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1 平成28年度 指定管理者事業報告概要及び評価 報告期間:平成28年11月3日~平成29年3月31日 施 設 名 文化創造拠点シリウス(やまと芸術文化ホール、大和市立図書館、大和市生涯学 習センター、大和市屋内こども広場) 指定管理者 やまとみらい 指定期間 平成 28 11 3 日~平成 33 3 31 1.事業報告概要 【1.運営組織に関すること】 (1)組織体制 文化創造拠点指定管理業務の運営は、株式会社図書館流通センター・サントリーパブリシティサービ ス株式会社・株式会社小学館集英社プロダクション・株式会社明日香・株式会社ボーネルンド・横浜ビ ルシステム株式会社の 6 社からなる共同企業体「やまとみらい」で運営を行っています。 本事業体の最高決定機関は、各社本部「やまとみらい(JV会議)」が文化創造拠点運営の全体的なバ ックアップを行い、全体のとりまとめ・監督・指揮については代表企業である株式会社図書館流通セン ターが、また、全体広報についてはサントリーパブリシティサービス株式会社が行い、各社との連携、 調整を進め、また、大和市や関係機関とも積極的に連絡調整を行い、円滑な運営に努めました。 構成員がグループを超え融合的な管理運営を実現するため統括責任者を配置し、週 1 回定期的に「館 長会議」を実施することで、運営に関する課題点を共有するとともに、対応策を協議し、管理運営の改 善に努めました。 また、館長会議のもとに、専門委員会として、「セルフモニタリング委員会」「安全向上委員会」「広報 委員会」「事業企画検討委員会」「情報管理委員会」を設置し、管理運営、サービスの安定と向上に向け た体制を整えました。 (2)基本的な考え方 まずは、文化創造拠点シリウスをより多くの市民に知っていただき、利用していただくため、様々 な広報媒体を通し、シリウスの周知に努めるとともに、居心地の良い快適な空間づくりと、複合施 設としての機能を最大限に生かした魅力ある事業を展開し、市内、市外を問わず、多くの来館者を お迎えすることを目標として運営を行ないました。 (3)職員の育成 ①基本方針 11 月 3 日のグランドオープン前に、大和市文化創造拠点職員に必要な知識や能力を養成するため、 全職員を対象に、接遇研修をはじめ、 大和市と文化創造拠点へのロイヤリティや 文化創造拠点の特 徴と運営などの研修を実施し、スタッフとしての意識付けを徹底しました。 また、開館後は、休館日がないため、全職員を一度に集めた研修の実施は難しいことから、各館長 による職員への情報提供と業務指導など、研修を行なうとともに、各社の研修計画に則り、定期的に 職員を派遣し、専門スキルの向上を図りました。 ②主な研修内容について 以下の通りの研修テーマを設定し、11 月 3 日のグランドオープン前に、全職員を対象に実施すると ともに、その後は、必要の都度、館長会議で研修内容を決定し、各館長、各専門委員会を通して研修、 指導を実施しました。(※研修回数等は、パフォーマンス指標を参照。)
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Aug 24, 2020

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平成28年度 指定管理者事業報告概要及び評価

報告期間:平成28年11月3日~平成29年3月31日

施 設 名 文化創造拠点シリウス(やまと芸術文化ホール、大和市立図書館、大和市生涯学

習センター、大和市屋内こども広場)

指定管理者 やまとみらい

指 定 期 間 平成 28 年 11 月 3 日~平成 33 年 3 月 31 日

1.事業報告概要

【1.運営組織に関すること】

(1)組織体制

文化創造拠点指定管理業務の運営は、株式会社図書館流通センター・サントリーパブリシティサービ

ス株式会社・株式会社小学館集英社プロダクション・株式会社明日香・株式会社ボーネルンド・横浜ビ

ルシステム株式会社の 6社からなる共同企業体「やまとみらい」で運営を行っています。

本事業体の最高決定機関は、各社本部「やまとみらい(JV 会議)」が文化創造拠点運営の全体的なバ

ックアップを行い、全体のとりまとめ・監督・指揮については代表企業である株式会社図書館流通セン

ターが、また、全体広報についてはサントリーパブリシティサービス株式会社が行い、各社との連携、

調整を進め、また、大和市や関係機関とも積極的に連絡調整を行い、円滑な運営に努めました。

構成員がグループを超え融合的な管理運営を実現するため統括責任者を配置し、週 1回定期的に「館

長会議」を実施することで、運営に関する課題点を共有するとともに、対応策を協議し、管理運営の改

善に努めました。

また、館長会議のもとに、専門委員会として、「セルフモニタリング委員会」「安全向上委員会」「広報

委員会」「事業企画検討委員会」「情報管理委員会」を設置し、管理運営、サービスの安定と向上に向け

た体制を整えました。

(2)基本的な考え方

まずは、文化創造拠点シリウスをより多くの市民に知っていただき、利用していただくため、様々

な広報媒体を通し、シリウスの周知に努めるとともに、居心地の良い快適な空間づくりと、複合施

設としての機能を最大限に生かした魅力ある事業を展開し、市内、市外を問わず、多くの来館者を

お迎えすることを目標として運営を行ないました。

(3)職員の育成

①基本方針

11 月 3 日のグランドオープン前に、大和市文化創造拠点職員に必要な知識や能力を養成するため、

全職員を対象に、接遇研修をはじめ、 大和市と文化創造拠点へのロイヤリティや 文化創造拠点の特

徴と運営などの研修を実施し、スタッフとしての意識付けを徹底しました。

また、開館後は、休館日がないため、全職員を一度に集めた研修の実施は難しいことから、各館長

による職員への情報提供と業務指導など、研修を行なうとともに、各社の研修計画に則り、定期的に

職員を派遣し、専門スキルの向上を図りました。

②主な研修内容について

以下の通りの研修テーマを設定し、11月 3日のグランドオープン前に、全職員を対象に実施すると

ともに、その後は、必要の都度、館長会議で研修内容を決定し、各館長、各専門委員会を通して研修、

指導を実施しました。(※研修回数等は、パフォーマンス指標を参照。)

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○大和市と施設へのロイヤリティを高める研修

項目 内容 対象

施設概要研修 全館の施設・機能を理解する研修 全職員

市内研修 連携する市内他施設等についての理解を深める 各社選抜

ロイヤリティ・

ワークショップ

大和市と施設の良い点を共有し、自信を持って市民・市外に

施設をアピールするためのワークショップ 各社選抜

○施設の方針と特徴を理解する研修

項目 内容 対象

接遇マナー研修 身だしなみ・話し方・言葉遣い・

立ち居ふるまい・電話対応など 全職員

緊急時の対応研修 非常時の避難・誘導、急病人・

負傷者の応急救護、通報訓練 全職員

コンプライアンス研修 公共施設職員としての心得、個人情報保護など 全職員

○専門知識を習得する研修

項目 内容 対象

各施設の専門知識習得 各施設の業務に応じた知識の習得 全職員

○専門スキルを習得する研修

項目 内容 対象

プライオリティゲスト

研修

お年寄り・車椅子の方など、お手伝いを必要とする方への

対応を学ぶ 各社選抜

救急救命講習 心肺蘇生(AED使用方法)の習得 全職員

苦情対応研修 相手の気持ちを和らげ解決に導く対応方法 各社選抜

(4)個人情報の保護及び情報公開

①個人情報の保護

1)基本方針

個人情報保護法 第 20 条を意識して日常業務に取り組み、自治体から運営を受託する指定管理者制

度では、法律として民間企業に義務付けられた「個人情報保護法」と共に大和市が定める「大和市個

人情報保護条例」の 2つを遵守する必要があることを認識し、「館長会議」のもと「情報管理員会」を

設置し、個人情報保護等に関する具体的な基準づくりを進めることとし、協議を行っています。

2)管理体制

情報管理委員会を中心に、施設内での個人情報保護や情報管理に関する重要事項の検討を進めてい

ます。

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対 策 内 容

① 組織的対策 安全管理措置を講じるための組織体制や規定の整備

② 人的対策 従業員に対する教育、訓練

③ 物理的対策 室内管理、盗難等の防止、機器・装置の物理的保護

④ 技術的対策 コンピュータなど情報機器による個人データベースにおける管理、対策

3)研修の実施

一般的な個人情報保護に関する内容について、各館長から事例を通しながら実施しました。

②情報公開について

1)基本方針

大和市の情報公開条例に基づき、個人情報や第三者情報については、情報公開の趣旨を理解した上、

情報の公開と保護を適正に行うとともに、情報公開請求に対応するだけでなく、施設の情報を積極的

に発信するため、掲示板や館内広報誌等の更なる充実を図りました。

2)市との協力体制

開示請求があった場合、まずは大和市と相談・協議し対応することとしていますが、具体的な開示

請求はありませんでした。

(5)セルフモニタリング

セルフモニタリング委員会を設置し、以下の通りパフォーマンス指標の目標達成値について総括を

行い、館長会議に報告しました。

○パフォーマンス指標(平成 28年 11月 3日~平成 29年 3月 31日)

1.全館の取り組み

項 目 目標値 実績 総 括

(1)年間来館者数 625,000 名 1,108,427

約 1.8倍の来館者を迎えた。

(2)駐車場 利用者数 5,625台 18,496台 329% 土日の利用者が思いのほか多

い。特にホールの開催時はほぼ満車

である。

(3)駐輪場 利用者数 66,000台 54,184台 82% 月平均約1万台強ペース、 当

初の目標より下振れだが、ほぼ想定

内であった。

(4)連携事業 実施回数 1回 7回 11月 3回 12月~3月各 1回実施し

た。

(5)全館業務を対象とした研修 実施回数 10回 8回 目標とした研修内容については実施

した。

(6)危機管理対策研修 実施回数 5回 8回 よりきめ細かな研修を実施した。

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2.やまと芸術文化ホール

項 目 目標値 実績 総 括

(1)年間来場者数 50,000名 99,174名 メイン・サブホールともに、高稼働率

で推移したことが来場者増に繋がっ

た。

(2)施設稼働率(日数) 50% 84% サブホールの利用が多かったこと

が、高稼働率に繋がった。

(3)芸術鑑賞事業 実施回数 13回 15回

来場者数 5,200名 21,821名 ギャラリー事業での来場者数が想定

よりも多く、増加の主な要因となっ

た。

満足度 70% 96% 来場者の期待に添う内容の公演を実

施できた。

(4)人材育成・普及事業 実施回数 5回 5回

満足度 70% 95% 来場者の期待に添う内容の公演を実

施できた。

(5)情報発信事業 実施回数 2回 2回

(6)研修回数 2回 3回

(7)スタッフの接遇への満足度 70% 71%

(8)舞台に関する安全講習実施回数 2回 3回

(9)舞台に関する事故件数 0 0

3.大和市立図書館

項 目 目標値 実績 総 括

(1)貸出資料数 300,000 冊 273,182冊 目標値の 91%と下回ったのは、滞在

型図書館として、館内で読書を楽し

む利用者が多いと推察される。

(2)レファレンス(提供情報蓄積数) 100件 180件

(3)蔵書数 6,250冊 6,751冊

(4)郷土資料蔵書数 250冊 89冊 郷土資料の多くを占める行政資料の

発行時期が流動的で、受け入れるべ

き資料数が少なかった。

(5)予約・リクエスト数 80,000件 85,389件

(6)健康コーナー提供情報蓄積数 50件 97件

(7)健康イベント 実施回数 5回 157回 健康テラス事業を毎日実施したた

め、目標値を大幅に上回った。 参加者数 100名 4,110名

(8)家読推進事業 実施回数 5回 7回

参加者数 100名 141名

(9)おはなし会 実施回数 25回 38 回 通常のおはなし会に加え、特別おは

なし会に特に多くの参加があった。 参加者数 500名 1,241 名

(10)各種講座・イベント

実施回数 5回 7回

参加者数 500名 693名

(11)展示コーナー 実施回数 20回 35回

(12)学校対象事業 実施回数 3回 3回

(13)ボランティア育成講座 実施回数 1回 2回

(14)研修回数 5回 14回

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4.大和市生涯学習センター

項 目 目標 実績値 総 括

(1)年間来場者数 180,000名 197,756名

(2)施設稼働率 50% 45% 開館直後は、特に月曜日(以前は休館

日)や夜間の稼動が上がらなかった。

(3)団体利用数 6,000コマ 5,451コマ 同上

(4)市民交流ラウンジ利用者数 2,300名 15,590名 想定以上に好評で、目標を大幅に上

回った。

(5)職場体験等受入数 1回 2回 光丘中 2名、大和中 2名受入れた。

(6)生涯各期事業 実施回数 11事業/49

18事業/53

参加者数 980名 1,123名

満足度 70% 95%

(7)やまと市民大学

実施回数 2事業/10日 2事業/10日

参加者数 200名 291名

満足度 70% 91%

(8)やまとこども市民大学

実施回数 1事業/2日 2事業/2日

参加者数 40名 32名

満足度 70% 96%

(9)生涯学習関連事業

実施回数 1事業/4日 1事業/4日

参加者数 40名 34名

満足度 70% 86%

(10)地域連携事業

実施回数 1回 5回

参加者数 20名 290名

満足度 70% - 深見大和地区民生委員児童委員協議

会主催の「森のくまさん」に協力し

た。満足度については測定していな

かった。

(11)生涯学習センターまつり 実施回数 - -

参加者数 - -

満足度 - -

(12)利用者懇談会等 実施回数 - 1回 H29 年度の利用案内として、コイン

ロッカー・サークル倉庫説明会を実

施した。(11/3 開館前にも利用者へ

の説明会を 2回実施した。) 参加者数 - 3名

(13)研修 実施回数 3回 5回

(14)スタッフの接遇への満足度 70% 71%

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5.大和市屋内こども広場

項 目 目標 実績値 総 括

(1)年間来場者数 36,000名 42,924名

(2)登録者数 8,000名 19,642名 2倍以上の登録で期待度が伺えた。

(3)各種サービスに対する満足度 60% 97% 今後もご期待に沿える様研修など

強化する。

(4)屋内公園事業

(げんきっこ広場)

利用者数 35,000名 28,307名 平日の 15時以降、伸びなかった。

イベント実

施回数

42回 38回

イベント参

加者数

420名 1,724名

満足度 60% 80%

(5)屋内公園事業

(ちびっこ広場)

イベント実

施回数

42回 60回

イベント参

加者数

420名 1,185名

満足度 60% 90%

(6)幼児預かり事業

利用者数 500名 468名 保育室周知まで時間がかかった。

イベント実

施回数

21回 36回

イベント参

加者数

210名 138名

満足度 60% 80%

(7)育児相談事業

相談件数 100名 32名

満足度 60% 85%

(8)多目的室運営事業

利用者数 21組 40組

イベント実

施回数

20回 26回

イベント参

加者数

400名 799名

満足度 60% 95%

(9)ボランティア確保数 1名 5名

(10)研修回数 2回 10回

(11)スタッフの接遇への満足度 60% 90%

また、セルフモニタリング委員会では、今後の運営に生かすため、スタッフの接遇に対する来館者ア

ンケートを、2月 1日~2月 14日の期間で実施しました。調査報告については、29年度においてまとめ

ていることから、29年度実績報告に記載します。

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【2.利用者サービスに関すること】

(1)やまと芸術文化ホール

①基本方針

やまと芸術文化ホールは、以下 4つの基本方針の下に活動を展開しました。

1)健康で豊かな心を育てる、感動の拠点

2)新たな発想や創意を形にできる、創造の拠点

3)文化芸術を介して多くの人が出会う交流の拠点

4)自らが文化芸術の魅力を伝える、発信の拠点

②サービス提供に関する取り組み

やまと芸術文化ホールは新規の施設であることから、開館当初は利用者や来場者から施設の場所や

利用方法についてのお問合せが多く寄せられました。これらに対応するために、以下の考え方を共有

し、サービスの提供を行いました。

1)わかりやすい施設案内と利用の仕組み

ア.「やまと芸術文化ホール利用案内」の作成・配布

やまと芸術文化ホールの利用ルールを利用者に示すため、施設概要、付帯設備及び備品、利用規

則を示した「利用案内」を作成・配布しました。「利用案内」を使用しながら説明を行うことで、わ

かりやすい施設案内を行いました。また、「利用案内」をホームページにも掲載することで、施設の

特徴や利用方法等を多くの方に向けて広く周知しました。

イ. 多様な方々へのサービス

お客様のニーズを瞬時に感じ取り、ご要望に沿ったサ-ビスを提供しました。

例えば、聴覚に障がいのある方には、筆談器や手話を使用したご案内を行い、誰でも必要な情報を

得ることができる環境を整えました。

2)利用・鑑賞に対する丁寧なアドバイス

ア. 施設見学(下見)の受け入れ

ホール・ギャラリー・マルチスペースなど、施設の利用者や、これから施設の利用を検討されてい

る方々に向けて、利用者が安心して施設を利用できるよう施設見学会を実施しました。月 1回の頻

度で予定していた見学会は、お客様のご希望が非常に高かったため、翌年 1 月まで 3 回に増やし、

多くの方々に施設の特長や魅力を周知する機会を創りました。

イ. 文化芸術事業におけるレセプショニストの配置

指定管理者の文化芸術事業においては、公演時のチケットもぎり・パンフレット配布・客席案

内等を行うレセプショニストを配置しました。ホールへのご来館が初めてのお客様が多い中、施

設の特徴やルールを熟知したレセプショニストが、座席への誘導からお客様の様々なご質問やご

要望に懇切丁寧に対応しました。

ウ. 利用者・鑑賞者のサポート

ホールに関する問合せだけでなく、近隣施設や地域の情報などについても、利用者・鑑賞者から

のご質問が上がった場合は、迅速に対応し、利用者目線に立ったご案内を行いました。

3)文化創造拠点内他施設との連携

ア. 文化創造拠点のコンシェルジュとしての情報提供

芸術文化ホールを入口として創造拠点全体を活用して頂けるよう、職員が文化創造拠点のコンシ

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ェルジュであるという意識を持ち、ホールだけではなく、図書館・生涯学習センター・子ども広場と

いった他施設の知識も深め、業務を遂行しました。1階総合案内窓口には全館の催事情報を提供す

ることで、来館者の問合せに即座に回答できる体制を整え、エントランス入口にはモニター画面を

設置することで、来館者が催事内容を一目で分かるようにしました。また、ホールに問合わせのあ

った他施設に関する質問も積極的にご案内しました。

イ. 託児施設のご案内

小さなお子様がいらっしゃることで、公演鑑賞を迷われているお客様には、拠点内託児施設の利

用をご案内しました。そのことにより、お客様は安心して公演を鑑賞することが可能となりました。

③事業計画

1)事業方針及び事業内容

ア. 貸館事業

開館 1年目は、利用者への施設貸出を行うとともに、各種問い合わせ・来館者対応、情報提供・

利用相談等に応じ、まず利用者に「施設の使い方」を知ってもらえるようきめ細やかなご説明を行

いました。

a.文化芸術活動の裾野拡大とレベルアップ

・お客様の立場に立ったホスピタリティの心を持ち、施設利用をサポートしました。

・経験豊かな専門スタッフが、芸術文化ホールを効果的に利用できるようアドバイスを行い、文

化芸術活動のレベルアップを促進しました。

・施設運営のプロフェッショナルがお客様のニーズに即した対応ができるよう、研修を通じて、

業務の専門性を高め、利用者にとって心地よい施設環境・空間を創出しました。

・利用打ち合わせや本番当日のヒアリングから、市民・利用者のニーズ、ご要望を把握し、利用

者の利便性を高める仕組みを構築しました。

b.施設稼動率の向上

・利用頻度が高い定期利用団体については、定期的な催事の時期を把握し、次の利用に繋げるた

めに、利用日時や運営方法を確認しました。

・ギャラリーを利用希望のお客様には、実際に現場を案内しながら施設の特徴をわかりやすく説

明し、利用促進に繋げました。

・稼動状況把握のために必要なデータの収集を開始し、施設の利用傾向の把握に努めました。

・弊社の取引実績のある音楽事務所やプロモーターを中心とした営業を行い、やまと芸術文化ホ

ールを周知しました。

イ. 文化芸術事業

初年度は、大和市民が日常的に文化芸術に親しめるように、鑑賞型公演を中心に実施し、開館に

相応しい公演を行いました。同時に、誰もが気軽に楽しめ、文化芸術の一端を感じてもらえるよう

に、ロビーコンサート等も実施しました。(詳細は、別紙①「H28年度やまと芸術文化ホール文化

芸術事業」参照。)

a.市民がつくる開館記念事業

市民が主催となって行う「市民がつくる開館記念事業」の広報支援を行いました。ホームページ

上では主催事業と同じように情報が表示されるように掲載し、ホームページを閲覧した方の目に留

まるようにしました。また、館内のチラシラックでは、チラシを目立った位置に配置することで公

演の来場促進を支援しました。

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ウ. 市民参加型業

市民の声をホール運営に活用する市民参加型事業では、文化芸術事業の来場者へ随時アンケート

を実施し、市民の意見を吸い上げることで、ホール運営に反映できる仕組みを構築しました。

a.アンケートの実施

・アンケートを通じて、ご来場者、ご利用者の声に耳を傾け、回答内容を分析し、職員間で共有し

ました。

・アンケートを通じて把握したご意見で、すぐに改善ができる問題点に対しては、迅速に対応しま

した。

エ. 情報発信事業

ホールの魅力を広くアピールするため、芸術文化ホールで作成した情報媒体からの発信だけでな

く、地元の方々との連携を深め、地元を巻き込んだ情報発信を行いました。

a.広報誌の発行

芸術文化ホールで開催されるイベント情報を掲載した広報誌を定期的に発行し、市役所や市内

の公共施設を中心に設置しました。

広報紙「YAMATOMIRAI1号」1/20、「YAMATOMIRAI2号」2/20

市内設置箇所・・・71箇所

b.ホームページ

施設紹介、催事内容などをわかりやすく伝えることができるホームページを作成し、利用者へ

ご案内しました。

c.地元媒体誌への情報提供

地元の媒体社と協力関係を築き、情報の配信に注力しました。

<新聞・地域情報誌>

【11月】

地域情報誌「タウンニュース」11/18:公演広告「島田&川井(ホール)」

【12月】

神奈川新聞 12/13・18・22:公演広告「4事業(ホール)」

神奈川新聞 12/9:公演広告「千住真理子&横山幸雄(ホール)」

地域情報誌「タウンニュース」12/9:公演広告「フォルクスオーパー(ホール)」

【1月】

朝日新聞 1/1:公演広告「フォルクスオーパー(ホール)」

朝日新聞 1/24:公演広告「島田歌穂&川井郁子」・「リー・リトナー」

地域情報誌「タウンニュース」1/27:公演広告「リー・リトナー(ホール)」

地域情報誌「ぱど」1/13:公演情報「島田歌穂&川井郁子(ホール)」

【2月】

朝日新聞 2/21:公演広告「文楽(ホール)」

地域情報誌「タウンニュース」2/3:公演広告「島田歌穂&川井郁子(ホール)」

地域情報誌「タウンニュース」2/10:公演広告「ギタリストたちの饗宴(ホール)」

地域情報誌「ぱど」2/17:公演情報「リー・リトナー(ホール)」「文楽(ホール)」

【3月】

朝日新聞 3/15:「ギタリストたちの饗宴(ホール)」広告

<FM YAMATO>

「スマイル♪」3/13:「ホワイト Dayコンサート(ホール)」出演者生出演

「サタディ・ストリート」3/25:今後の公演紹介(ホール)事業担当者出演

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2)実施体制

芸術文化ホールには貸館事業を担う運営部門、文化芸術事業を担う事業部門、情報発信事業を担う

広報部門を設置し、市民参加型事業は全部門(運営・事業・広報部門)で推進しました。特に事業部門は、

3つの方針を掲げて実施しました。

ア.事業企画立案や公演制作を熟知した職員を配置することで、やまと芸術文化ホールの特徴を活

かした上で、開館初年度に相応しいラインナップを組み立てることができました。これにより、

クラシック、ジャズ、ポップス、伝統芸能において、国内外の著名なアーティストの公演を実施

することができました。

イ.サントリーパブリシティサービス(株)が、これまで実績を積み重ねてきた音楽事務所・プロモ

ーター・サントリーホール、各種実演団体とのネットワークを最大限に活用し、文化芸術事業を

企画・立案いたしました。2017 年1月7日に実施したウィーン・フォルクスオーパー交響楽団は

サントリーホールの協力の下、本場ウィーンのワルツ・ポルカを市民に届ける貴重な機会となり

ました。

ウ.芸術文化ホールで検討した事業企画を共同事業体間で共有し、連携した事業を展開しました。

2016 年 12 月 11 日実施した落語フェスタでは、ホールでの寄席のみならず、生涯学習センター

での落語資料展示や、屋内こども広場での「おこさま落語」を実施し、複合施設の利点を活かし

た事業展開を行いました。

④利用規則

1)施設利用の公平性

大和市に代わって貴重な財産を管理しているという認識を徹底し、「やまと芸術文化ホール条例」

と「やまと芸術文化ホール条例規則」を遵守した、公平・公正な運営を行いました。

情報発信についても、公平性を保つことが重要ですので、施設利用に関する重要な事項が発生し

た際には、ホームページや広報紙等を通じて、迅速に周知しました。

2)利用規則

ア.休館日

芸術文化ホール休館日 12月 29日から 1月 3日まで

芸術文化ホール駐車場等の休館日 12月 31日及び 1月 1日

上記のように休館日を設定し、実施しました。

イ.開館時間

芸術文化ホール開館時間 午前 9時から午後 10時まで

芸術文化ホール駐車場等入出場可能時間 午前 8時 15分から午後 10時半まで

ウ.利用時間帯の区分

・利用時間帯の区分は「やまと芸術文化ホール条例」のとおりです。

・各区分の間の 1時間は、現状復帰の確認、清掃を行いました。

・上記の時間をまたがって施設の連続利用をする場合は、その時間も施設利用は可能としました。

エ.連続利用の上限

メインホール、サブホール、楽屋、マルチスペース 7日

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11

ギャラリー 14日

オ.利用申込み手続き等

利用申込みから利用の流れは「やまと芸術文化ホール条例」、「やまと芸術文化ホール条例規則」に

則りました。また、大和市と協議の上で内規を作成し、統一したルールを設けました。

3)利用料金

利用時間帯の区分は「やまと芸術文化ホール条例」の通りです。条例で示されている基本利用料金

の上限額を基本料金としました。

ア.施設利用料金

区分 午前 午後 夜間 1日

9:00~12:00 13:00~17:00 18:00~22:00 9:00~22:00

メインホール 平日 22,900円 38,600円 52,800円 114,300円

休日等 32,000円 54,900円 71,100円 158,000円

サブホール 平日 7,900円 11,600円 12,700円 32,200円

休日等 10,400円 15,500円 16,600円 42,500円

ギャラリー 19,000円

楽屋1 500円 700円 800円 2,000円

楽屋2 500円 700円 800円 2,000円

楽屋3 800円 1,000円 1,100円 2,900円

楽屋4 800円 1,000円 1,100円 2,900円

楽屋5 2,100円 2,700円 2,900円 7,700円

楽屋6 500円 700円 800円 2,000円

楽屋7 900円 1,200円 1,300円 3,400円

マルチスペース 3,800円 5,400円 6,400円 15,600円

区分 金額 1日 1回の上限

駐車場

普通車 30分までごとに 200円 1,000 円

二輪自動車及

び原動機付自

動車

240分までごとに 100円 300円

駐輪場 自転車 360分までごとに 100円 200円

※駐輪場は 180分まで無料、また高校生以下は無料

イ.附属設備及び備品利用料金

種 別 名 称 単 位 料金(区分)

音楽備品 フルコンサートピアノ(海外製) 1 台 10,000

音楽備品 フルコンサートピアノ(日本製) 1 台 7,000

音楽備品 グランドピアノ(日本製) 1 台 2,000

音楽備品 背付ピアノ椅子(チェロ用) 1 台 100

音楽備品 譜面台 1 台 100

音楽備品 折りたたみ式譜面台 1 台 100

音楽備品 譜面灯 1 台 100

音楽備品 ミュージシャン・チェア 1 個 100

音楽備品 指揮者用譜面台 1 台 200

音楽備品 コントラバス椅子 1 台 200

音楽備品 指揮者台 1 台 300

舞台機構 音響反射板 1 式 10,000

大道具備品 所作台(メインホール) 1 式 10,000

大道具備品 所作台(サブホール) 1 式 5,000

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大道具備品 平台 1 台 200

大道具備品 開き足 1 台 50

大道具備品 箱馬 1 個 50

大道具備品 木台 1 個 50

大道具備品 人形立 1 本 50

大道具備品 バレエ用シート(メインホール) 1 式 3,500

大道具備品 バレエ用シート(サブホール) 1 式 2,000

大道具備品 紗幕 1 枚 1,500

大道具備品 金屏風 1 双 1,500

大道具備品 松羽目 1 式 3,000

大道具備品 演台(脇台つき) 1 台 700

大道具備品 花台 1 台 300

大道具備品 司会者台 1 台 350

大道具備品 国旗 1 枚 200

大道具備品 市旗 1 枚 200

大道具備品 姿見 1 台 200

大道具備品 プログラムスタンド 1 台 200

大道具備品 吊看板(大) 1 式 1,000

大道具備品 吊看板(小) 1 式 500

大道具備品 緋毛氈(大) 1 枚 600

大道具備品 緋毛氈(中) 1 枚 200

大道具備品 緋毛氈(小) 1 枚 100

大道具備品 長座布団(大) 1 枚 400

大道具備品 長座布団(小) 1 枚 200

大道具備品 高座用座布団 1 枚 200

大道具備品 上敷(大) 1 本 400

大道具備品 上敷(中) 1 本 200

大道具備品 上敷(小) 1 本 100

大道具備品 シワ取りスチーマー 1 台 1,000

音響・映像備品 拡声装置(メインホール) 1 式 3,000

音響・映像備品 音響セット(メインホール) 1 式 5,000

音響・映像備品 3点吊マイク(メインホール) 1 式 1,000

音響・映像備品 DLPプロジェクタ(メインホール) 1 台 8,000

音響・映像備品 スクリーン(メインホール) 1 枚 2,000

音響・映像備品 ステージスピーカー(メインホール) 1 台 2,000

音響・映像備品 サブウーハ(メインホール) 1 台 1,000

音響・映像備品 移動型サブミキサ(メインホール) 1 台 3,000

音響・映像備品 拡声装置(サブホール) 1 式 2,500

音響・映像備品 音響セット(サブホール) 1 式 4,000

音響・映像備品 HDDレコーダ (サブホール) 1 台 1,500

音響・映像備品 DLPプロジェクタ(サブホール) 1 台 6,000

音響・映像備品 スクリーン(サブホール) 1 枚 1,000

音響・映像備品 パワードミキサー(サブホール) 1 台 2,000

音響・映像備品 カセットレコーダ 1 台 1,000

音響・映像備品 CDプレーヤ 1 台 1,200

音響・映像備品 CD/MDプレーヤ 1 台 1,200

音響・映像備品 ソリッドステートレコーダ 1 台 1,500

音響・映像備品 移動型モニタースピーカー 1 台 1,000

音響・映像備品 デジタルミキサー 1 台 3,000

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音響・映像備品 ワイヤレスマイク 1 台 1,500

音響・映像備品 ラベリアマイク 1 本 1,800

音響・映像備品 ヘッドウォーンマイク 1 台 1,800

音響・映像備品 グースネックマイク 1 本 800

音響・映像備品 ダイナミックマイク 1 本 800

音響・映像備品 コンデンサーマイク 1 本 1,200

音響・映像備品 バウンダリーマイク 1 本 1,200

音響・映像備品 ステレオマイク 1 式 2,000

音響・映像備品 ブーム型マイクスタンド 1 本 100

音響・映像備品 ミニブームマイクスタンド 1 本 100

音響・映像備品 ストレートマイクスタンド 1 本 100

音響・映像備品 卓上型マイクスタンド 1 本 100

音響・映像備品 フェダーボックス 1 台 200

音響・映像備品 ダイレクトボックス 1 台 500

音響・映像備品 ブルーレイレコーダ 1 台 1,500

音響・映像備品 HD書画カメラ 1 台 2,500

音響・映像備品 モニタースピーカーA 1 台 1,000

音響・映像備品 モニタースピーカーB 1 台 1,200

音響・映像備品 2WAYスピーカー 1 台 800

音響・映像備品 有線式インターカムシステム 1 式 500

音響・映像備品 音響セット(マルチスペース) 1 式 1,500

音響・映像備品 映像セット(マルチスペース) 1 式 1,500

照明備品 調光装置(メインホール) 1 式 5,000

照明備品 照明Aセット(メインホール) 1 式 10,000

照明備品 照明Bセット(メインホール) 1 式 20,000

照明備品 照明Cセット(メインホール) 1 式 30,000

照明備品 ボーダーライト(メインホール) 1 列 1,200

照明備品 ロアーホリゾントライト(メインホール) 1 台 2,000

照明備品 アッパーホリゾントライト(メインホール) 1 式 2,500

照明備品 ピンスポットライト(メインホール) 1 台 2,500

照明備品 調光装置(サブホール) 1 式 3,000

照明備品 照明Aセット(サブホール) 1 式 6,500

照明備品 照明Bセット(サブホール) 1 式 10,000

照明備品 ロアーホリゾントライト(サブホール) 1 台 1,500

照明備品 アッパーホリゾントライト(サブホール) 1 台 1,500

照明備品 ピンスポットライト(サブホール) 1 台 1,500

照明備品 スポットライト500w 1 台 200

照明備品 スポットライト1kw 1 台 300

照明備品 ストリップライト 1 台 300

照明備品 スモークマシン 1 台 2,000

照明備品 ミラーボール 1 台 1,000

照明備品 波マシン 1 台 800

照明備品 アイリスシャッター 1 個 200

照明備品 ゴボ 1 個 100

照明備品 マシーンスポット 1 台 1,000

照明備品 ディスクマシン 1 台 600

照明備品 ダブルマシン 1 台 600

照明備品 先玉 1 台 100

照明備品 ディスクマシンエフェクトパターン 1 枚 200

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照明備品 ダブルマシンエフェクトパターン 1 式 200

照明備品 バンドア 1 個 200

その他 持込機器電源使用料 1 kw 200

その他 両面ホワイトボード 1 台 200

その他 折りたたみテーブル 1 台 100

ウ.その他料金

以下の料金については、条例の通りに管理・運営を行いました。

a.加算利用料金

b.継続に関わる料金

(午前区分と午後区分または、午後区分と夜間区分など同一施設を継続して利用するときの利用

料金)

c.施設の一部を利用するときの利用料金

・メインホールの 1階席のみを利用した公演等の利用料金

・ギャラリーの半面のみを利用する場合の利用料金

・マルチスペースの半面のみを利用する場合の利用料金

d.リハーサル、準備のために利用するときの利用料金

e.練習のために利用するときの利用料金

f.延長等の係る利用料金

g.休館日を臨時に開館日としたときの利用料金

⑤人員体制

番号 職名 担当 資格・経歴等 雇用形態

1 館長 市、拠点内他施設との渉外を担当。ホール運営

管理・文化芸術事業企画を統括。ホールの顔と

して地元団体や顧客とのパイプ役を担う。

文化芸術に造詣が深く、文化施設

での豊富な経験を有す。貸館事

業・文化芸術事業の総合管理が出

来る者。

常勤

2 副館長 館長補佐及び館長不在時の業務を代行。予決算

等の経理業務、労務管理責任者。

館長補佐及び館長不在時の業務

を代行。予決算等の経理業務、労

務管理責任者。

常勤

3 運営

責任者

総務・利用部門の統括。貸館事業を含む利用者

サービス、文化芸術公演時のレセプショニスト

業務、貸館営業の統括。館長・副館長不在時に

は業務代行。

サービス業での就業実績、マネー

ジャー業務の実務経験者。 常勤

4 運営担当 総務全般、予実管理、経費管理。日常の売上金

(利用料・チケット販売)の管理業務。

総務・経理業務の実務経験者 常勤

5 施設利用

リーダー

受付窓口業務(貸館・チケット販売)を統括。

貸館営業。文化芸術公演時のレセプショニスト

を統括。

公立文化施設、または劇場でのス

タッフ経験を有する。 常勤

6 施設利用

スタッフ

施設利用の受付・チケット販売、案内業務を担

当。文化芸術公演時はレセプショニストとし

て、チケットテイク、プログラム配布、ご案内

業務等を担当。

接客業務経験、一般事務経験を有

する。 非常勤

7 事業企画

制作

責任者

文化芸術事業企画部門の統括。自主公演チケッ

ト販売、管理責任者。文化芸術事業の当日全体

運営を統括。館長・副館長不在時には業務代行。

企画制作の専門知識と情報ネッ

トワークを持ち、企画及び事業計

画を立案、推進する能力を持つ。

文化施設や団体での豊富なマネ

ジメント経験を有する。

常勤

8 事業企画

制作

担当者

文化芸術事業の企画部門の担当。担当公演チケ

ット販売、管理責任者。文化芸術事業の当日運

営を担当。

企画制作の専門知識と情報ネッ

トワークを持ち、企画及び事業計

画を立案、推進する能力を持ち、

文化施設や団体での業務実績を

有する。

常勤

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9 広報

責任者

施設全体の広報業務統括。広報・広告計画立案

推進、広報誌、HP、SNSなどの担当責任者。

広報実務経験を有する。文化施設

や団体での業務経験を有する。 常勤

10

舞台技術

責任者

舞台技術担当

(操作、保守点検、舞台備品管理、施設利用打ち

合わせ等)

類似施設経験者

常勤

11 舞台技術

副責任者

舞台技術担当

(操作、保守点検、舞台備品管理、施設利用打ち

合わせ等)

類似施設経験者

常勤

12 舞台技術

担当者

舞台技術担当

(操作、保守点検、舞台備品管理、施設利用打ち

合わせ等)

類似施設経験者

常勤

※舞台技術業務は株式会社シグマコミュニケーションズに委託しました。

1) 指揮命令系統の単純化

館長をトップとして各部門にそれぞれ担当責任者を配置し、指揮命令系統を整備しました。これ

により、日々の業務の指示・伝達がスムーズに実行されスタッフまで届く体制を構築しました。

2) 部門間の連携

館長を中心に各部門の責任者によるミーティングを週 1回実施しました。各部門における情報共

有や課題抽出、解決策の検討を行い、運営体制の基盤整備や課題改善を推進しました。

3) 本社のバックアップ体制

人事労務管理、教育研修等は本社部門が主体的に実施しました。事業や運営、施設管理において、

さまざまな場面で本社部門が現場業務を指導・監督しました。

⑤舞台設備管理

お客様に安心と安全をお届けするため、安全の確保、事故の未然防止を重要な柱とし、舞台設備の

管理・運営を行いました。

1)安全の確保策

舞台技術スタッフと保守点検専門会社による異なる視点での二重の保守点検を定期的に実施す

ることにより、機材や舞台設備の状態を常に良好な状態に保ちました。

ア.舞台技術スタッフによる日常点検・保守点検

a.始業前の目視による状態確認、異常動作音の有無確認、モーター等の異臭確認等の各種点検を

実施しました。

b.舞台技術スタッフが日常業務の操作の中で機材の調子や不具合を判断確認し、問題があると判

断した場合は即座に業者と連絡を取り、安全に使用できるようにしました。

c.自ら修繕可能な機器に関しては、技術スタッフ自ら修繕を実施しました。

イ. 専門会社による保守点検

a. 保守点検は、音響、照明、舞台、客席の専門会社が行いました。

b.日常・保守点検や設備操作を通して異常や不具合箇所の状況を把握し、チェックリストに記載

しましました。前もって専門会社に点検希望箇所を報告し、不具合箇所については重点的に点検

を行う旨、依頼しました。

c. 専門会社の保守点検作業に立会い、要求箇所が修理されていることを確認し、安全に施設を

使うことができる環境を提供しました。

2)定期保守点検

設備 11月 12月 1月 2月 3月

音響 メインホール ●

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サブホール ●

照明 メインホール ●

サブホール ●

舞台 メインホール ●

サブホール ●

客席 メインホール ●

サブホール ●

3)ピアノ調律・点検 年間計画案

ピアノ 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月

フルコン 1 ● ●

フルコン 2 ● ●

グランド ● ●

4)事故の未然防止策

設備点検による安全の確保とその他の人為的な事故などを未然に防ぐよう努めました。

ア.整理・整頓・清掃・清潔の 4つの Sを日々心掛け、視界をクリアにすることで単純ミス確認漏れ

を未然に防止しました。また、4S点検日を定期的に設け、スタッフ同時でお互いに確認し合いま

した。

イ.必要に応じて、芸術文化ホールでの事故シミュレーションを行い、どのような予防措置が有効で

あるかをスタッフ間で検討し、予防処置を施しました。

ウ.他のホールで事故などが発生した場合は、事例、原因、防止策を共有し、舞台機構、音響・照明機

器の再点検、オペレーションの再確認などを行いました。

エ.施設を利用するお客さまには、事前に危険事項や注意事項をご説明し、ご理解いただいたうえで、

安全な使用方法を説明しました。また、搬入から搬出までお客さまとともに行動し、危険箇所等

でのお声がけなど事故を未然に防ぎました。

5)舞台安全マニュアルの作成

施設を安全に管理するために、館独自の安全マニュアルを作成するための項目や事例を収集しまし

た。開館して間もないということもあり、運営開始後に施設の運用ルールの変更等が生じましたが、

その都度安全を確保した上で適切な運用方法を決定し、円滑な管理運営を遂行しました。

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(2)大和市立図書館

①基本方針

1)新しい大和市立図書館が目指す図書館像 ~5つの基本コンセプトから~

大和市立図書館では「健康」を“クオリティ・オブ・ライフ(QOL)=人生の充実”と考えることか

ら始めました。そして「創造」「交流」「感動」「発信」をキーワードに、単なる身心の健康に留まらず、

良好な人間関係、やりがいのある仕事、十分な教育、活発なレクリエーション活動、そして豊かな読

書環境など、地域社会や個人の人生の充実を育む上で役立つ情報をそろえることに努め、次の5つの

コンセプトをもとに大和市を元気にする「健康図書館」を目指しました。

・いつでも快適に過ごせる 市民の健康オアシス

・だれでも気軽に立ち寄れる みんなの本棚

・どんな情報でも集まる 頼もしい学習パートナー

・こどもたちの好奇心を刺激する 本のテーマパーク

・図書館のサービスの中心となる ハブ図書館

2)大和市立図書館基本方針

大和市立図書館の目指す図書館像(5つの基本コンセプト)の実現のため、有用で多種多様な情報・

資料の収集・整理・保存・提供という図書館の本質的機能の充実を目指しながら、市民の様々な情報

ニーズに応じていくことを大和市立図書館の基本方針としました。

この基本方針に沿って、図書館のあらゆる情報と資料の「活用性」を高めながら、図書館が「融合

したひとつの施設」であることを活かし、市民の健康(QOL:人生の充実)を育み、支援し、文化創造

拠点の目指す姿である“連携から融合へ”を意識し「融合性を活かす図書館づくり」を運営の重点に

しました。

②サービス提供に関する取り組み

1)サービス基本方針

サービスにおいては、①カウンター業務 ②フロアワーク ③レファレンスサービスの連携を軸と

しました。市民とのコミュニケーションを重視しながら、市民や地域社会の知的要求に対して、状況・

情勢に応じ、すばやく、正しく、効率よく応えることを心がけました。また本や雑誌等の紙媒体の資

料と合わせ、信頼性の高いインターネット情報や、商用データベースの情報等を提供するため、情報

環境の整備を行いました。

2)カウンター業務

カウンターでは図書館の顔であることを意識し、利用者登録、貸出返却等のサービスを確実に迅速

に行いました。利用者との日常的なコミュニケーションを大切にし、図書館サービスの向上につなげ

るために、カウンター職員が市民や地域社会のニーズを的確にキャッチするよう努めました。また、

目前のひとりひとりの利用者に対し丁寧かつ柔軟に対応することを心がけ、その必要性を判断しなが

ら、フロア案内やレファレンスサービスに引継ぎ、責任を持って利用者の要求を完結することを目指

しました。

[主な業務内容]

• 利用者登録の受付・管理

• 図書等の貸出返却業務

• 予約・リクエスト受付

• 資料紛失及び汚破損対応、弁償対応

• 書庫資料等の出納業務

• 配架及び書架整理・適正管理

• 寄贈資料の受付

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• 閲覧席、学習室の運用管理

• 各種設備、備品等を含む図書館利用案内

• 各種問い合わせ、苦情・要望対応

3)フロアワーク

ア.フロアワークの導入

新図書館移転に伴い、初めて来館する利用者を含め大幅な利用者増となりました。「市民のみなさ

まが快適に図書館を利用していただく」ことを第一にフロアワークを精力的に行い、まずは図書館の

利用方法を知っていただくことに努めました。

イ.IC機器の運用

導入された IC 機器を活用し、多くの利用者が快適にサービスを提供できるように、まずは職員が

IC 機器への理解を深めました。IC タグでの運用効率を最大限に活かした運営を行うために、自動貸

出機の案内を積極的に行うことで利用率を上げ、貸出や返却業務が中心だったカウンター業務を、案

内業務中心のサービスに移行しました。

4)レファレンスサービス

レファレンスカウンター(レファレンスサービス)では、情報要求をもつ利用者に対し、回答を提

供する質問回答サービス(直接的サービス)と、レファレンスコレクションの維持・管理、各種情報

源の作成(間接的サービス)等を基盤に、利用者のあらゆる相談に的確に対応しました。

また、レファレンスサービスを利用した市民が、いずれは自身で情報要求を満たすことができるよ

う、資料検索、情報探索、図書館の利用方法を身に着けることを支援しました。

[主な業務内容]

• レファレンス資料の収集、整理、保存

• 郷土資料のデジタル化

5)郷土資料等の収集・整理・保存

市民の郷土に対する理解を深めるために、地域に関する資料の収集、整理、記録し、保存に努めま

した。

[主な業務内容]

• 郷土資料等の収集・整理・保存

• つる舞の里歴史資料館資料の管理及び連携した展示の実施

6)予約・リクエストサービス業務

予約・リクエストサービスは、市民が求める資料に対し、直接応えることができる重要なサービス

だと認識してきました。予約は、必要な資料が貸出中の際に、返却があり次第優先的に貸出を行うサ

ービスであり、リクエストは、図書館に所蔵していない資料を要求された際に、他の図書館等から借

りて提供する仕組みを意味します。

ただし、リクエストについては、未所蔵の資料を要求されるという点から、図書館の所蔵状況や収

集状況を鑑みながら、市民のニーズと向き合い、蔵書コレクションとするという対応も行いました。

[主な業務内容]

• 予約・リクエストに関する学習センター図書室との連絡調整

• 予約・リクエスト情報の管理、処分

• 所蔵図書の提供(予約)

• 未所蔵図書の提供(リクエスト)

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• 予約本コーナーへの配架及び管理

7)バックヤード業務について

[主な業務内容]

• 未返却図書等に対する督促業務

• 市内図書施設間配送業務

• 定期刊行物及び新刊図書業務

• リサイクル図書の処理業務

• 宅配サービス

• 市内図書返却ポストの返却処理

• 学習室の運営・管理

• 学習センター図書室との連絡調整

• 各種統計業務

• 選書・発注業務

• ICタグの活用

• 行政資料・郷土資料・寄贈及び弁償等の収集・受入登録作業

• 書誌データ管理

• 団体貸出サービス

• その他調整業務

• 市内の他の図書施設との連絡調整

③ 事業計画について

1)事業方針及び事業内容

大和市立図書館では、健やかで康らかな生活をもたらす「健康創造都市 やまと」の実現を促進する

ため、知識や情報、そして心の居場所を手に入れる地域の窓口となり「人(市民)」「まち」そして「社

会」が互いに関わりある地域社会づくりに貢献することを目指しました。

「健康創造都市 やまと」の実現のためには、市民一人ひとりが健康について関心を持ち、正しい生

活習慣を身につけ、それを実践、継続していくことが重要です。大和市立図書館は、行政や病院をは

じめとする地域の各関係機関と連携した「大和市立図書館 健康情報サービス」を提供し、健康につい

て自ら考え、判断し、行動、発信できる市民の育成を目指すことを基本方針としました。

「大和市健康創造プログラム(H26~H30 年度)」で掲げられている通り、大和市では、第 8 次総合

計画の中から、市民一人ひとりの健康を維持増進していくという観点で、重要な施策を抽出し、5 つ

のリーディングプロジェクトに編成しています。

大和市立図書館では、このリーディングプロジェクトに基づき、多角的な視点から健康情報を収集、

提供し、市民の健康意識の向上につながるサービスを展開しました。

また、第 8 次大和市総合計画に掲げられた基本目標の一つである「子どもが生き生きと育つまち」

を目指し、子どもに読書活動を定着させます。子どもたちが読書習慣を身に着け、自主的に読書活動

ができる環境を整えるための方針や施策をまとめた、こども読書力向上プランで掲げる「こどもに読

書のよろこびを」のスローガンのもと、子どもの読書活動を促進しています。

個人の情報収集や調査活動を支援する公共図書館の役割を果たしながら、これらの事業方針に沿っ

て、図書館が「融合したひとつの施設」である利点を活かした事業を別紙のとおり実施しました。(詳

細は別紙②「大和市立図書館事業一覧」参照。)

2)実施体制

大和市立図書館では、大和市の施策的動向や社会の変化にあわせ、多様で高度な情報ニーズ、知的

要求に応えていくため、複合施設である強みを活かす組織運営を基本としました。また、民間活力を

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基盤とした「融合性」を重視し、自主性や創意工夫を尊重しながら、それぞれの特性を活かした役割

のもとで、図書館のポテンシャルを十分に発揮することができる組織運営を遂行しました。

④ 人員体制

大和市立図書館では、大和市近隣の情報を豊かに持つ市内在住者や、県内大学での司書資格取得者

を積極的に採用・配置することを意識し、市民サービスの向上と地域の活性化につなげるよう努めま

した。

職員には、図書館の姿勢や理念、目指す図書館像(5つのコンセプト)を正しく理解して、業務に

主体的、意欲的に取り組む姿勢を求めました。特に、図書館サービスの実践に携わる職員については、

情報資料に関しての幅広い知識や能力を前提に、情報化・国際化・少子高齢化・経済低迷等、地域社

会が抱えるあらゆる課題に図書館サービスと絡めて対応できる人材を育成することを目指してきま

した。

従来の司書像にとらわれることなく、職域を超えることができる人材を育成するため、日常の業務

での蓄積や継続した研修・自己研さんのなかで、専門性はもちろん、個々の知識や能力を高められる

ようにしました。

1)館長

館長は図書館に関する運営管理の統括を行うとともに、文化創造拠点内施設との連絡・調整や、自

治体や他機関との渉外を行いました。

2)副館長

副館長は館長の補佐の役割も果たし、館長不在時は現場の最高責任者を務めました。また館内業務

を全体的に把握し、職員全体の統括・指揮・労務管理などを行いました。

3)チーフ

図書館の各サービスを統括する立場として、円滑な業務体制を構築しました。また率先して事業を

展開し、一般スタッフを指揮・指導しました。

4)一般スタッフ

常に情報共有を心がけ、効率的な運営を行うとともに、専門性と接遇能力の高いサービスと魅力的

な事業企画の提供を目指し、業務を遂行しました。

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(3)大和市生涯学習センター

①基本方針

「大和市生涯学習推進計画」に掲げられている基本目標「豊かな心を育てる生涯学習のまちをめざ

して」を理解するよう努め、運営にあたりました。運営方針である「やまとが育ち育ちあう~大和市

民にとってなくてはならない広場へ~」を反映させた下記6つの方針を遵守し、永続的にサービスの

向上に努めた管理運営を行いました。

・市民のみなさまへ「きっかけ」の場を提供します。

・市民のみなさまへ日々「感動」を提供します。

・生涯学習の視点から市民の「健康」をサポートします。

・市民のさまざまな「交流」を促進します。

・「地域」の生涯学習活動を支える運営を行います。

・大和市全体の生涯学習の「育ち」に貢献します。

②サービス提供に関する取り組み

事業計画書の以下の考えに則り、利用者がまた利用したくなる施設を目指しました。

1)誰もが知っている、わかりやすい施設への取り組みを行いました。

・受付窓口前や 601講習室の壁面、エレベーター横に見やすい掲示板(情報コーナー)を設置しまし

た。

・受付窓口付近とエレベーター横に「当日予約一覧表」を掲示しました。

・生涯学習センターとしての広報の充実と配布先の拡大に努めました。

・やまとみらいのフェイスブックを通し講座の告知や実施の報告などを行いました。

・市内・地域内の情報集約(配架物の集約)及び発信(施設内掲示)を行い、利用者の情報収集の場

を提供しました。

2)利用者の視点で利用しやすい施設づくりの充実を図りました。

・受付業務や館内巡回の際、利用者との会話を図り、日常コミュニケーションを大切にし、業務を遂

行しました。

・やまとみらいのご意見箱を 1階に設置し、積極的に要望・意見を収集し、館長会議を通し、運営に

反映できるようにしました。

・利用団体の日々の活動後には、利用報告書を提出していただきました。

・セルフモニタリング委員会を設置し、利用者満足度調査を実施しました。

・毎日の朝礼と昼礼の実施に加え、事務所内に職員間の連絡帳を設置し、情報共有を徹底しました。

3)ホスピタリティ溢れる利用者に優しい施設を目指しました。

・ホスピタリティある応対を全職員で意識し、業務を遂行しました。

・全職員が「地域コンシェルジュ」との意識を持ち、様々な支援ができるよう近隣などの地域情報を

集め、利用者の問合せに答えられるよう心がけました。

・生涯学習相談窓口を随時開設し、積極的に案内・相談役を務めました。

・季節や祭事に合わせて館内装飾を充実させました。

・利用者のニーズに応えられるよう、施設の設備・備品を充実させました。

・貼紙やサイン等で危険箇所に注意喚起を促すと共に、利用者への声がけも行い安全対策を実施しま

した。

・文字の大きさや配色等に配慮し、誰もが見やすい書類・掲示物等の作成を行いました。

③事業計画

1)事業方針及び事業計画

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ア.貸館事業

現在の予約受付方法を踏襲し、公正、公平な手続きを実施しました。予約方法は、大和市が管理す

る施設予約システム内で照会・予約を行い、経費削減と利用者の利便性を重視した予約体制をとりま

した。利用条件・利用方法・支払方法に関しては、従来の大和市生涯学習センターの規則を順守し遂

行しました。

また、利用者のニーズを収集してサービス、設備の利便性・快適性、制度(利用ルール)において

見直しが必要な箇所は都度市に提案しました。

a.施設の貸出手続業務

・施設の設置目的や条例、施行規則に従って公共性に配慮した受付を行いました。

・「受付マニュアル」、「会計マニュアル」を作成しオペレーションを統一しました。

・全ての業務でダブルチェックまたはそれ以上の重複チェックを徹底しました。

・取得情報の適切な管理を徹底しました。

b.貸出手続きの流れ

・「利用の手引き」を作成し、利用者が円滑に手続きできるようサポートしました。

・《利用者登録受付》《利用申し込み(仮予約)の受付》《予約から利用料金のお支払いまで》《当日の

対応》は、事業計画書に則って変更なく遂行しました。

c.経理業務と金銭管理

弊社独自の会計システムで一括管理し、本部のバックアップ体制を構築しています。予算管理や使

途の妥当性・明確化について本部と施設が一体となって管理し、「会計マニュアル」を作成して適切な

予算・契約・会計・決算事務を行いました。

・生涯学習センターとして経理の担当者を配置し、経理業務を一括管理しました。

・「会計マニュアル」に則り、適切かつ安全な経理処理を行いました。

・当施設専用の口座を開設し、利用料金や講座収入等の出入金を明確に管理しました。

・利用者の利便性を考慮し、支払い対応の窓口を一本化しました。

d.市民交流ラウンジの運営業務

※仕様変更のため自動ドアではなくゲートを設置しました。

・自動入退室システムを導入し、利便性の向上、管理運営の円滑化を図りました。

・防犯対策として、市民交流ラウンジの防犯カメラの映像を、6F 生涯学習センターの事務室でも確

認し、状況に応じて即座に対応に向かいました。

・6F 事務室に市民交流ラウンジとつなぐインターホンを設置し、利用者からの問い合わせに随時対

応しました。

e.フリースペースの運営業務

生涯学習に関するさまざまな情報、生涯学習センターからの情報、登録団体の情報などを掲示して、

利用者の活動支援に努めました。

f.印刷室の運営業務

・登録団体や生涯学習・社会教育の活動支援のため、複写機、印刷機を設置しました。

・定期的に職員が見回り、用紙やインクの補充を行うと共に利用者からの使い方などの問合せにも対

応しました。

g.職場体験等の対応業務

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市内の児童、生徒の職場体験の受入れに対応しました。

・2016年 12月 14日から 15日 大和市立光丘中学校職場体験学習 2名

・2017年 1月 18日から 19日 大和市立大和中学校職場体験学習 2名

イ.生涯学習事業

大和市が推進する「大和市生涯学習推進計画」での「豊かな心を育てる生涯学習のまち」に基づき、

市民一人ひとりが心身ともに健康で楽しく、充実した人生を送るために、多様で自発的な学習の機会

や環境などの現代的課題に関する講座を開催しました。

a.生涯各期に合わせた講座、現代的課題に関する講座の開催

生涯各段階の特徴や地域の現代的課題を理解するよう努め、それぞれの学習ニーズに応じた学習の

機会を整備すると共に、市民が“受講側”としての学習だけに留まらず、その後の継続的な学習(団

体・サークル活動)、自発的な学習(ボランティア、講師)に発展し、市民が自主的に育ち、育ちあう

きっかけづくりの体制を整えるよう目指しました。

講座終了時には参加者同士で連絡先の交換を行ったり、自主的にぷらっと大和に残り、講座の振り

返りを行っている姿などが見られました。今後も市民の継続的な学習に繋がるような講座を企画・運

営していきます。また、「小学生のための花育講座」の講師には、やまと生涯学習ねっとわぁくの登録

講師を活用しました。(詳細は別紙③「生涯学習センター 生涯各期に合わせた講座、現代的課題に関

する講座一覧」を参照。)

《実施結果》

生学区分 H28年度実施数

乳幼児期 6事業/20日

青少年期 3事業/9日

成人期 4事業/10日

高齢期 3事業/7日

現代的課題 2事業/7日

b.やまと市民大学の開催

市民のみなさまがより専門的な知識を学ぶ場として、学識経験者や有識者、専門家など優れた知見

を有する方々を講師に迎え、「人間を知るコース」「現代を知るコース」の各コースについて5回講座

を1事業ずつ実施しました。

「人間を知るコース」では、大和市文化創造拠点シリウスの名にちなみ「星のソムリエ○R が語る~

星の芸術~」を開催しました。星座や星の名前だけではなく、芸術や文化の視点からも星について学

び、日々の生活で星空を感じてもらえる内容を行いました。参加者は真剣にメモを取り、身近だけれ

ど忘れてしまいがちな星について再発見をしていました。アンケートでは今後も続けて開催して欲し

いなどの声も多く聞かれ、今後も市民の身近で、より深く学べる講座を企画・運営していきます。(詳

細は別紙④「やまと市民大学の開催一覧」参照。)

《実施結果》

コース H28年度実施数

人間を知るコース 2事業/10日

現代を知るコース

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c.やまとこども市民大学の開催

こどもが普段学校では学べない一味違った内容、テーマを取り上げ、こどもの学ぶ力や生きる力の

向上及び地域の教育力の向上を目指しました。

「イラストワークショップ ぼくのわたしのドリームマップ」では、1 階ギャラリーで展示が行わ

れていた「及川正通イラストレーションの世界」と融合し、子どもたちが自分のドリームマップを作

りました。講師にはイベント観光協会でヤマトンのイラストも担当されている五條氏に依頼しました。

参加者は自分だけのドリームマップを一生懸命作り、保護者のアンケートにも子どもが想像力豊かに、

楽しく取り組んでいたとの声をいただきました。

今後も、地域の子どもたちが成長していく中で何かの“きっかけ”になるような講座を企画・運営

していきます。(詳細は別紙⑤「やまとこども市民大学の開催一覧」参照。)

《実施結果》

区分 H28年度

やまとこども市民大学 2事業/2日

d.生涯学習関連事業の開催

H28 年度は、H27 年度から継続されている「地域リーダー養成講座 外国人のための日本語力(読

む・書く・話す力)アップ編」を開催しました。参加者のアンケートでは、文法や話す練習、仕事に

役立つ日本語をもっと学びたいなど、意欲的な声が多く聞かれました。

H29 年度も継続して講座を行うことで、地域の外国人の日本語力やコミュニケーション力を高め、

地域のリーダーとなる人材を育成し、外国人と日本人が共生できる社会の実現を目指します。(詳細

は別紙⑥「生涯学習関連事業の開催一覧」参照。)

《実施結果》

区分 H28年度

生涯学習関連事業 1事業/4日

e.地域と連携した講座の開催(年間1日(回)実施)

地元「深見台保育園地域子育て連絡会」の講座と会議に参加しました。また、深見大和地区民生委

員児童委員協議会の「森のくまさん」では、屋内こども広場と連携し、多目的室で講座を開催しまし

た。

f.生涯学習情報等の提供

生涯学習情報等の提供に関しては、市内をはじめ、近隣のさまざまな生涯学習情報を収集し、専用

の掲示スペースと閲覧場所を設けました。

g.やまと生涯学習ねっとわぁく制度の運用

利用申請の受付をし、登録講師と制度利用者の連絡調整を行いました。また、制度のチラシを掲示

するなど制度自体の周知・広報に努めました。

h.どこでも講座の調整業務

どこでも講座メニューに掲載されている市の担当課と、利用を希望するグループとの連絡調整を行

いました。

i.特別教室開放事業

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大和市配布のマニュアルに従い、特別教室開放事業に関する受付業務及び各学校管理者との連絡調

整を行いました。

ウ.地域活性化事業

当施設の事業を中心に、市民にコミュニティ活動の機会や場所を提供し、地域コミュニティ活動の

活性化につながる“きっかけづくり”を積極的に行いました。

H29 年度の「生涯学習センターまつり」の実行準備委員会の発足や会議の開催に協力し、実行委員

会へ繋がるようにしました。

a.利用者懇談会等の開催

【利用者調整会】

利用団体からの利用希望の多い貸出倉庫(団体用ロッカーなど)の利用者調整会を開催しました。

『コインロッカー・サークル倉庫ご利用方法説明会』

・2016年 2月 11日(土)10:00から 11:00

601講習室 参加団体 3団体 参加者 3名

b.生涯学習の推進に寄与する団体支援業務

市の規程に準じ、生涯学習センターの利用団体の活動を支援し、団体活動の活性化を図りました。

社会教育関係団体や登録団体には、活動紹介専用の掲示スペースを作り、受付窓口は常時団体相談窓

口として機能するよう積極的な団体の支援に努めました。

c.館長会議、市内学習センターとの連絡調整会議への参加

館長会議と連絡調整会議に出席し、各館と調整を行いました。企画事業など 5館での日程の調整の

他にも、相互に情報を共有し、講座や事業の内容の向上を図りました。

2)実施体制

館長以下、副館長、事業企画制作部門、総務施設利用部門で連携して業務を実施しました。

また、現場のみならず本部による万全のバックアップ体制を整えることで、クオリティの維持・向

上、新企画の立案・実施、効率的な運営等、民間らしい管理運営体制の構築を目指しました。また、

すべての事業において主担当・副担当を配置し、相互に業務を補完しあえる体制を構築し、実施しま

した。

④利用規則

以下の 3点につきましては、事業計画書に則って変更なく遂行しました。

1)施設利用の公平性

2)利用規則

3)利用料金

⑤人員体制

人員体制につきましては、事業計画書に記載・申告した内容に変更なく遂行しました。

3)職員の育成に関する取り組み

ア.人材育成及び職員研修に関する考え方

各種研修・訓練・実践を繰り返し、地域に貢献できる人材の育成を目指しました。

イ.具体的な教育・研修内容

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入社時研修、安全のための基本研修・訓練、専門知識を習得するための選択研修、ステップアップ

のための本部研修及び他施設との情報共有に分け、職員が重要度・必要性に応じてスキルアップして

いけるよう、本部と施設が一体となって人材を育成する体制をとりました。

ウ.目標支援

各業務に当たる職員が専門性の高い知識・スキルを得るため、自治体や外部の講習・研修等への参

加や資格取得を支援・奨励する制度を設けました。実施に当たっては「受講申請書」ならびに「実施

報告書」の提出を義務付け、館長の指導のもと、適切な研修の受講を実施しました。

エ.評価

職員が、「自分に期待されている役割は何か」を自覚し、自己評価と職務の改善・向上につながるよ

う、自己チェック表を記入し、継続的な目標管理を行いました。

オ.個人面談の実施

自己チェック表をもとに、館長や本部担当者との個人面談を行い、振り返りと目標設定を確認しま

した。面談を通して現状を把握し、一人ひとりの考えや意見を引き出すことで相互の理解を深め、業

務への取り組み姿勢や満足度の向上に努めました。また、本部担当者は職員の相談窓口としても対応

し、風通しの良い環境をつくりました。

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(4)大和市屋内こども広場

①基本方針

大和市屋内こども広場(以下、こども広場という。)は、健やかで康らかな生活をもたらす「健康創

造都市 やまと」の実現を促進するため、課題となっている子どもの「生きる力」の低下や、家庭や

地域における「子育て力」の低下などに対応するよう努め、市民にとって「日常のあそび場」「子育て

の場」となり、子どもと子育て中の家族みんなの健康と笑顔をつくることを目指し運営にあたりまし

た。

また、こども広場を利用する子どもや子育て中の親たちが、将来にわたって充実した人生を育み、

互いに育ち合っていく地域社会を築くため、文化芸術や生涯活動への参加を積極的に促し、その取組

みを応援します。子どもや子育て中の親たちが「市民」として主人公となり、自分たちの暮らしと活

動を支える場としての「まち」に積極的にかかわり、世代や国籍、民族の違いを超え、人と人とのつ

ながりのあるコミュニティとしての「社会」を形成していく、さらには大和市の文化を継承し未来に

つなげていく、そのようなきっかけを作る場となることを目指してまいりました。

こども広場は、子どもと子育て中の家族みんなの健康と笑顔をつくるため、また「健康都市」を支

える施設として、以下の3つのコンセプトを基に運営を行いました。

1)子どもたちの健やかな成長のパートナー

子どもたちが成長に必要な知力や体力を養い、日々健康に過ごすため、天候に左右されずに思い切

りあそぶことのできる施設。

2)親と子の交流を生み出すターミナル

子育て世代の親と子どもが集うことで、親子の交流に加えて、親同士、子ども同士の交流を促進す

る施設。

3)子育て世代の親のサポーター

こども広場の利用者が、文化芸術や生涯活動をする際に安心して子どもを預けられる施設とし、子

育てに関する悩みや子どもの健康について気軽に相談できる施設。

②サービス提供に関する取り組み

親子がこども広場に集い交流し、日常のあそび場・子育ての場として継続的に利用していただくた

めに、親子が安心快適に過ごせるよう安全管理や衛生管理を徹底することはもちろん、共に寄り添い、

共に感動し、共に成長する姿勢でサービスを提供し、子どもへの対応と運営にあたっては、子どもの

権利条約を尊重し、子どもの最善の利益を考えて行動しました。

1)利用者との日常のコミュニケーション

ア.親しみやすい雰囲気で

日常のあそび場であり、子育ての場であるこども広場は、気軽に立ち寄れて、繰り返し利用しても

らえるよう、親しみやすい雰囲気づくりを大切にしました。

イ.小さなことでも積極的・具体的に褒める

「お片付けしてくれたのね、ありがとう」「すごいね、グルグルできるようになったね」「お友達に

貸してくれて、偉いね」など、子どもたちの行動を観察し、褒める対象を見つけたら、積極的かつ具

体的に褒める習慣を心がけました。

ウ.広場のコミュニケーションを活性化

こども広場での親子、子ども同士、親同士の交流を促進するため、職員が積極的に声を掛け、一緒

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に活動できるあそびやイベントへの参加を促しました。

2)利用者ニーズの把握及び実現策

ア.意見箱の設置と利用者アンケートの実施

日々のコミュニケーションを大切に、利用者の要望や意見を求める為、こども広場のみのアンケー

トを実施しました。イベントの開催時にはアンケート用紙を配布し、満足度や要望をタイムリーに把

握し、次回の企画に反映しました。

3)情報の発信

こども広場のサービス案内やイベント予定のほか、知育遊具の紹介等の情報を発信しました。活動

報告も含めることで、こども広場に対する認識を深め、より身近な存在として感じてもらえるよう努

めました。

ア.チラシの発行・配置

こども広場で開催されるイベント情報を掲載したチラシを毎月発行し、文化創造拠点内に掲示する

ほか、市役所や親子が集う市内の公共施設に掲示していただきました。

イ.ホームページの充実

こども広場のイベント情報や活動報告の最新の情報のほか、市の関連部門へリンクするよう検討し

ています。

③事業計画について

1)屋内公園事業

ちびっこ広場・げんきっこ広場では、子どもたちがのびのびとあそび育つことのできる「日常のあ

そび場」、そして「子育ての場」をつくりました。

ア.自由で充実したあそび環境を提供

季節や天候に左右されない屋内で、多彩な身体動作を引き出しデザイン性にも優れたあそび道具を

多数導入し、創意工夫に満ちたあそび環境を提供しました。

イ.親同士のコミュニケーションや情報交換を通し子育て支援の場を提供

様々な子育てに関する催しを定期的に開催し、訪れた親同士で気軽にコミュニケーションがとれ、

子育てに関する情報の受発信ができる場として、当広場を活用していきました。

ウ.「地域コミュニティの核となる広場」へ

地域の人々が気軽に集い、子育ての情報交換を行うなど、あそび場が地域の人と人とをつなぐ、「地

域コミュニティの核となる広場」となることを目指すよう努めました。

【あそび道具の選定基準】

私たちが提案するのは子どもの成長に欠かすことのできない生活のための道具です。あそ びの中で

子どもが主体となり、工夫次第で様々なあそびへと発展するものこそふさわしいと考え、あそび道具を

世界中から厳選し、ちびっこ広場・げんきっこ広場に導入しました。

大きく分けて以下の4種類の遊具を選定しました。

A:想像力や工夫する力などを育む道具

B:全身を使ってあそべる遊具(体力づくりやバランス感覚の養成)

C:感覚を刺激し成長発達を促す遊具

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D:創造力を養うとともに他の利用者との交流を通じ社会性を育む遊具

【ちびっこ広場・げんきっこ広場のイベント】

ちびっこ広場とげんきっこ広場では、プレイリーダーやボランティアの方による様々なイベントを

企画しました。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

11/3 げんきっこ広場 てづくり王冠プレゼント げんきっこ広場入場者の

子供 3000名

エ.みんなで手あそびうた

広場に集まったみんなで「はっぴーぴよぴよタイム」と題しプレイリーダー・保育士主導で親子、

あるいはお隣のお友達と一緒に手あそびをする時間を設け、交流を促進しました。

オ.クラフトイベント

折り紙、かんてんねんど、風船などを材料に、親子で簡単に楽しく作れるものをテーマにした工作

のイベントを実施しました。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

1/18 げんきっこ広場 世界に1つだけ!自分の紙ひこうきを作ろう 8 組 18 名

大人 8 名 子供 10 名

2/1 げんきっこ広場 風船を使って遊ぼう

バルーンアートの世界へようこそ

26 組 54 名

大人 26 名 子供 28 名

カ.げんきっこ広場デビュー

初めてげんきっこ広場を利用する親子を集めて、場内の遊具や各ゾーンをプレイリーダーがご案内

しました。また、それぞれの遊具の持つあそびの価値を知り、実際に親子であそび、遊具に触れてい

ただきましたた。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

12/9

~3/31 げんきっこ広場 げんきっこ広場デビュー

33回開催

1回平均 5組の親子が参加

キ.集合!いつもの広場がちょっと違う!

プレイリーダーが、広場にある遊具を使った、ボールプールでの宝探し、「エビカニクス」ダンスな

ど普段とは違うあそびの方法を提案しました。また、集まった親子みんなで一緒にトライするボール

あそびやロープあそびも行いました。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

12/12 げんきっこ広場 集合!いつもの広場がちょっと違う! 2 クール 28 組 67 名大人 28

名 子供 39名

2/20 げんきっこ広場 親子 DE 体操 3クール 22組 11名

大人 11名 子供 11名

ク.プレイリーダーやボランティアによる日替わりあそび

「はっぴーぴよぴよタイム」と題しプレイリーダー・保育士による読み聞かせや音楽に合わせたリ

ズム遊び、ベビーマッサージを開催しました。また、ボランティアによるポリ袋を使ったクリスマス

リースも作成しました。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

2/22 げんきっこ広場 サプライズイベント

はらぺこあおむし・歌い聞かせ

3クール 9組 18名

大人 9名 子供 9名

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ケ.ちびっこ広場とげんきっこ広場の利用者を増やすための各種イベント

季節感を取り入れた内容やサプライズ感を出したイベントを企画開催しました。

(2月鬼退治 3月桜の花満開(手形を桜の花にみたてた手形アート))

桜の手形は 各会場で開催し年代別の大きさの違う手形を桜の木に仕上げ保育室前の壁面に飾り

ました。(詳細は別紙⑦「ちびっこ広場とげんきっこ広場の利用者を増やすための各種イベント一覧」

参照。)

コ.やまとみらい間での共催イベントの開催

クリスマスの読み聞かせ後にサンタがキャンディレイをプレゼントしました。

(図書館・生涯学習センター・屋内こども広場共催)

健康テラスにて健康体操を開催しました。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

12/23 おはなしのへや サンタさんと記念撮影

キャンディレイをプレゼント

70組近くの親子参加

キャンディレイ 58名

2)保育施設事業

ア.幼児預かり事業(保育室)

文化創造拠点の利用者のために、未就学児童を預かり、託児を行いました。

「1階のカフェでコーヒーを飲みながらママ友とおしゃべりをするので1時間のお預かりをお願い

します。」「資格をとるレポートを作成中なのでお預かりをお願いします。」「生涯学習センターの講座

を受けるのでお預かりをお願いします。」など子育て中の親たちのリフレッシュ、自分磨き、自己実現

を促進し、日々の生活や人生を充実させながら子育てを楽しめるようサポートしました。

○サービスの流れ

・予約受付

申込書を用いて、ご利用日時のほか、子どもの名簿(名前・呼び名、月齢・子どものくせ・アレルギ

ー等の注意事項等)を作成します。

・当日お預かり時

視診と保護者への口頭によるヒアリングを行い、子どもの健康状態を確認し、気になることがあれば

メモし、ほかの職員にも周知しておきます。

・託児

子どもがくつろいだ環境の中で、安心して楽しく過ごせるよう工夫します。発達段階に応じて絵本の

読み聞かせやリズムあそび、制作などを行います。

・お引渡し

お迎え時に託児中の出来事と保護者への子育て応援メッセージを添えたレポートを渡し、お別れしま

す。

イ.イベント

保育室ではいろいろなイベントも行いました。

保育士による絵本の読み聞かせ「ほっこり えほん の じかん」と題し開催しました。

保育士が図書館から季節や発達段階に応じた絵本をピックアップして読み聞かせを行いました。また、

海外の絵本に触れる機会も作りました。

a.乳幼児身体測定

「大きくなったかな?」と題し保育室のスタッフが身体測定を行いました。定期的に利用していた

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だく事でこどもの成長を感じていただくことが出来るようカードを作成しました。

日 付 会 場 事業名 内 容 参加者数

11/3~3/31 保育室 大きくなったかな?

身体測定

0 才 92 名

1 才 109 名

2 才 22 名

3 才~11 名 234 名

11/25

1/13

3/3

多目的室 大和市育児相談

0 才 67 名

1 才 23 名

2 才~19 名 109 名

b.リトミック

音楽を使って、身体的・感覚的・知的に優れた子どもたちの育成をめざす「チップリップ♪リズム

にのって 1.2.3」を開催しました。今回は、春をさがしに行こうと題し、次のようなストーリーを展

開しました。

・ピアノにあわせて出発、春を探しに行く→お花畑に到着→工作(花をまき、拾い集めてもらい紐に

通す)→ブレスレットの完成→完成したら妖精に変身皆でダンス→手遊び・紙芝居→終わりの挨拶

→お見送り

日 付 会 場 事業名・内 容 参加者数

3/14 多目的室 チップリップ♪リズムにのって 1.2.3 7 組 14 名 大人 7 名 子供 7 名

c.保育室の利用者を増やすための各種イベント

子どもの英語教室「LaLaLa Land~Ridiaさんと英語で Sing Along!」を開催しました。

日 付 会 場 事業名 内 容 参加者数

3/4 多目的室 LaLaLa Land

Ridia さんと英語で

Sing Along!

ピアノに合わせた歌を中

心にカードなども使用し

英語に親しむ。

子供 6 名

3/17 多目的室 子供 16 名

ウ.育児相談事業(相談室)

こども広場では、出産予定者を含むすべての子育て家庭を対象に、育児に関する不安や悩みの相談

を受け付けました。経験豊富な保育士(有資格者)により、専門的なアドバイスができる体制をつく

り、子育てに不安や悩みを抱える方々に、気軽に相談できる場を提供することで、一人で抱え込むこ

とを防ぎ、疑問や不安を解消することにより、もっと子育てを楽しんでもらうことを目的としました。

また、大和市が定期的に行う保健師等による健康相談、管理栄養士等による栄養相談の業務支援を

行い、日常的に保健所や児童相談所などの行政機関と連携できる関係を築きました。

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

11/3~3/31 保育室・相談室 育児相談 32 件

11/25.1/13

3/3 多目的 大和市育児相談 86 件

エ.多目的室運営事業(多目的室)

芸術文化ホール及び生涯学習センターを利用するイベントの主催者が、顧客サービスの一環として、

託児付きのイベントを開催する際に、託児スペースとして部屋を貸し出し、子育て家庭が文化芸術や

生涯学習活動に安心して取り組めるように支援しました。また、大和市が実施する子育て支援事業に

協力するほか、ものづくり教室や各種講座を企画し、子どもの創造性を高める活動や、子育て世代の

親子の交流を促進する活動を行いました。

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a.ものづくり教室(第 1.3 土日開催)

保育士が企画運営し、季節感を取り入れた題材とした。第1、第3土曜日は3才~5才。第1、第

3日曜日は6才~8才を対象に家庭でも簡単にできるようトイレットペーパーの芯やティッシュ BOX

の廃材など身近な材料を使用して開催しました。(詳細は別紙⑧「ものづくり教室開催一覧」を参照。)

b.保護者・保育者・サークル向け教室

多目的室では、保護者や保育者向けの各種講座を開催しました。母親だけでなく、父親も参加でき

子どもと一緒に参加できるものも開催しました。

日 付 会 場 事業名 内 容 参加者数

3/23 多目的室 こどもと comodo にコ

ンサート

季節感を取り入れた選曲。子供

達にもなじみのあるアニメソン

グなども含み演奏。

14 時~ 23 組 52 名

大人 24 名 子供 28 名

15 時半~ 19 組 46 名

大人 20 名 子供 26 名

c.保育室に子どもを預け、保護者だけで落ち着いて参加できるものも開催しました。

日 付 会 場 事業名 内 容 参加者数

3/7 多目的室 ママとアネシィー ヨガ(子供別室)

その後子供を交え懇親会。

5 組 10 名

大人 5 名 子供 5 名

3/10 多目的室 ママとアネシィー 5 組 10 名

大人 5 名 子供 5 名

d.手作りおもちゃのヒントがいっぱい

ものづくり教室で開催しました。

e.心触れ合うわらべうた・手あそびうた

「はっぴーぴよぴよタイム」で開催しました。

f.赤ちゃんと思いきっりスキンシップ(ベビーマッサージ)

赤ちゃんへのマッサージやスキンシップの大切さをお話しました。

「はっぴーぴよぴよタイム」で開催しました。

g.読み聞かせ講座

子どもが絵本を通じて絵や文字に親しむ習慣を乳幼児期から身につけられるよう絵本や紙芝居な

どを使って読み聞かせを行いました。

「はっぴーぴよぴよタイム」「ほっこり えほん の じかん」で開催しました。(詳細は別紙⑨「読み

聞かせ講座開催一覧」参照。)

h.屋内こども広場の利用者を増やすための各種イベント(随時)

屋内こども広場に足を運んでもらえるよう、保護者、保育者、サークル向けのイベントを定期的に

行いました。

i.やまとみらい間での共催イベントの開催

図書館、生涯学習センター、芸術文化ホールなどと共催で子ども向け、親子向けのイベントを融合

事業として月のテーマを決めて行いました。

(11月おともだちあつまれ!キッズディ 12月クリスマス 1月新春 2月愛 3月イマジネーション)(詳

細は別紙⑩「やまとみらい間での共催イベント一覧」参照。)

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3)実施体制

これまで培ってきた保育に関するノウハウを発揮し運営していきました。

病院の保育室の運営管理の経験と 4.000名を超える豊富で優秀な人材を活用し、スキル向上のため

研修会を定期的に開催しました。

④利用規則

1)施設利用の公平性

職員研修の実施、事業計画のスケジュールの作成、ユニバーサルデザインの原則を踏まえたサービ

スの提供といった対応策を講じることで、施設利用の公平性を確保しました。ユニバーサルデザイン

の 7原則を踏まえ、「人的サービス・業務的サービス・施設サービス」の三つのサービスを必要に応じ

て組み合わせながら、誰もが気持ちよく利用できる施設を心がけました。

2)利用規則

『大和市屋内こども広場条例』及び『大和市屋内こども広場条例施行規則』に従い、利用規則を定

めました。

ア)利用時間

午前 9時から午後 7時まで

イ)利用者登録

利用申請書をこども広場カウンターに提出

ウ)予約

a.保育室・育児相談室

利用日の 1か月前から前日まで

※保育室は受け入れ体制に余裕がある場合、当日でも可能

b.多目的室

利用施設の利用の承認を受けた日から当該施設の利用の前日まで

エ)施設ごとの利用規則

a.ちびっこ広場

・利用対象:2歳までの幼児 ・保護者※の付き添い:必須 ・土足での利用:禁止

b.げんきっこ広場

・利用対象:3歳から小学校2年生までの児童 ・保護者の付き添い:必須

・1人の保護者※が同伴できる児童:原則 3人以内

・利用時間:①9:00~11:00 ②11:00~13:00 ③13:00~15:00 ④15:00~17:00

⑤17:00~19:00の 5クール

・利用の受付:午前 9 時から午後 6時まで ・土足での利用:禁止

・最大利用人数:げんきっこ広場の広さと安全性を考えて、仮想定 75組(親:子=1:1=1組)

※保護者とは、扶養者又は 20歳以上の大人をいいます。

c.保育室

・利用対象:満1歳から小学校就学の始期に達するまで

・1日の利用時間・4時間を限度(保護者が大和市文化創造拠点を利用している間の託児を原則)

・保育スタッフ1名につき、預かることのできる子どもの人数:弊社の独自のノウハウを基に設定

(10人程度まで)

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・1歳児・・・2名まで ・2、3歳児・・・3名まで ・4歳児以上・・・5人まで

d.育児相談

・食育講座や保健師などの巡回相談を実施している時間:通常の育児相談はお休み

e.多目的室

・利用時間は、準備から現状回復に要する時間も含む

3)利用料金

『大和市屋内こども広場条例』で示されている料金表を上限と考え、市と協議のうえ、次のとおり

設定しました。

名称 区分 単位 金額

げんきっこ広場 個人利用

子ども 2時間につき 市内利用者 200円

市外利用者 300円

おとな 1日につき 市内利用者 300円

市外利用者 400円

保育室 個人利用 1時間につき 500円

多目的室 団体利用 2時間につき 1.000円

ア.料金の支払い方法

a.げんきっこ広場

券売機でチケットを購入して料金をお支払いいただきます。

b.保育室・多目的室

こども広場カウンターでお支払いいただきます。

⑤職員体制

それぞれの職員が持つ経験や能力を活かし、質の高いサービスを実現するために、幅広い年齢層・

男女からバランスよく採用しました。また弊社の企業理念や運営方針を深く理解した既存運営施設か

らの人材登用や 4,000名を超える登録スタッフからも採用を行いました。今後、ボランティアの方の

活用も行ってまいります。

こども広場で就業する職員に求める職員像は次のとおりです。

・子どもを温かく包み、褒めてあげる人

・保護者の気持ちに寄り添える人

・目標に向かって前向きに取り組める人

・一人ではなく、皆で力を発揮できる人

・相手の立場に立って、考え、行動できる人

組織図

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(5)共通事項

①連携事業の計画

「事業企画検討委員会」を設置し、毎月、融合事業テーマを設定し、そのテーマをもとに施設全体

が一体となった魅力ある融合事業の展開を図りました。また、複数の施設による連携事業についても、

様々な取組みを実施しました。

1)全体融合事業 7回実施

テーマ 実施回数

11月 シリウス・キッズ・落語 3

12月 クリスマス 1

1月 新年(お正月) 1

2月 バレンタイン 1

3月 イマジネーション 1

2)連携事業(複数施設)

ホール事業や生涯学習センター講座と合わせた関連本の展示など 42回実施

②情報発信に関する取り組み

基本方針

文化創造拠点では、施設の大きな特長である複合施設の利点を生かし、それぞれの専門施設の中

で、市民が行き交い、拠点全体のリピーター・サポーターとなっていくことを目指しました。全館

統一ホームページの立ち上げ、全館の情報を集約した広報誌を創刊し、市内 6万 3千世帯に新聞折

込として配布しました。

また、各施設の広報担当者が月 2回、広報会議を実施し、文化創造拠点の広報方針、活動内容を

決定し、広報活動を実施しました。市民がさまざまな媒体で文化創造拠点を知り、興味・関心を持

ってもらえるよう、他の地域メディアとも連携し、情報発信を行いました。

1) 情報発信展開

ア.ホームページ

利用案内、催事内容などを市民にわかりやすく伝えることはもちろん、文化創造拠点全体の施設の

コンセプト、特徴もわかりやすくレイアウトし、初めてホームページを訪れる方が、必要な情報を簡

単に検索することができるようなレイアウトにいたしました。また、「Facebook」や「広報誌

YAMATOMIRAI」といった最新の情報が掲載されるコンテンツに関しては、トップページの目立つ位置に

バナーを設置して利用者がアクセスしやすい工夫をしました。

イ.文化創造拠点広報紙

文化創造拠点広報紙「YAMATOMIRAI」を 2ヶ月に 1回、発行しました。各施設で実施されるイベント

情報や各施設からのお知らせなどの情報を集約し、市民が入手しやすい市役所や公的機関に配布する

のと同時に、ホームページ上でも閲覧していただけるようにしました。

ウ.文化創造拠点パンフレット

施設の概要を写真入りで詳しく記載した全館共通の施設パンフレットを作成しました。施設の利用

希望者や、自治体等からの視察や貸館の営業で活用しました。

エ.商店街・近隣施設

大和市の賑わいを創造する立場として、近隣の商店や施設への働きかけを行いました。施設への入

口である駅などに、広報媒体誌の設置、イベントポスター・ちらしの設置に協力をお願いし、市内の

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方々がイベント情報を知るための入口を広げました。

オ.視察・取材対応

複合施設のモデルとして、自治体、企業からの視察の申し込み、新聞・雑誌・テレビ等の媒体から

も取材を積極的に受け、施設を広くアピールしました。

視察受け入れ件数は、92件でした。

メディア(新聞・雑誌・テレビ)掲載実績

<新聞>

【11月】

東京新聞・神奈川新聞・毎日新聞・朝日新聞 11/2~4(シリウス開館)

相模経済新聞 11/20(シリウス開館)

【1月】

神奈川新聞 1/20(来館者数 50万人突破)

北海道新聞 1/20(シリウス開館・札幌で開館準備中の複合文化施設と絡めた紹介)

【3月】

神奈川新聞 3/18:「100万人突破」記事(相模原・県央版)

神奈川新聞 3/18:「100万人突破」広告(全 5段)

神奈川新聞 3/23:「100万人突破」コラム記事(相模原・県央版)

<TV>

J-COM 3/18:「100万人突破セレモニー」放送

<情報誌等>

【11月】

地域情報誌「タウンニュース」11/4号:記事掲載(開館)・広告掲載

(開館イベント)

地域情報誌「タウンニュース」11/11号:記事掲載(開館/館内紹介)

地域情報誌「ショッパー」11/4号:記事掲載(開館)

【12月】

地域情報誌「タウンニュース」12/9号:記事掲載(来館者数 23万人突破)

教育専門誌「School Amenity」 12月号:記事掲載(施設紹介)

【1月】

地域情報誌「くるず」Vol.7:巻頭特集(館長インタビューほか)

地域情報誌「タウンニュース」元旦号:記事掲載(音楽ふれあいマルシェ)

地域情報誌「タウンニュース」1/6号:記事掲載(4階成人式コーナー)

地域情報誌「タウンニュース」1/13号:記事掲載(来館者数 50万人突破)

【2月】

地域情報誌「ヒット」2月号:記事掲載(施設紹介)

文化施設情報誌「地域創造レター」2月号:記事掲載(施設紹介・ホール中心)

【3月】

「なでしこリーグオフィシャルガイドブック 2017」3月発行

地域情報誌「タウンニュース」3/24:「100万人突破」 記事

地域情報誌「リベルタ」3/23:「100万人突破」記事

地域情報誌「タウンニュース」3/24:「ホワイト Dayコンサート(ホール)」記事

地域情報誌「タウンニュース」3/31:「文楽のい・ろ・は(ホール)」レビュー記事

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<FM YAMATO>

FM YAMATO「やまもり☆ホッとスクランブル」2/16放送(図書館紹介)

カ.構成員のネットワーク

構成企業各社のノウハウやネットワークを駆使し、大和市文化創造拠点の認知度向上を図りました。

図書館総合展での施設紹介や、神奈川県公立文化施設協会主催の施設見学会の受入を実施し、施設

の存在価値を広く周知しました。

③利用者の誘致・拡大に関する取り組み

基本方針

初年度は大和市で活躍されている団体、企業、学校の誘致に力を入れ、地域の方々に新しい施設を

知っていただき、良さを実感していただくことで、今後の利用拡大を目指しました。

1)地域の団体、企業の誘致

施設を利用していただいた団体、企業に対して、フェイストゥフェイスのコミュニケーションを実

施し、次回の利用に繋がる営業活動を行いました。

2)社会見学の受け入れ

文化創造拠点は多数の施設で構成される複合施設です。図書館、ホール、生涯学習センター、屋内

こども広場など、多種多様な仕事があります。この多様性を活かし、小学校を中心に社会見学を受け

入れました。当日は、それぞれの施設の専門スタッフが、施設の案内をすることで、継続的に利用し

てもらうためのファン作りを行いました。

・社会科見学受入数:市内・・・6件(612名)

・大学見学受入数 ・・・1件

3)芸術鑑賞会のサポート

学校主催の芸術鑑賞会においては、生徒・ご父兄、教育関係者が多数来場されることを想定して、

綿密な打合せを行い公演当日、円滑に進行ができるよう、支援しました。

④情報発信に関する取り組み

文化創造拠点シリウスでは、4つの施設が一体となり、多くの関係機関(FMやまと、地域媒体紙等)

と連携し、施設の特徴や催事内容を発信しました。

また、各施設の広報担当者が月 2回、広報会議を実施し、文化創造拠点の広報方針、活動内容を決

定し、実施しました。大和市民がさまざまな媒体で情報を得る機会を創出し、市民が実際に足を運び

たい、施設を借りてみたい、という来館動機の創出をめざしました。

⑤要望・苦情への対応

1階エントランスに、ご意見箱を設置し、来館者の皆様からご意見をいただきました。ご意見は、

受付けを行い、その都度、大和市の関係職員及び各施設の館長にメールで情報提供し、意見内容の共

有化を図りました。

また、意見の内容については、週1回、定期的に開催される「館長会議」において、1件ずつ協議

を行ない、対応できるものは実施し、改善に繋がるよう努めました。また、市と協議する必要がある

と判断したものは、これも週1回、市の担当課長と統括責任者で定期的に行っている定例会で調整を

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進めました。

平成28年度のご意見数は116件で、開館当初は、施設の使い方、施設の案内表示などについて

多くのご意見をいただきました。館内のサインを含め、改善できることから実施をしました。

また、やまとみらいの広報や HPなどにも、改善できた点や、よくある質問などを登載し、来館者に

使いやすい施設づくりを目指しました。

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【3.施設の維持管理に関すること】

(1)基本的な考え方

施設の維持管理にあたり、拠点の特徴を踏まえて、以下の3項目を基本方針として業務を行い拠点が

安全に円滑に運営されるように努めました。

(2)実施体制及び人員体制 (下方の施設維持管理体制図をご参照ください)

1)防災センター所長

防災センター所長は、清掃・設備・警備・駐車場・駐輪場の各業務を統括するとともに、指定管

理者「やまとみらい」に横断的に組織される安全向上委員会の事務局を務め、文化創造拠点全域の

安全の向上に向けて活動しました。実施記録(安全向上委員会議事録等)は、防災センターにて管

理保管しています。

2)設備員

設備員は、拠点内の建物及び設備機器の異音・異臭・不具合等の定性的情報と機器データ等の定

量的情報を日々把握し、日常点検、定期点検を実施し拠点全体の安定稼働の維持に努めました。ま

た、空調機等の設備機器を運転・制御し、来館者の快適さと省エネの両立に努めました。実施記録

(設備日誌、保守点検表等)は、防災センターにて管理保管しています。

3)清掃員

清掃員は、開館の午前 9 時前に主要エリアの日常清掃を終わらせ、その後は午後 10 時閉館まで

巡回清掃等により全域の美観の維持に努めました。巡回清掃では、トイレなど汚れがひどくなる場

所に重点を置くとともに、緊急の清掃要請に臨機応変に対応しました。これにより朝9時から夜1

0時までの営業時間全般にわたり拠点内外の美観と清潔さを保てるよう努めました。実施記録(清

掃日誌、月間報告書等)は防災センターで管理保管しています。

4)警備員

警備員は、防災センターと協力し、拠点内の防犯・防災の為、エントランスでの立哨警備、拠点

内外の巡回警備に努めました。また、無人営業を行う地下 1階の駐車場・駐輪場のトラブル時の対

応を行いました。実施記録(警備日誌等)は、防災センターで管理保管しています。

5)駐車場・駐輪場業務

駐車場・駐輪場業務は、自転車等搬送ベルトの導入に伴う事故予防のため、今年度のみ係員を配

置し支援指導業務を実施しました。実施記録(係員勤務表等)は、防災センターで管理保管してい

ます。

駐車場・駐輪場料金

①3時間以内無料、高校生以下は無料

②6時間までごとに100円 ③1日1回の上限 200円

大型バイク 15台

小型バイク 36台

普通車 58台 ①30分までごとに200円  ②1日1回の上限 1,000円

196台自転車

①4時間までごとに100円 ②1日1回の上限 300円

【基本方針】

Ⅰ 安全・安心の提供

Ⅱ 快適の提供

Ⅲ コスト削減と施設・設備の長寿命化の両立

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(3)安全管理と緊急時の対応

「安全向上委員会」を指定管理会社の横断的組織として設置し、事務局を務めました。「安全マニュ

アル」を作成し、委員会を通じて拠点全域で事故の未然防止に努めました。

平成 28年 3月 28日に大和消防署立会いのもと自衛消防訓練を実施しました。実施記録(安全向上

委員会議事録、安全マニュアル、消防訓練実施記録等)は、防災センターで管理保管しています。

(4)環境への配慮と経費低減への取り組み

1)電子カルテの作成

点検履歴、故障履歴、補修履歴等をデータとして記録し、次回保守点検での重点事項の適切な把握

と対応を行なうことにより、過剰な点検と補修を予防しつつ長寿命化を実現し、今後のコストの削減

を目指すため、「電子カルテ」を作成しました。電子カルテは、防災センターで管理保管しています。

2)エネルギー使用量

5年間の指定管理期間を通じて省エネを実現するため、今年度は当施設の電気等のエネルギー使用

量のデータの蓄積に努めました。

時刻

駐車場駐輪場

注1:

注2: 設備員2及び4はビル管理組合の設備管理業務を兼務します。

注3: 設備員4の配置は概ね月間15日です。

注4: 警備員2及び4はビル管理組合の警備管理業務を兼務します。

統括責任者はビル管理組合の統括管理者を兼務します。 なお統括管理者が公休等で不在時は設備責任者が代行します。

清掃早番責任者及び遅番責任者が7:00~22:00をカバーし、清掃員(パート)が開館の9:00前にエントランスや各階トイレなど主要な共用部と図書館、生涯学習各室、ホールなど主要エリアの日常清掃を終わらせます。その後、階段室や駐車場・駐輪場など来館者の目につきにくい場所の日常清掃を午前中に実施します。午後は主に各階トイレ等の巡回清掃を行い閉館の22:00まで拠点全域の美観を維持します。なお、こども広場は汚れがひどいと予測しており、利用終了後の夜間清掃を行います。

警備

警備員1(責任者) 7:00-16:00

警備員2 7:00-16:00

警備員3 14:00-23:00

警備員4 14:00-23:00

参考:別途 ビル管理組合が配備する警備員が防災センターに24時間常駐いたします 

清掃

駐輪場・駐車場営業8:15~22:30について自転車等搬送ベルト導入に伴う事故予防のため、係員を配置し指導・支援業務を行います。

統括 防災センター所長  8:00-17:00

設備

設備員1(早番責任者) 7:30-16:30  

設備員2 7:30-16:30

設備員3 (遅番責任者) 13:00-22:00

設備員4 13:00-22:00

22 2321

施設維持管理体制図

7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

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【4.管理に関わる経費に関すること】

(1)経費削減への取り組み

①基本的な考え方

1)省エネ環境診断による改善措置の実施によりエネルギー使用量の削減を実現し、光熱水費の削減

努力を行いました。

2)デマンド計による最大需要電力の把握に基づき機器類の最大需要電力内での運転に努めました。

月毎のデータ蓄積に基づき、今後電力契約の見直しの可能性を模索して、最も有利な電気供給契

約の提案に努めました。

3)設備機器をこまめに点検し、軽微な補修は常駐する設備員が行うことにより、機器類の寿命を延

ばし中長期のコスト削減に努めました。

4)「大和駅から近い、屋内の駐車駐輪場で濡れない、自転車搬送コンベア付き」という利点を活か

し、利用率と売上の向上を通じて大和市の経費削減につながるよう努めました。

②オンライン入金サービスの導入

大和市文化創造拠点で発生する利用料金収入、事業収入の銀行口座への入金や両替に、SMBC デリ

バリーサービス、日本通運のオンライン入金サービスを導入したことにより、現金の入出金に関わる

人件費を削減できました。

入出金データオンライン入金サービスは、入金カードで認証してから、現金を入金機に投入するこ

とにより、構成員ごとの売上をリアルタイムで把握しました。また、両替システムを利用することに

より、職員が現金を持って銀行に入金や両替に行くことがなくなり、安全性でも大きな効果がありま

した。

③インカムの導入

文化創造拠点の多くの利用者への対応、図書館での閉架書庫の出納、館内の警備のために、図書館

では、インカムを導入し運営を行いました。次年度も職員間で迅速、的確な連絡が取れるよう、利用

者の利便性を高めるとともに、少人数で運営できる体制を継続します。

④ 情報の共有

施設の運営に関し、もっともコストがかかるのは人件費です。適正な人員で最大のパフォーマンス

を発揮するために、JV会議や館長会議、各専門委員会を中心とした各種会議を定期的に開催するとと

もに、やまとみらいメーリングリストなどを活用し情報共有を徹底しました。

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2.収支決算概要

(単位:円)

収 入 支 出

指定管理料

(市が指定管理者に払った金額)

360,000,000 人件費

(指定管理者が雇用した職員の給

料、諸手当、福利厚生等の金額)

194,018,993

利用料金収入

(条例に基づき、利用者が指定管理者

に支払った利用料金)

19,536,496 事業費 101,999,849

事業収入 32,906,033 事務費 23,266,103

協賛金・補助金等収入

(助成金等)

184,886 維持管理費 84,962,064

その他収入

(駐車場利用料)

10,106,000 修繕費 0

収入計(①) 422,733,415 支出計(②) 404,247,009

収支決算 18,486,406

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3.管理運営に対する評価等

指定管理者の管理運営に対する評価は、次のとおりです。

評価にあたっては、指定管理者選定の審査項目をもとに行い、平成29年8月4日に文化創造拠点

運営審議会からの意見聴取を行いました。

【総合評価】

前例のない複合施設の管理運営の初年度としては、概ね計画どおりに遂行され、自主事業の実施に

おいては民間事業者ならではの工夫も見られました。総合的に良好な運営であったと考えます。

今後は、各施設の機能や役割に応じて、市民ニーズにも応えながら、新たな利用の提案などの活動

に期待します。

【個別評価】

指定管理者選定の審査項目に対する評価は、概ね事業計画書どおりの水準でした。評価の視点1~

4に基づく評価結果は、以下のとおりです。

評価の視点1:施設を利用する者に対し、平等な利用の確保及びサービスの向上が図られたか

・こども図書館において児童サービスを専門に行うスタッフを「こども図書館コンシェルジュ」と位

置付け、子どもが気軽に相談できるようにする工夫が見られました。(図書館)

・デジタルサイネージの設置により、利用者の利便性が向上しました。(生涯学習センター)

・利用者に対するスタッフの応対において、利用者にとって十分でないことは改善することで、より

良い成果が得られると考えます。(芸術文化ホール)

・情報発信、マイノリティへの対応、学校支援など図書館としてのサービスについては、向上の余地

があると考えます。本来の図書館としてのサービスの質も保ちながら、新しい時代の図書館として

の取組にも期待します。(図書館)

・従業員に関する苦情が市に届くケースがありましたので、次期に向けて検討が必要と考えます。(生

涯学習センター)

・げんきっこ広場の利用において、保護者が子どもから目を離していたり、子どもの遊び方に向けた

安全指導などにおいて気になる点が見られ、安全管理については一層の徹底が必要と考えます。(屋

内こども広場)

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44

評価の視点2:施設の効用が最大限に発揮された事業運営が行われたか

・文化芸術事業は、市民の満足度もさることながら、普及事業や他施設との連携事業において、想定

していた水準を上回る取り組みが行われていました。(芸術文化ホール)

・主催事業におけるチケットのリセールなど、指定管理者ならではの運営方法の検討を希望します。

(芸術文化ホール)

・事業実施数が目標を上回ったものの、貸室の稼働率の向上については更なる努力を希望します。(生

涯学習センター)

・健康イベントの実施結果は高く評価するところですが、事業計画に掲げていた事業において実施さ

れなかったものが見受けられました。(図書館)

・仕様書に沿った事業が概ね実施されていましたが、実績値が一部計画に達していませんでした。(屋

内こども広場)

・広報活動については順次拡大するなど、より多くの方に情報が行き渡るような工夫を希望します。

(共通事項)

・全館あげてのイベントの実施など、今後の課題については引き続き検討が必要と考えます。(共通事

項)

評価の視点3:施設の適切な維持及び管理が図られたか

・施設の適切な維持及び管理については、特に問題はありませんでした。

・館内の動線については、利便性の向上について工夫を希望します。

評価の視点4:施設の管理を安定して行う人員、資産その他の経営の規模及び能力を有しているか

・施設の管理を安定して行う人員、資産その他の規模及び能力については、特に問題はありませんで

した。

・個人情報及び情報公開の取扱については、研修などを通じ慎重に対応されていますが、より確実に

透明性をもって対処するためにも規程の整備が必要と考えます。

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別紙①H28年度やまと芸術文化ホール文化芸術事業

芸術鑑賞事業

日付 会場 事業名 内容 入場者数

11/3 メインホール

大和市文化創造拠点オー

プニング・コンサート

~新時代の船出~

大和や神奈川に縁のあるアーティスト

(神奈川フィルハーモニーオーケスト

ラ管弦楽団、河村隆一、石井楓子)を

起用し、オーケストラを中心としたガ

ラコンサートを

開催。

970人

11/5 メインホール ズーラシアンブラス「音

楽の絵本」

子どもを対象とした0歳から入場可の

コンサート、ズーラシアンブラス「音

楽の絵本」を実施。

856人

11/19 メインホール

煌きのテノール「錦織健

テノール・リサイタル

with 朝川朋之」

錦織健と日本を代表するハープ奏

者の朝川朋之のコンサートを開催。

ポップスからクラシックまで、幅広

い楽曲を披露。

427人

11/3~12/3

ギャラリー

及川正通イラストレーシ

ョンの世界

~「ぴあ」の表紙、大和市

の仕事、ドリームマッ

プ・・・・・

中央林間のアトリエから

130点~

大和市在住のアーティスト及川正通氏

の展覧会を開催。併催企画として、ギ

ャラリートークを

2 回、イラストワークショップを実施

した。

15,522人

(11/3~

12/3)

※ギャラリ

ートーク

参加者含む

12/11 サブホール

落語フェスタ ようこそ

やまと寄席へ

① 輝きの会

② ようこそやまと寄席

③ 極みの会

若手を中心とした「輝きの会」、寄席

を体験できる「ようこそやまと寄席

へ」、落語界を牽引する真打が競演す

る「極みの会」を

開催。

① 162人

② 121人

③ 247人

12/23 メインホール

「千住真理子&横山幸雄

デュオ・リサイタル」~冬

に咲く華~

日本を代表する 2 人のアーティス

ト、ヴァイオリニスト千住真理子と

ピアニスト横山幸雄のリサイタル

を開催。

820人

1/7 メインホール

ウィーン・

フォルクスオーパー交響

楽団 ニューイヤー・コ

ンサート 2017

オーストリア・ウィーンから名門

「ウィーン・フォルクスオーパー交

響楽団」の公演。オペレッタのスペ

シャリストが紡ぐ、華やかな歌と踊

りと音楽を楽しんでいただいた。

525人

1/25 サブホール

「水音」~みずおと~

Vol.1 COCORO*CO

(ゴスペル)

「水曜日の夜は生で音楽を楽しむとい

う習慣」をコンセプトに始まった、オ

リジナル企画。女性ゴズペル・ヴォー

カル・ユニット「COCORO*CO」がシリ

ーズ初回を

飾った。

124人

2/12 メインホール

ディーヴァとミューズ

夢の饗宴

~島田歌穂&

川井郁子

コンサート produced

by

島 健~

ミュージカル、映画音楽からポップ

ス、民謡と幅広く知名度のある曲を中

心に、歌手島田歌穂とヴァイオリニス

トの川井郁子が演奏。

520名

2/15 サブホール

水音

~みずおと~ Vol.2

ジャズ

「Vibrasonic」

1月に続いて2回目の「水音」は、ヴィ

ブラフォン奏者の宅間善之率いる

「Vibrasonic」が登場。幅広い年齢層

の方に気軽にジャズを楽しんでいただ

いた。

165名

3/4 メインホール リー・リトナー&ジャパ

ニーズ・フレンズ 2017

フュージョンを世界に広めた第一人者

として活躍するギタリストのリー・リ591名

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トナーが、日本のトップミュージシャ

ンとともに演奏。

3/19 メインホール 人形浄瑠璃 文楽

~契り~

無形文化遺産に登録されている日本の

伝統文化である“文楽”を実施。

600名

3/22 サブホール

水音~みずおと~

Vol.3「ハッピー☆マ

ッキーSAX カルテッ

ト」

1月からの3回シリーズで開催した最終

回。本回ではSAXカルテットが演奏。

音響装置を使わない生の音での演奏を

楽しめる内容とした。文化森2階の

エ・プロントの協力を得、ドリンクサ

ービスを行なった。

171名

人材育成・普及事業

日付 会場 事業名 内容 入場者数

12/17

3階こども広場

おはなしのへや

4階図書館 健康

テラス

シリウス音楽ふれあいマ

ルシェ

~クリスマス直前~

ヴァイオリンとヴィオラの二重奏で、

気軽に親しめるクラシック曲や、クリ

スマスを感じられるような音楽を演

奏。

161人

※計 2回

実施

3/13 メインホール

ホワイエ

《シリウス×スターバッ

クス コラボレート》シ

リウスホワイト Dayコン

サート ~ツィターが奏

でるくつろぎの音色~

館内のスターバックスコーヒーとコ

ラボレート。コーヒースタンドをメ

インホールホワイエに設置しツィタ

ーの演奏と飲み物を楽しめる内容と

した。

1回目

68名

2回目

62名

3/19 メインホール 人形浄瑠璃 文楽

鑑賞教室

無形文化遺産に登録されている日本

の伝統文化である“文楽”を詳しく

解説する鑑賞教室を実施。

321名

連携事業

日付 会場 事業名 内容 入場者数

12/9~12/11

6階生涯学習

センター

ラウンジ

落語フェスタ「にぎやか

しコーナー」

写真撮影可能なミニ高座の展示や、末

広亭の舞台裏映像などの紹介。 ―

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47

別紙② 大和市立図書館事業一覧

ア. 児童

a.家読の普及・啓発

日付 会場 事業名 内 容 参加者数

11/28 4階

健康テラス

読んで面白かった本の紹

図書館スタッフがおすすめの本を紹

4人

①12/4

②1/14

③2/11

④3/18

4階

健康テラス

触れる地球ワークショッ

触れる地球の利用方法と関連する本

の紹介

①14人

②24人

③25人

④18人

3/5 3階

マルチ

スペース

ぼくのまち・わたしのま

ちをつくろう

inやまと

絵本作家のスギヤマカナヨさんを講

師に、オリジナルのまちをつくるワ

ークショップ

子ども 16人

保護者 12 人

計 28人

3/25 4階

健康テラス

折り紙教室

春の花をつくろう

折り紙の題材に関連する本の読み聞

かせ

28人

b.おはなし会

月 回数 参加人数

図書館 出張 計 子ども 大人 計 平均

11月 6回 2回 8回 163人 85人 248人 31人

12月 4回 4回 8回 211人 116人 327人 41人

1月 3回 3回 6回 109人 57人 166人 28人

2月 5回 3回 8回 171人 105人 276人 36人

3月 5回 3回 8回 143人 81人 224人 28人

計 23回 15回 38回 797人 444人 1,241人 33人

c.ブックスタート

月 回数 参加組数 配布冊数

11月 3回 180組 360冊

12月 3回 157組 314冊

1月 3回 182組 364冊

2月 3回 164組 328冊

3月 3回 179組 357冊

計 15回 862組 1,723冊

イ. ボランティア

日付 会場 事業名 内 容 参加者数

2/27 3階

マルチスペース

平成 28年度

ブックスタートボランティ

アのつどい

ブックスタートで活動してい

るボランティアの情報共有や

意見交換

12人

3/14 6階 612文化創造室 平成 28年度

読書推進ボランティアのつ

どい

地域や学校で活動しているボ

ランティアの情報共有や意見

交換

13人

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ウ. 各種行事

a.映画会

日付 会場 事業名 内 容 参加者数

11/25 6階

601講習室

第1回大和市立図書館

映画上映会

『マンマ・ミーア』の上映 43人

12/24 6階

601講習室

第 2回大和市立図書館

クリスマス映画上映会

『ピーターパン』の上映 76人

1/14 6階

601講習室

第 3回大和市立図書館

新春映画上映会

『東京物語』の上映 30人

2/17 6階

601講習室

第 4回大和市立図書館

人権啓発上映会

『光射す空へ』

『イルカと泳ぐ日』の上映

16人

3/25 6階

601講習室

第 5回大和市立図書館

映画上映会

『LIFE!』の上映 28人

b.子ども読書活動推進講座

日付 会場 事業名 内 容 参加者数

11/5

11/6

3階こども

図書館

夜のこども図書館舞台

「メリーフェアリー

ライブラリー」

劇団「おぼんろ」によるこど

も図書館を舞台にした演劇

延べ 500人

エ. 展示コーナー等の運営

月 場所 展示テーマ

11月

1階 A

1階 B

ようこそシリウスへ/落語フェスタ

劇場への扉/堺屋太一/秋の味覚

3階こども図書館 ようこそシリウスへ/やまと落語フェスタにちなんで

4階 秋の夜長はミステリー

4階健康コーナー 知っていますか 5つのリーディングプロジェクト

12月 1階 A

1階 B

新成人にとって懐かしい図書

メリークリスマス/ニュー・イヤー・コンサート

3階こども図書館 クリスマス/お正月

4階 ゆく年くる年

4階健康コーナー べジファースト・ラスト 15

1月 1階 A

1階 B

島田歌穂&川井郁子コンサート

日本の文化を知ろう

3階こども図書館 冬のあそび/節分

4階 時代・歴史を本で読む

4階健康コーナー べジファースト・ラスト 15

2月 1階 A

1階 B

文楽・歌舞伎/リー・リトナー

お菓子な本

3階こども図書館 手づくり/猫の日/文楽公演にちなんで

4階 あったまる本

4階健康コーナー 小児がん

3月 1階 A

1階 B

クラシックギター

ファンタジーの世界

3階こども図書館 入学・入園

4階 新生活準備/(職業体験)中学生たちのおすすめ本

4階健康コーナー 花粉症・アレルギー

オ. 学校対象事業

a.職場体験

受入学校数 受入人数

7校 28人

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b.学校貸出

学校数 延べ回数 延べ冊数

4校 5回 93冊

c.施設見学

学校数 参加人数

児童 教諭 計

6校 569人 43人 612人

カ. 健康情報サービス

a.健康イベント企画

日付 会場 事業名 内 容 参加者数

2/17~3/5 3 階こども図書館

入口

4階

健康テラス

小児がんの子どもたちの絵

画展

小児がんについて正しい知識

と理解を深めるために、小児

がんの子どもたちが描いた絵

画を展示。

2/25 6階

601講習室

市立病院講演会

『「がん」と診断された時、

こころに起こること。』

精神科看護専門看護師の木村

千晶さんに「がん」と告知さ

れた時の反応や接し方につい

て講演。

56人

2/26 6階

601講習室

日本健康マスター検定 健康リテラシーをはかる検定

である、日本健康マスター検

定試験を実施。

109人

b.健康テラス事業

月 回数 参加人数

人数 平均

11月 33回 1993人 60人

12月 31回 354人 11人

1月 31回 470人 15人

2月 28回 575人 21人

3月 31回 553人 18人

計 154回 3,945人 26人

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別紙③生涯学習センター 生涯各期に合わせた講座、現代的課題に関する講座一覧

【乳幼児期】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

11/5 601

講習室

小学館 おはなし玉手箱

~よみきかせキャラバン~

1 歳から小学生までの子どもとその保

護者を対象とした声優による読み聞

かせ。

114名

①11/21

②12/5

③12/19

611

調理実習室・

会議室

3 色食品群を味方にする

~バランスの整った食事

の考え方講座~

「3 色食品群」を切り口に乳幼児をも

つ保護者に情報提供、調理実習を行う

講座。

①9名

②9名

③9名

①11/24

②12/1

③12/8

610

大会議室

家族のための色彩講座「色

を味方に!」

子どもとのコミュニケーションにつ

いて、色という身近で手軽な存在をキ

ーワードに見つめ直す講座。

①8名

②8名

③5名

①1/23

②1/30

③2/6

④2/13

⑤3/6

610

大会議室

しあわせ子育て~みんな

心に答えをもっている

アドラー心理学に基づいた子育て法

で子育ての悩みを軽減できる方法を

学び、子育ての悩みを共有・共感でき

る仲間づくりの場を目指す講座。

①20名

②23名

③21名

④23名

⑤22名

①2/7

②2/14

③2/21

④2/28

611

調理実習室・

会議室

食育は楽しまなく ちゃ

意味がない!かんたん可

愛い料理の工夫

幼児の保護者向けに、自宅でも取り入

れられる簡単で可愛い料理法を、講

義・実習を通し学び実践することを目

的とする講座。

①19名

②23名

③21名

④22名

①3/1

②3/8

③3/22

④3/29

610

大会議室

今しかない!親子で参加

ベビーのベストショット

を撮ろう♪

子どもがいる保護者にとって写真は

非常に身近なものである。赤ちゃんの

今しかない写真の撮り方を学ぶ講座。

①18名

②18名

③12名

④18名

【青少年期】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①12/10

②12/17

③1/14

611

調理実習室・

会議室

発酵ってなに?つくって

食べよう!お味噌 to ぬか

日本の伝統食である発酵食品につい

て親子で参加しながら学ぶ体験型講

座。

①23名

(12組)

②23名

(12組)

③23名

(12組)

①12/26

②12/27

③12/28

601

講習室

運動が苦手な小学生集ま

れ!運動能力向上教室

小学生対象の運動能力向上講座。マッ

トや鉄棒を使い苦手種目の指導を行

う講座。

①27名

②29名

③29名

①3/18

②3/28

③3/28

610

大会議室

文章の達人になろう!

小中学生のための小説講

意見文や小説の書き方のコツを学ぶ。

実際に書いてみることで、文章力を身

につけることを目指す講座。

①20名

②17名

③17名

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51

【成人期】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①11/15

②11/29

③12/13

601

講習室

美と健康を手に入れるウ

ォーキング術

正しい姿勢・歩き方等「ティアラウォ

ーキング」を中心に健康に美しく生き

るための歩き方を学ぶ講座。

①14名

②10名

③9名

11/22 610

大会議室

風呂敷で伝える和の心 風呂敷に凝縮されている美意識を通

し、現代のライフスタイルでも利用で

きる使い方やマナーを学ぶ。

26名

①12/9

②12/10

③12/11

ぷらっと大和 寄席にぎやかしコーナー 末広亭の舞台裏上映や高座の展示な

どホールの落語フェスタとの連携事

業。

(展示のみのた

め)

①1/27

②2/3

③2/10

611

調理実習室・

会議室

男性のための料理教室~

料理の基本を学ぶ~

料理初心者の方を対象に包丁の使い

方や栄養素の基礎を学ぶ。献立作りや

調理ができるようになることを目的

とする講座。

①20名

②19名

③19名

【高齢期】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①11/16

②11/30

610

大会議室

お薬との上手な付き合い方 高齢者をターゲットに健康に生きる

ための上手な薬との付き合い方の講

座。

①14名

②15名

①3/8

②3/15

611

調理実習室・

会議室

シニア食育セミナー 食

べて健康になろう!

60 代以上を対象に、筋力低下や骨粗

しょう症等を予防し、健康で過ごす

ための食生活作りを学び、家庭で役

立てることを目的とした講座。

①15名

②15名

①3/17

②3/24

③3/31

601

講習室

笑いあり!学びあり!脳

活性あり! 脳いきいき

講座

60 歳以上を対象に、シナプソロジー

を行い、認知機能低下の防止を目指

す。同世代が集まって、楽しみながら

脳活性を図り、仲間作りも目的とす

る講座。

①30名

②26名

③29名

【現代的課題】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①1/22

②2/12

③3/5

612

文化創造室・

会議室

小学生のための花育講座

花と植物にふれてみよ

う!(小学 1 から 3 年の

部)

児童期に、植物に触れ、親しみ、育て

る「花育」を通して、生命の大切さや

美しさを感じる気持ちを育むことを

目指す講座。

①9名

②9名

③8名

①1/22

②2/12

③3/5

612

文化創造室・

会議室

小学生のための花育講座

花と植物にふれてみよ

う!(小学 4 から 6 年の

部)

児童期に、植物に触れ、親しみ、育て

る「花育」を通して、生命の大切さや

美しさを感じる気持ちを育むことを

目指す講座。

①4名

②4名

③4名

3/20 612

文化創造室・

会議室

3D プリンター体験講座

「3D プリンターを見て

みよう!」

3Dプリンターの見学、色づけ体験を

通して、サークル活動や生涯学習に取

り入れるきっかけをつくる講座。

196名

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52

別紙④やまと市民大学の開催一覧

【人間を知るコース】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①11/13

②12/4

③1/8

④2/12

⑤3/12

610

大会議室

市民大学

星のソムリエ○Rが語る~星空

の芸術~

様々な芸術作品に見られる星のお

話や、芸術家達が見た星空はどの

ようなものだったのか、星のソム

リエ®が案内する講座。

① 42名

② 36名

③ 36名

④ 33名

⑤ 31名

【現代を知るコース】

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①2/11

②2/25

③3/4

④3/18

⑤3/25

610

大会議室

市民大学

医療品の適正使用と乱用を考

える~健康な暮らしのために

人体と薬のメカニズムを学びなが

ら、薬が人体にどのように作用す

るかを確認しながら、薬の使用法

の意味を理解し、薬を正しく使う

知識と危険な乱用を防ぐ講座。

① 22名

② 24名

③ 23名

④ 20名

⑤ 24名

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53

別紙⑤やまとこども市民大学の開催一覧

日付 会場 事業名 内容 参加者数

11/20 610

大会議室

こども市民大学

「及川正通 イラストレーシ

ョンの世界」

関連企画 イラストワークシ

ョップ「ぼくのわたしのドリー

ムマップ」

「及川正通イラストレーションの

世界」関連講座。大和のドリーム

マップを描く。

11名

11/26 610

大会議室

こども市民大学

デザイナーの世界~ファッシ

ョンデザイナーの仕事を知る

体験型講座~

㈱東京ソワールによるデザイナー

体験講座。仕事の魅力やファッシ

ョンの表現の楽しさを学ぶ。

21名

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54

別紙⑥生涯学習関連事業の開催一覧

日付 会場 事業名 内容 参加者数

①3/6

②3/7

③3/9

④3/10

609

小会議室

地域リーダー養成講座 外国

人のための日本語力~読む・

書く・話す力 アップ編

地域の外国人のファシリテーター

やリーダーを養成し、外国人が日

本の社会で円滑に生活できるよう

な環境を整え、外国人と日本人が

共生できる社会の実現を目指す講

座。

①9名

②8名

③8名

④9名

《その他》

日付 会場 事業名 内容 参加者数

11/4 メインホール 作家 堺屋太一氏 文化創造

拠点シリウス開館記念講演

「これからの日本~市民はどの

ように暮らし、自治体はどう対応

していくべきか~」をテーマに講

演。

781名

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55

別紙⑦ちびっこ広場とげんきっこ広場の利用者を増やすための各種イベント一覧

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

2/3 げんきっこ広場 サプライズイベント

サイバーホイールを使って鬼退治

2クール 6組 14名

大人 6名 子供 8名

2/3 げんきっこ広場 サプライズイベント

サイバーホイールを使って鬼退治

3クール 7組 16名

大人 9名 子供 7名

2/3 げんきっこ広場 サプライズイベント

サイバーホイールを使って鬼退治

4クール 23組 47名

大人 24名 子供 23名

3/1 げんきっこ広場 げんきっこ広場にさくらさけ! 3クール 12組 25名

大人 13名 子供 12名

3/8 げんきっこ広場 げんきっこ広場にさくらさけ! 3クール 14組 28名

大人 14名 子供 14名

3/15

ちびっこ広場 ちびっこ広場は花いっぱい 1.2クール 22組 44名

大人 22名 子供 22名

3/22 多目的室 さくら満開!小学生 3クール 13組 26名

大人 13名 子供 13名

3/29 ちびっこ広場 ちびっこ広場は花いっぱい 1クール 33組 66名

大人 33名 子供 33名

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別紙⑧ものづくり教室開催一覧

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

11/19 多目的室 ものづくり教室

「コップのお化けとパラシュートづくり」 12組 33名

大人 12名 子供 23名

11/20 多目的室 ものづくり教室

「きつつきのおもちゃづくり」

5組 14名

大人 5名 子供 9名

12/4 多目的室 ものづくり教室

「クリスマスリースとぼうし」

8組 15名

大人 7名 子供 8名

12/17 多目的室 ものづくり教室

「紙コップのサンタさんと雪だるま

・ブーツ型のプレゼントバック」

11組 24名

大人 9名 子供 15名

1/7 多目的室 ものづくり教室

「紙コップこま・ふく笑い絵馬」

9組 23名

大人 10名 子供 13名

1/15 多目的室 ものづくり教室

「すごろく遊び・たこ作り」

13組 28名

大人 13名 子供 15名

1/21 多目的室 ものづくり教室

「節分おにのお面とお豆いれ」

11組 29名

大人 12名 子供 17名

2/4 多目的室 ものづくり教室

「もぐらたたきゲーム・毛糸で作る雪だるま」

11組 26名

大人 11名 子供 15名

2/5 多目的室 ものづくり教室

「毛糸で作る雪だるま・ビュンビュン鉄砲」

6組 15名

大人 7名 子供 8名

2/18 多目的室 ものづくり教室

「もぐらたたきゲーム・毛糸で作る雪だるま」

11組 23名

大人 11名 子供 12名

2/19 多目的室 ものづくり教室

「毛糸で作る雪だるま・ビュンビュン鉄砲」」

9組 20名

大人 9名 子供 11名

3/4 多目的室 ものづくり教室

「牛乳パックでつくるパックンアニマル

・ビニールロケット」

7組 16名

大人 7名 子供 9名

3/18 多目的室 ものづくり教室

「牛乳パックでつくるパックンアニマル

・ビニールロケット」

9組 20名

大人 9名 子供 11名

3/19 多目的室 ものづくり教室

「牛乳パックで作るけん玉と春の吊るし飾り」

5組 13名

大人 5名 子供 8名

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別紙⑨読み聞かせ講座開催一覧

日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

1/16

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 10組 20名

大人 10名 子供 10名

1/17

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 10組 20名

大人 10名 子供 10名

1/21

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

4クール 15組 31名

大人 15名 子供 16名

1/24 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

4クール 15組 34名

大人 19名 子供 15名

1/25

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 15組 30名

大人 15名 子供 15名

1/27 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

1クール 6組 12名

大人 6名 子供 6名

1/27 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 13組 27名

大人 13名 子供 14名

1/27 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 15組 32名

大人 15名 子供 17名

1/27 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

4クール 15組 30名

大人 15名 子供 15名

1/27

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 15組 31名

大人 15名 子供 16名

2/3 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 20組 42名

大人 20名 子供 22名

2/6 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

1クール 21組 41名

大人 21名 子供 20名

2/6 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 15組 29名

大人 15名 子供 14名

2/7 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 25組 31名

大人 25名 子供 16名

2/7 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 10組 20名

大人 10名 子供 10名

2/7 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 13組 28名

大人 13名 子供 15名

2/9 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

1クール 10組 20名

大人 10名 子供 10名

2/11 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

1クール 12組 24名

大人 12名 子供 12名

2/12

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

5クール 14組 27名

大人 14名 子供 13名

2/14

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

1クール 12組 26名

大人 12名 子供 14名

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日 付 会 場 事業名・内容 参加者数

2/14

ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 11組 22名

大人 11名 子供 11名

2/16 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 15組 30名

大人 15名 子供 15名

2/27 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

ベビーマッサージ編

1クール 14組 28名

大人 14名 子供 14名

2/27 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

ベビーマッサージ編

3クール 15組 33名

大人 15名 子供 18名

3/2 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 10組 20名

大人 10名 子供 10名

3/2 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 18組 37名

大人 18名 子供 19名

3/6 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 16組 32名

大人 16名 子供 16名

3/9 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 5組 12名

大人 6名 子供 6名

3/9 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 13組 27名

大人 14名 子供 13名

3/13 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 23組 46名

大人 23名 子供 23名

3/13 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 15組 30名

大人 15名 子供 15名

3/23 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

3クール 13組 28名

大人 13名 子供 15名

3/28 ちびっこ広場 はっぴーぴよぴよタイム

手遊び・ふれあい遊び等

2クール 21組 42名

大人 21名 子供 21名

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別紙⑩やまとみらい間での共催イベント一覧

日 付 会 場 事業名 内 容 参加者数

11/3~

12/30

保育室前 シ リ ウ ス に 手 が 届 く か

な!?

みんなの手形で作る星座展

こどもの手形で大犬座を

表現し展示しました。 各日 10組前後

写真撮影などしていた。

11/5 シリウス内 シ リ ウ ス 探 検 ス タ ン プ

GO!!

子供達にシリウスを知

ってもらう為各階にス

タンプを設置しラリー

を開催しました。

スタンプを集めた子供に千歳

飴プレゼント90名

11/26 多目的室 おこさま落語はじめまし

た!

講師

三遊亭らん丈氏

演目

平林(ひらばやし)

14時~ 11組 28名

大人 11名 子供 17名

16時~ 14組 34名

大人 14名 子供 20名

12/10 多目的室 クリスマスのおはなしかい 講師

海保知里

英語の読み聞かせ手遊

び歌

11時~ 17組 39名

大人 20名 子供 19名

13時~ 18組 41名

大人 20名 子供 21名

1/2

~1/31

保育室前 融合事業

来場者記入の絵馬飾り

来館時に記載した絵馬

の展示

各日5組前後

写真撮影などしていた。

1/28 マルチスペース 新春 筝音を楽しむ

親子ほっこりコンサート

講師

邦楽ユニット グルー

プ花舞

古典からポップス、アニ

メソングまで幅広い演

奏(合奏)。

27組 67名

大人 33名 子供 34名

2/25 多目的室 The first Jazz for children

ジャズってなんだ!?

講師

Vocal R idia + Sweet

Brothers

プロのミュージシャン

による生演奏

22組 60名

大人 31名 子供 29名

3/20

多目的室

ゆうさんの紙芝居

パフォーマンスと

不思議なマジック

講師

ゆうさん

パントマイム・紙芝居・

マジックショー

11時~ 20組 50名

大人 21名 子供 29名

13時半~ 23組 58名

大人 25名 子供 33名