五島ゆるまなび大学の今後のプロセス 自然地形からみる島景観 ■五島の特徴と島景観 ・離島のスケールではなく、島の中に都会と田舎が共存してい るような島である。 ・街並み・海・山といった豊かな自然景観、教会、食、美容な ど豊富な資源がある。 ・周りが海であり、いまでも個性を持ち続けている。 ■行政の役割 ①地元のまちづくりの議論 ②活動への補助金、公的団体の調整、 ■五島人の役割 ①現地発の情報発信 ②現地のコーディネート、イベントの企画・運営 ■外部の人(東京人)の役割 ①東京でのイベント・情報発信、東京からの広報支援 行政 五島人 (住民) 外部の人 (東京人) 観光ツアー ・グリーンツーリズム ・エコツーリズム 若者の仕事 非日常的な 外部からの刺激 若者の教育 観光コーディネーターの 専門的技術の育成 地域のお祭りや 市民講座などの 既存コンテンツの活用 学び観光 ・五島検定合格者割や 島外でも学べる仕組み 、空海など、 より深みのある観光へ 民泊、移住の促進 (仮)特定非営利活動法人 五島 ゆる まなび大学 長期を見据えた体制作り『五島ゆるまなび大学』 ■メンバー 〈東京参加〉 泉山塁威 今野聖平 清水善康 〈五島参加〉 中山梨華 廣瀬愛 芳澤瞳 ・協 会 や 天 文 台、 公園など様々な資 源が島全体にある ・海岸線沿線のみ を通り、ほぼ類似 のルート設定。 ・初めての観光客 にとってこの地域 の規模を知らない と回りきれない。 福江島の中で行われている教育・文化活動の リストと行われている季節 ・この地域でしか 習えないことや、 魅力的な活動が 多く存在する。 ・またやれること が出来る地域の 方が多く存在し、 親切心を持ち合 わせている。 時期別による福江島の教育・文化活動(年間) 観 光 ・歴史があるため、文化・教育活動は一年を通して も時期に応じた活動 がある。 ・文化・教育活動で行えることはかなりあるが、あ まり知られていない ・こういった活動を他集落の住民も知らず、また観 光客も知ったら楽しめるのではないか ・これらの活動を情報発信で可視化し、既存の観光 資源と組み合わせて パッケージツアーができるの ではないだろうか 島内の市街地と集落の生活関係(観光資源は島周にあるが、生活の基盤は市街地) ■五島内における課題 ・中心に機能が集中し、外 部との関係が希薄 ・子供のための習い事が少 ない。 ・義務教育以外の +αの習 い事が欲しい。 ・各地域のイベントや祭り も盛んだが発信されてい ない。 ■五島外における課題 ・地域名は有名だが、どこに訪 れていいかわからない。 ・見たいところあるけど、知識 ないため、遠いしお金かかるの で、来るのには不安。 ・都会や他の観光地では味わえ ない、新たな観光をここでは味 わえるか情報がない。 地域資源はあるが。。。 ターゲット ⇒20~30 代の地域住民、観光客 需要を捉えられていない しっかりと発信ができていない ⇒地域住民、観光者への提案が必要 加えて、発信も考えなければいけない : 2012 : 2000 情報発信・体制教育・生活五島ゆるまび大学プロジェクトを進める上で、組織の体制を整えることも重 要である。行政、五島の住民、外部の人(東京の人)の3者の連携と役割分担 を明確にする必要がある。 行政は、地元まちづくりの議論、補助金や公的団体の調整を行い、五島の住 民は現地発の情報発信、現地のコーディネート、イベント企画運営など行い、 外部の人(東京の人など)は、東京でのイベント・情報発信、東京からの広報 支援などである。 それらの体制の促進には五島人と東京人が NPO 法人などを組成し、一体的に 活動をしていく必要がある。 五島ゆるまなび大学を動かしていくには、すぐに実現化するのは難しく、じっくりと 積み重ねていく必要がある。 まずは、東京人だけでなく、五島人と行政との意識の共有や調整が必要である。数回 のデザインキャンプやまちづくりの議論を通して、目標像を共有し、必要な体制や活動 などを議論する講座やイベントをして、五島でお互いが会い、議論することが重要である。 数年後には、実行部隊としての組織(NPO 法人)を組成し、様々なプロジェクトを動 かしていく必要がある。 今後のスケジュール感 !"#$ 行政 五島人 外部の人 (東京 人) 「(仮)特定非営利活動法人 五島ゆる まなび大学」設立 ・数回のデザインキャンプと まちづくりと体制の議論・会議 ・講座やイベント 『五島ゆるまなび大学』の 様々なプロジェクト 五 島 の 現 状 ② 体 制 ・ プ ロ セ ス へ の 提 案 周辺地域からみる観光動態 福江島の観光資源の位置 及び 推薦ルート 季節別による福江島の教育・文化活動 魚釣り 魚さばき 竹カゴ かんころもち 春 凡例 夏 秋 冬 通年 観光 ・ 生活 ・ 教育を絡めた若者に響く情報発信ツールと 誰もが先生と生徒になれる 「ゆるまなび活動」 (仮) 五島ゆるまなび大学 五島の情報発信のハブとなる『五島ゆるまなび大学』 ホームページの機能 ○五島の最新のイベント情報が地域から更新!! ○FACEBOOK の最新情報と『いいね!』機能! ○五島の魅力をスライドショー写真で引きつける!! HP のトップページに 五島の魅力を伝える写 真がダイナミックにス ライドショーで動きま す。五島を知りたい人 が、最初に目に引き付 けられます! 五島列島の「ゆるまな び活動」やイベント情報 の最新情報が更新されま す。HP の枠組みに、各 地域からフォーマットの 情報をアップするだけで 更新も簡単!! FACEBOOK の最新情報(タ イ ム ラ イ ン)や『い い ね!』 機能があるので、広報に広が りが出ます。 ○既存の五島に関する HP やプロジェクトを一覧できる! 五島の行政、民間の HP や市民ベースの様々な プロジェクトなど、活動は盛んであるが、情報の 窓口が多く、一覧で閲覧できないという課題があ る。 「食べる」、「体験する」、「癒し」などのカテゴ リ別に、様々な情報サイトにリンクしていれば、 サイトを見る人が、「五島ゆるまなび大学」のサ イトを見れば、五島の情報が全てわかるという状 態になる。観光客や島外の人が見る時に、情報の おもてなしができるのではないか。 ○宿泊と体験プログラムがパッケージで情報発信!! 現在の宿泊施設の情報発信は、民宿やホテルの情報 があるだけで、情報も少なく、写真を見る限り、若者 や女性が宿泊したいと思える情報発信と宿泊施設の現 状にない。民泊プロジェクト『しるしま』や旅館など の宿泊施設の情報発信は、滞在期間によって、いくつ かの宿泊施設のモデルを示している。1泊、2 泊、3 泊などの滞在期間によって、宿泊と『ゆるまなび活動』 や体験プログラムをパッケージで情報発信すること で、五島列島の過ごし方がわかりやすく、行ってみた いと思うハードルを下げることになる。 五島ゆるまなび大学の ホームページは、人の行 動に訴えかける行動志向 型カテゴリのアイコンが あり、観光客や住民が探 したい情報を直感的に探 しやすくなっている。 また、五島にある様々 な既存サイトにリンクし ており、このホームペー ジから、必要なサイトに アクセスできる。 誰もが先生になれる住 民の生活・教育活動であ る「ゆるまなび活動」や 移住・民泊プロジェクト ゆるしま・しるしまの情 報にもアクセスできる。 観光情報だけでなく、 生活や教育活動にも役立 つサイトである。 観る コンテンツ コ コン 既存サイト (行政、民間) 市民 プロジェクト ゆるまなび活動 歴史 特産品 五島移住コミュニティ ゆるしま 五島民泊プロジェクト しるしま 体験する 泊まる 食べる 観る 癒し ゆるまなび活動 日常にある教育活動 や体験・市民活動 民泊 PJ 移住 PJ 移住元 ネットワーク イベント化 各地域から情報発信 五島列島 島外・東京など ホームページ テンツ 移住・民泊 PJ ゆるしま・しるしま 移住・民泊 PJ ゆるしま・しるしま ① 情 報 発 信 へ の 提 案 観光客やサイトを見る人 の視点に立った、 行動指向型カテゴリ ・情報発信ツール(HP)等が、形式的であり、個々では一生懸命だが、必要な情報が必要な人に届いていない。 ・様々な情報が錯綜していて、連携出来てない。 ■商工会議所特産品プロジェクトホームページ ⇒センスが良いが、情報量が少ない・・・ ■五島観光協会のホームページ ⇒情報量はあるが、かたい。 ■五島市ホームページ ⇒頑張っているが、わかりにくい。 ■浜口水産ホームページ ⇒センスが良い。若者に響く 五島の情報発信の分析(悪い例・良い例) 情報発信の課題 ・様々なサイトの役割分担や連 携ができていない ⇒団体間の役割分担・連携 な ど体制にも表れている? ・観光情報として、自然や景 観などのハード的な観光資源の みが掲載され、どう楽しめば良 いかの提案がない ・観光ルートは、島を1周す るルートが描かれているが、所 要時間もなく、実際1日では回 りきれないルートである ⇒生きた情報とわかりやすい 情報発信体制が求められる 特 徴 課 題