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市民と議会の関係
小金井をおもしろくする会 白井亨
2014.0120
議会基本条例に盛り込むべき、 市民との関係についての提案
議会に対する「市民アンケート」の結果を受けて、議会への興味・関心を高めることに努める必要があるのではないでしょうか。市民側の市政に対する興味・関心が低い人が多いことは、全国でも特に都市部において共通の課題だと言えますが、この要因は議会側にもあるとも考えます。 今後の議会に対する興味・関心を少しでも底上げしていく為に、改めてこの市民と議会の関係を見直す機会にできればと思います。
背景
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「市民アンケート」の分析①~回答者
実施時期: 平成24年4月下旬~5月中旬
対象者: 平成24年3月1日現在の住民基本台帳より、無作為に抽出した満20歳以上の市民
回収数: 506通(25.3%)
対象人数: 2000人
▼この市議会に対する市民意向調査アンケートとは
▼どういう人が回答したのか? A:「毎回行く」人が64.6% B:「だいだい行く」人が19.2% 例えば、A+Bの半分=74.2%の人が、毎回投票に行っている、ともいえる
①H25年3月24日 市議会議員選挙
投票率=43.97%
②H21年3月29日 市議会議員選挙
投票率=47.27%
回答した人は、実際の投票率よりも高い割合で投票へ
過去2回の 選挙の投票率 と比較
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(Q7)本会議・委員会すべてがUスト中継されているのをご存じですか?→「知らない」73.1%
議会の基本的なことを「知らない」人が大部分、といえる
「市民アンケート」の分析②~認知
前頁の分析から、このアンケートに答えた方は比較的意識は高いにも関わらずこの結果となる
(Q13)市議会議員の定数が24人であることを知っていますか?→「知らない」66%
(Q16)市議会議員の報酬が、月額49万円であることをご存じですか?→「知らない」88.3%
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(前頁にあったように)「活動内容を知らない」人が半数を超えるにも関わらず、定数が「多い」、月額報酬が「高い」と感じている人が多い
知らないのに「高い」と感じられるのは何故か。 知らないから「高い」と感じているか、 “イメージ“での判断か
「市民アンケート」の分析③~印象
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「執行機関」と「議決機関」(議事機関ともいう)の違いとその役割を理解していただけなければ、そもそも議員の存在意義に疑問を持つ人も少なくないのでは?
議員の役割と機能(存在意義)を知らないということ
「市民アンケート」の分析④~根本的なこと
この「聞いたことはある」という回答も、自分でその仕組みを説明できるかどうか、は甚だ疑問であり、「知らない」に近いものと想定もされる
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①物理的な障壁→時間が合わない(平日は仕事) ②心理的な障壁→行ったことがない場所への不安 ③動機の欠如→「関心はあるがわざわざ行くほどの理由」はない ④情報の欠如→議会の知識、議案の内容・予定がわかりづらい
関心はあるけど、そこには幾つかの高いハードルが存在
「市民アンケート」の分析⑤~障壁
関心はあるが、行った経験がある人はわずか
ハードル とは?
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「市民アンケート」の分析⑥~評価
いずれも、最終的な満足度はかなり低い、といえる。 さらに、4人に1人は「わからない」(市議会への評価)。
適切な評価がされていない恐れがある。確かに、議会や各議員への明確な評価の基準もなく判断の手段も限られている
投票した人に対する満足度はたかが13%
市議会全体への満足度も約20%にすぎず
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「知られていない」ことを大きな課題として捉える必要あり。
①そもそも「伝わるように伝える」のは伝える側の責務である
なぜなら・・・
②我々は「開かれた議会」を目指している
③二元代表制を知られず、議員や議会活動を認知してもらえなければ“議会不要論”が横行することも想定される(ネットを通じて直接市民とコミュニケーションを取り、市民意見を反映しやすくなった。これからもそれは進化する)
④小金井市議会はこれまで議会改革のトップランナーだった。今も討議や少数会派の立場の保障、陳情と請願の取り扱い等、それは変わりはない。ただし、住民にはほとんど伝わっていない(=とても勿体ない)
「住民とのコミュニケーション」が、今の小金井市議会にとって重要課題の一つといえるのではないか?
課題 ~「市民アンケート」の分析からわかったこと
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「より分かりやすくすること」 + 「住民とのコミュニケーション」
▼意見交換会 ▼議会報告会 ▼その他
リアルコミュニケーション
メディアコミュニケーション
▼WEBサイト ▼SNS ▼議会だより
上記の取組を含めて、これまでの「開かれた(だけの)議会」から、「分かりやすい議会」への飛躍を図る必要があるのではないか?
+ 伝え方
議会での「もっと分かりやすい」議会運営の在り方
議論の仕組み
▼論点整理 ▼わかりやすい質疑 ▼合議体組織
考え方