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まずやる宣言プロモーション結果<最終>報告

Jul 03, 2015

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YDNのリターゲティング機能をYahoo! JAPAN自ら広告主として新しい広告コミュニケーションの実践を行った「まずやる宣言」のプロモーション最終結果報告です。
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プロモーション結果報告

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改めて、「まずやる宣言」とは

「まずやる宣言」とは、Yahoo!の広告ソリューションについてヤフー自身が自ら広告主として活用し、検証結果や効果的な運用方法を広告主・インフルエンサーに伝える実践的取り組みです。 本企画ではYDNのディスプレイ機能、リターゲティング機能をヤフーが実践しながらYDNのプロモーション活動を実践しました。

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本プロモーション活動の目的

「まずやる宣言」YDNプロモーションの目的 (1)なかなか検証のできないYDNのニッチな運用をヤフー自身が行う

ニッチな運用検証自体をプロモーション活動とし、広告主、代理店などへリニューアルしたYahoo!プロモーション広告やサービス戦略などのメッセージを伝える。また広告運用を通じて得た知見をサービス改善へ役立てる。

(3)検証結果を外部に公開し、YDNのプロモーション活動に生かしてもらう

(2)検証自体をプロモーション活動・サービス改善活動の一環とする

本企画での検証ポイント ・複数サイトの訪問履歴を組み合わせ細かなターゲットリスト分けを行う ・リターゲティング広告で、3段階にわたってコアユーザの絞り込みを行う ・プロモーション活動のソーシャル伝播と活用されるソーシャルメディアを調べる

広告運用を行い得た知見や検証結果、プロモーション結果については極力外部へ公開し、ニッチな広告運用事例として活用してもらう。

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本企画での検証ポイント(1)

複数サイトの訪問履歴を組み合わせ細かなターゲットリスト分けを行う 本企画では自社サイトや管理ツールなど12のサイトにリターゲティングタグを設置し、サイトの訪問履歴を組み合わせ、4つのターゲットリストごとに広告コミュニケーションを実施しています。

<サイト訪問履歴によるリスト分けイメージ>

ターゲットリスト抽出

ツールDの訪問履歴のあるユーザリスト

サイトCの訪問履歴のあるユーザリスト

サイトAの訪問履歴のあるユーザリスト

サイトBの訪問履歴のあるユーザリスト

4つのターゲットリストを定義

①デジタル広告業界のエキスパート層 ②SEMスペシャリスト ③特定エリアのSEMエバンジェリスト ④その他

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本企画での検証ポイント(2)

リターゲティング広告で、3段階にわたってコアユーザーの絞り込みを行う (1)で分割した4つのターゲットごとにリターゲティング広告を配信し、ランディングページへのアクセスを元に次の段階のメッセージを配信する事で、3段階にわたってコアユーザーの絞り込みを行っています。

ターゲット①向け 第1弾広告

ターゲット①向け 第1弾ランディングページ

ターゲット①向け 第2弾ランディングページ ターゲット①向け

第2弾広告

第3弾ランディングページ ※全カテゴリ共通

ターゲット①向け 第3弾広告

まずやる宣言公式Facebookページ

サイト履歴からターゲティング

ターゲット①デジタル広告業界のエキスパート層向けの広告出稿の場合

サイト履歴+第1弾LPのアクセスによりターゲティング

サイト履歴+第1弾、第2弾LPのアクセスによりターゲティング

第3弾LPからFacebookページに誘導。

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本企画での検証ポイント(3)

プロモーション活動のソーシャル伝播と活用されるソーシャルメディアを調べる

公式Facebookページ Slideshare

ソーシャルメディア上でのモニタリング

本企画に関する情報ついてはYoutube、Slideshare、Youtube等のソーシャルメディアを利用して情報発信を行い、BtoBのプロモーションにおいてソーシャルメディアがどのように活用されるかを検証いたしました。

Youtube

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その他の取り組みとして

YDN開発メンバーが広告運用を実施、利用状況をフィードバック

本企画に関する情報ついては普段YDNの開発に携わっている開発本部のメンバーが中心となり、広告の入稿作業、入札価格の調整などを行いました。開発メンバーが実際の広告運用に関わる事で実際の利用シーンに沿った使い勝手などを検証し、フィードバックを行いました。

YDNとGoogleAdwordsを併用し、機能検証を実施

本プロモーションについてはYDNと合わせてGoogleAdwordsを併用し、ディスプレイ広告のGifアニメーションの使用/不使用でのクリック率の違いなどを検証しています。

広告運用を行った開発メンバーのインタビューは公式Facebookページで公開しています。

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検証結果と振り返り

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プロモーション全体の概況

STEP 0 STEP 1 STEP 2

期間中の効果

リターゲティングタグをヤフーの各メディアに設置

ターゲットセグメントごとに広告配信してLPに誘導

LP1を訪問した=広告1をクリックしたユーザーに広告2を配信しLP2に誘導

LP2を訪問した=広告1&2を

クリックしたユーザーに広告3を配信

集計期間:それぞれの広告出稿開始から2013年7月8日まで

期間中の効果 期間中の効果 期間中の効果

STEP 3

訪問者数(UU): 415 Youtube再生数: 180回 Slideshare再生数: 279回

全12サイトから4つのターゲットリストを生成

※各リストのユーザは重複あり ※いずれの数値も4つのターゲットの合計値 ※広告経由以外のアクセスも含む

全体リスト230万からターゲットにあわせて1.3万件から61万件まで4つのリストを作成

訪問者数(UU) 7866 Youtube再生数 1381回

訪問者数(UU): 2515 Youtube再生数: 928回 Slideshare再生数: 9667回

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検証ポイントの振り返り(1)

1514679

2944839

5913043

5518633

デジタル広告業界のエキスパート層

SEMスペシャリスト

特定エリアのSEMエバンジェリスト

その他

集計期間:2013年3月25日から2013年7月8日まで

ターゲットごと第1弾広告のインプレッション数

第1弾および第2弾のインプレッションを比較したところ、第1弾ではターゲットリストの数に応じインプレッションが見られましたが、第2弾では特定のリストにインプレッションが集中する結果となりました。 原因として考えられるのはそれぞれのターゲットリスト内で競合が発生し、第2弾では広告品質などの関係から特定の広告にインプレッションが集中する結果となりました。

ターゲットごと第2弾広告のインプレッション数

117601

239185

162081

2040059

デジタル広告業界のエキスパート層

SEMスペシャリスト

特定エリアのSEMエバンジェリスト

その他

集計期間:2013年4月1日から2013年7月8日まで

複数サイトの訪問履歴を組み合わせ細かなターゲットリスト分けを行う

検証結果 複数サイトの訪問履歴を組み合わせリターゲティングのリストを作る事は可能。 ただし、ターゲットごとのインプレッションをうまくコントロールするにはリスト内の競合が発生しないようにMECE(漏れなくダブリなく)にリストの設計を行うか、リストの競合でインプレッションが集中しないよう入札価格のコントロールを行う必要がありそうです。

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検証ポイントの振り返り(2)

集計期間: 第1弾は2013年3月25日から2013年7月8日まで、第2弾は2013年4月1日から2013年7月8日まで、第3弾は2013年6月17日から2013年7月8日まで ※インプレッション数が10000に満たなかった週はCTRのブレが大きいためグラフからは除外

第1弾から第3弾に掛けてのCTR推移(全ターゲット計)

各段階ごとのCTRの比較を行ったところ、第1弾から第2弾にかけて週次推移のCTRが上昇する傾向がみられ、ターゲットの絞り込みがされている状況が確認できました。一方第2弾から中間報告を兼ねた第3弾の公開までタイムラグが発生した事もあり、第2弾から第3弾に掛けてCTRの上昇は見られませんでした。

リターゲティング広告で、3段階にわたってコアユーザの絞り込みを行う

0.000%

0.050%

0.100%

0.150%

0.200%

0.250%

第1弾

第2弾

第3弾

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検証ポイントの振り返り(2)

集計期間: 第1弾は2013年3月25日から2013年7月8日まで、第2弾は2013年4月1日から2013年7月8日まで

第1弾広告内のUU、Youtubeの再生数、第2弾広告内のUU、Youtube、Slideshareの再生数を比較するとユーザあたりのソーシャルメディアのアクション比率が第2弾広告の方が圧倒的に高く、よりコアユーザー比率が高いと考えられます。

リターゲティング広告で、3段階にわたってコアユーザの絞り込みを行う

検証結果 「広告をクリックした人だけ次の広告を表示」という広告運用におけるコアユーザの絞り込みついては広告のCTRやページ内のアクションを見る限り有効なアプローチといえそうです。 ただし、本プロモーションでは「資料請求」や「購買」などよりハードルの高いアクションへの誘導は行っていないためユーザの「質」が良くなったと結論づけるのは早急かもしれません。 また、ユーザーリストの母数が余りにも小さくなったりプロモーションの期間が長くなるとコアユーザの絞り込みは効果が薄くなる可能性がありそうです。

<第1弾広告(全セグメント計)>

訪問者数(UU):7866 Youtube再生数:1381回

<第2弾広告(全セグメント計)>

訪問者数(UU): 2515 Youtube再生数: 928回 Slideshare再生数: 9667回

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検証ポイントの振り返り(3)

第2弾ランディングページに掲載されたSlideshareのView数 View数はいずれも7/10時点の数値

1631view 1970view 3723view 2360view

プロモーション活動のソーシャル伝播と活用されるソーシャルメディアを調べる

第2弾ランディングページに掲載されたYoutubeのView数

第2弾広告内のYoutubeの再生数とSlideshareの再生数を比較したところいずれのターゲットにおいてもSlideshareが圧倒的なView数を獲得しています。

205view 101view 176view 446view

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検証ポイントの振り返り(3)

ランディングページ内のView数においては動画よりもSlideshareなどオフィス内の閲覧に適した媒体を選択する方がより見られる傾向があるようです。ソーシャルメディア上での情報のやり取りについてはSEMのコアユーザーに向けたプロモーションという性質上積極的に伝播する傾向はみられませんでした。

Twitterの「まずやる宣言」での検索結果一覧

プロモーション活動のソーシャル伝播と活用されるソーシャルメディアを調べる

検証結果

Twitter上の「まずやる宣言」のつぶやきについてはプロモーション開始当初いくつか見られたもののソーシャルメディア上で積極的に更新される情報とはなりませんでした。Facebookページについても第3弾広告にリンクを掲載したのみだったためユーザ数の増加にはつながりませんでした。

Facebookの「まずやる宣言」ページ

本プロモーション での媒体評価

Slideshare

◎ △

Youtube Facebook/Twitter

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その他 Gifアニメーション広告について

本プロモーションについてはGifアニメーションを使用した広告と使用していない広告について比較を行った所、アニメーション付きの広告の方がクリック率が高くなる傾向が見られ、使わなかった場合と比較して約1.3倍のクリック率となりました。

集計期間:2013年4月1日から2013年7月8日まで ※全カテゴリ合計

アニメーション付き アニメーションなし

GDNGifアニメーション付き広告とGifアニメーションなし広告のクリック率(全カテゴリ合算)

1.36倍

※インプレッション、掲載位置、バナーサイズなどの条件を揃えた厳密な検証ではありません。

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