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Active Energy Manager 4.4.1 および Lenovo iPDU による消費電力監視ガイド
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Active Energy Manager 4.4.1 および Lenovo iPDU に …...8 1. 概要 本ガイドはモニタリング機能付きPDU(iPDU)である DPI 9xC19 PDU IEC309 を使用して、IBM

Jan 28, 2020

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Active Energy Manager 4.4.1 および

Lenovo iPDUによる消費電力監視ガイド

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2012 年 9 月 初版

発行: レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

担当: テクニカル・セールス

Microsoft、WindowsおよびWindowsロゴは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標

です。

Intel、Xeonは、Intel Corporationの米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名、およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です。

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お願い

本書に記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に、「本書をご利用になる前に」の事項

を必ずご確認ください。

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本書をご利用になる前に

当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex Systemなどを活用することを目的として作

成しました。

詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。

当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise

Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES

はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。

当技術資料の個々の項目は、LESにて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結果

が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の環

境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いい

たします。

Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

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目次

お願い .................................................................................................................................................. 3

本書をご利用になる前に ..................................................................................................................... 4

目次 ..................................................................................................................................................... 5

要約 ..................................................................................................................................................... 7

1. 概要 .............................................................................................................................................. 8

2. iPDU について ............................................................................................................................ 9

2.1. DPI 9xC19 PDU IEC309 について ................................................................................... 10

2.2. Active Energy Manager の構成について ......................................................................... 11

3. iPDU の初期設定 ....................................................................................................................... 12

3.1. ラックへの取り付け ........................................................................................................... 12

3.2. CLI による初期設定 ........................................................................................................... 12

3.2.1. IP アドレスの割り当て .............................................................................................. 12

3.2.2. 管理用パスワードの変更 ............................................................................................ 16

3.3. Web GUI による日付・時刻の設定 ................................................................................... 17

4. Active Energy Manager の導入 ................................................................................................ 18

4.1. IBM Systems Director の導入 .......................................................................................... 18

4.2. Active Energy Manager の導入 ........................................................................................ 18

5. Systems Director による監視 ................................................................................................... 19

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5.1. 管理対象 iPDU の検出 ....................................................................................................... 19

5.2. iPDU の監視 ...................................................................................................................... 24

5.2.1. グループ単位の電力確認 ............................................................................................ 28

6. Active Energy Manager と iPDU による Systems Director の活用例 .................................... 32

6.1. Systems Director による iPDU マッピング設定 .............................................................. 33

6.1.1. トポロジー・マップ ................................................................................................... 35

7. その他の機能 ............................................................................................................................. 37

7.1. Systems Director のイベント・ログ ................................................................................. 37

7.2. 電力状況の一覧表示 ........................................................................................................... 38

参考資料 ............................................................................................................................................ 40

製品マニュアル.............................................................................................................................. 40

その他の資料 ................................................................................................................................. 40

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要約

本書ではモニタリング機能付き PDU シリーズを活用するための例として、IBM Systems Director Active

Energy Manager (AEM)との連携について取り上げました。AEM を使用して AEM サポート外のサーバー・機

器の実消費電力を監視・管理するための構築手順と管理操作例をステップ バイ ステップで紹介しています。

活用局面: □ 提案時 ■ 構築時 □ 運用時

情報 : □ Marketing ■ Technical

シリーズ : ■ 単発 □ 定期発行

対象機種: □ 全機種 ■ 特定機種

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1. 概要

本ガイドはモニタリング機能付きPDU(iPDU)である DPI 9xC19 PDU IEC309 を使用して、IBM Systems

DirectorのプラグインであるActive Energy Managerによる電力の監視方法について説明しています。

本ガイドで使用するiPDUは、本体に環境センサーを搭載しており、イーサネットワーク上に導入したIBM

Systems Directorによる監視が可能です。

またこのiPDUを介すことにより、Active Energy Managerがサポートしていない機器の消費電力についても監

視することが可能になります。

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2. iPDU について

モニタリング機能付きPDU(iPDU)は、電源コンセントに接続された装置の電力をリモート操作によりモニタ

ーすることができます。またIBM Systems Director Active Energy Managerではサポートされていない機器の

電力について、iPDUを経由することで、その装置の消費電力をモニタリングできます。そのほかにも、iPDU

単体で次の機能を持ちます。

接続された装置およびセンサーのリモート・モニター

構成可能なユーザー・セキュリティー・コントロール

統計分析と診断のための詳細データ・ロギング

簡単にファームウェアを更新するためのアップデート・ユーティリティー

SNMPトラップまたはEメール・アラートを介したイベント通知

Eメールを介した日次ヒストリー・レポート

無許可アクセスを防止するアドレス固有のIPセキュリティー・マスク

モニタリング機能付きPDUは次の型番のものが提供されています。モニタリング機能付きPDUの最新ライン

アップについてはシステムガイドをご参照ください。

39M2816 DPI C13 PDU+

46M4002 DPI 9xC19 PDU IEC309 ケーブルなし

46M4003 DPI 9xC19 PDU 60A 3相 IEC309 ケーブル付き

46M4004 DPI 12xC13 PDU IEC309 ケーブルなし

46M4005 DPI 12xC13 PDU 60A 3相 IEC309 ケーブル付き

46M4116 0U 24×C13 30A モニターPDU

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2.1. DPI 9xC19 PDU IEC309 について

本ガイドで使用する「DPI 9xC19 PDU IEC309」について説明します。

DPI 9xC19 PDU IEC309は、200V電源を最大12個まで接続可能なPDUとなっており、前面に9個の電源管

理可能なIEC320-C19アウトレット、背面に3個のIEC320-C13アウトレットを備えています。DPI 9xC19 PDU

IEC309とSystems Directorを接続することで、PDU全体の電力およびグループ単位の電力を確認すること

が可能です。

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2.2. Active Energy Manager の構成について

Active Energy ManagerはSystems Directorのプラグインとして提供されています。Systems Director 6.3から

は、管理サーバー・コンポーネントを導入することでActive Energy Managerのコンポーネントも合わせて導入

されますので、アクティブ化を実施するだけですぐに機能をお使いいただけます。管理対象システムには

Systems Directorのエージェントを導入する必要はありません。

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3. iPDU の初期設定

本章ではiPDU本体の初期設定として、下記の設定について説明しています。

iPDU本体のラックへの取り付け

管理用IPアドレスの設定

日付・時刻の設定

3.1. ラックへの取り付け

iPDUをラックへ設置する際は、下記資料を参考の上、安全に作業してください。

Installation and Maintenance Guide - IBM 1U C19 / C13 Switched and Monitored PDUs https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5084069

3.2. CLI による初期設定

この項目では、設定操作用のPCとiPDUをシリアルケーブルで接続し、PC上のターミナルエミュレーターで

iPDUの管理インターフェースにアクセスして、設定を行います。

3.2.1. IP アドレスの割り当て

iPDUは、デフォルトで 192.168.1.1 の固定IPアドレスが設定されており、アクセス可能な端末からであれば、

Webブラウザー上からIPアドレスなどの変更を行うことが可能です。本ガイドでは、最初にシリアルケーブル

で接続してIPアドレスを実際に使用する環境に合わせた設定を行います。

1. 図の DB9-RJ-45ケーブル にてPDUと管理端末を接続し、管理端末上にてターミナルエミュレーターを

起動します。

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2. ハイパーターミナルを起動するには、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「通信」→「ハ

イパーターミナル」を選択します。「接続の設定」が開きます。

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3. シリアルポートの各種パラメーターを以下の値に設定したのち、「OK」を選択します。

ビットレート :115200

データビット :8

パリティ :なし

ストップビット :1

フロー制御 :なし

4. 接続に成功すると以下のメッセージが表示されますのでログインIDとパスワードを入力します。デフォル

ト値はログインID:ADMIN、パスワード:1001です。正常に接続しているにもかかわらず何も表示されな

い場合には、Enterキーを押下します。

5. ログインに成功するとメニュー画面が表示されます。「2」を選択し、ネットワーク設定画面へ遷移します。

+===================================================================+ | [ IBM PDU Configuration Utility ] LOGIN | +===================================================================+ Login ID: ADMIN

+===================================================================+ | [ IBM PDU Configuration Utility ] ADMIN Level | +===================================================================+ 1. PDU Information 2. Setup Network Parameter 3. Restart System 4. Restore to Default Network Setting 5. Restore to Default Setting 6. Set All Relay ON or OFF 7. Change ADMIN Login ID and Password O. Exit ------------------------------------------------------------------------------ Please Enter Your Selection =>

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6. 必要に応じて、DHCPを有効にするかどうかを選びます。ここではDisableの「2」を選択します。

7. ネットワークインターフェースのIPアドレスを指定します。

8. デフォルトゲートウェイのIPアドレスを指定します。

9. サブネットマスクのIPアドレスを指定します。

10. トップメニューに戻ります。設定を反映させるため「3」、選択した操作を実行させるため「Y」を入力します。

再起動が始まります。

以上でIPアドレスの変更は完了です。

+===================================================================+ | [ Setup Network Information ] | +===================================================================+ DHCP(Enable): 1. Enable `2. Disable ------------------------------------------------------------------------------ Please Enter Your Selection =>2

------------------------------------------------------------------------------ Please Enter IP Address ( 192.168.8.2 ) =>

------------------------------------------------------------------------------ Please Enter Gateway IP Address ( 192.168.8.254 ) =>

------------------------------------------------------------------------------ Please Enter Subnet Mask ( 255.255.255.0 ) =>

+===================================================================+ | [ IBM PDU Configuration Utility ] ADMIN Level | +===================================================================+ 1. PDU Information 2. Setup Network Parameter 3. Restart System 4. Restore to Default Network Setting 5. Restore to Default Setting 6. Set All Relay ON or OFF 7. Change ADMIN Login ID and Password O. Exit ------------------------------------------------------------------------------ Please Enter Your Selection =>

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3.2.2. 管理用パスワードの変更

コンソールへログインするためのログインID、パスワード変更方法について説明します。

1. 「3.2.1 IPアドレスの割り当て」同様にハイパーターミナルなどを使用してログインし、パスワード設定画面

へ遷移します。「7」を選択します。

2. ログインIDを入力するようプロンプトが表示されますので、新しいIDを入力します。

3. パスワードを入力するよう表示されますので、新しいパスワードを入力します。

パスワードの入力がトップメニューに戻りましたら、変更の完了です。

+===================================================================+ | [ IBM PDU Configuration Utility ] ADMIN Level | +===================================================================+ 1. PDU Information 2. Setup Network Parameter 3. Restart System 4. Restore to Default Network Setting 5. Restore to Default Setting 6. Set All Relay ON or OFF 7. Change ADMIN Login ID and Password O. Exit ------------------------------------------------------------------------------ Please Enter Your Selection =>7

------------------------------------------------------------------------------ ADMIN Login ID:ADMIN ADMIN Login Password:1001 ------------------------------------------------------------------------------

Please Enter New ADMIN Login ID =>********

------------------------------------------------------------------------------ Please Enter New ADMIN Login ID => ADMIN ADMIN Login ID is Updated! ------------------------------------------------------------------------------ Please Enter New ADMIN Login Password =>********

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3.3. Web GUI による日付・時刻の設定

日付と時刻をWeb GUIを用いて設定します。

1. 前項「3.2.1 IPアドレスの割り当て」にて設定したIPアドレスをWebブラウザーに入力します。ログイン画面

が表示されますので、ユーザー名とパスワードを入力し、[Login]を選択します。

2. 左側のメニュー(ツリー・フレーム)から [System] → [Date & Time] を選択します。

ベース・フレームにPDUの現在の時刻(Current Date and Time)とこれから設定する時刻(Configure

Date and Time)が表示されています。

[Configure Date and Time]から時刻を設定します。現在Webブラウザーを開いているコンピューター

の時刻をそのまま使用する場合は[Synchronize wth computer time]を選択します。手動で時刻を入

力する場合は[Set manually]を選択し、日次を入力します。[Save]ボタンを選択することで設定が保存

されます。

以上で、日付と時刻の設定は完了です。

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4. Active Energy Manager の導入

Active Energy Managerを導入するまでの手順は、ガイドを提供致しておりますのでそちらをご参照ください。

4.1. IBM Systems Director の導入

管理サーバー・コンポーネントの導入方法は下記をご参照ください。

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Windows版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031CF97

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Linux版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031EBFF

更新パッケージの適用方法については下記のガイドをご参照ください。

IBM Systems Director 6.3 パッチ適用ガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/ISDUPDATEGUIDE63X

4.2. Active Energy Manager の導入

Systems Director 6.3からは、管理サーバー・コンポーネントとあわせてインストールされるようになりました。

管理サーバーを導入した後、アクティブ化の作業を実施することでActive Energy Managerが使用可能な状

態となります。下記ガイドをご参照ください。

Active Energy Manager 4.4.1 導入・設定ガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-AEM441

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5. Systems Director による監視

5.1. 管理対象 iPDU の検出

本章を進める前に、Systems Directorのインストールされた管理サーバーからiPDUに対してpingの疎通が取

れていることを確認してください。

1. Systems Directorのコンソールへログインします。

2. ナビゲーション・フレームから[インベントリー]→[システム・ディスカバリー]を選択します。

3. コンテンツ・フレームに[システム・ディスカバリー]が表示されますので次の項目を指定し、[今すぐ検出]

を選択します。

項目名 設定値

IPアドレス iPDUのIPアドレス

検出するリソース・タイプ 電源装置

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4. ジョブが開始されたことを示すメッセージが表示されますので、[プロパティーの表示]を選択します。

5. [アクティブ・ジョブおよびスケジュール・ジョブ]が表示されます。進行状況が100%になり、ジョブが完了

しましたら、[検出されたシステム]タブを開きます。

6. iPDUが検出されたことが確認できます。[アクセス]列が[アクセス不可]となっている場合には、[アクセス

不可]のリンクを選択してアクセス要求を実施します。[名前]列のPDU名を選択します。

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7. iPDUのプロパティーが表示されますので、[インベントリー]タブを選択し、[インベントリーの収集]を選

択します。

8. ジョブが起動しますので、[いますぐ実行]が選択されていることを確認の上、[OK]を選択します。インベ

ントリーの収集が始まります。

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9. ジョブが開始されたことを示すメッセージが表示されます。[プロパティーの表示]を選択します。

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10. [アクティブ・ジョブおよびスケジュール・ジョブ]が表示されます。進行状況が100%になり、状況が完了

になりましたら、インベントリーの収集は完了です。

11. iPDUのプロパティーの[一般]タブに戻りますと、iPDUの情報が表示されます。

以上でiPDUの検出は完了です。

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5.2. iPDU の監視

この項目では、Systems Directorによって検出したiPDUの監視方法について説明します。

前項のインベントリーの収集の後、[Active Energy]タブを選択します。[詳細]に電力に関する現在の情報が

表示されます。各項目の意味は凡例の通りです。

凡例:

最終計測日時:Active Energy Manager で、電源情報および環境情報についてリソースが最後に計測され

た日時。

平均入力電力:最後の計測間隔でリソースが消費した平均電力量。

平均出力電力:最後の計測間隔で、リソースのコンポーネントが使用するために変換された平均電力量。

最小出力電力:最後の計測間隔で、リソースのコンポーネントが使用するために変換された最小電力量。

最大出力電力:最後の計測間隔で、リソースのコンポーネントが使用するために変換された最大電力量。

室内温度:最後にリソースが計測された時点での、リソースの周辺環境の気温。

最低室内温度:最後の計測間隔での、リソースの周辺環境の最低温度。

最高室内温度:最後の計測間隔での、リソースの周辺環境の最高温度。

エネルギー料金:Active Energy Manager 設定で指定された、エネルギー単位当たりのエネルギー料金。

通貨タイプ:エネルギー料金 の通貨タイプ。

冷却率乗数:現在表示されているエネルギー使用量の費用に冷却が寄与する乗数。

冷却装置:このリソースを冷却している冷却装置のリスト。

計測がアクティブ:Active Energy Manager がこのリソースを計測するかどうかを示します。

計測間隔:エネルギー情報を求めてリソースを計測する間隔 (分単位)。

詳細は製品ドキュメントであるInfoCenterの資料をご参照ください。

Active Energy プロパティー: PDU

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http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_properties_pdu.html

次に、[タスク]メニューについて説明します。

計測デバイスの構成:

PDUやセンサー・デバイスなどを構成して、他のリソースに関連付けることができます。関連付ける作業をマ

ッピングといいます。マッピングの詳細は、次の章をご参照ください。

エネルギー・コスト計算プログラム:

指定期間に渡る一定のリソースのエネルギー使用量を表示し、そのエネルギーに相当する費用を計算でき

ます。

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傾向データ:

消費電力および室内温度を指定間隔で取得したデータを表示します。

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コンセント・グループをリスト:

グループ単位での電力の監視ができます。詳細は「5.2.1 グループ単位の電力確認」を参照ください。

コンセントをリスト:

リソースを計測するように構成された各コンセント・グループに含まれる最初のコンセントをリストします。

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5.2.1. グループ単位の電力確認

[コンセント・グループ]から、各グループの出力電力を確認することができます。各コンセントとグループは下

図の組み合わせになっています。フロントの3口は電源管理には対応していません。本項では、各グループ

の出力電力を確認する手順を説明します。

1. ナビゲーション・フレームから[リソース・エプスプローラー]を選択し、コンテンツ・フレームから[Active

Energy Manager グループ]→[Active Energy 管理対象リソース]を順に選択します。検出したiPDU

が表示されますので選択します。

2. iPDUのプロパティーが表示されます。[Active Energy]タブへ移動し、[コンセント・グループをリスト]を

選択します。

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3. 電源コンセント・グループが表示されます。[コンセント・グループ 1]を右クリックして[エネルギー]→

[Active Energy プロパティー]を選択します。

4. コンセント・グループ 1の出力電力などのプロパティーを確認できます。

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5. 電源コンセント・グループのページから、[コンセント・グループ 1]を右クリックして[エネルギー]→[傾向

データ]を選択することで、グループ単位の電力をグラフで確認できます。

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6. Active Energy Managerと iPDUによるSystems Director

の活用例

Active Energy Managerがサポートしているシステム以外のサーバーやネットワーク・スイッチ、ストレージなど、

様々な種類のシステムについて、iPDUを使用することで電力情報の管理が可能になります。

本章では、サーバーやネットワーク・スイッチをiPDUに接続して電力情報を監視するシナリオを紹介します。

iPDUを用いて電力情報の監視を実施したいシステムをiPDUのアウトレットへ接続します。

下記の構成例は、管理対象システムのサーバーとネットワーク・スイッチの電源ケーブルをiPDUへ接続して

いる図になります。

Director 管理サーバーはUPS/商用電源へ接続されています。

System x3250 M4はiPDUの1番目のアウトレット(outlet name 1)へ接続されています。

Juniper EX2200はiPDUの5番目のアウトレット(outlet name 5)へ接続されています。

本構成の準備として、「3. iPDUの初期設定」から「5. Systems Directorによる監視」までの工程が完了してい

ることを前提に説明します。物理環境についても構成済みであることを前提とします。

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6.1. Systems Director による iPDU マッピング設定

1. 管理サーバーに管理対象システムとしてシステムが登録済みであることを確認します。未登録機器のあ

る場合には、システム・ディスカバリー、インベントリーの収集を行なってください。

2. x3250 M4を選択し、プロパティー画面を開きます。[Active Energy]タブへ移動すると、Active Energy

Managerのサポート・レベルが表示されます。未対応のシステムの場合には、サポート・レベルは不明と

表示されます。

3. リソース・エプスプローラーへ戻り、iPDUを選択します。[Active Energy]タブへ移動し、[タスク]メニュー

から[計測デバイスの構成]を選択します。

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4. 電源ケーブルを接続している[コンセント・グループ 1]をクリックして、図の[新規リソース]をクリックしま

す。

5. リソース名の入力を求められますので、名前をつけて[OK]を選択します。

6. 計測対象リソースとして先ほど作成したリソース名がドロップダウンリストに選択されていることを確認し、

[OK]を選択します。

7. [計測デバイスの構成]ページで[コンセント・グループ 1]の[計測対象リソース]に先ほど作成したリソー

ス名(x3250 M4)が追加されました。

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8. ネットワーク・スイッチについても同様の操作を実施します。コンセント・グループ 5に接続していますの

で、[コンセント・グループ 5]を選択し、4~6の操作を実施します。

どのコンセント・グループにどのシステムが紐付けられているかが明示的になりました。

6.1.1. トポロジー・マップ

マッピングした機器同士の関連をマップ表示することで配電構成・配電状況を確認することが可能です。

1. iPDUのプロパティーが表示されている状態から[アクション]→[トポロジー・パースペクティブ]→[Active

Energy]→[電力]を選択します。

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2. 電力に関する相関図が表示されます。このトポロジー・マップの例では、iPDUがx3250 M4とEX2200に

電力を供給していることを示しています。

メニュー 図中の①。マップ内の機器を検索したり、拡大、印刷などを操作します。

マップ 図中の②。電力の供給関係を矢印で示します。

概説 図中の③。青枠をドラッグすることで表示領域を移動します。

詳細 図中の④。マップ内で選択されている機器のプロパティーを表示します。

フィルター 図中の⑤。マップに表示する項目をカスタマイズできます。

② ③

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7. その他の機能

Systems Directorに登録したiPDUでは、下記のように活用することが可能です。

7.1. Systems Director のイベント・ログ

iPDUをSystems Directorに登録したことにより、イベント・ログを一括して確認することができます。

ナビゲーション・フレームの[システムの状況とヘルス]→[イベント・ログ]を選択します。

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7.2. 電力状況の一覧表示

Active Energy Managerでは、登録機器の電力状況の一覧を表示させることが可能です。

1. ナビゲーション・フレームの[エネルギー]→[Active Energy Manager]を選択すると、コンテンツ・フレー

ムに[Active Energy Manager]が表示されます。[モニター]メニュー内にある[Active Energy 管理対象

リソース]を選択し、[アクション]もしくは右クリックから[メンバーの表示]を選択します。

2. 登録されている機器を確認することができます。

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表示項目のカスタマイズ [アクション]メニューから[列...]を選択することで、表に表示される項目をカスタマイズすることが可

能です。

一例として、IPアドレスと LED状況を追加しました。

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参考資料

製品マニュアル

Installation and Maintenance Guide - IBM 1U C19 / C13 Switched and Monitored PDUs https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5084069

IBM Systems Director Active Energy Manager V4.4 http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_main.html

その他の資料

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Windows版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031CF97

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Linux版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031EBFF

IBM Systems Director 6.3 パッチ適用ガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/ISDUPDATEGUIDE63X

Active Energy Manager 4.4.1 導入・設定ガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-AEM441

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