平平 25 平平平平平平平平平平平平平平平平平 ( 平平 ) 平平 RDA 平平平平 平平平平平平平平平 RDA 平平平平平平平平平平 平平平平平平平平平平平平平平平 平平 平
平成 25 年度国立大学図書館協会海外派遣事業 ( 短期 )報告
RDA 調査紀行北米図書館における RDA 実践に関する実態調査
東京外国語大学学術情報課目録係 村上 遥
概要
• 国立大学図書館協会海外派遣
• 日程:2013 年 8 月 3 日(土) - 8 月 14 日(水)
• 訪問先:– 8 月 6 日 米国議会図書館– 8 月 8 日 , 9 日 シカゴ大学図書館– 8 月 12 日 コロンビア大学図書館
目的
• 目録規則: AACR2 から RDA• OCLC が 2013.3 新方針 : 既存の書誌が RDA
で書きかえられるようになった
• 北米における RDA の実態を米国図書館員の視点からインタビュー調査• ① RDA のメリット,デメリット• ② 研修体制• ③ 書誌登録作業を実践
実態調査
そもそも、 RDA とは・・・• Resource Description and Access (RDA) = 4 か国(米国、英国、カナダ、オーストラリア)の図書館協会、米
国議会図書館( Library of Congress : LC )及び英国図書館の代表者からなる RDA 開発合同運営委員会( Joint Steering Committee for Development of RDA : JSC )という国際組織が開発した国際目録規則
■ デジタル環境に適した、相互に連結したメタデータを生み出し、図書館をセマンティック・ウェブに適したものにして、基本的な利用者タスクを満たすように考案されている。
などなど・・・
分解
つまり?
パソコンで検索できるようになったけれど
カード目録と一緒
冊子 デジタル
WORK作品
EXPRESSION表現形
MANIFESTATION
体現形
ITEM個別資料
FRBR の概念に基づいて再整理
利用者の情報探索環境を改善
ウェブで再利用可能な情報
RDA の役割• データ記述様式について定めている–「見たまま表記=略称を使用しない」• 例:ページ→ p. ではなく pages など
• RDA は冊子体とウェブ版で提供
• MARC21 以降の新しいデータ構造→• Bibframe
研修体制• 米国議会図書館 研修事業担当 Cooperataive and
Instructional Program Division ( COIN )
22 名 (2008 年 10 月 – 2013 年 9月 )
Chief: Judith P. Cannan
Cooperative programs Section6 名 (Paul Frank, Hien)Training and Instructioinal Design2 名
研修 (2012 年 6 月 ~2013 年 3 月 )
LC LC ( 遠隔地 )
PCCオンラインコンテンツ
クラスルーム icohere webinar
• LC スタッフ 500 名、 PCC スタッフ 3000 名 合計 3500 名が受講• 一人当たり 4 週間• 講師は COIN の 3 名と PCC のメンバー• 管理職からまず研修を行った• コンテンツはフリーでいつでも見られる
Quiz をクリアしないと次のステップにはいけない
書誌の相互評価 オンラインで点数管理 オンラインミーティング
シカゴ大学• East Asian Technical Services University of
Chicago– The Joseph Regenstein Library, 5th floor
11 名(パブリックサービス 4 名、テクニカルサービス 7 名 )
RDA テスト参加者1 名
アジア資料を扱うためオリジナルカタロガーは少なく、言語能力重視
目録作業を実践
異なる点:・エンコーディング・レベルの活用・変更機関履歴が残る・機関レコード (IR) の存在
OCLCを検索
修正
Hrizonに登録
ローカル所蔵情報追加
OCLCにアップロード
■手順
・大きな手順に差はない・ RDA による変更も見たまま表記はあるが判断に迷うことは少ない
シカゴ大学の取組み
http://www.lib.uchicago.edu/staffweb/depts/cat/rda.html
RDA テストに参加 (2010 年 7 月 -2011 年 3 月 )・期間中に 1301 のオリジナル書誌作成・すべての目録スタッフが参加( 17 名)現状:遡及中の逐次刊行物を除き、すべて RDA で目録作成
RDA テスト参加動機・初期からの参加:負担少ない・スタッフのモチベーションアップ:すべてのスタッフがその道の第一人者に
参加スタッフの現状・ RDA にかんする知識を十分にもっているので問題なく業務が可能・ PS の変更など、情報が頻繁に更新されるのでフォローが難しい
その他・システム上の変更点は MARC の新規項目のみ
インタビュー調査: Technical ServicesChristpher Cronin (head) + 受入・図書・逐次刊行物・データ管理担当者
コロンビア大学
• Butler Library 中央図書館• C.V. Starr East Asian Library 東アジア図書館
ButlerProfessional Cataloger 7 名
C.V. Starr East Asian LibraryTechnical Services 9 名Cataloger 日本語 1 名 中国語 1 名
コロンビア大学の取組インタビュー調査: Technical ServicesKate Harcourt (Director, Original and Special Materials Cataloging, Butler) Sarah S. Elman (Head of Technical Services, C.V. Starr)
- Cataloguers : Japanese, Chinese, Law Library
RDA テストに参加 (2010 年 )
新規書誌作成はほぼ RDA に移行・デジタルアーカイブなど MARC 以外のデータは RDA を採用していない
※RDA で必須事項となる Statement of responsibility がない
RDA テスト参加動機・スタッフからの要望 “開発に影響を与えることができる”
コロンビア大学の RDA wikihttps://wiki.cul.columbia.edu/display/rda2/HomeCEAL RDA Q&Ahttp://rdaandcjkworkshop.pbworks.com/w/page/49260024/Home
RDA のメリット・デメリット
・データの再利用性RDA のメリットはメタデータを他の環境で再利用できること、
・新しい資料形態にも対応可能RDA は FRBR の概念で書いてあり、フォーマットに限定されない
・項目の明確化 ( 書誌レコード、典拠レコード )出版年 / 印刷年等格納時に混ざっていたデータを明確化するジェンダー、職業、すべてをことなったエレメンツに入れられる
メリット
RDA のメリット・デメリット
・指示不足例示が少なく曖昧。例 ) reproduction の指示は 1段落しかない
・フォローアップの難しさLC / PCC など各機関における規定が散在している更新も早く学び続けることが大変
・作業時間が増える確認や詳細なデータを入力するのに時間がかかる
・システム面が追いついていないローカルシステムではリトリーブできないMARC の枠組みのままなので、効果が実感できない
デメリット
NACSIS-CAT における RDA の影響
・ USMARC に RDAレコード多くなってきている ・ 264項目がインポートできていない→出版事項非表示
・ p→pages など略称の不使用
・著者典拠の後ろに Author
・ GMD に不正コード
究極の目録についてLinked Open Data
AccessPoint
なにが一番必要かみんなで理想を話し合う時
BnF
ProfessionalCatalogue
End