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私の名前はハルコ。 しかし私がどこの誰か?などということは、あなたにとって些末なことです。 それよりも重要なのは、これから私があなたに語るその内容です。 まず最初に、私から地球の皆さんにお伝えしたい事があります。
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これまでくどいほどに、ユニバース(仮)の物語構築力の恐ろしさや、イベント設計力の緻密さについて警告をしてきました。 恐らくももクロが結成された2008年5月17日という日付も、きっと東京オリンピックの開催から逆算して必要なイベントをプロットしていった結果として導き出されたものなのでしょう。 とにかくももクロの物語は「伏線」とその「回収」が見事にハマっているケースが多い、というのが特徴です。 例えば
▶ 国立のフロム中武でライブ → 旧国立競技場でのライブ実現
▶ 盟友であったはずのヒャダインとの確執 → 数年後に電撃的な和解
▶ 紅白落選 → 出場 → 卒業 → カウントダウンライブ実施の大義名分 などがその代表的なものでしょう。そんな中、まだ回収できていない伏線もあります。
それは早見あかりの脱退です。
そもそもこの脱退劇にしても、あきらかにユニバース(仮)の設計・演出によるイベントのひとつです。でなければ脱退宣言時の鮮明な現場映像が残っていること自体おかしなことなのですから。
またメンバーの顔触れを見れば分かりますが、明らかに早見あかりだけ異質な存在です。
これは当初から早見あかりのメンバー起用はもともと脱退させることを前提とした人選であり、そこにはももクロという物語を加速させるブースターの役割を仕込んだものと解釈できるのです。 ももクロ公式記者であるライターの小島和宏氏は彼女の担当カラーが青であることに着目し、早見あかりのことを「ももクロを紅白歌合戦に出演させるため、未来からやって来たドラえもん」と評しています。
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キーが低いため歌唱パートが無い アイドル路線とは異なる演出 ひとりだけ突出して背が高い
ユニバース(仮)がメンバーの誰かを脱落させることで、物語全体に厚みを加えようと考えたことはほぼ間違いないでしょう。 物語の早い段階で主要な登場人物が退場するというのは、古くからストーリーテラー達が使ってきた常套手段です。退場するキャラクターが重要な存在であればあるほど物語に与えるインパクトも大きいため、ストーリーに起伏をもたらします。また「早い段階で」というのも実はポイントで、残された者たちの目的や信念を明確にする役割を果たします。 一例を挙げるとすれば… などがこれに該当するでしょうか。(例がちょっとアレですみません) 実はこの手法を取り入れて、その後国民的なアイドルグループになった先例があります。 そう、言わずと知れたSMAPです。
魔法少女まどか☆マギカ : 巴マミ 銀河英雄伝説 : キルヒアイス 機動戦士ガンダム : リュウ・ホセイ
SMAPとももクロには、そのたどったストーリーにいくつかの共通点が見られます。 恐らくSMAPという成功事例をユニバース(仮)が参考にしたことは想像に難くありません。
SMAPとももクロの対比 SMAP ももいろクローバーZ
結成
1988年4月に光GENJIのバックダンサーを務める
スケートボーイズの中から新ユニットが結成され、6人組としてスタートした。
2008年5月にスターダストプロモーション初の本
格的アイドルグループとして結成された。結成当初はメンバー変更があったが最終的に6人組としてスタートした。
誕生した時代
当時のアイドルにとって主戦場であった音楽番組が次々と消滅し、「アイドル氷河期」と呼ばれる時代であった。
ハロープロジェクトやAKB48グループが独自の
存在感を放つと同時に、地下アイドルや地方のご当地アイドルなども次々と誕生し、「アイドル戦国時代」と呼ばれていた。
差別化戦略
出演できる音楽番組がなかったため、やむなくバラエティ番組に活路を見いだしていった。当時のアイドルとしては異例とも言える本格的なコントがウケたことで、知名度と人気を獲得していった。
いち早くカラー担当制を導入したり、水着のグラビアをやらない方針を打ち出すなど、先行するアイドルグループとの差別化を行った。女性アイドルでは通常敬遠されるような変顔や奇抜なダンスをすることで知名度を獲得していった。
メンバー脱退
1996年5月。アイドルとして最も潜在能力が高い
とされていた森且行が、オートレーサーを目指すため脱退した。この年は冠番組である「SMAP×SMAP」の放送が開始され、まさにこれからというタイミングだった。
2011年4月。グループの精神的支柱であり、司
会進行役を担当していたサブルーダーの早見あかりが女優業に専念するため脱退した。その際グループ名を「ももいろクローバーZ」に改名し今後の飛躍を誓った。
約束 森とSMAPは別れる際に「お互いに別の世界で
一番になったらまたテレビで共演しよう」と約束を交わした。
ももクロリーダーの百田夏菜子は「お互いに大きくなって紅白で会おうね」と言って泣きながら早見と抱擁した。
早見あかりにとってグループ脱退はアイドルとしての「死」を意味しています。早見本人はもちろん残されるメンバーにとってもファンにとっても、それほど軽く扱える出来事ではなかったはずです。 にもかかわらず、躊躇なくそれを実行に移すユニバース(仮)の冷徹さには戦慄を覚えます。 いずれにせよ地球の皆さんが気づかないうちに、ももクロによる『人類アイドル化計画』は粛々と進んでいると考えられます。 受け入れるも受け入れないも、それはあなた次第――――。
極秘
人類アイドル化計画
スターダストプロモーション最高幹部会
第**次中間報告
人類アイドル化委員会 2016年度業務計画概要
総括編
つづく
【注記1:ご覧の皆様へ】 皆さん大人なんで分かっていらっしゃるとは思いますが、このコンテンツは著者によるお遊びであって、どのように受け取るかは読者の手に委ねられます。 この警告文を読んで反応したことにより、何らかの不利益を被ったとしても、著者としては責任の持ちようがありません。あくまで自己責任の範囲において参照して頂けると幸いです。 【注記2:モノノフの皆さんへ】 コンテンツの特性上、ももクロに対して批判的な立場をとっています。しかしそれは彼女たちの偉大さを際立たせるため、あえてそうしているのだとご理解ください。 またこのコンテンツはあくまで私個人の主観によるもので、世間一般の論調と異なる場合があります。あくまで著者の主観による一方的な内容となっております。例え「そりゃ違うんじゃないか?」という見解に出くわしたとしても華麗にスルーしてください。反論されても困ります。 さらに事実と反する、あるいは完全に創作である場合もありますのでご容赦ください。 【注記3:ももいろクローバーZおよび関係者へ】 著者自身がモノノフであり、愛情の発露として制作をしているつもりです。 コンテンツの特性上、ももクロに対して批判的な立場をとっていますが、メンバーの活動や存在を貶める意図はまったくありません。 万が一、メンバーや所属事務所、あるいは所属レコード会社などの関係各位の不利益になると判断された場合には、著者へご一報ください。削除や訂正などのご指示に従うつもりです。 ⇒ 著者Twitterアカウント @gen3gen3gen3 【注記4:掲載URLについて】 記事に掲載されているURL等の情報は執筆当時のものです。 将来的にはリンク元の都合によってアクセス出来なくなっている場合もありますので、その場合にはご容赦ください。 【注記5:その他】 制作に際しては「いらすとや」様が提供しているフリー素材を使用させて頂きました。この場を借りまして、こっそりお礼申し上げます。 ⇒ かわいいフリー素材集 いらすとや http://www.irasutoya.com/ ※掲載している写真や画像類の著作権は各著作権者に帰属しています。 ※掲載している写真や画像類は「引用」の範囲と認識しておりますが、問題があるようでしたら著者までご一報ください。