2015/12/03 CallConnect の開発秘話 selfree, llc CTO 本間 皇成 (@kimihom)
2015/12/03
CallConnect の開発秘話selfree, llc CTO 本間 皇成 (@kimihom)
本間 皇成 @kimihom
ボクココ 運営者http://www.bokukoko.info/
CTO at selfree,llc
Ruby on Rails, AWS, Heroku, Android, iOS
TwilioJP-UG メンバー
Table of Contents
✤ Hackathon to Startup
✤ 事業発案
✤ サービス開発
Hackathon to Startup
私のハッカソン歴
2014/10/25 Green Hackathon Tokyo アカツキ賞、リバネス賞
2014/11/01 Rakuten Hackathon 2014 最優秀賞
2014/12/01 Salesforce ハックチャレンジ 2014 Heroku部門 2位
2015/02/16 Docomo Developer Application Contest 3rd 最優秀賞
2015/06/10 RICHO THETA デベロッパーズコンテスト 受賞なし
2015/06/27 Angel Hack Tokyo 2015 ReRaKu 賞
2015/04/12 KDDI Smart Communication Award 優秀賞、EV賞
私のハッカソン歴
2014/10/25 Green Hackathon Tokyo アカツキ賞、リバネス賞
2014/11/01 Rakuten Hackathon 2014 最優秀賞
2014/12/01 Salesforce ハックチャレンジ 2014 優秀賞
2015/02/16 Docomo Developer Application Contest 3rd 最優秀賞
2015/06/10 RICHO THETA デベロッパーズコンテスト 受賞なし
2015/06/27 Angel Hack Tokyo 2015 ReRaKu 賞
2015/04/12 KDDI Smart Communication Award 優秀賞、EV賞
こんなにたくさん作って、事業化したのは1つしかない
ハッカソンの動機
賞金や商品をゲットしたい
イベントを楽しみたい
新しい技術に挑戦したい
事業化する前に製品を試したい
98%
2%
ハッカソンをMVPのフィードバックの場にする
MVP = Minimum Viable Product検証に必要な最低限の機能を持った製品
メリット
審査員がベンチャーキャピタルなど、今後につながる相手である
事業化すれば、主催者と協力してプロダクトを広められる
ハッカソンの発表の場がピッチの場に変わる
Hackathon to Startup にするための
ハッカソンの必須条件
✤ 同僚と参加する
✤ マネタイズを本気で考える
✤ 開催目的が事業創出であるハッカソンに参加する
事業発案
事業創出目的のハッカソンで必要な唯一のこと
明確に課題を持っているユーザーがいて、それをお金を払ってでも使いたい場面が想定できるか。
その課題解決部分だけ作る。(MVP)
MVPさえあれば入賞は確実
新しいテクノロジーで既存のソリューションを置き換える=
既存のモノ、サービスの課題解決をする
アイディアの基本となる考え方
新しいソリューションを普及させるのは時間がかかる
CallConnect の場合
既存のコールセンターソリューション
高額 導入コスト高 不便
で解決!
新技術
Twilio で新しくできるようになったことをフル活用して既存のコールセンターより良いものをユーザーに提供する
ハッカソン中に作った機能は1つだけ
UI/UX を徹底的にこだわりました。
ハッカソンの結果
✤ 主催者側のKDDIやVCのEast Venturesなどから評価
✤ KDDI のサポートもあり、事業化を決意
✤ 課金機能だけ付け加えてとりあえずリリース
サービス開発
開発実績2015/08/26 CallConnect のリニューアル
2015/09/08 CSV, Salesforce 連携
2015/09/14 kintone 連携, ガイダンス無し転送機能
2015/09/30 複数電話番号を所持可能に
2015/10/09 Proプランスタート、 通話キューイング
2015/10/30 Slack, Zendesk 連携 通話の保留
2015/11/16 内線、通話の取り次ぎ機能
2015/11/02 分析機能
認知向上
要望実現
開発サイクル
プロトタイプ
実装
テストリリース
振り返り
開発サイクル
プロトタイプ
実装
テストリリース
振り返り
こういうのは作りたくない
新しく機能を開発するより、大きくなったシステムを修正することの方がよっぽど難しい
シンプルであり続ける=
既存サービスの機能を更新・削除を意識する
“シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。”
– Steve Jobs
プロトタイプに時間をかける
✤ 隣にデザイナーがいるので、高速フィードバック改善
✤ ユーザー目線: 小俣
✤ UI/UX 目線: 畠
✤ 開発目線: 本間
メンバーは3人がベスト
✤ 1人だと妥協が入る
✤ 2人だと口論になって進まない
✤ 4人以上だと合意を取るのに時間がかかりすぎる
まとめ
✤ Hackathon to Startup の条件は3つ
✤ 既存の課題解決の課題を解決する事業発案
✤ Think Simple.
Thanks.