建 築 用 金 属 内 外 装 材 の ﹁ フ ロ ン ト ﹂ 高耐食性めっき鋼板の グレートーン研磨仕上げ 特注仕様を規格化 研磨の強弱で金属の質感を生みだす 水 墨 画 の よ う な 味 わ い 深 い 模 様 が 特 長 建 築 用 金 属 内 外 装 材 の 製 作 ・ 工 事 業 フ ロ ン ト ︵ 本 社 ・ 東 京 都 新 宿 区 社 長 ・ 松 川 博 行 氏 ︶ は 溶 融 亜 鉛 ア ル ミ ニ ウ ム マ グ ネ シ ウ ム 合 金 め き 鋼 板 ︵ 高 耐 食 性 め き 鋼 板 ︶ の 表 面 に 対 し 研 磨 の 濃 淡 に よ て 金 属 な ら で は の 質 感 と グ レ ト ン を 生 み 出 す 仕 上 げ 技 術 ﹁ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ Ｎ ． ﹂ を ラ イ ン ア プ に 加 え た ﹁ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ Ｎ ． ﹂ は こ れ ま で 人 気 の 特 注 仕 様 を 規 格 化 し た も の で 金 属 本 来 の 表 情 に こ だ わ り 水 墨 画 の よ う な 味 わ い 深 い 模 様 が 特 長 め き 層 へ の 塗 装 と 研 磨 の 強 弱 を 調 整 す る こ と で グ レ の 中 に 豊 か な 階 調 を 表 現 す る 金 属 の 自 然 な 風 合 い を 生 か し つ つ 複 雑 な 研 磨 に よ て 奥 行 き や 深 み を 出 す な ど し 特 殊 技 法 で 狙 い 通 り の グ レ ト ン を 鋼 板 表 面 に 浮 か び 上 が ら せ る ﹁ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ Ｎ ． ﹂ に 類 似 し た 仕 上 げ の 一 つ で あ る 溶 融 亜 鉛 め き リ ン 酸 処 理 の よ う に 鋼 材 が 薄 く て 熱 に 耐 え き れ ず 変 形 し て し ま う こ と が な く １ ・ ６ の 板 厚 に も 適 用 で き る 同 処 理 の 冷 却 過 程 で 亜 鉛 が 結 晶 と な て 模 様 ︵ ス パ ン グ ル ︶ が 生 じ る 場 合 が あ る の に 対 し 新 技 術 で は 丁 寧 な 職 人 の 手 作 業 を 通 じ て ﹁ 唯 一 無 二 の 表 情 を 磨 き 上 げ る ﹂ ︵ 同 社 ︶ ﹁ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ Ｎ ． ﹂ は 昨 年 春 に 特 許 を 取 得 し 耐 候 性 鋼 で 培 て き た 独 自 の 研 磨 手 法 を 駆 使 し た 仕 上 げ 技 術 ﹁ Ｆ Ｒ Ｏ Ｎ Ｔ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ ︵ フ ロ ン ト ク ラ フ ト ︶ ﹂ シ リ ズ の 一 環 先 行 製 品 ﹁ Ｚ Ｃ Ｆ Ｃ ﹂ の 性 能 と 品 質 を そ の ま ま 継 承 し て お り 高 耐 食 性 め き 鋼 板 を 通 じ て 屋 外 環 境 で 充 分 な 耐 候 性 を 長 期 に わ た て 維 持 で き る と い う ﹁ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ Ｎ ． ﹂ を め ぐ て は ﹁ 一 つ 一 つ の 表 情 に 個 性 を 刻 む ﹂ ︵ 同 社 ︶ 仕 上 が り が 市 場 か ら 高 い 評 価 を 受 け 幕 板 パ ネ ル や サ イ ン ︵ 案 内 看 板 ︶ を は じ め 各 地 で 採 用 実 績 を 上 げ る 今 後 も 建 築 物 の 構 成 部 材 や サ シ を は じ め と す る 外 構 分 野 な ど 多 彩 な 用 途 や 分 野 で の 導 入 が 想 定 さ れ る フ ロ ン ト は こ の ほ ど 工 場 か ら 出 荷 前 に 錆 ︵ さ び ︶ を 熟 成 さ せ る 耐 候 性 鋼 の 仕 上 げ 技 術 ﹁ Ｒ Ｕ Ｓ Ｔ Ｙ Ｒ ． ﹂ を 確 立 創 業 か ら 半 世 紀 近 く 普 及 に 努 め て き た 耐 候 性 鋼 を 起 点 に 一 連 の ﹁ フ ロ ン ト ク ラ フ ト シ リ ズ ﹂ と と も に 錆 色 の 鮮 や か さ を 生 か し た 建 材 の 実 用 化 に 道 筋 を 付 け て い る 今 回 の ﹁ Ｃ Ｒ Ａ Ｆ Ｔ Ｎ ． ﹂ が ﹁ 無 彩 色 の 深 遠 な 表 現 力 ﹂ ︵ 同 社 ︶ を 踏 ま え て 金 属 素 材 の 新 た な 魅 力 を 引 き 出 し 意 匠 の 選 択 肢 を さ ら に 広 げ る 鉄鋼新聞 2020年09月07日 003面 01版 No.03
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建築用金属内外装材の﹁フロント﹂
高耐食性めっき鋼板のグレートーン研磨仕上げ
特注仕様を規格化
研磨の強弱で金属の質感を生みだす
水墨画のような味わい
深い模様が特長
建築用金属内外装材の
製作・工事業フロント
︵本社・東京都新宿区
社長・松川博行氏︶は
溶融亜鉛アルミニウム
マグネシウム合金め
き鋼板︵高耐食性めき
鋼板︶の表面に対し研
磨の濃淡によて金属な
らではの質感とグレト
ンを生み出す仕上げ技
術﹁ＣＲＡＦＴ Ｎ．﹂を
ラインアプに加えた
﹁ＣＲＡＦＴ Ｎ．﹂
はこれまで人気の特注
仕様を規格化したもの
で金属本来の表情にこ
だわり水墨画のような
味わい深い模様が特長
めき層への塗装と研磨
の強弱を調整すること
でグレの中に豊かな
階調を表現する金属の
自然な風合いを生かしつ
つ複雑な研磨によて
奥行きや深みを出すなど
し特殊技法で狙い通り
のグレトンを鋼板表
面に浮かび上がらせる
﹁ＣＲＡＦＴ Ｎ．﹂
に類似した仕上げの一つ
である溶融亜鉛めき
リン酸処理のように鋼
材が薄くて熱に耐えきれ
ず変形してしまうことが
なく１・６の板厚に
も適用できる同処理の
冷却過程で亜鉛が結晶と
なて模様︵スパングル︶
が生じる場合があるのに
対し新技術では丁寧な
職人の手作業を通じて
﹁唯一無二の表情を磨き
上げる﹂︵同社︶
﹁ＣＲＡＦＴ Ｎ．﹂
は昨年春に特許を取得
し耐候性鋼で培てき
た独自の研磨手法を駆使
した仕上げ技術﹁ＦＲＯ
ＮＴ ＣＲＡＦＴ︵フロ
ント クラフト︶﹂シリ
ズの一環先行製品
﹁ＺＣＦＣ﹂の性能と品
質をそのまま継承してお
り高耐食性めき鋼板
を通じて屋外環境で充
分な耐候性を長期にわた
て維持できるという
﹁ＣＲＡＦＴ Ｎ．﹂を
めぐては﹁一つ一つの
表情に個性を刻む﹂︵同
社︶仕上がりが市場から
高い評価を受け幕板パ
ネルやサイン︵案内看板︶
をはじめ各地で採用実績
を上げる今後も建築物
の構成部材やサシをは
じめとする外構分野な
ど多彩な用途や分野で
の導入が想定される
フロントはこのほど
工場から
出荷前に
錆︵さび︶
を熟成さ
せる耐候
性鋼の仕
上げ技術
﹁ＲＵＳ
ＴＹ
Ｒ．﹂を
確立創
業から半
世紀近く
普及に努
めてきた
耐候性鋼
を起点
に一連
の﹁フロ
ントクラフトシリズ﹂
とともに錆色の鮮やかさ
を生かした建材の実用化
に道筋を付けている今
回の﹁ＣＲＡＦＴ Ｎ．﹂
が﹁無彩色の深遠な表現
力﹂︵同社︶を踏まえて
金属素材の新たな魅力を
引き出し意匠の選択肢
をさらに広げる
鉄鋼新聞 2 0 2 0 年 0 9 月 0 7 日 0 0 3 面 0 1 版 N o . 0 3
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