│ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2017 ■ 明治大学大学院の理念と特色 プロフェッショナル人材を供給するインキュベーター 本大学院は、2017 年 4 月、社会のニーズに対応し、先端数理科学 研究科および理工学研究科に新たな専攻を設置します。 先端数理科学研究科は、総合数理学部に接続する形で、先端メディ アサイエンス専攻・ネットワークデザイン専 攻が新設され、2011 年に 開設された現象数理学専攻は更に拡充し、計 3 専攻となります。理工 学研究科は、建築学専攻、基礎理工学専攻および新領域創造専攻を 廃止し、建築・都市学専攻、情報科学専攻、数学専攻および物理学 専攻を設置し専攻の再編をいたします。 今後も新たな分野の教育・研究に積極的に挑んでいきます。 ➡該当の研究科の紹介ページをご覧ください。 新たな分野への挑戦 1 本大学院は、日本を代表する総合大学として、それぞれ研究領域、 教育目標の異なる12 研究科により構成され、各研究科においてさま ざまな研究テーマを持つ、多数の優れた教授陣により、きめ細かい研 究指導、教育体制が構築されています。詳しくは各研究科の教員一覧 のページをご覧ください。皆さんが研究指導を受けてみたいと希望す る教員が見つかるはずです。また、大学院の授業の特徴として、少人数 で行われることが挙げられます。Face to Face の授業は、教員と学生 としてだけではなく、ときには一研究者あるいは一社会人としての交流 を図れることでしょう。 ➡各研究科教員一覧のページをご覧ください。 充実した教授陣 2 12の研究科は、研究者養成と高度専門職業人の養成に力を注いで おり、近年は、研究者養成のみならず、社会人教育にその門戸を開いて います。法学研究科では、法学研究者養成コース・高度職業人養成コー スの 2 コース、政治経済学研究科では、研究者コース・ 高度職業人コー スの 2 コース、経営学研究科ではリサーチコースとマネジメントコースの 2コースを設定し、研究者養成と高度専門職業人養成の教育・研究目 的を意識したカリキュラムを組んでいます。なお、経営学研究科のマネ ジメントコースは、夜間・土曜日の科目履習のみで修了可能となってい ます。このように、本大学院では、本学が社会の中で従来から担ってき た研究者養成の機能と、近年社会からの要請の多い高度専門職業人 の養成という機能を果たすべく、21世紀型大学院として前進しています。 研究者養成と高度専門職業人の養成 3 本大学院に置かれている12 研究科は、人文科学・社会科学・自然 科学の幅広い領域にわたる教育研究を行っており、本人の意思により、 一つの専門領域だけに偏らない、複合した領域を学ぶチャンスに恵ま れています。こうした複合 領域を学ぶことで、一つの研究をさまざまな 視点から探ることができ、また、新しい学問領域を切り拓くことにもなる でしょう。そして、こうし た素養を身に付けた人 材は、今後ますます社 会的に必要とされていく ことになります。この点 が、総合大学としての本 大学院の「強み」の一つ です。 人文科学・社会科学・自然科学融合の教育 4 本大学院では、大学院学生が研究活動に少しでも専念出来るよう に、各種奨学金制度などの確立に力を入れています。大学院修了後、 返還の必要がない給費型奨学金として、大学院に優秀な成績で入学 した者を対象に年間授業料の半額相当を標準在学期間給付する各 研究科奨学金があります。一方、貸費型奨学金としては、独立行政法 人日本学生支援機構奨学金のほか、明治大学独自の貸費奨学金、民 間団体・地方公共団体が行う奨学金があります。そのほかにも、本大 学院に在籍しながら教育や研究の補助業務に従事することによって 給与の支給を受ける助手制度や TA・RA 制度があります。また、学会 発表費用の一部や、意欲ある研究活動への助成も行っており、これら の制度を通じて 一定の報酬を支 給し、大 学 院 学 生を経済的に支 援しています。 充実の奨学金制度で研究活動をサポート 5 004