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1 レポート・ポスターの 書き方と提出方法 東京大学 BEATSocla2012オンラインサマースクール 東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT) レポートのイメージ × 「楽しかった」「ためになった」・・・ 単なる感想文にしない 執筆してほしい内容 自分で立てた「問い」 このプロジェクトで解決したいこと・知りたいこと 「問い」に対する自分なりの 「答え」 その問い(問題)は解決したか/解決しなかったのか 「答え」を導いた「理由」 なぜ解決したか/解決しなかったのか 調査の結果と、それをふまえた考えから まとめ:「意味づけ」 この経験は自分にとってどんな意味があったか これからの自分にどのように活かすのか
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Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

Jul 08, 2015

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Soclaのレポートとポスターの書き方と提出方法です。
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Page 1: Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

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レポート・ポスターの 書き方と提出方法

  東京大学 BEATSocla2012:オンラインサマースクール�

東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)

 

 

レポートのイメージ × 「楽しかった」「ためになった」・・・ – 単なる感想文にしない

○  執筆してほしい内容 – 自分で立てた「問い」

•  このプロジェクトで解決したいこと・知りたいこと – 「問い」に対する自分なりの「答え」

•  その問い(問題)は解決したか/解決しなかったのか – 「答え」を導いた「理由」

•  なぜ解決したか/解決しなかったのか •  調査の結果と、それをふまえた考えから

– まとめ:「意味づけ」 •  この経験は自分にとってどんな意味があったか •  これからの自分にどのように活かすのか

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どうやって書くの?(1) ー書く前の準備ー

•  書く「前」の準備が重要 = 

•  情報を取捨選択 – メモ・Facebook・ワークシートで書くべき内容を 整理する •  情報に過不足はないか、確認

•  文章構成を練る – 絞りこんだ情報をどのように並べて文章にするかを 考える

– アウトライン(文章の設計図)の作成 •  「何をどのような順序で述べるのか」を考える

– サポーターとやりとりし、読み手に理解しやすい構成を探る

文章構成を練る 情報を取捨選択

どうやって書くの?(2) ー読み手意識ー

•  書き手(あなた)が知っている情報や経験を、読み手(サポーター、ファシリテーター、BEATスタッフ)も知っているとは限らない 

– どのような情報を集めたか/どのような経験だったか – どの情報源から集めたか – その情報をどのように伝えたら理解してもらえるか

•  具体的な読み手を想定し、読み手になったつもりで書く

書く情報を取捨選択する必要

単なる情報・経験の羅列、情報源からの コピー、読み手意識の不在

Page 3: Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

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どうやって書くの?(3) ー事実と意見の区別- •  事実と意見を区別して書く/事実をふまえた意見を書く

–  自らの考えに説得力を持たせるために必要

•  事実とは? –  自然に起こる事象や自然法則、過去に起こった またはいま起こりつつある、人間の関与する事件の記述で、しかるべきテストや調査によって真偽を客観的に判定できるもの

 (木下是雄 レポートの組み立て方 ちくま学芸文庫 p.37 1994) → 実際に生じた・目撃した・経験した出来事 → Webやインタビューで調査した内容も、事実と位置づけて よい

–  引用時は出典を明記できるとベスト

•  意見とは? –  あなた自身の考え

客観

主観

アウトラインの書き方 •  調査が完了したら、まずアウトライン(文章の設計図)を書いてみよう

•  見出しの付け方は自由だけど、必ず1~4の内容を盛り込むこと

•  ポイントを箇条書きで

アウトラインのイメージ

1.  このプログラムで明らかに したいこと(問い)

2.  問いに対する自分なりの答え 3.  答えを導いた理由 (論拠として調べた情報を 引用する)

4.  まとめ

Page 4: Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

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レポートの形式 •  アウトラインをもとに800~1000字程度で レポートをまとめ「学習グループ」にアップロードしよう!

•  調べた情報を引用するときは情報源を明記

•  最後に引用文献のリストを添えよう

レポートのイメージ

問い  (サブテーマ)

答え  (仮説)

論拠  (調査で得られた情報)

まとめ(最終的な答え)

引用文献  引用サイト

ポスターの書き方  手書きでも、パワーポイントなどで作ってもOK 以下の要点をまとめて発表用のポスターを作ろう 1. 自分で立てた問い 2. 問いに対する自分なりの答え 3. 答えを導いた理由 4. まとめ

21㎝  ×  

30㎝

テーマ  氏名

ポスターボードは  100㎝×130㎝  

 A4の用紙が  10枚貼れます  

ポスターのイメージ

Page 5: Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

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ポスターの書き方 オンライン参加の場合 パワーポイント(スライド10枚)で、 以下の要点をまとめて発表用のポスターを作ろう 1. 自分で立てた問い 2. 問いに対する   自分なりの答え 3. 答えを導いた理由 4. まとめ ☆スライドの1枚目は  発表のタイトルと  名前にすること!

ポスターのイメージ

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パワーポイントなどのスライド作成ソフトを持ってない人はファシリテーターに相談してね。

オンラインで成果発表会に参加する場合 (来校参加者は不要です)

携帯かスマートフォンで発表(5分)を録画 • 携帯は画質が 悪いけど、音声が聞こえればOK

動画をPCに保存

学習グループに動画をアップロード

作成した スライドもアップロード

「学習グループ」には1度に1つのファイルしかアップロードできないので、動画とスライドに 分けてアップロードしよう

Page 6: Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

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スケジュールはこんな感じ 1

作業の流れ 作業の詳細 Facebook 7/28 (土)

オリエンテーション

Ustream中継

調査のサブテーマを決める 仮説を立てる 学習計画をたてる

自己紹介 学習計画アップロード

7/29 (日)

オンライン参加者のみファシリテーターと電話相談

7/29- (日)8/1 (水)

調査期間 サポーターに質問したり、インターネットなどを活用して、仮説が本当だという証拠を集める 集めたデータをもとに、 アウトライン(レポートの設計図)を考えておく

集めたデータのメモを 毎日投稿する 進んでも、進まなくても報告は毎日しよう! 雑談も大歓迎! 行き詰まったら、つぶやき、ぼやきも書き込んじゃおう!

スケジュールはこんな感じ 2

作業の流れ 作業の詳細 Facebook 8/2 (木)

中間報告 アウトライン(レポートの設計図)をアップロードし、サポーターらと議論して問いを深める

レポートのアウトラインおよび、困難点などを18時までに投稿

8/3(金) 8/4(土)

電話相談 ファシリテーターと電話 相談(全員)

電話相談のポイントを 報告しよう!

8/5 (日)

中間報告 まとめ

フィードバックを参考に アウトラインを修正する 必要に応じてデータを収集する

修正アウトラインを18時までに投稿 もちろん雑談もOK!

Page 7: Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

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スケジュールはこんな感じ 3 作業の流れ 作業の詳細 Facebook

8/6(月) -

8/8(水)

発表 準備

レポートを書く レポートを8/8(水)18時までにアップロード 報告は毎日しよう! 行き詰まったら遠慮なく相談してね。

8/7(火) -

8/9(木)

成果発表会用の ポスターをつくる *オンライン参加者はパワーポイントなどでスライドを作成

<成果発表会来校者> ポスターを作成し、写真を撮って8/9(木)18時までにアップロード <オンライン参加者> 発表スライドを作り、アップロード 発表ビデオ(5分以内)を作り、アップロード

8/10 (金)

予備日 作業が遅れている人はここでがんばろう!

8/11 (土)

成果発表会

ポスター発表Ustream中継

オンライン参加者の発表グループを設けるので、友達のスライドにコメントしてね。

皆さんの発表を 楽しみにしています! 疑問・質問はありませんか?