Top Banner
ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同 じ大学を卒業しました。彼らには共通点が多く ありました。どちらも若い男性で、学生時代の 成績は中の上、感じの良い人柄でした。それに 両人とも―大学を卒業する若者のほとんどがそ うであるように―将来に野心的な夢を抱いてい ました。 この2人が最近、卒業25周年記念の同窓会に 出席するために母校に戻ってきました。 彼らには、今でも共通点が多くありました。 どちらも幸せな結婚をしていて、3人の子供がい ました。そして蓋を開けてみればどちらもが、 卒業後には同じ中西部の製造会社に就職して、 今もその会社で働き続けていました。 ただし、異なる点が1つだけありました。2人の うち1人は、その企業では小さな部署のマネー ジャーをしていました。もう一人は社長でした。 何がその違いを生んだのか? 「なぜこのような違いが、人々の人生には生 まれるのだろう?」そんな風に思われたことは ありませんか? 生まれつきの知性や才能、努 力が常にその要因とは限りません。一方が成功し たくて、もう一方はそうでなかったわけでもありません。 その違いは、何を知っていて、その知識をどのように活用するかにあるのです。 それが、あなたやあなたのような人々にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)についてお手 紙を差し上げている理由です。というのは、「ビジネスで活用できる知識を読者に提供する」ことが、 本紙のそもそもの目的だからです。 (ページをめくってください) ©2016 Direct Publishing Inc.
5

2 ウォール・ストリート・ジャーナル · ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同...

Aug 10, 2020

Download

Documents

dariahiddleston
Welcome message from author
This document is posted to help you gain knowledge. Please leave a comment to let me know what you think about it! Share it to your friends and learn new things together.
Transcript
Page 1: 2 ウォール・ストリート・ジャーナル · ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同 じ大学を卒業しました。彼らには共通点

ウォール・ストリート・ジャーナル

25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同じ大学を卒業しました。彼らには共通点が多くありました。どちらも若い男性で、学生時代の成績は中の上、感じの良い人柄でした。それに両人とも―大学を卒業する若者のほとんどがそうであるように―将来に野心的な夢を抱いていました。

 この2人が最近、卒業25周年記念の同窓会に出席するために母校に戻ってきました。

 彼らには、今でも共通点が多くありました。どちらも幸せな結婚をしていて、3人の子供がいました。そして蓋を開けてみればどちらもが、卒業後には同じ中西部の製造会社に就職して、今もその会社で働き続けていました。   ただし、異なる点が1つだけありました。2人のうち1人は、その企業では小さな部署のマネージャーをしていました。もう一人は社長でした。

      何がその違いを生んだのか?

 「なぜこのような違いが、人々の人生には生まれるのだろう?」そんな風に思われたことはありませんか? 生まれつきの知性や才能、努力が常にその要因とは限りません。一方が成功したくて、もう一方はそうでなかったわけでもありません。     その違いは、何を知っていて、その知識をどのように活用するかにあるのです。  それが、あなたやあなたのような人々にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)についてお手 紙を差し上げている理由です。というのは、「ビジネスで活用できる知識を読者に提供する」ことが、本紙のそもそもの目的だからです。

(ページをめくってください)

©2016 Direct Publishing Inc.

23

Page 2: 2 ウォール・ストリート・ジャーナル · ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同 じ大学を卒業しました。彼らには共通点

 つい先日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、読者の皆さまがこの優れた知識により手軽にアクセスできるようにするために、113年の歴史の中で最大の変化を遂げました。カラーを加えてすべてのセクションのデザインを刷新いたしました。そして新しいウォール・ストリート・ジャーナルは、より新鮮で読みやすくなり、そしてあなたにより役に立ち、より手早く読めるようになりました。その日の重要なストーリーが目立って見え、あなたの興味にあわせてどの記事を読むか選びやすくなっています。

 アメリカで最も読まれているトップページ

私は今、ウォール・ストリート・ジャーナルの第1面を見ています。アメリカで最も読まれているトップページです。素晴らしい内容はそのままですが、より手早く読めるようになりました。その日の重要なニュースすべての詳細なレポートが載っています。あらゆるビジネスニュースが載っています。ビジネス予測、最新ニュース、政治、さらにワシントン、モスクワ、フランクフルト、東京からのニュース、あなたやあなたの仕事、あなたの将来に関係のあるニュースが目白押しです。

 お時間がなくても、10分ざっと読めばその日の準備が整います。

刷新されたウォール・ストリート・ジャーナルと “重大ニュース”

 世界で最も信頼されるビジネスニュースと情報の発信源である本紙に、ビジネス以外にも“パーソナル・ジャーナル”が加わりました。毎週火曜から木曜日まで掲載される価値ある新セクションです。世界最大のビジネスニュースの専門家集団の中から選ばれた精鋭が、あなたに役立つような情報をお届けします。パーソナル・インベスティングやパーソナル・テクノロジーばかりでなく、キャリアや健康、フィットネス、家庭、それにあらゆる生活にかかわるさまざまなビジネスをお届けします。

消費者を求めて競争する

 マーケットプレースでは、消費者の考えや消費、さらにマーケットシェアを賭けた企業の競争に関するインサイトをお伝えします。さらに法律、メディア、テクノロジー、マーケティング、さらに中小企業経営の課題をレポートしています。

“…あなたの資産に関するニュースの情報源”

 刷新されたウォール・ストリート・ジャーナルは、あなたの資産に関するニュースやデータの最高の情報源でもあります。

©2016 Direct Publishing Inc.

Page 3: 2 ウォール・ストリート・ジャーナル · ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同 じ大学を卒業しました。彼らには共通点

マネー&インベスティングのセクションには役立つチャートがあり、カラーになってより見やすくなりました。さらに、アメリカで最も真剣に読まれ、大きな影響を持つ3つの投資コラムを掲載しています。『Abreast of the M a r k e t (市場最新情報)』、『Heard on the Street(ウォール・ストリートの噂)』、『Your Money Matters(重要なあなたの資産)』です。

 ウォール・ストリート・ジャーナルを、ビジネスニュースで今最も信頼できる情報源にしているあらゆるセクション、コラム、特集記事はすぐそこに、今までと同じ場所にあります。さらに大きなことが2つ加わりました。新たなセクション、パーソナル・ジャーナルです。“生活にかかわるビジネス”に関するさまざまなことがらです。もう一つは、デザインの変更です。ウォール・ストリート・ジャーナルはあなたにとってさらに使いやすく、より役立つようになりました。

ビジネスニュースを知るのに必要な 新聞は、今日のウォール・ストリート・ジャーナルだけです。

 さらに、ウィークエンド・ジャーナルは、毎週金曜日にその1週間をまとめます。芸術やエンターテインメントの気の利いたレビューやスポーツ、旅行、田舎暮らしなど、あなたの貴重な休みの楽しい過ごし方を紹介します。

 今までにウォール・ストリート・ジャーナルを何度も読んだことがあったとしても、今日発行されている本紙を是非ご覧ください。ビジネス界で話題になっています。ビジネスに関しては、本紙があれば十分です。

あなたもご購読ください

 当紙をお試しください。26週間でたった89ドルです。(定価より38ドルお得です)

 または、さらにお得に購読できます。52週で175ドルとなり、79ドルお得です!追加料金なしで毎営業日、ご自宅あるいはオフィス、どちらにでもお届けします。

 購読されてもすぐに効果が出るとは約束できませんが、ウォール・ストリート・ジャーナルはあなたに対して常に興味深い内容をお届けし、全幅の信頼が置ける存在となり、必ず役立つことを保証いたします。

©2016 Direct Publishing Inc.

マーケットプレース

マネー&インベスティング

ウィークエンド・ジャーナル

Page 4: 2 ウォール・ストリート・ジャーナル · ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同 じ大学を卒業しました。彼らには共通点

保証いたします。

 ウォール・ストリート・ジャーナルがあなたのご期待に沿えなかったり、私の申し上げた内容と違ったりした場合、いつでも購読をキャンセルすることができます。さらに、未配達分は全額返金しいたします。

 条件にご納得いただければ、何百万という読者に貢献してきたウォール・ストリート・ジャーナルが、あなたにできることを確かめたいと思うでしょう。今日購読の申込をしてください。すぐにお届けいたします。   

敬具

ピーター・R・カーン 取締役副社長兼副発行人

PRK:hg 同封物あり

追伸:このレターの最初でお話しした2人の大学のクラスメートですが、彼らは大学を同時に卒業し、同時に就職しました。ビジネスでの成功に違いが出た理由は何だと思いますか? それは知識です。役に立つ知識。それとその応用です。

  

       □料金同封        □次の支払方法:          □アメリカン・エキスプレス □ディスカバー    カード番号                                  □ビザ           □ダイナーズクラブ  有効期限     サイン                        □マスターカード         □請求書送付希望   □Eメールアドレス:                           □ウォール・ストリート・ジャーナルからの、ほかの商品やサービスに関するEメールの受取を希望しません

 

©2016 Direct Publishing Inc.

保証します 購読期間中、いつどんな理由であっても、ウォール・ストリート・ジャーナルの購読を中断したくなったらお知らせください。未読分の購読料金をすぐに返金いたします。

業界特別優遇 割引券   定価   業界特別料金   割引金額 52週  254ドル   175ドル   79ドルお得 26週  127ドル    89ドル   38ドルお得

Page 5: 2 ウォール・ストリート・ジャーナル · ウォール・ストリート・ジャーナル 25年前のある晩春の昼下がり、2人の若者が同 じ大学を卒業しました。彼らには共通点

コピーに対する分析コメント(青の番号) #1:4Pの秘訣:このリードは、“想像をかき立てている”。語られているストーリーに読み手を引き込んでいる。

#2:バースツールテストの秘訣:会話口調で書かれている。会話口調にすることで、書き手と読み手の間に自然なきずなが生まれている。

#3:4Pの秘訣:ここでは“約束”について言及している。この製品の約束は、優れた知識である。

#4:透明性の秘訣:この秘訣を使って、製品のメリットに注目している。ライターは、特徴について述べる際は必ず、すぐにメリットに触れている。

#5:4本脚スツールの秘訣:実績を示して信頼を築き、説得力のあるアイデアと約束(あるいはメリット)を示している。ここで“世界で最も信頼される”とか“世界最大のビジネスニュース専門家集団から選ばれた”と述べることでウォール・ストリート・ジャーナルの信頼性を築いている。

#6:目新しいものにする秘訣:製品あるいはその一部を新しいものとしてポジショニングしている。ここでは読者に向けて、ウォール・ストリート・ジャーナルに加えられた新しい機能が述べられている。

#7:ノードストロームの原則の秘訣:購買体験を簡単かつ便利にしている。

#8:反対意見を棒高跳びで超える秘訣:読み手に反応をためらわせているかもしれない、あらゆる反対意見に答えている。ここでは、ライターは強力な保証を提示している。

#9:示してそれから語るという秘訣:比喩やストーリー、例を使って、読み手に製品のメリットを伝えている。

デザインに関する分析コメント(赤の番号) D1:大きな文字で書かれている。この製品がすでに持っているブランド認知と信頼性をさらに強調している。読み手に対し、封筒を開封させる気にさせている。

D2:ロゴをいちばん上にもってきて、このレターをウォール・ストリート・ジャーナルのレターヘッド風に見せている。

D3:レター全体で、マージンをうまく利用している。マージンが大きければ文が短くなり、手早く楽に読むことができる。

D4:新聞の各セクションの紹介方法に注目してほしい。画像がコピーと対応する形になっていることが分かるだろうか? 重要な点だ。読み手には、コピーに対応する画像はどこかと探して時間を無駄に使ってほしくないからだ。

D5:イニシャルを表記することで、ここでもウォール・ストリート・ジャーナルのレターヘッドに書かれたように見せている。

D6:価格が大きくて太い書体で書かれ、読みやすくなっている。陰影をつけることで、その部分がページから“浮き上がって”いる。読み手の目がその部分に引かれるのだ。

©2016 Direct Publishing Inc.