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Jan 04, 2016
宇宙の灯台パルサー
柴田 晋平 山形大学理学部
With
早坂 由美子 NHK山形 キャスター
NPO 法人小さな天文学者の会
第一部 宇宙の灯台、パルサーとはどんな星
第一場 灯台のある風景
点いたり消えたり
点滅する星って見
たことある?
おうし座にあるかにパルサーの X 線記録
およそ 1 秒間に 30 回の点滅を繰り返している。
パルス ( 脈打つ ) + スター( 星)
= パルサー
第二場
発見は電波@ 81.5MHz
アレシボ
300m
電波望遠鏡
映画「コンタクト」で宇宙人からの電波を受信した
1967 年当時、たくさんの電波望遠鏡が作られ、電波銀河やクェーサーといった電波天体が見つかっていた。
1967 年まで、パルサーは人類に知られることなく、天の川に、点々と広がって、信号を出し続けていました。
Antony Hewish (1924 - )
電波の伝播、シンチレーションの研究
シンチレーションで天体のサイズを測ったり、太陽風の速さを測ったりできる。
1974 年 ノーベル物理学賞受賞
ヒューイッシュが使った電波望遠鏡
5000 坪に張り巡らされたアンテナ群の信号を重ね合わせて電波天体を捉え(精度東西1度)その時間変動が調べられた。
当時、大学院生であったジョスリンは大量の観測データと格闘していた。
PSR 0329+54
P=0.71 sec
Vela pulsar
P=0.089
PSR 1937+21 P=0.00155780644887275
ここまでのまとめ• パルサーは、パルスする(脈打つ)スター
(星)という意味。• 発見は、電波。現在では可視光、 X 線な
どでもパルスが確認されている。• 灯台のようにビーム光を回転させていて、
そのためにパルスする星として見えている。
第三場
パルサーは巨大宇宙発電所光のビームを回転させているパルサーの本体は中性子星とよばれる星でした。
磁石の強度は10億倍
磁石の大きさは 10km
磁石の回転は毎秒約1回
1ミリボルト
10兆ボルト
パルサーの発電量は10の30乗ワット
全世界の電力消費量は年間12兆キロワット時なのでこれから計算すると、、、、
パルサーが一秒間に出す電力で全人類が1億年暮らせる
第四場
山形大研究チームの
X線パルサー発見知られている中で最も高速に自転しているパルサー (PSR 1937+21) がX線でパルスしていることを世界で初めて見つけました。
1.山形大学ではひそかに人工衛星を打ち上げていた。
2.打ち上げは外注し、衛星 (X 線望遠鏡 )は山形大学で作った。
3.自前でX線望遠鏡を打ち上げないで済ませる方法がある。
あかり 2006.2.22赤外線望遠鏡
すざく 2005.7.10X 線望遠鏡
はやぶさ 2003.5.9
X 線パルスの波形
さて、後半はいよいよ「なぜ、光のビームがパルサーからでてくるのか?」謎解きをしてみたいと思います。
by I.-A. Yadigaroglu & R. Romani (Stanford)
休憩