Top Banner
洞爺湖町子ども未来応援計画(案) 平成30年1月 洞爺湖町
51

] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

Apr 06, 2020

Download

Documents

dariahiddleston
Welcome message from author
This document is posted to help you gain knowledge. Please leave a comment to let me know what you think about it! Share it to your friends and learn new things together.
Transcript
Page 1: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

洞爺湖町子ども未来応援計画(案)

平成30年1月

洞爺湖町

Page 2: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

目 次

第1章 計画策定に関する基本的事項

1 計画策定の趣旨‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1

2 計画の位置づけ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1

3 計画の対象‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2

4 計画の期間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2

第2章 洞爺湖町における子どもの貧困の現状

1 子どもの貧困の現状把握の方法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

2 子どもを取り巻く状況‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

(1) 子どもの相対的貧困の割合について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

(2) 暮らし(経済)に関して‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7

(3) 食に関して‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7

(4) 教育に関して‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8

(5) 子育てに関して‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8

第3章 子どもの貧困に係る課題の整理

1 相談・支援体制に関する課題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9

2 教育に関する課題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9

3 保護者の就労状況や経済的状況に関する課題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10

第4章 計画の基本的な考え方

1 基本理念‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥11

2 基本目標‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥11

3 基本目標の実現のための基本的な方向性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥11

4 施策の体系‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥13

第5章 具体的な施策

1 相談支援体制の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥14

(1) 相談等による状況の把握‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14

(2) 教育機関や地域等との連携体制の整備‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14

2 切れ目のない子育て支援の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15

(1) 子どもの居場所づくり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15

Page 3: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

3 教育支援の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥16

(1) 保育の確保‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16

(2) 学力の育成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16

(3) 保育・就学への支援‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16

4 経済的支援と生活支援の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥18

(1) 経済的支援による暮らしの支援‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18

第6章 計画の推進

1 計画の推進体制‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥19

(1) 全庁横断的な推進体制‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19

(2) 民間団体、その他関係機関との連携‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19

2 計画推進に対する評価‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥19

3 計画の目標値‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥19

(1) 相談支援体制の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19

(2) 切れ目のない子育て支援の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20

(3) 教育支援の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20

(4) 経済的支援と生活支援の取り組み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21

資料編

1 アンケート調査集計結果表‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥22

Page 4: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 1 -

第1章 計画策定に関する基本的事項

1 計画策定の趣旨

近年、尐子化の急速な進行や都市部における待機児童の増加など、家庭や地域の子育

てをめぐる環境の変化に対応するため、洞爺湖町では平成 27 年度に「洞爺湖町子ども・

子育て支援事業計画」を策定し、すべての子どもが未来に希望をもって安心して成長で

きるよう、計画推進しているところですが、平成 25 年国民生活基礎調査(厚生労働省)

によると、我が国のこどもの貧困率は 1990 年代中ば頃からおおむね上昇傾向となり、

平成 24 年には過去最悪の 16.3%となり、今は子どものおよそ7人に1人が平均的な所

得の半分以下の世帯、いわゆる貧困状態にあるという厳しい状況となっております。

こうした中、平成 26 年 1 月に「子どもの貧困対策の推進に関する法律(以下「法」

という。)」が施行され、これを受け国は同年 8 月に「子どもの貧困対策に関する大綱

(以下「大綱」という。)」を策定し、更に北海道では平成 27 年 12 月に「北海道子ど

もの貧困対策推進計画(以下「北海道推進計画」という。)」を策定し、子どもの貧困対

策に関する基本的な方針のほか、子どもの貧困に関する指標及び指標の改善に向けた施

策として、教育・福祉・労働等の各部局が連携し、教育支援、生活支援、保護者に対す

る就労支援、経済的支援等の施策を総合的かつ効果的に推進することを定めました。

このことから、当町では未来を担う子どもたちの健やかな成長を願うために、貧困の

状況におかれ困難を抱えている子どもの状況を把握し、適切な支援が確実に届く仕組み

を作るため、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、「洞爺湖町子ども・

子育て支援事業計画」の補足計画として、「洞爺湖町子ども未来応援計画」を策定し、

推進してまいります。

2 計画の位置づけ

本計画は、洞爺湖町が現在策定している「子ども・子育て支援事業計画」の中から、

特に子どもの貧困対策に焦点を当てて、関連する事項を抜粋して策定する任意の計画で

あり、法及び大綱を踏まえつつ、洞爺湖町まちづくり計画のもと、関連する諸計画と整

合性を図っていきます。

Page 5: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 2 -

3 計画の対象

本計画の対象は、次のとおりです。

○ 0 歳から満 18 歳になった最初の 3 月 31 日までの子どもとその保護者

○ 貧困の状況にあることで生活上の困難を抱えている子どもとその家庭、または

抱えやすい状況にある子どもとその家庭

4 計画の期間

計画期間は、平成 29 年度から平成 31 年度までの 3 年間としますが、社会経済情勢

等の変化を踏まえ、必要な場合には計画内容の見直しを図ることとします。

なお、平成 32 年度以降については、平成 32 年度から平成 36 年度を計画期間とする

「第2期洞爺湖町子ども・子育て支援事業計画」の中に子どもの貧困対策を盛り込み、

計画推進することとします。

Page 6: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 3 -

第2章 洞爺湖町における子どもの貧困の現状

1 子どもの貧困の現状把握の方法

当町における子どもの貧困の現状を把握するため、0 歳から 15 歳を養育している保

護者を対象としたアンケート調査と、町内の小中学校及び保育所並びに幼稚園の職員に

対し、ヒヤリング調査を実施しました。

(1) アンケート調査

町内に在住する 0 歳から 15 歳を養育している保護者を対象に、アンケート調査を

実施しました。

実施期間 平成 28 年 6 月 30 日~8 月 5 日

調査方法 郵送方式

対象世帯数 479 世帯

回 答 数 202 世帯

回 答 率 41.5%

詳細については、別添資料編をご参照願います。

(2) ヒヤリング調査

町内の小中学校及び保育所並びに幼稚園の職員を対象に、それぞれの施設におけ

る子どもの日頃の生活実態等について、ヒヤリング調査を実施しました。

詳細な結果については、別添資料編をご参照願います。

実施期間 平成 28 年 10 月 20 日~10 月 26 日

調査方法 口頭による聞き取り調査

調査個所数 小学校 3校

中学校 2校

保育所 4か所

幼稚園 1か所

2 子どもを取り巻く状況

アンケート調査及びヒヤリング調査、更には各種統計データから、当町における子ど

もの貧困や世帯の現状について整理しました。

(1)子どもの相対的貧困の割合について

国では、貧困の状況にある子どもの割合を示す指標として、「国民生活基礎調査」

(厚生労働省)におけるこどもの貧困率を採用しています。また、同調査の中では、

Page 7: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 4 -

こどもの貧困率のほか、その算出に必要な貧困線(122 万円。平成 25 年調査。等

価可処分所得の中央値の半分の値。)も公表されています。

当町におけるこどもの貧困率を国が採用する指標に基づき算出した場合、平成

28 年 1 月 1 日現在における当町の貧困線は 103 万円で、相対的貧困にある人(貧

困線を下回る等価可処分所得しか得てない人)、いわゆる相対的貧困率は 20.83%

でありました。

なお、国では我が国の子どもの貧困率はおおむね7人に1人とされておりますが、

当町における子どもの貧困率は、おおむね5.3人に1人の割合でありました。

【洞爺湖町における貧困の現状】

調査基準日 平成 28 年 1 月 1 日

全世帯数 5,005 世帯

総人口 9,344 人

18 歳未満の子どもの人数 1,039 人

平均所得ライン(等価可処分所得の中央値) 2,079,966 円

相対的貧困線(上記中央値の半分の値) 1,039,983 円

相対的貧困線以下で生活する人口 1,947 人

相対的貧困線以下で生活する子どもの人口 194 人

相対的貧困率 20.83%(4.8人に1人)

子どもの相対的貧困率 18.60%(5.3人に1人)

Page 8: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 5 -

【参考】「子どもの貧困率について」

〇「子どもの貧困率」とは、子ども(18 歳未満のもの)全体に占める等価可処分所得

が貧困線に満たない子どもの割合をいいます。

〇「等価可処分所得」とは、世帯の可処分所得を世帯人員数の違いにより調整した所

得をいい、世帯人員数の生活水準を数値として表す指標です。

世帯の可処分所得は各世帯の世帯人員数に影響されるため、世帯人員数で調整する

ことがあります。生活水準を考えた場合、世帯人員数が尐ない方が生活コストは割高

になることを考慮する必要があるため、「世帯の可処分所得÷世帯人員数」と単純に

世帯人員数で割ることはできません。そのため、世帯人員数の違いにより調整するに

あたっては、世帯人員の平方根で割る方法がとられています。

◆ 可処分所得の範囲

収入から税金・社会保険料等を除いた、いわゆる手取り収入のこと。

預貯金や不動産などの資産の多寡は考慮しません。

◆ 等価可処分所得の算出(可処分所得が 400 万円の場合)

2人世帯 → 400 万円÷√2=283 万円

3人世帯 → 400 万円÷√3=231 万円

4人世帯 → 400 万円÷√4=200 万円

可処分所得 400 万円の2人世帯は、可処分所得 283 万円の

単身世帯と同じ生活水準ということになります。

Page 9: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 6 -

〇「貧困線」とは、すべての世帯人員を等価可処分所得の低い順に並べた際に、ちょ

うど真ん中にあたる人の等価可処分所得(所得中央値)の半分の額をいいます。

なお、貧困線を下回る等価可処分所得しか得ていない人は相対的貧困にあるとされ、

その割合を相対的貧困率といいます。相対的貧困である場合には、その地域や社会に

おいて普通とされる生活を授受することができない状態にあるといわれており、相対

的貧困率は、格差の議論で用いられる指標の一つとして用いられています。

◆貧困線・相対的貧困率の考え方

等価可処分 貧困線を下回る人の数(X人)を特定。

所 得 相対的貧困率=X÷N×100%

所得中央値 ●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

= 貧困線

X人

123‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥N÷2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥N

(中央)

すべての世帯人員を等価可処分所得の低い順に並べる。ちょうど真ん中の人の等価可

処分所得が「所得中央値」、その半分の額が「貧困線」となる。

貧困線を下回る等価可処分所得しか得てない人(X人)の全体(N人)に占める割合

を「相対的貧困率」という。

〇国の統計で相対的貧困率を算出している調査としては、総務省「全国消費実態調査」

と厚生労働省「国民生活基礎調査」の二つがあります。

両調査は、調査方法や調査対象などが異なることから、公表されている相対的貧困

率には違いがあります。

国の子どもの貧困対策においては、国民生活基礎調査における子どもの貧困率を指

標としておりますが、これは全国消費実態調査により算出される水準が正しくないと

いうことではありません。

それぞれの調査による相対的貧困率の水準には違いがあるものの、変化の方法は同

じであり、両調査の目的や統計的特性などに留意しつつ、相対的貧困の傾向をみるこ

とが必要だとされています。

Page 10: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 7 -

(2)暮らし(経済)に関して

〇アンケート調査では、世帯人数のばらつきはあるものの、年収 200 万円未満の世

帯が 12%(およそ8世帯に1世帯)、年収 300 万円未満の世帯となると 24%(お

よそ2.5世帯に1世帯)の状況でありました。

また、ひとり親世帯でみると同じく年収 200 万円未満の世帯は 40%、年収 300

万円未満の世帯となると半数以上の 52%でありました。

〇父親が正規職員及び自営業の方は 97%であるのに対し、母親の同比率では 40%

でありました。上記の年収の回答を併せて評価しますと、正職員の割合は高いも

のの、年間収入が低い傾向が伺えました。

〇現在の生活状況の実感について、「生活が苦しい」(「やや苦しい」と「大変苦しい」

をあわせた割合)と感じている世帯は約 40%でありました。

〇また、子育てをして不安や負担に思うことでは、24%の人が経済的負担が大きい

と回答されておりました。

〇子どもたちが学校や保育所、幼稚園から帰ってきて、子どもたちだけで1時間以

上、週に1回以上留守番をすると回答された方は 30%でありました。保護者の勤

務時間、勤務体制の影響もあると予想されます。

〇学校及び保育所、幼稚園でのヒヤリング調査では、子どもの貧困は見られないと

の回答でありました。

これは保護者からのアンケート調査では、家計が苦しいのにも関わらず、子ども

たちの洋服やおもちゃ等、無理をしてでも周りの子どもたちと同じように与える、

又は与えたいと考える保護者が多いことから、外見的には貧困であるのか否か、

分かりづらいからであると推測されます。

(3)食に関して

〇朝食に関して、アンケート調査では「毎日」又は「ときどき食べる」と答えた方

は全体の 98%で、ほとんどの子どもが食べておりましたが、その中で朝食が主

食でないもの、例えばスナック菓子などで済ませる子どもが 2%おりました。

決して高い割合ではありませんが、今後の子どもの成長への影響が懸念されると

ころです。

〇小中学生で、「夕食を家族と一緒に食べている子ども」は 63%で、「一人や子ど

もたちだけで食べている」ケースは 9%、更に「夕食を食べない」子どもは 28%

でありました。

なお、「夕食を食べない」子どもは何も口にしないのではなく、おやつなどを食

Page 11: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 8 -

べているようです。

(4)教育に関して

〇何かの「習い事をしている」子どもは 81%であり、「特に何もしていない」子ど

もは 19%でありました。

また、ひとり親世帯で見ると「特に何もしていない」子どもの割合は 45%と高

い割合でありました。理由としては経済的理由のほかに、保護者の支援がひとり

親世帯の場合、時間的余裕がなく習わせたくとも現実に難しい世帯もあるものと

推測いたします。

○家庭での学習について、「ほとんど勉強しない」子どもは 10%でありました。

また、保護者が「勉強をめったに見ない」と回答された方は 26%でありました。

○就学援助について、「受けている」又は「受けたことがある」と回答された方は

24%、およそ4人に1人の状況でありました。

就学援助の重要性が伺えました。

○子育て支援や学習支援などに関する要望としては、「家では勉強を教えられない

ので、無料や安価の学習塾をつくってほしい」と回答された方は 35%でした。

前問の「保護者が家庭で勉強をめったに見ない」と回答された方 26%と比例し

ていることが伺えました。

また、次に要望の多かったものは「就学援助や奨学金の充実」の 25%でありま

した。

(5)子育てに関して

○子育てに関して悩むことが「よくある」及び「ときどきある」と回答された方が

60%でありました。

相談相手については、「配偶者やパートナー」が最も多く 23%でしたが、その中

で 5%の方が「相談する人がいない」と回答されておりました。

○子どもの世話に関して、「やる気がおこらず世話をしたくない」及び「ときどき

ある」との回答された方が 29%でありました。

Page 12: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 9 -

第3章 子どもの貧困に係る課題の整理

第2章で整理したデータ等をもとに、当町における子どもの貧困等に係る課題につい

て、次のとおり整理しました。

1 相談・支援体制に関する課題

貧困の状態にありながらも、相談できる相手がいない、家庭の抱える問題が複雑に

絡み合って、どこに相談していいか分からないなどの理由から、保護者が悩みや不安

を抱え込み、孤立感を感じている場合があります。一方で、周囲の人がそのような家

庭の問題に気づき、積極的に関わっていくことは難しいと思われます。

このような課題に対応するため、問題解決するためには分かりやすい情報の提供に

努め、様々な問題に応じる窓口の設置など環境を整える必要があると考えます。

更に学校や行政機関のみならず、包括的に対応・支援するためには、広く子どもに

関わる機会のある関係機関が相互に連携できる体制の整備を図る必要があると考え

ます。

2 教育に関する課題

この度のアンケート調査で、保護者は子どもの進学状況について、子どもの意見を

尊重し、子どもの希望する学校または大学への進学を希望する保護者が多いものの、

現実的に下宿代や寮費、交通費などといった経済的負担が大きく、将来が心配である

との声が聞かれました。

現在必要と思う支援としては、子どもの保育や就学に係る費用の軽減や支援などの

声が多く聞かれました。

家では勉強を教えられないので、無料や安価の学習塾の必要性の声も聞かれました。

保護者や子ども本人が高等学校や大学等の進学先について希望しても、家庭の経済

状況によって進学ができないことはあってはならないことです。

また、貧困の状況にある子どもたちの中には、学習習慣や基礎学力が身についてい

ない傾向が見受けられ、幼尐期からの質の高い教育・保育の提供、一人ひとりの能力

や可能性を伸ばすような小学校低学年からの学習支援が必要と考えます。負の連鎖を

断ち切るためにも教育はとても重要であると考えます。

このような課題に対応するために、幼尐期から学びを支援するとともに、学校以外

での地域による学力向上のための学習支援、経済的支援としての就学援助制度の充実、

子どもの学びの機会の確保と、子どもが家庭の状況に左右されることなく教育を受け

られるような環境の整備が必要と考えます。

Page 13: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 10 -

3 保護者の就労状況や経済的状況に関する課題

ひとり親世帯の保護者の就労状況について、多くは就労しているものの、特に母子

世帯においては非正規雇用の場合が多く、依然としてパート・アルバイト等の平均年

間就労収入が低い形態で就労する方の割合が高い傾向が伺えました。

また、急な仕事時間の延長などがあった場合、今は保育所でも一時預かりを実施し

ておりますが、予約をしなければすぐには利用できないなど、子どもの預け先がない

などの理由により正規雇用の実現が難しい現状であります。

一方、両親のいる世帯では、生計中心者において正規職員及び自営業の方の比率は

高いものの、就労時間が長く、年間収入は尐ない傾向が伺えました。

子どもが習い事や上位の学校に進学するごとに教育費が家計費に占める割合も高

くなる現状も伺えました。

このような課題に対応するためには、子どもを安心して預けられる環境の整備とと

もに、貧困の状況にある世帯の生活の基盤を下支えするために、経済的支援等による

暮らしの支援が重要と考えます。

Page 14: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 11 -

第4章 計画の基本的な考え方

1 基本理念

当町では、これまでも行政のみならず、保護者や地域の方々などすべての人が、子

どもの健やかな成長を実現するという目的を共有し、子どもの育ちや子育て支援の重

要性に対する関心と理解を深め、それぞれの立場で支え合い、支援することを目的と

した「洞爺湖町子ども・子育て支援事業計画」に基づき、未来を担う子どもたちが夢

と希望が持てる町づくりの実現を目指してまいりました。

今計画においても「洞爺湖町子ども・子育て支援事業計画」の基本理念に基づき、

未来を創る子どもたちが、自分の将来に夢と希望を持って成長していけるよう、社会

全体で育むことを基本理念といたします。

2 基本目標

「北海道子どもの貧困対策推進計画」に基づき、子どもの将来がその生まれ育った

環境によって左右されることなく、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよ

う、必要な環境整備と教育の機会均等を図り、子どもの権利及び利益を尊重しながら、

すべての子どもたちを地域で見守り、安心して未来に希望をもって成長していけるよ

う、家庭、地域、社会が一体となって子どもの育ちを支えます。

3 基本目標の実現のための基本的な方向性

施策の基本的な方向性について、次の4つの柱に沿って子どもの貧困対策の総合的

な推進を図ります。

なお、施策の推進にあたっては、成長段階に応じて切れ目のない必要な施策を実施

するとともに、子ども一人ひとりの人格を尊重し、子どもに視点を置きつつ、差別や

偏見を助長することのないよう十分に留意します。

第1 相談支援体制の取り組み

貧困対策を行ううえで重要となることは、関係機関連携のもと、貧困の状況にあ

る、または貧困の状況に陥るおそれのある子どもとその家庭の声をしっかりと受け

とめ、そして早期の把握に努め、各種の支援につなげていくことが重要であると考

えることから、「相談支援体制」の充実に努めます。

Page 15: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 12 -

第2 切れ目のない子育て支援の取り組み

すべての子どもの健やかな成長を切れ目なく支えるとともに、子どもが安心して

過ごし、様々な生活習慣や未来を築く力を養える、また、子どもたちが自分の居場

所と思えるような「子どもの居場所」の整備に努めます。

第3 教育支援の取り組み

現代の貧困は、世帯経済格差が教育格差につながっていることが主要な課題のひ

とつであると言われています。そのため、国における子どもの貧困対策の中でも、

とりわけ重視されているのが「教育」の支援です。

全ての子どもの乳幼児期の保育・教育を受ける機会を保障するとともに、質の高

い教育を受けられるよう、子どもの発達と学びの連続性を踏まえた保育・教育の提

供に努めます。

第4 経済的支援による暮らしの支援の取り組み

現金給付や現物給付、各種助成制度の実施により暮らしの安定を図るとともに、

保護者の就労及び生活を支援し、貧困の状況にある、または貧困の状況のおそれの

ある家庭の自立支援に努めます。

Page 16: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 13 -

4 施策の体系

【基本目標】 【施 策】 【取 組】

「北海道子どもの貧困対策推進計画」に基づき、子どもの将来がその生れ育った環境によって左右されることなく、

また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図り、子どもの権利及び利

益を尊重しながら、すべての子どもたちを地域で見守り、安心して未来に希望をもって成長していけるよう、家庭、

地域、社会が一体となって子どもの育ちを支えます。

1.相談支援体制の取り組み

① 相談等による状況の把握

② 教育機関や地域との連携体

制の整備

2.切れ目のない子育て支援の

取り組み ① 子どもの居場所づくり

3.教育支援の取り組み ① 保育の確保

② 学力の向上

③ 保育・就学への支援

4.経済的支援による暮らし

の支援の取り組み

① 経済的支援による暮らしの

支援

Page 17: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 14 -

第5章 具体的な施策

(子ども子育て支援事業計画の中から子どもの貧困対策に関連する施策を抜粋)

1 相談支援体制の取り組み

(1)相談等体制の整備

子どもの貧困対策推進の第一歩は相談対応からであることから、気軽に相談できる

体制の整備と相談後の適切なアドバイスを行い、地域の中で安心して暮らせるよう、

相談対応の充実を図ります。

事業の名称 事業内容 担当課

総合相談窓口の設置 子育てや貧困に悩む保護者や関係機関からの相談につい

て専門の知識を有する専門員の必要性も含めた総合相談

窓口の設置をします。

健康福祉課

ひとり親世帯からの相

ひとり親世帯からの様々な相談に対して、母子寡婦福祉連

絡協議会や母子家庭等就業・自立支援センターからの助言

を頂きながら、情報の発信と適切な援助を実施します。

健康福祉課

生活困窮に関する相談 生活困窮に関するあらゆる相談に応じるとともに、北海道

や北海道から委託を受けている生活困窮者自立相談支援

事業者と連携のもと、必要な支援を実施します。

健康福祉課

子育て応援ガイドブッ

クによる情報発信

子育てに関する様々な最新情報を町ホームページや冊子

によりお知らせします。

健康福祉課

(2)教育機関や地域等との連携体制の整備

子ども本人の悩みや子どもを取り巻く環境の様々な問題に対して、迅速かつ適切に

対応・支援するために、児童福祉関係や母子保健関係、教育委員会等の関係機関及び

地域における関係団体等が連携する体制の整備を図ります。

事業の名称 事業内容 担当課

要保護児童地域連絡

協議会

町内の関係機関によりネットワークを構築し、必要に応じ

て協議会やケース検討会議を開催し、処遇困難事例等に対

応し、警察や児童相談所等関係機関との連携により虐待の

防止や早期解決に努めます。

健康福祉課

Page 18: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 15 -

2 切れ目のない子育て支援の取り組み

(1) 子どもの居場所づくり

子どもの生活を支える取り組みの一つとして、子どもたちが安全・安心に過ごすこ

とができる居場所を設け、子どもたちが心豊かで健やかに育まれる環境の整備と支援

を行います。

事業の名称 事業内容 担当課

ファミリー・サポー

ト・センター事業

子どもの預かり等の援助を受けることを希望する利用会

員と、援助を行うことを希望する協力会員との相互援助活

動に関する調整等の実施体制確立に向けて検討します。

健康福祉課

子どもの居場所づくり

事業

様々な困難や課題を抱える子どもたちが、地域とのつなが

りを持ち、安心して暮らすことができるよう、学習支援や

食事の提供などを行う子どもの居場所づくりの開設に向

けて検討します。

健康福祉課

Page 19: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 16 -

3 教育支援の取り組み

(1)保育の確保

保育を必要とする子育て世帯に対して、適切な教育の支援を行います。

事業の名称 事業内容 担当課

乳児(0歳児)保育

事業

桜ケ丘保育所において、定員8名での受け入れを実施して

います。今後も0歳児の需要は育児休業明けの入所等、利

用希望が高いことが見込まれることから、桜ケ丘保育所の

ほか、他の常設保育所で児童の受け入れに努めます。

管理課

土曜日午後の保育事業 全常設保育所で土曜日においても平日と同じ保育時間、開

所時間で実施します。

管理課

一時保育事業

(一時預かり保育)

家庭において保育を受けることが一時的に困難となった

乳幼児について、昼間一時的な預かりを本町地区、洞爺湖

温泉地区及び洞爺地区の常設保育所で実施します。

管理課

休日保育事業 休日保育事業は実施していませんが、保育ニーズが徐々に

高まっていることから、常設保育所4か所のうち1か所で

事業を実施できるよう検討します。

管理課

【再掲】

ファミリー・サポー

ト・センター事業

子どもの預かり等の援助を受けることを希望する利用会

員と、援助を行うことを希望する協力会員との相互援助活

動に関する調整等の実施体制確立に向けて検討します。

健康福祉課

(2)学力の向上

家庭の環境に左右されることなく、子どもの学力が保障されるよう、学習の機会の

確保と基礎学力の向上を図るための取り組みを行います。

事業の名称 事業内容 担当課

学力向上支援員の配置

学力向上を図るために学力向上支援員を配置し、きめ細や

かな指導を行うとともに、基礎、基本の定着を図ります。

管理課

地域未来塾の開設 小学生には学習習慣と基礎学力の向上を主に、中学生には

受験対策に向けた集中講義を行うなど、学力向上に取り組

みます。

社会教育課

生活困窮者学習支援

事業

生活困窮者自立支援制度に基づき、北海道から委託を受け

ている支援事業者と連携のもと、生活困窮世帯の子どもの

学習を支援します。

健康福祉課

(3)保育・就学への支援

幼児期の保育支援や義務教育への就学援助、更には高等教育を学ぶための就学支援

など、教育環境の整備の取り組みを行います。

事業の名称 事業内容 担当課

保育所利用者負担金一

部助成事業

子育て支援の充実を図るため、利用者負担金の2分の1を

助成し、保護者の経済的負担軽減を図ります。

管理課

私立幼稚園利用者負担

金一部助成事業

私立幼稚園に入園している児童の保護者に利用者負担金

の2分の1を助成し、保護者の経済的負担軽減を図りま

す。

管理課

Page 20: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 17 -

洞爺地区等高校生通学

費等助成事業

洞爺高校閉校に伴い、平成30年度まで通学困難地区の在

住する高校生を対象に、保護者の経済的負担の軽減や生徒

の就学の機会を図るため、近隣市町の高等学校への通学費

又は下宿等に係る費用の助成を行います。なお、平成31

年度以降については、そのあり方について検討します。

管理課

育英資金の基金貸付及

び給付事業

就学を支援するため、児童生徒及び保護者に対し、育英資

金の貸付及び給付を実施します。

管理課

Page 21: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 18 -

4 経済的支援による暮らしの支援の取り組み

(1)経済的支援による暮らしの支援

生活の基盤を支えるため、現金給付や物品給付等による経済的支援を行います。

事業の名称 事業内容 担当課

生活保護 困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最

低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを

目的とします。決定権者である北海道と連携のもと、適切

に支援します。

健康福祉課

出産祝い金支給事業 子どもを出産された方に、お祝いとして町内の事業所で使

える商品券を、第1子は 50,000 円分、第2子は 70,000 円

分、第3子以降は 100,000 円分をそれぞれ支給します。

健康福祉課

子育て支援ごみ袋支給

事業

乳幼児の紙おむつ等を処理するために必要な20ℓの指定

ごみ袋を月5枚、出生から満2歳になるまでの前月までの

間、現物で支給します。

健康福祉課

乳幼児医療費助成事業 満15歳(中学3年生)までの医療費について、自己負担

分全額を公費で助成します。

住民課

子どもインフルエンザ

予防接種費用助成事業

中学生は年1回、小学生以下は年2回のインフルエンザ予

防接種費用の全額を公費で助成します。

健康福祉センター

チャイルドシート及びベビーカー

無償貸出事業

貸し出し期間を最大1年間とし、チャイルドシートやベビ

ーカーを無償で貸し出します。

住民課

子ども子育て応援住宅 満18歳以下の子どもを持つ世帯で、住宅に困窮する度合

いの高い世帯から入居者を選考します。

庶務課

母子寡婦福祉連絡協議

会事業の周知と情報発

母子家庭世帯における仲間づくり、及び北海道母子寡婦福

祉連合会や民間事業所における給付型奨学金制度、母子寡

婦福祉連絡協議会独自の入学祝い金制度等、母子寡婦福祉

連絡協議会と連携のもと、ひとり親世帯に対する情報を町

ホームページや広報誌などによりお知らせします。

健康福祉課

母子父子寡婦福祉資金

貸付事業

母子、父子家庭、及び寡婦の経済的自立と児童の福祉向上

のため、就学資金や就学支度資金等を貸し付けます。

健康福祉課

ひとり親家庭等就業支

援事業

ひとり親家庭等就労・自立支援センターと連携のもと、母

子家庭等の社会的自立支援や仕事に関する相談、就労先の

情報提供など、就業全般について支援します。

健康福祉課

フッ素塗布事業 1歳以上の幼児を対象に、むし歯予防と生活習慣の改善を

図るために、フッ素塗布を無料で実施します。

健康福祉センター

ピロリ菌検査事業 中学2年生を対象に、将来の胃がん発生の抑制を目的にピ

ロリ菌検査を無料で実施します。

健康福祉センター

Page 22: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 19 -

第6章 計画の推進

(子ども子育て支援事業計画の中から子どもの貧困対策に関連する施策を抜粋)

1 計画の推進体制

(1)全庁横断的な推進体制

子どもの貧困対策は多伎にわたっており、貧困対策を総合的に推進するために

は、教育や福祉、医療等関係する各部署が連携し、協力しながら施策に取り組む

ことが重要であることから、庁内横断的な組織として「子どもの貧困対策推進プ

ロジェクトチーム会議」を設置します。

(2)民間団体、その他関係機関との連携

町外の子育てに関するサポート団体や関連機関等とネットワークを構築し、連

携を強化します。子どもの貧困対策に関する効果的な支援のあり方の検討や優れ

た実践事例等の情報の共有など、当町の実情に沿った取り組みを継続性をもって

推進します。

2 計画推進に対する評価

計画の目標値の達成状況、事業実績を毎年度把握することによって計画の適切な

進行管理を行うとともに、計画の策定・実行・評価・改善(PDCA)のサイクル

に基づく点検評価を子ども子育て支援事業計画策定委員会等において実施し、必要

に応じて今後の施策事業へ反映していきます。

3.計画の目標値

(1)相談支援体制の取り組み

事業名 目標指標

1.総合相談窓口の設置 (目標年度)

平成31年度末までに

(具体策)

庁舎内のプロジェクトチー

ム会議において、実施体制を

協議します。

(事業概要)

これまで各種相談についてはそれぞれの担当する窓口で対応し、必

要があれば関係機関と連携のうえ対応しておりますが、専門員の必要

性も含めた総合相談窓口を設置することにより、一般相談はもとよ

り、貧困世帯に対しても総合的かつ迅速な対応を図ります。

Page 23: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 20 -

(2)切れ目のない子育て支援の取り組み

事業名 目標指標

1.ファミリー・サポート・センター事業 (目標年度)

平成31年度末まで方向性

を定め、第2期子ども子育て

支援事業計画期間内に実施

するが、準備が整えば繰り上

げて実施する。

(具体策)

子育て支援コーディネータ

ー又は支援員を確保し、実施

体制を整備する。

(事業概要)

保護者が働きながら安心して子育てができるよう、子どもの預かり

等の援助を受けることを希望する人と、援助を行うことを希望する人

との相互援助活動に関する調整等を行い、保護者の就労等の支援と安

全な子どもの見守り支援を図るため、実施に向けた体制の整備を図り

ます。

2.子どもの居場所づくり事業 (目標年度)

平成29年度から事業開始

を目指す。

(具体策)

民間事業者や団体等と調整

のうえ、実施する。

(事業概要)

様々な困難や課題を抱える子どもたちが、地域とのつながりを持

ち、安心して暮らすことができるよう、療育や学習支援、更には食事

の提供などを行う地域の居場所づくりを関係機関と調整のうえ推進

します。

3.保育所利用者負担金一部助成・私立幼稚園利用者負担金一部助成

事業

(目標年度)

平成31年度に検証を行い、

今後の継続について検討を

行う。

(事業効果)

一部負担を助成することに

より、受けたい保育や教育が

受けられる。

(事業概要)

すべての子どもの乳幼児期の保育や教育を受けられる機会を保障

するとともに、子育てに関わる経済的支援の一環として、保育所利用

者負担金一部助成及び私立幼稚園利用者負担金一部助成について、今

後も継続して助成します。

(3)教育支援の取り組み

事業名 目標指標

1.生活困窮者学習支援 事業 (目標年度)

今後も利用者の周知を図りま

す。

(具体策)

日頃の相談業務の中で周知を

図ります。

(事業概要)

生活困窮者自立支援制度に基づき、北海道から委託を受けている

支援事業者と連携のもと、生活困窮世帯の子どもの学習支援、進路

相談、子どもの居場所の提供、親等に対する養育相談、その他貧困

の連鎖の防止に資すると認められる支援を図ります。

Page 24: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 21 -

(4)経済的支援による暮らしの支援と保護者の生活支援の取り組み

事業名 目標指標

1.不用品バザー等の開催 (目標年度)

平成29年度から協議を行

い、体制が整い次第実施。

(具体策)

社会福祉協議会やボランテ

ィア団体等で過去に実施し

た実績をもとに協議を行う。

(事業概要)

ボランティア団体と協議・連携のもと、また一般家庭や民間事業所

等の協力を頂きながら、イベント等における不用品又は安価な商品バ

ザー等を開催し、収益金についてはフードバンク事業での賄い材料費

等に充当します。

2.フードバンク事業 (目標年度)

平成30年度末までに

(具体策)

平成29年度に試行的に実

施するが、継続実施すべく体

制の整備を図る。

(事業概要)

子どものいる世帯等で生活困窮のために食材の確保が困難な世帯

等に対し、生活困窮者自立支援関係機関と連携のもと既存のフードバ

ンクや地域小売店、地域農家、パン製造販売などの福祉的就労事業所

等の協力を頂き、定期的な食材の提供を行います。

Page 25: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 22 -

資 料 編

(アンケート調査集計表)

Page 26: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 23 -

子どもの健康・生活実態調査 集計

(乳幼児[保育所等入所前]、保育所・幼稚園、小中学生の保護者)

問1.子どもと家族の状況

(1)お子さんの状況を教えて下さい。(範囲は乳幼児、保育所・幼稚園、小中学生のお子さんです。)

※対象:0歳から15歳までの乳幼児及び児童生徒の保護者 479世帯

回答: 202世帯(回答率 42.2%)

※男女比:ほぼ半数づつ

※対象児童:小中学生の児童世帯が過半数

(2)世帯の人数を教えて下さい。

※多いのは3~4人世帯(3人世帯:62世帯、4人世帯:70世帯)。

Page 27: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 24 -

(3)この調査票にご回答いただく方はどなたですか。お子さんから見た関係でお答え下さい。

(4)この調査票にご回答いただいている方の配偶関係についてお答え下さい。

※配偶者がいる世帯は81%、ひとり親世帯は19%であった。

(5)お子さんたちの子育て(教育を含む)を主に行っているのはどなたですか。お子さんから見た関係でお

答え下さい。

※多いのは父母とも:121世帯、次に母親:70世帯。

いる

81%

いない

18%

無回答

1%

配偶者の有無

父母ともに

61%

主に母親

35%

主に父親

1%

主に祖母

2%

主に祖父

0%

その他

0%

無回答

1%

【全体】子育てを主に行っている人は?

Page 28: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 25 -

(6)お子さんたちの健康状態についてどう考えますか。

※子どもの健康状態がよくないと答えた保護者はいなかったが、あまりよくないと答えた保護者は2%で

あった。

(7)[保育所・幼稚園、小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

お子さんたちは1日に何時間くらいテレビやDVDなどを見ていますか。また、1日何時間くらい携帯型ゲ

ームやテレビゲームで遊んでいますか。

※1日当たりのテレビ・DVD視聴時間は1~2時間が最も多くなっている。

また、お子さんは1日にテレビを見る時間やゲームで遊んでいる時間の質問では、ほとんどの家庭でテレ

ビを見ており、その時間は約1時間から2時間が55%で一番高かった。反面、ゲームで遊ぶ質問では全く遊

ばないと答えた家庭は33%と意外と多かった。

よい

71%

まあよい

16%

普通

10%

あまりよくな

2%

よくない

0% 無回答

1%

【全体】児童の健康状態

約1時間

未満

21%

約1~2

時間

55%

約3~4

時間

19%

4時間以

2%

全く見て

いない

3%

【全体】1日当たりテレ

ビ・DVD視聴時間 約1時間

未満

36%

約1~2

時間

21%

約3~4

時間

9%

4時間以

1%

全くゲー

ムであそ

ばない

33%

【全体】1日当たりゲー

ムプレイ時間

Page 29: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 26 -

問2.食に関して(乳幼児は離乳食となっている場合のみ回答)

(1)お子さんたちは朝食を食べますか。

※朝食に関しては「毎日又はときどき食べる」と答えた方が98%であったが、「ほとんど食べない及び全

く食べない」と答えた子どもは2%だったが、朝食を毎日食べる子どもの中には朝食が主食でない、例え

ばスナック菓子などですませる子どもが6%あり、そのうち2%の子どもはほぼ毎日、朝食が主食でなか

った。

(2)上記の質問で【ア.毎日食べる】【イ.ときどき食べる】【ウ.ほとんど食べない】を選んだ方にお聞きしま

す。

お子さんたちの朝食が主食でないこと(例:スナック菓子など、お菓子だけのような軽食)になることがあり

ますか。

※朝食が主食でないときが全くない・ほとんどない合わせて90%超となっているが、毎日主食でない軽食

で済ませている子どもが2%おり、成長への影響が懸念される。

毎日食べる,

96%

ときどき食べ

る, 2%

ほとんど食べ

ない, 1% 全く食べない,

1%

【全体】朝食を食べるか

毎日

2%

ときどき

4%

ほとんどない

20%

全くない

74%

【全体】朝食が主食でない時があるか

Page 30: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 27 -

(3)[小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

お子さんたちは小中学校の給食をどのくらい食べますか。

※給食を毎日残さず食べるが大半であるが、ほぼ毎日残す・わからないが約10%となっている。

(4)お子さんたちはふだん、誰と夕食を食べますか。

※夕食はふだん、誰と食べるかの質問では、「家族と一緒に食べる」子どもは63%で、「ひとりや子どもた

ちだけで食べる」は9%、更に「夕食を食べない」と答えた子どもは28%であった。なお、夕食を食べない

子どもはおやつなどを食べている様子。

健康な体づくりには規則正しい食生活とバランスのよい食事が基本。子どもへの食育指導はもとより、保

護者に対する食育教育の必要性があるものと考える。

ほぼ毎日残さず

食べる

90%

ほぼ毎日残す

6%

わからない

4%

【全体】給食をどのぐらい食べますか

家族といっしょ

に食べる, 63%

子どもたちだけ

で食べる, 3%

ひとりで食べ

る, 6%

食べない, 28%

【全体】誰と夕食を食べますか

Page 31: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 28 -

(5)お子さんたちはふだん、おやつにお菓子を食べますか。

※決まった時間に食べるのが62%、自由に食べるが32%となっている。

(6)お子さんたちが夕食前におなかがすいたと訴えたとき、どうすることが多いですか。

※夕食まで待たせようとするが、待てないので軽い食べ物を与えるが46%と最も多くなっている。

決まった時間

に食べる

62%

食べない

6%

自由に食べる

32%

【全体】おやつにお菓子を食べますか

夕食まで待たせ

39%

夕食まで待たせ

ようとするが、

待てないので軽

い食べ物を与え

46%

夕食まで待たせ

ることなく、軽

い食べ物を与え

15%

【全体】夕食前におなかがすいたとき、

どうすることが多いですか

Page 32: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 29 -

問3.暮らしの状況について

(1)現在の住居の状況について教えて下さい。

その他(回答):・親の家に同居 ・親の家を借りている

※半数の49%の世帯は持家であった。次に多かったのが民間借家の25%で、次に町公営住宅の1

4%となっている。

(2)[保育所・幼稚園、小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

お子さんたちは保育所・幼稚園、小中学校から帰ってきたあと、子どもだけで(兄弟を含む)1時間以上

の留守番をすることがありますか。

※「ない」と答えた保護者は約半数の54%、月に数回・年に数回程度の子どもは16%、週に1回以上の

子どもは30%の状況であった。

子どもたちだけで留守番をしなければならない背景には、両親の共働きによる影響と就労時間、勤務体

制などの影響が考えられるが、いずれにせよ、子どもが一人又は兄弟たちだけで留守番をしなければなら

ない社会情勢、特に職場の理解と協力(定時に帰れる勤務体制、各種特別休暇の取得など)が必要不可

欠と考える。

持家

49%

町公営住宅

14%

社宅

9%

民間借家

25%

間借り

0%

その他

3%

【全体】現在の住居の状況

ない

54%

年に1~11回

8%

月に1~3回

8%

週に1回以上

30%

【全体】子どもだけで留守番する頻度

Page 33: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 30 -

(3)あなたの家計の経済状況についてうかがいます。

昨年(平成 27年 1月から 12月まで)のあなたの家族全員の収入の合計額は、税込でおよそいくらでした

か。

※ 家族とは、家計を一緒にし、ふだんひとつの家屋で生活している方のことです。

※ 収入には、働いて得た給料等だけではなく、株式配当や副収入、及び上記の公的な援助手当等

を全て含めてお答え願います。

※貧困家庭のラインとされる「年収200万円以下の世帯数」は年収200万円未満で12%、年収300万円

未満の世帯数となると24%であった。おおよそ4世帯に1世帯の割合であった。

参考として、一人親世帯でみると同じく「年収200万円以下の世帯数」は40%で、「年収300万円以下

の世帯数」となると半数以上の52%であった。

(4)過去1年間で、以下の手当や援助などを受けたことがありますか。

※1 学校給食費や学用品費等の支払いにお困りの保護者の方に対して、申請に基づきその費用の一

部を援助する制度です。

※2 児童扶養手当とは、ひとり親世帯等(父または母が重度障がい者の場合を含む)で、18歳に達した

年度末(中度以上の障がいのある児童は20歳)までの児童を養育している方に支給される手当

です。15歳までを対象とした児童手当とは異なります。

※3 障がいや難病を対象とした手当には、児童育成手当(障害手当)、特別児童扶養手当、特別障害

者手当、難病患者福祉手当、障害者福祉手当(旧名称:心身障害者福祉手当)などがあります。

50万円未満

1%

50万円~100万

円未満

3%

100万円~200万

円未満

8%

200万円~300万

円未満

12%

300万円~400万

円未満

15%

400万円~500万

円未満

14%

500万円~600万

円未満

13%

600万円~750万

円未満

12%

750万円~1000

万円未満

6%

1000万円以上

8%

わからない

8%

【全体】家計の経済状況

受けてい

91%

受けたこ

とがある

2%

受けたこ

とはない

7% 答えたく

ない

0%

【全体】児童手当 受けてい

25%

受けたこ

とがある

3%

受けたこ

とはない

72%

答えたく

ない

0%

【全体】児童扶養手当

※2

Page 34: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 31 -

※就学援助の受給について、「受けている」又は「受けたことがある」を併せると24%であった。 また、生

活保護の受給については「受けている」又は「受けたことがある」を併せると6%であった。

受けてい

19%

受けたこ

とがある

5%

受けたこ

とはない

75%

答えたく

ない

1%

【全体】就学援助 ※1

受けてい

12% 受けたこ

とがある

1%

受けたこ

とはない

86%

答えたく

ない

1%

【全体】障がいや難病の

手当 ※3

受けてい

る, 4% 受けたこ

とがある,

2%

受けたこ

とはない,

93%

答えたく

ない, 1%

【全体】生活保護 受けてい

2% 受けたこ

とがある

0%

受けたこ

とはない

97%

答えたく

ない

1%

【全体】老齢年金

受けてい

8%

受けたこ

とがある

0%

受けたこ

とはない

91%

答えたく

ない

1%

【全体】遺族・障害年金

受けてい

12% 受けたこ

とがある

4%

受けたこ

とはない

82%

答えたく

ない

2%

【全体】配偶者からの養

育費

Page 35: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 32 -

(5)お子さんたちの保護者(お母さん、お父さんなど)の現在の就業状況についてあてはまる番号をひとつ選

んで下さい。

※ 現在、育児休業などで休業中の方は復職する時の仕事の番号を選んで下さい。

※ お母さん、お父さんがご不在の場合は空欄として下さい。

その他(母親~職なし 回答):・子供が大きくなったら仕事したい ・仕事は体のつごうで休職中 ・短時間保

育があれば仕事をしたい

※父さんの場合、正規職員及び自営業を含め97%、非正規職員は2%で、職を探している方は1%であっ

た。

お母さんの場合、正規職員及び自営業・その他の方は40%で、非正規職員も40%であった。

年収の回答と併せて評価すると、正規職員の割合は高いものの、年間収入は低い傾向が伺える。

また、教育費については約3人に1人が就学援助を受けている、又は受けたことがあるとの回答から、就

学援助費の重要性が高いことが伺えた。

(6)[保育所・幼稚園、小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

あなたの世帯では、過去1年間に経済的理由のために子どもが保育所・幼稚園、小中学校で必要とす

る用具(道具や教材など)を買えないことがありましたか。

※ないが大半を占めているが、ときどきあった・よくあったが併せて8%となっている。

勤め(正

規職員)

77%

勤め(非

正規職

員)

2%

自営業・

家業

20%

内職

0%

その他

(職あ

り)

0%

仕事を探

している

1% 家事専業

0%

その他

(職な

し)

0%

【全体】お父さんの就業状況

よくあった, 2%

ときどきあっ

た, 6%

ほとんどなかっ

た, 10%

まったくなかっ

た, 82%

【全体】学用品を買えないことがあったか

勤め(正規

職員)

26%

勤め(非正

規職員)

40%

自営業・家

13%

内職

0%

その他(職

あり)

1%

仕事を探し

ている

2%

家事専業

13%

その他(職

なし)

5%

【全体】お母さんの就業状況

Page 36: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 33 -

(7)次の費用のうち、過去1年間に経済的理由のために支払いができなかったことがありますか。

あてはまる番号すべてに○をつけて下さい。

※家賃や各種公共料金等の支払いが出来なかった世帯が、約5%あった。

(8)現在の暮らしの状況を総合的にみて、どう感じていますか。

※現在の暮らしを総合的に見て、「やや苦しい」「大変苦しい」と答えた方は、あわせて約40%と高い状況

であった。

ただし、世帯ごとに生活の実態は違うので、一概に高いとの判断にはならないと考えるが、総合的な結果

として判断頂きたい。

大変ゆとりが

ある

1%

ややゆとりが

ある

8%

普通

50%

やや苦しい

24%

大変苦しい

15%

わからない

2%

【全体】暮らしの状況

食料代(嗜好品

除く)

2%

衣服代(高級品

除く)

3%

写真代

0% 保育に係る経費

1%

遠足・修学旅行

参加費

0%

課外授業の参加

0%

給食費

2%

保護者の給食試

食代

0% 家賃

4% 住宅ローン

0%

電気代

4%

ガス代

3%

水道代

6%

電話代(携帯電

話含む)

5%

公的年金・健康

保険料等

6%

通勤・通学の交

通費

0%

あてはまるもの

はない

64%

【全体】過去1年間に支払いができなかったも

Page 37: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 34 -

問4.教育に関して

(1)[小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

お子さんたちは現在、習い事などをしていますか。

その他(回答):・水泳 ・ピアノ ・太鼓 ・フラワーアレンジ ・民舞

※81%の児童が習い事をしており、特に何もしていない児童は19%であったが、ひとり親世帯でみるとそ

の割合(特に何もしていない児童)は45%と、高い割合であった。理由としては経済的理由のほかに、保

護者の支援がひとり親の場合、時間的余裕がなく、習わせたくとも現実的に難しい世帯が多いと推測され

る。

(2)[小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

お子さんたちの将来(最終学歴等)について、現在の希望(予定)をお聞かせ下さい。

※子どもの希望する学校が32%と最も多く、続いて大学が25%となっている。

学習塾

8% 通信教育

6%

英会話

8%

習字・そろば

20%

音楽・絵画

14%

スポーツ・ダ

ンス

23%

その他

2%

特に行ってい

ない

19%

【全体】習い事をしていますか

全日制高校(高

専)

15%

定時制・通信制

高校

2%

専門学校

6%

短大

2%

大学

25%

大学院

0%

中学卒業後就職

0%

子どもの希望す

る学校

32%

子どもの学力等

状況による

11%

わからない・考

えたことがない

7%

その他

0%

【全体】将来の進路希望

Page 38: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 35 -

(3)[小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

お子さんの家庭での学習習慣について、あてはまる番号1つに○をつけて下さい。

その他(回答):・宿題のみ ・勉強はさせていない

※毎日定期的に勉強する、ほぼ毎日勉強する併せて約75%となっている。

(4)[小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

子育て支援・学習支援等に関する要望について、次の中から3つ以内を選んで下さい。

その他(回答):・ミニサッカーやミニバスケットが出来る施設 ・高校通学に関する交通費援助 ・身近な病

院 ・買い物が不便 ・普通学級の子と支援学級の子では理解する早さが違うので、支援学級の子を個

別でゆっくりじっくり教えてくれる場所 ・洞爺中学校を特任校にして通学の土台 ・私立の小中学校、学

童保育の職員の質をあげてほしい ・職員に対する職業倫理等教育の充実 ・室蘭や伊達にある一般

的な学習塾 ・学童ではなく児童会館 ・子供達が安全に外で遊べる場所 ・遊具のある公園などもっと

子育てしやすい環境

※学習支援の要望として、一番要望の多かったものは「家では勉強を教えられないので、無料や安価の学

習塾をつくってほしい」で35%であった。次に多かったのは「就学援助や奨学金の充実」で25%であっ

た。

貧困の連鎖を断ち切る方策の一つとして、子どもたちの教育の保障を改善し必要な教育をうけることがで

きる環境の整備が必要であると考える。

毎日定期的に

勉強する

40%

ほぼ毎日勉強

する

34%

テスト等の前

は勉強する

9%

塾や放課後の

教室や図書館

等で勉強して

くる

4%

ほとんど勉強

しない

10%

わからない

1% その他

2%

【全体】学習習慣

放課後の居場所

の充実

12% 家以外で勉強で

きる場所の提供

8%

無料や安価の学

習塾

35%

塾の費用補助

14%

就学援助や奨学

金の充実

25%

その他

6%

【全体】子育て・学習支援に関する要望

Page 39: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 36 -

問5.満足度

(1)あなたは子育てでどうしたらよいか分からなくなることがありますか。

※よくある・ときどきあるを併せて60%となっている。

(2)やる気がおこらず、お子さんたちの世話をしたくない時がありますか。

※ない・ほとんどない併せて約70%となっているが、よくあるが4%となっている。

よくある

9%

ときどきある

51%

ほとんどない

30%

ない

10%

【全体】子育てで、どうしたらよいか分

からなくなることがありますか

よくある

4% ときどきある

25%

ほとんどない

46%

ない

25%

【全体】お子さんの世話をしたくない

ときがありますか

Page 40: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 37 -

(3)[小中学生のお子さんがいる方のみご回答下さい。]

あなたのご家庭では、お子さんと次のようなことをすることがありますか。設問ごとに該当するもの1つ

に○をつけて下さい。

ほぼ毎日,

32%

週に3~

4回,

10% 週に1~

2回,

20%

月に1~

2回,

12%

めったに

ない,

26%

【全体】勉強を見る

ほぼ毎日

6% 週に3~

4回

10%

週に1~

2回

20%

月に1~

2回

30%

めったに

ない

34%

【全体】からだを動かし

て遊ぶ

ほぼ毎日

3%

週に3~

4回

7% 週に1~

2回

22%

月に1~

2回

30%

めったに

ない

38%

【全体】ゲーム・トラン

プ・オセロなどで遊ぶ

ほぼ毎日

72%

週に3~

4回

17%

週に1~

2回

8%

月に1~

2回

3%

めったに

ない

0%

【全体】学校生活の話を

する

ほぼ毎日

15%

週に3~

4回

21%

週に1~

2回

25%

月に1~

2回

13%

めったに

ない

26%

【全体】ニュースの話を

する ほぼ毎日

35%

週に3~

4回

22%

週に1~

2回

19%

月に1~

2回

13%

めったに

ない

11%

【全体】趣味の話をする

Page 41: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 38 -

※保護者が子供の勉強を見たり、一緒に遊んだりしない人の割合は約30%強で、以外と高い数値であっ

たが、こどもと学校生活の話をするかとの質問では、72%の保護者がほぼ毎日話をしているとの回答で

あった。子どもの友達のことや先生、勉強のことなど関心が高いことが推測される。

(3)あなたのご家庭では、お子さんたちに次のようなことをすることがありますか。

※からだを叩く保護者が、時々あるを含めると16%であった。

なお、大声でしかることや屋外に締め出す、無視をするなどのネグレクトについては、2%弱であった。

からだを叩くと答えた人の叩く程度については不明だが、ネグレクトの虐待項目と比較すると、一概に全て

虐待と判断はできないものと考える。

ほぼ毎日

1%

週に3~

4回

10%

週に1~

2回

24%

月に1~

2回

35%

めったに

ない

30%

【全体】料理をする

ほぼ毎日

10% 週に3~

4回

16%

週に1~

2回

50%

月に1~

2回

21%

めったに

ない

3%

【全体】外出をする

しばしば

ある

4%

ときどき

ある

12%

たまにあ

37%

まったく

ない

47%

【全体】からだを叩く しばしば

ある

17%

ときどき

ある

18% たまにあ

47%

まったく

ない

18%

【全体】大声でしかる

Page 42: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 39 -

しばしば

ある

0%

ときどき

ある

1%

たまにあ

1%

まったく

ない

98%

【全体】なぐる しばしば

ある

0%

ときどき

ある

1%

たまにあ

8%

まったく

ない

91%

【全体】屋外に締め出す

しばしば

ある

1%

ときどき

ある

2% たまにあ

18%

まったく

ない

79%

【全体】無視する

まったく

ない,

100%

【全体】食事を与えない

しばしば

ある

0%

ときどき

ある

0% たまにあ

21%

まったく

ない

79%

【全体】子どもが傷つく

ようなことを繰り返し言

う しばしば

ある

1%

ときどき

ある

0% たまにあ

7%

まったく

ない

92%

【全体】夜間、子どもだ

け残して外出する

Page 43: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 40 -

※全体的にまったくないがもっとも多く、虐待につながるような行動は尐ない印象となっているが、無視する、

子どもが傷つくようなことを繰り返し言う、子どもの前で大けんかをするで、たまにあるが約20%となってい

る。

(4)あなたは子どもを育てている現在の生活に満足していますか。

※満足している・どちらかといえば満足している併せて68%となっているが、一方、満足していない・どちら

かといえば満足していない併せて8%となっている。

しばしば

ある, 0%

ときどき

ある, 1%

たまにあ

る, 18%

まったく

ない,

81%

【全体】子どもの目の前

で大げんかをする

満足している

37%

どちらかとい

えば満足して

いる

31%

どちらともい

えない

24%

どちらかとい

えば満足して

いない

5%

満足していな

3%

【全体】現在の生活に満足しているか

Page 44: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 41 -

(5)子育てをして良かったこと、うれしかったことは何ですか。(3つ以内)

※子どもの成長が最も多く31%となっている。

(6)子育てをして不安に思うこと、負担に思うことは何ですか。(3つ以内)

その他(回答):食事を考えるのが大変。栄養面

※1番回答数の多かったのは 24%の「経済的負担が大きい」、次に22%の自分の時間がとれない」、次

に12%の「身体的負担が大きい」、次に11%の「精神的負担が大きい」であった。

子どもを持つ喜び

を実感できた

19% 子育てを通じ自分

も成長した

17%

家族間の会話が増

えた

5%

子育てを通じ友人

が増えた

6%

自分の親へ感謝の

気持ちが生まれた

12%

子どもの成長

31%

配偶者との関係が

よくなった

1%

家庭が明るくなっ

8%

その他

1%

【全体】子育てをしてよかったこと

身体的負担が大き

12% 精神的負担が大

きい

11%

経済的負担が大き

24%

身近な人の協力が

得られない

3%

孤独を感じること

がある

2%

自分の時間が取れ

ない

22%

周囲からの評価が

気になる

4%

仕事が思うように

できない

6%

不安にも負担にも

思わない

15%

その他

1%

【全体】子育てをして不安・負担に思うこと

Page 45: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 42 -

(7)「子どもを産み育てること」を、今の社会は十分に評価していると思いますか。

※「そう思う」「どちらかといえばそう思う」あわせて14%であるのに対し、「そう思わない」「どちらかといえ

ばそう思わない」と思っている保護者はあわせて52%であった。

保護者にとって子どもは社会全体で育てなければならないとの意識が、十分浸透していないと感じている

ものと推測される。

(8)あなたには、困ったときや悩みがあるとき、相談できる人がいますか。

※両親のいる世帯で「いない」と答えた保護者は5%であるのに対し、ひとり親世帯では8%と多尐ではあ

るが高い傾向が伺えた。

北海道子どもの貧困対策推進計画の中にも相談支援体制の充実が提唱されており、更なる相談窓口の

充実と相談担当職員の資質向上を図る必要があると考える。

そう思う

3% どちらかとい

えばそう思う

11%

どちらともい

えない

34% どちらかとい

えばそう思わ

ない

31%

そう思わない

21%

【全体】子どもを産み育てることを社

会は評価していると思いますか

いる

95%

いない

5%

【全体】困ったときに悩みを相談でき

る人がいますか

Page 46: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 43 -

(9)上記の質問で【1.いる】と答えた方にお聞きします。

それは誰(どこ)ですか。あてはまる番号すべてに○をつけて下さい。

※配偶者・パートナーが最も多く23%となっている。

予想以上に悩んでいる保護者が多いことが判明した。ほとんどの保護者は肉親や友人など相談する人

がいるが、5%の人は相談する人がいないと回答された。子育ての悩みを解決するための相談窓口は現

在も様々な関係機関や関係者で実施されているが、今一歩浸透していない、又は相談がしにくい体制とな

っているものと推測される。相談窓口の改善と更なる周知が必要と思われる。

(10)あなたの家族(家庭)は幸せだと思いますか。あてはまる点数に○をつけて下さい。

たいへん幸せ 幸せでない

10点……9点……8点……7点……6点……5点……4点……3点……2点……1点

※10点が最も多く32%となっており、続いて8点が22%となっている。

配偶者・パートナー

23%

自分の親

19%

配偶者・パートナー

の親

7%

きょうだい・その他

の親戚

13%

近隣に住む知人や友

13%

近隣に住んでいない

知人や友人

7%

職場関係者

8%

学校の先生・保育士

やスクールカウンセ

ラー

5%

公的機関の職員

1%

民間のカウンセ

ラー・電話相談

0%

医療機関の医師や看

護師

1%

インターネットのサ

イト

2%

その他

1%

【全体】相談する人は誰ですか

1点

0%

2点

1%

3点

1%

4点

1% 5点

6% 6点

5%

7点

16%

8点

22%

9点

16%

10点

32%

【全体】あなたの家庭は幸せだと思いますか

(10点満点)

Page 47: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 44 -

(11)あなたが現在必要としていること、重要だと思う支援等はどのようなものですか。

あてはまる番号すべてに○をつけて下さい。

その他(回答):・将来、学生になった時、交通の支援 ・希望する学校へ就学する際の援助 ・日本脳炎 ・B

型肝炎の予防接種 ・洞爺湖だけの子供手当 ・中学などの制服代の助成 ・高校の交通費助成など

の支援 ・子育てと介護(親)両立のための支援 ・一時保育の充実 ・ファミリーサポート制度 ・医療費

の高校生までの無料化拡大

※子どもの保育・就学に係る費用が軽減されることが最も多く29%となっており、続いて一時的に子どもを

預けられることが14%となっている。

悩みごとを相談でき

ること

10%

同じ悩みを持った人

同士で知り合えるこ

5%

地域の人から支援が

受けられること

2%

離婚や養育費につい

て支援が受けられる

こと

2%

病気や障がいについ

て支援が受けられる

こと

6%

就職について支援が

受けられること

5%

住宅に関する支援が

受けられること

13%

一時的に子どもを預

けられること

14%

子どもの保育・就学

に係る費用が軽減さ

れること

29%

一時的に必要となる

資金を借りられるこ

6%

その他

3%

わからない

5%

【全体】現在必要としていること、

重要だと思う支援は何ですか

Page 48: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 45 -

(12)あなたがいま悩んでいることや心配なこと、困っていることや誰かに相談したいと思っていることが

あれば、教えて下さい。

例:生活費など経済的なこと、子どもの養育や教育及び将来のこと、等々)

・子供の進学にかかる費用の捻出をどうしたらよいか。

・伊達方面の高校に進学すると、バス代が3万弱かかります。援助で1万円でますが、尐ないと思う。2万

円まで出してほしい。また室蘭方面は下宿となるので、3万円ぐらい補助金を出してほしいです。

・外で安全に遊具がある公園が欲しい。自然が遊び場という考えは古い。子供や親が安心して集まれる

場所を作ってほしい。 ※浮見堂は子供だけで遊ぶ公園ではない。あぶない。公園リストにいれないでほ

しい。

・第二子を妊娠中、自宅安静のため、仕事もできず、現在第一子を保育所へ預けているが、せっかく保育

所にも慣れて友達もできたのに産後二か月後には退所しなければならないことが辛い。(第二子が六か

月になっても車が無いため、桜ヶ丘保育所は遠く、通所は難しいため。)産前後4か月と言わず、空きがあ

れば通わせてほしい。

・冬になると仕事がなく、アルバイトで生活している ※季節労働

・親の介護

・夫婦ともに朝早くから夕方まで働いているが、教育費にお金がかかり、生活がぎりぎりである。夫の前の

妻との子に、養育費もかなりの金額を支払っており、わが子に十分なお金をかけてあげられなく、高校ま

ではなんとか出してあげられても、その先、希望の進路に進ませてあげられるか大変不安を感じている。

・心から勉強したい、資格をとりたいと思っても、家庭の経済的事情で思うように進学できないという子も

多いと思う。

・給付型の奨学金等のことをくわしく教えてくれる方など、各市町村にいてくれると子供たちの夢を叶えら

れる希望をもてるのでありがたい。

・子供が障がいをもっているので、通学の移動支援が必要。 ※二人とも共働きなので、朝はよいが、夕

方は迎えに行かねばならず、フルタイムで働けません。

・言葉の成長がおそい 食事量がすくない。

・一時保育について、始まったことを喜ばしく思っています。が、3日前の予約制ではなく、当日でも電話確

認で利用 OK になると安心です。又、幼稚園に通っている子が、土曜日に利用できる一時保育が無いとき

きました。保育園→幼稚園に聞いて下さいといわれる。幼稚園→土曜お休み。暮らしやすい洞爺湖町に

なるといいですね。

・今自宅で託児室をしようかと思っていますが、障害保険等にはいると、預かる料金と採算があわず、どう

しようと思っています。やっぱりファミリーサポート制度ができ、地域で子育てする環境が整うと幸せです。

Page 49: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 46 -

・子供がたくさんいるので経済的にはすごく大変。学校の部品が買えなかったり、宿泊学習や修学旅行の

費用はかなり負担が大きい。あと子供の遊び場が尐ない!!

・母子家庭なので子供がカゼなどを引いたら仕事を休まないといけないので、それなりに収入も尐なく、今

の児童手当で児童扶養手当の金額でも苦しいときがあります。できればひとり親の所だけでももう尐し良

い待遇があってもいいと思います。

・児相の情報が入らない。障害児が受けられる支援についての情報伝達が悪い。

・現在小学生ですが、学童保育に行きたくないと言い、一人でお留守番をしています。私も仕事をしていま

すし、近くに見てくれる人もいません。行きたくない理由として、学童の先生(限られている)がきびしい口

調や嫌な態度をとるなどで、その先生がいなければ行ってもいいと言っています。子供一人で家に置くの

もとても不安です。その先生の問題点を教育委員会でも話し合って、本人にも気を付けてほしいです。こ

の何十年ものあいだ、その方一人の為に何十人もの子供がやめています!!どうにかしてほしい!!

・ママ友をつくる、つくれる場所がほしい。

・父親が子供に対して冷たいときがある。 例:高熱をだし泣き叫び、ぐずると「ウルサイ」と言い、大きな足

音を立てて寝室から出ていき別室へ行く。

・子どもが4人とも大学や専門学校など進学した場合の経済的に負担がどの位なのか不安・・・。

・あまり生活費に余裕があるわけではないので、医療費、学習塾の費用や送り迎え、高校に進学すると定

期代など経済的にとても心配しています。

・高校が尐ない。小学校も1学級ばかりで、4年と6年が2学級。この差が・・・。将来が心配です。

・子供の教育費用の将来の不安。

・体を壊していてまともに働けていないので母だけの給料で3人生活しているので、母に申し訳ないし生活

面でも精神的にもきついです。仕事には体がよくなれば復帰します。

・子供の将来の学費

・子育ての仕方

・複式学級に通わせたくないので心配。

・体調が悪い。祝日、日曜日も子供を預けられる所がほしい。

・学習環境について、地域での取り組みを続けてほしい。増やしてほしい。

・子供が自然の中でのびのび生活できることは素晴らしいが、文化的な刺激、十分希望する教育が受け

られる環境が整っていない。田舎の人間関係、しがらみの中なにか意見を言いたくても言えない雰囲気。

言ってもなあなあですまされる。また相談事、書類の提出と言っても、相手は役場の人と言っても村の人。

個人情報保護なんて全くない。

Page 50: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 47 -

・学童保育の早朝受入時間が遅すぎる。8 時から受入では 8 時半からの就業開始の会社が多い中学校

が休みの日は毎回遅刻してしまいます。もっと早く受け入れてほしいです。

・経済的に毎月ぎりぎりの生活を送っているので、これから子供が大きくなったときの習い事や進学代など

将来の選択肢を増やしてあげられるのか心配です。また、2 人、3 人と子供が欲しいが、生活の事を考え

ると現実的には難しいと思っています。豊浦や壮瞥のように子育て支援住宅や高校までの医療費無料、

無料でホームステイなどがあればいいのになぁ・・・・と思いました。

・子供が中学校を卒業したら近くに高校がないこと。ファミリーサポート機関がないこと。

・学童保育の時間を検討、見直してほしいです。現在保育所では、朝7:30から受け入れ可能となってい

ますが、学童保育は8:00からとなっています。そのため子供の小学校入学時に仕事先を変えなければ

ならなくなった親もいます。知る限り、今まで 4 人の親が教育委員会に訴えてきたようですが、何の返答も

ないようですし、時間も変わることなく現在に至ります。学童の先生に対する苦情も耳にします。他地域の

学童ではイベントもあると聞きます。学童保育の全般的な改善を求めます。

・経済的に余裕がなく、公的な支払いが厳しい。毎月の電気、水道、ガスの公共料金の支払いが厳しく、

いつ停止するか分からない状態で生活している。歯医者に行きたくてもお金がかかるので通院もできな

い。

・年金について、ちゃんともらえるのかの不安。もらえる年が伸びるのでは。子供の将来の不安。

・近隣の市町村に比べて行政の対応が後手後手すぎる。今後近隣の市町村で高等学校の統廃合が進ん

でいくと思われ、否が応にも通学費や下宿、寮の費用がかかっていく事が懸念されますが、それに対し行

政は何か対策を講じてくれるのか気になっています。そして不安です。第一次産業の為、この町に居を構

えましたが、正直、他に行政の対応のいい所があるので選べるものなら選びたいと思うときがあります。

・子供が将来、大学に進学したいとなった時、近くに大学がないので、生活費や学費の援助を十分に出来

るのか漠然と不安に思っています。

・子育てと仕事、親の介護の両立、子供を常に優先できないことがつらいです。

・学童保育の時間の延長を考えてほしい。迎えが間に合わない。日曜、祝日に別料金でもいいので学童

保育やってくれれば助かる。仕事の都合上、預ける先がなく困る。母子家庭の家族全員、医療費無料に

なればよい。(道南から越してきたため、全道そうだと思っていた。)こちらに越してきて生活が厳しい。給

食費も無料にしてほしい。理由は同上。放課後等ディに通っているが(週一)利用児童が多く、あまり利用

できない。希望では週2~3回通わせ、療育をと考えているが、実現しないので、洞爺湖町にもひとつ作っ

てもよいと思う。そう思っている親御さんはたくさんいると思う。待機児童も多いようだし、今の時代、発達

障害児も多いので・・・。

・お金がなく、十分な栄養が取れているか分かりません。制服代等が高くて、児扶手当などでは間に合わ

ないです。

・やっぱりお金ですね。家賃が高いし、団地は子供も小さいので人の迷惑にならないか気になるし・・・引

越しもできない・・・

Page 51: ] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako...] #ë Ê]v ¶ Â | 0£#ì >& L>' - Toyako ... b

- 48 -

・生活費が毎月足りなくて借金が増え、一千万近くある。どうしたらよいか毎日悩んでいる。

・学校の部活にお金がかかりすぎる。洞爺中はスクールバスを使用できるが、虻中は親が配車する→仕

事を休まないといけなくなる。虻中のグラウンドは電気等の設備が悪く、とてもキケン。野球、サッカー部

の練習に支障がでている。

・高校等に進学した際の経済的負担(下宿代、寮費、バス、JRの定期代)

・習い事をする際、伊達まで行かなければならない事もあり、送迎等で断念しなければならない。

・中学生以下の医療費が無料になり助かっていますが、子供がしっかり勉強したいとなると、室蘭の高校

に通わせる事になり通学時間や定期代がかかりすぎます。又、噴火がおこり、全町民が避難させられる

事を考えると、このまま洞爺湖に住んでいて良いのか悩みます。本当にお金がかかるのは高校生からな

のに児童手当はなく医療費もかかり大変です。子供が成長するにつれ、洞爺湖町に住んでいるメリットを

感じません。

・洞爺湖町に住みたい人はたくさんいます。子供がいる方も多いです。真狩、豊浦に人が流れやすいと感

じます。公営住宅を整備して人口を増やす努力をお願いします。子供がいない町、老人だけの町、今実行

するのは大変だと思いますが10年、20年後、洞爺湖町がなくなる、につながる気がします。

・私立の小学校、幼稚園に子どもを通わせていますが、公立の学校、幼稚園に比べてとてもお金がかか

るので、教育費の負担を減らせたらいいのになあ・・・と思っています。公的援助があるとありがたいです。

・今の我が家の経済状況では、子供達にもっといろいろしてあげたい事がたくさんあるが、なかなか出来

ず、せめて洞爺湖町内で義務教育を受けている間は、もっとお金がかからない方法はないものでしょう

か。(給食費や教育費など)又、土曜日の小中学校休みをやめて授業が出来ればありがたい。公務員以

外の私達が休みを取れないのに、子供達だけが休みなのは大変困る。今、町内の人口が減っていくばか

りの現状で、もっと大胆に洞爺湖町でしか出来ない、他の市町村にはない、子育て支援のサービスがあ

れば、もっと魅力的になるのではないでしょうか。どうぞよろしくお願いします。