(毎月5日・15日・25日発行) 第1473号 (1) 平成28年2月25日(木) (昭和49年11月25日第三種郵便物認可) 発 行 所 株式会社 外食産業新聞社 (本社) 東京都千代田区神田美倉町10 共同ビル2階28 〒101-0038 TEL03(5297)1601㈹ FAX03(5297)0551 http://www.gaishoku.co.jp 購読料 1年 16,200円(消費税・送料込み) 郵便振替口座00190-3-192662 意外や意外、実は小さい頃から大の魚好き。食べるのも釣るのもだ。一時はルアーのカジキマグロ釣りに熱中、最近ではもっぱらアオリイカだそうだ。大の魚好きだからこそ、「肉を食すときはおいしい肉を食べたい。脂質にこだわりたい」と萬野さんは真剣な眼差しで語る。母方の実家は老舗のと畜卸。小さい頃から新鮮なホルモンを当たり前のように食べていた萬野さんが、外食時にホルモンを食べ、あまりの鮮度の悪さに衝撃を受けたという。そこで、自社の基準はどんなに見た目がきれいでも、牛の腹から出て72 時間経ったものは廃棄すると決めた。昭和5年から「生産〜と畜」を一貫してやってきた。一時は直営農場が8カ所あった。現在、直営はやめ、預託10 カ所、指定農場21 カ所を数え、「牛のピークをしっかりと見極められる」農家とパートナー関係を結び、「萬野和牛」をブランディングする。セリで10 カ月前後の仔牛(素牛)を買い付けて指定農場に預けるスタイルだ。「プロの肉屋がうなる焼肉屋。4000円台で本当においしい焼肉を食べたい」と思い、焼肉店をはじめて17 年目になる。常連客を来店頻度と利用金額により5段階に分類した「ご意見番」は、17 年間で10 万人にまで広がった。この独自の顧客データを接客にもフルに活かす。日本ならではの解体技術を残すために本社下のセントラルキッチンに各店舗の全社員が、週2回以上来て肉をばらす。おいしい肉を一人でも多くの人に食べてもらいたい︱︱そんな萬野さんの想いは、肉や接客へのこだわりへとつながるだけではなく、業界の底上げへと続いていく。それは例えば2カ月に一度、お客さんに正しい情報を伝える意味も込めて、肉の食べ比べ会を開催すること。外部向けの解体技術研修も開く。今年2〜3店舗を大阪で出店した後、来年には東京に出店する計画だ。そして。東京進出を果たした後は、和牛を持って海外で勝負をしたいと萬野さんは目を輝かせる。プロの肉屋がうなる焼肉屋目指すプロの肉屋がうなる焼肉屋目指す来年、東京出店後に海外で勝負も来年、東京出店後に海外で勝負も萬野屋 代表取締役 萬野 和成 氏 まんの かつしげ ●主な記事● 4,5,12 … 【オープン】 Salad Stop!/carls'Jr./C by favy/L’IGNIS/うた げどころ うおっしゅ/KITTE 博多 2~3 … 飲食店の新たなカタチ模索する《まるう商店》 繁盛店はメーカー機能で勝ち残る!! JFが軽減税率反対働きかけ ブロンコビリーがデジタルサイネージ導入 鯖やが実験「サバは体にいいは本当か?」 デフレからインフレに(総務省15年消費者物価指数) 物語コーポの熟成焼肉《肉源》が出足好調 プロントの《ディプント》23カ月連続増 《かつや》が餃子市場に参入 東日本外食パート時給28カ月連続増加(アイデム調査) 3 ………… 4 … 5 … 8 ……………… 9 … 10 ……………… 10 … 10 ………… 無料配信中!下記の QR コードより今すぐアクセス !! 業界初!外食業界人向け無料ポータルアプリ 「外食 NEWS」がリリース! 外食産業に関わる人々のため に作られた、業界初の無料 ポータルアプリです。書き下 ろし連載記事のほか、飲食に 関わる各種メディアともリン クしており、このアプリをダウンロードして おけば、関連情報をマルチに取得できる大変 便利なメディア&ポータルアプリなのです。 さらに、調理技術などの動画も配信。単なる ニュースアプリではなく「あったらいいな」 という声をもとに、利用者とともに進化する ニュータイプのアプリです。 ※iPhone(アイフォン)はアップルストアから、 Android(アンドロイド)はグーグルプレイストア から、それぞれ「外食 NEWS」で検索を !!