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株式会社ビヨンド 原岡 昌寛
43

Amazon EC2 LINUX編

Jun 20, 2015

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Technology

Amazon EC2 LINUX の構築方法に関する資料です。
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Page 1: Amazon EC2 LINUX編

株式会社ビヨンド

原岡 昌寛

Page 2: Amazon EC2 LINUX編

自己紹介

■名前

原岡昌寛

■所属

株式会社ビヨンド

http://beyondjapan.com

■仕事

インフラエンジニア

Page 3: Amazon EC2 LINUX編

agenda

Amazon EC2って何?

EC2のいいところ

EC2ならこんな対応が可能に

AmazonEC2を作ってみる

4stepインスタンス作成

Page 4: Amazon EC2 LINUX編

Amazon EC2って何?

Amazon EC2とは、Amazon.comが提供しているクラウドサービス群「Amazon Web Services」(AWS)の一つとして提供されている、仮想化されたWebサーバーのコンピュータリソースをレンタルできるサービスである。

Amazon EC2を利用すれば、必要が生じた場合にすぐ利用でき、サーバー購入等の初期費用(イニシャルコスト)が発生せず、従量制の課金体系で必要分のみ使用できるという利点がある。サーバーはAmazon.comが商用で用いている同じシステムを利用するので、信頼性も高水準にあると言える。

出典

IT用語辞典 BINARY 抜粋

http://www.sophia-it.com/content/Amazon+EC2

Page 5: Amazon EC2 LINUX編

ざっくりいうと・・・

インターネット上で誰でも簡単にインフラ構築できる仕組みです。

PCから仮想的なサーバインフラを構築

仮想インフラ

Page 6: Amazon EC2 LINUX編

Amazon EC2のいいところ

■コストが安い

初期費用0円、サーバの維持費用が安い、停止していた場合は料金無料

■即時性が高い

インターネット上からアカウントを作成し、すぐにサーバが作成・追加ができる

■拡張性、柔軟性が高い

ハード構成の自由、複数台構成、スケールアップ、スケールアウトの自由

Page 7: Amazon EC2 LINUX編

サーバ屋からみたEC2のいいところ

■ 拡張性、柔軟性がものすごく高い

サーバの負荷に合わせてサーバ台数を簡単に増やせるため、将来を見越した初期見積りをしなくていい(最初の1ヶ月耐えれればOK)

■ ハードウェアから自由になれる

ハードの初期費用、納品日の調整、キッティング作業、ハードウェア故障との戦いから自由になれる

■ 居場所が自由になる

基本的にサーバ屋はデータセンターから動けないが、EC2ならロケーションに関係なく作業ができる

Page 8: Amazon EC2 LINUX編

EC2ならこんな対応が可能に

Page 9: Amazon EC2 LINUX編

ある日・・・

クライアントさん:2013/05/13(月) 15:12:34.63 ID:???

*´∀`)ノ ソーシャルゲームのサーバを来週までに作ってよ。

Page 10: Amazon EC2 LINUX編

複数台でのサーバ構成が可能

FW/LB WEB/APPサーバ (スモール) 4台

DB マスタ/スレーブ (ラージ) 2台

KVS (ミディアム) 1台

Page 11: Amazon EC2 LINUX編

リリース後

クライアントさん:2013/05/28(火) 20:34:24.16 ID:???

*´∀`)ノ 明後日広告出すよ♪倍の負荷耐えれるようにしといてね!

Page 12: Amazon EC2 LINUX編

サーバ構成を2倍にすることも可能

(スケールアウト) FW/LB

WEB/APPサーバ (スモール) 8台

DB マスタ/スレーブ (ミディアム) 3台

KVS (ミディアム) 2台

Page 13: Amazon EC2 LINUX編

さらにその後

クライアントさん: 2013/06/09(木) 18:56:02.87 ID:???

*´∀`)ノ 3日後テレビにでるよ♪10倍の負荷がくるから耐えれるようにしといてね!

Page 14: Amazon EC2 LINUX編

サーバ構成を10倍にすることも可能

(スケールアップ、スケールアウト) FW/LB

WEB/APPサーバ (ミディアム) 40台

DB マスタ5台/スレーブ(ラージ) 15台

KVS (ラージ) 10台

Page 15: Amazon EC2 LINUX編

そして・・・

クライアントさん: 2013/06/21(金) 13:12:42.44 ID:???

*´∀`)ノ あんまりはやらなかったから、最小限のサーバにしてね♪

Page 16: Amazon EC2 LINUX編

サーバ構成の縮小も可能

(スケールダウン、スケールイン)

WEB/APPサーバ (スモール) 1台

DB/KVS (スモール) 1台

Page 17: Amazon EC2 LINUX編

グラフで表すと

サービス開始

2倍に増強

スケールアウト

10倍に増強

スケールアップ

スケールアウト

サービスの終息

スケールダウン

スケールイン

サービス負荷

サービスの状態に合わせてサーバの自由な増減が可能

※実際はEC2だけでなくRDS,Dynamo,S3,Croudfrontなども

組み込みます。詳しくはクラウドデザインパターン参照

Page 18: Amazon EC2 LINUX編

実際にEC2の始め方は?

Page 19: Amazon EC2 LINUX編

まずはキーワードから

インスタンス ⇒ サーバのこと

リージョン ⇒ データセンターの設置国/地域

Availability Zone(AZ) ⇒データセンターの場所

セキュリティグループ ⇒ ファイアウォール

Elastic Block Store(EBS) ⇒ 外付けハードディスク

Elastic IP ⇒ 固定IP

Public DNS ⇒ 接続用サブドメイン

AMI ⇒ サーバのコピーイメージ、テンプレ

Page 20: Amazon EC2 LINUX編

インスタンス作成の流れ

Step.1 情報をまとめる

Step.2 ログインして下準備

Step.3 インスタンスを作成

Step.4 サーバ接続して各種設定

Page 21: Amazon EC2 LINUX編

Step.1 情報をまとめる

Page 22: Amazon EC2 LINUX編

サーバ作成レシピ

① インスタンス数 :1台

② OS : amazon linux

③ スペック:m1.micro マイクロ

④ リージョン : Tokyo

⑤ AZ :指定なし

⑥ セキュリティグループ:http、ssh

⑦ EBS : OS用8GB 、データ用:20GB

⑧ Elastic IP:利用する

⑨ load balancer:利用しない

Page 23: Amazon EC2 LINUX編

Step.2 ログインして下準備

・コンパネの立ち上げ

・キーペアの作成

・セキュリティグループの作成

Page 24: Amazon EC2 LINUX編

動画

youtube

「Amazon EC2 キーペア、セキュリティグループの作成」

http://youtu.be/vo08SWgB5EA

Page 25: Amazon EC2 LINUX編

コンパネを立ち上げる

ログイン後、EC2を選択

① AWSサイトからコンソールを立ち上げる

② Amazon Web Servicesから EC2を選択する

Page 26: Amazon EC2 LINUX編

キーペアを作る

キーペア ※SSH接続の鍵のこと

② Key Pairsを選択

③ Create Key Pairを押下

④ Key Pair名を入力 ⑤ ファイル名を指定してローカルに保存

① リージョンを指定

Page 27: Amazon EC2 LINUX編

セキュリティグループを作る

④ ポートの設定:HTTP,SSH,SMTPなど Source:許可IPの指定

(0.0.0.0/0はall、固定IPの場合も 122.122.122.122/32 サブネット必須)

① Security Groupsを選択

② Create Security Groupを押下

③ Name:セキュリティグループ名 Description:説明文を入力

⑤ 最後に Apply rule changes

を忘れずに

Page 28: Amazon EC2 LINUX編

Step.3 インスタンスの作成

・インスタンスのローンチ

・サーバ名、キーペア、AMI(OS)の決定

・インスタンスタイプとセキュリティグループの決定

・ストレージの設定

・起動確認

Page 29: Amazon EC2 LINUX編

動画

youtube

「Amazon EC2 インスタンスの作成」

http://youtu.be/w3DS6JqsBAc

Page 30: Amazon EC2 LINUX編

インスタンスの作成

① Instancesを選択

② Launch Instance を押下

③ Quick Launch Wizard を選択

Page 31: Amazon EC2 LINUX編

サーバ名、キーペア、AMI(OS)の決定

① サーバ名を入力

② キーペアを選択

③ AMI(OS)を選択

Page 32: Amazon EC2 LINUX編

インスタンスタイプとセキュリティグループの決定

① Edit detailsを押下

② インスタンスタイプの選択 AZの選択

Termination protectionにチェック

③ 作成したセキュリティグループを選択

Page 33: Amazon EC2 LINUX編

ストレージの設定

① rootはそのままで問題なし

② データ用のEBSボリュームを作成する

③ セーブする

④ 次の画面で ローンチする

Page 34: Amazon EC2 LINUX編

起動確認

① サービスの起動を確認

② Public DNS名をコピー (接続用サブドメイン名)

Page 35: Amazon EC2 LINUX編

Step.4 サーバ接続して各種設定

・コンソールからアクセス

・teratermから接続

・セキュリティ設定

・EBSボリュームのマウント

・固定IPの設定

Page 36: Amazon EC2 LINUX編

コンソールからアクセス

① サーバ名を選択して右クリック ⇒ connect を選択

② ユーザ名とキーペアのローカルパスを入力

※初期ユーザはec2-user

③ Launch SSH clientから起動 ※JAVAのインストールが必要

Page 37: Amazon EC2 LINUX編

ターミナルから接続(teraterm)

① connect with a standalone SSH Clientを選択し、下の接続文

字列をコピー

② teratermを起動し、コピーした接続文字列を貼り付け

③ ユーザ名、秘密鍵にキーペアを選択してOK ④ コンソールに接続完了

Page 38: Amazon EC2 LINUX編

セキュリティ設定 Rootのパスワード変更

$ sudo su -

#passwd

Changing password for user root.

New password:

Retype new password:

passwd: all authentication tokens updated successfully.

接続用ユーザの作成 ⇒ 鍵のコピー

# adduser jawsuser

# cp -a /home/ec2-user/.ssh /home/jawsuser/

# chown -R jawsuser:jawsuser /home/jawsuser/.ssh/

rootログインの禁止

# vi /etc/ssh/sshd_config

PermitRootLogin forced-commands-only ⇒ no

# service sshd restart

Ec2-userの削除

# userdel -r ec2-user

Page 39: Amazon EC2 LINUX編

EBSボリュームのマウント ボリュームにファイルシステムを作成

# mkfs -t ext4 /dev/sdb

ボリュームをマウント

# mkdir /data

# mount /dev/sdb /data

# df

Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on

/dev/xvda1 8256952 991908 7181188 13% /

tmpfs 304240 0 304240 0% /dev/shm

/dev/xvdb 20642428 176064 19417788 1% /data

起動時のマウント設定

# vi /etc/fstab

/dev/sdb /data ext4 defaults,noatime 0 0

Page 40: Amazon EC2 LINUX編

固定IPの設定

① Elastic IPsを選択

② allocate New Addressを押下

③ そのままAllocateを押下

④ IPを取得したら、右クリックAssociateを選択

⑤ サーバを選択してAssociateを押下

Page 41: Amazon EC2 LINUX編

構築の時の注意点

■事前に作成内容をリストで決めておくと楽

■ストレージは基本的にEBSを使用する

■ OS用ストレージとデータ用ストレージに分けた方が使いやすい

■ SSHはできればIP制限をかける

■停止するとドメインが変わるので固定IPにしておいた方が吉、ドメイン使う場合はcnameを登録すること

■サーバ停止するとElastic IPは外れてしまうので再度設定が必要

Page 42: Amazon EC2 LINUX編

まとめ

クラウドサーバの利点はなんといってもその柔軟性にある。

EC2は始めるのが簡単、サーバが大量に増えても一気に減っても大丈夫、綿密に初期見積りを考えなくても大丈夫。

好きなOS、ミドルを使える。一度サーバを構築すれば、これまでと違いなく使用できる。

AWSのコンソールは超便利、ほとんどの操作がWEB上から行える。

Page 43: Amazon EC2 LINUX編

ご清聴ありがとうございました