プレapplim2013 食料廃棄率を下げる マーケティング企画 2013.09.14 ぺろぺろ保育園
プレapplim2013
食料廃棄率を下げるマーケティング企画
2013.09.14ぺろぺろ保育園
「食べきれない」こんな経験ありませんか?
【着目した社会課題】
実は、日本の食料廃棄率は世界一
日本は食品の半分以上を世界から輸入している。年間5600万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1(1800万トン)を廃棄している。
事実①
食糧の廃棄率では消費大国アメリカを上回り世界一。
事実②
廃棄量は世界の食糧援助総量740万トンをはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食糧に匹敵する。
事実③
http://www.chikyumura.org/environmental/earth_problem/food_crisis.html
じゃあ食べ残しせず、ちゃんと食べきればいいじゃん。
それができたら苦労ないよ!別に食べ残したくて食べ残してるわけじゃない!
では食べ残しを減らすためには?
食べ残す少し前の状況を考えてみる
どのメニューがどれくらいの量かわかりますか?
頼んだものの量がわからなかった結果、届いたものがずいぶん多かった…その結果食べ残してしまった…
こんなことが起こるなら、すべてのお店で統一して使える、「食べ物のボリュームを表す単位」をつくればいいのではないか。そう考えました。
食べ物のボリュームを表す新しい単位
この単位の導入で、食糧廃棄を減らします
pecoペ コ
基準
=
おにぎり1つを1ペコとし、単位の基準とします
食べきれるメニューがどれかひと目でわかるように。
あらかじめ食べられる量を見ることで、食べ残しを
未然に防ぐ。
ただ、単位を考えただけでは世の中には広がりません。
『ペコ』を一気に流通させ、さらにそのメリットを享受できるクライアントはどこか?
それは…
【クライアント】
ぐるなび
飲食店情報検索サイト『ぐるなび』を運営し、利用者に飲食店情報を提供。その情報は、飲食店事業主から広告として募る。
営業スタッフは各飲食店と密接なコミュニケーションをとりながら、出稿を募っている。
ペコ導入
ペコがあるお店をソートできる機能
『ペコ検索』に加盟店がたまる
□『ペコ』あり
スタッフが加盟店へ営業
導入してくれたお店には
『ペコ』はじめましポスターをプレゼント
店舗との密な関係性を活用し、ペコの導入を営業
ペコの世の中ごと化
メディアにはたらきかけ、情報番組やWEBニュースを中心にPR化。
ニュース化と同時に『ペコ検索』をオープン。当然『ペコ検索』を開始したぐるなびも紹介され、PVは上昇。
もう食べ残ししない!各所で新単位『ペコ』導入
・新単位ペコで食糧廃棄減少へ
飲食店の枠を超えた展開
自宅での食糧廃棄減少 小売業での食糧廃棄減少
クックパッドと提携。ユーザーのアップするレシピにペコ表示がつくことで、自炊での適量もわかるように。
飲食店が多数導入することで、コンビニをはじめとする流通でも次々と導入を検討。
飲食店の枠を超えて、自宅、小売業でも食糧廃棄が減少
ペコが広まり、日本各地で食べ残しがなくなっていく。
さらなる展開
『ペコ』から派生する新た単位で、食べ残し以外のメリットも
1ペコあたりのカロリー
『ペコカロ』低いほどダイエットに効果的!!
1ペコあたりの金額
『ペコスト』低いほど安くてお腹が膨れる!!
企画のまとめ
社会
食糧廃棄を減らしたい
食べ残し減少で食糧廃棄減少
生活者
むだな食べ残しをしたくない
『ペコ』を見て注文し、
食べ残ししなくなる
ぐるなび
サービス価値を高めたい
『ペコ検索』スタートで、
サービス価値向上
飲食店
来店を促進したい
『ペコ』の話題化で来店喚起
食べ物のボリュームを表す新しい単位
『ペコ』
【補足】食べログよりぐるなびを選ぶ理由
サイトの情報は飲食店事業主から広告として募る。営業スタッフは各飲食店と密接なコミュニケーションをとりながら、出稿を募っている。
サイトの情報はユーザーがクチコミとして生成する。利用者側にとっては参考になる情報を得られる利点がある一方で、飲食店の店主側から記事の削除を求めて裁判を起こされる例も発生している。
飲食店に一気に『ペコ』を導入してもらうのは、ぐるなびでしか成し得ない