慶應義塾大学教職課程 (日吉)「教育評価論」第 11 講 フィードバック 文部科学省 国立教育政策研究所 総括研究官 やま 山 もり 森 こう 光 よう 陽 (教育心理学) [email protected] 平成 27 年 6 月 29 日 この内容は個人的見解であり 国立教育政策研究所の公式見解ではありません
慶應義塾大学教職課程 (日吉)「教育評価論」第 11講
フィードバック
文部科学省国立教育政策研究所
文部科学省
国立教育政策研究所
総括研究官やま山もり森
こう光よう陽
(教育心理学)[email protected]
平成 27年 6月 29日
この内容は個人的見解であり国立教育政策研究所の公式見解ではありません
出席の登録
本日の出席とスライド
本日の出席
https:
//questant.jp/q/150629
本日のスライド
http://www.slideshare.net/
koyoyamamori/eduass150629
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 2 / 23
出席の登録
本日の内容
1 最終課題について2 評価結果戻しの実態3 評価結果戻しの実態
体験談に対する感想をどうぞみなさんの体験談 (1)みなさんの体験談 (2)みなさんの体験談 (3)みなさんの体験談 (4)みなさんの体験談 (5)みなさんの体験談 (6)みなさんの体験談 (7)みなさんの体験談 (8)みなさんの体験談 (9)
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 3 / 23
最終課題について
最終課題について
最終課題と評価の概要
最終課題の内容「学習者の達成状況を的確に把握し学習を促進するための学習評価の手法」というタイトルをつけて,指示された内容を満たすように執筆し,提出してください。
提出平成 27年 7月 18日 (土)23:00〆切厳守指定の様式で執筆し,教職ログブックに PDFで提出
評定14の評価項目中,8項目満たしてC,11項目満たしてB,13項目満たして Aの標語を与える。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 5 / 23
評価結果戻しの実態
評価結果戻しの実態
みなさんにうかがいます
▶ 小学校から今までの間で「テストや評価結果の返却」を受ける機会が多かったと思いますが,そのなかであなたが最も印象に残っている「テストや評価結果の返却」の場面について回答してください。
▶ いつ頃(学年)のことですか。▶ どのように返されましたか。具体的に記入してください。▶ その際,あなたはどんなことを感じましたか。具体的に記入してください。
▶ 記入いただいた返却方法はあなたの学習に役に立ちましたか。また,それはどうしてですか。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 7 / 23
評価結果戻しの実態
本日の出席とスライド
本日の出席
https:
//questant.jp/q/150629
本日のスライド
http://www.slideshare.net/
koyoyamamori/eduass150629
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 8 / 23
評価結果戻しの実態
評価結果戻しの実態
体験談に対する感想をどうぞ
このQRコードを読み取るか http://sugukiku.comに接続し,参加コード 350-870を入力して接続し,接続
を切らないでください。慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 10 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (1) I
いつ 高校 2年どのように まず回収されていた問題用紙だけを返却し、模範解答
と正答率、補足説明を口頭で行ってから自分の解答用紙を返却された。
感じたこと 模範解答をうつせないので復習ができないし、自分がどの問題を間違えているのかわからない状況で正答率を言われてもよくわからない。そのあと模範解答は配布されなかったので解けなかった問題、不正解だった問題の答えはわからずじまいで困った。
役立ったか 役立たなかった。解答配布前にされた説明のほとんどが意味なかったと思うから。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 11 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (2) I
いつ 中学 2年生どのように 授業内での話をきちんと聞いていたかを測るために、
社会のテストなのに、先生の好きな食べ物などの項目について、一定数の問題があった。返却する際には珍回答なら、みんなの前で発表し、笑いが起きていた。
感じたこと 正直なところ問題も面白いと思ったし、返却される時の珍回答は楽しみだった。しかし、あとあと考えるとあの項目や返却の仕方はおかしいのではないかと思った。
役立ったか 役には立っていないと思います。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 12 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (3) I
いつ 大学 2年どのように 実験レポートを返却されるときに、ひたすらレポート
問題点を列挙れたり、中身がない、一から作り直せ、心を入れ替えろなどマイナス面ばかりを言われる。
感じたこと レポートは非常に手間がかかるが、それを毎週実験で書かなければならないのは非常に苦痛である。もちろん、自分のレポートの出来が不十分なのは分かっているが、実験を担当する講師は口を開けば問題点の指摘ばかり。ただでさえ、実験レポートが嫌いなのに、さらに大嫌いになってしまった。実験の度に幻滅している。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 13 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (3) II
役立ったか 問題点は分かったが、学習意欲はものすごく低下してしまった。再レポートになったが、レポートの修正も真面目にやらず適当に提出してしまった。すると、もちろんレポートの評価は低く、さらにやる気を無くしてしまった。これ以上さらに研究したり考察したりして、レポートの質を上げようとはとても思えなかった。つまり、あまり役に立っていない。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 14 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (4) I
いつ 高校 2年どのように 手渡しで一人ずつ、定期試験の解答用紙と同時に返さ
れました。先生が生徒に一言言ってから返していました。
感じたこと 前回の試験と比較したコメントをしてくれるので、先生が自分の努力をみてくれて嬉しいと感じました。
役立ったか 役に立ちました。成績が前回より下がった時は先生が励ましてくださったり、上がったときは褒めてくださり、それぞれ次のテストへの励みになりました。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 15 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (5) I
いつ 高校1年どのように 生物のテストで、先生が点数の高い順に名前を呼んで
返していた感じたこと その先生がユニークで面白い先生だから成り立ってい
たような返却方法だと思った、本当はいけないとおもう
役立ったか 少し役に立った点数のいい人がわかるからその人を意識するようになる、モチベーションがあがる
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 16 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (6) I
いつ 高 1どのように 化学の先生は、一人ずつ「ダメ」「勉強不足」などと
言って返していました。解説も、本当に難しい問題しかしてくれませんでした。
感じたこと 厳しい先生なのは分かっていましたが、恐怖しか覚えていないです。
役立ったか とにかく冷たかったのですが成績も残酷につけられたので、テスト直前は協力して必死で勉強していました。その意味では役に立ったのかもしれません。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 17 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (7) I
いつ 中学 1年どのように 実験レポートについてですが、毎回細部まできちんと
見て赤字で修正点を注記した上でレポートを丸ごと返してくださいました。 また、授業内でも補足や解説があり、ある程度知識の均一化を測っていたように思います。 評価点については、表紙に点を打つ(左ほど悪く右ほどよい、特に数直線のようなものはない)という曖昧な示し方でした。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 18 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (7) II
感じたこと 評価点の示し方について不満はありました。曖昧すぎるので、他の人と比べたときに違いがわからないことがよくあったからです。 しかしながら、現在の大学でのレポートを経験してから、丁寧に読んだ上で返していただけたのはありがたかったと感じています。大学での実験レポートは一度出すと返ってきません。いちおう受領証に一言くださいますが、教授によっては全員「よくできています。」しか書かれていないこともありました。 大学の批判のようになってしまいましたが、とにかく「きちんと見てくださっている」という誠意が伝わらないと、真面目に取り組む気力は起きにくいと思います。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 19 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (7) III
役立ったか 役に立ちました。しっかり見てくださるので手を抜かずに書くモチベーションの維持にもつながりましたし、書き方に関しても注意されるので、毎回少しずつよいレポートになっていくことを実感できました。 今でも返却されたレポートは手元にあるので、評価・修正点と合わせて見返すことができるようになっています。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 20 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (8) I
いつ 高校 1年くらいどのように 数学のテスト返却でした。その数学の教師はかなり
厳格な人で、生徒一人ひとりの答案に「もう少し勉強した方がいいんじゃないの?」「こんな記述の書き方じゃ、読み手には伝わらないよ?」などの細かいコメント (ケチ? )に一分以上かけながら、テストを返却していました。ちなみに、その間他の生徒にはテストをもう一度解かせていました。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 21 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (8) II感じたこと 他の生徒は問題演習をしているので、教室はかなり静
かでした。そのため、テスト返却の際の教師のコメントが教室中に響きわたり、その生徒のテストの出来が他の生徒は予測できてしまうという状況でした。自分は数学のテストは毎回良かったので、そこまで恥ずかしい思いをしませんでしたが、点数が悪いひとにとっては苦痛だっただろうと思います。
役立ったか 教師のコメントの内容がほぼ決まっていて、「テスト前どれくらい勉強してるの?」「課題を毎回出さないからこうなるんだ」などの勉強を強要させるようなコメントでした。点数がよい人にも、「もっと勉強すれば満点とれるぞ」などの強要コメントしかでてきませんでした。そのため、学習の役に立つ返却方法とは思えなかったです。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 22 / 23
評価結果戻しの実態
みなさんの体験談 (9) I
いつ 大学生どのように ネットで各自が自主的に閲覧する。感じたこと 自分の試験での出来からの予測と評定に隔たりのある
科目が複数あり、毎回疑問に思う。役立ったか 役に立っていない。ほとんどの科目で試験問題が回収
されており、見直して復習することが出来ず、間違えて理解していた部分を正す機会がない。再履修の場合では翌年にまたゼロからのスタートになってしまう。また、質問状を出しても疑問点が解消されることは無いから。
慶應義塾大学教職課程「教育評価論」 第 11 講フィードバック 平成 27 年 6 月 29 日 23 / 23