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肝動脈、上腸間膜動脈、 門脈浸潤を伴う 局所進行膵臓癌に対する 主要血管合併切除を伴う膵切除術

Jan 03, 2016

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肝動脈、上腸間膜動脈、 門脈浸潤を伴う 局所進行膵臓癌に対する 主要血管合併切除を伴う膵切除術. 肝動脈、上腸間膜動脈、門脈浸潤を伴う局所進行膵臓癌に対する 主要血管合併切除を伴う膵切除術について.  進行膵臓癌のなかで、肝動脈、上腸間膜動脈、門脈浸潤を伴う場合は、通常、 切除術の対象になっていません。私どもは、これらの因子での局所進行膵臓癌に対しては、 主要血管合併切除を伴う膵切除術で対応してきました。  手術は膵臓全摘除に加え、浸潤された主要血管を合併切除し、脾動脈ならびに 脾静脈で同時に再建するものであります。手術は最低12時間以上の手術時間を - PowerPoint PPT Presentation
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Page 1: 肝動脈、上腸間膜動脈、 門脈浸潤を伴う 局所進行膵臓癌に対する 主要血管合併切除を伴う膵切除術

肝動脈、上腸間膜動脈、門脈浸潤を伴う

局所進行膵臓癌に対する主要血管合併切除を伴う膵切除術

Page 2: 肝動脈、上腸間膜動脈、 門脈浸潤を伴う 局所進行膵臓癌に対する 主要血管合併切除を伴う膵切除術

 進行膵臓癌のなかで、肝動脈、上腸間膜動脈、門脈浸潤を伴う場合は、通常、 進行膵臓癌のなかで、肝動脈、上腸間膜動脈、門脈浸潤を伴う場合は、通常、切除術の対象になっていません。私どもは、これらの因子での局所進行膵臓癌に対しては、切除術の対象になっていません。私どもは、これらの因子での局所進行膵臓癌に対しては、主要血管合併切除を伴う膵切除術で対応してきました。主要血管合併切除を伴う膵切除術で対応してきました。 手術は膵臓全摘除に加え、浸潤された主要血管を合併切除し、脾動脈ならびに 手術は膵臓全摘除に加え、浸潤された主要血管を合併切除し、脾動脈ならびに脾静脈で同時に再建するものであります。手術は最低12時間以上の手術時間を脾静脈で同時に再建するものであります。手術は最低12時間以上の手術時間を要するように大変手間をとり、難しいものではあります。再建に用いる血管の吻合には要するように大変手間をとり、難しいものではあります。再建に用いる血管の吻合には顕微鏡下の手術を行っています。これまでの10例の経験では特別の合併症は顕微鏡下の手術を行っています。これまでの10例の経験では特別の合併症はみられていません。術後の糖尿病とともに、膵臓周囲の徹底した廓清ならびにみられていません。術後の糖尿病とともに、膵臓周囲の徹底した廓清ならびに上腸間膜動脈の切除により、上腸間膜神経叢の摘除がなされるため術後の上腸間膜動脈の切除により、上腸間膜神経叢の摘除がなされるため術後の下痢は必発であり、アヘンチンキなどの下痢止めの服用とインスリン投与による下痢は必発であり、アヘンチンキなどの下痢止めの服用とインスリン投与による糖尿病の管理が術後必要になります。また、栄養の管理も重要なものとなります。糖尿病の管理が術後必要になります。また、栄養の管理も重要なものとなります。 この手術の意義についてはいまだ返答はできませんが、肝転移や腹膜播種などがなく この手術の意義についてはいまだ返答はできませんが、肝転移や腹膜播種などがなく局所の進展のみの場合に適応になるのではないかと考えておこなっております。局所の進展のみの場合に適応になるのではないかと考えておこなっております。

 この この Home PageHome Page では、代表的な症例を提示いたします。では、代表的な症例を提示いたします。

肝動脈、上腸間膜動脈、門脈浸潤を伴う局所進行膵臓癌に対する主要血管合併切除を伴う膵切除術について

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肝動脈・上腸間膜動脈切除再建(脾動脈)、

門脈切除再建(脾静脈)

により R0 が可能であった膵癌症例

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症例: 64歳、女性.

 黄疸を主訴に近医を受診.局所因子により、○○病院にて切除不能と診断され金属ステント(EMS)が挿入された.

  Second opinionで当科を受診し、MDCTを施行.肝動脈、上腸間膜動脈、広範な門脈浸潤を伴った膵頭部癌と診断.血管合併切除により切除可能と判断した.

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膵頭部の進行膵癌

ERCP MD-CT (MPR)

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肝動脈・上腸間膜動脈・門脈浸潤

MD-CT

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Tumor

肝動脈・上腸間膜動脈・門脈浸潤

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手術術式

• 膵全摘、肝動脈、上腸間膜動脈切除、上腸間膜静脈切除、

• 脾動脈による肝動脈、上腸間膜動脈再建 (microsurgery)

• 脾静脈グラフトによる上腸間膜静脈再建

• 手術時間 15時間 30分、術中出血量 4250ml

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上腸間膜動脈吻合部肝動脈吻合部

脾動脈

上腸間膜動脈断端

術中写真ー再建終了時

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