150831 cp開拓提案書ver4 九州版

Ｖ－Ｌｏｗマルチメディア放送の概要

V-Lowマルチメディア放送とは

PART.1

2

図表2-3-1-3 地上デジタル放送完全移行による空き周波数帯域の利用用途

周波数

地デジ化で空けた周波数を 「再開発」

アナログテレビ 1-3ch （90-108MHz)

FMラジオ放送の隣り （ビル陰など回りこみ易く、

広域に届き易い）

携帯電話：718-748MHz ITS：755-765MHz（10MHz幅）

© 2014 TOKYO FM Broadcasting Co.,Ltd.

V-LOW マルチメディア放送とは？ ～制度について～ 周波数

「V-Lowマルチメディア放送」 と 「V-Highマルチメディア放送」 の比較

3 © 2012 TOKYO FM Broadcasting Co.,Ltd. 3 CONFIDENTIAL

既存テレビ・ラジオ V-Low V-High

放送エリア 県域放送 ブロック域＋県域

＋地方コミュニティ域別 全国一律

ハードソフト 一致 分離 分離

ハード免許主体 既存放送事業者 全国１社 全国１社 （ジャパンモバイルキャスティング）

ソフト免許主体 既存放送事業者 地域の企業連合 （新聞・鉄道・道路･観光･他）

携帯電話キャリア NOTTV≒NTTdocomo

端末 テレビ受像機 ラジオ受信機

車載・サイネージ・ フォトフレーム・携帯電話

専ら携帯電話

ビジネスモデル 無料（広告） 多彩なビジネスモデル 携帯電話に対する

全国一律の 有料動画配信モデル

既存放送事業者や携帯電話キャリア以外の企業・団体が 参入可能なのは「V-Lowマルチメディア放送」のみ

V-Lowマルチメディア放送の事業構成

BIC

株式会社

株式会社ＶＩＰ

マルチメディア放送株式会社（免許取得）

TOKYO SMARTCAST:２セグ

Amanek社: ２セグ

CP各社： 合計２セグ

※ハード・ソフト両面及び、端末普及など、V-Low事業全体の推進を目的

※主な株主 ・エフエム東京 ・産業革新機構 ・大日本印刷 ・パーク２４ ・日本電気 ・東芝 ・日立国際電気 ・電通 ・博報堂ＤＹ 他22社 ※コンテンツをソフト会社から受託し、放送する（2014/7 免許交付）

※BIC株式会社の100％子会社

北日本 MM

東京 MM

中日本 MM

近畿 MM

中国・四国 MM

九州・沖縄 MM

※全国7ブロック6社。コンテンツをCPから受託し、ハード会社に再委託する。 （2015/5-6 東京・近畿・九州・沖縄 免許交付予定）

※ブロックごとのマルチメディア放送株式会社に対して、放送するコ

ンテンツを委託する。

CPとは：コンテンツ プロバイダーの略 総務省より放送免許を取得している各ブロックのマルチメディア放送に対して

各番組を編成したチャンネルを提供する

ＣＰ

ソフト事業者

ハード事業者

帯域使用 帯域使用

帯域使用

持株会社

関東・九州エリア拡大 サービス開始

V-Lowマルチメディア放送 今後のスケジュール（予定）

株式会社VIP ハード事業者認定

東京、大阪、九州・沖縄MM㈱ ソフト事業者認定

東京・大阪・福岡・名古屋 サービス開始

2014年7月15日

2015年9～10月目処

2015年冬以降

2016年上期

2016年下期

2018年4月

2019年4月以降

23,320,128世帯

（44.9%）

28,010,799世帯

（53.9%）

30,013,311世帯

（57.8%）

31,012,157世帯

（59.7%）

33,400,350世帯

（64.3%）

40,688,984世帯

（78.3%）

全国世帯カバー数 （カバー率）

静岡・広島・兵庫 サービス開始

札幌、他

東京オリンピック開催に向けた官民連携サービス

（サイネージ、会場間交通、 多言語情報、専用端末）

福島・仙台 サービス開始

2017年4月

V-Lowマルチメディア放送の様々なデバイス受信機器

カーナビ・車載端末

SIMフリー端末

防災ラジオ

V-Low受信チューナー V-Low受信モジュール 搭載サイネージ

Wi-Fiチューナー （V-Low→Wi-Fi変換ルーター）

V-Low受信 対応端末

Wi-Fi チューナー

V-Low受信モジュール 自動販売機

V-Low受信 モジュール 埋め込み

V-Low受信 チューナー

※端末はイメージです。

V-Lowマルチメディア放送の特徴

マルチメディア放送とは、音声・映像だけでなく 多様な形式のデータを放送波を利用して送信するもの。

V-Low マルチメディア放送

利用する周波数帯の名称 VHF帯のうち低い方（Low）

音声

データ

映像

もちろん！音楽 音楽 国内最高音質 ハイレゾ級放送

動画も！ スマホ向け動画 デジタルサイネージ

データまでも！ ゲームアプリ・アイテム ソフトアップデート

V-Lowマルチメディア放送の可能性

CONFIDENTIAL

放送時間中の受信者が利用できるサービス。

生番組や収録番組、番組と連動した情報、

データが、リアルタイムで放送されます。

受信したデータは利用期間が限られます。

リアルタイム型放送 放送時間≒利用時間 蓄積型放送 放送時間≠利用時間

放送サービスタイプとして｢リアルタイム型放送｣｢蓄積型放送｣があります。

予め指定された時間帯にデータを蓄積して、

受信機内で利用することができるサービス。

各データによって利用可能な期間は限られます。

映像・音声・データ

利用例：

サンプル音源、映画の予告動画、クーポン、

ボイス、ニュース、天気、交通情報、等。

利用例：

番組、CM、ニュース、天気、交通情報、

ライブ音声、楽曲情報、番組連動情報等。

放送

「インターネット」とは違う、新しい放送インフラ

マルチメディア放送 インターネット

個別送受信 端末同士で個別に送受信

伝送量が多い 一度に送信できるデータ量が多い

プル型配信 必要な情報だけを取得する

オンデマンド配信 必要な時に必要な分だけ情報を取得

巨大な送信機（電波塔）から、エリア内に存在する不特定多数の受信機に向けて情報を送信。一斉に同じ情報を、効率よく連続して送信することが出来る。 （IPDC併用でセグメントも可能。）

コンピューター（サーバー・タブレット・スマホ）同士が直接または中継器を介して接続され、相互に情報を送受信する。 必要な時に必要な情報を、必要な分だけ個別に送受信できる。

一斉同報送信 エリア内全端末に一斉に送信

輻輳(パケ詰まり)なし 受信端末数が増えても効率は同じ

強制プッシュ配信 強制的に受信端末を起動させる事もでき

る

常時連続送信 いつでも情報を送り続けることが出来る

V-Lowマルチメディア放送のメリット

コンテンツ力や調達コストにメリットのある、 放送局ならではの情報・エンタメコンテンツを活用することが可能

エンターテインメント 地域情報

主なコンテンツプロバイダー 事業イメージ

PART. ２

Ｑリーグチャンネル概要

Ｑリーグチャンネル ・聴取エリア 九州・沖縄全域 2015年度 11月～12月開局 2015年度～ 久留米、福岡、北九州の送信所がカバーする北部九州が聴取エリア 2016年度秋以降 大分、長崎、熊本、鹿児島各県の県庁所在地に送信設備 2017年度 沖縄に送信設備 ・聴取形態 タブレット端末、Wi-Fi環境下でのスマホ、災害特化型V-Lowラジオ、カーナビなど ・聴取ターゲット 当初の聴取者は、30代～40代を中心とした都市居住者と考えられる ・番組コンテンツ概要 東京からのネット番組とは別に、九州・沖縄だけの番組を編成する。 基本は、FM福岡のサイマル放送になるが、土曜日にはFM福岡の人気番組 「モーニング・ジャム」のマルチメディア放送版「ウィークエンド・ジャム」がスタート。 又、月曜日から金曜日までの夜の時間帯には、九州・沖縄各県のFM局が制作する 番組を放送する予定。 「マルチライフ ファクトリー(仮)」は、Qリーグチャンネルの中で、毎週日曜日に 2時間にわたって放送。 なお、Qリーグチャンネルは、チャンネルVと、チャンネルLoの2系統で放送する。

Ｑリーグチャンネルタイアップ企画案

★V-Low「Ｑリーグチャンネル」 番組提供 ○○○○社店内放送

九州・山口地方のJFN系列8局で 構成するオリジナルブロックチャンネル での得意先企業提供番組の放送

エフエム福岡でのサイマル放送

○○○○社 Presents

店舗へのV-Lowチューナー 設置による番組の店内配信

店舗活性化・話題喚起 来店促進力の向上

店舗の安全・安心拠点化

○○○○社店内サイネージへのデータ配信

V-Lowマルチメディア放送の特性を 活かした、番組データの配信

認知啓蒙・興味喚起 ブランド育成力の醸成

販売促進支援 顧客満足度の向上

二次展開

※YouTubeなどネットへの二次展開可否は都度確認となります。

TOKYO SMARTCAST 「次世代ハイブリッド放送局」

音楽を中心として、あらゆる エンターテイメントを楽しむ ことが出来るWONDER MEDIA

放送波の特性を活用して、 安心・安全・公平に提供する 新しい情報インフラサービス

WONDER MEDIA 情報インフラ

ハイレゾ放送

観光情報（多言語）

ショッピング/クーポン

デジタルコンテンツ配信

デジタルTOKYO FM

デジタルサイネージ

公共サインボード

教育ICT

アプリマーケット

防災・緊急情報

Innovative Digital Social Communication

Platform

TOKYO SMARTCAST

スポンサー 提供

広告/マーケ ティング

アフィリ エイト

インフラ 利用費

配信 手数料

メディア 運営

インフラ 提供

端末セット 販売

TOKYO FM

NEXT

TOKYO FM サイマル放送

「TOKYO FM NEXT（仮）」

TFMのサイマル放送や人気番組の再放送を中心に編成。 番組連動データ放送では、ユーザーへのアンケートやレビュー・ランキングなど、ユーザー参加コンテンツ を用意し、番組内の企画へと活用していく。 ユーザーの投票やランキング、レビューを紹介する ようなオリジナル番組も想定。

放送波

音声 情報コンテンツ

聴いている番組画面上に情報が ダイレクトに届きます。

デジタルクーポンの配信

ロケーションを伝えることで、 イベントの様子がリアルに

音声で伝えきることの難しい、 食べ物の様子もわかりやすく

短編動画も配信

商品情報、クーポンの配信 購入窓口情報（電話番号・URL）の掲載

デジタルプロモーション

新しい「放送波」でリスナーに「見せる」ことが可能になります。商品購入やクーポン獲得も、ダイレクトに実行できるよ

うになります。

アイスクリーム

50円引き

※一部店舗除く

TOKYO SMARTCAST 「WONDER MEDIA」サービスイメージ

16 CONFIDENTIAL 16 © 2014 TOKYO FM Broadcasting Co.,Ltd.

自動車向けチャンネル Amanek

クルマをもっと安全に。もっと快適に。もっと楽しく。 そんな理想を目指して私たちはクルマの外側からも変えたい。

取り組むのは、世の中とクルマをつなぐ新しいデジタルラジオの世界。

全国各地を走るドライバーのためだけの生放送。

毎日のドライブ情報や気象情報。万が一の安全情報。ドライブに快適な音楽。旬な行楽情報やクーポン配信まで。ナビにはないライブ性と、ラジオに

はない双方向性で、クルマのある暮らしがより理想になっていく そんな未来を、あまねくこの国に。

クルマの未来を、外から変える

17 CONFIDENTIAL 17 © 2014 TOKYO FM Broadcasting Co.,Ltd.

自動車向けチャンネル Amanek 全体概念図

デモ番組Ver.01

＊音声合成システム 提供 エーアイ様

スタジオ 車載機 スマホ

18 CONFIDENTIAL 18

ドライバーチャンネルイメージ Aｍanek 番組編成イメージ

『 AMANEC telematics design 』

◎ドライブ情報 ◎地域情報 ◎リスナー投稿 ◎交通情報 ◎ドライブミュージック （ハイレゾ級） ◎ニュース・天気 ◎ユーティリティ ◎安心・安全情報 ◎音声広告

◎地域情報TTS・画像 ◎ニュース・交通情報TTS・画像 ◎天気TTS・画像・データ ◎クーポン・チケット ◎広告データ・URL

放送データ受け渡し

［音声帯域］ ［データ帯域］

＜＜ 番組連動データ ＞＞

＜＜ パートナーデータ ＞＞

◎地図・新規道路開通データ ◎POIデータ ◎気象データ ◎先進安全運転支援用動的地物データ ◎Ver.UPデータ など

日本発の“クルマに特化”したデジタルブロードキャスティングメディアをデザイン

V-Low+アマネクアプリ

19 CONFIDENTIAL 19

その他のチャンネル

音楽専門ミュージックバード24時間サイマル放送：MUSIC SELECT

THE JAZZ チャンネル概要 We Love Jazz!ユニークなパーソナリティが熱くジャズを語っていきます。オーディオ・ファンが唸る高音質盤、マニアも飛びつく超レア盤、そして都内でしか聴けない噂のジャズライブもオンエア！ジャズがどんどん楽しくなっていく・・・そんな工夫をちりばめた遊び心いっぱいチャンネルです。ジャズとディープにつきあいたい方に

THE CLASSIC チャンネル概要 クラシック通のあなたにお届けする、夢のクラシック専門チャンネル。世界各国から厳選した人気のコンサート・ライヴや、毎月100枚を超す国内外の新譜紹介、話題の作曲家・指揮者・演奏家の大特集など、本格派に満足していただける充実のプログラムが満載です

ＮＨＫ教育テレビでも放送されている人気アニメ「秘密結社鷹の爪」を制作するＦＲＯＧＭＡＮに 代表される、フラッシュアニメのクリエーター集団と連携し、人気の作品から新人作家による 未発表の作品まで、続々配信。

CREATORS SHORT MOVIEチャンネル

自治体 安全・安心 防災サービス「V-ALERTシステム」

V-ALERTシステム

平常時は音声番組や交通情報等の通常の番組を放送しますが、緊急時には自治体の要請により防災・安全情報等を優先して配信する仕組みです。災害時のきめ細やかな情報伝達を可能とするための独自機能を持っています。

① 電 源 O F F の 状 態 で も 放 送 波 に よ り 自 動 で 電 源 を O N に す る 「 自 動 起 動 機 能 」 ( ※ )

② 特 定 の 地 域 や グ ル ー プ に 属 す る 端 末 に の み 情 報 を 提 供 す る 「 エ リ ア ・ グ ル ー プ 別 情 報 配信 機 能 」

Ｊ－ＡＬＥＲＴ

公共コモンズ

緊急時の情報

ハード事業者

ソフト事業者

大津波警報 です！

Ｂ市端末

音楽番組

蓄積コンテンツ

交通情報

緊急地震 速報

防災 安全情報

地震動 警報

防災 安全

TS TS

AC 地震動警報情報

又は

防災・安全情報

自治体からの 直接情報

電源自動ON

電源OFF

Ａ市端末

平常時 ※TOKYO SMARTCAST 対応端末に限ります。

V-ALERTシステム

安全・安心

緊急情報

安全安心情報

多言語情報発信

生活情報

M2M

教育

輻輳や伝達遅延が発生しない

即時・一斉同報

大電力の送信所から送信する

災害への耐性

万が一の災害発生時も安心

端末の強制起動 音・文字・光などでの警報 地域単位での情報発信

平時は多彩なコンテンツを楽しみ 非常時はきめ細かく、確実に伝達

V-LOWマルチメディア放送は、広大なエリアをカバーする 効果・効率の高い地方ブロック放送でありながら、

エリアコードなどを活用した、地域単位への きめ細かい情報発信も可能です。

防災情報による受信機の自動起動

自治体 防災情報配信サービスイメージ

自治体 防災情報配信サービス 平常時と緊急時のパネル表示案

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●ニュース・天気予報

●各種広告・ＣＭ

●自治体・官公庁からのお知らせ

●道路・運行情報

日常性・必要性の高いコンテンツ（ニュースや天気予報など）を配信することにより、消費者の意識を引きつけ、認知率の高いメディアとして機能することを図ります。

自社広告は勿論のこと、他社の広告を掲載することで新たな収益機会の獲得を図ることが可能です。また、動画や掲載コンテンツと連動した広告など、用途に応じた広告展開が可能です。

自治体との連携を強化し、自治体からの情報を地域住民に配信することで、地域貢献に更に寄与すると同時に各自治体との良好な関係性の醸成を図ることが可能となります。

消費者の生活に根ざした情報を提供することにより、消費者からの企業・ブランドに対するロイヤルティ向上を図ることが可能となります。

●緊急地震速報

「緊急地震情報」は、初期避難において非常に重要な情報であると考えます。モニタ画面上に「緊急地震情報」を表示すると同時にアラート音で周囲の人々に注意を促すことで認知を促進します。

緊急災害発生時

●避難所情報

最も近い避難所や周辺の避難所を表示し、被災者を安全に誘導します。郵便番号及びＧＰＳ等により、周辺の情報をピンポイントで表示します。

平常時

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公共サイネージ

緊急災害時には一斉に災害情報を配信

特に地下街設置のサイネージへの

緊急災害時情報配信を推進

（都市型災害対策）

バスや電車のような公共交通の車両の中に設置された移動体サイネージに対し、放送波でリアルタイムにコンテンツを更新することはコスト面で優位性がある。 一方、街ﾅｶ・駅ナカに設置されたサイネージや、自販機の液晶 画面を使って、非常時の安全安心情報配信ができるようV-LOWチューナーが入っていれば、通信がダウンしている折であっても安定的に速報することが可能になる。

【福岡ユビキタス特区実験】 福岡ユビキタス特区マルチメディア放送の電波を使って西鉄バス内設置のデジタルサイネージへのコンテンツ配信の実証実験。 【実験内容】 走行中のバスに、バス内設置のデジタルサイネージに表示するコンテンツの更新をマルチメディア放送波を使用して行った。放送波の一斉同報と即時性を活かし、緊急情報配信も準備。

■西鉄バス内設置クラリオン製 デジタルサイネージ

■緊急災害時表示コンテンツ例

実験例：福岡市からの防災・生活情報

公共スペース等におけるデジタルサイネージへの情報配信サービス