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マニュアル
57

Audio 4 DJ Manual Japanese

Jan 28, 2016

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Chris Findlay

Audio 4 DJ Manual Japanese
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Page 1: Audio 4 DJ Manual Japanese

マニュアル

Page 2: Audio 4 DJ Manual Japanese

この説明書に含まれる情報は、予期せぬ変更を含み、Native Instruments GmbH の側で責任を代理するものではありません。この説明書によって記述されるソフトウェアはライセンス同意を必要とし、他の媒介に複製してはなりません。Native Instruments GmbH が事前に書面で許可しない限り、どのような目的においても、この出版物のいかなる部分も複製、複写、またはその他の方法での伝達や記録することは許されません。全ての製品・会社名は各所持者の登録商標です。加えて、これを読む人は、このソフトを正規に購買したものであるとします。お客様のおかげで私達はより良いツールを製作していくことが可能になるので、ここに謝辞を惜しむものではありません。

マニュアル編集 André BenedixVersion: 1.1. (02/2009)

製品の向上とバグ報告に関ったベータテスト参加者に特別な感謝をささげます.

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Germany

Native Instruments GmbH

Schlesische Str. 28

D-10997 Berlin

Germany

[email protected]

www.native-instruments.de

USA

Native Instruments North America, Inc.

5631 Hollywood Boulevard

Los Angeles, CA 90028

USA

[email protected]

www.native-instruments.com

MASSIVE was designed and developed entirely by Native Instruments GmbH. Solely the name Massive is a registered trademark of Massive Audio Inc, USA.

© Native Instruments GmbH, 2009. 無断複写・転載を禁じます。

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AUDIO 4 DJ – 4

1. AUDIO4DJへようこそ!AUDIO 4 DJをご購入いただき、ありがとうございます。 プロ仕様のAUDIO 4 DJの各機能で、あなたのDJ環境と録音環境の完成度をさらに高めます。

移動の多いコンサートツアーや激しいライブステージ状況での使用にも耐えうる、堅牢で持ち運びやすいデザインとなっています。4インプットと4アウトプットにより、AUDIO 4 DJ単体で殆どのDJと録音環境に対応することが可能です。2xフォノプリアンプで、ターンテーブルを直接接続することが可能です。低レイテンシードライバでDJソフトウェアの使用時に、より自然な感覚を提供します。透明感のあるオーディオクオリティーは、24ビットコンバーターによるものです。高アウトプットレベルで外部ミキサー、またはエフェクト危機に対応します。モニターLEDでシステムの状況を一目で確認することが可能です。

AUDIO 4 DJを存分にお楽しみください。Native Instrumentsチームより

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AUDIO 4 DJ – �

2.機器を安全に使用するために以下の項目ではAUDIO 4 DJハードウェアを安全に使用するための重要な情報が含まれています。 AUDIO 4 DJ を使用する前に熟読、機能内容を把握してください。

2.1 注意事項AUDIO 4 DJハードウェアには、ユーザー様ご自身で修理可能な部品は含まれておりません。これを開けたり、中のハードウェアを分解したり、何らかの変更を加えようとしたりしないでください。ハードウェアに支障が生じた場合は、直ちにハードウェアの使用をやめ、Native Instrumentsに連絡を取ってください。 AUDIO 4 DJを雨天で使用しないようにし、または水のある場所、湿気の多い場所での使用はしないでください。 また、コントローラの上に何も置かないようにし、本装置に異物や液体が入らないようにしてください。AUDIO 4 DJ、アンプやヘッドフォン、あるいはスピーカーと組み合わせて使用すると耳を傷める(永久的な聴力低下の原因となる)サウンド・レベルに達することがあります。 大音量で長時間使用しないでください。 聴力低下や耳鳴りの症状が現れた場合には、すぐに医師の診察を受けてください。AUDIO 4 DJ ハードウェアはUSBによって電電供給されます。 USB2コントローラ、もしくは電源内蔵式USB2.0ハブを使用した単体使用によってのみ操作は保証されます。

2.2危険事項全ての機器の電源をオフにしてから、AUDIO 4DJを他の機器に接続してください。 全ての音量レベルを「最小」に設定してから、システムの電源のオン/オフ切替をしてください。 インストゥルメントを演奏しながら音量を少しずつ上げていき、お好みのレベルに設定してください。転倒・落下の恐れのある不安定な場所にAUDIO 4DJハードウェアを置かないでください。

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AUDIO 4 DJ – �

接続されているケーブルを全て外してからAUDIO 4 DJ を移動させてください。温度が極端に高くなる場所(例:直射日光の当たる閉め切った室内、暖房器具や熱を発する器具の付近)や、激しい振動を受ける場所では、本装置を使用または保管しないでください。ボタン、ノブ、スイッチ、コネクター部に過度の力をかけて使用しないでください AUDIO 4 DJ ハードウェアを掃除する場合は、乾燥した柔らかい布を使用してください。 塗料用シンナー、溶剤、洗浄液、化学薬品を染み込ませた布等は使用しないでください。

2.3重要なお知らせ免責事項: NativeInstruments GmbHはAUDIO 4 DJ ハードウェア、またはソフトウェアの改造、または不適切な使用法によるデータの紛失、及び故障、機器の破損について一切の責任を負いません。 紛失したくないデータバックアップを行う場合は、ご自身の自己責任でのみ行ってください。仕様書の変更について:これらの情報はこのマニュアルが印刷されるまでの最新版です。しかしNative Instrumentsにはこの製品に関するソフトウェア、ハードウェアをアップデートする権限を有し、製品の内容と本仕様書は予告なしに変更される場合があります。銘板の位置:AUDIO 4 DJ ハードウェアの底面に銘板と製品IDが表示してあります。廃棄についての注意:本製品が修復不可能な損傷を受けた場合、あるいは何らかの理由で使用寿命が切れた場合は、それぞれの国や地域の電子製品の廃棄に関する規制を遵守してください。著作権: © Native Instruments GmbH 2009. 無断複写、転載を禁じます。 この企業の製品の全体、又は部分的な複製、要約、転送、転写、修正システムへの保存、又は別言語への翻訳等はいかなる場合、意味においてNative Instruments GmbHの公式文書による許可なく施行することを断じて禁じます記載の製品名及び社名は各社の商標または登録商標です。

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AUDIO 4 DJ – �

3.動作環境最新の動作環境と互換性、および最新のOSシステムを取得するには以下の自社ウェッブサイトを参照して下さいwww.native-instruments.com/audio4dj

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4.インストールこの章ではAUDIO 4 DJのコンピュータへの接続方法および、必要なドライバとソフトウェアのインストール方法について解説します。

4.1 AUDIO4DJのインストールAUDIO 4 DJを使用するには、まず初めにドライバをインストールする必要があります。 ドライバでAUDIO 4 DJ ハードウェアとコンピュータ間のやり取りを処理します。ドライバは、それ自体ではアクセスできるものではありません。お持ちのOSの他のドライバのように、システムを起動する際に、これはバックグラウンドで読み込まれるソフトウェアの1つです。 ドライバは、USB2接続を通してAUDIO4DJで送受信する、全てのオーディオとMIDIシグナルを処理します。ドライバ自体はアクセスできないものですが、設定(settings)のいくつかを編集して、オーディオ設定の動作を変更することができます。これらの設定内容は編集可能です。 編集方法に関しては、�章“AUDIO 4 DJソフトウェア”を参照してください。

! オペレーティングシステムが間違ったドライバをインストールするの

を避けるため、ドライバのインストーラーが許可するまでAUDIO 4 DJハードウェアを接続しないでください。

! オペレーティングシステムが間違ったドライバをインストールするの

を避けるため、ドライバのインストーラーが許可するまでAUDIO 4 DJハードウェアを接続しないでください。

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AUDIO 4 DJ – 9

4.1.1AUDIO4DJドライバをWindowsXPとWindowsVistaにインストールする場合

使用しているコンピューターのCD/DVD-ROMドライブにインストールCD-ROMを挿入してください。Windows Explorerを使用し、CDの内容を閲覧します。インストールファイルである、“AUDIO 4 DJ Driver Setup”をダブルクリックします。

4. “Next.”をクリックします。

5. 続行するには、使用許諾に同意する必要があります。 使用許諾を読み、同意するためのチェックボックスをチェックし、“Next.”をクリックします。

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6. 次のダイアログで、ドライバのインストールするフォルダを選択します。 デフォルトパスを使用する場合は、そのまま、“Next.”をクリックします。 インストール先を指定する場合は、“Change”をクリックし、Audio 4 DJドライバをインストールするフォルダを選択してから、“Next.”をクリックします。

7. Windows Startダイアログで、AUDIO 4 DJ Driver Setupを配置するフォルダを選択します。 デフォルトパスを使用する場合は、そのまま、“Next.”をクリックします。 フォルダを指定する場合は、フォルダ名を入力し、“Next.”をクリックします。

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AUDIO 4 DJ – 11

8. 次のダイアログページでは、インストールウィザードの指示に従い、“Next.”をクリックし、インストールを開始します。 前のダイアログページに戻る場合は、“Back.”をクリックします。 インストールを中止する場合は、“Cancel.”をクリックします。

9. ドライバのインストール中、ドライバがWindows Logo Testingで認証されなかったことを通知する画面が表示されますが、そのまま“Continue Anyway”をクリックし、インストールを続けてください。

10. インストールが正常に行われたか確認し、“Finish.”をクリックします。

! USB 1.1ポートにAUDIO 4 DJ をインストールすることはできませ

ん。USB 2.0ポートを使用してください。! USB 1.1ポートにAUDIO 4 DJ を

インストールすることはできません。USB 2.0ポートを使用してください。

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11. TRAKTORインストーラーでインストールを終了した後、使用しているコンピューターの有効なUSBポートに同封してあるUSBケーブルで、AUDIO 4 DJを接続します。 WindowsがAUDIO 4 DJ を認識し、インストールの最終仮定を開始します。Windowsがドライバをインターネットで検索するように促してくる場合は“No”を選択してください。複数のドライバコンポーネントをインストールしてある場合は、インストール画面が2回繰り返されますが、これはエラーではありませんので、そのままインストールを終了するのに最適な選択を行ってください。

Windows上でのAUDIO4DJSoftwareToolsへのアクセス方法Windows でAUDIO 4 DJのソフトウェアツールにアクセスするには、次に従ってください。Windows Start > All Programs > Native Instruments > Audio 4 DJ Driver.このフォルダにはSettings Tool (�.1章 “セッティングツールを理解する”で解説しています)とControl Panel (�.2章 “コントロールパネルを理解する”で解説しています)

WindowsでのAUDIO4DJドライバのアンインストール以下は使用しているコンピュータからAUDIO 4 DJドライバをアンインストールする手順です。

C:\Program Files\Native Instruments\Audio 4 DJ Driver を開きます。Unwise Tool をダブルクリックしアンインストールを開始します。ダイアログからAutomAtic (自動)を選択します。

4.1.2AUDIO4DJドライバをMacOSXにインストールする場合

使用しているコンピューターのCD/DVD-ROMドライブにインストールCD-ROMを挿入してください。Mac OS X Finderにアイコンが表示されます。“AUDIO 4 DJ” CDアイコンをダブルクリックし、CDの内容を表示します。インストールファイルをダブルクリックします。

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! オペレーティングシステムが間違ったドライバをインストールするの

を避けるため、ドライバのインストーラーが許可するまでAUDIO 4 DJハードウェアを接続しないでください。

! オペレーティングシステムが間違ったドライバをインストールするの

を避けるため、ドライバのインストーラーが許可するまでAUDIO 4 DJハードウェアを接続しないでください。

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AUDIO 4 DJ – 13

4. ダイアログで“Continue”をクリックし、次に進みます。

5. インストール先のボリュームを選択し、“Continue.”をクリックし次に進みます。

6. “Install”をクリックしドライバをデフォルトパスにインストールします。または“Change Install Location”をクリックし、カスタムインストールパスを選択してから、“Install.”をクリックします。

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AUDIO 4 DJ – 14

7. 次のスクリーンではインストールが終了したら、コンピューターの再起動をする必要があると表示されます。 他のアプリケーションを使用している場合は、全てのアプリケーションを閉じて下さい。 “Continue Installation.”をクリックし、作業を続行します。

8. インストールが正常に完了するとMacを再起動するよう促されます。“Restart”をクリックし、コンピュータを再起動します。

9. コンピュータを再起動した後、 MACの有効なUSB2.0ポートに、同封してあるUSBケーブルを使用して、AUDIO 4 DJ

MacOSX上でのAUDIO4DJSoftwareToolsへのアクセス方法AUDIO 4 DJのソフトウェアツールにアクセスするには、以下をダブルクリックします。Applications/Audio 4 DJ Driver.このフォルダーにはSettings Tool(セッティングツール)が含まれています。セッティングツールに関しては�.1章の (Understanding the Settings Tool)を参照してください。

MacOSXでのAUDIO4DJドライバのアンインストール使用しているコンピューターからAUDIO 4 DJ ドライバをアンインストールするには、以下のファイルを手動で削除してください。

! USB 1.1ポートにAUDIO 4 DJ をインストールすることはできませ

ん。USB 2.0ポートを使用してください。! USB 1.1ポートにAUDIO 4 DJ を

インストールすることはできません。USB 2.0ポートを使用してください。

!マニュアルに追記されていない可能性のある最新情報を得るために

インストールCDのReadme Fileを参照して下さい。

!マニュアルに追記されていない可能性のある最新情報を得るために

インストールCDのReadme Fileを参照して下さい。

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AUDIO 4 DJ – 1�

/System/Library/Extensions/NIUSBAudio4DJ.kext/Library/Audio/MIDI Drivers/NIUSBMIDIDriver.plugin/Library/Audio/MIDI Devices/Native Instruments/Images/Audio 4 DJ.tiff/Library/Preferences/com.caiaq.Native Instruments.MIDI.PLIST/Library/Preferences/com.native-instruments.Audio 4 DJ Settings.plist/Library/PreferencePanes/NIUSBAudio.prefPane/Library/Receipts/NIUSBAudio4DJ-10.4.Installer-[Version#].pkg/Library/Receipts/Audio 4 DJ Settings

4.2セッティングツールのインストールこのセクションではセッティングツールのインストール及びアンインストールについて解説します。セッティングツールの使用方法については�.1章の、(セッティングツールを理解する)を参照してください。

4.2.1Windowsにセッティングツールをインストールするこのセクションではウインドウズ上でのセッティングツールのインストール及びアンインストールについて解説します。

セッティングツールのインストールセッティングツールはAUDIO 4 DJのドライバとともにインストールされます。AUDIO 4 DJ ドライバのインストールについては、4.1.1章の “WindowsにAUDIO 4 DJドライバをインストールする場合”を参照してください。インストール処理は自動的に行われます。

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AUDIO 4 DJ – 1�

セッティングツールのアンインストールセッティングツールはAUDIO 4 DJドライバと共にアンインストールすることが可能です。AUDIO 4 DJ ドライバのアンインストールについては、 4.1.1章の “AUDIO 4 DJドライバをWindowsにインストールする場合”を参照してください。インストール処理は自動的に行われます。

4.2.2 MacOSXにセッティングツールをインストールするこのセクションではマッキントッシュコンピュータ上でのセッティングツールのインストール及びアンインストールについて解説します。

セッティングツールのインストールセッティングツールはAUDIO 4 DJのドライバとともにインストールされます。AUDIO 4 DJ ドライバのインストールについては、4.1.2章の“AUDIO 4 DJドライバをMac OS Xにインストールする場合”を参照してください。インストール処理は自動的に行われます。

セッティングツールのアンインストールマッキントッシュコンピュータからSettings Tool(セッティングツール) をアンインストールするには以下のファイルを削除してください。Applications/Audio 4 DJ Driver/Settings Tool.

4.3コントロールパネルのインストールこのセクションではControl Panel(コントロールパネル)のインストール及びアンインストールについて解説します。コントロールパネルの使用方法については、�.2章 “コントロールパネルを理解する”を参照してください。

4.3.1Windowsにコントロールパネルをインストールするこのセクションではウインドウズ上でのコントロールパネルのインストール及びアンインストールについて解説します。

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AUDIO 4 DJ – 1�

コントロールパネルのインストールコントロールパネルはAUDIO 4 DJのドライバとともにインストールされます。AUDIO 4 DJ ドライバのインストールについては、4.1.1章の “WindowsにAUDIO 4 DJドライバをインストールする場合”を参照してください。インストール処理は自動的に行われます。

コントロールパネルのアンインストールコントロールパネルはAUDIO 4 DJドライバと共にアンインストールすることが可能です。AUDIO 4 DJ ドライバのアンインストールについては、 4.1.1章の “AUDIO 4 DJドライバをWindowsにインストールする場合”を参照してください。インストール処理は自動的に行われます。

4.3.2MacOSXにコントロールパネルをインストールする。このセクションではMac OS X上でのコントロールパネルのインストール及びアンインストールについて解説します。

コントロールパネルのインストールコントロールパネルはAUDIO 4 DJのドライバとともにインストールされます。AUDIO 4 DJ ドライバのインストールについては、4.1.2章の“AUDIO 4 DJドライバをMac OS Xにインストールする場合”を参照してください。インストール処理は自動的に行われます。

コントロールパネルのアンインストールMac OS Xからコントロールパネルを自動アンインストール方法はありません。

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AUDIO 4 DJ – 1�

5. レジストレーション及び製品ライセンスの取得

AUDIO 4 DJの製品登録は必須ではありません。 しかしながら、サポートを受ける場合や、万が一盗難の被害にあった場合にその有効性を発揮することから、レジストレーション(ユーザー登録)を行うことを推奨しております。 使用しているAUDIO 4 DJ を、Native Instrumentsウェッブサイトで登録する為には、AUDIO 4 DJの製品パッケージ内の製品起動シールを使用します。AUDIO 4 DJの登録

普段使用しているインターネットブラウザを開きます。Native Instrumentsウェブサイトを開きます。

www.native-instruments.comヘッドラインナビゲーション上の“Support”をクリックします。次のページで“Product Activation(製品アクティベーション)”をクリックします。シリアルナンバーのみを登録する場合は、“B) Serial Number Registration(シリアルナンバー登録)”に進み、“Register the serial number here…(ここでシリアルナンバーを登録してください)”のリンクをクリックします。初めてNative Instruments製品を登録する場合は、“Create User Account (ユーザーアカウントを作る)”を選択します。 既にNative Instruments製品の登録ユーザーである場合は、Choose “Additional Product Registration(その他の製品登録)”を選択します。 どの選択肢を選んでも、それに続くウェッブページが登録に必要な各手続きを順番にガイドしていきます。

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6. AUDIO4DJハードウェアAUDIO 4 DJ以下の各機能を装備しています。

24 Bit/9� kHz アナログ-デジタル/デジタル-アナログコンバータ低レイテンシードライバ全チャンネルでの高ゲインアウトプットレベルの完備4xオーディオインプット4xオーディオアウトプット1/4”ヘッドフォン端子AUDIO 4 DJの設定状況とインプット/アウトプットを表示するLEDディスプレイ

AUDIO 4 DJの各コントロールと接続端子に関しては、以下のページを参照してください。

6.1 フロントパネル

1-ヘッドフォンボリュームこのノブを使用してヘッドフォン出力レベルを調整します。

2-ヘッドフォンアウトプットこの¼”ソケットにヘッドフォンを接続します。

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1-ヘッドフォンボリューム2-ヘッドフォンアウトプット1-ヘッドフォンボリューム2-ヘッドフォンアウトプット

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6.2リアパネル

1-USB2.0ポートAUDIO 4 DJをコンピュータに接続します。 USB 2.0接続することで、データの伝達とAUDIO 4 DJへの電源供給をまかないます。 これにより、他の電源を使用する必要がなくなります。

2-インプットA&Bこれらのインプットは2xステレオインプットまたは、4xモノインプットチャンネルとして使用することが可能です。

3-アウトプットA&Bこれらのアウトプットを2xステレオインプットまたは、4xモノアウトプットチャンネルとして使用することが可能です。

4-グラウンドスクリューターンテーブルのアース線をここに接続し、オーディオシグナル内で発生するハムノイズや、グラウンドループ等の発生を回避します。

1-USB2.0ポート2-インプットA&B3-アウトプットA&B4-グラウンドスクリュー

1-USB2.0ポート2-インプットA&B3-アウトプットA&B4-グラウンドスクリュー

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6.3ステータスLED

1-チャンネルAとチャンネルB:これらのLEDでAUDIO 4 DJのオーディオ出入力シグナルをグリーンのライトで表示します。 インプットシグナルレベルが大きすぎる場合は、LEDの赤部分が点灯します。

2-USB:AUDIO 4 DJが接続されていると、このLEDが緑表示します。AUDIO 4 DJをコンピュータに接続していても、USBステータスLEDが反応しない場合は、本マニュアルの10章“トラブルシューティング”を参照してください。

1-チャンネルAとチャンネルB2-USB3-インプットモード(チャンネルAとチャンネルB)

1-チャンネルAとチャンネルB2-USB3-インプットモード(チャンネルAとチャンネルB)

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3-インプットモード(チャンネルAとチャンネルB):色表示LEDで、選択したインプットモードを確認することが可能です。Audio 4 DJセッティングツールで以下のインプットモードの一つを�.1.2章で解説している手順で選択してください。

ラインモード(Line Mode)では、CD、またはその他のオーディオインターフェイスのラインレベルソースを使用します。 フォノモード(Phono Mode)で、ターンテーブル音声の録音等に使用します。ヴァイナルコントロールモードで、ヴァイナルをコントロールします。

6.4AUDIO4DJ技術仕様

インターフェイス仕様概要

インプット(A/D) アウトプット(D/A)

チャンネル 4 4

サンプリングレート 44.1, 4�, 9� kHz 44.1, 4�, 9� kHz

ビット解析度 24 24

コンバーター Cirrus Logic™ Cirrus Logic™

コンピューターコネクション USB 2.0, バスパワー

寸法 4� x 121 x 103 mm

重量 �21 g

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インプット仕様

ライン フォノ

クロストーク �� dBu �� dBu

インピーダンス 1 MOhm (アンバランスド) 4� kOhm (アンバランスド)

フルスケールレベル(最大ゲイン値)

11,9 dBu -29 dBu

THD+N 0.009% 0.0�2%

SNR > 100 dBA (weighted) > 91 dBA (weighted)

周波数特性 10-40 kHz 10-40 kHz

±0.� dB ±0.� dB

アウトプット仕様

ライン

クロストーク �� dBu

インピーダンス �2 Ohms (アンバランスド)

最大アウトプットレベル + 9,� dBu

THD+N 0.00�%

SNR > 100 dB (weighted)

周波数特性 10-40 kHz (±0.� dB)

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AUDIO 4 DJ – 24

7. AUDIO4DJソフトウェアこの章では、AUDIO 4 DJソフトウェアインストールによって使用可能なセッティングツールとコントロールパネルの各機能について解説します。

7.1 セッティングツールを理解するセッティングツール(Settings Tool)は視覚的AUDIO 4 DJ表示機能で、ここで基本的なセッティングの変更も可能です。

7.1.1セッティングツールを開くMac OS Xでは、 Applications をダブルクリック、 > Audio 4 DJ Driver > Settings Tool の順でセッティングツールを開きます Windows XPでは、Start > All Programs > Native Instruments > Audio 4 DJ Driver > Settings Tool の順にクリックし、セッティングツールを開きます。Windows XPでは、Start > All Programs > Native Instruments > Audio 4 DJ Driver > Audio 4 DJ Settings の順にクリックし、セッティングツールを開きます。

% ドックに追加(Mac OS X)、またはショートカット(PC)を作成する

と便利です。% ドックに追加(Mac OS X)、また

はショートカット(PC)を作成すると便利です。

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AUDIO 4 DJ – 2�

7.1.2概観

1-AUDIO4DJロゴAUDIO 4 DJロゴをクリックしてアバウトスクリーン(About Screen)を開きます。 About Screen ではドライバのバージョンナンバー、ファームウェアバージョンナンバー、セッティングツールのバージョンナンバーと共にクレジットも記載されています。サポートを受ける際に、これらの各情報を提示する必要がある場合があります。アバウトスクリーン(About Screen)をクリックしてスクリーンを閉じます。

2-コントロールパネルコントロールパネル(Control Panel)ボタンをクリックしてコントロールパネルを開きます。コントロールパネルについては、�.2章“コントロールパネルを理解する”で解説しています。

3-USBコネクションモニターこれはステータスLEDで、AUDIO 4 DJが使用しているコンピューターへの接続の有無を表示します。 セッティングを変更するには、使用しているコンピューターに、AUDIO 4 DJがUSB 2.0を介して接続されている必要があります。

1-AUDIO4DJロゴ2-コントロールパネル3-USBコネクションモニター4-NIロゴ5-インフォウィンドウ(InfoWindow)6 - インプットモードセレクター(InputModeSelector)7 - インプットゲインセレクター(InputGainSelector)

1-AUDIO4DJロゴ2-コントロールパネル3-USBコネクションモニター4-NIロゴ5-インフォウィンドウ(InfoWindow)6 - インプットモードセレクター(InputModeSelector)7 - インプットゲインセレクター(InputGainSelector)

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AUDIO 4 DJが使用しているコンピューターに接続されていない場合、USBコネクションモニターLED(USB Connection Monitor LED)は何も反応しません。AUDIO 4 DJが使用しているコンピューターに接続されている場合、USBコネクションモニターLED(USB Connection Monitor LED)は緑表示します。

4-NIロゴNIロゴをクリックしてアバウトスクリーン(About Screen)を開きます。About Screenではドライバのバージョンナンバー、ファームウェアバージョンナンバー、セッティングツールのバージョンナンバーと共にクレジットも記載されています。サポートを受ける際に、これらの各情報を提示する必要がある場合があります。アバウトスクリーン(About Screen)をクリックしてスクリーンを閉じます。

5-インフォウィンドウ(InfoWindow)インフォウィンドウ(info WindoW)では異なるセッティングと各機能に関する各情報を表示します。各機能の上にマウスを移動し各機能のセッティング、または機能について参照してください。

6-インプットモードセレクター(InputModeSelector)インプットモードセレクターで各インプットチャンネルAとBを異なるシグナルソースへと適用します(以下参照)。 インプットモードを選択するに各チャンネルラベルをクリックします。 フォノ(Phono)を選択すると、インプットゲインをインプットゲインセレクター(inPut GAin Selector)で調節可能となります。 使用するシグナルソースに合わせ、以下の各オプションを選択してください。

line: Audio 4 DJ とCDプレーヤー、コントロールCD、またはキーボードを使用する場合にこのオプションを選択します。Phono: ヴァイナル音声を録音する場合は、このオプションを選択します。Vinyl control: このオプションを選択してAudio 4 DJとコントロールヴァイナルを使用します。

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AUDIO 4 DJ – 2�

7-インプットゲインセレクター(InputGainSelector)フォノインプットモード(Phono Input Mode)では、インプットゲインセレクター(inPut GAin Selector)を使用し、オーディオインプットのプレアンプレベルを設定します。ここで録音レベルと、自動インプットアンプ調節機能が無い場合はここでDVSシステムを調整します。インプットゲイン値を設定するにはこのエントリをクリックします。

7.2 コントロールパネルを理解するこの章ではコントロールパネルの解説とその設定法を解説します。

7.2.1WindowsでのコントロールパネルWindowsオペレーションシステムでは、コントロールパネルでAUDIO 4 DJのパフォーマンス設定を変更することが可能です。 コントロールパネルを開くには、Start > All Programs > Native Instruments > Audio 4 DJ Driver > Control Panelと進みます。

!このコントロールはライン、ヴァイナルコントロールの各モードでは

機能しません!!このコントロールはライン、ヴァイ

ナルコントロールの各モードでは機能しません!

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AUDIO 4 DJ – 2�

7.2.2サウンドカードのレイテンシー設定コンピュータに送信されるシグナルは2つのバッファ(USBバスと、ASIOドライバ)に伝達されます。 この通過過程でレイテンシーが発生します。

PreSetS:既にプリセット化してある uSb とオーディオバッファサイズ(Audio buffer Size) 用設定値を選択します。ユーザー設定(User defined Settings) を選択して、オーディオバッファサイズ(Audio Buffer Size)とは関係なくUSBバッファサイズを設定することが可能です。uSb buffer Size: ユーザー設定を選択した場合は、ここでuSbバッファサイズの各設定値を選択します。 設定値は1、2、3、4、�、1� msとなっています。Audio buffer Size: ユーザー設定を選択した場合は、ここでオーディオバッファサイズ(Audio buffer Size)設定値を選択します。この設定値は設定したuSbバッフアサイズ によって変動します。オーディオバッファサイズ 値が無効になります。uSb バッファサイズ(1 ms)を選択すると、全ての値が有効になります:2、3、4、�、�、�、�、9、10、12、1�、32 及び�4ms。oK をクリックして全ての設定を終え、コントロールパネル を終了します。

7.2.3バッファフォーマットコントロールパネルのこのセクションでは、AUDIO 4 DJが処理する音声のサンプリングレートを設定可能です。 ここで設定した値は、常時全ての出入力オーディオに適用されます。サンプリングレートの設定方法

サンプルレート(Sample Rate) メニューからサンプリングレートを選択します。44100 Hz が最も一般的な設定値です。その他の選択肢は4�000 Hz と 9�000 Hzです OKをクリックして全ての設定を終え、コントロールパネルを終了します。

7.2.4アバウト About ボタンをクリックしてアバウトスクリーン(About Screen)を開きます。アバウトスクリーン(About Screen)ではドライバのバージョンナンバー、とインターフェイスのバージョンナンバーを表示します。サポートを受ける際に、これらの各情報を提示する必要がある場合があります。oKをクリックしてアバウトスクリーンを閉じます。

! USBとAudio Bufferの設定値を小さくするほど、コンピュータへの

負担が高くなります。 レイテンシーについては、10.� “レイテンシーとは?”を参照してください。

! USBとAudio Bufferの設定値を小さくするほど、コンピュータへの

負担が高くなります。 レイテンシーについては、10.� “レイテンシーとは?”を参照してください。

!設定値が高ければ、オーディオ処理するために必要なCPUも多くな

ります !設定値が高ければ、オーディオ処

理するために必要なCPUも多くなります

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AUDIO 4 DJ – 29

7.2.5MacOSX上でのコントロールパネル Mac OS Xでは、コントロールパネルはファームウェアバージョン、ドライバのバージョン、USBのストリーミングエラーの回数を表示します。 ここではオプションや設定項目を準備しておらず、AUDIO 4 DJを使用する際に併用するオーディオソフトウェアで設定を行います。コントロールパネルにアクセスするには、Mac OS Xシステム環境設定から選択します。

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AUDIO 4 DJ – 30

8.基本設定以下では、AUDIO 4 DJの基本的な接続と設定方法に関して解説しています。

8.1 デフォルトオーディオ機器としてAUDIO4DJを使用する場合

AUDIO 4 DJをシステム内のスタンダードなサウンドカード(デフォルトオーディオ機器)として使用することで、音楽鑑賞はもちろん、DVD鑑賞の場合でもサウンドが向上し、あなたのリビングルームに潤いを与えます。

8.1.1WindowsでAUDIO4DJを使用するアンプのボリュームが最低値になっていることを確かめてから行ってください!Start > Control Panel > Sounds & Audio Devices の順で開きます。Audio タブをクリックします。サウンド再生 のデフォルト機器 として、AUDIO 4 DJの有効なチャンネルを選択してください例)AUDIO 4 DJ CH B、Out 3|4)。AUDIO 4 DJのout 3|4 にRCAケーブルを接続し、アンプのインプットへの接続も行ってください。コンピュータで使用している音楽ファイルか音声を開きます。 AUDIO 4 DJで再生されているか確認してください。

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AUDIO 4 DJ – 31

8.1.2MacOSXでAUDIO4DJを使用するアンプのボリュームが最低値になっていることを確かめてから行ってください!Applications/Utilities/Audio MIDI Setupとクリックするか、Dockから“Audio MIDI Setup”を開きます。“Audio Devices”でデフォルト出力として、“Audio 4 DJ”を選択します。“Configure Speakers(スピーカーの設定)”をクリックします。ストリーム2(Stream 2、チャンネル3 & 4) をアウトプットとして選択します。

8.2AUDIO4DJをCDプレーヤー用に設定するアンプのボリュームが最低値になっていることを確かめてから行ってください!セッティングツールでLine をInput Mode(インプットモード)として選択してください。 RCAケーブルをCDプレーヤーにつなぎ、空いているAUDIO 4 DJ インプットへと接続します(例AUDIO 4 DJ のCH. A, In 1|2)。CDをCDプレーヤーに挿入し、再生します

8.3AUDIO4DJをターンテーブル用に設定するアンプのボリュームが最低値になっていることを確かめてから行ってください!セッティングツールでPhono をインプットモードとして選択してください。RCAケーブルをターンテーブルにつなぎ、AUDIO 4 DJのチャンネルA またはBのインプットに接続します(例AUDIO 4 DJのCH. A, In 1|2)。 ターンテーブルのアース線をAUDIO 4 DJ専用スクリューに取り付けます。レコードをターンテーブルに置き、再生します。

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AUDIO 4 DJ – 32

8.4AUDIO4DJを録音用に設定する。録音機器としてAUDIO 4 DJを使用し、データ保存したい貴重なレコード音源の録音や、ボーカル音声、楽器の演奏の録音等が可能です。

8.4.1PC上でAUDIO4DJを録音機器として設定する場合Start > Control Panel > Sounds & Audio Devices の順に開きます。 “Audio”タブをクリックします。“音声録音のデフォルト機器”として、AUDIO4 DJを使用して録音したい有効なチャンネルを選択します(例AUDIO 4 DJ CH. A, In 1|2).録音ソフトのオプションウインドウで任意のインプットを選択します。録音ソフトの録音レベルを設定し、録音を開始します。

8.4.2Mac上でAUDIO4DJを録音機器として設定する場合Applications/Utilities/Audio MIDI Setup をクリック、またはドックからAudio MIDI Setupを開きます。“Audio Devices”で“Audio 4 DJ”をDefault Input(デフォルト入力)として選択します。録音ソフトの録音レベルを設定し、録音を開始します。

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AUDIO 4 DJ – 33

8.5AUDIO4DJでコントロールヴァイナルを使用する

アンプのボリュームが最低値になっていることを確かめてから行ってください!セッティングのインプットモードセレクター(Input Mode Selector)でヴァイナルコントロール(Vinyl Control)を選択します。RCAケーブルをターンテーブルにつなぎ、AUDIO 4 DJのチャンネルA またはBのインプットに接続します(例AUDIO 4 DJのCH. A, In 1|2)。ターンテーブルのアース線をAUDIO 4 DJ専用スクリューに取り付けます。コントロールヴァイナルをターンテーブルに置き、DVSをスタートします。

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AUDIO 4 DJ – 34

9. TRAKTORでAUDIO4DJを設定する

以下の項目ではNative Instruments社の、TRAKTORソフトウェアを使用するためのAUDIO 4 DJの設定方法を紹介します。 ここで解説する機能は全TRAKTORバージョンで同一ですので、ここでは呼称を全てTRAKTORとします。

9.1 内部ミキサーを使用したTRAKTORで、AUDIO4DJを併用する

TRAKTORを開きます。Preferences > Audio Setup > Soundcard の順で開きます。ドロップダウンメニューから、AUDIO 4 DJを選択します。次にPreferences > Audio Setup > Output Routingの順で開きます。Masterアウトプット用チャンネルを選択します。このアウトプット各を使用しているアンプ、またはパワードスピーカーに接続します。Monitorアウトプット用に、チャンネルout 3|4 を選択し、トラックを視聴できる状態にします。AUDIO 4 DJのヘッドフォンレベルを下げます。AUDIO 4 DJ のヘッドフォンアウトプットにヘッドフォンを接続します。TRAKTORのミックスノブ(mix Knob) を0%にします。TRAKTORのVol Knob でヘッドフォンの音量を、最適な設定値に調節します。ブラウザリストから各デッキにトラックをドラッグし、PlAy ボタンを押します。Crossfader(クロスフェーダー) を左いっぱいにします(Deck A) decK b のcue ボタンをクリックします ヘッドフォンではdecK b のみの音声が聞こえ、decK A の音声はスピーカーを通して聞こえるはずです。

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% TRAKTORソフトウェアの詳細については、TRAKTOR 製品ユーザ

ーマニュアルを参照してください。% TRAKTORソフトウェアの詳細に

ついては、TRAKTOR 製品ユーザーマニュアルを参照してください。

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AUDIO 4 DJ – 3�

9.2外部ミキサーを使用したTRAKTOR用にAUDIO4DJを設定する

TRAKTORを開きます。Preferences > Audio Setup > Soundcardの順で開きます。機器メニューで、AUDIO 4 DJ を選択します。次にPreferences > Audio Setup > Output Routingの順で開きます。Mixer Mode(ミキサーモード) はExternal(外部)を選択します。以下のオプションは選択内容に応じて変化します。Out Channel Aでは、ドロップダウンメニューからアウトプットを選択します(例 Out 1 と out 2)。AUDIO 4 DJのアウトプットから使用しているDJミキサーの空のチャンネルに接続します(例チャンネル1、RCAケーブル使用)Out Channel Bでも、その他のアウトプットを選択します(例 Out 3 とOut 4)。AUDIO 4 DJのアウトプットから使用しているDJミキサーの空のチャンネルに接続します(例チャンネル2、RCAケーブル使用)使用しているDJミキサーのマスターアウトからアンプ、またはパワード スピーカーに接続します。ブラウザリストから各デッキにトラックをドラッグし、PlAy ボタンを押します。使用しているDJミキサーのクロスフェーダーを左いっぱいにします (Deck A またはChannel 1)。使用しているDJミキサーのヘッドフォンミックスノブ/フェーダー を0%にします。 ヘッドフォンミックスノブ/フェーダーが見当たらない場合は、DJミキサーのマニュアルを参照してください。使用しているDJミキサーのDeck B (Channel 2)にあるキューボタン/スイッチ/フェーダーを使用してください。 該当するキューボタン/スイッチ/フェーダーが見当たらない場合は、DJミキサーのマニュアルで確認してください。

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AUDIO 4 DJ – 3�

ヘッドフォンではDeck Bのみの音声が聞こえ、Deck A の音声はスピーカーを通して聞こえるはずです。反対のデッキを試聴したくない場合は、TRAKTORのプレビューデッキ用に他のチャンネルを利用することも可能です。

►% TRAKTORソフトウェアの詳細に

ついては、TRAKTOR 製品ユーザーマニュアルを参照してください。% TRAKTORソフトウェアの詳細に

ついては、TRAKTOR 製品ユーザーマニュアルを参照してください。

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AUDIO 4 DJ – 3�

10.トラブルシューティングこの章ではAUDIO 4 DJ USB 2.0オーディオインターフェイスを使用する際に発生する、主な問題についての対処法を解説しています。

10.1 ハードウェアに関する問題の解決法Native Instrumentsのハードウェア製品は非常に高いプロフェッショナルな基準を満たしています。全ての製品は開発の段階で、現実の状況でのテストを数多く行っています。しかし、万が一ハードウェアで何らかの問題に遭遇した場合は、トラブルシューティングとして以下のステップに従ってください。

最新のドライバ、最新のソフトウェア・アップデートをインストールしているか確認してください 詳細に関してはNative Instrumentsのウェブサイトを参照してください。AUDIO 4 DJ のハードウェアが使用しているコンピューターのUSB 2.0端子に接続されているか確認してください。USBハブからではなく、コンピュータのUSB端子へと直接接続しているかどうか確認してください。別のUSBケーブルを試してみてください。その他のUSBデバイスの接続をコンピュータから外してください。(キーボードやマウスは除く)コンピュータの他のUSB端子を使ってみてください。

以上のヒントが有効ではなかった場合は、当社のテクニカルサポートチームにご連絡ください。連絡先は以下のURLを参照してください。www.native-instruments.com/contactinfoAUDIO 4 DJを返却する場合は、Native Instruments社のテクニカルサポートチームがRA番号を交付(Return Authorization、返品確認)します このRAを記載しないまま製品を返却すると、身元証明の妨げとなり、確認作業が確実に進行しない可能性があります。

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! 返却の際にはテクニカルサポートチームにご連絡ください。! 返却の際にはテクニカルサポートチームにご連絡ください。

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10.2 AUDIO4DJドライバが正しくインストールされているか確認する方法

10.2.1AUDIO4DJドライバが正しくインストールされているか確認する方法(Windows)

Start > All Programs > Native Instruments > Audio 4 DJ Driver の順に開きます。そこには、Audio StatisticsとControl Panel、セッティングツールの各ヘルパー・アプリケーションがあります。 機器が使用しているコンピュータに接続されていることを確認してからコントロールパネルを開きます。 全てのドロップダウンメニューが灰色表示の場合は、(例プリセットドロップダウンリストにプリセットが無い、サンプルレートの選択肢が無い)接続に何らかの問題があります。 “Start”メニューのNative Instrumentsフォルダーの中にAUDIO 4 DJ DRIVER エントリーがない場合は、ドライバがインストールされていない可能性が多いにあります。

ドライバがインストールされていない場合は、4.1章 “AUDIO 4 DJのインストール”に従ってセットアッププログラムでドライバをインストールしてください。ドライバが認識されない場合は、10.3章“USBトラブルシューテイングの章を参照してUSB 2.0接続を確認してください。

その他のUSB機器は、ドライバはUSBポート各毎にドライバをインストールします。 AUDIO 4 DJを他のポートに接続する場合は、Windows標準ダイアログが開き、新しいポートにドライバをインストールするように促されます。

使用しているコンピューターに既にドライバをインストールしている場合は、ウインドウズがそれに対応するドライバを探します 使用しているコンピューターにドライバをインストールしていない場合は、ウインドウズが間違ったドライバをインストールしようとします。使用しているコンピューターにAUDIO 4 DJのドライバをインストールしているかどうか不明な場合は、AUDIO 4 DJ用セットアッププログラムを起動する必要があります。 セットアッププログラムがドライバのアンインストール画面を表示した場合は、ドライバが既にインストール済みである証拠となります。 この場合、機器を任意のUSBポートに接続することが可能で、他のUSBポートに AUDIO 4 DJをインストールするためにWindowsが正しいドライバーを探知します。

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AUDIO 4 DJ – 39

10.2.2MacOSXにAUDIO4DJドライバが正しくインストールされているかどうか確認する方法

マックOS Xではシステムプリファレンスを参照してNative Instruments uSbオーディオコントロールパネルアイコンを表示します。 このコントロール・パネルを開いて、デバイスがあるかどうか確認してください。 デバイスが見当たらない場合、値が灰色表示になります。 nAtiVe inStrumentS uSb Audio control PAnelアイコンがそこになければ、ドライバが全くインストールされていない可能性があります。

ドライバがインストールされていない場合は、4.1章 “AUDIO 4 DJのインストール” に従ってセットアッププログラムでドライバをインストールしてください。ドライバが認識されない場合は、10.3章“USBトラブルシューテイング”の章を参照してUSB 2.0接続を確認してください。

10.3 USBトラブルシューティングUSB接続とAudio 4 DJ、及び使用しているコンピューター間で問題が生じている可能性が高い場合は、まずこの章を確認してください。 ここでは、いくつかのUSBの問題に対応しています。

10.3.1USB2.0が必要です。AUDIO 4 DJはUSB 2.0対応インターフェイスで、USB 1.0/ 1.1ポートでの使用はできません。さらに、USB 2.0端子のために指定された最小電源は、�00 mAですが、ある特定のコンピュータのUSB 2.0端子が最小要件を満たさないため、公式のUSB 2.0の仕様に合わないものがあります。この場合、デバイスを動作させるのに十分な電源がありませんという内容のメッセージが表示されます。この場合サウンドに支障が生じるか、全く機器が動作しません。

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AUDIO 4 DJ – 40

10.3.2他のUSBケーブルを使用する質の悪いUSBケーブルは、オーディオの途切れや他の接続の問題を引き起こす原因にもなります。何か問題があった場合は、違うケーブルを使ってみることを強くお薦め致します。公式のUSBロゴのついたケーブルを使うようにしてください。

10.3.3電源供給機能つきのUSB2.0ハブを使用するAUDIO 4 DJを直接コンピュータのUSB 2.0端子に接続するのが一番です。 しかし、AUDIO 4 DJとコンピュータのUSB端子の接続に問題がある場合は、状況によっては電源供給付きのUSBハブを使ってもいいでしょう。 この場合、できる限りハブには他のデバイスを接続するのは、使用できる電源の総量が減少する場合があるので、避けた方がいいでしょう。

10.3.4推奨するUSB-ポート(MacBookのみ)基本的に、MacBook Proの右側のUSBポートは使用しないでください:このポートはトラックパッドとして同じルートハブに接続されています。 AUDIO 4 DJを右のポートに接続した場合は、トラックパッドがスタンバイモードから復帰する度にオーディオクリックやドロップアウトの原因となります。

MacBookPro推奨USBポート以下のラップトップ製品各では、USBオーディオ機器使用時において右側USBポートを使用することを推奨しません。

MacBook Pro 1�” 1.��GHz Intel Core DuoとCore 2 DuoMacBook Pro 1�” 1.�3GHz Intel Core DuoとCore 2 DuoMacBook Pro 1�” 2.0GHz Intel Core DuoとCore 2 DuoMacBook Pro 1�” 2.1�GHz Intel Core DuoとCore 2 DuoMacBook Pro 1�” 2.33GHz Intel Core 2 DuoMacBook Pro 1�” 2.1�GHz Intel Core DuoとCore 2 DuoMacBook Pro 1�” 2.1�GHz Intel Core 2 Duo

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1�” MacBook Proモデルには左側に1つのUSBが、右側にもう一つのUSB端子が設置してあります。1�” MacBook Proモデルでは左側に2つのUSB端子があり、右側にもう一つのUSB端子が設置してあります。現状のOS XでのMacBook ProのUSB設定仕様により、USBオーディオ機器の使用は左側のUSBポートのみでサポートされています(電源アダプターケーブルに隣接設置)。右側のUSBポートをオーディオ機器用に使用することは、オーディオへの障害及び支障の原因となりうるので推奨していません しかしながらiLokドングルの右側ポートでの使用はサポートされるようになりました。

MacBook13.3”推奨USBport以下のラップトップ製品各では、USBオーディオ機器使用時においてスクリーンに一番近いUSBポートを使用することを推奨しません。

MacBook 13” White 1.�3 GHz Intel Core DuoとCore 2 Duo MacBook 13” White 2.0 GHz Intel Core DuoとCore 2 Duo MacBook 13” White 2.1� GHz Intel Core 2 Duo MacBook 13” Black 2.0 GHz Intel Core DuoとCore 2 DuoMacBook 13” Black 2.1� GHz Intel Core 2 Duo

以上リスト記載したMacBookモデルには左側に2つのUSBポートが設置されています。現状のOS XでのMacBook ProのUSB設定仕様により、USBオーディオ機器の使用は手前側のUSBポートのみでサポートされています(スクリーンから一番遠いポート)。背面のUSBポートをオーディオ機器用に使用することは、オーディオへの障害及び支障の原因となりうるので推奨していません しかしながらiLokドングルの背面ポートでの使用はサポートされるようになりました。

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!これらのUSBポート推奨はUSBオーディオ機器に関するものです。

USBキーボードやコントロール製品に関する推奨USBポートは現在設定されていません。

!これらのUSBポート推奨はUSBオーディオ機器に関するものです。

USBキーボードやコントロール製品に関する推奨USBポートは現在設定されていません。

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10.3.5USB省エネモードの無効化(Windowsのみ)AUDIO 4 DJが、Windows上でクラッシュや以上の原因となる場合は、XPではデフォルトでオンとなっているUSBへのパワーマネージメントモード(省エネモード)を無効化します。USBハブへのパワーマネージメントを無効化するにはDevice Manager(デバイスマネージャ)(“Control Panel” > “System” > “Hardware”)を開き、USBハブを右クリックしてプロパティーを開きます。 電源の管理のページで全てのボックスのチェックを外してください。 これを各ハブで繰り返し、再起動してください。

10.3.6ドライバのアップデートセッティングツールのAUDIO 4 DJロゴをクリックし、ドライバのバージョンナンバーをチェックし、ドライバが最新のものであるかどうか確認します。Native InstrumentsのウェブサイトでAUDIO 4 DJのドライバのアップデートを定期的にチェックするようにしてください。

10.4 グラウンドループの回避グランドループは複数の電気機器を同一電源に接続した場合に起きる一般的な問題です。複雑な機器のセットアップ環境ではこのノイズの原因を探し出すのは難解です。グラウンド・ループはたいていオーディオ・シグナルはハム・ノイズやバズ・ノイズとして知覚されますが、これは、回路に接続されているデバイスから他のサウンドを送信し、増幅することもあります。例えば、よくある問題として、コンピュータの内部でクリック・ノイズが聞こえるという症状があります ノイズの原因は、たいていの場合、コンピュータとその内蔵デバイス、もしくは外付けハード・ドライブのようなコンピュータに接続されたデバイスです。(ご注意頂きたいのは、ノートブック・コンピュータの電源供給が接続されていない場合でも、セットアップは、それ自体の電源供給では、外部デバイスから生じるグラウンド・ノイズに耐えられないことがあります)また原因は、他のデバイス(例えばテレビ等)でもありえます このノイズがモニター・スピーカー入力で生じる理由は、電気ケーブルとオーディオ・ケーブルの接続設定上のループに関連があります。 最もあり得るのは、このループが一つあるいはそれ以上のケーブルのグラウンドにより生じているということです。 グランドループを避けるには次に挙げる点を参考にしてください。

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10.4.1ループの除去まず初めに使用している機器の電源出力元を同じ場所にしてください(例マルチ電源タップの使用)。仮にオーディオインターフェイスをミキサーに接続したとしましょう。その際の最初のトラブルシューティングとしては、ミキサーからスピーカーとアンプ以外の、現在使用していない全てのデバイスの接続を外すことになります。 これはコンピューターに接続している使用していない周辺機器も該当します(外部保存機器 CDバーナー等、特にラジオやテレビケーブル)。 グラウンドループが無くなったら、一台ずつ機器の接続を復帰し、ループの原因となる機器を探します。更に、アンプ、またはアクティブモニターがループの原因になっていないかチェックしましょう。 AUDIO 4 DJのヘッドフォンアウトからヘッドフォンを使用してシグナルをチェックします。 そこでアンプ、またはアクティブモニターの接続をAUDIO 4 DJから物理的に解除します(ケーブルを抜く)。 その結果グラウンドループがなくなる場合は、使用しているアンプ、またはアクティブスピーカーにグラウンドリフト処理を施さなければなりません。 グラウンドリフトを行う前に、アンプ、またはアクティブモニターの製造元に機器のグラウンドリフト方法について確認してください。ラップトップの場合は、しばしば低品質のパワーサプライがグラウンドループの原因となる場合があります。 バッテリーを使用してラップトップを起動し、グラウンドループの有無を確認してください。 グラウンドループがなくなる場合は使用しているラップトップにグラウンド処理しなければなりません。 グラウンドリフトを行う前に、ラップトップの製造元に機器のグラウンドリフト方法について確認してください。デスクトップコンピューターでは、コンピューターのモニタースクリーンがグラウンドループの原因となる可能性があります。 モニターをオフにし、電源を接続解除して、グラウンドループの有無を確認してください。 グラウンドループがなくなる場合は使用しているモニターにグラウンド処理しなければなりません。 グラウンドリフトを行う前に、モニターの製造元に機器のグラウンドリフト方法について確認してください。

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10.4.2DIボックスによるループの回避(AUDIO4DJのみ)装置の接続を外したり、バランス・ケーブルを使ったりしても、グラウンド・ループによる問題を解決できない場合、AUDIO 4 DJの出力の後にDI(ダイレクト・インプット)ボックスを使うのも一つの手です。 殆どのボックスはグラウンドリフト用のスイッチを装備しています。 このスイッチはグラウンドループの除去、ノイズ除去に使用します。

10.5 レイテンシーとは?オーディオをデータに変換、更にアナログに変換する殆どのデジタル機器と同様に(ハードウェアのシグナルプロセッサーも含む)コンピューターはシグナルを生成する際にわずかな遅れが生じます(レイテンシー)。 幸運にも今日のコンピュータとローレイテンシーサウンドカードドライバにおいては、この遅れは非常に小さなものです(3 ミリ秒は1メートル先のスピーカら音声が耳に届くスピードです)。 しかし典型的なコンピュータは基本的にローレイテンシー用設定を行っていないため、AUDIO 4 DJでリアルタイム処理を行う場合は、この遅れが顕著に現れる場合があります。コンピュータを使用するオーディオシステムでは、インプットとアウトプットのやり取りの際、遅延が生じます。 結果、AUDIO 4 DJを介してMIDIキーボードを演奏すると、キーボードでの指の動きと実際に音声が出力されるまでに、時として不快感すら覚える遅れが生じるわけです。 楽器とDJアプリケーションを自然に演奏、操作するためにこのレイテンシーを最小限に抑えることが必要になります。 既存のどんなコンピュータを使用しても音声処理時間に関係した遅延が必ず生じます。 そこで遅れの無い自然な演奏を実現するために、この処理時間に対応した遅れを最小化する必要があります。コンピュータの推奨条件を満たしていれば、以下の3つの要素により、遅延を実質的に無いものとして捉えることが可能です。

最新の大容量コンピュータならレイテンシーを感じることは殆どありません。AUDIO 4 DJのドライバは低レイテンシー用に最適化されています。AUDIO 4 DJは効率のいい作業環境を実現するために最適化されています。

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10.5.1レイテンシーの下限理論的なレイテンシーの下限は1.�ms です。これは、アナログからデジタルへ変換するとき、およびその後の出力時にアナログに戻すときに必ず時間がかかるためです。 しかし、レイテンシー設定を最小限に設定すると言うことは(または高いサンプリングレートに設定)コンピューターの処理に負荷がかかるということになり、よってオーディオ生成に影響が出る可能性があります。 以下では、レイテンシー設定のヒントをいくつか紹介します。

10.5.2サンプルとバッファについてコンピューターによってオーディオは常に処理されているのではなく、オーディオ処理以外の他の処理が済むまで待たなくてはいけない場合があります。 そういった場合にサウンドカードはバッファーというものを作成します。そこではサンプルとしてのサウンドデータ保持し、スムーズなデータ処理に貢献します。 例えて言うなら、あまり水の出が良くないホースがあって、水が溢れ漏れているような状態です。 そこで水をためておくためのタンクを用いてタンクを中継してホースの水の出が悪くなったらタンクから水を供給し、水の流れを継続的な状態に保つのです。タンク(つまりバッファ)が大きければ、ホースからしばらくの間水が流れなくなった場合に備えて、より多くの量の水を貯めておくことができます。 しかし、バケツに水をいっぱいに貯めるまでの時間は長くなります。 小さなタンクであれば水をいっぱいにするまでの時間はかかりませんが、ホースの水の出が比較的良い常態である必要があります。全てのASIO オーディオインターフェイスとサウンドカードにはレイテンシーを調整する項目があります。 この調整値はバッファー毎のサンプル総量、またはミリセカンドの何れかで表示、調節可能です。AUDIO 4 DJでは�つの設定値による調整(ミリセカンド表示)が可能で、更にユーザーによる設定値の指定が可能です。Start > All Programs > Native Instruments > Audio 4 DJ Driver > Control Panelの順で開きます。AUDIO 4 DJのコントロールパネルの詳細に関しては、�.2章 (コントロールパネルを理解する)を参照してください。

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10.5.3注意:異なる種類のASIOAUDIO 4 DJ専用ASIOドライバを必ず使用してください。 商品登録されていないASIOドライバもあり、それらは殆どの場合、ASIO DirectX Full Duplex Driver または、ASIO Multimedia Driver(Windows)と呼ばれています。 もしどれを使用していいか分からない場合は、全てを試して一番レイテンシーが低かったものを使用してください。 正しいAUDIO 4 DJドライバを使用することで得られる結果は明白でしょう。

10.6 AUDIO4DJのラップトップ用設定

10.6.1ラップトップのレイテンシーを確認するまずは、使用しているコンピューターがオーディオドロップアウト無くリアルタイムオーディオ処理可能かどうかチェックしてください。音の途切れは、お持ちのコンピュータのある特定の部品により生じているかもしれません。こちらにあるオーディオ処理の適正チェックソフトウェアユーティリティーで確認してください。www.thesycon.de/deu/latency_check.shtml インストールの必要はありません。ダウンロード後、ツールを起動させていただくだけで結構ですオーディオインターフェイスははずした状態で、このツールはラップトップがドロップアウト無くリアルタイムオーディオ処理可能かどうか検査してくれます コンピューターがオーディオ処理に対応していない場合は、レイテンシーバーを赤く表示して下のボックスにリポートを表示します。 オーディオインターフェイスを接続した状態と接続しない状態両方の設定で起動して、コンピュータの性能を見てください。10.�.2 共有メモリを避ける基本的にオーディオアプリケーション用に共有メモリグラフィックカードをラップトップPCで使用することは推奨されていません。 共有メモリ・グラフィック・カードはCPUと同じメモリにアクセスします。 他のグラフィック・カードにはそれ自体のメモリがありますので、メイン・メモリはオーディオ処理のために取っておかれます。 オーディオ処理を円滑に行うにはメモリと的確な処理精度が必要です。

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10.6.3バッテリの使用を避けるバッテリーでラップトップを起動することは推奨しておりません。コンピュータがCPUのクロック・レートが遅れるかもしれません。必ずアダプタを接続してご使用ください。

10.6.4機器を無効にするまずオーディオインターフェイスを使用する際に必要としない外部機器を(プリンター、スキャナ等)取り外してください。 それによって使用していない機器へのコンピュータ負担を軽減することができます。その他、ラップトップはしばしばオーディオ処理を妨げる内蔵機器が装備されていることがあります。 ワイヤレスLANカードはその一例です。 万が一ドロップアウトが生じた場合は、オーディオインターフェイスでの作業中は、これらのデバイスを無効にする必要があります。

WindowsXPの機器を無効にする右クリックでMy Computer > Properties > Hardware > Device Manager と進みます。 機器をクリックしてプロパティーダイアログを開きます。 このダイアログ枠の一番下で、ドロップダウン・メニューを使ってこのデバイスを無効にすることができます。 OKをクリックして無効にします。 無効化した機器が赤い×マーク表示され、機器が無効化したことを意味します。一般的な内蔵型デバイスは、ネットワーク・アダプター、ワイアレスLANカード、ブルートゥース・ポート、赤外線ポート、プリンタ・ポート等です。 まず最初にネットワーク・アダプターとワイアレスLANカードを無効にしてください。この二つは、オーディオ処理において最も問題を引き起こすデバイスであるからですラップトップが正常に機能するための機器を無効化しないように細心の注意を払ってください 以下は、無効にするべきではないデバイスです。システム・タイマー、キーボード、システムCMOS/リアルタイム・クロック、Microsoft ACPI対応システム、数値データ・プロセッサ、プライマリIDEチャンネル、セカンダリIDEチャンネル、グラフィックス・コントローラ、Ultra ATA記憶コントローラ

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MacOSXの機器を無効にするワイアレスLANカードをインストールしており、Bluetoothを起動している場合は、AUDIO 4 DJを使用中にこの二つをオフにしてください(一番上のMac OS XFinderのメニュー・バーでオフにすることができます)。

10.7 クリック音の発生、音声の歪み、その他のオーディオ干渉が生じる場合

10.7.1 システム仕様の確認使用しているシステムが必要基準を満たしていない場合、オーディオのポップ、クリック、または歪みが再生音声に生じます。最新の動作環境と互換性、および最新のOSシステムを取得するには以下の自社ウェッブサイトを参照して下さいwww.native-instruments.com/audio4dj

10.7.2 オーディオレイテンシーを上げる使用しているAUDIO 4 DJのコントロールパネル(PC)、またはオーディオアプリケーションのコントロールパネル(Mac OS X)を開きます。高いレイテンシーのプリセットを選択、またはユーザー設定している場合は、USBとオーディオレイテンシーを上げます。オーディオのポップ、クリック、歪みが無くなるまでレイテンシーを上げます。

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10.7.3 内蔵サウンドカードのテストAUDIO 4 DJの接続を外します。使用しているコンピューターのスピーカーセットアップに内蔵サウンドカードを選択、接続します。音声を普段使用しているオーディオアプリケーションで再生します。例)iTunesまたはWindowsメディアプレーヤー 内蔵サウンドカードで再生状態が安定していれば、AUDIO 4 DJが接続されているスロット、またはポートでIRQ障害(Windows)が発生している可能性があります。AUDIO 4 DJを他のUSBポートに接続してください。

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10.7.4 AUDIO4DJを物理的に再設定する

他のUSBポートを使用する使用しているコンピューターの他のUSBポートにAUDIO 4 DJを接続します。 一番効果的に動作するUSBが見つかるまで各ポートを試してください。

IRQのチェック(ウインドウズのみ)IRQはInterrupt Requestの略称です。 これはWindowsがシステム内のポートと各機器をリソースに割り当てる機能です。 使用しているAUDIO 4 DJポートが他の機器のIRQを共有している場合、IRQ障害が生じる可能性があります。 これはサウンドカードが正常に動作するためのリソースを受信していないことを意味します。 IRQ障害を検知する方法は以下となっています。

StArt > run と開き、mSinfo32 と入力し、oK をクリックします。システムインフォメーションウインドウが表示されます。ハードウェアの隣の(+) サインをクリックします。irQS をクリックします。IRQがウインドウの右側に表示されます。USBポートがリスト上でUSBユニバーサルホストコントローラーとして表示されます。各ポートの何れかのIRQ番号がシステム内の他の機器と番号重複している場合は、IRQ障害が生じている可能性があります。 AUDIO 4 DJを他のUSBポートに接続してください。この処置が有効でなく、使用しているコンピューターがデスクトップの場合は、System BIOS内でIRQ割り当てを変更する必要があります(マザーボードによる)。 しかしながら、殆どのラップトップの場合、このIRQ割り当てを変更することはできません。 より良いIRQ設定を実行するためにオペレーションシステムを再インストールする必要があります。

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11.使用しているコンピュータの最適化

以下の章では使用しているコンピューターの機能を向上させるためのいくつかのヒントを紹介します。 処理速度の速いコンピューターでは、このようなヒントは必要としませんが、処理速度の遅いコンピューターを満足いくように使用するためにはこれらの設定が不可欠です。

11.1WindowsXPの最適化この章ではWindows PCの動作向上のためのヒントを紹介します。

11.1.1 プロセッサーのスケジュール ( P r o c e s s o rScheduling)

Start > Control Panel と進み、システムをダブルクリックします。詳細設定を選択します。パフォーマンス欄の設定を選択します。詳細設定タブを選択します。プロセッサのスケジュール欄でバックグラウンドサービスを選択します。

11.1.2 視覚効果Start > Control Panel と進み、システムをダブルクリックします。詳細設定 > 視覚効果 タブを開きます。パフォーマンスを優先する を選択します。

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AUDIO 4 DJ – �2

11.1.3 デスクトップの背景イメージのオフ右-/ Ctrl-クリックし、 デスクトップ > プロパティー > デスクトップ と進みます。背景 リストの一番上にあるなしを選択します。

11.1.4 スクリーンセーバーを無効にする右-/ Ctrl-クリックし、デスクトップ > プロパティー > スクリーンセーバータブへと進みます。スクリーンセーバーのドロップダウンメニューからなしを選択します。

11.1.5 高速ユーザー切り替え機能を無効にするスタート > 設定 > コントロールパネル > ユーザーアカウントの順に進みます。"ユーザーのログオンやログオフの方法を変更する”をクリックし、“ユーザーの簡易切り替え機能を使用する”のチェックを外す。

11.1.6 電源設定の解除“スタート” > “コントロールパネル” > “電源オプションと進みます。電源設定 を常にオン にします。モニターの電源を切るをなしにする。ハードディスクの電源を切るのドロップダウンメニューからなしを選択する。

11.1.7 休止状態を解除するスタート > コントロールパネルの順に開き、電源オプション をダブルクリックします。”休止状態”タブを選択し、”休止状態を有効にする”のチェックを外します。

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11.1.8 システムサウンドの無効化スタート > コントロールパネル の順に開き、“サウンドとオーディオデバイス”を開きます。"サウンド"タブを開きます。サウンド設定メニューで“なし”を選択します。

11.1.9 システムの復元の無効化スタート > コントロールパネル > システムの順に開きます。"システムの復元"タブを開きます。全てのドライブでシステムの復元を無効にする を選択します。

11.2Macintoshの最適化この章ではMacintoshの動作向上のためのヒントを紹介します。

11.2.1 追加ユーザーのログオフ使用しているコンピューターに複数のユーザーアカウントを設定している場合は、追加ユーザー分のアカウントをログオフしてください。

11.2.2スクリーンセーバーの解除システム環境設定 > エナジーセーバーの順に進みます。“詳細表示”をクリックしてエナジーセーバーの詳細を表示します。"スリープ"をクリックします。"コンピューターがスリープするまでの静止している時間"スライダーをしない にします。"コンピューターがスリープするまでの静止している時間"スライダーをしない にします。

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11.2.3ハードドライブをスリープさせないシステム環境設定 > エナジーセーバーの順に進みます。“詳細表示”をクリックしてエナジーセーバーの詳細を表示します。"スリープ"をクリックします。"可能な場合はハードディスクをスリープさせる"のチェックを外します。

11.2.4デスクトップを静的にする。システム環境設定 > デスクトップとスクリーンセーバーの順に進みます。"デスクトップ"タブを選択します。背景イメージを選択します “ピクチャを変更”のチェックを外します。

11.2.5 Dockのロックシステム環境設定 > Dock の順に進みます。しまうときのエフェクトをスケールエフェクトに設定します。"起動中のアプリケーションをアニメーションで表示"と “Dockを自動的に隠す/表示”のチェックを外す

11.2.6ダッシュボードを無効化(10.4Tiger以上)インターネットでOS Xダッシュボードの“kill”アプリケーションを検索してください。 選択肢はいくつかあります。 ダブルクリックでダッシュボードのオンオフの切り替えを行うものやターミナルにコードをペーストするものもあります。

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11.2.7 共有のオフシステム環境設定 > 共有 の順に進みます。サービス タブをクリックします。パーソナルファイル共有 とインターネット共有 (または パーソナルWeb共有)のチェックをはずします。

11.2.8その他全てのアプリケーションを終了する。使用しているオーディオアプリケーションを使用している間に、他のアプリケーションが起動している場合は、オーディオアプリケーション以外のアプリケーション各を終了します。オペレーションシステムを最適化する方法は以下のサイトで参照してください。

www.native-instruments.com/index.php?id=niosxtut12. ヘルプNative Instruments では登録したユーザーに対するサポートと、情報を各種取り揃えています。

12.1 リードミー/KnowledgeBase/オンラインサポート

12.1.1 ReadmeインストールCDに付属しているリードミーファイルを熟読してください。 そこには本マニュアル執筆の時点では明記されていない最新の情報が記載されている場合があります。

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12.1.2 資料(KnowledgeBase)"資料(Knowledge Base)"には以下のサイトからアクセスします。www.native-instruments.com/knowledgebase資料一覧を閲覧するにはユーザーアカウントにログインする必要があります。製品登録に関する詳細は�章“レジストレーション及び製品ライセンスの取得”を参照してください。

12.1.3 オンラインサポートオンラインサポートにアクセスするには以下のサイトをご利用ください。www.native-instruments.com/productsupportサポートチームに的確な対処方法を導き出させるために、以下で使用しているハードとソフトウェアの使用状況を入力してください。 ここで入力した内容はクッキーとして保管されるので次にサポートを受けるときには全ての情報を再度入力する必要はありません。サポートチームとのやり取りにおいては、使用しているハードウェア、オペレーティングシステム、ソフトウェアの各情報を可能な限り提示するようにしてください。情報として提示すべき情報は以下となっています。

問題に到達するまでの操作方法問題解決するために行った処理ソフトウェア、ハードウェアを含む使用しているセットアップの内容使用しているコンピューターの正確なモデル情報

12.2 フォーラムNative Instrumentsユーザーフォーラムでは他のユーザーと、フォーラムの中心人物となるNative Instrumentsの専門家と直接会話することが可能です。AUDIO 4 DJのフォーラムはこちらです。www.native-instruments.com/forum/forumdisplay.php?f=1�0

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12.3 アップデート問題が生じた場合は、まず使用しているソフトウェアが最新のものであるか確認してください。 コントロールパネルにあるAUDIO 4 DJロゴをクリックしてバージョンナンバーを確認してください。 アップデートは頻繁に起きる問題を解決、ソフトを向上させる為に定期的に行います。