Top Banner
フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ フフフフフフフフフフフフフフフ フフフフフフフフ フフフフ フフフフフフフフ
104

2016年版 フロントエンド開発フォーマット

Apr 16, 2017

Download

Internet

Kenya Kodaira
Welcome message from author
This document is posted to help you gain knowledge. Please leave a comment to let me know what you think about it! Share it to your friends and learn new things together.
Transcript
Page 1: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

フロントエンドフロントエンドの開発効率をあげるテンプレートと

その使い方やルールを説明します

株式会社スタジオ・アルカナ

開発フォーマット

Page 2: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

目的「一貫性を持たせる」開発、命名、フォルダ構造にルールを定めることで、共通の語彙を持つことができ、プロジェクトを 1 人の開発者に依存しないようにします

Page 3: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

対象• プロジェクトに関わる人全般• HTML / CSS の知識があることを前提とする• 静的なページのみのコーディングを想定とする

Page 4: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

使用ツール ( 事前知識 )• CSS Preprocessor: Sass ( scss 記法)• Reset CSS: sanitize.css• HTML Template Engind: Jade• TaskRunner: Gulp• VersionControlSystem: Git

Page 5: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

得られる恩恵1. コードの品質の安定

慣例・定石の例をまとめることで品質 ( 拡張性 , メンテナンス性 , 可読性 , バグの回避 ) を担保する

2. コミュニケーションコストの削減ルールに沿った書き方をする事で連絡や質問事項を減らす

3. 経験値の共有HTML/CSS の仕様上起きやすいミスを防ぐ

Page 6: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

アジェンダ

画像のルール

Page 7: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

環境設定

画像のルール

Page 8: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

準備すべき環境• Node.js(v5.4.1)• Git• Gulp(4.x)• Sass• Jade• EditorCoding

Page 9: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

使用方法1. ファイルを作業フォルダに落とす$git clone https://github.com/KodairaKenya/web-starter-kit.git

2. パッケージをインストール$npm install

3. 実行$gulp

Page 10: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

ディレクトリ構造少し見えずらいけど、この構造が大切になります!!

Page 11: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

Git のルール

画像のルール

Page 12: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

Git( コミットのルール )バージョン管理ツールの主流とされている Gitコミットメッセージに一定のルールを与えることで、共同開発者が何を行なったかを一目でわかるようにします( 今回は日本語でのコミットを想定します )

Page 13: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

原則• 1 行目に全体的説明 ( タイトル ) を 50 字以内で記述• 2 行目は空白行• 3 行目以降に変更内容の詳細 ( 何をなぜ ) を記述

コミットメッセージの原則的なルール

Page 14: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

1 行目の記述フォーマット• 【 Fix 】 :バグ修正• 【 Add 】 :新規機能(ファイル)追加• 【 Change 】 :仕様変更• 【 Remove 】:削除(ファイル)

Page 15: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

日本語でのコミット例【動詞】ページ名 / 説明の形にする

$ git commit -m " 【 Fix 】 about / フッターリンクを修正 " -m "( 空白 )" -m " リンク先をA から B に修正 "

( 例 ) about ページの footer のリンクを修正

( 例 ) contact ページの住所の欄を追加$ git commit -m " 【 Add 】 contact / 住所の欄を追加 " -m "( 空白 )" -m " データーベースに合わせて住所を入力する欄を追加する "

Page 16: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

.gitignore基本的に gulp で処理した後のファイルは git で管理しない下記のファイルはアップしないようにする/.DS_Store/node_modules/build/npm-debug.log

Page 17: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

HTML のルール

画像のルール

Page 18: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

HTML( 基本の書式ルール )HTML の書式のルールを定義しますコードの品質が維持される場合に限り、難読化、最小化、コンパイルするのは自由です

Page 19: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

一般的な書式ブロック要素ごとに改行し、子要素にはインデント ( スペース 2 つ ) をつける(a 、 span 、 img などの最小の位置にでは改行は適宜対応 )理由可読性の向上

Page 20: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */<div> <ul> <li><a href="/">Moe</a></li> <li>Larry <li>Curly </ul></div

スペースは 2 つ

Page 21: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

プロトコル2つのプロトコル (http:/ https:) をまたがって使わざるを得ない限り、画像や他のメディアファイル、スタイルシート、スクリプトの URL からプロトコル部分を省く理由ファイル容量を少なくできる

Page 22: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )

/* NG */div { background: url(http://www.google.com/images/example);}/* OK */div { background: url(//www.google.com/images/example);}

<!-- NG --><script src="http://www.google.com/js/gweb/analytics/autotrack.js"></script><!-- OK --><script src="//www.google.com/js/gweb/analytics/autotrack.js"></script>

http: が省略されている

Page 23: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

スペースインデントはスペース2つ( エディタの設定で tab でスペース 2 つ入力されるように設定しておく )

理由見た目を綺麗に揃えるため

Page 24: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

エンコーディングエンコーディングを明記するmeta charset=”utf-8″ のように明記

理由文字エンコーディングを指定しないと、日本語で作成されたウェブページに英語版のブラウザでアクセスした場合などに文字化けが起きることがある

Page 25: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

コメント「何のため誰が入れたのか」をコメントとして記述する参考 URL があればそれを貼り付ける( コメントが多くなったら命名やコードを見直すこと検討 )

理由コメントを明確に残すことで、他の開発者も触れるようにする

Page 26: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

正しい HTML を使う悩んだら W3C に目を通してみるhttp://momdo.github.io/html5/dom.html#dom

理由W3C の規定に沿うコーディングを目指すSEO の考慮と対立した場合は、 W3C の規定を優先する

Page 27: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

構造の分離プレゼンテーション(スタイル)と振る舞い(スクリプト)は、ストラクチャ(マークアップ)から分離する理由メンテナンス性の向上ファイルが分割し依存しないことで安易に修正が行える

Page 28: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )<!-- NG --><h1 style="font-size: 1em;">HTML sucks</h1>

<!-- OK --><link rel="stylesheet" href="default.css"><h1>My first CSS-only redesign</h1>

外部ファイルからスタイルを当てている

Page 29: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

文字参照「 < 」や「 & 」のように HTML で特別な意味を持つものや、特殊スペースのような「見えないもの」以外で文字参照を使うことを避ける理由文字参照は主に「 < 」「 > 」が必要になってくる場面で使用することは許容するが、対応していない機種なども考慮するとそれ以外ではあまり使うべきではない

Page 30: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )<!-- NG -->The currency symbol for the Euro is “&eur;”.

<!-- OK -->The currency symbol for the Euro is “€”.

なるべく文字参照は NG

Page 31: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

マルチメディアの設定alt属性でアクシビリティー向上のために画像が何を意味しているのか記載する

理由画像に対して代替として動作するテキストをユーザーに提供できる

Page 32: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )<!-- NG --><img src="spreadsheet.png">

<!-- OK --><img src="spreadsheet.png" alt="Spreadsheet screenshot.">

alt属性の入力はユーザーへの気遣い

Page 33: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

type属性CSS と JavaScript の type属性は省略

理由HTML5 から type属性は省略可能になったので、ファイル容量の削減

Page 34: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )<!-- NG --><link rel="stylesheet" href="//www.google.com/css/maia.css" type="text/css">

<!--OK --><link rel="stylesheet" href="//www.google.com/css/maia.css">

type属性は必要ない

Page 35: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

a タグリンクはルート相対パスを基本とする(注意:案件によって柔軟に変更する )

理由ファイル容量の削減記述方法の統一化

Page 36: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

HTML クォーテーション属性値に使うクォーテーションは、シングル(”)よりもダブル(””)が好ましい

理由JavaScript は HTML の中で使用するのが想定されるため、HTML はダブルクオーテーション ("") で JavaScript はシングルクオーテーション ('') を使用するのを推奨している

Page 37: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )<!-- NG --><a class='maia-button maia-button-secondary'>Sign in</a>

<!-- OK --><a class="maia-button maia-button-secondary">Sign in</a>

HTML 内ではダブル ("") にする

Page 38: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

CSS のルール

画像のルール

Page 39: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

CSS( 基本の書式ルール )

Page 40: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

CSS 設計 ( 前提知識 )CSS の教科書http://goo.gl/MspHyM

CSS 設計手法CSS 設計は FLOCSS を使用するhttps://github.com/hiloki/flocss

Page 41: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

CSS ファイル1 つのコンポーネントごとにファイルを分割するファイル名はコンポーネントに使用しているクラス名を用いる理由保守性が向上するため

Page 42: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

ID と Class の命名ID とクラス名にはちゃんと意味の分かる名前を使う見た目を反映したものやそれが何を表しているか不可解な名前ではなく、要素の目的や役割を反映した名前を付ける理由制作した当事者以外が把握できるようにするため修正に耐えやすいため

Page 43: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )

/* NG クラス名だけだと把握できない */.table01 {}

/* NG: 見た目を表してる */.btn-green {}

/* OK */.btn-primary {}

/* OK: 役割を表してる */.gallery {}.login {}.video {}

何を示しているのかがわかる命名を意識する

Page 44: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

ID とクラスの命名スタイル意味の分かる範囲でできるだけ短い ID とクラス名を使う注意:短くしすぎて意味がわからなくなるようなのは NG

理由ファイルサイズ節約のため

Page 45: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */#navigation {}.atr {}

/* OK */#nav {}.author {}

※.atrだと省略しすぎ

Page 46: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

IDID は原則使用せずクラスで対応する( ページ内リンクで使用する場合は例外とする )

理由再利用性が低下するため( 詳細度が高くなり管理しづらいため )

Page 47: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

タイプセレクタの記述ID とクラス名にタイプセレクタは記述しない

理由限定された要素以外に適用できなくなり、再利用性が低下するため

Page 48: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */ul.example {}div.error {}

/* OK */.example {}.error {}

要素に依存しないようにする

Page 49: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

ショートハンドプロパティショートハンドを適宜使用する

理由ファイル容量の節約のため

Page 50: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */padding-bottom: 2em;padding-left: 1em;padding-right: 1em;padding-top: 0;

/* OK */padding: 0 1em 2em;

ショートハンドプロパティで記述量を減らす

Page 51: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

「 0 」と単位値が「 0 」なら単位を省略する

理由ファイル容量の節約のため

Page 52: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */margin: 0px;padding: 0px;

/* OK */margin: 0;padding: 0;

Page 53: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

小数点の頭の「 0 」小数点の頭の「 0 」は省略する

理由ファイル容量の節約のため

Page 54: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */font-size: 0.8em;

/* OK */font-size: .8em;

.数字にして記述量を減らす

Page 55: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

URI 値の引用符url() での指定において、("") ダブルコーテーション、 ('') シングルコーテーションの URI 値の引用符を省略する理由ファイル容量の節約のため

Page 56: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */background-image: url("//www.google.com/css/.css");

/* OK */background-image: url(//www.google.com/css/.css);

("") を省略する

Page 57: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

カラーコードカラーコードで 3文字で表記できるものは 3文字にする

理由ファイル容量の節約のため

Page 58: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */color: #ffffff;

/* OK */color: #fff;

Page 59: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

CSS 書式ルール

理由可読性向上のため

ブロック単位のインデント階層がわかるようにブロック単位でコードをインデントする

Page 60: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )@media screen { html { background: #fff; color: #444; }}

インデントは半角スペース 2つ

Page 61: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

プロパティの終端

理由可読性向上のため

すべてのプロパティの終端はセミコロンを書くこと

Page 62: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */.test { display: block; height: 100px}

/* OK */.test { display: block; height: 100px;}

プロパティの終端には必ずセミコロン (;) を書くようにする

Page 63: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

プロパティ名の終端

理由可読性向上のため

すべてのプロパティ名の終端にはコロンの後にスペースを入れること

Page 64: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */h3 { font-weight:bold;}

/* OK */h3 { font-weight: bold;}

半角スペースを一つ空ける

Page 65: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

セレクタの終端

理由可読性向上のため

"{" の位置は、セレクタと同じ行に記述するセレクタとの間にはスペースをいれること

Page 66: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */.sample{  color: #399;}

/* NG */.sample{  color: #399;}

/* OK */.sample {  color: #399;}

記述方法を統一する

Page 67: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

セレクタとプロパティの分離

理由可読性向上のため

別々のセレクタとプロパティは改行して書くこと

Page 68: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */h1, h2, h3 { font-weight: normal; line-height: 1.2;}

/* OK */h1,h2,h3 { font-weight: normal; line-height: 1.2;}

Page 69: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

CSS ルールの分離

理由可読性向上のため

別々の CSS ルールは改行して一行間を空けて書く

Page 70: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */html { background: #fff;}body { margin: auto;}

/* OK */html { background: #fff;}

body { margin: auto;}

改行を 1 つ空けるようにする

Page 71: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

コメント

理由当事者以外が把握しやすくするため

必要に応じてコードを説明するコードに TODO を入れ、何のためのものか誰が入れたのかをコメントとして記述する

Page 72: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

BEM のセパレーター

理由こちらの方が普及してるため本来の BEM よりもセパレータが識別しやすいため

MindBEMding を採用するblock__element--modifier

Page 73: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

BEM の粒度

理由冗長なクラス名をさけるため参考: http://qiita.com/hiloki@github/items/4fa99b8755a22878449e

block__element__element は使用しないblock との関係性を明示していれば問題ない

Page 74: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */<ul class="navList"> <li class="navList__item"> <a class="navList__item__link" href=""></a> </li></ul>

/* OK */<ul class="navList"> <li class="navList__item"> <a class="navList__link" href=""></a> </li></ul>

冗長にならないようにする

Page 75: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

クラスの命名

理由プレフィックスとモディファイアを認識しやすくするBEM を採用するとクラス名が冗長になるので少しでも短くするため

クラス名にはキャメルケースを使用し、プレフィックスとモディファイア以外でハイフンは使用しない

Page 76: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */.c-ghost-btn--primary

/* OK */.c-ghostBtn--primay

ghostBtn がキャメルケースで記述されている

Page 77: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

マルチクラス

理由CSS でで重複する記述が減らせるためファイル容量が減るためルールセットの再利用性があがるため保守性が向上するため

コンポーネント設計のアプローチはマルチクラスを採用( @extend を使用したシングルクラス設計の場合は可)

Page 78: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

スタイルの打ち消し

理由ファイル容量の節約のため

スタイルを打ち消さずにコンポーネントを定義する打ち消しが発生する場合、 1 つのルールに過剰なスタイルを追加しているので設計を見直す

Page 79: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */.headline { font-size: 2rem; margin-bottom: 10px; border-bottom: 1px solid #333;}

.no-border { border: none;}

/* OK */.headline { font-size: 2rem; margin-bottom: 10px;}

.headline--border { border-bottom: 1px solid #333;}

Page 80: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

絶対値

理由不要な CSS を減らせるため

柔軟に対応できるようにするため絶対値は原則使用しない

Page 81: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */h1 { font-size: 2.4rem; line-height: 32px;}

.siteTitle { font-size: 3.6rem; line-height: 48px;}

/* OK */h1 { font-size: 2.4rem; line-height: 1.333;}

.siteTitle { font-size: 2.4rem;}

Page 82: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

HTMLへの依存

理由HTML 内のタグが変更された際に CSS に影響がでないようにするため保守性が向上するため

可能な限り HTML に依存させないように定義する

Page 83: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )/* NG */<div class="contents"> <div class="wrap"> <h2>Contents Title</h2> <p>Contents の本文が入ります。</p> </div></div>

.contents .wrap h2 { font-size: 2.4rem;}

/* OK */<div class="contents"> <div class="wrap"> <h2 class="headline">Contents Title</h2> <p>Contents の本文が入ります。</p> </div></div>

.headline { font-size: 2.4rem;}

Page 84: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

HTML/CSS 共通ルール

画像のルール

Page 85: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

HTML/CSS の共通ルールHTML ファイル、 CSS ファイルの共通ルール

Page 86: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

英数字のみを使用する

理由開く環境によっては、文字化けする可能性があるため

ファイル名には日本語を使用せず、英数字にする

Page 87: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

機種依存文字の使用禁止

理由記号と同様、エラーを引き起こす原因と成り得るため

機種に依存した文字を使用するのを禁止する(GoogleChrome なら変換時に右側に△マークがつくもは使用しないようにする )

Page 88: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

必ずアルファベットから始める

理由数字から開始している id ・ class 名は、認識されないため

必ずアルファベットからはじめ、数字から始めない

Page 89: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

ファイル名のスペースを禁止

理由ファイルを正常に処理出来なくなる可能性があるため

ファイル名をつけるときにスペースの使用を禁止する( 動作はするので注意が必要 )

Page 90: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

特定の文字を使用禁止

理由Windows でファイル名に使用することが出来ないため( その他の記号も使用をする際には注意が必要 )

「 \ 」 , 「 / 」 , 「 : 」 , 「 ? 」 , 「 < 」 , 「 > 」 , 「 | 」 ,「$」上記のの文字の使用禁止

Page 91: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

環境設定 CSS のルール

HTML のルール

HTML/CSS 共通ルールGit のルール

画像のルール

画像のルール

Page 92: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

画像のルール画像ファイルの命名に一定のルールを与えることで、名前からその画像が何を示すのかを判断できるようにする

Page 93: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

ディレクトリ共通で使い回す画像 → img ディレクトリ直下ページ固有の画像 → ページ名でフォルダを作成

Page 94: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

画像における命名規則「種類」と「詳細」をアンダーバーでつなげる

種類 _ 詳細 . 拡張子( 例 )menu_contact.jpg

Page 95: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

デバイスごとに画像を分けるデバイスごとに画像を別にする際は、デバイスを追加する

種類 _ 詳細 _番号 _ デバイス . 拡張子( 例 )menu_contact_pc.jpgmenu_contact_sp.jpg

Page 96: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

種類を 6 つに分類bg : 背景btn : ボタンicon : アイコンtxt : テキストttl : タイトルimg : 画像

Page 97: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

詳細種類に対して詳細な説明をするicon_arrow.png

複数単語を使用したい場合はキャメルケースでつなげるicon_arrowPrev.png

Page 98: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

番号同じ用途の画像が複数あった場合に、番号を付けるicon_arrow_01.png

※svg にすることで 1 つの画像でまかなえる場合は svg を使用する

Page 99: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

画像のパス表記

理由どの階層にあっても同じパスで指定できるため(インクルードしたファイルでもルート相対パスであれば問題なく表示される)

ルート相対パスを基本とする

Page 100: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

( 例 )// NG<img src="../img/test.png"><img src="http://test.com/img/test.png">

// OK<img src="/img/test.png">

相対パスのほうが記述量が少ない

Page 101: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

最後に

Page 102: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

まとめ (余談 )• ルールは作ることより、浸透させることのほうが難しい• それでも項目一つ一つの認識を明文化することが大事• 一貫したルールを守って作業を進めることは、将来的な選択に多大な幸福をもたらしてくれる

• README はプロジェクト毎に管理をして、柔軟にルールは変更するべきである

Page 103: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

参考文献• メンテナブル CSS

https://www.cyberagent.co.jp/techinfo/techreport/report/id=7926• Harry Roberts氏による CSSガイドライン

https://github.com/kiwanami/CSS-Guidelines• 「 Google HTML/CSS Style Guide 」を適当に和訳してみた」

http://re-dzine.net/2012/05/google-htmlcss-style-guide/• HTML5 日本語訳

http://momdo.github.io/html5/Overview.html• 新人コーダーに知っておいて欲しい命名規則の考え方 [ 画像・ ID ・ class 名 ]

http://html-coding.co.jp/knowhow/tips/naming-rule/• Jade

https://gist.github.com/japboy/5402844• こんな HTML と CSS のコーディング規約で書きたい

http://qiita.com/pugiemonn/items/964203782e1fcb3d02c3

多くの方々の知恵を参考とさせていただきました心より感謝いたします

Page 104: 2016年版 フロントエンド開発フォーマット

• Code smells in CSShttp://article.enja.io/articles/code-smells-in-css.html

• CSS 設計の基礎を見直すhttp://gihyo.jp/dev/serial/01/js-foundation/0009

• 100年後も崩れない CSS勉強会 第 1 回「詳細度」http://pepabo.github.io/css/specificity/

• 100年後も崩れない CSS勉強会 第 2 回「コンポーネント」http://pepabo.github.io/css/component/

• [CSS] Object Oriented CSS を学んで綺麗なコードを書くhttp://www.yoheim.net/blog.php?q=20141201

• SMACSS 読んだhttp://chroma.hatenablog.com/entry/2013/07/22/120818

• BEM とは何か?https://github.com/juno/bem-methodology-ja/blob/master/definitions.md

• 使いやすい WordPress のための CSS のつくりかたhttp://www.slideshare.net/Toro_Unit/wordpresscss