新宿の歴史

新宿小林 俊仁

@toshi_k

の歴史

交通

前史• 1590年 （天正18年） 徳川家康の江戸入府の際家臣に事前調査をさせた

• 内藤清成と青山忠成が報奨に土地をもらった

• 青山忠成：青山霊園の場所を中心に

• 内藤清成：南北は千駄ヶ谷～大久保東西は代々木～四谷（の野原）

• 1603年江戸幕府発足

天保改正 御江戸大絵圖

五街道第一宿

• 第一宿と日本橋との距離関係

• 東海道の品川宿

• 中山道の板橋宿

• 奥州街道・日光街道の千住宿

• これらは 2里～2里半 (8km) の距離にあった

• 甲州街道の高井戸宿 だけ 4里 (15km) で遠い！

起こり• 浅草吉原の娼家経営者、 高松喜兵衛「吉原は過当競争。幕府に上納金を納めて、日本橋と高井戸の中間地点にある内藤家の土地をゲットして新しい宿場町を作ろう」

• 幕府：元禄の財政難

• 諸々のニーズが合致して、宿場町建設へ

• 1698年（元禄11年） 甲州街道と青梅街道の追分に新しい宿場成立

• 内藤家の土地に作った新しい宿場なので「内藤新宿」と呼ばれた

• 今の新宿三丁目のあたり。飯盛女（私娼）がたくさんいた

内藤新宿、馬の糞

• 甲州街道 ＝ 産業道路

• 西側の農耕地と江戸を結ぶので馬が多い

• 行きは米や野菜、帰りは下肥を積む

• 江戸は完璧にサステイナブルな都市

• 歌川広重の絵がひどい名所江戸百景 四谷内藤新宿

甲州道中分間延絵図こうしゅうどうちゅうぶんけんのべえず

その周辺の今

柏木・角筈一目図屏風

• 1868年（明治元年）頃の柏木村や角筈村あたりを思い出してもらって 1927年に描かれたもの

新宿駅• 1885年 （明治18年） : 新宿停車場が完成

• 日本鉄道品川線（山手線の前進）の駅。赤羽、板橋渋谷も合わせて4駅。

• 乗降客は日に50人程度。貨物駅の性質が強かった

• 1889年 （明治 22年） : 甲武鉄道（中央線の前進）開通ターミナル駅としての重要性が増していく

• 1906年 （明治 39年） : 甲武鉄道と日本鉄道が国有化。品川線を山手線に改称

新宿駅• 1915年（大正4年） : 京王電気軌道が南口まで延伸。当時は京王百貨店の位置をホームとする路面電車。 その後1963年に地下化して、上にビルを建てた。

• 1927年（昭和2年） : 小田原急行鉄道開通。当時としては画期的な長距離の小田原・新宿間。

• 1952年（昭和27年） : 西武鉄道が新宿に乗り入れるつもりで仮設の西武新宿駅を開業。 その後発展しちゃって乗り入れを諦めて今に至る（だから西武新宿駅は遠い）

水

江戸の水事情

• 武蔵野台地と海辺の低地からなる江戸は湧き水に乏しい

→ 上水で生活用水を確保

• 新宿が江戸の水道の元栓を握っていた

• 神田上水（井の頭池に水源） → 淀橋で管理

• 玉川上水（多摩川に水源） → 四谷大木戸（今の四谷四丁目。御苑の大木戸門のところ）で管理東京都水道局の新宿営業所は今もこの場所にある。

角筈村・十二社・淀橋

• 角筈：今の西新宿

• 十二社池と熊野神社がある農村

• 歌川広重 名所江戸百景 角筈熊野十二社

• 1968年（昭和43年）新宿副都心計画に伴い池が埋め立てられて消滅今も新宿四丁目に窪地が残っている

淀橋浄水場と水道道路• 1898年（明治31年）淀橋浄水場完成

• 代田橋から淀橋浄水場までを結ぶ玉川上水の新水路を建設

• 1965年（昭和40年）淀橋浄水場廃止。 利根川の水が東京へ導かれ、浄水場の機能は東村山に移された。

• 玉川上水新水路を埋め立てて道路にした（水道道路 /

Aiming の裏の道）

新宿副都心• 1971年（昭和46年）京王プラザホテル完成

• 1991年 丸の内から都庁が移転

• 青区画内の道路が井桁状に交差し、ビルの入り口が1Fと2F

両方にあるのは淀橋浄水場の名残

（内藤）新宿の発展は西へ

参考• 参考

• 新宿歴史博物館

• ブラタモリ

• 参考 ＆ 図・絵・写真転載元:

• 新宿歴史博物館常設展示図録

• 新宿の1世紀アーカイブス

• Wikipedia

• Google Map, Google 画像検索