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何か質問などあれば以下までメールください↓ [email protected] あ、そうそう。 次回以降はもう少しスリムなメルマガになりますのでご安心を(笑)。 あとは、サンプルページのサンプル版にも少し方針のようなものが 書いてありますから、そちらも合わせて参照してみてください。 サンプル版はこちら↓ http://members3.jcom.home.ne.jp/loveandpeaceforever/sample.html では、早速今日のレッスンにいきましょう☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Material■□■ 【第1段階―主語と動詞を見つけよう―】 (一読してみてください。意味がわからなくても構いません。) A few years ago British newspapers carried a series of sensational articles on Japanese cruelty to dogs.
裸の名詞といってもよいかもしれません。 ですから、今回の文の主語は British newspaper ですね。 これが今回の主役。 え? A few years ago? これについては2をご覧下さい。 2.日本語で言う「時」を表すもの、つまり「いつ?」に対する 答えは、英語では「副詞」が担うことになっています。 ですから、文頭の A few years ago は副詞です。 ちなみに副詞は主語にはなれません。 主語になれるのは名詞のみです。 3.動詞は carried です。 4.これは次回詳しくやりますが、英語のリズムは「ポンポンポン」 が基本になります。 このリズムを体にしみこませ、いち早くつかむことが大切です。 この中で初めのポンポンが「主語、動詞」になります。 世の中にはやたらと「第何文型」ということを暗唱させている 集団がありますが、この段階でそのような知識は不要です。
アレは、上級者用。 僕みたいに学術論文ばかり好んで読む人間には不可欠ですが、 今読みたいのはたかが TIME や NEWSWEEK です。 繰り返しますが、単なる週刊誌ですよ(笑)。 「文型」は必要ありません。 「ポン ポン ポン」 「主語、動詞、それ以外」 で十分です。 だから今回の文は British newspapers carried a series of sensational articles (ポン) (ポン) (ポン) が骨となる情報ということですね。 これ以外はおまけ情報(笑)。 以上、今回の Key Points でした。最初だけにかなり重要です。 来週までに完璧にしてください。絶対ですよ。 では次に、Vocabularies にいきましょう☆ ----------------------------------------------------------------
-------- ■□■Vocabularies■□■ 単語は、ただ日本語訳を覚えればいいというものではありません。 だって、いろんな訳があるから。 例えば今回の carry。「運ぶ」で意味通じますか? 単語も、その核(コア)となるイメージで覚えましょう。特に、 基本単語。 難しい単語は日本語訳で構いません。 基本単語はイメージです。 この覚え分けが、上級者への第一歩。頑張りましょう。 ちなみに【 】はアクセントの位置を示します。「ありえないだろ」 ってくらい強く読んでください。 ・A few(ァ・【フュー】)「2,3年」 few は「少しの」という意味ですが、ネイティヴは具体的には 2,3あたりを考えるようですね。 ・ago(ァ【ゴゥ】)「現在から見て~前」 普通~の部分には年月が入ります。だから A few years ago で 「今から2、3年前」となります。
・carry(【キャ】リィ)「報じる」 今回は文脈に合わせて「報じる」という訳をしました。 念のため辞書で引いたら「報道する」という訳が 10 番目くらいに 載っていたので、大丈夫です(笑)。 carry のイメージは「あなたに何かをくっつけている感じ」です。 くっつけるのは「主語」の役目。 ですから今回は British newspapers carried a series of sensational articles で 「British newspapers が a series of sensational articles を あなたにくっつけた」という感じになります。 どのようにくっつけたかは文脈判断です。今回のように新聞が 主語でしたら、「記事の内容をくっつけた」つまり「伝えた」 となるでしょうね。 また、 I will carry your bag. でしたら「I が your bag をあなたにくっつけますよ」となる でしょうか。 つまり、よく知っている「あなたのバッグを(あなたのところに) 運びますよ」になるのです。 ・a series of~(ァ・スィリィ【ザー】ヴ)「一連の~」
しかし今回は「~についての」と訳しました(辞書にも、 一応載っていました)。 なぜこんな訳になるのか? それは、on のイメージが、「ぴったり接触」だからです。 Japanese cruelty に「ぴったり接触した」記事なんですよ。だから 「~についての」という訳にしたのです。 前置詞はそのくらいアバウトにいきましょう。大きなイメージを ガッと捉えて、後はなんとなく(笑)。 こうして使えるようになっていくのです。 ・cruelty(ク【ルー】エゥティ)「虐待」 そもそものイメージは「残酷なこと」です。 はたから見て、「うわっ、ひでー」と思うようなことが cruelty。 ここはイヌに対する「残酷なこと」なので「虐待」としました。 ・to(ツゥ)「~に対する」 また前置詞ですね(笑)。 to は「方向 and 到達」がそのイメージです。何かに向いて、しかも その力をきちんと及ぼしている感じ。「→」だと思ってください。 例えばケーキを指差して、ブスッといったらそれは to です。 同じようなものに for がありますが、こちらは「到達」を 意味しません。「方向」のみです。
ケーキを指差すには指差しますが、ブスッとはいきません。 せっかくですからわかりやすい英語の例でだめ押しておきましょう。 I love listening to the birds. I'm listening for the cuckoo. さて、まず listen to が熟語だなんて暗記させられませんでしたか? 全く違います。単に listen(聞けるものに注意を払う)と to(→)が 一緒に使われているだけです。 だから for でも全くよいのです。 しかし、意味はもちろん変わりますよ。でも、もうあなたは違いを 「感じる」ことができますよね? そう、上は、注意が鳥の鳴き声に向いて、しかも到達しているのですから 実際に聞こえています。 ですから訳は「私は鳥の鳴き声を聞くのが好きだ」くらいです。 しかし下は、for ですからね。向いてるんですが、まだ到達していません。 と、訳は「私はカッコウの鳴き声を聞こうと耳を澄ませている」 くらいになるでしょうか。 さあ、これでもう to と for の違いはばっちりですね。 ええと、閑話休題しまして(笑)、
ですから Japanese cruelty to dogs とはつまり 「Japanese cruelty → dogs」 (to) ということなのです。 ですから、ここは to がぴったりですね。 犬に向かって虐待をブスッ・・・ひどいですね。でもこのひどさを 感じられれば to の感覚はばっちりです☆ ちなみに「イヌに対して実際虐待が行われている」ということを きちんと伝えなくてはなりませんから、for ではそのへんが曖昧で よろしくないですね。 どうでしょうか。 冒頭での予告どおり、かなり大変だったと思います。 しかしこれが、このメルマガの最大のウリのひとつでもあります。 「単語レベルからネイティヴへ。」 世の中に多数出回っている他の参考書やメルマガの中には、とても 参考になる力作も多数あります。 が、語彙に関してはそのほとんどが「日本語訳」を載せて安心しきって
いるようです。内容が素晴らしいだけにそこが残念でなりません。 ですが、厳しく言えばそんなことだからいつまで立っても英語の 「気持ち」があなたに伝わらないんですよね。 あなたが悪いのではありません。 それら媒体の責任がまずもって重大なのです。 では、ここも次回までに完璧にしておいてください。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review1■□■ では、復習です。今までのことを参考にしながら、スラッシュごとに 意味を取ってみてください。初回なので、かなり細かくスラッシュを 入れておきます。ゆっくりで構いません。 A few years ago/ British newspapers/ carried/ a series of sensational articles/ on Japanese cruelty/ to dogs. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ さあ、スラッシュごとの訳を確認しましょう。 今から2、3年前/イギリスの新聞が/報じた/一連の衝撃的な記事を/
日本人の虐待についての/イヌに対する/ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 今度は一気に読んでみてください。 今回は少しスピードも意識してみましょうか。 A few years ago British newspapers carried a series of sensational articles on Japanese cruelty to dogs. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■ 全体の訳です。直訳は意図的に避けてあります。 今から2、3年前、イギリスの新聞が、イヌを虐待する日本人 に関する衝撃的な記事を報じた。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 念のためにカタカナ読みをふっておきますね。カタカナがウザければ 見なかったことにしてください(笑)。
A few years ago British newspapers carried a series of sensational articles on Japanese cruelty to dogs. (ァ【フュー】ヤーザゴゥ ブリ【リィ】ッシュ【ニュウ】ズペィパァズ キャリィラ【スィ】リィザーヴセン【セイ】ショナ【ラー】リコゥズ オン【ジャ】プ【ニー】ズク【ルー】エゥティ ツゥ【ダッ】グズ) つっかからずに読めるようになるまで、何度も音読してください。 さあ、お疲れ様でした。今週はここまでです☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■編集後記■□■ さて、非常に盛りだくさんだった創刊特大号もおしまいです。 いかがだったでしょうか。 是非あなたの貴重なご意見、ご感想をお聞かせください。 連絡はこちら↓ [email protected]
Are Japan's voters getting tired of the Prime Minister? (TIME, 2005.2.14) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Key Points■□■ 今週のポイントは、「英語のリズムを感じる」ということです。 少し復習をしましょう。 英語のリズムは 「ポン ポン ポン」 「主語、動詞、それ以外」 でしたね。これをしっかり思い出して、今日の Key Points です。 1.Are Japan's voters getting tired of the Prime Minister? というこの文自体は当然、疑問文ですね。 でも、なぜ? Are で始まっているから、と思ったあなたはまだまだです(笑)。 なぜ疑問文か? ?で終わっているからに決まっているでしょう。 正直、文頭の Are に深い意味はありません。
「ルールはありえない(No rules can be laid down.)。 英語の語感が唯一の指針である( English linguistic feelings alone can be the guide.)。」 と(言い訳を)述べています。 つまりね、適当でいいんですよ、てきとぅーで。 だって、語感に頼るしかないんでしょう? 公式大好きの文法学者さんですらそういっているんです。 はじめのうちは見たことある使い方だけしておけばいいんですよ。 そしてちょこっとずつ「's」の語感を養っていけばいいんです。 ムリに全ての場合を覚えようとしないこと。 さあ、今回ポイントはこれでおしまいです。 たった3つ、されど3つ。 非常に重要な事柄ですので、きちんとマスターしてください。 では、(自慢の)Vocabularies のコーナーです(笑)☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Vocabularies■□■ 【 】はアクセントの位置を示します。「ありえないだろ」
そして生まれる、つまり「分離」するわけです。 しかしもうお母さんと赤ちゃんには何の関係も無いかといえば、 そんなことはありませんね。 何かわからないけれど、「親子の絆」みたいな「漠然とした関係」 がありますよね。 of というのはそういう関係を表すのです。ちなみにこの場合は、 「赤ちゃん of お母さん」と書きます。 あるいは、おそらく受験生のときあなたを悩ませたであろう 「of を使った名詞構文」も、これで一発説明がつきます。 例えば 「love of god」 という形を考えてみましょう。 ほら、もうなんとなく「感じ」はつかめているでしょう? それでいいのです。 でもこれを学校や予備校ではどのように説明するかというと、 「<他動詞派生の抽象名詞+of+名詞>の型は、目的格関係を表す。」 ・・・はい?ぱーどぅんみー? ですよね(笑)。
だから何?と。 そしてこう続きます。 「・・・だから「神の愛」と訳せば点が無い。」 「必ず、「神を愛すること」と訳せ。」 「いまさら自動詞と他動詞がわからないやつは何をやっても無駄だ。」 などなど。 でもね、こんなの、 「god と love の間にぼんやりした関係がある」 で終わりですよ。 だから意味的には、「神様への愛」でもいいし、「神様からの愛」 でももちろん OK です。文脈次第。 文法的に言えば、「主格関係も目的格関係も表しうる」となり、 またまたパードゥンミー?の世界ですが(笑)。 さて、ですから今週の英文の場合は、 tired of the Prime Minister ですので、tired と the Prime Minister の間に、何か漠然とした 関係がにおわされているのです。
ちなみに、さっきからしきりに「漠然と漠然と」って言っているのは、 その関係がはっきりとは決まらないからです。 ためしに辞書で of をを見てください。 意味をすべて見る前に寝てしまうほどたくさんの訳が のっています。 しかし全てはこの「分離して漠然とした関係を持っている」 ところから来たものなのです。 どのような関係かは、自分で決めましょう!! なんてすごくいい加減ですけど(笑)、これが正しい方法です。 嫌なら、辞書丸暗記してください。 辞書に載ってない訳になることもかなりあるんですが、 それでもよければ好きなだけ暗記してください。 ちなみに、僕はしてません。 訳はそのつど考えます。 そのときのイメージを、ただ日本語にしているだけです。 てか、ネイティヴもそのつど勝手に判断して、それでも大体みんな 同じ関係を想像をするわけですから、素直な心で関係を考えてやったら いいんですよ。 そこで、今回の tired of the Prime Minister を考えてみましょう。
まず the Prime Minister から tired がぴよよよよーんと 分離します。 そしてその二つは漠然とした関係にあるのです。 the Prime Minister から生まれた tired ですよ(笑)? それを我々が外から見て、漠然とした関係を見ているわけです。 「おいおい、the Prime Minister から tired が生まれたぜ」 って(笑)。 ですから、the Prime Minister は tired な感じに決まってますよね。 だからこの場合は僕は「~に関して」という訳をつけました。 意味、関係が同じであればどのような日本語でもかまいません。 ちなみに僕の調べた辞書では、これは 13 個目の意味でした(笑)。 ・・・覚えられるわけないっつーの。 4.the(ダ)「自分とこの」 the などのいわゆる冠詞もなかなか難しいものですね。 だから当然コアとなるイメージで勝負です。 決して、参考書に載っているような「用法」を、10 個も 20 個も
暗記しようとはしないでくださいね。 そーゆーのを「不毛な努力」と申します。 the のイメージは、「ひとつに決まる」です。 どんな理由でもかまいません。とにかくひとつに決まるのです。 今回の英文では、日本の話をしていて、そこで the Prime Minister ですからね。 日本の Prime Minister は? そりゃもう「小泉サン」しかいないでしょう。 今回は「文脈から」ひとつに決まった例です。 だから訳も文脈を前面に出し、あえて「自分とこの」としました。 まあ the に関しては、出てきたつど、どのように 「ひとつに決まっている」かきちんと説明しますからご心配なく。 5.Prime Minister(プ【ラ】イン【ミ】ニスタァ)「首相」 これはそのまんま。 「政府の中で一番偉い人」という意味以外ではありません。 さあ、今日の単語ちゃんたちはかなりへヴィーでしたね。 しっかりマスターして、来週にのぞんでください☆
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---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 念のためにカタカナ読みをふっておきますね。カタカナがウザければ 見なかったことにしてください(笑)。 Are Japan's voters getting tired of the Prime Minister? (アージャ【ぺ】ンズ【ヴォ】ウラァズゲリン【タ】イヤラーヴダ 【プ】ライン【ミ】ニスタァ?) リズム、感じました? ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■編集後記■□■ さて、今週のステップはこれでおしまいです。 しっかり復習をしてくださいね。 また、あなたの貴重なご意見、ご感想をお待ちしております。 連絡はこちら→ [email protected] しかし of は難しいですね。 of というか、of の学習が難しい。
あ、そうそう、これからもたまにメルマガ紹介文をこうやって 貼り付けることもあるかと思いますが、そのときはよろしく お願いしますね。 あ、それから編集後記に、最近気になった、かなり乱暴な説明をしている メルマガに関する話を載せておきましたから、そちらも合わせて参考に してください。 もしお勧めメルマガや、ちょっとこれどうなの?ってメルマガが ありましたら、以下まで教えてくださいね。 → [email protected] 楽しみにしてます☆ さて、ではお勉強の時間になりました。 今回のテーマは「メリハリを感じる」です。 はりきっていきましょう☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Material■□■ 【第3段階―メリハリを感じよう―】 今週の素材は、こちらです。一読してみましょう。 (意味がわからなくてもかまいません。) Because we don't have military power,
other countries are looking down on Japan. (Newsweek, 2005.2.7) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Key Points■□■ さあ、メリハリを感じるためのポイントたちです。 どうでもいいことなんですが、「メリ」と「ハリ」ってどっちがどう なんですかね? 「メリッ」って言ったほうがなんか強そうですけど・・・(笑)。 !! 今「広辞苑」引いたら「メリハリ」は「減り張り」って書くんだそう です。 だから「メリ」が「緩むこと」だそうな・・・。はずしたか(笑)。 ・・・さあポイントたちにいきましょう(強引)。 1.まず文全体が二つのパートに分かれていることを確認します。 Because we don't have military power, と other countries are looking down on Japan.
ですね。 この二つのパートは、内容的に同じ重さを持っているのでは ありません。 筆者は、「メリハリ」をつけて書いています。 Because we don't have military power が「メリ」で other countries are looking down on Japan が「ハリ」です。 つまり、筆者が本当に言いたいこと(伝えたいこと)は、 other countries are looking down on Japan という方なのです。前半部は、そのための補足情報。 たとえるならば、前半部が普通体で後半部がゴシック体、 みたいな感じです。 少し大げさですが、ネイティヴにはそう感じるのです。 問題は、なぜメリハリがわかるのか、というところです。 実は、これは機械的にわかります。 メリハリをつける方法はそれこそ無数にあるのですが、もっとも ポピュラーなのが、今回のような方法です。それは 文頭に Because などの接続詞をおく という方法です。
全ての~ing 形は以下のイメージで処理できます。 目の前で、動作がイキイキとリアルな感触を持ってなされている感じ というイメージによって。 ですから、前回のは 「今、今、まさにまさに疲れているのか?」 という感じがひしひしと伝わるのです。 そして今回のは 「今まさに世界中から見下されているうぅー視線が痛いぃー・・・」 というリアルで生々しい感じが伝わるのです。 これがもし countries look down on Japan とかだったとしたら とてものっぺりした文になってしまいます。 「世界中が日本を見下すの。はい。以上。さ、焼肉でも食おうぜ。」 みたいな感じですかね。生々しさが全く無いんです。 今回の内容だと、今、まさに世界中の国々が日本を見下している、 そんな状況が目の前にありありと浮かんでくる必要がありますから、 やはり other countries are looking down on Japan でないと だめですよね。 感じが出ません。 しかも「ハリ」の部分ですしね。
have は「持っている」です。 それ以外の意味はありません。 え?使役動詞? それも、「持っている」なんです。ホントは。 「持っている」というか「完全に自分のテリトリーにある」 って感じですかね、細かく言うと。 「手中にある」というかなんというか。 別に厳密に「手の中」にある必要はありませんが、 「確実に自分のもの」といったニュアンスがかなり色濃く 出ている単語です。 赤ちゃんをすっぽり抱っこしているお母さんみたいな感じ。 「持っているだけ」なんで、特に動きなんかは感じられません。 ホント、ただ持っているだけ(笑)。 使役動詞の説明は、また後ほどきちんとしますので、 あせらずにお待ちください。 今はとにかく have は「持っている」という意味しかない と覚えておいて下さい。
3.military power(【ミ】リタリィ・【パ】ワァ)「軍事力」 これはそのまんまですね。 軍隊。軍事力。戦地に行く人たちとその兵器。以上(笑)。 4.other(【ア】ザァ)「他の」 これは少し注意しましょう。 others と another と the others の違いを理解しなくては いけません。 まず、五個のボールを想像し、番号を振ってください。 ○ ○ ○ ○ ○ 1 2 3 4 5 こんな感じ。 で、まず、1 のボールを one と表現するとしましょう。 はい、another はどれでしょう? 正解は、 「2~5のどれかひとつ」 です。 はい、では the others はどれでしょう? 正解は、
「2~5の全て」 です。 では最後に others はどれでしょう? これがちょっと微妙なのですが、正解は 「2~5の内のいくつか or 全て」 です。 ポイントとなるのはやはり the のイメージ、「ひとつに決まる」 です。 ひとつに決まるのだから当然 the others は「集合の全体」を 指していないとおかしいですよね? それに対して others はひとつに決まりません。 ですから、「単に複数」という意味でしかなく、集合全てを 指すかどうかはわかりません。 ちなみに the other はボールが二つのときにしか使えません。 だって、当然ですよね? 「単数でしかもひとつに決まる」ならもともと二つでないと困ります。 三つ以上あると、どれを選ぶか人によって変わり、かならずしも ひとつに決まらないからです。 もっとも、one、another、ときて残りが the other、なら三つでも いけますが。
さて、これらの事柄をふまえて今回の英語を見てみますと、 other countries となっていて the other countries とは なっていませんね? つまりここからわかることは、筆者(話者)は 「私は世界約200カ国の全てを知っているわけでも調査した わけでもありませんが・・・」 という感じを匂わせているのです。 the other countries と言ってしまえば、 「俺は全てを知っている。だって偉いから。」 とどこかの大統領のような態度になってしまいます。 ここに the があるのとないのとではえらい違いなのです。 5.looking down on(【ルッ】キン【ダ】ウノン)「見下す」 もしかしてあなた、受験期にこれを熟語としてひたすら 覚えさせられたんじゃないですか? 残念ながらそんな必要は全く無いですからね。 まず look のイメージからいきましょう。
上からふっとイチベツされるだけでなく、何故かベタァーっと 見下ろされているのです。 あなたは何にも悪いことしてないのに、何故かじぃーっと 見下されているのです。 ・・・うわあー・・・って感じしません(笑)? そう、その感じが look down on の感じです。 look down on は決して熟語などというものではありません。 単語のイメージによってできた自然なつながりなのです。 だからもちろん文脈によっては「町を見下ろす」みたいに ネガティヴな意味を込めずに使うことも可能です。 そうそう、せっかくですから逆を考えてみましょう。 look はいいとして、down の反対は? って当然 up ですよね。 しかしここで問題が生じます。 on は使わないのです。 では何を使うか? 答えは to です。 「尊敬する」は look up to で表現することが普通です。 でもなぜ on ではなく to なんでしょうか?
もちろん to のイメージからくるのですが・・・。 もし何かひらめきましたら、こちらまで教えてください。 → [email protected] コメントをつけて返信しますよ☆ とにかく、これらは合わせて覚えておきましょう。 さあ、今回はこれだけです。 きちんと自分のものにしてくださいね☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review1■□■ さあ、復習です。スラッシュごとに意味を取りましょう。 Because/ we don't have/ military power, other countries are/ looking down on Japan. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ ここではスラッシュごとの訳を載せます。
なぜならば/我々は持っていないから/軍事力を 諸外国は/日本を見下している。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 少し時間を意識して、一気に意味を取りましょう。 Because we don't have military power, other countries are looking down on Japan. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■ 全体の訳です。直訳は避けてあります。 我々が軍事力を持たないから、諸外国に見下されるのだ。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 念のためにカタカナ読みをふっておきますね。カタカナがウザければ 見なかったことにしてください(笑)。
Because we don't have military power, other countries are looking down on Japan. (ビカズウィ【ド】ン【へ】ヴミリタリィ【パ】ワァ・ アザァ【カ】ンチュリィズアー【ルッ】キンダウノンジャ【ペ】ン) リズムリズム☆ 英語のリズムを忘れないでくださいね。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■編集後記■□■ さて、今週のステップはこれでおしまいです。 しっかり復習をしてくださいね。 また、あなたの貴重なご意見、ご感想をお待ちしております。 連絡はこちら→ [email protected] さて、今回は編集前記からうけて、少し所感をしたためたいと思います。 きっと、あなたも複数のメルマガを読んでいることと思いますが、 僕は英語系のメルマガだけで30種類ほど毎週読んでいます。 みんなそれぞれの色が出ていて大変面白いです。
某月某日、とある大学の英語教員をしているネイティヴの方と 話をしていたとき、こんな話になりました。 「そういえばエドワード・サイードが死んでしまいましたね。」 「ああ。彼こそは20世紀最高の知性の一人だったのに、実に残念だ。」 「ところで、サイードには会ったことありますか?」 この最後の発言のところで僕は 「Have you met him?」(【ヘ】ヴユ【メ】リム?) と聞いたのです。 現在完了の経験用法。われながら完璧です(ってほんとは勝手に 口をついただけなんですが)。 ところが、相手のネイティヴの先生は Yes とも No とも 答えず、ただ不思議そうな顔をして 「He is dead now.」 と言われました。 僕はすぐに我にかえって、
その中で、ちょっと、みんなで共有できる内容のものがありましたので、 今回はそれを取り上げてみたいと思います。 ある読者の方からの質問です。 「編集後記の内容が大変興味深かった。しかし、過去完了形を使って 例えば Had you ever seen him?とはいえないのだろうか」 というものでした。 非常に興味深い質問で、かなりくどくどと答えてしまいました。 まあ結論だけ言ってしまうと、「おかしい」ってことなんですが。 その理由に関しては、このメルマガで完了形を扱うまで待っていて ほしいのですが、今回、僕がここでお話したいのはこのことではなく see という動詞についてです。 僕はメルマガで Have you met him?と meet を使ったにもかかわらず、 この方はあえて(かどうかは定かではありませんが)see を使った わけです。 see と meet が同じ意味だと思っている人、多いのではないですか? この see を使った英文に違和感のない人、多いのではないですか? ここで see を使うのは不自然なのですが、おそらくあなたがたの 多くが see と meet の違いをきちんと理解していないのではないかと 思ったので、ちょっと解説しておくことにしました。 この二つ、感覚的には全く違いますよ。 まず、基本的に初対面のときは meet、二回目以降は see を使います。
しかし、問題は、何故か、です。 もちろん、see と meet のイメージ、語感が関係しています。 まずは、そうですね、see からいきましょうか。 see の語感は、「見る」ではありません。それは、どちらかと言うと look や watch が得意とする領域です。 see は、見えたものを「理解・認識する」という語感で使われます。 例えば、相手がアメリカ人だと思って「Hello!」と挨拶したら、 「ぼんじょるのー」 と鼻から抜ける声で返されたときのことを想像してみてください。 そんな時に、 「Oh, I see you're (a) French.」 と言うのです(って言わなくてもいいのですが)。 「あなたがフランス人であると理解しました」ということです。 これが see の語感。 つまり、見て、すぐにそれが何であるかを認識しないといけないし、
逆に認識不能なものを see することはできないのです。 だから、初対面の人を see することは、到底不可能だということです。 だって、相手が誰だかわかりませんからね。認識不能。 しかし二回目以降は、もうその人を見て誰だか認識できますから、 Nice to see you again. とか How nice to see you back. という挨拶が意味を成すのです。 それに対して初めての挨拶は Nice to meet you. でしょ? また、 「・・・ということだ。わかったな、KENZO。」 と言われたときの返事が 「I see.」 で OK なのも、この see の語感からきているのです。 もう see の語感は大丈夫ですよね。「理解する」ということに焦点が 定まった単語だということです。
さて、実はこのまま一気に meet までいこうと思ったのですが、 すさまじい量になる予感がひしひしとしたので、meet は来週にしたいと 思います。 すでにかなりの量ですからね・・・基本単語は恐ろしい。 では、来週の編集前記も楽しみにしていてくださいね。 ということで、今週は see の感覚を完璧にして、英語のお勉強に 励みましょう。 それでは、今週のお勉強にいきます。 今週は、今までで一番長いですから、覚悟してのぞんでください(笑)。 今回のテーマは【人についての説明をつかもう】です☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Material■□■ 【第4段階―人についての説明をつかもう―】 今週の素材は、こちらです。一読してみましょう。 (意味がわからなくてもかまいません。) I mourn the innocent people who died in terrorist attacks in Saudi Arabia and Morocco. (TIME, 2003.6.23)
I ran into a friend・・・ と、イキナリ「誰に会ったのか」を述べてから、その会った人についての 説明(「妹が昔付き合っていた男の弟の」の部分)をくっつけていくのが 普通です。 そしてさらにその後に日時などをくっつけていきます。 ここまではよいですね。 そこで今回の英文を見てみますと、 I mourn the innocent people というのが真っ先に来ていますね。 これが「言いたいこと」です。 the innocent people が具体的にどのような人なのか、は、筆者の気が 向けば、この後に続いてゆくことになります。 気が済むまで、ね。 2.さて、who というのが、今回の主役です。 この子を学びたいがためだけに選んだ文ですから、非常にシンプルな形を していると感じられたのではないですか? でもそれが大事なのです。 はじめは、余計なものを一切排除した形で学ぶ。 これ、正解です。
では、本題に入りましょう。 まず、 I mourn the innocent people という部分を再び確認してください。 mourn は日本ではあまり見かけないかもしれませんが、「悼む」とか 訳しておきましょうか。 要は、死者に対して嘆き悲しんでいるわけです。 と、訳としては 「私は無実の人々を悼んでいる」 となりますね。 はい、ここで(復習)問題です。 この発言をした人、もしくはされた人の興味、関心はいったい どこにあるでしょう? 1.今晩のおかず 2.明日のデートコース 3.無実の人々 正解は・・・もちろん3ですね。 いや、バカにしているわけではありません。 あるコミュニケーションシーンにおいて、「何が話・興味の中心か」 というのは非常に大事なことなのです。
当たり前ですよね。 話・興味の中心がみんなバラバラだったら、コミュニケーションが 成り立ちませんから。 んで、ただ漠然と「無実の人」と言ったって、どんな意味で 無実な人のかはわからないじゃないですか。 国内で起きた痴漢の冤罪被害者かもしれない。 ママが大事に取っておいたケーキを、食べてもいないのに食べた ことにされたかわいそうな坊やかもしれない。 はたまた殺してもいない老婆を、殺したことにされた哀れな 中年サラリーマンかもしれない。 つまり、the innocent people と発話し、聞いた時点で、会話の 興味は「それは誰じゃ」というところに移っているのです。 ですから当然「それはこんな人じゃ」と答える必要がでてきます。 その時でてくるのが who なんです。 who というのは、「疑問詞と関係代名詞の両方を兼ねるすごいやつ」 なんかではなくて、 常に聞き手に「誰?」という疑問を呼び起こし、それに答えてゆく ものなのです。 なんとか詞とかゆー名前は今日限り忘れてください。 代わりに、who を見たら反射的に「誰?」と考えるようにして
ください。 繰り返しますが、従来「疑問詞」と呼ばれていた who でも、 「関係代名詞」と呼ばれていた who でも関係ありません。 そんな名前はさっき忘れました。 とにかく、「who を見たら「誰?」と考えるようにしよう!」と 今すぐ固く誓ってください。 すると今回の英文は I mourn the innocent people who(→誰?→それは)died in~ という情報の展開であることが手に取るようにわかりますよね。 言葉は、情報を伝える器なのです。 つまり、全ての文法単元は、「情報の伝え方」もしくは 「情報の盛りこませ方」であると言い切ってしまってもよい ものと言えるでしょう。 who を使った文は、聞き手(読み手)の「誰?」という疑問を 喚起し、その「誰?」に答えるという内容の情報が盛り込まれて いることを意味しているのです。 だから超がつくほど有名な Who are you? という文も、 スローモーションで見ていけば Who(誰?)→ are you(あなたは)?
the のイメージを思い出してください。 そう、「ひとつに決まる」でしたね。 では、今回はどのように「ひとつに決まって」いるのでしょうか? イキナリ the innocent people なんて言われても、ひとつには 決められません。 しかし、the と言ってしまったからには、絶対にひとつに決まります。 そこで、who の登場です。 who の働きを思い出してください。 聞き手の「誰?」という疑問を喚起し、その疑問に答えてゆく というのがその働きでしたね。 つまり、who により「どんな人か」という説明を付け足すことで、 後からひとつに決めているのです。 てゆーか、結果としてひとつに決まっちゃったって感じですね。 ひとつに決まっちゃったもんだから the が必要なのです。 もし who 以下がなければ、I mourn some innocent people とかに なっていたと思われます。 くどいようですが、これじゃひとつに決まりませんから。 3.innocent(【イ】ヌスン)「無実の」
働きは全く一緒です。 違うのはスペルと、英文中で出てくる位置だけ。 位置に関しては今は気にしなくてもいいので、とにかく同じもの だと思ってください。 てゆーか、実際に見かけたときにいちいち 「あれっ?whom・・・?モクテキカクのカンケイダイメイシだから センコウシは・・・」 とかやっていたら日が暮れてしまいます。 who にせよ whom にせよ、見かけたらとにかく「それは誰じゃ?」と 考えればいいのです。 よろしくお願いしますよ。 5.died in~(【ダ】イリン)「~で死ぬ」 世の中には 「died in + 戦争、貧困など」 「died from + 負傷、熱など」 「died of + 病気、飢えなど」 なんてすさまじい分類をしている書籍が腐るほど出回っている ようですが、これらの分類は全て前置詞のイメージからきています。 てか、「など」ってなんですかね。 バカにしてんのかって感じですけどね。
全部リストしてみろよこのやろーって感じですけどね。 そんなことはできないと思いますが。 さて、of のイメージはもう教えてありますから、自分で「感じて」 ください。 from は今回は扱いません。いつか扱います。 今回は in をやりましょう。 in のイメージは 何か立体感のあるものの中にすっぽり入っているような感じ です。 「ような」がポイントでして、実際に入っていなくても構いません。 例えば、 I sit on the chair. と言えば、普通の硬いイスに座っている感じです。 on ですからね、接している感じしかしないのです。 では I sit in the chair. ならどうですか?
ちなみに、決して、sit on は「ジュクゴ」などというものでは ありませんよ。このように in がくることもたくさんあります。 sit in といえば、そうですね、誰か偉い人が座っていそうな 「社長イス」みたいなイスに、深々と腰掛けている感じですかね。 深々と座ってふんぞり返ってイスにすっぽりふかふかしながら 「がっはっはっ、笑いが止まらんね、コバヤシ君」 みたいな声が今にも聞こえてきそうな感じです。 この、すっぽり感こそが、in のイメージなのです。 しっかりとつかんでください。 つかんだら、英文に戻りましょう。 died in terrorist attacks です。 簡単ですね。 テロリストが自爆テロかなんかしてるわけですよ。 その、爆発の「中で」死んだわけです。 爆発の衝撃と、熱と、爆風とに完全に包まれながら、なすすべもなく 死んでいった innocent people 。 状況がわかってきましたか? ちなみに、後に出てくる in Saudi Arabia and Morocco の in も 同じ感じです。
■□■Review1■□■ さあ、今度はスラッシュごとに意味をとってみましょう。 I mourn the innocent people /who died /in terrorist attacks /in Saudi Arabia and Morocco. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ ここではスラッシュごとの訳を載せます。 私は無実の人々を悼んでいる/死んだ/テロリストの攻撃の中で /サウジアラビアとモロッコで ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 今度は、少し時間を意識しながら、一気に意味を取ってみましょう。 I mourn the innocent people who died in terrorist attacks in Saudi Arabia and Morocco. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■
さあ、ここでは一気に文の内容を載せます。直訳は避けてあります。 私は、サウジアラビアとモロッコでのテロに巻き込まれ命を落とした 罪なき人々を悼んでいます。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 念のためにカタカナ読みをふっておきますね。カタカナがウザければ 見なかったことにしてください(笑)。 I mourn the innocent people who died in terrorist attacks in Saudi Arabia and Morocco. (アイ【モ】アンナ【エ】ノスンッピーポゥフーダイリン 【テ】ラリスタ【タッ】クスイン【サ】ウディア【レイ】ビエンヌ モ【ラ】コゥ) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■編集後記■□■ さて、今週のステップはこれでおしまいです。 しっかり復習をしてくださいね。 また、あなたの貴重なご意見、ご感想をお待ちしております。
連絡はこちら→ [email protected] 今回は、ちょっと思いついたので面白い話をしてみたいと思います。 といっても、決して笑える話ではないのですが(残念!!)。 おそらくあなたは中学校のときに、 I go to school. という文を習ったはずです。 確認のためにお聞きしますが、これ、どういう意味の英文ですか? 「私は学校へ行く」 ですか? おそらくはそう習っているでしょうね。 では、もうひとつ聞きましょう。 I go to bed. この英文の意味は何ですか? 「私は寝る」
ですか? そう、そう習いましたよね。僕もそう習いました。 「go to bed で寝るという意味だから熟語として覚えておけ」 と。 でもなぜ「私はベッドに行く」ではだめなのでしょうか? go to school は「学校に行く」なのに go to bed は「ベッドに行く」 ではダメなんて、おかしくないですか? もしかしたらベッドに忘れ物をとりに行っただけで、寝ないかも しれないじゃないですか。 ベッドに行ったら、必ず寝るのでしょうかね。 夕食までちょっと横になって本を読みたいとかダメなんでしょうかね。 つまらない人生ですよね(笑)。 実は、今あげた二つの英文には、ある共通する問題があるのです。 両方とも英文自体は全く正しいです。 しかし、意味と教え方に問題がある。 はじめにあげた I go to school.
という英文は、ネイティヴには 「私は学生です」 というようにしか聞こえません。 また、次にあげた I go to bed. は「私は寝る」としか聞こえないのです。 つまり、忘れ物をとりに行ったりするときにこの表現は使えない、 ということです。 もちろん、両表現とも文脈さえあれば、ちゃんと理解はしてもらえます。 しかし、「ん?」という感じを与えることは避けがたいと思います。 さてさて、ここで問題です。 なぜ、このような現象が起こるのでしょう? 答えは、今は教えません(笑)。次回、気が向いたら(爆)教えますから、 一週間考えてみてください。 もちろん、文法的な話ではなく、感覚的な話です。 だいたい、いつも言ってますけど、文法理論なんてものは後からつけた 理屈ですからね。
-------- ■□■Material■□■ 【第4段階―人についての説明をつかもう2―】 今週の素材は、こちらです。一読してみましょう。 (意味がわからなくてもかまいません。) Strong support was also manifested among Germans, French and other European peoples, who staunchly identified themselves with America and its cause. (NEWSWEEK, 2001.12.13) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Key Points■□■ 今回は少し長いですね。 でも大丈夫です。大したことはありません。 今回のポイントは、前回同様「人についての説明をつかむ」です。 ほら、who がありますね? でも直前にカンマが・・・。 これがメインポイントになっていきますので。 1.まずは was manifested という形について考えまてみましょう。
アクションが暗黙の内に想定されます。 「さんせー」 とかいってるだけではダメってことです。 4.among~ (ア【マ】ン)「~の中で」 さあ、きましたよ。 今日の一つ目の山場です。 まずは、 「二つの間は between で、三つ以上の間は among を使う」 という伝説を砕いておきましょう。 この二つの前置詞の違いは、数の違いによるのではありません。 あくまでも、感覚的な、感じ方の違いによるのです。 では、以下の例文を見てください。 (a)We are among blacks and whites. (b)We are between blacks and whites. 違いがわかりますか? じつは全く違うんですよ。
そうですね、(a)の方は黒人と白人がごちゃって混ざった集合が 漠然と意識されていて、その中に我々も混ざっている、と言っている のですが、(b)の方は「黒人の集団」と「白人の集団」の間に 我々がいる、と言っているのです。 つまり(a)の方は白人と黒人に入り乱れて我々が存在しているのに、 (b)の方は我々の右側には白人の集団、左側には黒人の集団という 感じになっているということです。 もう少しみてみましょうか。 I think Belgium is between Holland, Germany and France. (ベルギーはオランダとドイツとフランスの間じゃない?) という文では、国が「三つ」出てきていますが、among にしては 意味が通りません。 地図で見て、国が3つごちゃってしてたら困るでしょう? もうわかってきましたね。 そうです。 between と among は 「それぞれが個々のもの(人)として感じられているかいないか」 によって使い分けるのです。 何個のものの間でも構いません。 それが話し手の意識の中で、「個々のもの」として意識されていたら
between を使いますし、なんかごちゃっと集合的に感じられていたら among を使います。 ですから、 an agreement among the three nations(三国間協定) なんてのは、もしそれぞれの国がそれぞれ意識されていたら an agreement between the three nations になります。 と、今回は among が使われてますから、「ドイツ人やフランス人などの ヨーロッパに住む人々のごちゃっとした集合の中で」という意味で 使われていることがわかりますね。 だから「~の中で」と訳しました。 よいでしょうか。 明日からはばっちり使い分けてくださいね。 5.German (【ジャ】ーマン)「ドイツ人」 そのまんま。 ちなみに「ドイツ語」を表すこともありますから、きちんと文脈を 押さえていきましょう。 6.French(フ【レ】ンチ)「フランス人」
これもそのまんま。 もちろん「フランス語」を表すこともあります。 また、「フランス人」という意味のときは普通複数扱いです。 わざわざ s とかつけないようにしてください。 7.European peoples(ユーロ【ピ】ーアン【ピ】ーポゥズ) 「ヨーロッパの諸国民(民族)」 people を数えてるところがポイントです。 普通 people は「人々」、つまり複数の人間を表すものですから、 わざわざ s をつけたりはしないのですが、今回はしていますね。 なんなんだ、それは、と。 でも、簡単な話です。 つまり、「人々」の集合をいくつも考えているんですよ。 ちょうど学校のクラスみたいに。 A組 40 人、B組 40 人・・・みたいに。 さて、「ヨーロッパにあるいくつかの人々の集まり」といったら なんでしょうか? 人間の集合が、ヨーロッパにいくつもあるわけですから、それは もう「国民」とか「民族」といった人々の「まとまり」しかない ですよね。
(彼女 with あゆ)」とか。 でも、これも全く同じイメージからきているものなんです。 identify の右側にある二つのものが、がっちりひとつに見える (自分の中で決めている)わけですよ。 僕とドラえもんが、がっちり同じであるように思える、彼女と 浜崎あゆみが全く同一人物のように見える、というだけの話。 大丈夫ですね。 え?with が一緒にくる理由? それはすぐ下に書いてありますよ☆ 10.with~(【ウィ】ズ)「~と」 これははっきりいって難しい。 今回最大の山場です。 of と同じくらいか、もしかしたらそれ以上に使いこなすのが難しい 前置詞です。 なぜって、そのイメージの広がり方が半端じゃない。 of はあいまいなことこの上なくて難しかったのですが、この with は 広がりが広すぎて難しいのです。 だからここではイメージだけを押さえてもらうようにしますね。 with のイメージは、
「なんかつながってる」 て感じです。 ・・・うわあー、あからさまによくわかりませんね(笑)。 でもとにかく「なんかつながってる」んです。 例えば I killed him with this knife. と言えば、「彼を殺したこと」と「このナイフ」になんかつながりが あるよーということを言っているのです。 私がナイフを持っていて、しかもそのナイフと彼を殺したということに なんかつながりがあるらしい、と。 そこから「あ、つまりこのナイフで殺したのね」と瞬間的にわかる わけですね。 ちょっと例文が少なくて申し訳ないのですが、with はキリがないので 今はとにかくこの「なんかつながっている」感を大事にしておいて 下さい。 だから今回の英文は themselves with America and its cause ということですから、themselves と America and its cause の間に なんかつながりがあるってことですよ。 ぼんやりとね。 でもぼんやりのままじゃ困るから、identify という動詞が、
いったいどのようにつながりがあるのかを決めてくれている ってわけ。 「まるでがっちりひとつであるようなつながりに感じている」 ってことですね。 言われてみれば簡単でしょ? だから identify と一緒によくこの with が出てくるのです。 こんなふうに相性がいいんですね。 「僕 with ドラ」も「彼女 with あゆ」も、ぼんやり両側がつながって 感じられているだけなんですよ。 これだけではどんなつながりかは、もちろん不明です。 文脈、特に文脈を作る一番大きな原因である動詞によってつながりは 大分変わります。 今回の場合は、動詞に identify が使われることで、つながりがまさに identify されたというわけ。 このように with を理解しておけば、従来「語法・熟語」といわれて 暗記を強いられてきた数々の言い回しが、自分で自由に生み出せる ようになります。 後は慣れの問題。 あ、そうそう、ちなみにもちろん、I killed him with this knife. という文で by this knife はダメですよ。 え?理由?
今日の編集後記を読んで下さい☆ 11.its cause(イツ【コ】ーズ)「アメリカの大儀」 この cause は「大儀」と訳しました。 こいつのイメージは 「運動・行動の原因」 です。 アメリカが「イラク侵略」という行動に出た「原因」ですから、 「大儀」という訳もすんなり理解されるのではないでしょうか。 ちなみに言うまでもないかもしれませんが、ここでの its は 「アメリカの」です。 今回は多かったですねー。 しかしほとんどは知っていたんじゃないですか? しらなかったもの、とくに among や with などのイメージ、使われ方を 中心に、復習にはげんでください☆ わからないとこがあれば、どんどん質問してくださいね。 質問はこちら→ [email protected] では、これらの感覚を生かして、また英文を読んでみる時間です。
---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review1■□■ では、復習です。スラッシュごとに意味を取りましょう。 Strong support was also /manifested /among Germans, French and other European peoples, /who staunchly identified themselves /with America and its cause. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ スラッシュごとの訳を確認してください。 強い支持もまた/明らかにされた/ドイツ、フランス、そしてその他の ヨーロッパの人々の間で/彼らはほぼ完全に自分達を同一視している/ アメリカと、アメリカの大儀とに。/ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 今度は少し時間を意識して、一気に意味をとってみましょう。
Strong support was also manifested among Germans, French and other European peoples, who staunchly identified themselves with America and its cause. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■ 全体の訳を載せます。直訳は避けてあります。 ドイツ、フランス、そしてその他のヨーロッパの人々の中でもまた 強い支持が明らかにされているが、彼らはほぼ完全に自分達が アメリカ人であると考えているのだ。 ※この訳は後に続く文をふまえましたので、かなりの意訳に感じる かもしれませんね。でも実はそんなことはありません。この文は、 然るべき文脈の中でこういう意味を表しているのです。あしからず。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 今週から注意すべきリエゾン部分のみ、カタカナ読みをふっておき ます。参考にしてみてください。 Strong support was also manifested among Germans, French and
other European peoples, who staunchly identified themselves with America and its cause. ・manifested among(【マ】ナフェステッダマン) ・with America(ウィザ【メ】ーリカ) ・and its cause(エニッツ【コ】ーズ) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■編集後記■□■ さて、今週のステップはこれでおしまいです。 しっかり復習をしてくださいね。 また、あなたの貴重なご意見、ご感想をお待ちしております。 連絡はこちら→ [email protected] 今回は、気が向いたので前回の問題に答えたいと思います(笑)。 メールで自分なりに考えて送ってくれた人、どうもありがとう ございます。 思いもよらない回答などがあって、僕自身とても勉強になりました。 ちなみに正解者は、二人ほど、いらっしゃいました。 すごいですね。
かなり英語的な感覚が身についてきているのではないかと思います。 で、肝心の答えなんですが、この問題のポイントは school と bed にあります。 まずお聞きしますが、school とか bed って、数えられますか、それとも 数えられませんか? って、数えられるに決まってますよね。 でも例文は、 I go to school. I go to bed. と、a も the も my もつけずに使っていますよね。 こんなことは普通ありえません。 英語は、数に関してはかなりシビアですからね。 つまり、ここがポイントなのです。 数えられるものの前には必ず a や the や my や two などをつけなく てはいけないはずの英語で、そんなことが全く無視されている、という ところが。 冠詞の働きについては後ほど詳しくやりますが、基本的には 「具体性を持たせる」という働きだと思ってもらって構いません。 「目に見えるようにする」と言ってもいいです。 つまり、無冠詞で用いられた名詞は、具体性が一切なく、ぼんやり
とした、目に見えないものなのです。例えば love なんていわれても、具体的に思い浮かべることはできないですよね。 あー、愛ね、愛。愛だよねー、愛。 みたいな。 だから school といわれても、love と同じようにただ「学校」というものが ぼんやりと頭の中に浮かぶだけなのです。 具体的に「○○高校」とか「市立第○中学校」とかが思い浮かぶ わけでは決してありません。 ふーん、学校ねー、ふーん、学校だよね。 くらいの感じです。 日本語の感覚では目に見えそうなんですが、目に見えません。 つまり、こう言い換えてもいいでしょう。 実体の無い、具体性の無い「学校」という概念のみが頭にポンと 思い浮かぶ、と。 ということはすなわち、
「学校」というものの働きのみが頭に浮かんでいる ということですね。 love もそうですよ。 愛という具体的な何かは思い浮かびませんが、「人を好きになる」 とか「人を思いやる」とか様々な愛の側面、つまりは愛の働きが、 頭の中には浮かんでいるのです。 はい、school の一般的な働きは? もちろん「勉強をすること」ですね。 school で勉強しているのは誰? もちろん「学生」です。 このぼんやりとした、具体性の無い、一般的な働きこそが、今回の 問題を引き起こしていた張本人だったわけです。 I go to school. が「私は学生です」「私は学校で勉強している者です」というふうに しか聞こえない理由がわかったでしょうか? 一般的な school の働きの中に行っている school に一般的な存在なんです からね。 そうしたら、もう I go to bed.
のほうも大丈夫ですね。 はい、bed の働きは? もちろん「寝る」です。そもそもベッドは寝るために作られている のですから。 だから「私は寝る」になるのですね。 忘れ物をとりにいくときは I'll go to my bed. とか言って、具体性を持たせてやればいいわけです。 さらに bed の後に「→」の to を使って理由を付け足してやれば もう完璧です。 ・・・to get my ・・・とかね。 「ベッドに行く」という状況と、「忘れ物をとりに」という状況を 「→」でつなぐだけ。 簡単ですね。 そうそう、同じようなものに「交通手段」がありますよ。 「何で来たの?」 「バス」 というときの「バス」は普通「By bus.」といいます。 はい、バスは数えれますよね。 しかし無冠詞。
バスの働きは? ・・・という感じです。もし By the bus.という発言をなんの文脈も なしにネイティヴが聞いたら、「そのバスの隣」にしか聞こえませんよ (笑)。 by this knife だったら・・・? さあ、少し英語の感覚がつかめてきたでしょうか。 これからもっともっとネイティヴに近づいていくワザを提供して いきますからね、楽しみにしていてください。 今週はこのへんで終わりましょう。 次回のテーマは【人以外についての説明をつかもう】です。 では、また来週☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行元:ネット上の英語屋さん 発行人:KENZO e-mail:[email protected] ※このメルマガは『まぐまぐ!』を利用して配信されています。 登録・解除共に 100 パーセント自由ですが、その際は下記URLより 各自でお願いします。 登録・解除はこちら↓ 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止 http://www.mag2.com/m/0000148974.htm
に聞こえている、という意味の冗談ですが。 確かにこんな冗談、ほかにもいくらでもありますけどね、本当に 怖がっている人はいませんよ。 当たり前ですけど(笑)。 こういう冗談を、英語で言い合えるようになったら、楽しいですよ。 そう遠い日の話ではないと思います。 頑張りましょう! では、今日のお勉強の時間になりました。 今日は【人以外についての説明をつかもう】です☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Material■□■ 【第5段階―人以外についての説明をつかもう―】 今週の素材は、こちらです。一読してみましょう。 (意味がわからなくてもかまいません。) Gradually, the scale of the destruction in Indonesia―which was home to some two-thirds of those killed by the tsunami―trickled into the world's newspapers and onto TV screens.
している暇はありません。 そ、僕らが養うべき力は文脈判断です。 主語が「~した」のか「~された」のかを判断するだけ。 意味上自然な方を採用するという、最も適当だと思われてはいる けれど実は最も合理的かつ実践的な方法です。 今回は簡単ですね。 すぐうしろに「津波によって」とありますから、「殺された」 が自然だということになるでしょう。 ~ed という形を見たら、少し気をつけてみてくださいね。 3.記号について少し。 記号(,や;や:や―など)は、「何らかの補足情報」が始まる印 です。 どんな補足なのかは、実際に読んでみないとわかりません。 完全に文脈次第です。 確かに、大体の使われ方の目安は感覚的にあるのですが、まあ 適当ですよ、かなり。 僕が学部1年生だったころ、;と:の使い分け方をコンポジション のクラスを担当していたイギリス人の先生に聞いたら 「It's all up to you, your feeling.」(あなた次第ね) といわれて非常に困った記憶があります(笑)。
ようするにそんなもん。 てきとぅーにいきましょう。 4.いよいよ今回のメイン、which についてです。 とは言え、こいつに関する働きのほとんどはもうすでに説明し 終わってます。 そう、who のところでね。 who の働きはなんでしたか? 「それは誰じゃ?という疑問を喚起し、その疑問に答える」 でしたね。 which は 「それはなんじゃ?という疑問を喚起し、その疑問に答える」 というのが基本的な働きになります。 例えば、 「なあなあ、俺さあ、昨日あゆの最新のアルバム買ったんだよ。」 という発言を僕がしたとしましょう。 英語に直せば、まず「誰がどうした」を言いますから Hey, I bought the latest album of Ayu・・・ とかになりますよね。
ここまで言うと、聞き手であるあなたの頭の中には 「そのアルバム、どうだったの?」 という疑問が浮かびます。 アルバムに関して、どの曲がよかったかとか、どんな感じの曲が 多かったかとか、もう少し情報がほしいわけです。 そこで、僕は ・・・which is so cool and・・・ などと続けてやるのです。 また、もしあなたが「あゆって誰?」という疑問が浮かびそうな人 だったとしたら、前回やった who を使って ・・who is so great and famous singer・・・ とかなんとかいう続きになるでしょうね。 要するに、何に関して情報を補足したいかによるんですよね。 相手がどのような情報をほしがっているかを考える。 コミュニケーションの秘訣はこの一言に尽きます。 それは相手によるでしょうし、文脈、つまりその場の雰囲気にも 大いによるでしょう。 英語ですから、うしろにどんどんぺたぺたと情報を必要なだけ くっつけていったらいいんです。
少し話がそれましたが、which はいいでしょうか。 使い方は who と同じ。 違うのは、「人以外についての情報を補足する」というとこです。 5.and について、その本当の意味をお話しましょう。 「そして」などという日本語を暗記して安心していてはダメです。 そんなことでは and を使いこなせるようにはなりません。 and の本当の意味、というか働きは 「and の両側が同時に成り立つ」 ということです。 よいですか、これ以外の働きはありません。 だから「並列」はフェアなもの同士しかできないのです。 フェアなもの以外が同時に成り立つかどうかなんてわかりません からね。 ちなみに or は 「or の両側のうちどちらかしか成り立たない」 という働きです。
このように and と or を理解しておけば、中学校でやった 「命令文,+ and~」 「命令文,+ or~」 とかいう不思議な「構文」もすんなり理解できますよね。 and の両側は同時に成り立つし、or の両側は、どちらかしか 成り立たない、ってことを言っているだけんですよ、この文は。 ・・・たかが and、されど and です。 さあ、今回は5つのポイントが出てきました。 しっかりとマスターしてください。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Vocabularies■□■ 【 】はアクセントの位置を示します。「ありえないだろ」 ってくらい強く読んでください。 1.Gradually(グ【ラ】ージュアリ)「徐々に」 これは「グラデーション」を思い浮かべてもらえれば おしまいです。 その、「徐々に徐々に」変わっていく感じが、この単語の 中心的イメージです。 「だんだんよくなってきたよ」
仰々しすぎます(笑)。 ただ、そのシャーペンが親の形見とか、その人にとって非常に 大切なものだったとしたら、それが破壊されたという悲しみを 表現するためにわざと使うことは可能です。 オーバーな表現、ということですね。 日本語のレトリックにもありますよね、誇張って。 4.Indonesia(インダ【ニ】ージャ) これは発音確認のために載せました。 さすがに地図までは載せれませんでしたが。 5.home to ~(【ホ】ウンツゥ)「~の家」 home は「家」ですよね。 でもちょっとニュアンスは違います。 実は、特にその「人間関係」を表すのです。 ちなみに建物は house を用いますから、あわせて覚えておいて 下さい。 で、あえて home のイメージを言葉にすれば 「家族のような関係」 となるでしょうか。
家族のように親しく、家族のようによく知り合った、仲のよい関係が 想起されます。 だから賢明なあなたはもう気づいているでしょうが、比喩的にも 使えます。 そして、誰にとっての home なのかを明示したければ、今回のように to を使うのが普通ですね。 「家」→「僕」 という図をじーっとみれば、そのイメージが何となくつかめる のではないでしょうか。 家の範囲を考えてみてください。 「僕」に向かって、到達するまでが「家」の範囲なんですから、 そりゃ「僕の家かな」と思いますよね。 「僕」で家の範囲は終わるのです。 ちなみに、このように方向と到達が結果として範囲を定める ような to の使い方は、いっぱいあります。 例えば to my opinion(個人的には)とか、to my surprise (驚いたことに)などが有名ですね。 これらは全て to のイメージからきた慣用表現です。 どちらも、my opinion と my surprise が到達点であるということ を示しているだけです。 よろしいでしょうか。
home のイメージと to のイメージの応用を、しっかりとおさえて おいてください。 6.some(【サ】ン)「だいたい」 some というのは日本では「いくつか」と教えられているのですが、 ちょっとイメージはちがます。 some のイメージは 「ぼんやりと存在を示す」 だけです。 冠詞の働きが「具体性を与える」であったのと同じです。 ただ、some の場合は具体的に2、3個、とかそういうことはなくて、 単に「ある」という事実を聞き手に伝えるのです。 それが多くの場合「複数ある」というニュアンスを伴っているだけ のこと。 だから実際は単数形の前にも、複数形の前にもおくことができます。 「いくつかの」という訳で覚えるのはやめてくださいね。 あ、そうそう、some と any って全く違うイメージを持ってますから、 「肯定文は some、疑問文否定文は any」とかいう意味不明な規則は 忘れてください。 その規則は完全に嘘です。
ただ、やつらはなぜか second を half と言ったり、fourth を quarter と言ったりします。 つまり3/4を「three-quarters」と言ったり、1/2を「one-half」 と言ったりするわけです。 この辺は注意しておいて下さい。 あと、73/109みたいに数がバカでかい時などによく見られる また別の言いやすい言い方があるのです。 それは 「分子+over(by も可)+分母」 という言い方。 これだと73/109は例えば 「seventy-three over one hundred nine」 となりますね。 これは、分数を手書きしたときの形を文字にしただけ。 over はまだやってませんが、イメージピッタリです。 さあ、これであなたも分数は完璧です☆ 8.those (【ゾ】ゥズ)「人々」 those というのはもちろん that の複数形です。
つまり、「モノでも人でも表せる」ということ。 複数のものならばなんでもいいのです。 得意の文脈判断で「人」を表しているのか「モノ」を表しているのか 決めてやりましょう。 今回は「殺された」とあるので「人」ですね。 9.the tsunami(ダツ【ナ】ーミ)「例の津波」 この the、注意してくださいね。 今回は、「常識的にひとつに決まっている」ケースです。 インドネシア、という固有名詞が前に出てきて、しかも the tsunami ですからね。時期も時期です。 もう、「あの」津波しかありませんよね。 このような the は、実際非常に多いです。 ということは、普段から世界に向けてアンテナを立てておかないと 「常識の外」に置かれてしまって「ひとつに決められない」という ことが起こりうるということです。 昔 TIME 誌が阪神大震災のことを The One と表現したことがあります。 関東大震災が The Big One でしたからね、そこからきたのでしょう。 なんにせよ、常識と文脈把握力がないといつまでも意味不明な 表記になってしまいます。 できるだけ、世界の情報を手に入れるようにしましょう。
10.trickled (チュ【リ】コゥ)「報道されだした」 これは辞書を引くと「少しずつ流れる」とかいう意味が出ていると 思いますが、そのまま当てはめても今回は意味不明ですよね。 こいつのイメージは 「徐々に(流れるように)出てくる」 という感じ。 彼の秘密が徐々に暴かれて・・・という時にも使えます。 実際に水などが流れている必要は全くありません。 今回は、新聞やテレビのブラウン管に「徐々に出てきた」わけ ですから、上のような訳にしました。 11.into (【イ】ントゥ)「中で」 この前置詞は簡単です。 単に in + to ですよ。 何かに「向かって」、「到達して」、「中に入っちゃった」って だけ(笑)。 in も to もマスターしているあなたには、全く相手にならない前置詞 です。 新聞に向かって到達、ということは記事になったってことですね。 それが実際に新聞で報道されているので in です。
え?何で新聞は「面」なのに on じゃないのかって? だって新聞って、何ページもあって、記事がいっぱいあって、文字が いっぱいあるでしょ? どうしてもその「中に」埋もれている感じがしちゃうんですよ。 だから on ではなくて in を使うのです。 つまり、チラシのように一枚の紙っぺらだったら on も可能ってこと ですね。 12.onto (【ア】ントゥ)「上で」 これも簡単。into と同じ理屈です。 on + to ってだけ。 「向かって」「到達して」「ピッタリ接触」。 今回の対象はテレビのスクリーンだそうです。 ただ、into にせよ onto にせよ、一般的に意味の重点は in と on に あります。 つまり、「方向と到達を意識した in と on」ってことですね。 大きな問題ではないのですが、できればこの微妙なニュアンスも おさえておいて下さい。 さあ、こんかいは 12 個もありました。 しかしそのほとんどは大してイメージ的に広がりのないものだったので
特に混乱や大変さはなかったのではないかと思います。 前置詞なども確認程度で済むようになってきました。 イメージですからね、いちいち「日本語訳」を暗記する必要も全く ありません。 そろそろこのやり方のメリットが実感できてきたころではないかと 思いますが、いかがでしょう? 是非、感想を聞かせてくださいね。質問も待ってます☆ こちらまで→ [email protected] では、文章をガリガリ読む時間ですよ☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review1■□■ スラッシュごとに意味を取る訓練をしましょう。 Gradually, /the scale of the destruction /in Indonesia―/which was home /to some two-thirds of those /killed /by the tsunami―/ trickled /into the world's newspapers and /onto TV screens./ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■
スラッシュごとの訳を載せますから、確認してください。 徐々に/破壊の大きさが/インドネシアにおける/それは家なのですが/ 3分の2あまりの人にとっての/殺された/例の津波によって/ 報道されだした/世界の新聞や/テレビに。/ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 今度はできるだけ速く、一気に意味を取ってみてください。 Gradually, the scale of the destruction in Indonesia―which was home to some two-thirds of those killed by the tsunami―trickled into the world's newspapers and onto TV screens. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■ 直訳を避け、全体の意味を載せておきます。 徐々にではあるが、かの津波によって命を落とした人々全体のうち、 約3分の2の人にとっての故郷、インドネシアでの惨劇の大きさが、 世界中の新聞の紙面をにぎわし、またテレビのブラウン管にも たびたび登場するようになってきた。
---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 今回は特に注意すべきリエゾンはありません。Vocabularies のところに 書いた発音どおりにつなげて読んでみて下さい。 Gradually, the scale of the destruction in Indonesia―which was home to some two-thirds of those killed by the tsunami―trickled into the world's newspapers and onto TV screens. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■編集後記■□■ さて、今週のステップはこれでおしまいです。 しっかり復習をしてくださいね。 また、あなたの貴重なご意見、ご感想をお待ちしております。 連絡はこちら→ [email protected] 前回、第五号を発行してその日の内に約10人の方が登録を解除 されました。 数はもう完全に元に戻ったとはいえ、過去最高の解除数。 僕はあんまりこういうの気にしないほうなんですが、さすがに
んで、ここでは話題の中心であるあゆが、大きい目や茶色い髪を 持っているという情報が発せられていますよね。 つまり、「話題の中心となった人が何を持っているか」を説明をする 場面です。 こんなときに wose の出番。 ちょうど his や my や her や your の代わりだと思ってもらって かまいません。 Ayu's ってこと。 ただ、いちいち Ayu's eyes、Ayu's hair とか言っていたらかっこ悪い ですよね。 これはちょうどいつまでも Bob を Bob と言っていたらかっこ悪い のと同じです。 そろそろ he にしようぜ、と。 同じ単語をひたすら繰り返すのは、頭が悪いと思われますから。 日本でもそうですよね。 小学校のころに書いた作文を思い出してください。 やたら「そして」を使ったりしてませんでしたか(笑)? 同じ単語の繰り返しはそんな印象です。 そこで whose eyes とか whose hair とか言うのです。 と、今回の英文を見てみますと、
Rice, whose nickname is "Condi," となっていますから、とにかく「ライス」さんが話の主役であること には間違いないですよね。 そしてすぐ whose ですからもちろん Rice's ってことです。 「アメリカのさあ、ほら、あの人、え・・・と、そう、ライス」 「ライス?」 「ほら、コンディって呼ばれてる・・・」 の最後のせりふが whose nickname is "Condi,"に当たるわけです。 つまり、ですね、 「話の中心となっている人(モノ)そのものが誰(何)であるか」 という情報をくっつけたいときは who や which を使って後ろにぺたぺた くっつけ、 「話の中心となっている人(モノ)が、何を持っているか」 という情報をくっつけたいときは whose を使って後ろにぺたぺた くっつけるということです。 でね、別にこの文を
Rice has had an accomplished career. Her nickname is "Condi." という二つの文にわけて表現してもいいのです。 実際、子供や、あまりしっかりした教育を受けていない人などは、 こうして二文に分けて言うことの方が多いです。 使いやすいですからね、やっぱり でも、話の流れからして、「Rice」と言ったらすぐに「髪が黒い」 とか「顔が怖い」とかその人の特徴を付けたしたくなりませんか? いつものようにすぐにぺたぺたくっつけてやりたくなりませんか? 相手もそれを望んでいるはずです。 そんなときにこそ whose の出番なのです。 だから whose、是非使えるようになってくださいね。 よりよいコミュニケーターになるためにも。 2.has had という形は、皆さんご存知「現在完了形」です。 今回は簡単に触れておきます。 普通、文法書などでは「現在完了形の have は助動詞である」と 説明されていますが、僕はその説に反対です。 だいたい根拠がありません。
have は have であって、それ以上でもそれ以下でもありませんし、 歴史的にもこの現在完了形の have は、僕らがよく知っている have だからです。 はい、have の意味は? 「持っている」 そう、それだけ。 それでおしまいです。 詳しいニュアンスについては前に説明してありますからここでは 省略しますが、とにかくそれ以外の意味は無いのです。 つまり、現在完了は 「主語+have」 という形、つまり 「主語が(何かを)持っている」 という意味を超えないのです。 だから当然現在形です。 現在完了形は、現在形の仲間なのです。 絶対に忘れないでくださいね。 現在完了形は、現在形の仲間です。 I have a pen.
と同じです。 持っているものが違うだけ。 では、今回の Rice has had an accomplished career. を使って、少し考えてみましょう。 まず、Rice has で「ライスは持っている」はいいですよね。 では何を持っているのですか?もちろん had an accomplished career を持っているのです。 had は過去分詞ですから「~された」という意味でしたね。 また、この文では accomplished も過去分詞として使われていますから これも「~された」です。 だれに accomplished されたのですか? もちろんライスですよね。 てか、それしか出てきていません(笑)。 そこで accomplished career は「(ライスに)達成されたキャリア」 となります。 それがさらに「持たれた」のです。 誰に?
もちろんライスにです。 くどいようですが、彼女しか出てきていません(笑) ですから had an accomplished career は、くどく言えば 「(ライスに)持たれ、(ライスに)達成されたキャリア」 となります。 それを今のライスが have している、と。 それだけの話です。 つまり、 「昔達成し、持っていたキャリアを、今も引き続き持っている」 という意味を表しているだけなのです。 だから現在完了形は現在形なのです。 よいでしょうか。 歴史的な話など、より詳しくは現在完了の回で話しますが、 基本的にはこれで十分な内容です。 「昔~されたものを今持っている」 これだけはしっかり押さえておいて下さい。
つまり、自らの人生の軌跡。 「市立第○小学校に入り、学級委員をやり、国立の○○中学に 入学してそのまま高校にあがり、アメリカの○○大学に入り 卒業後は外資系の○○という会社に・・・」 みたいのは全てキャリアです。 今の自分がある、その根拠が career なのです。 さあ、今回は5つでした。 しかも小物ばかりです。楽勝でしたよね? では、一気に意味を取りにいきましょう☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review1■□■ スラッシュごとに意味を取ってみましょう。 Rice, /whose nickname is "Condi," /has /had an accomplished career. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ ここではスラッシュごとの訳を載せます。
ライスは/彼女のあだ名はコンディなのですが/持っています/達成され、 持たれていた経歴を/ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 一気に意味を取ってみてください。 Rice, whose nickname is "Condi," has had an accomplished career. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■ 全体の訳です。直訳は極力避けてあります。 ライスさんはコンディというあだ名なのですが、実に素晴らしい経歴を 持っています。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 念のためにカタカナ読みをふっておきますね。カタカナがウザければ 見なかったことにしてください(笑)。 Rice, whose nickname is "Condi," has had an accomplished career.
では、あなたの理想の教材が見つかるまで、このメルマガで一緒に 頑張りましょう☆ 今週のテーマは【イキイキ感を感じよう】です! ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Material■□■ 【第7段階―イキイキ感を感じよう―】 今週の素材は、こちらです。一読してみましょう。 (意味がわからなくてもかまいません。) With chilling skill, terrorists struck at our heart last Tuesday, hijacking commercial jets, then crashing into the World Trade Center and the Pentagon―cold-blooded murder on a mass scale. (Newsweek Extra Edition, 2001,9,24) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Key Points■□■ さて少し長くて難しいと感じたかもしれませんが、今回のポイントを おさえるとびっくりするぐらい簡単に読めるようになります。 そして、まだ7段階目なのに、もうこれほどの文が読めるように なっている自分に驚き、ほめてあげてください。
ばっちり使い分けてくださいね☆ 6.at(【ア】トゥ)「~に」 もちろん日本語訳は覚えなくてかまいません。 僕が勝手につけました。 発音、気をつけてくださいね。 「アット」ではありませんので。 一応書いたのですが、最後の「ゥ」は発音しないでくださいね。 無声音です。 んで、at のイメージはと言いますと、 「点」 です。 ちょうど何かを指差して、その先端が指しているもの、といった 感じ。 そういえば「指をさす」は point at ですね。 そんな感じです。 今回は struck at our heart ですから、「アメリカの中心」を点の ようにみて、そこをピンポイントで攻撃したわけですね。
目的の「点」めがけて一直線に吸い込まれていく飛行機。 ああ。 ピンポイント爆撃。 米軍がよく得意気に自慢しているこの攻撃の語感もピッタリですね。 もっともその精度の方はとても at の語感からは遠いと思いますが。 「どこの駅?」 「新宿」 の「新宿」は at Shinjuku station です。 電車の中にある路線図の一点のような感じ。 arrive at はこの語感が生きてますね。 目的地が、まさに地図上の点のように認識されているのです。 ですから、イメージによっては arrive in でも全く問題ありません。 例えば arrive in N.Y.ですと、ただ単に「ニューヨークに着いた」 というより、「ニューヨークの街中に入り込んだ」感が出ます。 よいでしょうか。 arrive at は熟語じゃないですよ。 7.heart(【ハ】ートゥ)「心臓部」 こいつも最後の音は無声音。
10.crashing into(ク【ラ】ッシンニンツゥ)「~の中へ突っ込んだ」 crash の語感はいいですね。 ポイントのところで触れたとおりです。 これと into の語感が組み合わさって「(何かの)中へごしゃっ」 って感じが出るのですね。 だからもし普通に車が正面衝突した感じだったら into ではなく against を使うはずです。 「両側からドーン、ごしゃっ」て感じですから。 この辺の微妙な違いもそろそろわかるようになってきたんじゃ ないですか? 11.cold-blooded(【コ】ール・ブ【ラ】レッ)「血も涙も無い」 この単語の語感は訳通りで構いません。 「血も凍る程恐ろしい」という意味です。 こういう複雑な単語(造語に近い)は意味の広がりがありませんから 訳をひとつ覚えておけばいいですよ。 ただ、なかなかパンチのある表現ですから、使い勝手は良いですね。 12.murder(【マ】ーダァ)「殺人者」 これも訳のまんま。 非常に一般的な語で、何の特別なにおいもしません。
「何かを殺す(この世から消す)」 というイメージ。 ただ、日本語でもそうですが、比喩的にも使えます。 「The homework is sheer murder!!」 と言えば「バカみたいに宿題が出た」ってことです。 まるで宿題が殺人鬼みたいに感じられているってわけですね。 「たすけてくれえーーー」って心の声が聞こえませんか(笑)? あとは動詞で使って「時間をつぶす」とかいう意味にもできます。 kill time でおなじみですよね。 全部「何かを殺す→何かをこの世からなくす」という語感から くるものです。 13.on a mass scale(オンナ【マ】ス【ケ】イゥ)「大規模な」 mass は「でかっ」って語感。 scale はやりましたね。大きさ、寸法です。 それにおなじみの on がくっついただけ。 「ぴったり巨大なスケールでの殺人」というわけですから、 「大規模な殺人」なんでしょうね。
「寸分たがわず、間違いなく巨大なスケールの殺人」ってわけです。 on ももうそろそろばっちり感じがつかめてきたんじゃないですか? さあ、今回は多かったですね。 しっかり復習して、イメージごと自分のものにして下さい。 しかしイメージで押さえるとなんて簡単なんでしょうね。 しかも頭に「絵」が浮かんできませんか? 文字が描写している「場面」が。 これこそ「言語活動」ですよ。うん。 じゃ、ガリガリ読みにかかりますか☆ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review1■□■ スラッシュごとに意味を取りましょう。スピードは気にしなくて いいですよ。 With chilling skill, /terrorists struck /at our heart / last Tuesday, /hijacking commercial jets, /then crashing / into the World Trade Center and the Pentagon/―cold-blooded murder
/on a mass scale./ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ スラッシュごとの訳を載せます。 おぞましい技術によって/テロリストは攻撃した/我々の心臓部を/ 先週の火曜日/飛行機をハイジャックし/それから突っ込んだ/ 世界貿易センタービルとペンタゴンに/それは血も涙も無い殺人だ/ 大規模な/ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 今度は一気に意味をとってみましょう。少しだけスピードも意識して みましょうか。 With chilling skill, terrorists struck at our heart last Tuesday, hijacking commercial jets, then crashing into the World Trade Center and the Pentagon―cold-blooded murder on a mass scale. ---------------------------------------------------------------- --------
■□■Translation2■□■ 全体の訳です。直訳は避けてあります。 先週の火曜日、おぞましい技術を持ったテロリスト集団がアメリカの 心臓部を射抜いた。民間旅客機を乗っ取り、世界貿易センタービルと ペンタゴンへ突っ込むという血も涙も無い大量殺戮をやってのけた のだ。 ・・・われながらなかなかうまくできましたね(笑)。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 注意すべきリエゾンの部分をカタカナにしておきました。 ボキャブラリーコーナーの発音と合わせて利用してください。 With chilling skill, terrorists struck at our heart last Tuesday, hijacking commercial jets, then crashing into the World Trade Center and the Pentagon―cold-blooded murder on a mass scale. ・With chilling skill(ウィッ【チ】リンス【ケ】ゥ) ・struck at our heart(ストゥ【ラ】カラワァ【ハ】ー)
People are bitter because they feel that many of the so-called "Koizumi reforms" are proving to be an illusion. (TIME.2005.2.14) ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Key Points■□■ 肝心のフテイシは最後の登場しますね。 さあ、いきますよ☆ 1.まずは例によって「誰がどうした」を取りましょう。 これは簡単ですね。 People are bitter。 これです。 直訳すれば、「人々は厳しい」です。 変な日本語ですが、感じは分かりますよね。 にがーいコーヒーを飲んだときの顔を想像してください。 なんか、誰に対して、というわけではないのだけれど、ムカつき ませんか? ・・・そう、そんな感じです(笑)。
正確には「to プラス動詞の原形」で「不定詞」と呼ぶのは間違い なのですが、まあ今はおいときましょう。 どうでもい話です。 しかし、ですね、ここは強調しておきたい。 to は to なのですよ。 僕も昔ネイティヴにそういわれてしまいました(笑)。 前置詞だか不定詞だか知らないですが、to のイメージはひとつです。 そう、「→」ですね。 このイメージは、比ゆ的に(抽象的に)使われたりして若干 迷うこともあるかもしれませんが、不変です。 to と言えば→。 すぐさま反応できるように。 今回はどう→なんでしょうか。 proving to be an illusion となっていますね。 「今まさに証明されている→幻想である」 ・・・もうこれで十分じゃないですか(笑)? to のイメージがあまりに明らかですよね。
be ってのは「存在している」という意味を表す動詞ですから、 「である」とか「いる」とかいろいろ訳されますが、この際それは どうでもいいことです。 「そこに存在している」という、be が表している内容が同じであれば 日本語訳なんてどうでもいいんです。 意味が通じれば。 to もそうですよ。 →さえ分かっていたら、後は常識的に意味関係を設定してやればいい。 それだけの話なんです。 今回なら「幻想であることが証明されている」とかになるでしょうか。 「証明する」という単語も、「ある地点から真理へと向かう」 というニュアンスを持っていますから(ってゆーか、そーゆー 意味ですよね、証明って 笑)、それも絡んで 「どこに向かって証明されるの?」 という疑問が読み手の頭の中には浮かぶわけですね。 そこを先回りして to で「こっちだよ」と示してやる。 このあまりにスムーズな流れ。 おそらく書き手は意識していないのでしょうが、ノンネイティヴの 僕らには学ぶべき点が多いですね。 あなたも是非このようなスマートなコミュニケーターになって くださいね☆
今回の日本語訳は決して覚えないで下さいね。 便宜上、こうしただけです。 こんな意味は that にはありません。 that はポイントのところで触れたとおり、 「バスガイドさんの手」 というイメージしかありませんから。 これだけをきちんと押さえておいて下さいね。 5.many of(【メ】ニィアヴ)「たくさんの」 そのまんまなんですが、ちょっと注意してくださいね。 従来のような教え方だと A of B という形は「B の A」になりますよね。 ですが今回は「A の B」ではないですか? 得意の「例外」でしょうか? ・・・もうそんなことを考える人は、このメルマガの読者の中には いないですよね? A of B という形は「A と B のあいだに、分裂した後のぼんやり感」が
-------- ■□■Review1■□■ ここではスラッシュごとに意味を取ってみてください。 ゆっくりで構いません。 People are bitter /because they feel /that many /of the so-called "Koizumi reforms" /are proving /to be an illusion. ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation1■□■ スラッシュごとの訳を載せます。 人々は苦々しい/なぜなら彼らは感じているからだ/多くのいわゆる 構造改革が/証明されている/単なる幻想であると/ ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review2■□■ 今度はスピードを意識しながら一気に意味を取っていきましょう。 People are bitter because they feel that many of the so-called "Koizumi reforms" are proving to be an illusion.
---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Translation2■□■ 全体の訳です。直訳は避けてあります。 小泉首相の掲げる、いわゆる「構造改革」というやつが結局は単なる 幻想に過ぎないということが明らかになってきているので、 人々の態度は厳しいものとなっている。 ・・・今回はあんまりうまく無いですね(苦笑)。 ---------------------------------------------------------------- -------- ■□■Review3■□■ さあダメ押しの時間です。一気に音読してください。できる限り速く。 一部カタカナ読みをふっておきます。ボキャブラリーコーナーの発音 と合わせて利用してください。 People are bitter because they feel that many of the so-called "Koizumi reforms" are proving to be an illusion. ・proving to be an illusion (プ【ル】ーヴィンタ【ビ】ーアナイ【ル】ージョン) ----------------------------------------------------------------