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2015.4 vol.13 CONTENTS 第26回ラジャビチ病院学会 参加報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 講演紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 ポスター紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 論文紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 御礼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 Institute for Clinical Research National Hospital Organization Kure Medical Center/Chugoku Cancer Center NEWS 広島県呉市青山町3ー1 TEL 0823ー22ー3111 http://www.kure-nh.go.jp 発行責任者 臨床研究部長 山下 芳典 独立行政法人 国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター 臨床研究部ニュース 第26回ラジャビチ病院学会にて
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Institute for Clinical Research NEWS...Sciences, 4) Department of Neurology, Brain Attack Center Ota Memorial Hospital, 5) Department of Neurology, Suiseikai Kajikawa Hospital, 6)

Jun 26, 2020

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2015.4

vol.13CONTENTS第26回ラジャビチ病院学会

 参加報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

 講演紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

 ポスター紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

論文紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

御礼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

Institute for Clinical Research National Hospital Organization Kure Medical Center/Chugoku Cancer Center

NEWS広島県呉市青山町3ー1 TEL 0823ー22ー3111http://www.kure-nh.go.jp発行責任者 臨床研究部長 山下 芳典

独立行政法人 国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター

臨床研究部ニュース

第26回ラジャビチ病院学会にて

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The 26th Rajavithi Hospital Annual Academic Meeting(ラジャビチ病院学会)参加報告

第26回Rajavithi Hospital Annual Academic Meetingに参加して 呉医療センター・中国がんセンター 外科系診療部長 畑中信良

 呉医療センター・中国がんセンターは平成21年にタイのバンコクにある国立ラジャビチ病院と姉妹縁組を結んで以来、病院間の交流を続けています。その一環として当センター職員のラジャビチ病院学会(Rajavithi Hospital Annual Academic Meeting)への参加も毎年続けており、本年は私を始め計8名が学会に参加したので報告します。 今回の訪問では私を団長に、消化器内科・山口厚先生、神経内科・末田芳雅先生、初期研修医2年・小林弘典先生および西村朋之先生、栄養管理室・白野容子室長、外来・谷岡香副師長、7A病棟・池口優子副師長が派遣メンバーとしてバンコクに向かいました。 2月25日の午前9時に始まった開会式ではタイの民族衣装に身を包んだ病院スタッフが国際学会に花を添えました(写真表紙)。その後会場を移し、消化器内科・山口医師と神経内科・末田医師の講演がありました。発表内容についてはこの後のページをご覧ください。続いてポスター発表の会場(写真1)では、西村研修医のポスターセッションが行われました。セッション以外にも当センターから発表した各ポスターの前には多くのオーディエンスが集まり、個々に闊達な質疑応答が行われました。海外発表が初めての面々でしたが、英語での会話に臆することなく発表する姿に団長として安堵しました。学会の合間にはラジャビチ病院を視察しました。日本の病院と違うところや同じところに、一同質問をしたり逆に質問を受けたりして、お互いの興味は尽きないようでした。その夜行われたウェルカムレセプションでは、谷山院長から預かった記念品を団長としてラジャビチ病院に進呈しました(写真2)。私たちはレセプションのテーマカラーであるピンク色のシャツを記念品に頂きましたので、それを着用して参加しました。 今回は福山医療センターからの参加者があり(写真3)、これまで谷山院長が続けてこられた国際交流が他の施設にも広がっていることを実感しました。次に続くメンバーにも、是非この交流を広く、深く続けていってほしいと思います。 最後になりましたが、この機会を与えて下さった谷山院長およびメンバーの出張中の業務をフォローして下さった各診療科の皆様に心より御礼申し上げます。

ポスター発表会場にて写真 1

写真 2

写真 3

ウェルカムパーティーで当センター院長より記念品を贈呈

福山医療センターの参加者と学会の合間に訪れたタイ郊外の寺院にて

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講演紹介

Endoscopic management of acute cholangitis in elderly peopleAtsushi Yamaguchi, Sumio Iio, Akiyoshi Tsuboi, Ken Yamashita, Takeshi Mori, Kazuki Bouta, Toshiki Yamaguchi, Toshio Kuwai, Hirotaka Kono, Hiroshi KonoDepartment of Gastroenterology and Hepatology, Kure Medical Center and Chugoku Cancer Center, Kure, Japan

高齢者における急性胆管炎の特徴と緊急内視鏡的ドレナージの安全性について

背景:急性胆管炎は、致死的になりうる疾患であり迅速な胆管ドレナージが必要である。特に高齢者は重症化しやすくドレナージが必要な場合が多いが、ドレナージに伴う合併症の懸念がある。目的:高齢者急性胆管炎の特徴を検討するとともに、内視鏡的胆管ドレナージの有効性と安全性を検討した。患者と方法:2009年1月から2011年12月までに当科で診療した急性胆管炎205例を75歳以上(高齢者群, 平均83歳)108例と75歳以下(若年者群,平均61.6歳)97例に分けて、患者背景・胆管炎重症度・予後・緊急胆管ドレナージの成功率と合併症を検討した。結果:心疾患・脳血管疾患の合併率は高齢者群で有意に高かった(心疾患28.7% vs 16.5%, P=28.7% vs15.4%, P=0.023)。高齢者群は17.6%(19/108)が重症例であったが若年者群は重症例はなく有意差を認めた(P<0.001)。死亡した3例はすべてが高齢者群であり、1例は心疾患による突然死、1例はERCP後の誤嚥性肺炎、1例はワーファリン中止中に生じた脳梗塞であった。全例胆管炎は改善していた。緊急内視鏡的胆管ドレナージの成功率は、A群87%、B群92%と良好であり、またA群における合併症は1例の誤嚥性肺炎のみであった。しかし、本例は胆管炎の改善にもかかわらず肺炎で死亡された。まとめと結語:高齢者胆管炎患者は基礎疾患保有率が高くかつ重症例が多く緊急ドレナージの必要症例が多かった。内視鏡的胆管ドレナージは高齢者においても比較的成功率が高くかつ安全に施行できたが、誤嚥性肺炎での死亡例も経験しており、その適応や経過観察を注意深く行うことが必要である。

発表光景

図1

図2

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Eff ects of meteorological conditions on the risk of ischemic stroke events in patients treated with alteplase‒ Hiroshima Emergency Weather Study ‒ tissue plasminogen activator (HEWS‒tPA)‒Yoshimasa Sueda1), Naohisa Hosomi2), Miwako Tsunematsu3),

Kazuhiro Takamatsu4), Eiichi Nomura5) Tsuyoshi Torii1),

Toshiho Ohtsuki2), Shiro Aoki2), Tomoya Mukai2), Tomohisa

Nezu2) , Masayuki Kakehashi3), Masayasu Matsumoto2) ; on

behalf of HEWS-tPA collaborators6)

1) Department of Neurology, National Hospital Organization Kure Medical Center and Chugoku Cancer Center, 2) Department of Clinical Neuroscience and Therapeutics Hiroshima University Graduate School of Biomedical and Health Sciences, 3) Department of Health Informatics, Hiroshima University Graduate School of Biomedical and Health Sciences, 4) Department of Neurology, Brain Attack Center Ota Memorial Hospital, 5) Department of Neurology, Suiseikai Kajikawa Hospital, 6) Hiroshima ‘Emergency and Weather’ Study group

tPA静注療法施行症例の発症頻度と気象条件の関連性 - HEWS - tPA -【目的】脳梗塞発症リスクの高い日を気象条件より予測できれば、一般市民、救急隊への注意喚起や診療体制を強化し、より効果的な超急性期治療の実践が期待できる。広島県内のt-PA静注療法施行症例の発症頻度と、発症日の気象条件、発症6日前からの気象変化との関連性を検討した。【方法】2006年9月1日より2009年8月31日の3年間に、広島県内の9施設にてt-PA静注静注療法を施行した連続299例を対象とし、気象データとして日平均気温、相対湿度より算出した日平均湿度補正気温(Thermo-hydrological index; THI)および日平均気圧を用いた。発症日のTHI、平均気圧および発症前6日間の各日における前日からのTHI変化、平均気圧変化の各項目にて三分位し、各群の発症頻度を解析した。【結果】広島県内のt-PA静注療法施行症例は、湿度補正気温が低い日、平均気圧が高い日に発症頻度が高く(図1)、また、発症前日から湿度補正気温が上がった日、平均気圧が変化した日に発症頻度が高かった(図2、3)。さらに、発症4日前から3日前に湿度補正気温が下がった群では発症頻度は低く、平均気圧が上昇もしくは低下した群では発症頻度が高かった(図2、3)。上記の発表を、日本の四季、世界遺産の写真を紹介しつつ口演した。

発表光景

図1

図2

図3

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 症例は74歳女性。労作時呼吸困難と胸部X線で心拡大、胸水貯留を認めた。慢性心不全を疑いβ遮断薬と利尿薬内服で加療したが改善は得られなかった。そこで心電図と心臓超音波検査を経時的に検討、アミロイド沈着の可能性を疑い、上部内視鏡検査と骨髄検査を施行したところ診断に至った。治療抵抗性の胸水を認めた際はアミロイドーシスも鑑別疾患の一つに列挙することが必要であると考えた。

ポスター紹介

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 近年になり十二指腸悪性狭窄に対しThrough the scope(TTS)にて自己拡張型金属ステント(SEMS)留置術が施行されるようになり良好な成績が得られている。しかしながらさらに深部の空腸における悪性狭窄に対してはデリバリーなどの問題からSEMS留置は困難とされている。今回我々はダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)のオーバーチューブを使用することで空腸悪性狭窄に対しOver the wire(OTW)にてSEMS留置に成功した1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

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 DASH減塩食指導7項目を組み込んだ虚血性心疾患地域連携クリティカルパスによる栄養食事指導は、2年後、禁煙、野菜や果物摂取、飽和脂肪酸制限、不飽和脂肪酸摂取、アルコールの過剰摂取制限、減塩は達成率が有意に高くなり、HbA1c値、TG値、HDL-C値、LDL-C値の管理目標値達成率が改善した。栄養食事指導達成項目の改善数とTG値の変化が関連し、5項目改善群は0項目、1項目改善群に比べ有意に改善した。DASH減塩食項目を基本とした虚血性心疾患地域連携クリティカルパスを使った栄養食事指導は、生活習慣の修正を促したと考えられた。

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 当院における透析予防外来は、糖尿病性腎症の2期以上の患者に糖尿病の指導経験を有する専任の医師・看護師・管理栄養士で指導を行っている。従来は医師・看護師・管理栄養士の指導を1回につき各30分の3回コースとしていた。しかし、内容が多すぎて患者の理解が十分でなく、指導時間が長いため継続して指導を受ける患者が少なかった。そのため、今回医師・看護師・管理栄養士の指導を1回につき各10分10回コースに変更した。 その結果、1回の指導内容を絞っていることから、患者の理解も良く、継続して指導を受けることができている。

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【目的】胸腔鏡下術後患者が安全・安楽な周手術期を送ることを目的とし、超早期離床が術後経過に及ぼす影響を明らかにする。【方法】超早期離床が可能であった対象に対し、帰室4時間後から医師・理学療法士・看護師の介入により離床を行い、バイタルサイン、SPO2値の実測値、及び患者からの意見を基に分析した。【結果】対象者は20名。収縮期血圧は超早期離床時の臥位→立位に有意差があったが、離床体位を段階的に見ると収縮期血圧に有意差はなかった。術当日より食事摂取に対し少数ではあるが「夕食を食べたことで食べる意欲がでた」等の肯定的な回答が得られた。【結論】超早期離床を安全に行うことができバイタルサインに影響はなかった。当日からの食事摂取は翌日の食事摂取の意欲向上に影響している。

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論文紹介

Prospects for using a hemoconcentrator as an alternative hemodialysis method in cardiopulmonary bypass surgeriesTagaya M, Matsuda M, Yakehiro M, Izutani H

Perfusionm 29(2): 117-123, 2014.人工心肺中、速やかな電解質補正を必要とするシーンに対応するため、回路に簡単な改良を加えて、従来の希釈血液濾過だけでなく拡散効果による電解質補正も可能なシステムを構築し、その実用性と臨床応用について考察した。

Features of an alternative hemodialysis method using a hemoconcentrator during cardiopulmonary bypass surgeriesTagaya M, Matsuda M, Yakehiro M, Izutani H

Perfusion, publishied online 12 Aug 2014人工心肺中の速やかな電解質補正を実現するため、血液濃縮器を血液透析器として利用する低コストで操作も簡便な回路を開発し、その電解質補正能について検証した。この回路の使用により人工心肺中の電解質補正時間を短縮することが可能であり、術後管理に好影響を及ぼすことが期待できる。

Auto-analysis for Ki-67 indices of breast camcer using specified computer software and a virtual microscopy.Kuraoka K, Taniyama K, Tanaka M, Nakagawa Y, Yasumura N, Toda

T, Shitaune M, Saito A, Sakane J, Kodama Y, Nishimura T, Morii N,

Takahashi H, Yamashiro H.

Journal of Analytical Oncology, 3(2): 88-93, 2014コンピュターソフトウェアとバーチャル顕微鏡による乳癌Ki-67指数自動解析の有用性について検討した。計185例の自動解析により、従来の肉眼解析より短時間で、同等に正確なKi-67指数が得られることが、統計学的に証明された(r=0.94, p<0.001)。又、早期乳癌において、Ki-67自動解析指数は核グレードと相関することが示された。以上より、自動解析は乳癌におけるKi-67指数解析の客観的で標準化された手法になると考えられた。

Cytoreductive surgery for isolated para-aortic lymph node recurrence of endometrial cancer: report of four cases and a review of the literatureNakamura H, Takehara K, Samura O, Mizunoe T

Eur J Gynaec Oncol., 35(5): 535-538, 2014

現在、子宮体癌の孤立性傍大動脈リンパ節再発への治療は確立されていない。今回我々は孤立性傍大動脈リンパ節再発に対する開腹での切除1例、後腹膜鏡下切除の3例の合計4例について報告した。再発からの期間は64から127ヶ月でいずれも無病生存中であり、子宮体癌の孤立性傍大動脈リンパ節再発の切除は予後を改善する可能性がある。さらに後腹膜鏡下での切除術は適応を十分検討して行えば、侵襲が少なく有用であると考えられる。

平成26年度院内年間最優秀論文賞を

受賞しました

平成26年度院内年間優秀論文賞を

受賞しました

平成25年度院内年間優秀論文賞を

受賞しました

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Regular follw-up of olanzapine blood levels and impaired glucose tolerance in olanzapine-induced diabetic ketoacidosis: A case report.Kinoshita H, Miyagatani Y, Murao M, Kamimura Y.

Clinical Neuropsychopharmacology and Therapeutics, 5, 1-4, 2014他院でうつ病の加療中に非糖尿病(HbA1c 5.3)であると確認した後、Olanzapineを開始され短期間で糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)となり、搬送された29歳の男性の救急内科症例を報告する。インスリン分泌能とOlanzapineの血中濃度(外注検査)を入院中に数日おきに測定し、耐糖能異常との関係性に関して考察した。本症例では他の薬剤も内服されており薬物代謝酵素活性にも言及したが、インスリン抵抗性が認められている環境下では、たとえOlanzapineの血中濃度が低くてもDKAに発展し得る可能性を報告した。

A case report of visual disturbance caused by thrombosis of the superior sagittal sinusTaniyama D, Torii T, Kuga J, Dodo Y, Tanaka H, Sueda T, Taniyama K

Journal of Analytical Oncology, 3(1), 41-45, 2014悪性腫瘍と血栓塞栓症の関連はTrousseauらによりはじめて報告された。今回、視力障害を主訴に来院し原発性肺癌の診断に至った症例を経験した。症例は65歳、男性。主訴は視力低下と眼前暗黒感。近医にて高度うっ血乳頭を認めたため頭蓋内圧亢進症が疑われた。諸検査より上矢状静脈洞血栓症と診断され、原因は早期肺癌と考えられた。頭蓋内圧亢進に至った病態に関し、文献的考察も踏まえ報告した。

Synchronous, bilateral, peripheral, typical pulmonary carcinoid tumors: report of a case and implications for managementHarada H, Yamashita Y, Handa Y, Kurokawa T, Tshubokawa N, Misumi K, Kuwahara M, Kuraoka K

International Journal of Case Reports in Medicine 2014, Published in 30 June 2014肺末梢に発生する定型的カルチノイドは比較的まれである。定型的カルチノイドの多くは低悪性度であるため、標準的な解剖学的切除が推奨される一方、非解剖学的縮小手術の適応など、適切な切除範囲については様々な意見がある。今回、両側肺末梢に同時発生するという極めて珍しい定型的カルチノイドに対し、非解剖学的縮小手術を施行し、現在経過観察中である事を報告した。

Bortezomib and dexamethasone for multiple myeloma: higher AST and LDH levels associated with a worse prognosis on overall survivalKiba T, Ito T, Nakashima T, Okikawa Y, Kido M, Kimura A, Kameda K, Miyamae F, Tanaka S,

Atsumi M, Sumitani Y, Shitakubo Y, Niimi H

BMC Cancer, 14(462), 2014 Jun 21;14:462.doi:10.1186/1471-2407-14-462.ボルテゾミブは、多発性骨髄腫の病勢を急速にコントロールできる新規治療薬である。本論文は、当院で治療を受けた多発性骨髄腫の患者44症例を後向きに検討することにより、ボルテゾミブおよびデキメサゾンの併用療法の無増悪期間、無増悪生存期間、全生存期間の中央値を報告するとともに、ASTとLDHの値の高い症例では、この併用療法の予後が悪いことを報告した。

Laparoscopic left hepatectomy with tumor thrombectomy in patients with hepatocellular carcinoma concomitant with advanced portal vein tumor thrombusNakahira S, Takeda Y, Katsura Y, Kato T, Hatanaka N, Tamura S

Surgical Endoscopy, 28(12), 3505, 2014

門脈腫瘍栓を合併した肝細胞癌3例に対して、腹腔鏡下左葉切除術および門脈腫瘍栓摘出術を施行し、良好な短期成績であった。手技に改良を重ね、3例目は出血量を少量に抑えた手術が可能となり、経過良好で術後9日目に退院となった。世界初の試みとして、その手術手技をビデオ論文で紹介した。

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Staphylococcus aureus and repeat bacteremia in febrile patients as early signs of sternal wound infection after cardiac surgeryNakamura T, Daimon T*, Mouri N, Masuda H,, Sawa Y*Journal of Cardiothoracic Surgery 9(1), 80, 2014心臓手術後の正中創感染は、頻度が低いものの、合併すると時に致命的となる。当施設で過去7年間に心臓手術を施行した症例のうち、術後に発熱を生じた112例(全体の15%)につき、血液培養を施行し、検査結果を他のデータとともに多変量解析を施行したところ、黄色ブドウ球菌が検出された症例(p<0.0001)、および血液培養が2回以上陽性であった症例(p=0.004)が正中創感染を有意に発症していることが判明した。

Aortic valve replacement for quadricuspid valve: a lesson learnt from a negative experienceMasuda H, Nakamura T, Mouri N, Sawa Y*Interactive Cardiovascular and Thoracic Surgery, 19(2): 334-335, 2014大動脈4尖弁は先天性心疾患の0.1%未満の稀な疾患であるが、成人期に弁機能不全にて手術を必要とする症例がみられる。本疾患に対する大動脈弁置換術を施行の際、余剰弁尖が右冠尖と無冠尖の間に存在する場合には、同部位弁輪への糸かけにて通常よりも高い確率で房室ブロックを生じる危険性がある。このため我々は、膜性中隔から距離をおいて大動脈の外から内側に糸をかけることで房室ブロック発症を予防した。

Prognostic factors for gastrectomy in elderly patientsEndo S, Yoshikawa Y, Hatanaka N, Dousei T, Yamada T, Nishijima J, Kamiike WInternational Surgery, 99(2): 166-173, 201485歳以上の胃がん患者に手術を行うかどうかは慎重に判断しなければならない。今回我々は85歳以上の患者に胃がん切除術を行った64例について、その予後を後ろ向きに解析し、その結果を示した。

Successful resolution of very severe hepatopulmonary syndrome following adult-to-adult living donor liver transplantation: Report of two cases.Irei T, Onoe T, Das LK*, Tanimine N*, Ishiyama K*, Ide K*, Kobayashi T*, Tashiro H*, Ohdan H*Hepatology Research, Epub, 2014 Oct 30.doi:10.1111/hepr.12445.肝肺症候群(HPS)は慢性肝障害に合併する予後不良な病態である。肝移植がHPSの根本的治療になりえることが報告されているが、PaO2 50mmHg以下かつ右左肺シャント率20%以上で定義される高度HPSは肝移植にても予後不良といわれ、肝移植非適応ともされる。この度われわれは、ABO血液型不適合移植1例を含む2例の高度HPSを伴う非代償性肝硬変に対し集学的呼吸管理のもと生体肝移植を施行し、酸素化と肺シャント率の劇的な改善をみた症例を報告した。この度のわれわれの報告は、生体肝移植でも高度HPSを改善しうること、グラフトボリュームの減量がHPSの改善を妨げないことを示唆した。

Comparison of three methods to assess mitral stroke volume thru volumetric method by transthoracic echocardiography in normal adultsEndo T, Onoe T, Yamamoto M, Takamatsu R, Makita K, Hiura M, Hirai K, Hirahara C, Taniyama KExperimental and Clinical Cardiology, 20(8): 4388-4408, 2014

僧帽弁膜疾患における重症度評価は重要であり、そのためには心エコー検査での正確な僧帽弁通過血流量測定が不可欠であるが、計測に用いる断面によっては評価に誤差が生じる。心機能が正常な成人を対象に従来法を含む3種類の方法を比較検討した結果、従来法よりも、解剖学的により正しく僧帽弁輪を反映する心尖部交連部-三腔像法での算出法がより正確に僧帽弁通過血流量、ひいては逆流量を評価できる可能性が示唆された。

Urinary retention occurring one week after spinal anesthesia: a case of Elsberg syndrome.Fujii K, Moriwaki K, Torii T, Hashimoto K, Shiroyama K, Tajima M, Sanuki M, Kurita S Can J Anaesth. 2015 Jan;62(1):50-3脊髄くも膜下麻酔の1週間後に膀胱直腸障害と仙髄領域の痛みで発症したElsberg症候群の1例。当初はくも膜下穿刺による硬膜外血腫が疑われたが、Elsberg症候群と診断されステロイドパルス、アシクロビル、免疫グロブリンにより治療され1ヵ月後には後遺症なく回復した。

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平成25年度第32回院内研究発表会が開催されました 臨床研究部長  山下 芳典

 本年度の院内研究発表会は、平成27年2月28日土曜日に開催されました。谷山院長による開会挨拶に続き午前9時より発表が始まり、合計20演題の報告がありました。  症例発表8演題のうち2演題は初期研修医、1演題は医師(精神科)、5演題はコメディカル(看護部1、臨床検査科1、リハビリテーション科3)が担当しました。臨床研究7演題の筆頭発表者はそれぞれ、看護部4演題(4A、6B、7A、8A、各1)、精神科(心理療法士)1演題、小児科(心理療法士)1演題、放射線診断科1演題でした。業務改善事例は、病理診断科(臨床検査技師)1演題、栄養管理室1演題でした。アイデアの発表はME管理室1演題、中央放射線センター1演題でした。また今回初の取り組みとして、今後の臨床研究の倫理指針についての教育講演1演題を取り入れました。 筆頭発表者の職種別頻度は、図1に示しました。座長は、医師3人、看護師2人、理学療法士1人が担当しました。参加者は初期研修医・医師26人、看護師36人、薬剤科1名、技師28人、心理療法士2人、栄養士3人、理学/作業療法士10人、その他9人、事務3人、合計118人でした(図2)。 会場には院長からの差し入れられた焼き立てパンが準備され、終始和やかな雰囲気の中で発表会が行われました(図3)。 総評として、発表内容は各職種とも日常業務での気づきを研究や業務改善に進めようと感じられる発表が多く、今回の発表会のテーマである「研究は臨床の礎」の通り、今後当センターで提供する医療の礎がより強固なものになると期待されます。またこれらの成果を展開し、積極的に論文化していくことも重要だと考えられます。一方残念なことに今回は医師の発表が少なく、この点は来年以降の課題となりました。 後日の幹部会議にて優秀発表2演題が決まりました。優秀発表演題は以下の通りです。

1)1泊2日入院と2泊3日入院における前立腺生検前後のストレス因子の違い○古谷優佳、森川万里子、泉敬子、下村瑛子、池口優子、原田年子(7A病棟)2)骨粗鬆症性椎体骨折における椎体での骨量変化について           ~CTカラーマッピング処理画像の有用性~○定岡大祐1、濱﨑貴彦2、出垣正紀1、竹板大貴1、杉浦大貴1、田坂聡1、姫野敬1、秋山直子3、松浦範明3、豊田尚之31中央放射線センター、2整形外科、3中央放射線センター放射線診断科

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図1 発表者職種別頻度 図2 参加者比率

図3 会場光景

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機器紹介

ひろしま医療関連産業研究会と当院による医工連携会議が開催されました 臨床研究部長  山下 芳典

 この度の発表会では、ひろしま産業振興機構・医療関連産業研究会に参加企業の募集をしていただき12社からご応募がありました。また、呉市役所を始め官公庁からも多数ご参加いただきました。 アイデア・ニーズ発表会は午後12時30分から始まり、まず研究部長から呉医療センターの概要説明後、アイデア・ニーズの発表に移りました。 発表は、看護師(3件)、臨床工学技士(2件)、医師(7件)の合計12件で、業務内での困ったことや改善したいことなどについて提案が出され、企業の皆様といろいろな意見交換がなされました。 その後、参加者には14時45分から1時間ほど医療技術研修センターの見学をしていただき、医療で使用するいろいろなシミュレーターなどに触れていただきました。 これを機会に、今後はひろしま産業振興機構とくれ産業振興センターにおいて結成されている呉自社商品開発協議会を中心に今回のニーズに対応していただけるそうです。 呉医療センターとしては、初めての意見交換会でどのように提案すればよいかわからなかったものが、今回意見交換できたことで、今後いろいろニーズを掘り出していけるのではないかと感じています。次回はもっと多くのご意見をいただきたいので、皆様ご協力の程よろしくお願いいたします。

Bio-Plex MAGPIX システム(H26.12月設置)

 ELISA法と同様の実験手順で最大50項目のマルチプレックスアッセイが可能です。少量のサンプルから多項目の生体分子を同時に測定できる汎用性が高いシステムです。 ご質問、使用申し込みなどございましたら、お気軽に臨床研究部(内線5403)までお問い合わせ下さい!

2月28日(土)の院内研究発表会に引き続き、医工連携会議が呉医療センター 地域医療研修センター4Fにおいて開催されました。

写真1 会場は盛況でした

写真2発表を待つアイデアの原型です

写真3 実際の動きを示しながらのプレゼンテーションは効果的でした

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広島大学大学院 社会人特別選抜枠にて博士(医学)の学位を取得しました

病理診断科 臨床検査技師 坂根 潤一 この度、広島大学大学院医歯薬保健学研究科 創生医科学専攻 分子病理学教室を卒業し博士(医学)の学位を取得しました(図1)。これまでの研究成果と共にサポートして下さったスタッフの皆様や先生方に感謝の気持ちと共に社会人大学院生として得た大切な経験を報告いたします。 2010年4月に谷山院長の薦めで広島大学大学院に社会人特別選抜枠にて入学させて頂きました。私の研究内容は、2007年から2010年に谷山院長が主導で行われた『液状細胞診の有用性を検討し、併せてHPV感染状況と経過観察を詳細に行った多施設共同CCLBC研究』で得られた細胞診検体を用い、子宮頸部初期病巣(軽度異形成)の進行予測マーカーの同定を検討しました。以下に研究内容を示します。【研究内容の紹介】 DLX4とSIM1遺伝子のメチル化が子宮頸部軽度異形成の進行予測マーカーとして有用かを検討しました。CCLBC研究で得られた11039例から腫瘍性病変のない症例:1群、進行しない軽度異形成例:2群、進行する軽度異形成例:3群、扁平上皮癌症例:4群を抽出しHPV感染状況と2遺伝子のDNAメチル化異常、タンパク発現、病巣進行解析を行いました。得られた結果は、1) HPV感染の調査: 非進行群(2群)と進行群(3群)で検出されたHPV型判定では、病巣進行予測は困難でした。 2) DNAメチル化解析の結果: DLX4遺伝子/SIM1遺伝子のDNAメチル化は、非進行性の1群、2群と比較して進行性の3群と癌の4群で高頻度でした。 3) 蛋白発現とDNAメチル化との関係: DLX4蛋白発現は、メチル化陽性例はメチル化陰性例と比較して有意に蛋白発現低下を示し、メチル化による影響が示唆されました。 4)2群、3群における病巣進行解析: Kaplan-Meier法による病巣進行解析を行ったところ、両遺伝子共、あるいはSIM1遺伝子でメチル化異常を示す症例は、進行が速い事が示された。以上の結果から、DLX4遺伝子とSIM1遺伝子のDNAメチル化異常は、HPV陽性子宮頸部軽度異形成における新たな進行予測マーカーである事を報告しました(図2)。本研究は、2015年1月にDiagnostic cytopathologyという英文雑誌に受理され、学位論文となりました。 本研究の発案から最終報告に至るまで、多くのご指導を頂いた谷山院長に心から感謝いたします。また、山下臨床研究部長、倉岡病理診断科科長をはじめ、臨床研究部の三原様、下久保様、木村様、治験管理室の谷本様の多大なるサポートを頂きました。この場をお借りして感謝申し上げます。この5年を振り返り、家族の温かいサポートもあり、研究の楽しさと大切さを実感しました。今後も、病理細胞検査を中心とし、探究心を持ちながら更に向上できるよう勉強していきたいと考えています。

学位取得の報告

図2:研究データの一部。DLX4及びSIM1の異常メチル化が子宮頸部軽度異形成の病変進行と関わりがある事を見出しました。

図1:学位授与式に家族と両親で参加しました。

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御  礼

(平成26年度臨床研究部への寄付金)

寄付者 課題名

日本イーライリリー㈱ グリアにおける向精神薬に関する薬理学的研究

塩野義製薬㈱ 精神疾患の生物学的研究に関する寄附

ダコ・ジャパン㈱ 癌の分子病理学の発展に寄与するため

科研製薬㈱ 癒着防止剤の腹膜への貼布法に関する研究

日本ライフライン㈱ 心臓血管外科領域に於ける医用工学的研究のため

田辺三菱製薬㈱ 糖尿病に関する研究

大塚製薬㈱ 精神疾患の病態解明に対する研究

塩野義製薬㈱ 循環器疾患の生物学的研究に対する研究助成

エーザイ㈱ 自動画像解析機器による浸潤性乳癌のki-67指数解析

エーザイ㈱ COPD患者における口腔粘膜エピジェネティックス異常解析

㈱ヤクルト本社 Bevの副作用による血圧上昇への葉酸の影響

㈱ヤクルト本社 消化器癌に対する低侵襲手術の開発と普及

呉市医師会 臨床研究発展のため

森本医院 臨床研究発展のため

問い合せ先 呉医療センター・中国がんセンター国際交流室まで(0823-22-3111)

URL:http://www.kure-nh.go.jp/k-int/index.html

呉国際医療フォーラムが開催されます!

 7月24日(金)~ 26日(日)、当センターで呉国際医療フォーラムが開催されます。今年のテーマは「チーム医療の最前線」です。近年注目されているこのテーマの最新の知見が発表されます。海外のゲストも多く参加し、国際交流もはかれます。どうぞお気軽にご参加下さい。