Fスケールの14症状について 逆流性食道炎について ヘリコバクターピロリ菌について どういう人がなりやすいの? 食事メニューの選び方 14症状のうち、 ・青色の7つの症状(質問1~7)は胃酸の食道への逆流によって起こる症状です。 ・白色の7つの症状(質問8~14)は胃の動きが悪くなって起こる症状(ディスペプシア症状)です。 ・胃酸は過度に出てしまうと胃の動きが悪くなると言われています。 胃の不調だと思っていても、実は食道への胃酸の逆流が原因と言われているのはそのためです。 ・内視鏡でただれなどがない、非びらん性の胃食道逆流症(LA分類Grade N・M)でも症状が出ることがあります。 逆流性食道炎は、油っぽいものを良く食べる方、過食の方、ストレスの多い方、太っている方、高齢で腰の曲がった方に多い病気です。 脂肪を多く含んだ食べ物や、ケーキやまんじゅうなどの甘い物、香辛料などは胃酸の分泌を促進させるため、出来るだけ控えましょう。 食事の際の注意点 食事を食べた後、すぐに横に ならない。早食い、食べすぎは いけません。いつも腹八分目 を心がけましょう。 治療中の生活習慣 逆流性食道炎は、症状が改善しても再発しやすい病気です。自覚症状がなくなっても、生活習慣と食事に気をつけることが大事です。 日々の暮らしでは、普段から背筋を伸ばし前かがみにならない、お酒・タバコは控える、就寝中はお腹から頭にかけて高くする、ベルトや 下着などでしめつけない、重いものなどを持ち上げない、適度な運動をする、などを心がけてください。 ピロリ菌に感染すると全員がヘリコバクターピロリ感染胃炎を引き起こし、消化性潰瘍や機能性ディスペプシアなどの原因になります。 また胃炎以外にも様々な病気を引き起こすこともあります。 胃では萎縮性胃炎を経て一部は胃がんを発生させることがわかっていますが、除菌をすることで胃がんになるリスクを減らすことが出来ます。 除菌は難しいことではなく、一週間、お薬を朝晩飲むことで出来ます。 一回目で除菌が出来ないこともありますが、現在は薬剤を変えて二回まで保険で除菌を受けることが出来ます。 除菌が成功しても胃がんにならないというわけではないので、検診はきちんと受けましょう。 腰の 曲がった方 太って いる方 ストレスの 多い方 油っぽい ものをよく 食べる方 脂っぽい もの 甘いもの 刺激の 強いもの ○ × × 食べた後、 すぐ横に ならない。 いつも 腹八分目を 心がけ ましょう。 早食い、 食べすぎは いけません。 普段から 背筋を伸ばし 前かがみに ならない。 お酒・タバコは 控える。 就寝中はお腹から 頭にかけて高くする。 ベルトや下着などで しめつけない。 重いものなどを 持ち上げない。 適度な運動をする。 酸の分泌を 促進するものは 控えましょう。 医療法人社団 とよひら公園内科クリニック 院長 藤本 晶子 監 修 のための やさしい指導せん 2019年8月作成 PRT-P04C