50

4.5.4  Bootstrapperを使用するインタラクティブインストール 51

4.5.5  ハードウェアインストール 51

5  Bootstrapperセットアップ 52

5.1  Bootstrapperセットアップの概要 53

5.2  インストールプログラムのユーザーインターフェイス 53

5.2.1  インストールプログラムの概要 53

5.2.2  ユーザーインターフェイス内のグループ 54

5.2.3  カスタマイズ可能な設定値 55

5.2.4  設定値の事前定義 55

5.3  高度な機能 59

5.3.1  コマンドラインパラメーター 59

5.3.2  定義ファイルに関する操作 60

5.3.3  ユーザー設定値ファイルに関する操作 61

5.3.4  CANoeとCANalyzerのインスタンスの変換に関するヒント 63

5.3.5  CANdelaStudioのインストール/アップデートの防止 63

5.3.6  ODX Studioのインストール/アップデートの防止 63

5.3.7  Bootstrapperを使用するインタラクティブインストール 64

5.3.8  ハードウェアインストール 64

6  付録 65

6.1  付録A:サポート 66

6.1.1  サポートのご案内 66

6.1.2  必要な情報 66

6.2  付録B: MSI 68

6.2.1  DVD内のインストールファイル 68

6.3  付録C: UserSettings.xmlファイルの形式 70

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 目次

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 6 -

6.3.1  ユーザー設定値ファイルでサポートされる変数 70

6.3.2  インストール処理を制御するプロパティ 70

6.3.3  UserSettings.xmlのPackageGuidの値 71

6.3.4  UserSettings.xmlの例 73

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 1  イントロダクション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 7 -

1  イントロダクション

この章では、以下の事項について説明します。

1.1  概要 8

1.2  このユーザーマニュアルについて 9

1.2.1  規則 9

1.2.2  認証 10

1.2.3  保証 10

1.2.4  サポート 10

1.2.5  商標 10

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 1  イントロダクション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 8 -

1.1  概要

CANoe/CANalyzerのインストールと設定は、場合により異なります。CANoe/CANalyzerをローカルPCユーザーとし

てインストールするのか、CANoe/CANalyzerのインストール環境を管理者として管理する立場なのかにより、このマ

ニュアルの中で、対応する説明の記載場所が異なります。

ユーザーにとって最も重要なのは、一般的なインストールです。

以下のインストールオプションは、管理者に特に関わってきます。

MSIセットアップ

Bootstrapperセットアップ

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 1  イントロダクション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 9 -

1.2  このユーザーマニュアルについて

1.2.1  規則

以下の2つの表には、マニュアル全体で使用されている表記法とアイコンの規則があります。

スタイル 使用例

太字 フィールド /ブロック、ユーザー/サーフェスインターフェイスのエレメント、ソフトウェアの

Window名とダイアログ名、用語の特別な強調

括弧内の[OK]ボタン

メニューとメニューコマンドの[ファイル] - [保存 ]の表記法

Microsoft 法的に保護された固有名詞

ソースコード ファイルとディレクトリの名前、ソースコード、クラスとオブジェクトの名前、オブジェクトの属

性と値

ハイパーリンク ハイパーリンクと参照

<CTRL>+<S> キーの組み合わせの表記法

シンボル 使用例

損傷につながる可能性のある危険

作業を容易にするメモとヒント

より詳細な情報

作業手順 :

現在記述されているファイルの変更が許可されている、または必要なテキスト領域

変更が禁止されているファイル

マルチメディアファイル (ビデオクリップなど)

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 1  イントロダクション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 10 -

シンボル 使用例

特定のトピックの紹介

基本的な知識を含むテキスト領域

専門的な知識を含むテキスト領域

何らかの変更が行われた

1.2.2  認証

Vector Japan Co., Ltd.は、ISO 9001:2008認証を取得しています。ISO標準は世界的に認められた標準です。

1.2.3  保証

当社は、文書またはソフトウェアの内容を予告なしに変更する権利を留保します。ベクターは、内容の完全性ま

たは正確性、およびこの文書の使用に起因する損害についてあらゆる責任を否認します。

1.2.4  サポート

ホットラインにアクセスするには、

03-4586-1810にお電話いただくか、

Vector Japan Co., Ltd.サポートに問題に関するレポートをお送りください。

1.2.5  商標

このマニュアル内のすべてのブランド名は、各所有者の登録または未登録商標です。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 2  ライセンスとアクティベーション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 11 -

2  ライセンスとアクティベーション

この章では、以下の事項について説明します。

2.1  ライセンス 12

2.2  ライセンスのアクティベーション 12

2.3  CANoe/CANalyzerのライセンス設定 12

2.4  ライセンスがない場合のプログラムの起動 13

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 2  ライセンスとアクティベーション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 12 -

2.1  ライセンス

ソフトウェア製品のインストールにはライセンスが必要です。CANoe/CANalyzerは、ベクターライセンステクノロジによ

るソフトウェアベースのライセンスを標準で提供します。これにはシングルユーザーライセンスが含まれます。

注 :以前のプログラムバージョンのライセンス

CANoe/CANalyzerの場合はベクターライセンステクノロジが標準であり、バージョンは12.0以降で

す。製品バージョン8.5 SP7以降ではベクターライセンステクノロジをサポートします。

バージョン13.0以降は、ハードウェアおよびFLEXnetベースの(pool)ライセンスが新しいベクターライセ

ンステクノロジのライセンスに置き換えられます。

最新テクノロジへのお客様のライセンスの移行については、ベクターのサポート担当にお問い合わ

せください。

2.2  ライセンスのアクティベーション

メニューから [Start Menu] - [All Programs] - |Vector License Client]を選択し、Vector License ClientでCANoe/CANalyzerのソフトウェアベースのライセンスのアクティベーションキーを入力し、ライセンスをアクティブにしま

す。

アクティベーションキーは納品時のメール文面に記載しています。

インストールとアクティベーションの操作はそれぞれ独立しており、どのような順序でも行うことができ

ます。

Vector License Clientを使用すると、さまざまなライセンス対象のライセンスをアクティブにできま

す。ライセンス対象には、キーマン、PC、ベクター製ネットワークインターフェイスなどがあります。固

定したPCに対してライセンスをアクティベーションする方法に比べ、キーマンはさまざまなPCに使用

できるため柔軟性が大幅に向上します。

Vector License Clientでは、ライセンスのアクティベーションだけでなく、非アクティブ、再アクティ

ブ、更新など他の操作も行うことができます。また、ライセンス情報を表に出力してライセンスを修

正することもできます。

(MSIやBootstrapperのインストールなどの関係で)多数のライセンスをアクティブにする場合、コマン

ドラインインターフェイス (CLI)を使用してアクティブにするには、CANoe/CANalyzerのヘルプを参

照してください。

Vector License Clientに関する詳細は、[Start Menu]のヘルプのリンクから参照してください。

2.3  CANoe/CANalyzerのライセンス設定

相互参照

異なるライセンス形態の詳細については、CANoe/CANalyzerのヘルプの「ライセンスの詳細情

報」ページを参照してください。

使用可能なライセンスは[オプション]ダイアログ ([全般 ] - [ライセンス])に表示されます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 2  ライセンスとアクティベーション

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 13 -

追加のバスシステムのアクティベーションについては、CANoe/CANalyzerのヘルプの「バスシステム

のアクティベーションのオプション」ページに示されているダイアログが、CANoe/CANalyzerの起動時

に表示されます。

2.4  ライセンスがない場合のプログラムの起動

プログラムを正しくインストールでき、プログラムを起動したときにライセンスが見つからない場合は、[ライセンスの確

認 ]ダイアログが自動的に開き、以下の手順を指示します。

License Clientを開く

Vector License Clientを開きます。この方法は、まだライセンスをアクティブにしてない場合などに便利です。

Vector License Clientでは、ライセンスのアクティベーションだけでなく、非アクティブ、再アクティブ、更新など他の操

作も行うことができます。また、ライセンス情報を表に出力してライセンスを修正することもできます。

続行

機能範囲が制約された状態でCANoe/CANalyzerを起動します。この機能は、正しく接続された (RT)ハードウェ

ア上にライセンスが見つからない場合などに便利です。

このモードのときは、必要なハードウェア設定を行ってハードウェア上のライセンスを見つけてから、

CANoe/CANalyzerを再起動します。

ハードウェア設定および一部の機能に関する詳細は、CANoe/CANalyzerのヘルプの「ライセンス

の確認」ページを参照してください。

取り消し

プログラムの起動操作を取り消します。

使用しているキーマンがPCに正しく接続されているか確認します。

CANoe/CANalyzerを再起動します。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 14 -

3  インストール

この章では、以下の事項について説明します。

3.1  基本情報 15

3.2  システム要件 15

3.2.1  関連ハードウェア要件 15

3.2.2  システム構成 15

3.3  インストール要件 16

3.4  インストール手順 16

3.5  MOST 17

3.5.1  MOST150のインストール: Optolyzer G2 3150oの使い方 17

3.5.2  MOST50のインストール: Optolyzer G2 3050eの使い方 18

3.6  その他のCANoeオプション 18

3.7  使用言語の切替 19

3.8  テストの実行 19

3.9  トラブルシューティング 20

3.9.1  ハードウェア固有のエラーメッセージ 20

3.9.2  ソフトウェア固有のエラーメッセージ 20

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 15 -

3.1  基本情報

この章では、ソフトウェアとその関連ハードウェアのインストールについて説明します。また、ソフトウェアとハードウェア

が正しくインストールされたかどうか確認するための機能テストについても説明します。

3.2  システム要件

3.2.1  関連ハードウェア要件

ソフトウェアをインストールする前に、関連ハードウェアを設定しておく必要があります。次の順序でインストールを行

います。

順を追った手順

1. ハードウェアのマニュアルの説明に従って、ハードウェアをインストールします。

ハードウェアをインストールしたら、ドライバーのアップデートを行ってください。詳細については、付

録を参照してください。

2. ソフトウェアをインストールします (次の章を参照 )。

CANoe/CANalyzerインストールDVDに含まれるハードウェアドライバーが、ハードウェアに付属するドラ

イバーよりも新しい場合があります。必ず最新のドライバーをご使用ください。

使用するCANハードウェアをCANoe/CANalyzerで使用できるように設定する必要があります。

3.2.2  システム構成

CANoe/CANalyzerでは次のシステム構成を推奨します。

CPU Intel互換 | > 2 GHz | ≥ 2コア

(最低条件 : Intel互換 | 1 GHz | 2コア) CANoe/CANalyzerには、コア数が多いよりも

クロックレートの高い方が有利。

メモリ (RAM) 16 GB (下限 : 4 GB)

ハードディスク容量 20 GB SSD以上 (下限 : 3 GB以上 ) (使用するオプションおよびオペレーティングシス

テムのソフトウェアモジュールによって異なる)

画面解像度 フルHD (下限:1280×1024ピクセル)

オペレーティング

システム

Windows 10 (バージョン1709以上 ) / 8.1 / 7 (SP1以上 ) 64ビット

その他 COMインターフェイスに対応するには、(D)COMバージョン1.2以降が必要です。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 16 -

CANoe/CANalyzerをインストールするには、管理者権限が必要です。

3.3  インストール要件

インストール手順は、Windows 10、8.1、7のどのバージョンのオペレーティングシステムでも同じです。

CANoe/CANalyzerは、Windowsローカルユーザープロファイルにのみインストールできます。ローミングプロファイ

ルの使用はサポートされていないため、使用すると、インストール中やインストール後に誤動作の恐れがありま

す。

パッケージにその他のオプションが含まれる場合、さらにインストール手順が必要な場合があります。各オプション

のマニュアルのインストールに関する注意をお読みください。

CANoe/CANalyzerバージョン3.0以降をCANoe/CANalyzerバージョン2.5以前の古いバージョンに

上書きインストールすることはできません。

異なる複数のバージョンのCANoe/CANalyzerがある場合の対処としては、以下の方法がありま

す。

古いバージョンのCANoe/CANalyzerを削除する。

新しいバージョンのCANoe/CANalyzerを新しいディレクトリにインストールする。

3.4  インストール手順

次の手順に従って、CANoe/CANalyzerソフトウェアをインストールします。

順を追った手順

1. DVDドライブにCANoe/CANalyzerのインストールDVDを挿入します。

[Setup] Windowが表示されます。

2. [Setup] Windowでソフトウェアのインストールを開始します。

PCが [Setup] Windowを自動的に起動する設定になっていない場合は、DVDの [Application]フォルダーのインストールプログラムSETUP.exeを実行します。

3. インストールプログラムの指示に従います。

注 : インストールするためには管理者権限が必要です。

一般ユーザーとしてログオンしている (標準的なユーザー権限しかない)場合、CANoe/CANalyzerのインストールプログラムSetup.exeを、エクスプローラーから直接起動し、開いたダイアログから、管理者

権限のあるユーザーとしてログオンし直す必要があります。その後はインストール処理を正常に進める

ことができます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 17 -

3.5  MOST

.MOSTオプションを実行するには、以下の前提条件を満たす必要があります。

ハードウェアまたはUSBドングルにCANoe.MOSTのライセンスが付与されていること

MOST150環境でOptolyzer G2 3150oを使用する場合:

USBドングルまたは同時に接続されるベクターのハードウェアに、ベクターのOptolyzer Integration Package(OIP)のライセンスが付与されていること

MOST50環境でOptolyzer G2 3050eを使用する場合:

USBドングルまたは同時に接続されるベクターのハードウェアに、ベクターのOptolyzer Integration Package(OIP)のライセンスが付与されていること

Optolyzer Integration Package (OIP)は、MOST150およびMOST50での運用を対象にします。

相互参照

MOSTハードウェアのインストールについては、関連のインストールマニュアルを参照してください。

3.5.1  MOST150のインストール: Optolyzer G2 3150oの使い方

順を追った手順

1. Optolyzerのユーザーマニュアルに従って、Optolyzer G2 3150oまたはOptolyzer G2 3150oProductionをインストールします。

ベクターハードウェアまたはUSBドングルに、ライセンスキーとしてベクターの

Optolyzer Integration Package (OIP)のライセンスが付与されている必要があり

ます。

Optolyzer G2には次のEthernetポート番号を経由してアクセスします。このポー

トが、インストールされているファイアウォールにブロックされないようにしてくださ

い。

Spy: 27998Node: 27999PC側ではポート番号が自動的に割り当てられます。特定のポート番号を割り

当てる必要がある場合は、ファイルCAN.iniに記述してください。例えば

Optolyzer G2 3150o (MOST150)のチャンネル1については、次のセクションを編

集することになります:[OptolyzerG2_1]MyPortNode=MyPortSpy=

2. CANoe/CANalyzerの [ネットワークハードウェア設定 ]ダイアログ ([ハードウェア]リボンタブ - [ネット

ワークハードウェア])で、速度グレードMOST150およびMOSTチャンネル用のHWタイプOptolyzerOL3150oを選択します。

3. [インターフェイス]ページでOptolyzerのIPアドレスを入力します。

(Optolyzerがすでに接続されている場合は、検索ボタンを押してIPアドレスを検索できます。)

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 18 -

4. [セットアップ]ページで、Optolyzerが接続されているネットワークアダプターを選択します。

3.5.2  MOST50のインストール: Optolyzer G2 3050eの使い方

順を追った手順

1. Optolyzerのユーザーマニュアルに従って、Optolyzer G2 3050eまたはOptolyzer G2 3050eProductionをインストールします。

ベクターハードウェアまたはUSBドングルに、ライセンスキーとしてベクターの

Optolyzer Integration Package (OIP)のライセンスが付与されている必要があり

ます。

Optolyzer G2には次のEthernetポート番号を経由してアクセスします。このポー

トが、インストールされているファイアウォールにブロックされないようにしてくださ

い。

Spy:27998Node: 27999PC側ではポート番号が自動的に割り当てられます。特定のポート番号を割り

当てる必要がある場合は、ファイルCAN.iniに記述してください。例えば

Optolyzer G2 3050e (MOST50)のチャンネル1については、次のセクションを編集

することになります:[OptolyzerG2_1]MyPortNode=MyPortSpy=

2. CANoe/CANalyzerの [ネットワークハードウェア設定 ]ダイアログ ([ハードウェア]リボンタブ - [ネット

ワークハードウェア])で、速度グレードMOST50およびMOSTチャンネル用のHWタイプOptolyzerOL3050eを選択します。

3. [インターフェイス]ページでOptolyzerのIPアドレスを入力します。

(Optolyzerがすでに接続されている場合は、検索ボタンを押してIPアドレスを検索できます。)4. [セットアップ]ページで、Optolyzerが接続されているネットワークアダプターを選択します。

3.6  その他のCANoeオプション

注 !

オプションのインストールまたはアンインストールには、手作業によるファイルのコピーや削除を用いない

でください。プログラムは、MSWindowsのCOMメカニズムを使用しているため、インストールプログラム

を使用して登録または登録の解除を行う必要があります。

オプションは、標準CANoe/CANalyzerのアドオンとして設計されています。インストール時に多くの標準

CANoe/CANalyzerファイルが置き換えられたり (ドライバーなど)、追加されたりします (サンプルコンフィギュレーション

など)。

そのため、バージョンが一致していることが重要です。インストールプログラムでは、この互換をテストし、適宜に警告

メッセージを表示します。バージョン間に互換性がない場合は、ベクターのサポートにご連絡ください。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 19 -

標準CANoe/CANalyzerのサンプルコンフィギュレーションの他に、オプション固有のサンプルがディレクトリにインストー

ルされます。

ISO11783、J1939、CANopenなど、異なるオプションを7種類まで同時に1つのディレクトリにインストールできます。

注 !の.Ethernetオプションのインストール:

.Ethernetオプションをインストールする場合は、以下の点に注意が必要です。

インストール中にネットワーク接続がリセットされます。ネットワーク接続に依存するアプリケーション

はすべて閉じてください。

3.7  使用言語の切替

標準インストールでは、デフォルトでドイツ語と英語のバージョンがインストールされます。 日本語表示にする方法

は、別紙『CANoe/CANalyzerファーストセットアップマニュアル』を参照してください。

プログラムのすべての機能とヘルプの言語を設定できます。以下の手順に従ってください。

順を追った手順

1. CANoe/CANalyzerを開きます。

2. [ファイル]リボンタブ - [オプション] - [アピアランス] - [プログラム]とクリックします。

3. 言語を選択します。

4. CANoe/CANalyzerを一度終了して再起動します。

ヒント :変更内容を有効にするにはこの手順が必要です。

選択した言語でCANoe/CANalyzerが表示されます。

3.8  テストの実行

CANoe/CANalyzerソフトウェアが正常にインストールされると、テスト準備は完了です。テストを実行するには、前

提条件としてCANハードウェアが正常にインストールされている必要があります。

順を追った手順

1. バスシステムに合わせて終端されているケーブルを使用して、CANハードウェアの2つのCANポート

を接続します。

2. サンプルコンフィギュレーションを読み込みます。

CANoeの場合 :CANSystemDemo.cfg ([ファイル]リボンタブ - [開く]: CANoe SampleConfigurations\CAN\CANSystemDemo)CANalyzerの場合 : CANMainDemo.cfg ([ファイル]リボンタブ - [開く]: CANalyzer SampleConfigurations\CAN\CANMainDemo)

3. サンプルコンフィギュレーションを開きます。

正常にインストールされている場合は、トレースWindowにCANメッセージが表示されます。この機

能テストではCANハードウェアが正常にインストールされたかいなかも確認されます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 3  インストール

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 20 -

3.9  トラブルシューティング

3.9.1  ハードウェア固有のエラーメッセージ

ドライバー設定ダイアログに、設定不良に関するエラーメッセージが表示されることがあります。

ドライバーのインストールダイアログは、Windowsの [スタート ] – [設定 ] – [コントロールパネル] – [Vector Hardware]から開くことができます。

エラーメッセージ 解決方法

No. 4000: CAN channel X is not defined in the VectorHardware-Configuration! (CAN channel Xが [VectorHardware-Config]ダイアログで定義されていません。)

コンフィギュレーション内のアプリケーションチャン

ネル数を調整し、ネットワークインターフェイスに

割り当ててください。

No. 4001: The hardware associated with CAN channel X isnot present! (CAN channel Xに関連付けられたハードウェア

が存在しません。)

PCカードが挿入されていることを確認します。パ

ネルで、PCカード (PCMCIA)設定およびCANハードウェア設定をチェックします。

No. 4002: Driver access failure! (ドライバーアクセスに失敗

しました。)PCカードが挿入されていることを確認します。

挿入済みの場合は、CANデバイスドライバーを

(再 )インストールします。

3.9.2  ソフトウェア固有のエラーメッセージ

相互参照

CANoe/CANalyzerのヘルプの出力Windowの概要ページから、出力Windowのシステムメッセージの

一覧が見つかります。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 21 -

4  MSIセットアップ

この章では、以下の事項について説明します。

4.1  MSIセットアップの概要 23

4.2  セットアップの前提条件 24

4.2.1  概要 24

4.2.2  .NET Framework 3.5 SP1 24

4.2.3  .NET Framework 3.5 SP1のWindowsアップデート 25

4.2.4  64ビットOS用のCANoe/CANalyzer再頒布可能パッケージ 25

4.2.5  Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージ 25

4.2.6  Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージ 26

4.2.7  Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージ 26

4.2.8  Microsoft Visual C++ 2017 (x64)再頒布可能パッケージ 27

4.2.9  汎用のC ランタイムの更新プログラム (KB3118401) 27

4.2.10  Windowsの更新プログラムKB2533623 27

4.2.11  Microsoft .NET Framework 4.7.1 27

4.2.12  Vector CANdela Persistors 28

4.2.13  Vector CANdelaStudio 13 (64ビット ) 29

4.2.14  Vector ODXStudio 7.0 (64ビット ) 29

4.2.15  Vector AUTOSAR Explorer 2 30

4.2.16  Vector FIBEX Explorer 3.3 30

4.2.17  Vector LDF Explorer 1.4 30

4.2.18  Vector ASAP2 Studio Viewer 1.4 31

4.2.19  64ビットOS用のVector CANoeCANalyzer用オプションScope 31

4.2.20  Vector AerospaceMessage Editor 31

4.2.21  Vector Shell Extensions 32

4.2.22  CodeMeter Runtime (x64) 32

4.2.23  Vector CANoe Test Report Viewer 33

4.2.24  Vector CANoe Test Report Viewer Selector 33

4.2.25  Vector Support Assistant 33

4.2.26  Vector Network Driver 34

4.2.27  Vector Security Manager 34

4.2.28  Vector License Client 34

4.2.29  Vector Platform Manager 35

4.2.30  Vector vTESTstudio Viewer 35

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 22 -

4.2.31  Vector CANdb++ 3.1 36

4.2.32  Japanese Language Kid 36

4.3  設定 37

4.3.1  カスタマイズ可能なプロパティ 37

4.3.2  Transforms 39

4.4  サンプルコンフィギュレーション 41

4.4.1  カスタマイズ可能なプロパティ 41

4.4.2  CANoe Sample Configurations 41

4.4.3  CANalyzer Sample Configurations 42

4.5  インストールの詳細 44

4.5.1  サイレントインストールの例 44

4.5.2  サービスパックのインストール 49

4.5.3  ソフトウェア展開用の特殊な (トレース可能な)製品コード 50

4.5.4  Bootstrapperを使用するインタラクティブインストール 51

4.5.5  ハードウェアインストール 51

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 23 -

4.1  MSIセットアップの概要

本書は、ソフトウェア展開システムを使用して、ベクターのCANoe/CANalyzerを対象のPCにサイレントインストール

するIT部門向けのインストールガイドです。使用するWindowsインストーラーテクノロジおよびソフトウェア展開システ

ムに精通したユーザーを対象としています。

本書では、必要な「セットアップの前提条件」を示した後、必要なアプリケーションコンポーネントをインストールする

ためにインストーラーのパブリックプロパティを設定する方法、および組込変換を使用して同じPCにCANoeおよび

CANalyzerの複数のインスタンスを共存させるように設定する方法について説明します。

本書は、CANoe/CANalyzerバージョン11.0以降に適用されます。アプリケーションをパッケージ化する前に、製品に

付属するドキュメントの更新版を必ず確認してください。ここに記載される項目はバージョンによって異なる場合が

あります (アップデートインストール時における前提条件など)。

旧バージョンのCANoe/CANalyzerと異なり、CANoeとCANalyzerに共通な1つのWindowsインス

トーラーデータベースはなくなりましたが、それぞれに1つずつ、CANoeにはCANoe64.msi、CANalyzerにはCANalyzer64.msiというデータベースがあります。ただし、分かりやすくするため用

語CANoe/CANalyzerは使用されています。

CANoe/CANalyzerのWindowsインストーラーデータベースに含まれていたサンプルコンフィギュレー

ションはなくなりました。これに代わるものとして、CANoeのサンプルコンフィギュレーションと

CANalyzerのサンプルコンフィギュレーション用の個別のインストレーションパッケージが用意されて

います。

CANoe/CANalyzerのバージョン11.0以降では、インストールプログラム (SetupCANoe64.exeなど)を使用してサイレントインストールを実行することもできます。ドキュメント

『CANoe/CANalyzerBootstrapperセットアップ』では、インストールプログラムの使用方法を説明し

ます。

サイレントインストールに関する重要な注意

MST変換を使用してCANoe/CANalyzerをサイレントインストールする場合、インストールメディアの\CANoeまたは

\CANalyzerフォルダーに含まれるすべてのファイルとフォルダーが、通常はネットワーク共有、またはターゲットシステ

ム上のローカルにある一時フォルダー内にあることを確認してください。そのフォルダーからユーザーのセットアップスクリ

プトでCANoe64.msi / CANalyzer64.msiが呼び出されます。

ローミングユーザープロファイル

CANoe/CANalyzerでは、ローミングユーザープロファイルはサポートされていません。ローカルユーザープロファイルで

のみインストールを実行するようにしてください。ローミングプロファイルを使用すると以下の恐れがあります。

前提条件に対するインストールの不整合

今後のCANoe/CANalyzerのアップデートの誤動作

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 24 -

4.2  セットアップの前提条件

4.2.1  概要

前提条件 CANoe/CANalyzerを使用するにはいくつかの前提条件を満たす必要があります。前

提条件は以降の章に記しています。

各クライアントが前提条件を満たしていることを確認のうえ、CANoe/CANalyzerをイ

ンストールしてください。

セットアッププログラム 必要なセットアッププログラムは、CDのCANoe\Filesの中にあります。セットアッププロ

グラムは個別のディレクトリ内にあります。セットアッププログラムの場所については、

「付録B: DVD内のインストールファイル」の章を参照してください。

4.2.2  .NET Framework 3.5 SP1

前提条件 CANoe/CANalyzerを使用するには、.NET Framework 3.5 SP1のインストールが必

要です。

インストールの確認 .NET Frameworkがインストールされているかを確認するには、次のレジストリキーが

存在することを確認します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\\Microsoft\\NET FrameworkSetup\\NDP\\v3.5

このレジストリキーが存在する場合は、.NET Framework 3.5はインストールされていま

す (Service Packなしの3.5の場合もあります)。このレジストリキーは、3.5以降の.NETFrameworkのバージョンがインストールされている場合にも存在することにご注意くださ

い。

また、このキーの下に次の値が表示されます。値が1以上であればSP 1がインストー

ルされています。

SP = 1

NET Framework 3.5 SP1はWindows 7 SP1に含まれます。Microsoft.NET Framework 3.5 SP1は、コントロールパネルの [Windowsの機能

の有効化または無効化 ]を使用してインストールや設定を行う必要が

あります。

詳細は、http://social.msdn.microsoft.com/Forums/en-US/netfxsetup/thread/35d348e5-192e-4fa2-a45a-c1c2175ce111/を参

照してください。

NET Framework 3.5 SP1はWindows 8には付属しません。Microsoft.NET Framework 3.5 SP1は、コントロールパネルの [Windowsの機能

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 25 -

の有効化または無効化 ]を使用してインストールや設定を行う必要が

あります。

詳細は、http://msdn.microsoft.com/library/vstudio/hh506443を参照

してください。

4.2.3  .NET Framework 3.5 SP1のWindowsアップデート

前提条件 .NET Framework 3.5 SP1をインストールしたら、アプリケーションの互換性に関する一

連の既知の問題に対処するために、アップデートKB959209を早急にインストールする

ようにしてください。このアップデートは、対応する各ターゲットシステムに提供される複

数のファイルで構成されます。詳細は、http://support.microsoft.com/kb/959209/en-usを参照してください。

インストールの確認と

インストール

ご利用のクライアントコンピューターにWindowsアップデートをインストールする方法、お

よびこのようなWindowsアップデートを適用する方法に関する規則があることが想定さ

れます。そのため、ここではこのトピックに関する情報はこれ以上記載しません。

4.2.4  64ビットOS用のCANoe/CANalyzer再頒布可能パッケージ

前提条件 CANoe/CANalyzerを64ビットOSで使用するには、いくつかのCANoe/CANalyzer再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。これらの再頒布可能パッケー

ジには固有のセットアップが付属しないため、単一のWindowsインストーラーパッケー

ジに統合されています。

インストールの確認 チェックは不要です。再頒布可能パッケージをインストールしてください。パッケージ自

体がどの再頒布可能パッケージのインストールが必要であるかを確認します。

64ビットパッケージをインストールする前に、32ビットOS用の

CANoe/CANalyzer再頒布可能パッケージのアンインストールが必要で

す。32ビットパッケージは、次の製品コードで識別できます:{FF9E31CF-F433-48FD-989E-A6E9A3FCFC01}

インストール 64ビットOSにCANoe/CANalyzer MSIパッケージをインストールする前に、

CANoeCANalyzerRedistributable_x64.msiパッケージをインストールします。

4.2.5  Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージ

CANoe/CANalyzerv8.5以降

CANoe/CANalyzer v8.5より、Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージもイ

ンストールする必要があります。

インストールの確認 Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージは、最小ランタイムパッケージと追

加ランタイムパッケージで構成されています。両方のパッケージを確認してください。

Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージがインストールされているかを確認

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 26 -

するには、次の製品コードのソフトウェアがインストールされているかを確認します。

最小ランタイム: {13A4EE12-23EA-3371-91EE-EFB36DDFFF3E}

追加ランタイム: {F8CFEB22-A2E7-3971-9EDA-4B11EDEFC185}

インストール Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージをサイレントインストールするには

次のコマンドを使用します。

vcredist_x86_VS2013_SP2.exe /install /quiet /norestart

4.2.6  Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージ

CANoe/CANalyzerv8.5 SP2以降

CANoe/CANalyzer v8.5 SP2より、Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能

パッケージもインストールする必要があります。

インストールの確認 Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージは、最小ランタイムパッケー

ジと追加ランタイムパッケージで構成されています。両方のパッケージを確認してくださ

い。

Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージがインストールされているか

を確認するには、次の製品コードのソフトウェアがインストールされているかを確認しま

す。

最小ランタイム: {A749D8E6-B613-3BE3-8F5F-045C84EBA29B}

追加ランタイム: {929FBD26-9020-399B-9A7A-751D61F0B942}

インストール Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージをサイレントインストールする

には次のコマンドを使用します。

vcredist_x64_VS2013_SP2.exe /install /quiet /norestart

4.2.7  Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージ

CANoe/CANalyzerv11.0 SP3以降

CANoe/CANalyzer v11.0 SP3より、Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケー

ジもインストールする必要があります。

インストールの確認 Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージがインストールされているかを確認

するには、次の製品コードのソフトウェアがインストールされているかを確認します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\VisualStudio\14.0\VC\Runtimes\x86

Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージがまだインストールされていない、

またはバージョンが14.12.25810.00未満である場合は、Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージをインストールします。

インストール Microsoft Visual C++ 2017再頒布可能パッケージをサイレントインストールするには

次のコマンドを使用します。

vcredist_2017_x86.exe /install /quiet /norestart

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 27 -

4.2.8  Microsoft Visual C++ 2017 (x64)再頒布可能パッケージ

CANoe/CANalyzerv11.0 SP3以降

CANoe/CANalyzer v11.0 SP3より、Microsoft Visual C++ 2017 (x64)再頒布可能

パッケージもインストールする必要があります。

インストールの確認 Microsoft Visual C++ 2013 (x64)再頒布可能パッケージがインストールされているか

を確認するには、次の製品コードのソフトウェアがインストールされているかを確認しま

す。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\VisualStudio\14.0\VC\Runtimes\x64

Microsoft Visual C++ 2017 (x64)再頒布可能パッケージがまだインストールされてい

ない、またはバージョンが14.12.25810.00未満である場合は、Microsoft Visual C++2017 (x64)再頒布可能パッケージをインストールします。

インストール Microsoft Visual C++ 2017 (x64)再頒布可能パッケージをサイレントインストールする

には次のコマンドを使用します。

vcredist_2017_x64.exe /install /quiet /norestart

4.2.9  汎用のC ランタイムの更新プログラム (KB3118401)

CANoe/CANalyzerv12.0 SP2以降

CANoe/CANalyzer v12.0 SP2以降では、Windowsに汎用のC ランタイムの更新プ

ログラムKB3118401がインストールされている必要があります。

インストール Windows 7またはWindows 8.1の場合は、このWindows更新プログラムがインストー

ルされている必要があります。CANoe/CANalyzerでサポートされているバージョンの

Windows 10の場合は必要ありません。

4.2.10  Windowsの更新プログラムKB2533623

CANoe/CANalyzerv12.0 SP2以降

CANoe/CANalyzer v12.0 SP2以降では、Windowsの更新プログラムKB2533623がインストールされている必要があります。

インストール Windows 7の場合は、このWindows更新プログラムがインストールされている必要が

あります。Windows 8.1およびWindows 10の場合は必要ありません。

4.2.11  Microsoft .NET Framework 4.7.1

前提条件 Windows 7 SP1以降のOSでCANoe/CANalyzerを使用するには、Microsoft .NETFramework 4.7.1のインストールが必要です。.NET Framework 4.7.1には、.NETFramework 3.5までのバージョンが含まれないことにご注意ください。

インストールの確認 .NET Framework 4.7.1以降がインストールされているかを確認するには、レジストリに

次のDWORD値が存在するかを確認します。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 28 -

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP\v4\Full\Release

この値が存在する場合は、以下の数字以上であるかを確認してください。

Windows 10 Fall Creators Update (1709): 461308その他のOSの場合:461310

該当する場合は、必要なバージョンのMicrosoft .NET Frameworkがインストールされ

ています。それ以外の場合は、Microsoft .NET Framework 4.7.1をインストールしてく

ださい。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\NETFramework Setup\ NDP\v4\Full\

は存在しません。

インストールされている.NET Frameworkバージョンを確認する方法については、

https://docs.microsoft.com/en-us/dotnet/framework/migration-guide/how-to-determine-which-versions-are-installedを参照してください。

インストール Microsoft .NET Framework 4.7.1をサイレントインストールするには次のコマンドを使

用します。

NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-ENU

ドイツ語または日本語の各システムには、.NET Framework 4.7.1のドイツ語または

日本語のランゲージパックをインストールすることを推奨します。サイレントインストール

を行うには次のコマンドを使用します。

ドイツ語 : NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-DEU.exe /q/norestart

日本語 : NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-JPN.exe /q/norestart

4.2.12  Vector CANdela Persistors

CANoe/CANalyzerv8.0以降

CANoe/CANalyzer v8.0より、Vector CANdelaコンバーターアドオンもインストールする

必要があります。このアドオンは、他のベクター製品によってインストールされている場

合もあることに留意してください。

インストールの確認 Vector CANdelaコンバーターアドオンの最新バージョンがインストールされているかを確

認するには、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっている

かを確認します。

{4071CAEA-9245-4195-AD8C-163E19A2DD63}

インストールされているバージョンが13.0.00100より前のものであるか、インストール済み

のバージョンがない場合は、Vector CANdelaコンバーターアドオンをインストールしま

す。

インストール Vector CANdelaコンバーターアドオンは、Windowsインストーラーパッケージとして提供

されます。これは、CANdelaPersistors13.msiパッケージを使用してインストールでき

ます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 29 -

4.2.13  Vector CANdelaStudio 13 (64ビット )

CANoe/CANalyzerv12.0 SP3以降

CANoe/CANalyzer 12.0 SP3 (64ビット )以降をインストールする場合には、VectorCANdelaStudio (64ビット )をインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場

合もあります。

同じ製品ファミリーに属する (同じアップグレードコードを使用する)32ビットバージョンのVector CANdelaStudioもあります。

インストールの確認 Vector CANdelaStudioの最新バージョンがインストールされているかを確認するには、

製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認しま

す。

{2713B7F2-E9F7-4196-8D91-7F01554D80BB}

インストールされているバージョンが13.0.00100より前のものであるか、インストール済み

のバージョンがない場合は、Vector CANdelaStudio 13をインストールします。

インストール Vector CANelaStudioは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。これ

は、CANdelaStudio13.msiパッケージを使用してインストールできます。

再起動されないようにする場合は、インストール中に次のプロパティを設定します。

REBOOTREQUIRED=0

4.2.14  Vector ODXStudio 7.0 (64ビット )

CANoe/CANalyzerv11.0以降

CANoe/CANalyzer 11.0 (64ビット )以降をインストールする場合に、VectorODXStudio (64ビット )をインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場

合もあります。

32ビットバージョンに加え、32ビットバージョンのVector ODXStudioもインストールできます。

インストールの確認 Vector ODXStudioの最新バージョンがインストールされているかを確認するには、製

品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認しま

す。

{1318E268-6B46-4073-8DF9-A708B03DBF2C}

インストールされているバージョンが7.0.0100より前のものであるか、インストール済みの

バージョンがない場合は、Vector ODXStudio 7.0をインストールします。

インストール Vector ODXStudioは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。これ

は、ODXStudio7.msiパッケージを使用してインストールできます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 30 -

4.2.15  Vector AUTOSAR Explorer 2

CANoe/CANalyzerの.CAN、.FlexRayオプ

ション

64ビットのCANoe/CANalyzerを.CANまたは.FlexRayオプションとともにインストールす

るには、Vector AUTOSAR Explorer 2をインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあることに留意

してください。

インストールの確認 Vector AUTOSAR Explorer 2.xの最新バージョンがインストールされているかを確認す

るには、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを

確認します。

{C53C0C39-CD73-4E20-A99D-371CC30A23A7}

インストール Vector AUTOSAR Explorerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されま

す。これは、AUTOSARExplorer2.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.16  Vector FIBEX Explorer 3.3

CANoe/CANalyzerの.FlexRayオプション

CANoe/CANalyzerを.FlexRayオプションとともにインストールするには、Vector FIBEXExplorerをインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあることに留意

してください。

インストールの確認 Vector FIBEX Explorerの最新バージョンがインストールされているかを確認するには、

製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認しま

す。

{1A240E4E-A1F2-4552-B430-770B01128C28}

インストール Vector FIBEX Explorerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。こ

れはFIBEXExplorer.msiパッケージを使用してインストールできます。

XMLファイルタイプをVector FIBEX Explorerに登録するには、次のプロパティを設定し

ます。

VREGISTER_FILE_EXT=1

この設定は、XMLファイルタイプを使用する他のアプリケーションと不整合を起こす可

能性があることに留意してください。そのため、VREGISTER_FILE_EXTを設定しな

いようにすることを推奨します。

4.2.17  Vector LDF Explorer 1.4

CANoe/CANalyzerの.LINオプション

CANoe/CANalyzerを.LINオプションとともにインストールするには、Vector LDFExplorerをインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあることに留意

してください。

インストールの確認 Vector LDF Explorerの最新バージョンがインストールされているかを確認するには、製

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 31 -

品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認しま

す。

{5C652F7C-5EF5-411A-B611-345D5287BD5D}

インストール Vector LDF Explorerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。これ

はLDFExplorer.msiパッケージを使用してインストールできます。

LDFファイルタイプをVector LDF Explorerに登録するには、次のプロパティを設定しま

す。

VREGISTER_FILE_EXT=1

4.2.18  Vector ASAP2 Studio Viewer 1.4

CANoe/CANalyzerの.AMD/.XCPオプション

CANoe/CANalyzerを.AMD/XCPオプションとともにインストールするには、VectorASAP2 Studio Viewerをインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあることに留意

してください。

インストールの確認 Vector ASAP2 Studio Viewerの最新バージョンがインストールされているかを確認する

には、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確

認します。

{C0D76E80-C5C2-4E16-9237-9E9506B7EAC4}

インストール Vector ASAP2 Studio Viewerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されま

す。これは、ASAP2StudioViewer.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.19  64ビットOS用のVector CANoe CANalyzer用オプションScope

CANoe/CANalyzerの.Scopeオプション

.Scopeオプションを搭載したCANoe/CANalyzerを64ビットOSにインストールする場合

は、Vector CANoe/CANalyzerScopeパッケージをインストールする必要があります。

インストールの確認 Vector CANoe/CANalyzerScopeの最新バージョンがインストールされているかを確認

するには、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているか

を確認します。

{CDEA67B2-8AA8-45F9-BF9A-2777207935A6}

インストール Vector CANoe/CANalyzerScopeは、Windowsインストーラーパッケージとして提供さ

れます。これは、CANoeCANalyzerScope_x64.msiパッケージを使用してインストー

ルできます。

4.2.20  Vector Aerospace Message Editor

CANoe/CANalyzerの.AFDX、CANaero、A429オプション

CANoe/CANalyzerを.AFDX、.CANaero、または.A429とともにインストールする場合

は、Vector AerospaceMessage Editorもインストールする必要があります。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 32 -

インストールの確認 Vector AerospaceMessage Editorの最新バージョンがインストールされているかを確

認するには、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっている

かを確認します。

{2341551F-B4B2-4CED-9ABF-C7E31299BCC0}

インストール Vector AerospaceMessage Editorは、Windowsインストーラーパッケージとして提供

されます。これはSetupVAME.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.21  Vector Shell Extensions

CANoe/CANalyzerv10.0以降

CANoe/CANalyzer 10.0以降をインストールする場合は、Vector Shell Extensionsパッケージをインストールして、Windows ExplorerでのCANoe/CANalyzerと互換性の

あるログファイル形式とサポートファイル形式の処理を改善できます。

64ビットのインストール 64ビットOSの場合は、32ビットと64ビットの両方のShell Extensionsをインストールする

必要があります。

インストールの確認 32ビットShell Extensionsの最新バージョンがインストールされているかを確認するに

は、32ビット製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているか

を確認します。

{09D94F4D-1CBB-4868-9755-CC7091E3407F}

インストールされているバージョンが5.0.9552より前のものであるか、インストール済みの

バージョンがない場合は、32ビットのShell Extensionsをインストールします。

64ビットShell Extensionsの最新バージョンがインストールされているかを確認するに

は、64ビット製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが上記のようになってい

るかを確認します。

インストールされているバージョンが5.0.9552より前のものであるか、インストール済みの

バージョンがない場合は、64ビットのShell Extensionsをインストールします。

インストール Vector Shell Extenionsは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。こ

れらは、それぞれに対応するVector ShellExtensions 32-bit.msiパッケージを使用

してインストールできます。Vector ShellExtensions 64-bit.msi

4.2.22  CodeMeter Runtime (x64)

CANoe/CANalyzerv9.0 SP4以降

CANoe/CANalyzer 9.0 SP4以降のバージョンが64ビットオペレーティングシステムにイン

ストールされている場合は、CodeMeterRuntime (x64)をインストールする必要があり

ます。

インストールの確認 CodeMeter Runtime (x64)の最新バージョンがインストールされているかを確認するに

は、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認

します。

{DE93D016-7D56-4EE8-8579-EC47F02CCC5B}

インストールされているバージョンが6.40.2396.500より前のものであるか、インストール

済みのバージョンがない場合は、CodeMeter Runtime (x64)をインストールします。

インストール CodeMeter Runtime (x64)をサイレントインストールするには次のコマンドを使用しま

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 33 -

す。

CodeMeterRuntime64Reduced.exe /ComponentArgs "*":"/qn"

4.2.23  Vector CANoe Test Report Viewer

CANoe/CANalyzerv10.0以降

CANoe/CANalyzer 10.0以降がインストールされている場合は、Vector CANoe TestReport ViewerをインストールしないとCANoe Test Reportを表示できません。

このツールは、スタンドアロンのセットアップとしてもインストールできます。

インストールの確認 Vector CANoe Test Report Viewerがインストールされているかを確認するには、製品

ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{2FA3C6EE-E029-44F2-8BA5-CE17C2AC1814}

インストール Vector CANoe Test Report Viewerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供

されます。これはCANoeTestReportViewer.msiパッケージを使用してインストールで

きます。

4.2.24  Vector CANoe Test Report Viewer Selector

CANoe/CANalyzerv11.0 SP3以降

CANoe/CANalyzer 11.0 SP3以降がインストールされている場合は、Vector CANoeTest Report Viewer SelectorをインストールしないとCANoe Test Reportを表示できま

せん。

このツールは、スタンドアロンのセットアップとしてもインストールできます。

インストールの確認 Vector CANoe Test Report Viewer Selectorがインストールされているかを確認するに

は、製品ファミリーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認

します。

{41F7AC4A-9C7A-4D98-8EE6-5C22CB516E6E}

インストール Vector CANoe Test Report Viewer Selectorは、Windowsインストーラーパッケージと

して提供されます。これはCANoeTestReportViewerSelector.msiパッケージを使用

してインストールできます。

4.2.25  Vector Support Assistant

CANoe/CANalyzerv10.0以降

CANoe/CANalyzer 10.0以降がインストールされている場合は、Vector SuportAssistantをインストールしないと、ベクターサポートチームにサポートレポートを送信で

きません。

Vector Support Assistantを使用するには、Vector Shell Extensionsがインストールさ

れている必要があります。

インストールの確認 Vector Support Assistantがインストールされているかを確認するには、製品ファミリー

の最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 34 -

{8B5CE374-D2B2-4778-98E4-B7D9D450E85D}

インストール Vector Support Assistantは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。

これはVector Support Assistant.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.26  Vector Network Driver

CANoe/CANalyzerv10.0以降、.Ethernetオプション、.AFDXオプ

ション

CANoe/CANalyzer 10.0以降がインストールされている場合は、Vectorネットワークド

ライバーをインストールすると、コンピューターに内蔵のネットワークインターフェイスカード

をCANoe/CANalyzer用のインターフェイスハードウェアとして使用できます。

Vector VN5610、VN5610A、またはVN5640を使用する場合は、このドライバーは不

要です。

インストールの確認 Vectorネットワークドライバーがインストールされているかを確認するには、製品ファミ

リーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{7705A768-D398-4162-B619-8C8F14C769D9}

インストール VectorネットワークドライバーはWindowsインストーラーパッケージとして提供され、イン

ストールされたアプリケーションのインストールディレクトリにあります。これは

NetworkDriver.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.27  Vector Security Manager

CANoe/CANalyzerv10.0 SP3以降

CANoe/CANalyzer 10.0 SP3以降をインストールする場合に、Vector SecurityManagerをインストールする必要があります。

インストールの確認 Vector Security Managerがインストールされているかを確認するには、製品ファミリー

の最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{94D964B0-9083-4BAD-9E9F-28961884CF8E}

インストール Vector Security Managerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。

これはVectorSecurityManager.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.28  Vector License Client

CANoe/CANalyzerv10.0 SP4以降

CANoe/CANalyzer 10.0 SP4以降をインストールする場合に、Vector License Clientをインストールする必要があります。

このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあることに留意

してください。

また、このツールでは、CodeMeter runtimeが正しく機能する必要があります。

インストールの確認 Vector License Clientがインストールされているかを確認するには、製品ファミリーの最

新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{25445C82-88D3-4C73-B37D-940F8AFEC7C6}

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 35 -

インストール Vector License Clientは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。これ

はVectorLicenseClientInstaller.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.29  Vector Platform Manager

CANoe/CANalyzerv11.0以降

CANoe/CANalyzer 11.0以降をインストールする場合に、Vector Platform Managerをインストールする必要があります。

注 : このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあります。

インストールの確認 Vector Platform Managerがインストールされているかを確認するには、製品ファミリー

の最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{F2D8FCB6-FA07-4F5F-95FD-25A7F8239CEB}

インストール Vector Platform Managerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。

これはVector Platform Manager.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.30  Vector vTESTstudio Viewer

CANoe/CANalyzerv12.0以降

CANoe/CANalyzer 12.0以降をインストールする場合は、Vector vTESTstudioViewerをインストールする必要があります。

注 : このツールは、他のベクター製品によってインストールされている場合もあります。フ

ルバージョンのvTESTstudioは個別に入手できます。フルバージョンがインストールされ

ていない場合は、vTESTstudio Viewerをインストールしないでください。

インストールの確認 Vector vTESTstudio Viewerがインストールされているかを確認するには、製品ファミ

リーの最新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{64F28F16-7539-468C-8D50-08EDB967EF86}

インストール Vector vTESTstudio Viewerは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されま

す。これはVector vTESTstudio Viewer 5.0.msiパッケージを使用してインストールで

きます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 36 -

4.2.31  Vector CANdb++ 3.1

CANoe/CANalyzerv12.0 SP3以降

CANoe/CANalyzer 12.0 SP3以降をインストールする場合に、Vector CANdb++ 3.1をインストールする必要があります。

インストールの確認 Vector CANdb++ 3.1がインストールされているかを確認するには、製品ファミリーの最

新製品のアップグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{B0719DA9-E2EE-42CB-8645-5596058C3411}

インストール Vector CANdb++ 3.1は、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。これ

は、VectorCANdb++Installer.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.2.32  Japanese Language Kid

Delivery Information The Japanese Language Kit is usually delivered as a separate installation packageafter the release of CANoe/CANalyzer. It may also be delivered and installedtogether with CANoe/CANalyzer.

If you received the Japanese Language Kit separately, you can copy the content ofits Files folder into the Files folder of a CANoe/CANalyzer installation package tocreate such a combined installer.

Each Japanese Language Kit is compatible only with its matchingCANoe/CANalyzer version.

CANoe/CANalyzerv13.0 and Up

If CANoe/CANalyzer 13.0 or newer is installed and Japanese language support isrequired, you should install the Vector CANoe Japanese Language Kit resp. VectorCANalyzer Japanese Language Kit.

Installation Check When updating an existing CANoe/CANalyzer installation, it may have amatchingJapanese Language Kit installed. In this case, check if aWindows installer patchwith the following patch GUID is installed for the product:

For CANoe: {59E4A509-C975-46E7-A8C5-AD4C29D28230}

For CANalyzer: {A39826C7-BEA1-4A40-B4DB-86A1384B6974}

Removal on Update If the Japanese Language Kit is present for a CANoe/CANalyzer installation that isbeing updated, make sure this patch installation is removed beforehand. Thisguarantees the consistency of the installation. After updating, install the recentpatch file from the current distribution.

Installation The Japanese Language Kit is delivered as a patch file (.MSP) forCANoe/CANalyzer. You can install it using the packageCANoe_x64_JLK.msp forCANoe orCANalyzer_x64_JLK.msp for CANalyzer.

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 37 -

4.3  設定

4.3.1  カスタマイズ可能なプロパティ

MSIセットアップが作成されたことにより、ソフトウェア展開システムを使用した大規模なITネットワーク内での

CANoe/CANalyzerの展開が容易になりました。これをサポートするために、ユーザーインターフェイスのセットアップで

変更できるオプションがパブリックプロパティによって表示されます。CANoe/CANalyzerは複雑なソフトウェアユーティリ

ティであり、ユーザーが行った設定変更によっては正しく機能しない場合があります。設定の変更には必ず次の表

に記載されるプロパティを使用してください。それ以外の場合、正常なセットアップは保証できません。

4.3.1.1  パブリックプロパティ

次の表にパブリックプロパティとその意味、および標準値またはデフォルト値をそれぞれ示します。

注 : カスタマイズされた値に合うように以下のパブリックプロパティを設定することが必要な場合は、対応するプロパ

ティとその値を.msiexecコマンドラインで直接設定する。

展開用の固有の変換ファイルを使用する場合、Propertyテーブルに追加または変更を行う。

設定例については、「サイレントインストールの例」を参照してください。

プロパティ名は大文字小文字を区別します。

プロパティ 意味 デフォルト値

VAPPLICATION_DATA_ FOLDER

アプリケーションデータを保存する

絶対パス (INIファイルなど)デフォルト値なし。下記も参照VAPPLICATION_AND_ DATA_ROOT

VUSER_DATA_FOLDER ユーザーデータが保存される場所

の絶対パス (テンプレートなど)デフォルト値なし。下記も参照VAPPLICATION_AND_DATA_ROOT

VAPPLICATION_AND_DATA_ROOT

VAPPLICATION_DATA_FOLDERもVUSER_DATA_FOLDERも設定されていない場

合、VAPPLICATION_AND_DATA_ROOTに、以下の値を使

用して両方のパスを事前定義さ

れた値に設定できる。

2 =アプリケーションデータと

ユーザーデータをすべてのユー

ザーのプロファイルに保存する

(推奨 )。3 =アプリケーションデータと

ユーザーデータを

CANoe/CANalyzerのプログラ

ムフォルダーに保存する (推奨

しない)。この値はWindows

デフォルト値は2に設定されている。

つまり、デフォルトユーザーデータのター

ゲット (例 ):

%AllUsersProfile%Documents\Vector\CANoe\8.1

または

%AllUsersProfile%Documents\Vector\CANalyzer\8.1

デフォルトアプリケーションデータのターゲッ

ト (例 ):

%AllUsersProfile%Vector\CANoe\11.0

または

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 38 -

プロパティ 意味 デフォルト値

Vista以降ではサポートされな

い (下記を参照 )。%AllUsersProfile%Vector\CANalyzer\11.0

VPROGRAM_LANGUAGE プログラム起動時に使用する言

使用可能な値 :01 =英語

49 = ドイツ語

01

VSTART_MENU_FOLDER プログラムのコンテキストメニューに

使用されるプログラムのメニューコ

マンド

Vector CANoe 11.0

または

Vector CANalyzer 11.0

INSTALLDIR アプリケーションがインストールされ

る場所の絶対パス

%ProgramFilesFolder%Vector CANoe 11.0

または

%ProgramFilesFolder%Vector CANalyzer 11.0

VPRECOMPILE_QUEUE_LEVEL

.NETアセンブリ用ネイティブイメー

ジの生成時に使用されるキュー

優先順位を設定します。

0 =同期呼び出しを使用する

1 =優先順位が最高のキュー

2 =優先順位が通常のキュー

3 =優先順位が下位のキュー

注 :値1、2、3は、ngenユーティリ

ティの/queueパラメーターの値に対

応します。

1

VPERFORM_PRECOMPILING

.NETアセンブリ用ネイティブイメー

ジの作成を有効 /無効にします。

0 =作成を無効にする

1 =作成を有効にする

CANoe/CANalyzerの起動時間

を大幅に短縮するために、.NETアセンブリ用ネイティブイメージの

作成を有効にすることを強くお勧

めします。

1

VISUSEDINUSA アプリケーションが米国で使用さ

れるかいなかを指定します。

0 =アプリケーションが米国で

使用されない。

1 =アプリケーションが米国で

使用される。

1

VDISABLESUFFIXFOR アプリケーションデータ (INIファイル 0

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 39 -

プロパティ 意味 デフォルト値

APPLICATIONDATAFOLDERS やコンフィギュレーションテンプレー

トなど)を含むフォルダーに接尾辞

を追加するかどうかを指定しま

す。接尾辞を追加しない場合、

同一メインバージョンの2つの並行

インストールで同一設定ファイル

を使用するので、競合が発生し

ます。

0 =アプリケーションデータフォ

ルダーの名前に接尾辞を追

加する。

1 =アプリケーションデータフォ

ルダーの名前に接尾辞を追

加しない。

CANoe/CANalyzerを正しく実行するには、ディレクトリ構造をインストールパッケージに定義される

構造と同じにしておくことが重要です。このディレクトリ構造を変更すると誤動作の原因となり、シ

ミュレーションが正しく行われなくなることがあります。

上の表に指定されたパブリックプロパティ以外は一切変更しないでください。

Windows Vista以降、アプリケーションとユーザーデータのシステムプログラムフォルダー

(C:\Program Filesなど)へのインストールはサポートされません。CANoe/CANalyzerをシステ

ムプログラムフォルダー (C:\Program Files\Vector CANoe 8.1など)にインストールする場

合、プロパティVAPPLICATION_AND_DATA_ROOTの値を3に設定しないでください。

4.3.2  Transforms

1つの製品の複数インスタンスのインストールVector CANoe/CANalyzer MSIセットアップでは、1台のPCに同じ製

品のインスタンスを複数インストールすることはできません。ただし、限られた製品コードが定義されています

(「CANoe / CANalyzer用のインスタンス変換」を参照 )。

重要な注

特定のインスタンスIDで1つのインスタンスだけをインストールする場合も含め、インストールに使用する

インスタンスのIDを指定する場合は必ず、プロパティMSINEWINSTANCEの値を1に設定する必要が

あります (たとえばコマンド行でMSINEWINSTANCE=1にするなど)。

そうでないと、実行環境をサービスパックでアップデートする際に問題が発生します。

これらの製品コードを使用して、インスタンス変換に使用することにより、複数のバージョンの製品をインストールでき

ます。

製品コードを使用できるのは、Setup.iniが添付されているアプリケーションとそのバリアントだけです (たとえばCANoe用の新スタンス変換のリストの製品コードを使用できるのはCANoeだけです)。

製品のインスタンスに関するこの後のすべての操作は、ユーザーご自身で管理する必要があります。たとえば、

Vector CANoeの複数のインスタンスをインストールしている場合、そのいずれかを削除するときに正しいインスタンス

の製品コードを注意する必要があります。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 40 -

graphical bootstrapperインストールプログラム (SetupCANoe64.exe / SetupCANalyzer64.exe)を使

用してCANoe (またはCANalyzer resp.)をインストールする場合、インスタンス変換が常に適用されま

す。これにより、bootstrapperインストールプログラムによって実行されたインストールと、展開システムに

よって実行されたインストール (MSIインストーラーデータベースを直接使用 )が黙示的に分離されま

す。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 41 -

4.4  サンプルコンフィギュレーション

4.4.1  カスタマイズ可能なプロパティ

CANoe Sample Configurations/CANalyzer Sample Configurationsのインストールパッケージには、インストー

ル時に以下のプロパティを適用できます。

プロパティ 意味 デフォルト値

INSTALLDIR サンプルコンフィギュレー

ションがインストールさ

れる場所の絶対パス

C:\Users\Public\Documents\Vector\CANoe\Sample Configurations <ProductVersion>

または

C:\Users\Public\Documents\Vector\CANalyzer\Sample Configurations <ProductVersion>

4.4.2  CANoe Sample Configurations

CANoe v11.0以降

CANoe 11.0以降をインストールする場合に、Vector CANoe Sample Configurationsをインストールする必要があり

ます。

インストールの確認

Vector CANoe Sample Configurationsがインストールされているかを確認するには、製品ファミリーの製品のアップグ

レードコードが次のようになっているかを確認します。

{D33E3FBE-2B3E-4CBE-B4D5-29C5ACE34A37}

Vector CANoe Sample ConfigurationsとVector CANoeではProductVersionが共通です。異なるバージョンの

CANoe Samples Configurationsを並行してインストールできます。

インストールVector CANoe Sample Configurationsは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。これ

はCANoe_Samples.msiパッケージを使用してインストールできます。

インストール可能な機能

インストールは以下の主な機能で構成されています。ユーザーはすべての機能を選択または選択解除できます。

A429_CNAFDX_CNCAN_CNCANaero_CNCANopen_CNCAR2X_CNConnectivity_CNEthernet_CN

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 42 -

FlexRay_CNIO_HIL_CNISO11783_CNJ1587_CNJ1939_CNLIN_CNMOST_CNProgramming_CNSC_CNSENSOR_CNSOA_CNXCP_AMD_CN

サイレントインストールを実行する場合、ADDLOCALプロパティとともにインストールする機能を指定します。

ADDLOCALプロパティを使用する方法については、「サイレントインストールの例」の章を参照してください。

ADDLOCALプロパティの詳細については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa367536%28v=vs.85%29.aspxを参照してください。

4.4.3  CANalyzer Sample Configurations

CANalyzer Sample ConfigurationsパッケージにはVector CANalyzer用のサンプルコンフィギュレーションが含まれて

います。

CANalyzer v11.0以降

CANalyzer 11.0以降をインストールする場合に、Vector CANalyzer Sample Configurationsをインストールする必

要があります。

インストールの確認

Vector CANalyzer Sample Configurationsがインストールされているかを確認するには、製品ファミリーの製品のアッ

プグレードコードが次のようになっているかを確認します。

{3998B265-47E3-443C-8BE3-8CBCB2DE5B3D}

Vector CANalyzer Sample ConfigurationsとVector CANalyzerではProductVersionが共通です。異なるバージョ

ンのCANalyzer Samples Configurationsを並行してインストールできます。

インストールVector CANalyzer Sample Configurationsは、Windowsインストーラーパッケージとして提供されます。

これはCANalyzer_Samples.msiパッケージを使用してインストールできます。

4.4.3.1  インストール可能な機能

インストールは以下の主な機能で構成されています。ユーザーはすべての機能を選択または選択解除できます。

A429_CLAFDX_CLCAN_CLCANaero_CLCANopen_CLCAR2X_CL

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 43 -

Ethernet_CLFlexRay_CLIO_HIL_CLJ1587_CLJ1939_CLLIN_CLMOST_CLProgramming_CL

サイレントインストールを実行する場合、ADDLOCALプロパティとともにインストールする機能を指定します。

ADDLOCALプロパティを使用する方法については、「サイレントインストールの例」の章を参照してください。

ADDLOCALプロパティの詳細については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa367536%28v=vs.85%29.aspxを参照してください。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 44 -

4.5  インストールの詳細

4.5.1  サイレントインストールの例

4.5.1.1  CANoe (64ビット )およびCANalyzer (64ビット )を同じPCへサイレントインストール

インストールの順序 : CANoe (プログラムファイルのみ) をインストールしてからCANalyzer (すべて)

コマンドラインのみ

CANoeのインストール msiexec /i CANoe64.msi ADDLOCAL=Program /q

CANalyzerのインストール インストール済みのCANoeは別の製品ですので、インスタンス変換を使用して新

しいインスタンスとしてCANalyzerをインストールする必要はありません。次のように

CANoeと同様な方法でCANalyzerをインストールできます。

msiexec /i CANalyzer64.msi /q

さらにプロパティを設定してインストールをカスタマイズすることができます。そのた

め、「設定」の章に記載されている定義済みプロパティを使用できます。

例 目的の言語をドイツ語にする設定 :

VPROGRAM_LANGUAGE=49

インストールディレクトリの設定 :

INSTALLDIR=”C:\Programs\My Vector Folder\CANoe 11.0”

各種ソフトウェア展開ツールにより、さまざまな方法でWindowsイン

ストーラーのログの記録を有効にできます。

コマンドラインでWindowsインストーラーのログの記録を有効にするに

は、パラメーター/lを各種オプションとともに使用します。たとえば

/l*vx <log file path>を使用して詳細なログの記録を有効

にできます。

4.5.1.2  CANoe (64ビット )の複数インスタンスを同じPCへサイレントインストール

バージョン要求が異なる複数のプロジェクトを作成する場合は、CANoeの複数インスタンスをインストールする必要

があります。

インストールの順序 : CANoe (プログラムファイルのみ) をインストールしてからCANoe (すべて)

コマンドラインのみ

CANoeのインストール msiexec /i CANoe64.msi ADDLOCAL=Program /q

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 45 -

2つ目のCANoeのインストール

CANoeがすでにインストールされているので、インスタンス変換を使用して新しいイン

スタンスをインストールする必要があります。

msiexec /i CANoe64.msi TRANSFORMS=:InstanceId1.mstMSINEWINSTANCE=1 /q

MSINEWINSTANCE=1

新しいインスタンスをインストールするように指定します。インスタンスIDを変換する場

合は必ず、このプロパティを設定する必要があります。

TRANSFORMS=:InstanceId1.mst;

新しいインスタンスをインストールするための組込変換「InstanceId1」を適用します。

「InstanceId1.mst」 を選択すると、Setup.iniの [InstanceId1]セクションで指定されて

いるように、CANalyzerインストールに製品コードが設定されます。

すべてのインスタンス変換 (InstanceId1… InstanceId50)は組込変換

です。つまり、インスタンス変換を選択する場合は、目的の変換の前に

「: (コロン)」を設定してください。

コマンドライン用の固有の変換 (.mst) の作成

上記の両方の例では、インストールをコマンドライン上で実行して各種パブリックプロパティを設定します。固有の変

換 (.mst)を作成してCANoe/CANalyzerをインストールする場合、次に示すように、各プロパティをコマンドライン用

に設定する必要があります。そのため、CANoeの変換 (MyCANoeTransform.mstなど)およびCANalyzerの変換

(MyCANalyzerTransform.mstなど)を作成し、Propertyテーブルでプロパティを設定します。各プロパティがPropertyテーブルでまだ使用されていない場合、そのプロパティを挿入して目的の値を設定します。

プロパティ名は大文字小文字を区別します。

4.5.1.3  Install Japanese Language Kit

After a silent CANoe installation as denoted in the previous examples, the Japanese Language Kit can be addedas follows. Note that the patch will automatically find its target and requires neither product code nor installationpath.

Command Line Only

CANoe Installation msiexec.exe /p CANoe_x64_JLK.msp REINSTALLMODE="omus"REINSTALL="ALL" /q

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 46 -

4.5.1.4  CANoe/CANalyzer用のインスタンス変換

CANoe用のインスタンス変換

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId1.mst {BFB54A4E-BD47-44FD-A597-D525F9339A5E}

:InstanceId2.mst {D6D9D490-FA50-4135-B243-12FAF6C6C3CC}

:InstanceId3.mst {CC5F981F-F959-44B5-A543-46D4BAB26E8A}

:InstanceId4.mst {0EA99FC8-5588-4F2C-85A1-D8540538552D}

:InstanceId5.mst {274A2B7B-7032-4302-BF63-964C75DF48DF}

:InstanceId6.mst {11BCBB01-043D-452E-8C92-7038A57B9727}

:InstanceId7.mst {2DF3CD61-510E-4B45-AA76-3C4C0B8B27C1}

:InstanceId8.mst {9FACE203-C8AC-47D5-BA38-E441F578F3DD}

:InstanceId9.mst {78C80A54-D58E-42D7-91D3-8595AB64B15B}

:InstanceId10.mst {4E44B95A-1A07-43EE-A909-B7343036DD89}

:InstanceId11.mst {7226909A-AC17-4D16-80FD-587E179FE312}

:InstanceId12.mst {E8705BDD-9562-44D8-8D8B-A759A72013EF}

:InstanceId13.mst {88D538B8-BC26-482C-9D40-5ACC4193A9DC}

:InstanceId14.mst {F5CBB075-EB98-49C6-956A-632D522C2C4C}

:InstanceId15.mst {BC281AD7-AEB5-4453-93F5-36DC216C706D}

:InstanceId16.mst {13F947E4-5F2F-442B-853B-74062930379D}

:InstanceId17.mst {7677750F-5443-4628-A24F-9AC2A43846D5}

:InstanceId18.mst {C75452C6-49DB-4F79-BBB9-02A00F5AA859}

:InstanceId19.mst {4567C334-B518-4E23-AF25-F68FF32594C1}

:InstanceId20.mst {73892E27-1D6D-417C-8DC7-093D8B146270}

:InstanceId21.mst {35BBB603-5F1B-45D5-9EC7-94909A6D4D00}

:InstanceId22.mst {97ECA220-C27C-4F8C-9791-6AF4057B1AE0}

:InstanceId23.mst {E01AAE99-CC3B-41D4-B3A2-881483E7FE15}

:InstanceId24.mst {73CBF14E-B16F-4DD8-9018-F7ED646A12D8}

:InstanceId25.mst {111A571E-E239-459F-9A31-351C6477C379}

:InstanceId26.mst {2EDB40E2-3062-4886-85DE-9A7C377C0F38}

:InstanceId27.mst {8C984888-D4DD-4E36-9B4D-2C616EF4678D}

:InstanceId28.mst {12365D7A-1A41-4734-A67A-81004B0724DE}

:InstanceId29.mst {E29DD226-DBE7-4047-A49A-85AFDACAE17A}

:InstanceId30.mst {A7D20968-00E1-4733-9182-134C8D5302D3}

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 47 -

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId31.mst {A683EEDF-994B-4CF3-AFF2-A131A8ED6169}

:InstanceId32.mst {B2EF6B4F-9928-4857-B004-E45E4787253E}

:InstanceId33.mst {3804BF01-7488-4232-9988-80161F6A4D1A}

:InstanceId34.mst {490FAF57-548B-41CE-81F0-EE3B73B9A7D3}

:InstanceId35.mst {1FAE163A-6D6F-4B50-AAA6-C1137DC7FCD8}

:InstanceId36.mst {66E22D48-2C51-4F14-8CB8-115F26595C49}

:InstanceId37.mst {AA32FA34-DCCF-42B0-823E-E03A2DAA6FCB}

:InstanceId38.mst {FC58FACB-D32B-4FF9-B9E4-3BF73DC5E319}

:InstanceId39.mst {DD6FC609-C307-4E1D-90D1-8319BD19FE7B}

:InstanceId40.mst {BFF7ECE5-424F-4054-BFAA-10EA790A91CA}

:InstanceId41.mst {E965CFA3-9C99-4450-A577-0F13DCD3D88B}

:InstanceId42.mst {1EAD6467-96F3-4A37-80A9-57332C69E658}

:InstanceId43.mst {5F4B21E4-3C63-4D34-ADD1-1F2F2D98FAF4}

:InstanceId44.mst {4C4F4902-141C-4D68-BE21-5AD972176410}

:InstanceId45.mst {3E098A91-6B8E-4280-B54D-D72AB27F4A4B}

:InstanceId46.mst {60513B8B-E42D-4A3E-9CAF-9EFD709D0440}

:InstanceId47.mst {B6B630D0-B11D-4D04-A4A3-2A9713E730D4}

:InstanceId48.mst {8F271CDB-21F0-48DD-8008-2BDA390915A7}

:InstanceId49.mst {8D70012E-5BB2-49C4-85D1-4BD20657B8E2}

:InstanceId50.mst {7F3D5D0C-296E-45CA-B4DA-CDF226F44E53}

CANalyzer用のインスタンス変換

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId1.mst {6BC6F6B2-DA05-450D-8DD5-9BD43F70ABE6}

:InstanceId2.mst {B1B9DFAC-F46A-4171-AEE7-304AEBF05C39}

:InstanceId3.mst {FD4E1008-B15E-40FC-BE4E-8A37766C1AC9}

:InstanceId4.mst {E1E56AF8-D04E-497D-BBEF-AC19F056F747}

:InstanceId5.mst {13A24132-28D5-49BF-B8A8-47CCF8C2389C}

:InstanceId6.mst {F857E977-5671-4676-A427-F3DA98CE1494}

:InstanceId7.mst {D20253AE-40DE-4523-96DC-4238011369A1}

:InstanceId8.mst {42382B6C-82FB-49B0-A481-38F70C4B6316}

:InstanceId9.mst {82915BAF-9538-4360-B223-EDCA5B6B723A}

:InstanceId10.mst {070ABC8F-4688-4FCB-B0B4-DAD73D9FF90E}

:InstanceId11.mst {651909C5-90C7-4557-BE9F-4C83D6134180}

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 48 -

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId12.mst {F4F2D9C5-6DF4-4A0B-8805-A6CA43C9E1B7}

:InstanceId13.mst {39576552-E56F-4A72-88DD-B6814A2AB13D}

:InstanceId14.mst {BE757D26-7A78-401B-BF6F-2477799B3AF1}

:InstanceId15.mst {942E93F4-8E96-485C-ADD4-7D5EA60A8D90}

:InstanceId16.mst {A38E917B-8906-41B4-B62C-C14FD10F8736}

:InstanceId17.mst {823EF9E2-C93B-4DF6-B789-E383A066C4A5}

:InstanceId18.mst {4A7D1BF9-492D-4023-9FC2-1AE03690A889}

:InstanceId19.mst {145F7DE1-F8FE-45D2-948C-49546DCAE806}

:InstanceId20.mst {69A932F4-CB0C-4E0A-9380-6D97CB25A624}

:InstanceId21.mst {D081BA41-4841-45BB-81BF-435156A2D1E1}

:InstanceId22.mst {8CD84932-B34B-4C49-B581-FDA9EBE8A7A4}

:InstanceId23.mst {D0A3FC11-B4C8-4096-B1D7-8E1008161F47}

:InstanceId24.mst {769C3799-C59B-4D58-84CF-0F3EADBC314B}

:InstanceId25.mst {1FBB506A-2F00-4486-BC2D-E02CD237A4E5}

:InstanceId26.mst {1FDB3159-6D91-4182-AA43-498814965BD8}

:InstanceId27.mst {FC8E622B-37DE-4F67-A9E2-24FCF456007B}

:InstanceId28.mst {957E4177-25FF-42B6-870A-B7F46C58D18F}

:InstanceId29.mst {57322DAD-4E31-4296-B2BC-8FB6922A27B2}

:InstanceId30.mst {BF0B6FA8-7CF4-4460-AADC-21B6F2B4D2F5}

:InstanceId31.mst {39617A1B-B232-4F33-8914-A54AE91F31C1}

:InstanceId32.mst {E7D22378-11B1-405F-8A7F-5496641F58AC}

:InstanceId33.mst {F4E3CBF1-AA27-45FC-9451-6A9E8739CFF9}

:InstanceId34.mst {B51B89DD-B067-4D21-A58B-7650DDC1D458}

:InstanceId35.mst {0E78D3DC-B14D-4E8B-9CE2-B576A826B389}

:InstanceId36.mst {2413DFDD-3320-40A1-AF0B-32889081162F}

:InstanceId37.mst {CF0B0D5A-B85C-4EEE-93B0-0727C9053B6A}

:InstanceId38.mst {311D89FC-C377-45EE-ADBA-7970396FB5EE}

:InstanceId39.mst {805F97D1-3B60-4E88-A979-607C031BEA72}

:InstanceId40.mst {7463B38C-82A2-4B18-802D-51095EC79930}

:InstanceId41.mst {EC695A77-A7E3-4760-917A-2268172871AD}

:InstanceId42.mst {54C9C891-5250-41B4-ADC2-24E20EFB0526}

:InstanceId43.mst {AED42C24-3F2C-49D4-B76A-517FB72D571D}

:InstanceId44.mst {95F318F8-8246-441A-8ACD-FC0D17A93751}

:InstanceId45.mst {992CC417-91C5-407C-B690-7E59288C92AD}

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 49 -

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId46.mst {BD5A4F9B-30FB-444C-8279-61A16E6DD455}

:InstanceId47.mst {98D86DC4-BED4-4009-9035-8010302ED9E1}

:InstanceId48.mst {0BEC2DFB-3670-4F6C-B15E-B289F0A43106}

:InstanceId49.mst {C42E5110-971F-4C33-83A5-511DC9F0C75C}

:InstanceId50.mst {DC7153FC-50AE-4B2C-AA2A-5CCD489CA28A}

4.5.2  サービスパックのインストール

4.5.2.1  前提条件

メインバージョンが同じで、SPレベルが古いCANoe/CANalyzerがすでにインストールされている場合のみ、サービス

パックのインストールを実行できます。そうでない場合は、フルインストールを実行する必要があります。

Webからダウンロードするとき、サービスパックのインストールは自己解凍実行可能ファイルとして圧縮されています。

インストールをインタラクティブに実行する場合は、この実行可能ファイルを起動するだけです。そうでない場合 (サイ

レントインストールまたは展開を行う場合 )は、実行可能ファイルをZIPユーティリティ (WinZipや7-Zipなど)に読み込

んで、まずコンテンツを解凍します。

4.5.2.2  サイレントアップデート

サイレントアップデートの場合、以下のパラメーターをコマンドラインで設定する必要があります。

msiexec /i CANoe64.msi REINSTALLMODE=vomus REINSTALL=ALL IS_MINOR_UPGRADE=1 /q

複数のインスタンスを同じPCにインストールする場合、パラメーター/n {Product-Code}を追加して、アップデー

トするインスタンスを指定できます。

インストール済み製品をアップデートする場合は、必ず正しいインストールデータベースを使用して

ください。インストール済みCANoeのアップデートにはCANoe64.msiを、インストール済み

CANalyzerのアップデートにはCANalyzer64.msiを使用してください。

ベースの製品コードを使用してインストールされているCANoe/CANalyzerをアップデートする場

合、パラメーター (1/n {Product-Code})は設定しないでください。ベースの製品コードは、Setup.iniファイルの [Startup]セクションで定義されています。

Pleasemake sure to remove any existing patches before updating.

Example

To remove the Japanese Language Kit from the first CANoe installation on the system, call

msiexec.exe /uninstall {59E4A509-C975-46E7-A8C5-AD4C29D28230} /package{CBBBC2B9-E02F-4720-AA0B-3F3C6F9F13FD}

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 50 -

4.5.3  ソフトウェア展開用の特殊な (トレース可能な)製品コード

ソフトウェア展開システムを使用してCANoe/CANalyzerインストールを展開する場合は、このインストールを識別し

維持できるようにするため、一意な製品コードを具体的なインストールに対応付けることが必要になる場合があり

ます。現在のインストールパッケージのアーキテクチャによっては、この対応付けが自動的に行われない場合がありま

す。

異なるCANoe/CANalyzerインストールを識別するために一意な製品コードを使用する必要がある場合 (サービス

パックレベルにより製品を使い分ける可能性がある場合など)は、次のような特殊な変換を行った製品コード /製品インスタンスを使用することができます。

たとえば、CANoe/CANalyzerの展開には、「:InstanceId51.mst .. :InstanceId60.mst」を使用します (メインバー

ジョンに:InstanceId51.mstを使用し、サービスパック2に:InstanceId52.mstを使用するなど)。

インストールが対話的操作で行われる場合は (setup.exeで開始するなど)、このような特殊な製品コードインスタン

スが使用されないことに注意してください。

CANoe 64ビット用のインスタンス変換

CANoe 64ビットバージョンのインストール用の特殊なインスタンス変換 :

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId51.mst {0AF5BEED-AB5D-46C6-8E61-05163E0F3930}

:InstanceId52.mst {0F577E0D-6386-4A40-83D4-D039A9C88CB9}

:InstanceId53.mst {FD1CB472-7875-431E-AE21-594000A1688E}

:InstanceId54.mst {DA3ABBE7-B0E9-4C1F-BFF9-F1E8BC7006AB}

:InstanceId55.mst {A68D4419-885A-40FA-8F40-4C5998C56577}

:InstanceId56.mst {2BDE6BEF-EB78-4A9E-9528-558C8B0BE1BD}

:InstanceId57.mst {1E924A07-30DC-414A-AD8E-669ED9D4670B}

:InstanceId58.mst {17E646E9-9F18-4AA5-A075-B984D2F91793}

:InstanceId59.mst {2179A7DC-488A-4D18-A59B-652E5415A6C5}

:InstanceId60.mst {6ED80D59-21EE-4601-98D2-7C11C50FAABA}

CANalyzer 64ビット用のインスタンス変換

CANalyzer 64ビットバージョンのインストール用の特殊なインスタンス変換

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId51.mst {D1D109F3-BF00-4991-972B-738D4D568AC4}

:InstanceId52.mst {ABF17419-12F1-482C-A7EB-359B91DAB2EE}

:InstanceId53.mst {78BD168B-1C72-4131-AB1F-A95311A95BCB}

:InstanceId54.mst {6A286C58-ACFE-4971-B6C7-DE4324C672CC}

:InstanceId55.mst {286638EA-FFDB-4DB2-80C7-08C1C38F06FE}

:InstanceId56.mst {5B945BE9-E684-4364-A9F7-31CE1CFE4020}

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 4  MSIセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 51 -

組込変換の名前 インスタンス製品コード

:InstanceId57.mst {CA6FFA0C-22D3-412A-A1BC-79D4DB76E537}

:InstanceId58.mst {604D9F15-B95E-4340-8F43-23A96F0823EE}

:InstanceId59.mst {D1EFA181-8848-429F-8F84-65ADB51357DC}

:InstanceId60.mst {8EA58AA5-FCD0-4175-80F7-19E89C2368EA}

4.5.4  Bootstrapperを使用するインタラクティブインストール

Bootstrapper (setup.exe)を実行してインタラクティブモードでインストールを行う場合、前提条件をインストールしな

いようにすることができます。インストールパッケージをFilesディレクトリから削除すれば、前提条件はインストールされ

ません。

前提条件の削除は、自己責任で行ってください。CANoe/CANalyzerの重要な前提条件が失わ

れ、CANoe/CANalyzerが誤動作を引き起こす可能性があります。

4.5.5  ハードウェアインストール

ベクター製ネットワークインターフェイス用のドライバーは、Windowsインストーラーセットアップではインストールされませ

ん。現在、ベクターハードウェアドライバー用のWindowsインストーラーは提供していません。使用するベクターハード

ウェア用のドライバーが対象のPCにインストールされているかご確認ください。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 5  Bootstrapperセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 52 -

5  Bootstrapperセットアップ

この章では、以下の事項について説明します。

5.1  Bootstrapperセットアップの概要 53

5.2  インストールプログラムのユーザーインターフェイス 53

5.2.1  インストールプログラムの概要 53

5.2.2  ユーザーインターフェイス内のグループ 54

5.2.3  カスタマイズ可能な設定値 55

5.2.4  設定値の事前定義 55

5.3  高度な機能 59

5.3.1  コマンドラインパラメーター 59

5.3.2  定義ファイルに関する操作 60

5.3.3  ユーザー設定値ファイルに関する操作 61

5.3.4  CANoeとCANalyzerのインスタンスの変換に関するヒント 63

5.3.5  CANdelaStudioのインストール/アップデートの防止 63

5.3.6  ODX Studioのインストール/アップデートの防止 63

5.3.7  Bootstrapperを使用するインタラクティブインストール 64

5.3.8  ハードウェアインストール 64

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 5  Bootstrapperセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 53 -

5.1  Bootstrapperセットアップの概要

この章は、Vector CANoe/CANalyzerセットアップ専用のBootstrapperを使用して、ベクターのCANoe/CANalyzerを対象のPCにサイレントインストールするIT部門向けのインストールガイドです。ソフトウェア展開システムを使用して

対象のPCにサイレントに展開する方法の詳細は、「MSIセットアップ」の章を参照してください。

読者としては、使用するWindowsインストーラーテクノロジに精通したユーザーを想定しています。

本書では、必要なセットアップ前提条件 (「インストールプログラムのユーザーインターフェイス」の章を参照 )を示した

後、必要なアプリケーションコンポーネントをインストールするためにインストーラーのパブリックプロパティを設定する方

法、および組込変換を使用して同じPCにCANoeとCANalyzerを共存させるように設定する方法について説明し

ます。

この章は、CANoe/CANalyzerバージョン11.0以降に適用されます。アプリケーションをパッケージ化する前に、製品

に付属するドキュメントの更新版を必ず確認してください。ここに記載される項目はバージョンによって異なる場合

があります (アップデートインストール時における前提条件など)。

ローミングユーザープロファイル

CANoe/CANalyzerでは、ローミングユーザープロファイルはサポートされていません。ローカルユーザープロファイルで

のみインストールを実行するようにしてください。ローミングプロファイルを使用すると以下の恐れがあります。

前提条件に対するインストールの不整合

今後のCANoe/CANalyzerのアップデートの誤動作

5.2  インストールプログラムのユーザーインターフェイス

5.2.1  インストールプログラムの概要

インストールプログラムが起動されると、インストール可能なアプリケーションを分類したリストが表示され、次の図の

ようにアプリケーショングループが展開されます。

インストールプログラムが起動されると、現在のPCの状態が解析され、(各項目に対する)インストール処理が推奨

値に設定されます。任意の個別項目または項目のグループ全体に対するインストール処理を変更できます。ただ

し、[Next]をクリックして続行するとデフォルト設定でインストールを実行できます。

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5.2.2  ユーザーインターフェイス内のグループ

インストールされる項目は、上記の「概要」の項のように分類されています。以下の項では、各グループの主な内

容について説明します。

グループ 説明

CANoe(CANalyzer)

グループ「CANoe」 (CANalyzerインストールユーザーインターフェイスの場合は「CANalyzer」)にはアプリケーションの主な項目が含まれます。このグループはアプリケーション自体とサンプルコン

フィギュレーションによって構成されます。

File Editors このグループには、Vectorのファイル形式用の編集ツールAUTOsar XML、LDF、FIBEXなどが

含まれます。

DiagnosticTools

このグループには、CANdela StudioやODX Studioなど、CANoeおよびCANalyzerとバンドルさ

れている、Vectorの診断ツールが含まれています。これらのツールの機能をすべて有効にするに

は、追加ライセンスが必要となることもあります。

Others このグループには、CANoe/CANalyzerに対する操作時に追加機能を提供するさまざまなツー

ルや製品が含まれます。

Prerequisites CANoe/CANalyzerを使用するにはいくつかの前提条件を満たす必要があります。これらの前

提条件はこのグループにリストされ、インストール対象から外すことはできません。

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5.2.3  カスタマイズ可能な設定値

カスタマイズ可能な設定値

インストールする項目がリストで選択されている場合は、そのインストール項目に関する設定値を右側の詳細

ビューでカスタマイズできます。

カスタマイズ可能な設定値を使用できるかどうかは、選択されているインストール処理、およびインス

トール項目により定義されている設定値を使用できるかどうかによって決まります。

入力の検証

ユーザーが設定値を入力すると設定値が検証されます。検証エラーがある場合は、値の左側に感

嘆符「!」が表示され、値の周囲に赤い枠線が表示されます。

Add-on Packages

Add-on packages, e.g. patches, may be available to extend an application. If available, they can be configured aspart of the application’s feature settings.

If the application is already installed, add-on packages can be installed or uninstalled using theModify option ofthe application.

5.2.4  設定値の事前定義

インストール時に適用されるインストール設定値を事前に定義できます。インストール設定値を事前に定義する方

法は以下のとおりです。

順を追った手順

1. 次の例のようなXMLを作成します。

2. 作成したXMLを次のパスに保存します。<username>はログインしているユーザーのログイン名で

す。

C:\Users\<username>\AppData\Local\Vector\CANoeInstallation\UserSettings.xml (CANoeをインストールする場合 )C:\Users\<username>\AppData\Local\Vector\CANalyzerInstallation\UserSettings.xml (CANalyzerをインストールする場合 )

注 : (SysInternalsのpsexecツールなどを使用して) SYSTEMコンテキストからインストールプログラ

ムを起動する場合は、XMLファイルが次のパスに保存されている必要があります。

C:\Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\Vector\CANoe Installation\UserSettings.xml (CANoeをインストールする場合 )C:\Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\Vector\CANalyzer Installation\UserSettings.xml (CANalyzerをインストールする場合 )

3. あるいは、事前に指定したパスにXMLを保存しておき、対応するパラメーターを使用してユーザー

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設定値のXMLファイルへのパスを指定し、インストールプログラムを起動します (「コマンドラインパラ

メーター」の項を参照 )。

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UserSettings.xmlファイルを使用して、CANoe (64ビット )とCANoeサンプルコンフィギュレーションを異

なるインストールディレクトリにインストールする場合

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<UserPropertySettings xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

  <Programs>

    <!-- set installation path and start menu directory for CANoe (64bit) -->

    <UserPropertyList PackageGuid="2d2d758a-571d-4239-ba27-ceca9435a110">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <Name>INSTALLDIR</Name>

          <Value>[ProgramFiles64Folder]\Vector Tools\CANoe11.0</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>VSTART_MENU_FOLDER</Name>

          <Value>Vector Tools\Vector CANoe 11.0</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

    <!-- set installation path for CANoe sample configurations -->

    <UserPropertyList PackageGuid="2c7971bb-03c5-4a14-a217-884bfb04145d">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <Name>INSTALLDIR</Name>

          <Value>C:\Users\Public\Documents\Veector Tools\Vector CANoeSample Configurations [ProductVersion]</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

  </Programs>

</UserPropertySettings>

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インストールプログラムのユーザーインターフェイスの結果

インストールプログラムのユーザーインターフェイスで変更可能なプロパティ (インストールパスなど)の値は、事前に定

義してある場合でも、ユーザーがこれらの値を表示確認して変更できます。

インストールプログラムユーザーインターフェイスで変更できないプロパティ値は、事前に定義して場合、ユーザーがこ

れらの値を表示確認したり変更することができません。

サポートされる変数値

いくつかの変数 IDを使用して、実行時にPC上で変数の値を置き換えるように指定できます。使用可能な値につ

いては「付録C:ユーザー設定でサポートされる変数」を参照してください。

PackageGuidの値

指定された設定値が適用される製品は、PackageGuidの値により定義されます。使用可能な値については「付

録C:PackageGuidの値」を参照してください。

その他のプロパティ

さらにプロパティを設定してインストールをカスタマイズすることができます。設定可能なプロパティについては、各イン

ストール項目に対応する文書を参照してください。

例 :目的の言語をドイツ語にする設定 :

    <!-- program language for CANoe (64 bit) to German -->

    <UserPropertyList PackageGuid="2d2d758a-571d-4239-ba27-ceca9435a110">

      <UserPropertyValues>

        ...

        <UserProperty>

          <Name>VPROGRAM_LANGUAGE</Name>

          <Value>49</Value>

        </UserProperty>

        ...

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

インストール処理の制御

ユーザー設定値のXMLファイル内で定義された特別なプロパティで、インストール処理を制御することができます。こ

れらのプロパティは「付録C: インストール処理を制御するプロパティ」でも定義されています。

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5.3  高度な機能

5.3.1  コマンドラインパラメーター

以下のコマンドラインパラメーターを使用して、インストールプログラムを起動できます。

SetupCANoe.exe [/passive|/noGui|/createDefinition <filepath>|/createUserSettings <file path> [/ignoreSystemState]]

[/noReboot]

[/userSettings <file path>]

[/expert]

[/definitionFile <file path>]

パラメーター 説明

/passive 受動的なユーザーインターフェイスを使用してインストールプログラムを起動しま

す。現在のPCの状態に応じて推奨される処理が設定され、ユーザーが操作

しなくてもインストール処理が開始されます。注 :ユーザーインターフェイスでイ

ンストール処理を取り消すこともできます。

/noGui ユーザーインターフェイスを使用せずにインストールプログラムを起動します。現

在のPCの状態に応じて推奨される処理が設定され、ユーザーが操作しなくて

もインストール処理が開始されます。

/noReboot インストールプログラムで再起動が行われないようにします。

/userSettings <file path> インストールプログラムを起動し、ユーザー設定値ファイルへの明示的なパスを

設定します (「設定値の事前定義」の項を参照 )。

/expert 追加のユーザーインターフェイス機能を使用してインストールプログラムを起動

します。現在この機能は問題発生時のサポート時にのみ使用されます。

/createDefinition <file path> 後のインストール時に使用可能な定義ファイルを作成できるよう、通常のユー

ザーインターフェイスを使用してインストールプログラムを起動します。詳細につ

いては、「定義ファイルに関する操作」の項を参照してください。

バージョン12.0以降では定義ファイルを使用する機能は廃止されますので、代

わりにユーザー設定値ファイルを使用することを検討してください。

/definitionFile <file path> インストールプログラムを起動し、前に作成した定義ファイルを使用します。詳

細については、「定義ファイルに関する操作」の項を参照してください。

バージョン12.0以降では定義ファイルを使用する機能は廃止されますので、代

わりにユーザー設定値ファイルを使用することを検討してください。

/noAlternatePaths 指定したインストールパス (デフォルト値またはユーザー設定値ファイルで定義

された値 )がすでに存在する場合、デフォルトでは別のインストールパスが計算

されます。このスイッチを使用すると、代替パスの計算機能が無効になります。

指定したパスがすでに存在する場合は、インストールプログラムで検証エラーが

表示される可能性があります。ただし、このパラメーターが影響を与えるのは、

インストールプログラムのユーザーインターフェイスで設定可能なパスだけです。

インストールプログラムで直接操作できないパスのための同様な計算が存在す

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© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 60 -

る場合は、影響を受けるインストールデータベースに対して有効なプロパティが

存在する可能性があります (CANoeやCANalyzerの場合と同様 )。

/createUserSettings <filepath>

ユーザー設定値ファイルを定義できる方法でインストールプログラムを起動しま

す。詳細については、「ユーザー設定値ファイルに関する操作」の項を参照し

てください。

/ignoreSystemState /createUserSettingsと組み合わせて使用できます。このため、システムの現在

の状態にかかわらず設定値を作成できます。詳細については、「ユーザー設定

値ファイルに関する操作」の項を参照してください。

/disableFilesInUseHandling インストールプログラムの “使用中ファイル”状況の処理を無効にするために使

用できます。発生している問題を解決する場合にのみ設定してください。

5.3.2  定義ファイルに関する操作

バージョン12.0以降では定義ファイルを使用する機能は廃止されますので、代わりにユーザー設定値

ファイルを使用する必要があります。

定義ファイル

参照用PCで定義ファイルを作成しておき、後でインストールプログラムを実行するときに参照ファイルから設定値を

適用できます。

参照用PCでの定義ファイルの作成

定義ファイルを作成するには、次のようにパラメーター/createDefinitionを使用して定義ファイルの保存先パスを指

定し、インストールプログラムを起動します。

SetupCANoe64.exe /createDefinition

D:\Admin\VectorCANoe\CANoe64Definition.xml

インストールプログラムのユーザーインターフェイスが起動されますので、必要に応じてオプションを選択します。たとえ

ば、CANdelaStudioのインストール処理を [None]に設定したり、CANoeのインストールパスをC:\VectorTools\Vector CANoe 11.0に設定できます。

[Next] をクリックすると要約が表示されます。[Create] をクリックすると、指定したパスに定義ファイルが作成されます

定義ファイルを使用したインストールプログラムの起動

定義ファイルを使用するには、次のようにパラメーター/definitionFileを使用して定義ファイルがあるパスを指定し、イ

ンストールプログラムを起動します。

SetupCANoe64.exe /definitionFile

D:\Admin\VectorCANoe\CANoe64Definition.xml

通常のユーザーインターフェイスと定義ファイルで定義されている設定値を使用してインストールプログラムが起動さ

れます。

定義ファイルを使用してインストールプログラムを起動するPCの状態が、定義作成時の (参照用 )PCの状態と異なる場合は、次のように必要な設定値にならない可能性もあります。

より新しいバージョンのものがPC上に存在する場合は、インストール用に選択した項目がインス

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トールされない。

アップデート可能な古いバージョンのものがすでにPC上に存在する場合は、インストール用に選

択した項目がアップデートされる。

5.3.3  ユーザー設定値ファイルに関する操作

ユーザー設定値ファイル

任意の参照用PCでユーザー設定値ファイルを作成しておき、後でインストールプログラムを実行するときにユーザー

設定値ファイルから設定値を適用できます。定義ファイルと異なりユーザー設定値ファイルの場合は、ターゲットPCの状態が、ユーザー設定値ファイルを作成したときの参照先PCの状態と同じである必要はありません。

参照用PCでのユーザー設定値ファイルの作成

ユーザー設定値ファイルを作成するには、次の例のようにパラメーター/createUserSettingsを設定してユーザー設

定値ファイルの保存先パスを指定し、インストールプログラムを起動します。

SetupCANoe64.exe /createUserSettings

D:\Admin\VectorCANoe\CANoe64Settings.xml

参照先PCの状態が無視されるよう、次のようにパラメーター/ignoreSystemSateも指定する必要があります。

SetupCANoe64.exe /createUserSettings

D:\Admin\VectorCANoe\CANoe64Settings.xml /ignoreSystemState

インストールプログラムのユーザーインターフェイスが起動されますので、必要に応じてオプションを選択します。たとえ

ば、CANdelaStudioのインストール処理を [None]に設定したり、CANoeのインストールパスをC:\VectorTools\Vector CANoe 12.0に設定できます。

[Next] をクリックすると要約が表示されます。[Create] をクリックすると、指定したパスに定義ファイルが作成されます

以下のインストールオプションのいずれかを選択できます。

Install:対象PCにまだ存在しない場合にのみプログラムがインストールされます。古いバージョンのプログラムが

すでにインストールされている場合は更新されません。

Modify: An existing installation of the program is modified. This is used to configure add-on packages (seebelow).Update:対象PCに古いバージョンがすでに存在する場合にのみプログラムが更新されます。古いバージョンがイ

ンストールされていない場合は、プログラムがインストールされません。

Install / Update:プログラムは、インストールされるか (まだ存在しない場合 )、更新されます (古いバージョンがす

でに存在する場合 )。このオプションでは必ず最新バージョンのプログラムがインストールされた状態になります。

Uninstall:プログラムがアンインストールされます。

For add-on packages (e.g. Japanese Language Kit), the following installation options are available:Install: The package is installed if it is not already present for the target installation (only valid if themainproduct is set to Install orModify).Update: Older versions of the package are removed and the recent one is installed (only valid if themainproduct is set toUpdate).Uninstall: The package will be uninstalled (only valid if themain product is set toUpdate orModify).

ユーザー設定値ファイルを使用したインストールプログラムの起動

ユーザー設定値ファイルを使用するには、次のようにパラメーター/userSettingsを設定してユーザー設定値ファイル

のパスを指定し、インストールプログラムを起動します。

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SetupCANoe64.exe /userSettings

D:\Admin\VectorCANoe\CANoe64Settings.xml

通常のユーザーインターフェイスとユーザー設定値ファイルで定義されている設定値を使用してインストールプログラ

ムが起動されます。

ユーザー設定値を適用してサイレントインストールするには、次のようにします。

SetupCANoe64.exe /userSettings

D:\Admin\VectorCANoe\CANoe64Settings.xml /nogui /noreboot

使用するインスタンス変換の指定

グラフィック的なインストールプログラムでは (インストール/アンインストールに)使用すべきインスタンス変換を定義でき

ませんが、ユーザー設定値ファイルで定義できます。

CANoeのインストール時に (GUIDが77d1c088-6c2e-48bc-a84e-1970a8c26c51の)インスタンス変換50を使用する

には、CANoe用に以下のユーザー設定値を指定します。

<UserProperty>

<Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

<Value>Install</Value>

</UserProperty>

<UserProperty>

<Name>&lt;InstallationInstance&gt;</Name>

<Value>77d1c088-6c2e-48bc-a84e-1970a8c26c51</Value>

</UserProperty>

インスタンス変換50を使用してアンインストールする場合は、CANoe用に以下のユーザー設定値を指定します。

<UserProperty>

<Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

<Value>Uninstall</Value>

</UserProperty>

<UserProperty>

<Name>&lt;InstallationInstance&gt;</Name>

<Value>77d1c088-6c2e-48bc-a84e-1970a8c26c51</Value>

</UserProperty>

特定のインスタンス変換を使用してCANoeをインスタンスするユーザー設定値ファイルの例は、

UserSettings.xmlの例に示されています。

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5.3.4  CANoeとCANalyzerのインスタンスの変換に関するヒント

インストールプログラムは常に、インスタンス変換を使用してCANoe (またはCANalyzer)をインストールします。基本

製品コードを使用して展開されている場合は、展開システムを使用してインストールするときにインストールプログラ

ムでインストールの設定 (アンインストール、変更、更新 )を行えない場合があります。

5.3.5  CANdelaStudioのインストール/アップデートの防止

CANdelaStudioのインストール/アップデートの防止

CANdelaStudioをインストール/アップデートするように選択した場合でも、CANoe/CANalyzerのインストール中にイ

ンストール処理が実行される際にCANdelaStudioのインストール/アップデートが行われないようにすることができま

す。この場合、技術的には実行時にCANdelaStudioインストーラーが実際のインストール処理をスキップします。イ

ンストールは成功したと表示されます。

この「インストールのスキップ」機能を有効にするには、Windowsのレジストリの値を設定する必要があります。

32ビットバージョンのCANdelaStudio

32ビットバージョンのCANdelaStudioのインストール/アップデートを防止するには、インストールの前に以下のレジスト

リの値を設定します。

64ビットオペレーティングシステムの場合 :[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VECTOR\CANdelaStudio]"DoNotInstallAsBundledProduct"="1"

32ビットオペレーティングシステムの場合 :[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\VECTOR\CANdelaStudio]"DoNotInstallAsBundledProduct"="1"

64ビットバージョンのCANdelaStudio

64ビットバージョンのCANdelaStudioのインストール/アップデートを防止するには、インストールの前に以下のレジスト

リの値を設定します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\VECTOR\CANdelaStudio]

"DoNotInstallAsBundledProduct"="1"

5.3.6  ODX Studioのインストール/アップデートの防止

ODXStudioのインストール/アップデートの防止

ODXStudioをインストール/アップデートするように選択した場合でも、CANoe/CANalyzerのインストール中にインス

トール処理が実行される際にODXStudioのインストール/アップデートが行われないようにすることができます。この場

合、技術的には実行時にODXStudioインストーラーが実際のインストール処理をスキップします。インストールは成

功したと表示されます。

この「インストールのスキップ」機能を有効にするには、Windowsのレジストリの値を設定する必要があります。

32ビットバージョンのODXStudio

32ビットバージョンのODXStudioのインストール/アップデートを防止するには、インストールの前に以下のレジストリの

値 (文字列型 )を設定します。

64ビットオペレーティングシステムの場合 :[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VECTOR\ODXStudio]"DoNotInstallAsBundledProduct"="1"

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 5  Bootstrapperセットアップ

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 64 -

32ビットオペレーティングシステムの場合 :[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\VECTOR\ODXStudio]"DoNotInstallAsBundledProduct"="1"

64ビットバージョンのODXStudio

64ビットバージョンのODXStudioのインストール/アップデートを防止するには、インストールの前に以下のレジストリの

値を設定します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\VECTOR\ODXStudio]"DoNotInstallAsBundledProduct"="1"

5.3.7  Bootstrapperを使用するインタラクティブインストール

必須要件のインストール防止

Bootstrapper (SetupCANoe64.exeなど)を実行してインタラクティブモードでインストールを行う場合、必須要件を

インストールしないようにすることができます。インストールパッケージをFilesディレクトリから削除すれば、必須要件は

インストールされません。

注 !

必須要件の削除は、自己責任で行ってください。CANoe/CANalyzerに関する重要な必須要件が

失われる恐れがあり、CANoe/CANalyzerの誤動作を引き起こす可能性があります。

5.3.8  ハードウェアインストール

インストール

ベクター製ネットワークインターフェイス用のドライバーは、CANoe/CANalyzerインストールプログラムではインストール

されません。使用するベクターハードウェア用のドライバーが対象のPCにインストールされているかご確認ください。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 65 -

6  付録

この章では、以下の事項について説明します。

6.1  付録A:サポート 66

6.1.1  サポートのご案内 66

6.1.2  必要な情報 66

6.2  付録B: MSI 68

6.2.1  DVD内のインストールファイル 68

6.3  付録C: UserSettings.xmlファイルの形式 70

6.3.1  ユーザー設定値ファイルでサポートされる変数 70

6.3.2  インストール処理を制御するプロパティ 70

6.3.3  UserSettings.xmlのPackageGuidの値 71

6.3.4  UserSettings.xmlの例 73

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 66 -

6.1  付録A:サポート

6.1.1  サポートのご案内

ホットライン

電話:03-4586-1810メール ([email protected])オンラインフォーム:お問い合わせフォーム

6.1.2  必要な情報

お客様のご質問に電話、メール、FAX、書簡にて迅速にお答えするために、以下の情報をご用意ください。

ソフトウェア

ソフトウェア、ハードウェアのモデルやハードウェア番号 (CANoe/CANalyzer 7.5.66 (SP2)、CANcardXLなど)の詳細な情報

シリアルナンバー

注:この情報は、CANoe/CANalyzerの [ファイル]リボンタブ - [ヘルプ] - [詳細 ]を選択して参照できます。

ハードウェア

ハードウェアの詳細情報 (CANcardXLなど)ハードウェアのシリアルナンバー

ドライバーやファームウェアのバージョン

この情報は [Vector Hardware Config]ダイアログで見つかります

(Windowsのスタートメニュー:[設定 ] - [コントロールパネル] - [Vector Hardware])。

ハードウェアに問題がある場合:

[Vector Hardware Config]ダイアログでログファイルを作成します

(Windowsのスタートメニュー:[設定 ] - [コントロールパネル] - [Vector Hardware] -> [ファイル] - [SaveConfiguration Report])。

PC詳細な情報 (Dell Latitude D830など)ノートPCとデスクトップPCのいずれか

OS (Windows 7、SP 1など)プロセッサのタイプと速度 (Core2Duo、1.6 GHzなど)メモリ (1 GB RAMなど)

問題に関する説明

どのような問題が発生しましたか?問題が発生したコンフィギュレーションはどれですか?ソフトウェアの出力Windowなどにエラーメッセージが表示されますか?

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 67 -

お客様の情報

会社名、会社の住所

お名前 (フルネームで)部門 /部署

電話番号、FAX番号、メールアドレス

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 68 -

6.2  付録B: MSI

6.2.1  DVD内のインストールファイル

インストールファイルはインストール用DVDの以下のディレクトリにあります。

CANoe\Files (CANoeの場合 )CANalyzer\Files (CANalyzerの場合 )

インストールファイル ディレクトリ名

CANoeCANalyzerRedistributable_x64.msi 5397c3f5-c1c8-4d1a-8818-6f76abf3e668

vcredist_x86_VS2013_SP2.exe 820b78cb-3414-40b0-b3a9-aaf8be7d6e0f

vcredist_x64_VS2013_SP2.exe 8937a4a9-0137-4727-ac03-f1b1704d69e1

vcredist_2017_x86.exe 62360a01-6efa-4b26-8360-4f3ec8e3ef97

vcredist_2017_x64.exe 6380ae51-d8cb-4f57-8773-29e3826a06b5

NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-ENU.exe 45ddffb9-a6f7-4f1e-acf7-5bc0cf2e20ff

NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-DEU.exe a13e9731-c80d-4f3d-ab05-37e002e49600

NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-JPN.exe d9e1f3ed-9813-43f3-bc86-5ad226c98d83

CANdelaPersistors13.msi f578bf3e-9dde-4ce9-b907-683584757694

CANdelaStudio13.msi ec112e25-9279-4392-a57e-1c3442d6a9b3

ODXStudio7.msi e53ea56a-2d31-4a61-b220-1637c3b69752

AUTOSARExplorer2.msi f4cf6ed2-e676-4fd6-b18a-f75294698c89

FIBEXExplorer.msi 8a23c25a-5e06-4404-a9a3-fb4933d34e22

LDFExplorer.msi 62525589-7521-4d6c-8f9f-b4d6b82abd1d

ASAP2StudioViewer1.4.msi e023a911-5570-460a-8f1c-e131133d6222

CANoeCANalyzerScope_x64.msi 59c3b77b-ec7f-4d99-a738-a03e286f71ee

SetupVAME.msi 0f0d7561-5f02-4beb-b582-7909550d1df5

Vector ShellExtensions 32-bit.msi 70846f8d-a98d-4200-91e3-885590ad942e

Vector ShellExtensions 64-bit.msi b5cda055-528e-4855-ae90-96b9c7171e3b

CodeMeterRuntime64Reduced.exe 3a509f4b-46b5-48c1-9c72-cb27f9f15ce7

CANoeTestReportViewer.msi 7c9d7c9e-6c50-4055-8a75-54159de5db45

TestReportViewerSelector.msi a4477b60-21a4-4180-a085-8ffac97ba24c

Vector Support Assistant.msi 42030c54-6332-425c-ae1e-f8e5b063ee7b

VectorSecurityManager.msi 6bb6328e-e9ca-4864-bcb2-7ec02f2e446e

VectorLicenseClientInstaller.msi e9362143-7b0c-4ebf-be5b-0d2c61d33e3c

Vector Platform Manager.msi 955c519d-0940-45bd-b8c5-f84bcd302a98

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 69 -

インストールファイル ディレクトリ名

Vector vTESTstudio Viewer 4.0.msi 8fd22eaf-333a-4753-a501-dcf4e5d5f961

Windows6.1-KB2533623-x64.msu 04c2843d-de9f-4af6-8fe0-67d7bf402615

Windows6.1-KB3118401-x64.msu 833CDAD7-3009-42E0-A5FA-B94A5BF749B8

Windows8.1-KB3118401-x64.msu 90411763-A948-4D00-A223-8B304DAE9F90

VectorCANdb++Installer.msi 9ee1987c-0cdb-4c8f-af3a-a9480680153c

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 70 -

6.3  付録C: UserSettings.xmlファイルの形式

6.3.1  ユーザー設定値ファイルでサポートされる変数

ユーザー設定値ファイル (UserSettings.xml、「設定値の事前定義」の項を参照 )では以下の変数がサポートされ

ます。

以下の変数は一般的なWindowsインストーラーの同じ名前の変数に対応します。

[AppDataFolder][CommonAppDataFolder][CommonFiles64Folder][CommonFilesFolder][DesktopFolder][LocalAppDataFolder][MyPicturesFolder][PersonalFolder][ProductName][ProductVersion][ProgramFiles64Folder][ProgramFilesFolder][ProgramMenuFolder][StartMenuFolder][System64Folder][SystemFolder][WindowsFolder][WindowsVolume]

Windowsインストーラーには、以下の変数に対応するものはありません。

[_CommonDocumentsFolder_]: 「パブリック」ユーザープロファイル用の文書ディレクトリ

(C:\Users\Public\Documents)

6.3.2  インストール処理を制御するプロパティ

UserSettings.xmlの変数の制御

ユーザー設定値ファイル (UserSettings.xml、「設定値の事前定義」の項を参照 )では以下のプロパティがサポート

されており、個々のインストールを制御します。

個々のインストール処理を設定するには、プロパティ<InstallationOption>を使用します。「大なり」記号と「小な

り」記号は、それぞれ「&gt;」および「&lt;」としてエスケープ処理をする必要があります。

「<InstallationOption>」プロパティは、以下の値をサポートします:NoneInstall

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 71 -

UpdateUninstall

ユーザー設定値のXMLファイルのインストールオプション値は、可能な値のいずれかである場合にのみ適用されま

す。たとえば、まったくインストールされていないプログラムはアンインストールできません。

CANoeとCANalyzerは、同じメインバージョンで複数回インストールできるため、指定したアクションを適用するイン

ストールインスタンスを指定する必要があります。インスタンスを指定するには、プロパティ<InstallationInstance>を使用します。その値は、製品インスタンスGUIDです。インストールが1つしか存在しない場合は、インスタンスは省

略できます。

6.3.3  UserSettings.xmlのPackageGuidの値

関連項目のインストールを制御するには、UserSettings.xmlファイルのPackageGuid値として、以下のGUIDを使

用します。

PackageGuid 製品 /項目

2d2d758a-571d-4239-ba27-ceca9435a110

CANoe (64ビット )

2c7971bb-03c5-4a14-a217-884bfb04145d

CANoeのサンプルコンフィギュレーション

fc4bf6b1-1d35-4cab-84d3-b806da7f7aca

CANalyzer (64ビット )

9c8ce6a5-0c5b-44d9-a582-ca1bed67d8bc

CANalyzerのサンプルコンフィギュレーション

f578bf3e-9dde-4ce9-b907-683584757694

CANdela Persistors 13

0f95006e-6cd5-4457-ba21-a8845f2b1612

Vector LicenseManager

ec112e25-9279-4392-a57e-1c3442d6a9b3

CANdelaStudio (64ビット )

e53ea56a-2d31-4a61-b220-1637c3b69752

ODXStudio (64ビット )

f4cf6ed2-e676-4fd6-b18a-f75294698c89

AUTOSAR Explorer2

8a23c25a-5e06-4404-a9a3-fb4933d34e22

FIBEX Explorer

62525589-7521-4d6c-8f9f-b4d6b82abd1d

LDF Explorer

e023a911-5570-460a-8f1c-e131133d6222

ASAP2 Studio Viewer

0f0d7561-5f02-4beb-b582-7909550d1df5

VAME.msi

7c9d7c9e-6c50-4055-8a75- CANoe Test Report Viewer

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 72 -

PackageGuid 製品 /項目

54159de5db45

42030c54-6332-425c-ae1e-f8e5b063ee7b

Vector Support Assistant

6bb6328e-e9ca-4864-bcb2-7ec02f2e446e

Vector Security Manager

e9362143-7b0c-4ebf-be5b-0d2c61d33e3c

Vector License Client

955c519d-0940-45bd-b8c5-f84bcd302a98

Vector Platform Manager

8fd22eaf-333a-4753-a501-dcf4e5d5f961

Vector vTESTstudio Viewer

59c3b77b-ec7f-4d99-a738-a03e286f71ee

CANoe/CANalyzer用のScope (64ビットOS用のドライバー)

70846f8d-a98d-4200-91e3-885590ad942e

Vector ShellExtensions for 32 bit processes

b5cda055-528e-4855-ae90-96b9c7171e3b

Vector ShellExtensions for 64 bit processes

9ee1987c-0cdb-4c8f-af3a-a9480680153c

Vector CANdb++

CANoeまたはCANalyzerのインストール成功後にVector License Clientを起動することができます。この動作は、イ

ンストールの最後に表示されるチェックボックスを使用してユーザーが有効または無効にできます。このチェックボック

スのデフォルト状態は、UserSettings.xmlファイルのPackageGuid "00000000-0000-0000-0000-000000000001"を使用して制御できます。

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 73 -

6.3.4  UserSettings.xmlの例

例 : UserSettings.xml:事前定義された設定でCANoeをインストールし、CANoeのサンプルコンフィ

ギュレーションはインストールしない:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<UserPropertySettings xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

  <Programs>

    <!-- set installation path and start menu directory for CANoe (64bit) -->

    <UserPropertyList PackageGuid="2d2d758a-571d-4239-ba27-ceca9435a110">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <Name>INSTALLDIR</Name>

          <Value>[ProgramFiles64Folder]\Vector Tools\CANoe11.0</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>VSTART_MENU_FOLDER</Name>

          <Value>Vector Tools\Vector CANoe 11.0</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

    <!-- set installation action for CANoe sample configurations to“None” -->

    <UserPropertyList PackageGuid="2c7971bb-03c5-4a14-a217-884bfb04145d">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

          <Value>None</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

  </Programs>

</UserPropertySettings>

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 74 -

例 : UserSettings.xmlの例 :指定したProductCodeでCANoeインスタンスをアンインストールする

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<UserPropertySettings xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

  <Programs>

    <!-- uninstall CANoe (64 bit) instance with product code‘3d69df56-184b-4888-bbc8-abf7cef2a180’ -->

    <UserPropertyList PackageGuid="2d2d758a-571d-4239-ba27-ceca9435a110">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

          <Value>Uninstall</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationInstance&gt;</Name>

          <Value>{3d69df56-184b-4888-bbc8-abf7cef2a180}</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

  </Programs>

</UserPropertySettings>

例 : UserSettings.xml: (インスタンス変換50を使用して) CANoeをインストールし、CANoeのサンプ

ルコンフィギュレーションはインストールしない。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<UserPropertySettings xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

  <Programs>

    <UserPropertyList PackageGuid="2d2d758a-571d-4239-ba27-ceca9435a110" Name="Vector CANoe 12.0 (64 bit)">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <DisplayName>This software is used in the United States ofAmerica (USA)</DisplayName>

          <Name>VISUSEDINUSA</Name>

          <Value>0</Value>

        </UserProperty>

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 75 -

        <UserProperty>

          <DisplayName>Installation path:</DisplayName>

          <Name>INSTALLDIR</Name>

          <Value>C:\Vector\ Vector CANoe [ProductVersion]</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <DisplayName>Start menu entry:</DisplayName>

          <Name>VSTART_MENU_FOLDER</Name>

          <Value>CANwin\Vector CANoe [ProductVersion]</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <DisplayName>Program language:</DisplayName>

          <Name>VPROGRAM_LANGUAGE</Name>

          <Value>49</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <DisplayName>Application data location:</DisplayName>

          <Name>VAPPLICATION_AND_DATA_ROOT</Name>

          <Value>2</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

          <Value>Install</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationInstance&gt;</Name>

          <Value>77d1c088-6c2e-48bc-a84e-1970a8c26c51</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

    <UserPropertyList PackageGuid="2c7971bb-03c5-4a14-a217-884bfb04145d" Name="Vector CANoe Sample Configurations">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <DisplayName>Installation path:</DisplayName>

          <Name>INSTALLDIR</Name>

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 76 -

          <Value>C:\Users\Public\Documents\Vector\CANoe\SampleConfigurations [ProductVersion]</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

          <Value>Install</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

    <UserPropertyList PackageGuid="e023a911-5570-460a-8f1c-e131133d6222" Name="Vector ASAP2 Studio Viewer 1.4">

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <DisplayName>Installation path:</DisplayName>

           <Name>INSTALLDIR</Name>

           <Value>[ProgramFiles64Folder]\Vector ASAP2Studio\ASAP2StudioViewer 1.4</Value>

        </UserProperty>

        <UserProperty>

          <Name>&lt;InstallationOption&gt;</Name>

          <<Value>InstallOrUpdate</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

  </Programs>

</UserPropertySettings>

例 : UserSettings.xml: (インスタンス変換50を使用して) CANoeをインストールし、CANoeのサンプ

ルコンフィギュレーションはインストールしない。

UserSettings.xmlの例 : Vector License Clientの自動起動用チェックボックスのデフォルト値を設定す

る (1:オン、0:オフ)

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<UserPropertySettings xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

  <Programs>

    <!— Set default value of Start Vector License Client action -->

    <UserPropertyList PackageGuid="00000000-0000-0000-0000-000000000001">

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CANoe/CANalyzerアクティベーションとインストール 6  付録

© Vector Japan Co., Ltd. 13.0 - 77 -

      <UserPropertyValues>

        <UserProperty>

          <Name>IsChecked</Name>

          <Value>1</Value>

        </UserProperty>

      </UserPropertyValues>

    </UserPropertyList>

  </Programs>

</UserPropertySettings>

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