:
題目司a:
回FE
ギのルけネ
A-d工
だの
和解本
特
諒日
痛みを感じている
産業界に声を上げてほしい
||今後のエネルギー
政策は
.
とう
変わっていくのでしょう。
堀
原発事故で人々は恐怖を味
わった。
それを変えるためには「納
得性」が必要です。
再エネには買
い取り価格が「高すぎる」という
納得性があったから変えることが
できる。
原発再稼働の納得性はC
02なのでしょうね。地球環境に
対して最も怖いのは何かという議
論を真剣にすべきです。これは世
界規模で議論しなければ動かない。
COP(気候変動枠組条約締約国
会議)などで原発の必要性が冷静
に議論されることを望みます。
竹内
3
・
H以前の電力のエネル
ギー
比率は原子力お1
羽%、LN
G
お%、石炭お%程度で
、
残りを
石油と、水力を含めた再エネが賄つ
このままではビジネスの
継続が危うくなる
ここにきて
、
政府の「再生エネ
ルギー固定価格買取制度(FlTこ
の問題点が浮き彫りになっている。
申請に当たっての認定の甘さ
、電
力会社の買取拒否などだ。
現在の
エネルギー政策は、中小企業にど
んな
影響を与えるのか。
政府の電
力需給検証小委員会の委員でもあ
る
清水印刷紙工の清水宏和社長に、
中小企業の立場から問題点と展望
を語ってもらった。
タダでできる
節電には限界がある
東日本大震災以後の原子力発電
東京電力HP より
ていました。
オイルショ
ッ
クを経
験し
て、電源の多様化を進めてき
た成果です。
安定供給・安全保障
(Energ
y
security)、
経済性(Economy)、環境性
(Environment-
ェ、ネル
ギl
政策が混乱している今だから
こそ
、
3E
のバランスが必要だと
いう基本を思い起こす必要がある
でしょう。
堀
エネルギーに対する総合的な
判断も必要ですね。
原子力規制委
員会という名の原
子力規制庁だけ
ではなく「エネルギー
規制庁」を
創設して地球環境全般を視野に入
れて総合的に判断し規制すべきで
しょう。
放射線の影響は見えるけ
れど、経済に与えてい
る
影響は見
えにくい。
そこで産業界から声が
上がることを期待しています。
竹内
原発が停止しても電気は供
給されているではないかと
言う人
ゆ
もいます。
それは「茄でガエル」
のように、自分の身の回りにある
リスク
に気が付いていないだけな
のです。
電気料金上昇の痛みを
最も強く感じているのが産業界の
方々だと思うので、ぜひ一人ひと
りが声を上げていただきたいと
思
います。
清水宏和
清水印刷紙工株式会社代表取締役社長
所停止、それに伴う再生可能エネ
ルギー
推進のための賦課金、さら
には円安による燃料費の高騰。
こ
れらは、私たちのような中小企業
を
「電気代高騰」という形で苦し
めています。
私の会社はUV
印刷
(紫外線硬化型インキによる印刷)
という特殊印刷を扱っています。
これは通常の印刷機に比べ2倍以
上の電気代がかかります。燃料調
整費も含めてですが、電気代は東
日本大震災以降、大体3割は上がっ
ています。
では、
値上げを節電で乗り越え
ようとした場合、どんな方法があ
るのか?方法は大きく分けて2
つ
l 必長ゑ 2014.12唱7
あるのではないかと思います
。
つめは無償でできるもの。
これは、
こまめに電源をオフにするとか
、
コンプレッサー
の圧を下げるとか、
電力料単価の上昇が中小企業の経営に及ぼす彫曹は多大
周回
25.690.120 1.280.664 20.06 201之01 -2012.12
115.4% 3.949.166 29.639.286 1.280.868 23.14 2013.01 -2013.12
1327% 8.395.059 34.085.178 1.280.868 26.61 201X-a 侭tfJ単価 15%t)
144.5% 11.430.716 37.120.836 1.280.868 28.98 201X-b 但ft7J単価 15% t 、 賦探金 +2.37 内IkWh)
F".li~!áるf,,;
(円)
40,000,000
運用上の工夫でできるものです
。
もう
一つは設備投資を伴うもので
す。
例えば照明を全てL
ED
に換
えるこ
となどですね。
ただ
、
電気
-201X-a では、原発再稼働が進まないことが
主図となり、電力料単価が 15%値上げされた
・201X-b では、 電力料単価が 15%値上げされ、
さらに賦課金が既存分を含めて 3.12 円 /kWhに上昇 (3.12-0.75=2.37 円上昇)
35,000,000
30,000,000
25,000,000
20,000,000
-・・・圃官官~事::øJ=a;;'... - 201X・a で 839万円のコスト 1
.201X・b で 1143万円のコス ト 1
15,000,000
10,000,000
5,000,000
201X-a (電力単価 15% tl
-阻・u:e司置針傾遁Ii!lm薗町鋭酒量・R似![;,霊車庫回目岡田目沼田,--
代上昇分の213
割の節電をしよ
うとすると、運用上の工夫ではと
ても追いつきません。
つまり、節
電はタダではできないということ
なのです。
電気代が上がる中
、
中小企業
の製造現場はものすごいプレッ
シャー
をかけられています。
しか
も、
大企業と違って、円安のメリッ
ト
を享受できないところがほとん
どです。
さらには
、
大企業からは
毎年のように値下げの要求がく
る。
非常に厳し
い状況です。
今、再エネ導入を
急ぐ必要があるか?
こうした電気料金の負担増とい
う視点から、現在の干ネルギl
政
策の問題点を捉えていくと、とん
でもない数字が出てきます。
ご存知のように、電気料金に
は再生可能エネルギー
の普及を促
すための賦謀金が上乗せされてい
ます。
FI
T
では、
買取価格が高
く、
設置が容易な太陽光を中心に
導入の拡大が進んでいます。
既に
政府による2
0
3
0
年の導入見通
しの似%を達成している状況です。
一方で、地熱などのより安価で安
定的な電源の導入は伸び悩んでい
ます。
ですから、現在0
・
万円/
k
W時の賦課金単価が急激に上が
る可能性があるわけです。この9
月に経産省が試算したものによる
と、現在、設備認定を受けている
設備がすべて運転を開始した場合、
賦謀金の領か単隼度で2兆7
01
8
億
円(現在は65
00
億円)、1kw
時の単価は3
・
ロ円にまでなると
いうものでした。
当然、認定の取り消しゃ事業断
念などで
、
すべての設備が運転開
始にまではいたらないとしても、
エ
ネルギー
基本計画で再エネの比
率
2%を目指すということなら、将
来、このくらいの負担は覚悟しな
くてはなりません。
皆さんの事業
所の電力使用量に、毎時3
・
ロ円
という額が上乗せされたらどうな
るか。
驚くべき金額が出てくると
思います。
例えば、わが社では
、
年間に
1
28
万k
Wの電力を消費し、約
3
000
万円の電気代を払ってい
ますが、右の賦謀金が現実のもの
となると、年間に約400
万円の
負担増となってしまうのです。
そ
こまでの負担を強いられながら、
今、急いで無計画な再エネ導入の
道へ進む意味がどこにあるのか、
はっきりいって理解できません。
先に、「無計画な導入」と述べ
ましたが、最大の問題点は「買取
価格は決めているが、導入量の上
限が決められていない
」というと
唱8五5 金主 2014.12 I
特集 1
誤解だらけの日本のエネルギー問題
再生可能エネルギー導入鉱大のためには別の蹄整可能な電源が必須
エネルギー累積生成量 (MW)
40,000
ころだと思います。
しかも、太陽
光の買取側格は1kW時で沼円、
風力のそれが辺円となっています。
発電コストが叩円前後の火力や原
子力より優遇されているのです。
さらに、初年にわたってこの価格
が保証されています。
また、認定基準のいい加減さも
問題です。
当初は、書類さえ揃っ
ていれば認定が出されていたので
-5.000 2 122 23 01 234567891011 12 1314151617 1 819202122 (時)
• HYDRO 水力発篭
IMPORTS-EXPORT5 電力の験出入
風力には.季節や日による出力の遣いに加え、 一日の中でも出力に変動がある。系統運用の現喝では これら風力全体の出力変動と電力需要自体の変動の双方を、水力や天然ガスなどの出力の踊益力句能な電源によって吸収し、需要と供鎗があうように踊笠する必要がある。例えば、上のスペインのケースでは、 一日の簡に水力に加え、ガス火力を1~から 27 1!の間でフルに出カ調整することにより、得総変動を吸収している。 再生可能エネルギーの導入lfi;'大を図るためには、こうした銅盤可能な電源を+分に保侍しておく必要がある。 {出展.スペインにおける 2010年3 月 3自の電力供総の状i兄/恩..Æl.五CT刊c:時xt島駅間旬、住跡周t.p r即時制・より資源エネルギー庁が作成)
す。
初期投資を差し引いても、巨
額の利拾が得られる、そんなうま
い話に乗り、たくさんのいわゆる
φ
素人。が参入しました。
ここに来
て「買取拒否」や
「認定取消」な
どが話題になっていますが、それ
もこれも政府の計画が甘かったた
めです。
早急な制度の見直しが必
要だと思います。
• REST OF RES + ζHP ・ CCGTその他の再生可能エネルギー コンバインド然竃供給ンステム サイクル発電
• WIND ・ FUELOIL + GAS ・ NUCLEAR風力発電 量泊・天然ガス 原子力発電
発電
• COAL 石炭発電
もう一度冷静に議論すべき
この夏、資源エネルギー庁の新
エネルギー小委員会の視察でスペ
インとドイツを囲ってきました
。
両国は、再エネ比率こそ引き上げ
ることに成功していますが、多大
な国民負担が発生しており決して
成功しているとは思えません。
し
かも
、
敵州は日本と違い、電力の
国際連携網が整備されています。
ドイツで電気が足りなくなったら、
フランスから原発の電
気を買って
くればいいし、風力発電の電力が
余ればポーランドに売ることもで
きる
わけで、前提が違います。
スペインの電力会社は、全てが
再エネ導入によるものというわけ
ではないですが、この叩年間で、
約3
兆6000
億円の負債を抱え
てしまいました。
-KW時に換算
すると、約ロ・必円の負債になり
ます。
しかも、閲定価絡買取制度
ぞ
き
-A,
を遡及してほごにしていて、多く
の訴訟が起きている状況です。
ドイツにしても、昨
年の再エネ
比率はお%を達成しています。
ド
イ
ツ
人の「原発ゼロ」への覚悟は
揺るぎがないので、再エネへの道
を進んでいますが、賦謀
金は、1
kW時で8
・7
円を国民が負担し
ています。
ただ、調整用電力とし
て火力に頼っているので、C02
排
出量は逆に増えてきています。
い
ずれにしても
、
両国とも多大な国
民負担の上に再エネ化が進めら
れ
ているのです。
もともと、再エネの問題は、地
球温暖化と相まって、
環境問題か
ら始まったことです。
ところが
、
福島の原発事故があり、
いつの間
にか当初の目的が忘れられてしま
いました。
私はもう
一度、冷静に
日本のエネルギー問題を考え
るべ
きだと思います
。今年の5
月
、私
は、宮城県・女川の原子力発電所
を訪れ
、
安全対策の説明を受けま
した。
あれだけ震源に近いにも関
わらず、震災の翌日には、発電所
機能の安全停止を実現。
国際原子
力機関
(IAEA
)からも注目さ
れました。
現在も、防潮堤のかさ
上げ工事など、彼らは必死に安全
性の向上に取り組んでいます。
私は、安全性が確認された原発
はできるだけ早く
再稼働させ、そ
の上で、再生可能エネルギー
への
道を探っていくべきだと思っていま
す。今のままでは、中小企業の負
担が過剰になることは自
に見えて
います。
閤定価格貿取から固定量
買取への転換、再エネのバランス
、
系統接続や蓄電池設置費用の精査
と開示など政府がやるべきことは
山積しているのではないでしょう
.刀
l 必~~ 2014.12 19