Save Energy and Protect the Earth Environment.Save Energy and Protect the Earth Environment. 最新トピックス／リサイクル 誰が得する？インタビュー／Visy Industrial

Save Energy and Protect the Earth Environment.

最新トピックス／リサイクル 誰が得する？インタビュー／Visy Industrial Packaging社AOKIの最先端／AOKIシリーズ-アップグレードモデル連載コラム／発明の仕方／青木　固特集：オフセンターボトル（ハワイ高陽社）

　青木固研究所の技術とユーザーのアイディアを上手に使えば世界で一番エネルギーを使わずに、世界で一番生産コストを抑えてプラスチック容器をつくることができます。現在、当社のユーザーはあたりまえのように市販のプラスチック材料を使い、水、ジュース、油瓶をはじめ、洗剤瓶、化粧瓶、日用品などのプラスチック容器を市場に送り出し、その市場の中で商品の差別化を図り競争力をつけてきています。しかし、いつまでも同じ状況が続くとは限りません。当社はこのような良い現状に満足せず、たえず未来に起こりうることを予測し、いつでも対策できるように準備しています。100％粉砕PET材料成形もその一つです。今回のホットニュースでは、プラスチック容器の発展と、それが引き起こす問題に対し、どのようにわたしたちは計画し準備し実行したら良いかを一緒に考えてみたいと思います。　

　地球温暖化による気温の上昇や二酸化炭素排出問題など、毎日のように地球環境に対する問題が取り上げられています。なかでも地球資源を有効活用し地球環境や自然を豊かにするためのリサイクル問題について、色々な面からクローズアップされています。

　しかしその対策にかかる膨大な時間と費用の問題から、企業ベースではなかなか一歩前に踏み出せないのが現実ですが、いつかは誰かがやらなくてはなりません。青木固研究所のモットーに「俺がやらなくて誰がやる。今やらなくて何時やる。」とあるように常に当社は改善策を研究し前進していけるようにユーザーへ正しいアイディアを提供していきたいと考えています。今回は

みなさんがその一歩を歩み始めるためにどうしたら良いか、最近の当社のホットな話題を通してヒントにして頂きたいと思います。

　私たちが1日で一本以上は何らかのかたちで使っているPETボトルは、全世界で年間710万トン（ 2 0 0 0 年）もつくられています。（BPAMOCO社資料より）全世界の人口がおよそ61億人とすると1人平均1年間にPETボトルを1.16kg使用していることになり、1本30gのPETボトルに換算すると38本が消費されています。これが毎日1本使われるかもしれない未来のことを考えると、ゴミの問題も大切ですし、同様にそれを生産するために消費されるエネルギーを抑えることも大切です。

NEXT PAGE

リサイクル が する？ ～省エネは地球がもうかる～RECYCLING

AOKI TECHNICAL LABORATORY, INC.

Serialized Column

昭和60年6月10日におこなわれた第一回バイオテクノロジー研究委員会講演より

　そのニワトリ小屋から機械を販売することに

決心して、それをやって僅か十二年間で日本の

最高の売上までになった。で、その記録は現在に

いたるまでずっと続いています。いまだかつて

その業界のトップの座から一回も下りたことは

ありません。ずっとその記録は十数年間日本一

のシェアと売上を確保しております。

　それは一体なんだろうと考えますと、兎に角、

なんとか工夫して、同じ性能のものをより安く作

るにはどうしたらいいだろうということばっかり

に集中した訳です。

　そういうことが続いて現在に到った訳ですが、

じゃそのようなものを考え、発明するにはどうす

れば出来るんだという秘伝を公開しましょう。て

なこといって、ちょっと大きく出ましたけれども、

ま、発明とか、発見というものは特殊な才能を

もった人だけが出来るものであって、一般の人

で出来ないんだというふうに、殆どの人があきら

めている訳なんです。ところがそんなことはな

いんです。“だれでも発明というものはできるん

だ”ということを私はだれにも言うわけです。

　それは何故かと言うと、子供をみてみなさい。

小学校へ入るか入らないか位の子供の絵をごら

んなさい。子供がかきなぐったマンガのような絵

をみてみなさい。素晴しい絵を描いています。あ

の自由奔放な、とても大人にまねの出来ないよ

うな、考えのつかないような自由奔放の考えが

絵に現れている。あれだけ人間というものは生

まれながらに素晴しい、独創的な才能、表現力を

もっている訳です。

　ところが、その子供が二年生、三年生となるに

つれ、段々、段々絵がへたくそになっていっちゃ

う。私は昔よく自分の子供が小学校へ行ってい

る頃、時々小学校へ行って一年生や二年生の教

室へ行ってみると素晴しい絵が貼ってある。とこ

ろが四年生、五年生の教室に貼ってある絵はて

んでくだらない絵になっちゃっている。

　それは何故かというと、みな先生が教えるから

いけないんです。木はこういうふうにかけ、葉っ

ぱは緑色なんだぞ、顔の大きさはこの位、体と顔

のバランスはこの位にかかなければいけない、

遠くのものは小さくて、近いものは大きくみえる

とか、いろんなことを教えてくれる訳です。

　ところが教えられたその規則どうりにやろうと

すると、自分の考えや自分の独創力というもの

はどんどん、どんどん先生に消されてしまうわけ

です。すべての教育はみなそうです。

　ひとつ、私は絵が好きですから絵の例をとった

けれども、大概、子供というものはもっと自由奔

放な考えをもっています。それを教育によってみ

んななくしてしまう。もしあの子供が、子供のま

ま大人になれば素晴しい発明家になるわけで

す。もっとものの考え方や見方というものを、こ

だわらず、自由奔放に考えれば、それは素晴しい

ものが出来る筈なんです。

　ところが、世の中には発明マニアというものも

相当おります。次から次となにか発明して、あ

あ、おれは発明を何十もっている、何百もってい

る、と言うことを誇りにしている人がいますが、そ

ういう人が一体どういう状態かな、と思ってみる

と、その発明が非常に価値が無い、無意味なも

のが一杯考えてあるだけ。それは何故かという

と、単なる思いつきであり、そこに系統的なもの

が無い専門的なものが無いわけです。

今回のリサイクルに関係するホットな話題いかがでしたか？次回は、飲料・食品関係のプラスチック容器についての特集を掲載したいと思います。常温充填から高温充填、またはPETだけでなく他の材料につても調べてみようと思います。